JPH0674085A - 車両の自己診断装置 - Google Patents

車両の自己診断装置

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JPH0674085A
JPH0674085A JP25069492A JP25069492A JPH0674085A JP H0674085 A JPH0674085 A JP H0674085A JP 25069492 A JP25069492 A JP 25069492A JP 25069492 A JP25069492 A JP 25069492A JP H0674085 A JPH0674085 A JP H0674085A
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JP
Japan
Prior art keywords
flag bit
abnormality
diagnostic data
data
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP25069492A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiro Abeta
健浩 阿部田
Katsumi Takaba
克巳 鷹羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
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Priority to DE69315190T priority patent/DE69315190T2/de
Priority to EP93916209A priority patent/EP0607455B1/en
Priority to PCT/JP1993/001026 priority patent/WO1994004809A1/ja
Priority to US08/211,604 priority patent/US5506773A/en
Publication of JPH0674085A publication Critical patent/JPH0674085A/ja
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 誤った診断データの読み出しを効果的に防止
できる。 【構成】 制御ユニット1はCPU11とイグニション
キー遮断時にも記憶内容を保持するRAM13を有して
いる。CPU11は、車両搭載の各機器の異常を検出
し、異常が検出された時に、RAM13の所定位置にフ
ラグビットをセットし、その後に、異常コード、および
機器異常を解析するに必要な診断データをストアする。
全ての診断データをストアすると上記フラグビットはリ
セットされる。診断データのストア中に電源遮断がある
とフラグビットのリセットがなされないから、診断デー
タの読出し時にフラグビットの有無を確認すれば、誤っ
た診断データを読み出すことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車載機器の異常解析に必
要な診断データを記憶保持する車両の自己診断装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】現在の車両のエレクトロニクス化は目ざ
ましく、エンジンを初めとして車両各部の搭載機器が、
制御コンピュータにより互いに有機的に連結されて複雑
な動作を行っている。
【0003】この場合、ある単一の搭載機器の動作異常
を検出しても、その時の車両状態を示すデータ(診断デ
ータ)が広範囲に収集されなければ、他の搭載機器との
関連で真の原因は判明しないことが多い。また、一時的
な動作異常の後に自然回復することがあり、これは完全
な故障の予兆であることが多いが、降車後の点検でその
原因を発見することは至難である。
【0004】そこで、特開昭62−142849号公報
には、車両各部の診断データを、イグニションスイッチ
オフ時にもその内容を保持するメモリに一定周期毎に更
新記憶するとともに、搭載機器の異常が検出された後は
上記メモリ内容の更新を禁止(フリーズ)して、降車後
に異常原因を正確に把握できるようにした自己診断装置
が提案されている。
【0005】また、特開平3−92564号公報には、
上記診断データに加えて制御プログラムをもメモリに記
憶して、更に正確な異常原因の把握を試みた装置が提案
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来装
置では、異常発生までの間、一定周期毎にメモリに診断
データを記憶更新しているが、これはCPUの演算速度
との兼ね合いで負担となる場合があり、異常発生を検出
して初めて診断データを記憶しフリーズすることが考え
られる。
【0007】しかし、この場合の問題点として、異常検
出から全ての診断データのストアを完了するまでの間に
イグニションスイッチが遮断されると、未更新の誤った
データが残るため、異常解析に誤りを生じる。これを防
止するために、イグニションスイッチ遮断後も暫くCP
Uに電源を供給するメインリレーを設置することが考え
られるが、これはハード追加によるコストアップを招
く。
【0008】本発明はかかる課題を解決するもので、コ
ストアップを招くことなく、誤った診断データの読み出
しを効果的に防止できる車両の自己診断装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を図9で説
明すると、車両搭載の各機器の異常を検出する手段と、
イグニションスイッチオフ時にも内容を保持する記憶手
段と、機器異常が検出された時に、上記記憶手段の所定
