JPH0674269A - ベンチレーテッドディスク - Google Patents
ベンチレーテッドディスクInfo
- Publication number
- JPH0674269A JPH0674269A JP26905092A JP26905092A JPH0674269A JP H0674269 A JPH0674269 A JP H0674269A JP 26905092 A JP26905092 A JP 26905092A JP 26905092 A JP26905092 A JP 26905092A JP H0674269 A JPH0674269 A JP H0674269A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- curved
- ribs
- disc
- disk
- rib
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 通気孔内に空気を淀みなく流し、インナーデ
ィスクおよびアウターディスクを均一に冷却する。 【構成】 インナーディスク1とアウターディスク2と
を第1〜2湾曲リブ3a、3bおよび長短尺半径リブ3
c、3dによって接続する。長短尺半径リブ3c、3d
を第1湾曲リブ3a間の円周方向均等位置に介設する。
ィスクおよびアウターディスクを均一に冷却する。 【構成】 インナーディスク1とアウターディスク2と
を第1〜2湾曲リブ3a、3bおよび長短尺半径リブ3
c、3dによって接続する。長短尺半径リブ3c、3d
を第1湾曲リブ3a間の円周方向均等位置に介設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ブレーキ装置の
ベンチレーテッドディスクに関するものであり、自動
車、産業用車両等に利用される。
ベンチレーテッドディスクに関するものであり、自動
車、産業用車両等に利用される。
【0002】
【従来の技術】従来のベンチレーテッドディスクとし
て、実開平2−21343号公報に示すようなものがあ
り、このものは、インナーおよびアウターディスクが平
滑な環状部材からなり、インナーディスクの摺動面の面
積がアウターディスクの摺動面の面積より小さく形成さ
れると共に、半径方向に延在した内側部および円周方向
に湾曲した外側部を有する第1湾曲リブと、該内側部を
通る半径線を挟んで該内側部と対称的に形成された第2
湾曲リブとを備え、該両ディスクが第1〜2湾曲リブに
よって接続されると共に、該両ディスクおよび該両リブ
によって通気孔が多数設けられている。
て、実開平2−21343号公報に示すようなものがあ
り、このものは、インナーおよびアウターディスクが平
滑な環状部材からなり、インナーディスクの摺動面の面
積がアウターディスクの摺動面の面積より小さく形成さ
れると共に、半径方向に延在した内側部および円周方向
に湾曲した外側部を有する第1湾曲リブと、該内側部を
通る半径線を挟んで該内側部と対称的に形成された第2
湾曲リブとを備え、該両ディスクが第1〜2湾曲リブに
よって接続されると共に、該両ディスクおよび該両リブ
によって通気孔が多数設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のディスクの第1
湾曲リブは、ディスクの回転方向に対して凸状又は凹状
に湾曲しているため、回転方向に対して凸状に湾曲した
第1湾曲リブの回転方向の後方、すなわち回転方向側に
凸状に湾曲した第1湾曲リブにおいて、回転方向後方側
の凹状側壁面の中央部の窪みに空気の淀みを生じるとい
う問題点がある。そこで、本発明はかかる問題点を解消
するためになされたもので、通気孔内に強制送風された
空気を第1湾曲リブ間に淀みなく流すことを目的とする
ものである。
湾曲リブは、ディスクの回転方向に対して凸状又は凹状
に湾曲しているため、回転方向に対して凸状に湾曲した
第1湾曲リブの回転方向の後方、すなわち回転方向側に
凸状に湾曲した第1湾曲リブにおいて、回転方向後方側
の凹状側壁面の中央部の窪みに空気の淀みを生じるとい
う問題点がある。そこで、本発明はかかる問題点を解消
するためになされたもので、通気孔内に強制送風された
空気を第1湾曲リブ間に淀みなく流すことを目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のベンチレーテッ
ドディスクは、対向する側壁面が凹状の第1湾曲リブ間
に長尺半径リブを介設し、かつ対向する側壁面が凸状の
該第1湾曲リブ間に短尺半径リブを介設したことを特徴
とする。
ドディスクは、対向する側壁面が凹状の第1湾曲リブ間
に長尺半径リブを介設し、かつ対向する側壁面が凸状の
該第1湾曲リブ間に短尺半径リブを介設したことを特徴
とする。
【0005】
【作用】ディスクの回転に際して回転方向側に凸状に湾
