JPH0674034B2 - 旋回体パ−キング用ブレ−キ装置 - Google Patents
旋回体パ−キング用ブレ−キ装置Info
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- JPH0674034B2 JPH0674034B2 JP1949787A JP1949787A JPH0674034B2 JP H0674034 B2 JPH0674034 B2 JP H0674034B2 JP 1949787 A JP1949787 A JP 1949787A JP 1949787 A JP1949787 A JP 1949787A JP H0674034 B2 JPH0674034 B2 JP H0674034B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、上部旋回式建設機械の旋回体パーキング用
ブレーキ装置に関する。
ブレーキ装置に関する。
従来の技術 建設機械の上部旋回体には、ブレーキ機構付旋回モータ
を搭載しているものがあるが、その従来技術油圧回路は
第２図に示す。図において、１は旋回モータ、２は旋回
モータ１に取付けられたブレーキ機構、３はブレーキ機
構２の油圧力作用部、4,5は旋回モータ１のポートイ，
ロ間に設けられたブレーキ弁、６は旋回切換弁、７はア
ーム切換弁、８は旋回用リモコン弁、９はその旋回用操
作レバ、10,11はリモコン弁８のパイロット弁、12はア
ーム用リモコン弁、13はアーム用操作レバ、14,15はリ
モコン弁12のパイロット弁、16はアームシリンダ、17は
電磁弁、18は電磁弁17の励磁コイル、19は電気回路、20
は電気回路19の電源、21はスイッチ、22はブレーキ作動
タイミング遅延用タイマ、23はメインポンプ、24はパイ
ロットポンプ、25は油タンクである。
を搭載しているものがあるが、その従来技術油圧回路は
第２図に示す。図において、１は旋回モータ、２は旋回
モータ１に取付けられたブレーキ機構、３はブレーキ機
構２の油圧力作用部、4,5は旋回モータ１のポートイ，
ロ間に設けられたブレーキ弁、６は旋回切換弁、７はア
ーム切換弁、８は旋回用リモコン弁、９はその旋回用操
作レバ、10,11はリモコン弁８のパイロット弁、12はア
ーム用リモコン弁、13はアーム用操作レバ、14,15はリ
モコン弁12のパイロット弁、16はアームシリンダ、17は
電磁弁、18は電磁弁17の励磁コイル、19は電気回路、20
は電気回路19の電源、21はスイッチ、22はブレーキ作動
タイミング遅延用タイマ、23はメインポンプ、24はパイ
ロットポンプ、25は油タンクである。
次に、従来技術旋回体パーキング用ブレーキ装置の作動
機能を第２図について述べる。電気回路19内スイッチ21
は、ブレーキ作動遅延用タイマ22を介して、旋回用操作
レバ９と連動可能に連結してある。そこで、運転者が旋
回モータ１を回転させるために、操作レバ９をハ位置ま
たはニ位置へ操作すると、スイッチ21は自動的に連動し
て電気回路19を閉じる。そうすると、電気回路19内励磁
コイル18は通電し、電磁弁17はホ位置よりへ位置に切換
わる。そこで、パイロットポンプ24からの吐出圧油は、
電磁弁17のヘ位置を経てブレーキ機構２の油圧力作用部
３へ送油される。そのために、ブレーキ機構２内のばね
（図示なし）は圧縮され、パーキング用ブレーキは解除
される。次に、パーキング用ブレーキ装置をブレーキ作
動させる場合について述べる。旋回モータ１の回転を停
止させるときに旋回用操作レバ９を中立位置に戻すと、
スイッチ21はブレーキ作動遅延用タイマ22を介し、遅延
時間を経て自動的に電気回路を開く。そこで、励磁弁18
