JPH0674502B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0674502B2
JPH0674502B2 JP8614990A JP8614990A JPH0674502B2 JP H0674502 B2 JPH0674502 B2 JP H0674502B2 JP 8614990 A JP8614990 A JP 8614990A JP 8614990 A JP8614990 A JP 8614990A JP H0674502 B2 JPH0674502 B2 JP H0674502B2
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JP
Japan
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aluminum nitride
reaction
trimethylaluminum
film
semiconductor device
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舜平 山崎
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Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
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Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、熱、光化学反応を用いた気相反応方法(以
下CVD法という)により窒化アルミニウム、例えば半導
体エレクトロニクス用のゲイト絶縁膜を作製する方法に
関する。
この発明は有機アルミニウムと窒化物気体との光化学反
応を行わしめることにより、従来公知のSiH4とNH3によ
り作製された窒化珪素に比べて光学的エネルギバンド巾
を大きく(窒化珪素は約5.0eV)約7eVを有せしめた窒化
アルミニウムを作製する方法に関する。
この発明はアルミニウムの有機化学物例えばトリメチル
アルミニウム((CH33Al),またはトリエチルアルミ
ニウム((C2H53Al)を用い、加えてアンモニア(N
H3),ヒドラジン(N2H4),窒化弗素(NF3,N2F4)を加
えることにより窒化アルミニウム(以下AINとも略記す
る)を800℃以下の温度好ましくは100〜500℃例えば300
℃で形成する方法に関する。
従来、窒化アルミニウム膜を作製せんとするには、グロ
ー放電法を用いたプラズマ気相反応方法により塩化アル
ミニウム(AlCl3)とアンモニア(NH3)とを反応せし
め、200〜400℃の基板温度にて被膜を作製していた。
しかしかかる窒化アルミニウム膜は、その膜内に金属ア
ルミニウムの不対結合手、珪素のクラスタが残存するこ
とにより、電気的絶縁性に対しバラツキを有し、耐圧低
下を生ずる。
さらに残留塩素がMOS.IC等のファイナル・コーティング
として用いるときに腐食の原因となってしまった。加え
て金属アルミニウムのクラスタのため、紫外光の透光性
が十分でなかった。このため、Egが約7eVを有し、かつ
紫外光の透光性に優れた窒化アルミニウムが求められて
いた。
このためには、従来より公知の窒化珪素に関しても、Eg
が約5eVしかなく、また珪素クラスタの残存により十分
でなかった。これらの原因のため半導体の作製過程にお
けるファイナルコーティングが材料として不十分であっ
た。
本発明はかかる目的のため、有機アルミニウム特に好ま
しくはAl(CH3(トリメチルアルミニウムという)
とアンモニア(NH3)を用いることにより、特に300nm以
下の波長の紫外光を照射した光気相反応法を用いること
により窒化アルミニウムを作製し半導体装置の保護膜と
して応用せんとするものである。
その主たる反応式は Al(CH3+NH3+4CH4 である。
その基礎物性は以下の如くである。
分子量 72.09 純度 99.9998%(Alとして) 密度 0.752g/ml(20℃) 融点 15.3℃ 蒸気圧 温度(℃) 蒸気圧(mmHg) 20 9.2 80 157 127 760 以下に図面に従って本発明を記す。
第1図は、本発明に用いられた光CVDまたは熱CVD装置の
概要を示す。
図面において、反応容器または真空容器(1)は石英か
らなっている。基板(2)はハロゲンヒータ(3)で下
側から加熱されたホルダ(22)上に配設され、室温〜90
0℃好ましくは200〜500℃例えば350℃に加熱されてい
る。ドーピング系は流量計(6),(26),バルブ
(7)よりなり、アンモニアおよび窒素はそれぞれ
(9),(10)より供給される。さらにこの窒化物気体
は分解反応をしても気体であるため、反応室の窓の内側
にノズルより吹きつけ、紫外光照射による光励起がなさ
れた気体を下側の基板表面に(16)に示されるようにふ
き下ろすようにした。加えて分解反応をした時固体とな
るトリメチルアルミニウム またはその反応物が石英窓
の表面に至らないようにするための効果をも有せしめ
た。
またトリメチルアルミニウム(Al(CH3(MP 15.3
℃))は室温で液体であるため、バブラ(20)に充填さ
れている。このトリメチルアルミニウムに対し窒素を
(11)よりバブルさせた。このバブラ(20)により反応
室(1)に至るまでは100℃に流量計(26)を含め加熱
させ、配管内壁へのトリメチルアルミニウムの吸着を防
いだ。さらにこのトリメチルアルミニウムはノズルより
(17)に示されるように基板側に吹きつけるようにし
た。
かくしてトリメチルアルミニウムとアンモニアは反応室
にて初めて混合し、光励行をして反応をさせた。加えて
反応性気体が石英窓に付着しないようにした。
さらに排気口(8)より圧力調整バルブ(12),ストッ
プバルブ(13)をへて、真空ポンプ(14)より排気させ
た。光化学反応させるため、300nm以下の波長の発生ラ
ンプ(低圧水銀ランプ,ウシオ電機製,UL1−45EL2−N
