JP3272551B2 - 空気調和システム - Google Patents

空気調和システム

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JP3272551B2
JP3272551B2 JP23874394A JP23874394A JP3272551B2 JP 3272551 B2 JP3272551 B2 JP 3272551B2 JP 23874394 A JP23874394 A JP 23874394A JP 23874394 A JP23874394 A JP 23874394A JP 3272551 B2 JP3272551 B2 JP 3272551B2
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晴彦 安達
康則 末吉
裕嗣 渡部
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Kubota Corp
Kubota Air Conditioner Ltd
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Kubota Air Conditioner Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気調和システムに関
し、特にたとえば1つの空気調和機を用いて複数のゾー
ンを個別に空調する空気調和システムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の空気調和システムの一例が特願
平2−339050号に開示されている。この従来技術
では、複数のゾーンの給気口に関連して可変風量ユニッ
ト(以下、「VAVユニット」という)を設け、室温と
要求温度との温度偏差に基づいて図5のグラフで示すよ
うな制御特性に従って各VAVユニットを制御するよう
にしていた。そして、室温と要求温度との温度偏差が制
御範囲(±1℃)を超えているVAVユニットすなわち
能力過不足状態のVAVユニットの数を把握し、温度偏
差が+1℃以上のVAVユニットの数と−1℃以下のV
AVユニットの数から多数決判断して、能力過不足状態
のVAVユニットの数を減少するように給気温度を制御
するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、各VA
Vユニットからの信号に応じて給気温度を制御(フロー
ティング制御)するようにしていたので、実際の給気温
度と最適値との間にずれが生じるという問題点があっ
た。また、図のグラフからわかるように、少なくとも
1つのVAVユニットが能力過不足状態にならない限り
給気温度が変化されないので、応答性が悪いという問題
点もあった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、給
気温度を最適値で制御でき、しかも応答性を向上でき
る、空気調和システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、少なくとも
還気を加熱または冷却して複数のゾーンの各々へ供給す
るための空気調和機、複数のゾーンの各々の室温を検出
するための室温検出手段、複数のゾーンの各々に対して
要求温度を設定するための要求温度設定手段、室温と要
求温度の温度偏差に基づいて複数のゾーンの各々へ供給
する給気量を個別に制御するための可変風量ユニット、
可変風量ユニットの各々の給気量制御範囲の最大値で重
み付けされた要求温度の重み付き平均値を算出するため
の要求温度平均算出手段、最大値で重み付けされた室温
の重み付き平均値を算出するための室温平均算出手段、
および室温の重み付き平均値が要求温度の重み付き平均
値と等しくなるように複数のゾーンの各々に供給する給
気の温度を制御するための給気温度制御手段を備える、
空気調和システムである。
【0006】
【作用】室温検出手段によって検出された室温と要求温
度設定手段によって設定された要求温度との温度偏差に
基づいて複数のゾーンの各々へ供給する給気量を個別に
制御するとともに、VAVユニットの給気量制御範囲の
最大値で重み付けされた室温の重み付き平均値が要求温
度の重み付き平均値と等しくなるように給気温度を制御
(カスケード制御)する。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、給気温度を最適値に
制御できるとともに、応答性を向上できる。この発明の
上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を
参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らか
となろう。
【0008】
【実施例】図1を参照して、この実施例の空気調和シス
テム10は、建物12内の3つのゾーン14を同時に空
調するためのものであり、コントローラ16によって制
御される空気調和機18を含む。ただし、ゾーン14は
2つ以上設けられておればよく、その数は実施例に限定
されるものではない。
【0009】空気調和機18はケーシング20を含む。
ケーシング20の右側面には給気口22が形成され、左
側面には空気取入口24が形成される。また、ケーシン
グ20の内部には、エアフィルタ26,熱交換器28お
よび給気ファン30が上流側からこの順で配置され、ケ
ーシング20の外部には、熱交換器28を作動するため
の電動バルブ32および給気ファン30の回転数を制御
するためのインバータ34等が設けられる。
【0010】一方、各ゾーン14には、給気口36およ
び還気口37が形成され、給気口36と空気調和機18
の給気口22とが給気ダクト38を介して連通され、還
気口37と空気調和機18の空気取入口24および図示
しない排気口とが図示しない天井裏空間等を介して連通
される。また、空気調和機18の空気取入口24は、外
気を取り入れるための図示しない外気ダクトと連通され
る。そして、給気ダクト38には、各ゾーン14の給気
口36に関連して、ダンパ40および風速センサ42を
含むVAVユニット44が設けられ、各VAVユニット
44には、各ゾーン14に設けられたルームサーモ46
が接続される。ルームサーモ46には、温度検出器48
および温度設定器50が設けられている。さらに、給気
ダクト38の入口には、空気調和機18から部屋12へ
供給される給気の温度を測定するための温度センサ52
が設けられる。
【0011】そして、空気調和機18の電動バルブ32
およびインバータ34がコントローラ16のAO(アナ