位置にフラグビットをセットし、その後に機器異常を解
析するに必要な診断データをストアする手段と、全ての
診断データをストアした後に上記フラグビットをリセッ
トする手段とを具備している。
【0010】
【作用】上記構成において、異常検出時には診断データ
のストアに先立ってフラグビットがセットされる。この
フラグビットは全ての診断データのストアを完了した後
にリセットされるから、診断データのストア中に電源遮
断があるとフラグビットのリセットがなされない。した
がって、診断データの読出し時にフラグビットの有無を
確認すれば、誤った診断データを読み出すことはない。
【0011】
【実施例】図1には自己診断装置の全体構成を示す。制
御ユニット1はCPU11、ROM12、RAM13、
入出力(I/O)回路14、コンパレータ15等より構
成されている。CPU11、ROM12、RAM13、
I/O回路14にはイグニションスイッチ2を経てバッ
テリ3より電源が供給されている。RAM13の一部に
はバッテリ3より直接電源が供給されて、イグニション
スイッチ2遮断時にも記憶内容が保持されるスタンバイ
RAMとなっている。
【0012】コンパレータ15にはバッテリ電圧が入力
して基準電圧と比較され、これはI/O回路14のラッ
チポートに入力している。しかして、バッテリ電圧が低
下するとコンパレータ15より「1」レベル出力が発せ
られてI/O回路14内の電圧低下ラッチがセットされ
る。
【0013】I/O回路14にはスロットルセンサ2
1、エアフローメータ22、クランク角センサ23、水
温センサ24等の車両各部に設けたセンサよりセンサ信
号が入力されており、これら各センサ信号によりCPU
11にてROM12内の制御プログラムに応じて燃料噴
射量が求められる。そしてこの燃料噴射量に応じた出力
信号がI/O回路14を経て燃料噴射弁25に発せられ
る。なお、これら各センサ信号は診断データとして異常
検出時にフリーズされるようになっている。
【0014】異常診断をする場合には、図示の如くI/
O回路14にダイアグチェッカー4を接続して、RAM
13内にフリーズされた診断データを読み出す。
【0015】図2には、一例としてスロットルセンサの
異常検出プログラムを示す。ステップ(以下Sとする)
101,S102ではスロットル開度信号が0.1Vか
ら4.9Vの範囲にあるか確認し、この範囲にあればフ
ェイルカウンタをクリアするとともに、RAM13中の
フェイルフラグをクリアする(S105,S106)。
一方、上記範囲にない時間が500msを越えると(S
103)スロットルセンサ異常としてフェイルフラグを
セットする(S104)。
【0016】図3は上記フェイルフラグがセットされた
時に、これをスタンバイRAMにセットするプログラム
であり、65ms毎に起動する。S201ではスタンバ
イRAMに書込み可能か確認し、フェイルフラグがセッ
トされている場合には、スタンバイRAMの所定ビット
をセットして(S202,S203)、特定の機器異常
が検出されたことを記憶する。
【0017】図4にはスタンバイRAMのメモリ構成を
示す。スタンバイRAMには複数の記憶フレームが確保
され(図はそのうちの一つを示す)、各フレームの先頭
アドレスには、異常の種類に応じて定められた異常コー
ドとともに、フラグビットがセットされる。そして、以
降のアドレスには当該異常の解析に有用なエンジン回転
数(NE)、車速(SPD)等の診断データが順次スト
アされる。なお、各診断データは、8ビット又は、16
ビットとしてストアされる。
【0018】図5にはスタンバイRAMへの診断データ
の書込みを制御するプログラムを示す。プログラムは6
5ms毎に起動し、S301では異常コードが設定され
ているか確認する。異常コードが設定されていなければ
スタンバイRAMの所定ビットがセットされて異常が検
出されたか確認し(S302)、異常検出時にはS30
3以下に進む。S303では既述の先頭アドレスにフラ
グビット(図4)をセットし、続いてI/O回路14内
の電圧低下ラッチをクリアする(S304)。
【0019】S305では異常コードをセットし、続い
てエンジン回転数(NE)、車速(SPD)等の診断デ
ータを順次ストアする(S306,S307)。S30
8に至ると電圧低下ラッチがセットされたか確認し、セ
ットされていなければ上記フラグビットをクリアする
(S309)。
【0020】かかる処理手順における各ステップとフラ
グビットの経時変化を図6(1)に示す。S303でセ
ットされたフラグビットは、全ての診断データがストア
された後にS309でリセットされている。
【0021】図6(2)は診断データのストア途中でイ
グニションスイッチが遮断された場合を示す。電源遮断
以降はプログラムが実行されないから、フラグビットは
セットされたままとなる。
【0022】また、図6(3)は診断データのストア途
中で一時的に電源電圧が低下した場合を示し、電圧低下
時に電圧低下ラッチがセットされるからS309が実行
されず、フラグビットはセットされたままとなる。
【0023】図7には、I/O回路14に接続されたダ
イアグチェッカー4に、制御ユニット1側より診断デー
タを出力するプログラムを示す。S401でダイアグチ
ェッカーよりデータ出力リクエストがあったか確認す
る。リクエストがあった場合には、S402で出力すべ
き記憶フレームにおいて、上記フラグビットがセットさ
れていないことを確認して異常コードとフリーズされた
診断データを読み出す(S403,S404)。これを
全ての記憶フレームについて行なって、データ出力を終
了する(S405)。フラグビットがセットされている
と当該フレームの診断データの出力はなされないから、
データストア途中でのイグニションスイッチ遮断や電圧
