JPH0674545A - 可変風量空気調和装置 - Google Patents

可変風量空気調和装置

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JPH0674545A
JPH0674545A JP4226170A JP22617092A JPH0674545A JP H0674545 A JPH0674545 A JP H0674545A JP 4226170 A JP4226170 A JP 4226170A JP 22617092 A JP22617092 A JP 22617092A JP H0674545 A JPH0674545 A JP H0674545A
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JP
Japan
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air
air conditioning
space
blowing
control means
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Application number
JP4226170A
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English (en)
Inventor
Masataka Ozeki
正高 尾関
Minoru Tagashira
實 田頭
Shozo Funakura
正三 船倉
Kazuo Nakatani
和生 中谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調機の運転効率及び空調用空気の供給効率
を向上でき、各空調空間に対する空調用空気供給の不均
衡を是正できる可変風量空気調和装置を提供すること。 【構成】 送風ファン4を有し、空調用空気を発生する
空調機1と、その空調用空気を各空調空間7a,7b,7cへ送
る空調用ダクト5a,5b,5cと、空調用ダクト5a,5b,5cの途
中に設けられ、空調用空気の量を調節するVAVダンパ
6a,6b,6cと、各空調空間7a,7b,7cの温度を各々の設定温
度に一致させることができるように操作量を演算し、送
風ファン4の送風能力を操作する送風量制御手段9と、各
空調空間7a,7b,7cの温度が各設定温度に一致するように
操作量を演算し、VAVダンパ6a,6b,6cを操作する空気
分配制御手段10とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各空調空間に要求され
る空調負荷に応じて可変風量装置を制御する可変風量空
気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の可変風量空気調和装置の
構成図である。1は冷暖房などを行うための空調機、2
は例えば外気と熱交換を行う熱源側ユニット、3は空調
用の空気と熱交換を行う利用側ユニット、4は熱交換さ
れた空気を送り込むための送風ファン、5a,5b,5
cは空調用の空気を通す各空調用ダクト、6a,6b,
6cは通過空気量を調節する可変風量装置いわゆるVA
Vダンパ、7a,7b,7cは空調すべき室などの各空
調空間、8a,8b,8cは各空調空間7a,7b,7
cの温度を検出する温度センサである。この装置の動作
概略を図3のフローチャートを用いて説明する。
【0003】従来、可変風量空気調和装置においては、
以下の順序で運転される。
【0004】まず、各空調空間7a,7b,7cに設置
された各温度センサ8a,8b,8cによって各空調空
間7a,7b,7cの温度Ti(i=a,b,c)を検知する(ス
テップS201)。次に、各温度Tiと各空調空間7
a,7b,7cの各設定温度Ri等を用いて各空調空間
7a,7b,7cの空調負荷を計算する(ステップS2
02)。求められた各空調負荷に対応できるように、各
VAVダンパ6a,6b,6cの開度を変更して調整す
る(ステップS203)。更に、各空調負荷の合計であ
る全空調負荷に対応できるように、送風ファン4の回転
数と、空調機1の運転状態を調整する(ステップS20
4)。その後、空調機1を運転中は、上述の処理を繰り
返す。
【0005】この順序で運転すると、各空調空間7a,
7b,7cの温度Tiと各設定温度Riとの差が大きい時
などのように空調負荷が大きい場合には、空調機1の空
調能力や送風ファン4の回転数は上がり、各VAVダン
パ6a,6b,6cは各々開度を上げていく。逆に、各
空調空間7a,7b,7cの温度Tiと各設定温度Riと
の差が小さい時などのように空調負荷が小さい場合に
は、空調機1の空調能力や送風ファン4の回転数は下が
り、各VAVダンパ6a,6b,6cは各々開度を下げ
ていく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような順序で可変風量空気調和装置を運転すると、各V