曲した第1湾曲リブと長尺半径リブとの間を流れる空気
は、淀みなく流れ、しかも長短尺半径リブによってイン
ナーおよびアウターディスクが均一に冷却される。さら
に該両ディスク間に介在した多数の長短尺半径リブがデ
ィスクの剛性を向上させ、大きな制動力を発生できる。
曲した第1湾曲リブと長尺半径リブとの間を流れる空気
は、淀みなく流れ、しかも長短尺半径リブによってイン
ナーおよびアウターディスクが均一に冷却される。さら
に該両ディスク間に介在した多数の長短尺半径リブがデ
ィスクの剛性を向上させ、大きな制動力を発生できる。
【0006】
【実施例】図1〜2に本発明に係るベンチレーテッドデ
ィスクが示され、環状体状のインナーディスク1とアウ
ターディスク2とが多数の第1〜2湾曲リブ3a、3b
および長短尺半径リブ3c、3dによって接続されると
共に、アウターディスク1の内側周縁に有底円筒体状の
ハット部4が接続され、該両ディスク1、2と上記リブ
3a、3b、3c、3dによって通気孔5a、5b、5
cが多数設けられている。
ィスクが示され、環状体状のインナーディスク1とアウ
ターディスク2とが多数の第1〜2湾曲リブ3a、3b
および長短尺半径リブ3c、3dによって接続されると
共に、アウターディスク1の内側周縁に有底円筒体状の
ハット部4が接続され、該両ディスク1、2と上記リブ
3a、3b、3c、3dによって通気孔5a、5b、5
cが多数設けられている。
【0007】インナーディスク1およびアウターディス
ク2のそれぞれの外径寸法は同一に形成されるが、イン
ナーディスク1の内径寸法がアウターディスク2の内径
寸法より大きく形成され、インナーディスク1の摺動面
1aの面積がアウターディスク2の摺動面2aの面積よ
り小さく形成されている。
ク2のそれぞれの外径寸法は同一に形成されるが、イン
ナーディスク1の内径寸法がアウターディスク2の内径
寸法より大きく形成され、インナーディスク1の摺動面
1aの面積がアウターディスク2の摺動面2aの面積よ
り小さく形成されている。
【0008】リブは、該両ディスク1、2の半径方向に
延在した内側部および円周方向に湾曲した外側部を有す
る第1湾曲リブ3aと、第1湾曲リブ3aの内側部を通
る半径線を挟んで第1湾曲リブ3aの外側部と対称的に
形成された第2湾曲リブ3bと、対向する側壁面が凹状
の第1湾曲リブ3a間の円周方向均等位置に介設された
長尺半径リブ3cと、対向する側壁面が凸状の第1湾曲
リブ3a間の円周方向均等位置に介設された短尺半径リ
ブ3dとからなり、第1〜2湾曲リブ3a、3b間に通
路6が形成され、通気孔5aと通気孔5bとが連通して
いる。
延在した内側部および円周方向に湾曲した外側部を有す
る第1湾曲リブ3aと、第1湾曲リブ3aの内側部を通
る半径線を挟んで第1湾曲リブ3aの外側部と対称的に
形成された第2湾曲リブ3bと、対向する側壁面が凹状
の第1湾曲リブ3a間の円周方向均等位置に介設された
長尺半径リブ3cと、対向する側壁面が凸状の第1湾曲
リブ3a間の円周方向均等位置に介設された短尺半径リ
ブ3dとからなり、第1〜2湾曲リブ3a、3b間に通
路6が形成され、通気孔5aと通気孔5bとが連通して
いる。
【0009】通気孔5aの内側開口7aは、短尺半径リ
ブ3cを介して隣接する第1湾曲リブ3aの対峙する内
側端縁間にそれぞれ形成され、該外側開口7b、7c
は、隣接する第2湾曲リブ3bの対峙する外側端縁間お
よび対向する第1〜2湾曲リブ3a、3bの対峙する外
側端縁間にそれぞれ形成される。通気孔5cの内側開口
7dおよび外側開口7eは、長尺半径リブ3cを介して
隣接する第1湾曲リブ3aの対峙する内側端縁間および
外側端縁間にそれぞれ形成されている。全外側開口7
b、7c、7e面積は、全内型開口7a、7d面積より
大きく形成されるが、各外側開口7b、7c面積は、内
側開口7a面積より小さく形成され、かつ外側開口7e
面積も内側開口7d面積より小さく形成されている。
ブ3cを介して隣接する第1湾曲リブ3aの対峙する内
側端縁間にそれぞれ形成され、該外側開口7b、7c
は、隣接する第2湾曲リブ3bの対峙する外側端縁間お
よび対向する第1〜2湾曲リブ3a、3bの対峙する外
側端縁間にそれぞれ形成される。通気孔5cの内側開口
7dおよび外側開口7eは、長尺半径リブ3cを介して
隣接する第1湾曲リブ3aの対峙する内側端縁間および
外側端縁間にそれぞれ形成されている。全外側開口7
b、7c、7e面積は、全内型開口7a、7d面積より
大きく形成されるが、各外側開口7b、7c面積は、内
側開口7a面積より小さく形成され、かつ外側開口7e
面積も内側開口7d面積より小さく形成されている。
【0010】本発明のディスクを任意の一方向に回転す
ると、通気孔5a、5cの内側開口7a、7dから空気
が多量に通気孔5a、5c内に吸い込まれ、該各リブ3