は消磁され、電磁弁17はへ位置よりホ位置に戻る。その
ために、ブレーキ機構２の油圧力作用部３は、電磁弁17
ホ位置セクション内ドレン油路を通じて油タンク25へ連
通するので、ブレーキ機構２内のばねのばね力はブレー
キ作動を行う。
機能を第２図について述べる。電気回路19内スイッチ21
は、ブレーキ作動遅延用タイマ22を介して、旋回用操作
レバ９と連動可能に連結してある。そこで、運転者が旋
回モータ１を回転させるために、操作レバ９をハ位置ま
たはニ位置へ操作すると、スイッチ21は自動的に連動し
て電気回路19を閉じる。そうすると、電気回路19内励磁
コイル18は通電し、電磁弁17はホ位置よりへ位置に切換
わる。そこで、パイロットポンプ24からの吐出圧油は、
電磁弁17のヘ位置を経てブレーキ機構２の油圧力作用部
３へ送油される。そのために、ブレーキ機構２内のばね
（図示なし）は圧縮され、パーキング用ブレーキは解除
される。次に、パーキング用ブレーキ装置をブレーキ作
動させる場合について述べる。旋回モータ１の回転を停
止させるときに旋回用操作レバ９を中立位置に戻すと、
スイッチ21はブレーキ作動遅延用タイマ22を介し、遅延
時間を経て自動的に電気回路を開く。そこで、励磁弁18
は消磁され、電磁弁17はへ位置よりホ位置に戻る。その
ために、ブレーキ機構２の油圧力作用部３は、電磁弁17
ホ位置セクション内ドレン油路を通じて油タンク25へ連
通するので、ブレーキ機構２内のばねのばね力はブレー
キ作動を行う。
なお、従来技術油圧回路においては、第２図のように、
アーム用操作レバ13の操作は、旋回体パーキング用ブレ
ーキの解除および作動機能と関連がない。
アーム用操作レバ13の操作は、旋回体パーキング用ブレ
ーキの解除および作動機能と関連がない。
この発明の解決すべき問題点 前述のように従来技術の旋回体パーキングブレーキ装置
においては、ブレーキ機構の油圧力作用部をドレン油路
に連通させたときに、ブレーキ機構内ばねのばね力によ
ってメカニカルブレーキ作動をさせている。一方、油圧
回路において、旋回モータのポートイとポートロとの間
に並列に連結されたブレーキ弁のリリーフ設定圧により
油圧ブレーキ作用がなされている。それで、ブレーキ機
構付旋回モータには、ブレーキ作動時にばね力によるメ
カニカルパーキングブレーキ力とブレーキ弁による油圧
ブレーキ力の両者がはたらいている。上記のような構成
を有する油圧ショベルが、旋回をしないで、アームを前
後方向に回動させて土質の掘削作業を行う場合がある。
そして、アームの引込操作をしているときに、バケット
を左右側方に動かす大きな外力が作用することがある。
そのときにブレーキ機構付旋回モータには、上記メカニ
カルパーキングブレーキ力と油圧ブレーキ力とがともに
作用している。そのために、上記両者ブレーキ力のメカ
ニカルパーキングブレーキトルクおよび油圧ブレーキト
ルクの和が過大のため、油圧ショベルに旋回方向の緩衝
的逃げがなく、旋回動力伝動系統にある旋回減速機内ギ
ヤ、旋回ピニオン、リングギヤなどを破損させ、ひいて
は労働災害発生の原因となる事故があった。
においては、ブレーキ機構の油圧力作用部をドレン油路
に連通させたときに、ブレーキ機構内ばねのばね力によ
ってメカニカルブレーキ作動をさせている。一方、油圧
回路において、旋回モータのポートイとポートロとの間
に並列に連結されたブレーキ弁のリリーフ設定圧により
油圧ブレーキ作用がなされている。それで、ブレーキ機
構付旋回モータには、ブレーキ作動時にばね力によるメ
カニカルパーキングブレーキ力とブレーキ弁による油圧
ブレーキ力の両者がはたらいている。上記のような構成
を有する油圧ショベルが、旋回をしないで、アームを前