AVダンパ6a,6b,6cは各空調空間7a,7b,
7cの情報のみを用いて制御されるので、全空調空間の
空調負荷が小さくなってくると、全VAVダンパの開度
が下がり全空調用ダクトにおいて空調用空気を供給する
際の抵抗が増すため、空調機1の運転効率および空調用
空気の供給効率が悪化してしまう。
【0007】さらに、各空調空間7a,7b,7cに対
する各空調用ダクト5a,5b,5cの長さの違い等に
よる空調用空気供給の不均衡があった場合には、それを
是正することができないという課題がある。以上の課題
に対して、機器面で対策を行うとするならば、機器の設
置場所毎に対策を行わなくてはならないので、機器の汎
用性が損なわれてしまう。一方、機器の汎用性を損なわ
ないように制御アルゴリズム上で対策を行った場合、例
えば、処理ステップS203において空調機1が発生し
た空調用空気を各空調空間7a,7b,7cの空調負荷
に比例して分配するように、各VAVダンパ6a,6
b,6cの開度を決定するように制御アルゴリズムを組
んだ場合を考えると、ある空調空間での空調負荷がたい
へん大きくなった場合、その空調空間の要求する空調用
空気の量が、機器が供給できる最大空気量を越えると、
最大空気量を越えない程度の空調負荷を持つ他の空調空
間の要求する空調用空気の量は相対的に小さくなるの
で、後者の空調空間へは空調用空気を十分供給できなく
なってしまう。つまり、実現不可能な空調要求を考慮に
いれるため、実現可能な空調要求までも乱してしまうこ
とになる。
【0008】本発明は、従来のこのような課題を考慮
し、空調機の運転効率及び空調用空気の供給効率を向上
でき、各空調空間に対する空調用空気供給の不均衡を是
正でき、また、空調機が供給できる最大空調量を越えた
空調負荷を要求する空調空間がある場合には、最大空調
量を越えない程度の空調負荷を持つ空調空間に優先的に
必要なだけ空調用空気を分配することができる可変風量
空気調和装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、空調された空
気を送風する送風手段と、送風手段に接続され、複数個
の空調すべき空間の送風量を変更する複数個の空気量変
更手段と、それら複数個の空調空間の要求する空調負荷
を検出演算する空調負荷検出演算手段と、それら演算さ
れた空調負荷のうち最大の空調負荷が要求される空間に
対応する空気量変更手段を最大能力に設定し、また他の
空気量変更手段を最大能力を基準にして、各空間に要求
される空調負荷に比例した能力に設定し、各空間の要求
する空調負荷を満足させるように、送風手段の送風能力
又は空調された空気の被空調度合を制御する制御手段と
を備えた可変風量空気調和装置である。
【0010】
【作用】本発明は、送風手段が空調された空気を送風
し、空気量変更手段が複数個の空調すべき空間の送風量
を変更し、空調負荷検出演算手段がそれら複数個の空調
空間の要求する空調負荷を検出演算し、制御手段が、そ
れら演算された空調負荷のうち最大の空調負荷が要求さ
れる空間に対応する空気量変更手段を最大能力に設定
し、また他の空気量変更手段を最大能力を基準にして、
各空間に要求される空調負荷に比例した能力に設定し、
各空間の要求する空調負荷を満足させるように、送風手
段の送風能力又は空調された空気の被空調度合を制御す
る。
【0011】
【実施例】以下に、本発明をその実施例を示す図面に基
づいて説明する。
【0012】図1は、本発明にかかる一実施例の可変風
量空気調和装置の動作を示すフローチャートであり、図
2は、同実施例の可変風量空気調和装置の構成図であ
る。
【0013】図2において、空調機1などの機器の構成
は従来例と同様であり、機器構成の説明を省略する。本
実施例では、各空調空間7a,7b,7c用のVAVダ
ンパ6a,6b,6cは、空気分配制御手段9により制
御され、その空気分配制御手段9には、各空調空間7
a,7b,7cにそれぞれ設けられた各温度センサ8
a,8b,8cの検出結果が入力されている。又、各温
度センサ8a,8b,8cの検出結果は、送風量制御手
段10に入力され、その送風量制御手段10は送風ファ
ン4の送風量を制御している。
【0014】また、送風ファン4が送風手段であり、V
AVダンパ6a,6b,6cが可変風量装置あるいは空
気量変更手段を構成し、空気分配制御手段9及び送風量
制御手段10が制御手段を構成し、温度センサ8a,8
b,8c及びその検出結果等を用いて各空調空間7a,
7b,7cの空調負荷を演算する演算回路(図示省略)
が空調負荷検出演算手段を構成している。
【0015】次に、上記実施例の動作について、図1を
参照しながら説明する。
【0016】まず、各空調空間7a,7b,7cに設置
された各温度センサ8a,8b,8cによって温度Ti
(i=a,b,c)を検出する(ステップS101)。次に、各
温度Tiと各空調空間7a,7b,7cの各設定温度Ri
を用いて空気分配制御手段9により各VAVダンパ6
a,6b,6cの操作量を演算する(ステップS10