a、3b、3c、3dに沿って強制送風された後、遠心
力によって該外側開口7b、7c、7eから順次大気中
に排出される。
ると、通気孔5a、5cの内側開口7a、7dから空気
が多量に通気孔5a、5c内に吸い込まれ、該各リブ3
a、3b、3c、3dに沿って強制送風された後、遠心
力によって該外側開口7b、7c、7eから順次大気中
に排出される。
【0011】とりわけ、回転方向側に凸状に湾曲した第
1湾曲リブ3aと長尺半径リブ3cとの間を流れる空気
は、淀みなく通気孔5c内を流れ、外側開口7eから順
次大気中に排出され、しかも長短半径リブ3c、3dを
介して該両ディスク1、2が均一に冷却される。さら
に、該両ディスク1、2の間に介設した多数の長短尺リ
ブ3c、3dがディスクの剛性を向上させ、大きな制動
力を発生できる。
1湾曲リブ3aと長尺半径リブ3cとの間を流れる空気
は、淀みなく通気孔5c内を流れ、外側開口7eから順
次大気中に排出され、しかも長短半径リブ3c、3dを
介して該両ディスク1、2が均一に冷却される。さら
に、該両ディスク1、2の間に介設した多数の長短尺リ
ブ3c、3dがディスクの剛性を向上させ、大きな制動
力を発生できる。
【0012】本発明のディスクは上述した方向と逆方向
に回転しても、上述と同様の作用を奏する。
に回転しても、上述と同様の作用を奏する。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、インナーディスクおよ
びアウターディスクが均一に冷却されるので、車両の前
進時または後進時に拘らず、あるいはディスクが車両の
前後輪のどの位置に取付けられても良好な冷却効果を有
し、さらにディスクの剛性が向上するので、車両に装着
された各ディスクには常に相等しいブレーキ制動力が発
生し、安定した制動効果が得られる。
びアウターディスクが均一に冷却されるので、車両の前
進時または後進時に拘らず、あるいはディスクが車両の
前後輪のどの位置に取付けられても良好な冷却効果を有
し、さらにディスクの剛性が向上するので、車両に装着
された各ディスクには常に相等しいブレーキ制動力が発
生し、安定した制動効果が得られる。
【図1】本発明に係るベンチレーテッドディスクの正面
図である。
図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
3a 第1湾曲リブ 3c 長尺半径リブ 3d 短尺半径リブ
Claims (1)
- 【請求項1】 インナーディスクの摺動面の面積をアウ
ターディスクの摺動面の面積より小さく形成すると共
に、半径方向に延在した内側部および円周方向に湾曲し
た外側部を有する第1湾曲リブと、該内側部を通る半径
線を挟んで該外周部と対称的に形成された第2湾曲リブ
とを備えたベンチレーテッドディスクにおいて、対向す
る側壁面が凹状の該第1湾曲リブ間に長尺半径リブを介
設し、かつ対向する側壁面が凸状の該第1湾曲リブ間に
短尺半径リブを介設したことを特徴とするベンチレーテ
ッドディスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26905092A JPH0674269A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | ベンチレーテッドディスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26905092A JPH0674269A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | ベンチレーテッドディスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0674269A true JPH0674269A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=17466980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26905092A Pending JPH0674269A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | ベンチレーテッドディスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0674269A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1522755A1 (de) * | 2003-10-08 | 2005-04-13 | DaimlerChrysler AG | Innenbelüftete Bremsscheibe |
