JPH051735A - ベンチレーテツドデイスク - Google Patents
ベンチレーテツドデイスクInfo
- Publication number
- JPH051735A JPH051735A JP25015691A JP25015691A JPH051735A JP H051735 A JPH051735 A JP H051735A JP 25015691 A JP25015691 A JP 25015691A JP 25015691 A JP25015691 A JP 25015691A JP H051735 A JPH051735 A JP H051735A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disc
- radial direction
- area
- disk
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ベンチレーテッドディスクの冷却効果を向上
させて安定した制動効果を得る。 【構成】 リブ3は半径方向に延び、リブ3の外側端部
を二股状に形成すると共に、リブ3の分岐分5を非係合
に形成する。インナーディスク1およびアウターディス
ク2の各内壁面1b、2bにその内側端部から略中央部
まで半径方向に延びる半円錐状の溝6を設け、通気孔4
の内側開口7面積および該表面積を拡大させる。ディス
ク1、2の回転時に通気孔4の内側開口7から多量の空
気が通気孔4内に吸い込まれ、とりわけ分岐部5の非係
合部位を介して該両ディスク1、2を冷却する。
させて安定した制動効果を得る。 【構成】 リブ3は半径方向に延び、リブ3の外側端部
を二股状に形成すると共に、リブ3の分岐分5を非係合
に形成する。インナーディスク1およびアウターディス
ク2の各内壁面1b、2bにその内側端部から略中央部
まで半径方向に延びる半円錐状の溝6を設け、通気孔4
の内側開口7面積および該表面積を拡大させる。ディス
ク1、2の回転時に通気孔4の内側開口7から多量の空
気が通気孔4内に吸い込まれ、とりわけ分岐部5の非係
合部位を介して該両ディスク1、2を冷却する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ブレーキ装置の
ベンチレーテッドディスクに関するものであり、自動
車、産業用車両等に利用される。
ベンチレーテッドディスクに関するものであり、自動
車、産業用車両等に利用される。
【0002】
【従来の技術】従来のベンチレーテッドディスクとし
て、実公平2−38107号公報に示すようなものがあ
り、このものは、インナーディスクおよびアウターディ
スクが平滑な環状部材からなり、インナーディスクの摺
動面の面積がアウターディスクの摺動面の面積より小さ
く形成され、該両ディスクが外側端部を二股状に形成し
た半径方向に延びる多数のリブによって接続され、該両
ディスクおよび該リブによって通気孔が多数設けられて
いる。
て、実公平2−38107号公報に示すようなものがあ
り、このものは、インナーディスクおよびアウターディ
スクが平滑な環状部材からなり、インナーディスクの摺
動面の面積がアウターディスクの摺動面の面積より小さ
く形成され、該両ディスクが外側端部を二股状に形成し
た半径方向に延びる多数のリブによって接続され、該両
ディスクおよび該リブによって通気孔が多数設けられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のディスクは、デ
ィスクの回転時に通気孔の内側開口より流量大なる新し
い空気を吸い込み、通気孔内に強制送風した後、通気孔
の外側開口から大気中に排出しているが、リブの二股状
分岐部の冷却が不十分であるという問題点がある。そこ
で、本発明はかかる問題点を解消するためになされたも
ので、従来のディスクを改善してリブの二股状分岐部の
冷却性向上を図ることを目的とするものである。
ィスクの回転時に通気孔の内側開口より流量大なる新し
い空気を吸い込み、通気孔内に強制送風した後、通気孔
の外側開口から大気中に排出しているが、リブの二股状
分岐部の冷却が不十分であるという問題点がある。そこ
で、本発明はかかる問題点を解消するためになされたも
ので、従来のディスクを改善してリブの二股状分岐部の
冷却性向上を図ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のベンチレーテッ
ドディスクは、外側端部を二股状に形成した半径方向に
延びるリブの分岐部を非係合に形成し、かつインナーデ
ィスクおよびアウターディスクの各内壁面に、その内側
端部から略中央部まで半径方向に延びる半円錐状の溝を
設けたものであり、通気孔の内側開口面積および該表面
積を従来に比して大きく形成したものである。
ドディスクは、外側端部を二股状に形成した半径方向に
延びるリブの分岐部を非係合に形成し、かつインナーデ
ィスクおよびアウターディスクの各内壁面に、その内側
端部から略中央部まで半径方向に延びる半円錐状の溝を
設けたものであり、通気孔の内側開口面積および該表面
積を従来に比して大きく形成したものである。
【0005】
【作用】本発明は上述のような構成であるので、ディス
クの回転時に通気孔の内側開口から空気が多量に通気孔
内に吸い込まれ、リブに沿って強制送風された後、通気
孔の外側開口から大気中に順次排出され、とりわけリブ
分岐部の非係合部位を介してインナーディスクおよびア
ウターディスクが冷却される。
クの回転時に通気孔の内側開口から空気が多量に通気孔
内に吸い込まれ、リブに沿って強制送風された後、通気
孔の外側開口から大気中に順次排出され、とりわけリブ
分岐部の非係合部位を介してインナーディスクおよびア
ウターディスクが冷却される。
【0006】
【実施例】図1〜2に本発明に係るベンチレーテッドデ
ィスクが示され、環状体状のインナーディスク1とアウ
ターディスク2とが半径方向に延びる多数のリブ3によ
って接続されると共に、アウターディスク2の内側周縁
に有底円筒体状のハット部4が接続され、該両ディスク
1、2と該リブ3とによって通気孔4が多数設けられ