2)。続いて、温度センサ8a,8b,8cによって検
出した温度Tiのすべてと設定温度Ri(i=a,b,c)のすべ
てを用いて、各空調空間7a,7b,7cの温度を各々
の設定温度Riに一致させることができるように送風量
制御手段10により送風ファン4の回転数を演算する
(ステップS103)。次に、送風ファン4の回転数が
操作上限値になっているか、操作上限値になっていない
かを判断する(ステップS104)。
【0017】判断の結果、送風ファン4の回転数が操作
上限値になっている場合、(数4)に基づいて各VAV
ダンパ6a,6b,6cの操作量を変換する(ステップ
S105)。ここで、空気分配制御手段9によって演算
される操作量がVAVダンパの操作上限値を越えたとき
は、その演算結果をVAVダンパの操作上限値に変換す
る。
【0018】続いて、処理ステップS105で変換され
た操作量を(数3)に基づいて、各VAVダンパ6a,
6b,6cの操作量を変換する(ステップS106)。
【0019】
【数3】
【0020】
【数4】 一方、上述の判断の結果、送風ファン4の回転数が操作
上限値になっていない場合は、処理ステップS105は
行わず、(数3)に基づいて、各VAVダンパ6a,6
b,6cの操作量を変換する(ステップS106)。
【0021】次に、処理ステップS106により求めら
れた操作量になるように、各VAVダンパ6a,6b,
6cの開度を変更すると共に、処理ステップS103に
より求められた操作量になるように送風ファン4の回転
数を変更する(ステップS107)。
【0022】その後、空調負荷に見合うように空調機1
の運転状態を変更し(ステップS108)、以上の処理
を繰り返す。
【0023】次に、以上の制御アルゴリズムを具体的数
値を例に上げて説明する。各VAVダンパ6a,6b,
6cの操作幅は0〜100%とし、空調用ダクト5cが
他の空調用ダクト5a,5bよりも長いことを想定す
る。 <具体例1>空気分配制御手段9によって演算された各
VAVダンパ6a,6b,6cの操作量が30%、60
%、80%とする。 A)送風ファン4の回転数が操作上限値になっていない
場合 空気分配制御手段9によって演算された各VAVダンパ
6a,6b,6cの操作量のうち、最大のものはVAV
ダンパ6cの80%である。また、VAVダンパ6cの
操作上限値は100%なので、(数3)を用いると、 ua = 30/(80/100)= 37.5 % ub = 60/(80/100)= 75 % uc = 80/(80/100)= 100 % と変換される。 B)送風ファン4の回転数が操作上限値になっている場
合 空気分配制御手段9によって演算された各VAVダンパ
6a,6b,6cの操作量は、すべて各VAVダンパ6
a,6b,6cの操作上限値よりも小さいので(数4)
を用いると、 ua = min[30,100]= 30 % ub = min[60,100]= 60 % uc = min[80,100]= 80 % となり、(数4)に基づく変換による操作量の変更はな
い。
【0024】そこで、送風ファン4の回転数が操作上限
値になっていない場合と同様に(数3)を用いると、 ua = 30/(80/100)= 37.5 % ub = 60/(80/100)= 75 % uc = 80/(80/100)= 100 % と変換される。 <具体例2>空気分配制御手段9によって演算された各
VAVダンパ6a,6b,6cの操作量が30%、60
%、120%とする。 A)送風ファン4の回転数が操作上限値になっていない
場合 空気分配制御手段9によって演算された各VAVダンパ
6a,6b,6cの操作量のうち、最大のものはVAV
ダンパ6cの120%である。また、VAVダンパ6c
の操作上限値は100%なので、(数3)を用いると、 ua = 30/(120/100)= 25 % ub = 60/(120/100)= 50 % uc = 120/(120/100)= 100 % と変換される。 B)送風ファン4の回転数が操作上限値になっている場
合 空気分配制御手段9によって演算された各VAVダンパ
6a,6b,6cの操作量を(数4)に基づいて変換す
ると、 ua = min[30,100]= 30 % ub = min[60,100]= 60 % uc = min[120,100]= 100 % となる。
【0025】さらに、(数3)に基づいて変換すると、 ua = 30/(100/100)= 30 % ub = 60/(100/100)= 60 % uc = 100/(100/100)= 100 % と変換される。
【0026】具体例1からわかるように、空気分配制御
手段9の演算結果が対応する各VAVダンパ6a,6
b,6cの操作上限値を越えなければ、VAVダンパの
開度決定に送風ファン4の回転数は関係しない。また、
この場合は各VAVダンパ6a,6b,6cの開度を小
さくして全体の空調能力を下げたい場合であるが、逆に
各VAVダンパ6a,6b,6cの開度は大きくなる。