後方向に回動させて土質の掘削作業を行う場合がある。
そして、アームの引込操作をしているときに、バケット
を左右側方に動かす大きな外力が作用することがある。
そのときにブレーキ機構付旋回モータには、上記メカニ
カルパーキングブレーキ力と油圧ブレーキ力とがともに
作用している。そのために、上記両者ブレーキ力のメカ
ニカルパーキングブレーキトルクおよび油圧ブレーキト
ルクの和が過大のため、油圧ショベルに旋回方向の緩衝
的逃げがなく、旋回動力伝動系統にある旋回減速機内ギ
ヤ、旋回ピニオン、リングギヤなどを破損させ、ひいて
は労働災害発生の原因となる事故があった。
この発明は上記の問題を解決し、油圧ショベルのアーム
引込操作時に、自動的に旋回体パーキングブレーキを解
除できるそのブレーキ装置を提供することを目的とする
ものである。
引込操作時に、自動的に旋回体パーキングブレーキを解
除できるそのブレーキ装置を提供することを目的とする
ものである。
問題を解決するための手段 前記問題を解決するために講じたこの発明の手段は、 イ、旋回パーキング用ブレーキ機構の油圧力作用部とパ
イロットポンプとを連通する油路中間にパイロット切換
弁を設け、かつ、そのパイロット切換弁のドレン油路位
置と油タンクとを連通する油路中間に圧力補償弁および
絞り部を直列に配置し、 ロ、一方、旋回切換弁の左右両側パイロット圧受圧部を
連通する油路中間に旋回パイロット圧用シャトル弁を設
け、そのシャトル弁とアームシリンダ伸長操作側パイロ
ット油路とを連通する油路中間に、アームシリンダ伸長
パイロット圧用シャトル弁を設けるとともに、 ハ、上記アームシリンダ伸長パイロット圧用シャトル弁
と上記パイロット切換弁のパイロット圧受圧部とを連通
させて構成した。
イロットポンプとを連通する油路中間にパイロット切換
弁を設け、かつ、そのパイロット切換弁のドレン油路位
置と油タンクとを連通する油路中間に圧力補償弁および
絞り部を直列に配置し、 ロ、一方、旋回切換弁の左右両側パイロット圧受圧部を
連通する油路中間に旋回パイロット圧用シャトル弁を設
け、そのシャトル弁とアームシリンダ伸長操作側パイロ
ット油路とを連通する油路中間に、アームシリンダ伸長
パイロット圧用シャトル弁を設けるとともに、 ハ、上記アームシリンダ伸長パイロット圧用シャトル弁
と上記パイロット切換弁のパイロット圧受圧部とを連通
させて構成した。
作用 イ、油圧ショベルが旋回作動を開始するときには旋回用
リモコン弁の操作レバを左右いずれかの方向へ操作す
る。そうすると、パイロットポンプからの圧油は、旋回
パイロット圧用シャトル弁、アームシリンダ伸長パイロ
ット圧用シャトル弁を経て、パイロット切換弁のパイロ
ット圧受圧部に作用する。そこで、パイロット切換弁は
切換作動して、ドレン油路位置より開通油路位置に切換
わる。そのために、パイロットポンプからの圧油は、パ
イロット切換弁の開通油路位置を経て、ブレーキ機構の
油圧力作用部に作用する。そこで、旋回パーキング用ブ
レーキは解除される。
リモコン弁の操作レバを左右いずれかの方向へ操作す
る。そうすると、パイロットポンプからの圧油は、旋回
パイロット圧用シャトル弁、アームシリンダ伸長パイロ
ット圧用シャトル弁を経て、パイロット切換弁のパイロ
ット圧受圧部に作用する。そこで、パイロット切換弁は
切換作動して、ドレン油路位置より開通油路位置に切換
わる。そのために、パイロットポンプからの圧油は、パ
イロット切換弁の開通油路位置を経て、ブレーキ機構の
油圧力作用部に作用する。そこで、旋回パーキング用ブ
レーキは解除される。
ロ、油圧ショベルの旋回作動を停止させるときには、操
作している旋回用操作レバを中立位置に戻す。そうする
と、旋回切換弁の左右パイロット圧受圧部にパイロット