る。インナーディスク1およびアウターディスク2のそ
れぞれの外径寸法が同一に形成されるが、インナーディ
スク1の内径寸法がアウターディスク2の内径寸法より
大きく形成され、インナーディスク1の摺動面1aの面
積がアウターディスク2の摺動面2aの面積より小さく
形成されている。半径方向に延びたリブ3の外側端部が
二股状に形成されると共に、該分岐部5は非係合に形成
され、該両ディスク1、2の各内壁面1b、2bに、そ
の内側端部から略中央部まで半径方向に延びる半円錐状
の溝6が設けられ、分岐部5を介して通気孔4が相互に
連通し、しかも通気孔4の内側開口7面積が該外側開口
8面積より大きく形成されている。
ィスクが示され、環状体状のインナーディスク1とアウ
ターディスク2とが半径方向に延びる多数のリブ3によ
って接続されると共に、アウターディスク2の内側周縁
に有底円筒体状のハット部4が接続され、該両ディスク
1、2と該リブ3とによって通気孔4が多数設けられ
る。インナーディスク1およびアウターディスク2のそ
れぞれの外径寸法が同一に形成されるが、インナーディ
スク1の内径寸法がアウターディスク2の内径寸法より
大きく形成され、インナーディスク1の摺動面1aの面
積がアウターディスク2の摺動面2aの面積より小さく
形成されている。半径方向に延びたリブ3の外側端部が
二股状に形成されると共に、該分岐部5は非係合に形成
され、該両ディスク1、2の各内壁面1b、2bに、そ
の内側端部から略中央部まで半径方向に延びる半円錐状
の溝6が設けられ、分岐部5を介して通気孔4が相互に
連通し、しかも通気孔4の内側開口7面積が該外側開口
8面積より大きく形成されている。
【0007】本発明のディスクを任意の一方向に回転す
ると、通気孔4の内側開口7から空気が多量に通気孔4
内に吸い込まれ、リブ3に沿って強制送風された後、遠
心力によって該外側開口8から順次大気中に排出され、
該空気によってインナーディスク1とアウターディスク
2とが冷却され、とりわけ分岐部5の非係合部位を介し
て該両ディスク1、2が冷却される。
ると、通気孔4の内側開口7から空気が多量に通気孔4
内に吸い込まれ、リブ3に沿って強制送風された後、遠
心力によって該外側開口8から順次大気中に排出され、
該空気によってインナーディスク1とアウターディスク
2とが冷却され、とりわけ分岐部5の非係合部位を介し
て該両ディスク1、2が冷却される。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、外側端部を二股状に形
成した半径方向に延びるリブの分岐部を非係合に形成
し、かつインナーディスクおよびアウターディスクの各
内壁面に、その内側端部から略中央部まで半径方向に延
びる半円錐状の溝を設けたので、冷却効果が大きく向上
し、安定した制動効果が得られる。
成した半径方向に延びるリブの分岐部を非係合に形成
し、かつインナーディスクおよびアウターディスクの各
内壁面に、その内側端部から略中央部まで半径方向に延
びる半円錐状の溝を設けたので、冷却効果が大きく向上
し、安定した制動効果が得られる。
【図1】本発明に係るベンチレーテッドディスクの一部
破断正面図
破断正面図
【図2】本発明に係るベンチレーテッドディスクの断面
図
図
1 インナーディスク 1b 内壁面 2 アウターディスク 2b 内壁面 3 リブ 5 分岐分 6 溝
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 インナーディスクの摺動面の面積をアウ
ターディスクの摺動面の面積より小さく形成し、該両デ
ィスクを外側端部が二股状に形成された半径方向に延び
るリブを介して接続したベンチレーテッドディスクにお
いて、該リブの分岐部を非係合に形成し、かつ該インナ
ーディスクおよび該アウターディスクの各内壁面に、そ
の内側端部から略中央部まで半径方向に延びる半円錐状
の溝を設けたことを特徴とするベンチレーテッドディス
ク。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25015691A JPH051735A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | ベンチレーテツドデイスク |
DE4220728A DE4220728C2 (de) | 1991-06-25 | 1992-06-24 | Innenbelüftete Scheibenbremse |
US07/903,286 US5284230A (en) | 1991-06-25 | 1992-06-24 | Ventilated disc unit for automotive brake system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25015691A JPH051735A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | ベンチレーテツドデイスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051735A true JPH051735A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=17203660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25015691A Pending JPH051735A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | ベンチレーテツドデイスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH051735A (ja) |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP25015691A patent/JPH051735A/ja active Pending
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