しかし、空調用空気の供給が過剰になるようであれば、
送風ファン4の送風能力は下がり、それにつれて空調機
1の空調能力も下がるので、たいへん効率の良い機器運
転が実現される。
【0027】また、具体例2からわかるように、以上の
ような方法で各VAVダンパ6a,6b,6cの開度を
決定することにより、送風ファン4の回転数が操作上限
値となっていないときには、各空調用ダクト5a,5
b,5cの長さの違い等による空調用空気供給の不均衡
を是正することができる。その理由は以下の通りであ
る。空調用ダクト5cが他に比べて長いと空調空間7c
には空調用空気が供給しにくくなり、他の空調空間7
a,7bに比べて空調能力が小さくなる傾向にある。そ
のため、それに対応する空気分配制御手段9により演算
されるVAVダンパ6cの操作量は、たくさんの空調用
空気を得るために大きい値となる。そして、その値がV
AVダンパ6cの操作上限値(100%)を越えると、
他のVAVダンパ6a,6bは、(数3)に基づく操作
量変換により空気分配制御手段9で演算された操作量よ
りも小さい開度になる。その結果、空調空間7a,7b
に送られる空調用空気が相対的に減り、空調用空気が供
給されにくい空調空間7cに空調用空気をたくさん供給
することができるようになる。
【0028】また、送風ファン4の回転数が操作上限値
になっている場合には、空調空間7cでは空気分配制御
手段9により演算された操作量(120%)がVAVダ
ンパ6cの操作上限値(100%)を越えているので、
VAVダンパ6cだけについて操作量を操作上限値(1
00%)に変換し、他のVAVダンパ6a,6bの操作
量は変換しない(これは言い換えると、VAVダンパ6
cの操作量を基準にした場合、他のVAVダンパ6a,
6bの操作量を増加させたことになる)。これにより、
送風ファン4の回転数が最大でさらにVAVダンパ6c
の操作量を操作上限値以上に要求するといった実現不可
能な空調要求を持つ空調空間7cよりも、最大空気量を
越えない程度の空調負荷を持つ空調空間7a,7bに優
先的に必要なだけ空調用空気を分配することができる。
【0029】さらに、全状態において(数3)による操
作量変換を行うことにより、VAVダンパ6cが全開の
状態で運転されるので、効率の良い機器運転が可能とな
る。
【0030】以上のように、可変風量空気調和装置にお
いて、全状態で(数3)に基づいて変換した操作量を用
いて各VAVダンパ6a,6b,6cを操作することに
より、1つ以上のVAVダンパが操作上限値で運転され
るので、空調負荷が小さい場合でも、空調用ダクトにお
いて空調用空気を供給する際の抵抗を可能な限り最小に
おさえることができ、その分送風ファン4の送風能力や
空調機1の空調能力を小さくできるので、空調機1の運
転効率および空調用空気の供給効率の良い機器運転が可
能となる。
【0031】特に、空調要求のある空調空間が1つの場
合には、VAVダンパは操作上限値で運転され、送風フ
ァン4と空調機1で空調能力を制御することになる。
【0032】また、機器が供給できる最大空気量を越え
た空調用空気を要求する空調空間がない場合には、空調
用空気供給の不均衡を是正することができるので各空調
用ダクト5a,5b,5cの長さの違い等によらず、各
空調空間7a,7b,7cの温度をすばやく各設定温度
Riに一致させることができる。
【0033】一方、機器が供給できる最大空気量を越え
た空調用空気を要求する空調空間がある場合には、最大
空気量を越えない程度の空調負荷を持つ空調空間に優先
的に必要なだけ空調用空気を分配できるので、実現不可
能な空調能力を要求する空調空間が存在しても、実現可
能な空調能力を要求している空調空間は乱されることな
く快適な温熱環境を実現することができる。
【0034】また、送風ファン4、各VAVダンパ6
a,6b,6cを各空調空間7a,7b,7cの検出温
度Tiと設定温度Riを用いて制御しているので、各空調
用ダクト5a,5b,5cには、いかなるセンサも取り
付ける必要がない。
【0035】さらに、各空調空間7a,7b,7cの要
求する空調用空気の量と空調機1が供給できる最大空気
量とを比較してVAVダンパの操作量変換方法を変える
ことにより、機器の汎用性を失うことなく空調用空気供
給の不均衡を是正することが可能となるので、機器の設
置場所毎の調整が不要となり設置工数の削減ができる。
【0036】なお、上記実施例では、空調空間が3つの
例を用いて説明したが、空調空間の数はこれに限定され
るものではない。
【0037】また、上記実施例では、VAVダンパの操
作量変換方法の変更の判断に、送風ファン回転数の操作
上限値により行ったが、これに代えて、例えば空調機の
所定の運転状態により行うようにしてもよい。
【0038】また、上記実施例では、制御手段は各空調
空間の要求する空調負荷を満足させるために送風ファン
の送風量を制御するように構成したが、これに限らず、
例えば空調用空気の被空調度合等を制御するようにして
もよい。あるいは又、それら両者を組み合わせてもよ