低下により誤ったデータがストアされているフレームか
らのデータ出力が防止される。
【0024】図7は制御ユニット側で誤ったデータが出
力されないように制御ユニット1側での診断データ出力
処理内にその処理を組み込んだ例を示しているが、図8
に示すようにダイアグチェッカー4側で制御ユニット1
側にフリーズされているデータが誤ったものであるかを
判断してからデータを読み出すようにしてもよい。図8
によればS501で制御ユニットのCPUへデータリク
エストを出力し、S502でフラグビットを読み出す。
フラグビットがセットされていないことを確認して当該
フレームより異常コードおよび診断データを読み出す
(S503,S504,S505)。フラグビットがセ
ットされている場合には診断データは読み出さない。こ
れを全ての記憶フレームについて行なって、データ出力
を終了する(S506)。なお、この図8の例を使う場
合、制御ユニット1は図7の如き出力処理はせず、ダイ
アグチェッカーからのリクエストに応じて、フラグ,ダ
イアグコード,フリーズデータを順次出力するだけとな
る。
【0025】なお、上記実施例において、RAMの作動
電圧に余裕がある場合には電圧低下の検出は必ずしも必
要としない。
【0026】
【発明の効果】以上の如く、本発明の自己診断装置によ
れば、診断データのストア中に電源遮断が成された場合
には、フラグビットのセットの有無によりこれを判断し
て、誤った診断データの読み出しを確実に回避すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自己診断装置の全体構成を示す図である。
【図2】プログラムフローチャートである。
【図3】プログラムフローチャートである。
【図4】スタンバイRAMのメモリ構成を示す図であ
る。
【図5】プログラムフローチャートである。
【図6】タイムチャートである。
【図7】プログラムフローチャートである。
【図8】プログラムフローチャートである。
【図9】クレーム対応図である。
【符号の説明】 1 制御ユニット 11 CPU(異常検出手段、診断データストア手段、
フラグビットリセット手段) 13 RAM(記憶手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両搭載の各機器の異常を検出する手段
    と、イグニションスイッチオフ時にも内容を保持する記
    憶手段と、機器異常が検出された時に、上記記憶手段の
    所定位置にフラグビットをセットし、その後に機器異常
    を解析するに必要な診断データをストアする手段と、全
    ての診断データをストアした後に上記フラグビットをリ
    セットする手段とを具備する車両の自己診断装置。
JP25069492A 1992-08-11 1992-08-26 車両の自己診断装置 Pending JPH0674085A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25069492A JPH0674085A (ja) 1992-08-26 1992-08-26 車両の自己診断装置
DE69315190T DE69315190T2 (de) 1992-08-11 1993-07-22 Selbstdiagnosegerät eines fahrzeugs
EP93916209A EP0607455B1 (en) 1992-08-11 1993-07-22 Self-diagnosing apparatus of vehicle
PCT/JP1993/001026 WO1994004809A1 (en) 1992-08-11 1993-07-22 Self-diagnosing apparatus of vehicle
US08/211,604 US5506773A (en) 1992-08-11 1993-07-22 Self-diagnosing apparatus for motor vehicles

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25069492A JPH0674085A (ja) 1992-08-26 1992-08-26 車両の自己診断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0674085A true JPH0674085A (ja) 1994-03-15

Family

ID=17211656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25069492A Pending JPH0674085A (ja) 1992-08-11 1992-08-26 車両の自己診断装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0674085A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015040510A (ja) * 2013-08-22 2015-03-02 三菱航空機株式会社 航空機に搭載される制御システム、およびコンピュータプログラム
JP2016215884A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 三菱電機株式会社 車載用の電子制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015040510A (ja) * 2013-08-22 2015-03-02 三菱航空機株式会社 航空機に搭載される制御システム、およびコンピュータプログラム
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