JP2007154990A (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-21 | Advanex Inc | 回転ダンパー |
DE10060881B4 (de) * | 1999-12-07 | 2008-02-28 | Akebono Brake Industry Co., Ltd. | Belüftete Scheibe |
DE102012219676A1 (de) * | 2012-10-26 | 2014-04-30 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Bremsscheibe, insbesondere für eine Fahrzeugbremse |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP26905092A patent/JPH0674269A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10060881B4 (de) * | 1999-12-07 | 2008-02-28 | Akebono Brake Industry Co., Ltd. | Belüftete Scheibe |
EP1522755A1 (de) * | 2003-10-08 | 2005-04-13 | DaimlerChrysler AG | Innenbelüftete Bremsscheibe |
JP2007154990A (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-21 | Advanex Inc | 回転ダンパー |
DE102012219676A1 (de) * | 2012-10-26 | 2014-04-30 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Bremsscheibe, insbesondere für eine Fahrzeugbremse |
DE102012219676B4 (de) | 2012-10-26 | 2022-02-03 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Bremsscheibe, insbesondere für eine Fahrzeugbremse |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7568560B2 (en) | Center mount two piece brake rotor | |
US5284230A (en) | Ventilated disc unit for automotive brake system | |
US4013146A (en) | Disc brake cooling structure | |
DE60029610D1 (de) | Bremsscheibe für eine fahrzeug-scheibenbremse | |
JPH0674269A (ja) | ベンチレーテッドディスク | |
JPH0238107Y2 (ja) | ||
JP2010159849A (ja) | ブレーキダストカバー | |
JPH05164159A (ja) | ベンチレーテッドディスク | |
JPH0674268A (ja) | ベンチレーテッドディスク | |
US6401880B1 (en) | Brake rotor having cooling passageways with substantially constant cross-sections | |
JPH0526356Y2 (ja) | ||
JPH04101038U (ja) | ベンチレ−テツドデイスク | |
JPH05164160A (ja) | ベンチレーテッドディスク | |
JP2001071704A (ja) | ホイールカバー | |
JPH051734A (ja) | ベンチレーテツドデイスク | |
JP3665662B2 (ja) | 車両用ホイール | |
JP2011116195A (ja) | 車両用ホイール | |
JPH0526355Y2 (ja) | ||
JPH0322001Y2 (ja) | ||
JPH0319081B2 (ja) | ||
JPH051735A (ja) | ベンチレーテツドデイスク | |
JPH0453470Y2 (ja) | ||
JPS5940026A (ja) | 冷却用通気孔を有するブレ−キデイスク | |
JPH06249274A (ja) | ベンチレーテッドディスク | |
JPH01204843A (ja) | 車両用ディスクブレーキのディスクロータ冷却構造 |