い。
【0039】また、上記実施例では、制御手段を専用の
ハードウェアにより構成したが、これに代えて、同様の
機能をコンピュータを用いてソフトウェア的に実現して
もよい。
【0040】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、空調負荷のうち最大の空調負荷が要求される空
間に対応する空気量変更手段を最大能力に設定し、また
他の空気量変更手段を最大能力を基準にして、各空間に
要求される空調負荷に比例した能力に設定し、各空間の
要求する空調負荷を満足させるように、送風手段の送風
能力又は空調された空気の被空調度合を制御する制御手
段を備えているので、空調機の運転効率及び空調用空気
の供給効率を向上でき、各空調空間に対する空調用空気
供給の不均衡を是正できるという長所を有する。
【0041】また、空調機が供給できる最大空調量を越
えた空調負荷を要求する空調空間がある場合には、最大
空調量を越えない程度の空調負荷を持つ空調空間に優先
的に必要なだけ空調用空気を分配することができるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施例の可変風量空気調和装
置の動作を表すフローチャートである。
【図2】同実施例の可変風量空気調和装置の構成図であ
る。
【図3】従来の可変風量空気調和装置の動作を表すフロ
ーチャートである。
【図4】従来の可変風量空気調和装置の構成図である。
【符号の説明】
1 空調機 2 熱源側ユニット 3 利用側ユニット 4 送風ファン 5a,5b,5c 空調用ダクト 6a,6b,6c 可変風量装置(VAVダンパ) 7a,7b,7c 空調空間 8a,8b,8c 温度センサ 9 空気分配制御手段 10 送風量制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中谷 和生 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調された空気を送風する送風手段と、
    前記送風手段に接続され、複数個の空調すべき空間の送
    風量を変更する複数個の空気量変更手段と、それら複数
    個の空調空間の要求する空調負荷を検出演算する空調負
    荷検出演算手段と、それら演算された空調負荷のうち最
    大の空調負荷が要求される空間に対応する前記空気量変
    更手段を最大能力に設定し、また他の空気量変更手段を
    前記最大能力を基準にして、各空間に要求される空調負
    荷に比例した能力に設定し、前記各空間の要求する空調
    負荷を満足させるように、前記送風手段の送風能力又は
    前記空調された空気の被空調度合を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする可変風量空気調和装置。
  2. 【請求項2】 制御手段の制御によっても、前記空間の
    要求する空調負荷を満足できない場合は、前記最大の空
    調負荷が要求される空間以外の空間に対応する前記空気
    量変更手段の送風量を上げるように前記制御手段は制御
    することを特徴とする請求項1記載の可変風量空気調和
    装置。
  3. 【請求項3】 送風ファンを有する空調機より発生した
    空調用空気を、可変風量装置を有する各空調用ダクトを
    介して各空調空間へ供給する可変風量空気調和装置にお
    いて、前記各空調空間の温度を各々の設定温度に一致さ
    せることができるように操作量を演算し、前記送風ファ
    ンの送風能力を操作する送風量制御手段と、前記各空調
    空間の温度が各設定温度に一致するように操作量を演算
    し、前記各可変風量装置を操作する空気分配制御手段と
    を備え、前記送風量制御手段により決められた送風ファ
    ンの送風能力が上限値となっていない場合は、(数1)
    に基づいて前記空気分配制御手段によって演算される操
    作量を変換し、送風ファンの送風能力が上限値となって
    いる場合は、前記空気分配制御手段によって演算される
    操作量を(数2)に基づいて変換し、その変換結果を
    (数1)に基づいて変換し、各々の場合において変換さ
    れた操作量を用いて前記各可変風量装置を操作すること
    を特徴とする可変風量空気調和装置。 【数1】 【数2】
JP4226170A 1992-08-25 1992-08-25 可変風量空気調和装置 Pending JPH0674545A (ja)

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JP4226170A JPH0674545A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 可変風量空気調和装置

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