JPH0526355Y2 - - Google Patents

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JPH0526355Y2
JPH0526355Y2 JP1988099509U JP9950988U JPH0526355Y2 JP H0526355 Y2 JPH0526355 Y2 JP H0526355Y2 JP 1988099509 U JP1988099509 U JP 1988099509U JP 9950988 U JP9950988 U JP 9950988U JP H0526355 Y2 JPH0526355 Y2 JP H0526355Y2
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disk
hole
air
ventilated
opening
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用ブレーキ装置のベンチレーテ
ツドデイスクに関するものであり、自動車、産業
用車両等に利用される。
(従来の技術) 従来、ベンチレーテツドデイスクは半径方向に
延びる多数のリブによつてインナーデイスクとア
ウターデイスクとが接続され、該両デイスクと該
リブとによつて通気孔が設けられる。インナーデ
イスクおよびアウターデイスクはそれぞれの内径
寸法および外径寸法が同一の環状体から形成さ
れ、かつ該通気孔の内側開口面積は該外側開口面
積より小さく形成されている(例えば、特公昭48
−3781号公報)。
(考案が解決しようとする課題) デイスクを任意の一方向に回転すると、通気孔
内の空気は遠心力によつて外側開口から押し出さ
れ、通気孔内の気圧が減少し新しい空気を内側開
口より吸い込み、デイスクの裏面に送風して冷却
しているが、インナーデイスクおよびアウターデ
イスクはそれぞれの内径寸法および外径寸法が同
一の環状体から形成され、かつ通気孔の内側開口
面積が該外側開口面積より小さく形成されている
ので、送風能力が低く思うような冷却効果が期待
できないという問題点がある。
そこで、本考案はかかる問題点を解消するため
になされたもので、通気孔内に従来に比してさら
に流量大なる空気を送風することによつて、より
効率の良い冷却効果を有するデイスクを提供する
ものである。
(課題を解決するための手段) 本考案のベンチレーテツドデイスクは、半径方
向に延びるリブの外側端部を二股状に形成すると
共に、該分岐部に空気が流通可能な貫通穴を設
け、しかもインナーデイスクおよびアウターデイ
スクのそれぞれの外径寸法を同一に形成し、かつ
該インナーデイスクの内径寸法を該アウターデイ
スクの内径寸法より大きく形成したことを特徴と
する。
(作用) ベンチレーテツドデイスクを任意の一方向に回
転すると、外部の新しい空気がインナーデイスク
側から通気孔の内側開口を経て該通気孔内に吸い
込まれ、リブに沿つて流通する空気は貫通穴近傍
部位に当接すると共に、該貫通穴を経て外部に流
出し、該貫通穴近傍部位を冷却せしめる。
(実施例) 第1〜3図は本考案に係るベンチレーテツドデ
イスクの一実施例であり、半径方向に延びる多数
のリブ1によつてインナーデイスク2とアウター
デイスク3とが接続され、該両デイスク2,3と
リブ1とによつて通気孔4が多数設けられ、イン
ナーデイスク2およびアウターデイスク3のそれ
ぞれの外径寸法が同一に形成されるが、インナー
デイスク2の内径寸法がアウターデイスク3の内
径寸法より大きく形成され、すなわちインナーデ
イスク2の摺動面2aの幅をアウターデイスク3
の摺動面3aの幅よりも狭く形成して、ベンチレ
ーテツドデイスクの回転に際して外部の新しい空
気がインナーデイスク2側から通気孔4内に流入
しやすいように形成されている。
リブ1の外側端部は二股状に形成されると共
に、リブ1の分岐部には空気が流通可能な貫通穴
5が設けられ、貫通穴5を介して流通孔4が相互
に連通している。6a,6bは通気孔4の外側開
口、7は該内側開口をそれぞれ示し、通気孔4の
内側開口7面積が該外側開口6b面積より大きく
形成されている。8はアウターデイスク3と一体
に接続した円筒形のハツト部である。
ベンチレーテツドデイスクを任意の一方向に回
転すると、通気孔4内の空気は遠心力によつて外
側開口6a,6bから押し出され、通気孔4内の
気圧が減少し、外部の新しい空気がインナーデイ
スク2側から内側開口7を経て通気孔4内に多量
に吸い込まれる。リブ1に沿つて流通する空気
は、貫通穴5近傍部位に当接すると共に、貫通穴
5を経て外側開口6aから外部に流出し、貫通穴
5近傍部位を冷却し、貫通穴5近傍部位にヒート
スポツトを発生させない。また、通気孔4内に流
入した新しい空気の大部分は外側開口6bから外
部に流出し、該空気によつてインナーデイスク2
およびアウターデイスク3が冷却される。
本考案のデイスクは上述した方向と逆方向に回
転しても、上述と同様の作用を奏する。
(考案の効果) 本考案によれば、外部の新しい空気がインナー
デイスク側から通気孔内に多量に流入し、リブに
沿つて流通する空気は貫通穴近傍部位に当接する
と共に、該貫通穴を経て外部に流出するので、冷
却性が大きく向上し、貫通穴近傍部位にはヒート
スポツトが発生せず、車両の前進時又は後退時に
拘らず、或はデイスクが車両の前後輪のどの位置
に取付けられても良好な冷却効果を有し、しかも
車両に装着された各デイスクには常に相等しいブ
レーキ制動力が発生するので、安定した制動効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るベンチレーテツドデイス
クの正面図、第2図は第1図の−断面図、第
3図はインナーデイスクを取り除いた状態の正面
図である。 1……リブ、2……インナーデイスク、3……
アウターデイスク、5……貫通穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 半径方向に延びるリブの外側端部を二股状に形
    成すると共に、該分岐部に空気が流通可能な貫通
    穴を設け、しかもインナーデイスクおよびアウタ
    ーデイスクのそれぞれの外形寸法を同一に形成
    し、かつ該インナーデイスクの内径寸法を該アウ
    ターデイスクの内径寸法より大きく形成したこと
    を特徴とするベンチレーテツドデイスク。
JP1988099509U 1988-07-27 1988-07-27 Expired - Lifetime JPH0526355Y2 (ja)

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JP1988099509U JPH0526355Y2 (ja) 1988-07-27 1988-07-27

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JPH0221342U JPH0221342U (ja) 1990-02-13
JPH0526355Y2 true JPH0526355Y2 (ja) 1993-07-02

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0238107Y2 (ja) * 1986-11-26 1990-10-15

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JPH0221342U (ja) 1990-02-13

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