ログアウトプット)端子54に接続され、温度センサ5
2がAI(アナログインプット)端子56に接続され、
各VAVユニット44がSIO(シリアル入出力)端子
58に接続される。空気調和システム10の図示しない
電源スイッチをオンすると、給気ファン30が駆動され
るとともに、熱交換器28に冷水または温水が流され
る。各ルームサーモ46に設けられた温度設定器50で
要求温度を設定すると、設定された要求温度と温度検出
器47によって検出された室温との温度偏差に基づい
て、各ルームサーモ46において各ゾーン14へ供給す
べき目標給気量が算出され、この目標給気量信号がVA
Vユニット44に与えられる。したがって、各給気口3
6から各ゾーン14へ供給される給気量が各目標給気量
と等しくなるように各VAVユニット44が制御され
る。また、空気調和機18から送風される風量が各目標
給気量の合計と等しくなるように給気ファン30の回転
数がインバータ34によって制御される。なお、各VA
Vユニット44の風量制御特性は、図5に示すようなグ
ラフで表される。
【0012】そして、このような給気量制御とともに、
図2のフロー図で示すような給気温度制御が実行され
る。給気温度制御が開始されると、まず、ステップS1
において、各VAVユニット44の給気量制御範囲の最
大値K1,K2…Knで重み付けされた要求温度Ts
1,Ts2…Tsnの重み付き平均値TSが数1の式に
従って算出される。
【0013】
【数1】 TS=(Ts1×K1+…+Tsn×Kn)/ΣKn ステップS3では、各VAVユニット44の給気量制御
範囲の最大値K1,K2…Knで重み付けされた各ゾー
ン14の室温Tr1,Tr2…Trnの重み付き平均値
TRが数2の式に従って算出される。
【0014】
【数2】 TR=(Tr1×K1+…+Trn×Kn)/ΣKn そして、ステップS5において、要求温度の重み付き平
均値TSと室温の重み付き平均値TRとの室温偏差ΔT
が算出されるとともに、数3の式に従って給気温度設定
値Tsaspが算出される。したがって、室温偏差ΔTが大
きいとき給気温度設定値Tsaspは基準値Toとの差が大
きくされ、室温偏差ΔTが小さいとき給気温度設定値T
saspは基準値Toとの差が小さくされる。
【0015】
【数3】 Tsasp=G{ΔT+(1/T)∫ΔTdt}+To ここで、Gはゲイン、Tは積分時間、Toは基準値を示
すものである。続くステップS7では、温度センサ52
(図1)によって検出された給気温度TsaとステップS
3において算出された給気温度設定値Tsaspとの給気温
度偏差ΔTsaが算出されるとともに、数4の式に従って
バルブ操作量Yが算出され、このバルブ操作量Yに基づ
いて熱交換器28に関連して設けられた電動バルブ32
が制御される。すなわち、給気温度偏差ΔTsaがプラス
(正)側で大きいときバルブの操作量Yが大きくなるこ
とによってバルブの開度が大きくされ、給気温度偏差Δ
Tsaがマイナス側のときバルブの操作量Yが小さくなる
ことによってバルブの開度が小さくされる。
【0016】
【数4】 Y=G{ΔTsa+(1/T)∫ΔTsadt}+50 このようにして、室温の重み付き平均値TRが要求温度
の重み付き平均値TSと等しくなるように給気温度が制
御(カスケード制御)される。なお、図2のフロー図は
冷房時の給気温度制御動作を示したものであり、暖房時
には、ステップS7におけるバルブの動作が逆転され
る。すなわち、バルブ操作量Yの値が大きいとき温水バ
ルブが小さく操作され、バルブ操作量Yの値が小さいと
き温水バルブが大きく操作される。
【0017】この実施例によれば、図3のグラフに示す
ように、VAVユニット44の状態に拘わらず給気温度
を常に最適値に制御することができる。また、VAVユ
ニット44の給気量制御範囲の最大値(最大風量)で重
み付けされた平均値TSおよびTRを用いて給気温度を
制御するようにしているので(図2)、最大風量が大き
いVAVユニット44が設けられたゾーン14を優先的
に空調できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1実施例における給気温度制御動作を示すフ
ロー図である。
【図3】図1実施例における給気温度と給気量との関係
を示すグラフである。
【図4】VAVユニットの風量制御特性を示すグラフで
ある。
【図5】従来技術における給気温度と給気量との関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
10 …空気調和システム 14 …ゾーン 16 …コントローラ 18 …空気調和機 44 …VAVユニット 46 …ルームサーモ 48 …温度検出器 50 …温度設定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 裕嗣 兵庫県尼崎市浜一丁目1番1号 株式会 社クボタ 技術開発研究所内 (56)参考文献 特開 平2−57853(JP,A) 特開 平3−99152(JP,A) 特開 平6−235546(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも還気を加熱または冷却して複数
    のゾーンの各々へ供給するための空気調和機、 前記複数のゾーンの各々の室温を検出するための室温検
    出手段、 前記複数のゾーンの各々に対して要求温度を設定するた
    めの要求温度設定手段、 前記室温と前記要求温度の温度偏差に基づいて前記複数
    のゾーンの各々へ供給する給気量を個別に制御するため
    の可変風量ユニット、 前記可変風量ユニットの各々の給気量制御範囲の最大値
    で重み付けされた前記要求温度の重み付き平均値を算出
    するための要求温度平均算出手段、 前記最大値で重み付けされた前記室温の重み付き平均値
    を算出するための室温平均算出手段、および前記室温の
    重み付き平均値が前記要求温度の重み付き平均値と等し
    くなるように前記複数のゾーンの各々に供給する給気の
    温度を制御するための給気温度制御手段を備える、空気
    調和システム。
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JP4498041B2 (ja) * 2004-07-15 2010-07-07 三機工業株式会社 空調システムの制御方法
JP2012154596A (ja) * 2011-01-28 2012-08-16 Azbil Corp 空調制御装置および方法
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