−1)(4)を10本及びそれに伴う電源系(5)を用い
た。さらにこのランプ室(28)を排気系に連結し、真空
引きした。このランプ室に反応性気体の逆流を防ぐた
め、(24)より窒素ガスを若干導入し、ヒータ(25)に
て600℃に加熱し分解した。さらにランプ室(28)は反
応室(1)と同じ圧力として窓の石英ガラス(26)が破
損しないようにバルブ(27)にて調整した。さらに加え
て、かくすると発生源より反応室に至る前に大気中の水
蒸気により184nmの短波長光の吸収損を防ぐことができ
た。さらに基板(2),ホルダ(22)の加熱用のハロゲ
ン加熱ヒータ(3)が反応空間(1)の下側に設けられ
ている。
以下にその実施例を示す。
『実施例1』 この実施例はトリメチルアルミニウムとアンモニアとの
光化学反応により窒化アルミニウムを半導体基板上に作
製せんとしたものである。
第1図において、ヒータ(3)にて基板を500℃以下に
加熱して窒化アルミニウム膜を形成するための半導体IC
が形成されたファイナルコーティング用の珪素基板
(2)をヒータ上方のホルダ(22)上に配設している。
さらにバルブ(7)を開にしてアンモニアを導入した。
さらにトリメチルアルミニウムをトリメチルアルミニウ
ム/NH3≒1/5として導入した。反応容器内圧力は、0.1〜
100torrの範囲例えば10torrとした。すると反応管内に
窒化アルミニウムが184nmおよび254nmの紫外光の照射に
よる光CVD法において水銀増感を用いることなく2.1Å/
秒の成長速度で得ることができた。この被膜成長速度は
3torrとすると1.4Å/秒と減少した。
この反応生成物を0.2μmの厚さとしてIR(赤外線吸収
スペクトル)で調べたところ、900cm-1に巾広の大きな
吸収が見られ、窒化アルミニウム膜であることが判明し
た。さらに本発明において重要なことは、かかる窒化ア
ルミニウム膜の作製に対してはトリメチルアルミニウム
もアンモニアも300nm以下の光で励起されるため、水銀
を用いる必要がない。
さらにこの窒化アルミニウム膜は熱伝導率が窒化珪素よ
り約5倍も優れているため、ICにおいてICチップ内の局
部加熱を防ぐことができる。さらにその光学的エネルギ
バンド巾が約7eV(177nm)もあるため、紫外光(184nm
および254nm)を透過させることができる。
このため、紫外光透過窓にたとえ窒化アルミニウムが付
着しても、紫外光を反応性気体に到達させない、いわゆ
るバリアにならないという特長を有する。
また窒化アルミニウムは窒化物であるため、ナトリュー
ム等のアルカリイオンに対するバリア効果を同時に期待
でき、IC等の半導体素子のファイナルコーティング材料
として理想的であった。
『実施例2』 この実施例はトリメチルアルミニウムとアンモニアとの
熱反応により窒化アルミニウム被膜を単結晶珪素基板上
に作製した。その方法は実施例1と同様の装置を用い
た。基板温度は600〜900℃例えば800℃、圧力2torr、ト
リメチルアルミニウム/NH3≒1/8とした。
この窒化アルミニウム(厚さ1000Å)上に対抗電極を作
り、ダイオード構造として、C−V特性を測定した。そ
の結果、界面準位密度は4×1011cm-2を得た。また、窒
化アルミニウム被膜に直流電界を加えた場合の破壊電圧
は、3×106V/cm以上を有していた。
即ち、500℃以下の温度で形成させる窒化アルミニウム
膜は半導体のパッシベイション膜として有効である。こ
のためには、本発明方法の有機アルミニウムが紫外光に
対し感光性を有する物性を利用することが有効である。
また500〜900℃で高温で形成し、緻密な被膜となるた
め、ゲイト電極絶縁物として窒化アルミニウムまたは窒
化アルミニウムとSiO2の2層膜として用いることは有効
である。さらに、RAMのキャパシタ用の絶縁膜(誘電
膜)としても有効である。
本発明において、有機アルミニウムを用いる場合は、メ
チル基の存在による炭素の被膜内への混入が心配され
る。しかしSIMS(二次イオン質量分析)では1%しかな
く、それによる物性劣化はないと考えられる。また酸素
の混入によりアルミナが同時に形成され得る。しかしそ
の量が10重量%以下の窒化アルミニウムにおいては熱伝
導率は99%以上の純度の窒化アルミニウムとほぼ同様の
高い値を得た。
本発明において熱CVD法にてトリエチルアルミニウムとN
H3,トリメチルアルミニウムとN2H4の反応を用いること
は有効である。また、300nm以下の光エネルギの照射に
よる光CVD法としてエキシマ(波長500〜100nm)レーザ
を用いてもよいことはいうまでもない。
本発明において、光化学反応の励起用に水銀を同時に混
入し、水銀励起法を用いることも可能である。
しかし水銀バブラを用いた方法は排気物中に水銀が残り
やすく、公害問題が発生しやすい。
本発明における窒化物気体として非酸素化物の弗化窒素
(NF3,N2F4)またはその他の非酸化物のヒドラジン塩を
用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するためのCVD装置の概要を
示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩素を含まない有機アルミニウムを含む反
    応性気体と窒素化物気体との混合反応性気体に熱エネル
    ギまたは熱エネルギと300nm以下の波長の光エネルギを
    加えることにより、形成された窒化アルミニウムをゲイ
    ト絶縁膜として用いたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、前記窒化
    アルミニウム膜と酸化珪素を積層したゲイト絶縁膜を用
    いたことを特徴とする半導体装置。
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JP2010228965A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 耐蝕性部材
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