圧油は作用しないので、パイロット切換弁のパイロット
圧受圧部にも、パイロット圧油は作用しなくなる。そこ
で、パイロット切換弁は開通油路位置よりドレン油路位
置に切換わるので、ブレーキ機構内の作動油は、油圧力
作用部よりパイロット切換弁のドレン油路位置、圧力補
償弁、遅延用絞り部を経て、油タンクに戻る。したがっ
て、旋回体パーキング用ブレーキは、衝撃的に作用しな
いようなブレーキ作動にて、かつ、旋回用操作レバを中
立位置に戻した時点より若干遅延してブレーキ作動す
る。
作している旋回用操作レバを中立位置に戻す。そうする
と、旋回切換弁の左右パイロット圧受圧部にパイロット
圧油は作用しないので、パイロット切換弁のパイロット
圧受圧部にも、パイロット圧油は作用しなくなる。そこ
で、パイロット切換弁は開通油路位置よりドレン油路位
置に切換わるので、ブレーキ機構内の作動油は、油圧力
作用部よりパイロット切換弁のドレン油路位置、圧力補
償弁、遅延用絞り部を経て、油タンクに戻る。したがっ
て、旋回体パーキング用ブレーキは、衝撃的に作用しな
いようなブレーキ作動にて、かつ、旋回用操作レバを中
立位置に戻した時点より若干遅延してブレーキ作動す
る。
ハ、次に、油圧ショベルが旋回をしないで、アーム用操
作レバをアーム引込作動側に操作すると、アームシリン
ダは伸長作動する。それとともに、パイロットポンプか
らの圧油は、アームシリンダ伸長操作側パイロット油路
より、アームシリンダ伸長パイロット圧用シャトル弁を
経て、パイロット切換弁のパイロット圧受圧部に作用す
る。そこで、パイロット切換弁はドレン油路位置より開
通油路位置に切換わるので、旋回パーキング用ブレーキ
は解除される。したがって、油圧ショベルは旋回すると
き、または、アーム引込操作を行なっているときに、旋
回パーキング用ブレーキは解除される。
作レバをアーム引込作動側に操作すると、アームシリン
ダは伸長作動する。それとともに、パイロットポンプか
らの圧油は、アームシリンダ伸長操作側パイロット油路
より、アームシリンダ伸長パイロット圧用シャトル弁を
経て、パイロット切換弁のパイロット圧受圧部に作用す
る。そこで、パイロット切換弁はドレン油路位置より開
通油路位置に切換わるので、旋回パーキング用ブレーキ
は解除される。したがって、油圧ショベルは旋回すると
き、または、アーム引込操作を行なっているときに、旋
回パーキング用ブレーキは解除される。
実施例 以下、この発明の実施例を図面に基いて詳細に説明す
る。第１図は、この発明にかかる旋回体パーキング用ブ
レーキ装置の油圧回路図である。図において、１は旋回
モータ、２は旋回モータ１のブレーキ機構、３はブレー
キ機構２の油圧力作用部、６は旋回切換弁、７はアーム
切換弁、８は旋回用リモコン弁、12はアーム用リモコン
弁、16はアームシリンダ、26はパイロット切換弁、27は
パイロット圧受圧部、28は圧力補償弁、29は遅延用絞り
部、30,31はそれぞれシャトル弁、32,33は旋回切換弁６
の左右のパイロット圧受圧部、34はアーム切換弁７のア
ームシリンダ伸長操作側パイロット圧受圧部、35はアー
ムシリンダ伸長操作側パイロット油路である。それで、
この油圧回路では、ブレーキ機構２の油圧力作用部３と
パイロットポンプ24とを連通する油路中間にパイロット
切換弁26を設け、かつ、そのパイロット切換弁26のドレ
ン油路位置トと油タンク25とを連通する油路中間に、圧
力補償弁28と絞り部29を直列に配置した。一方、旋回切
換弁６の左右両側パイロット圧受圧部32,33を連通する
油路中間に旋回パイロット圧用シャトル弁30を設け、そ
のシャトル弁30とアームシリンダ伸長操作側パイロット
油路35とを連通する油路中間に、アームシリンダ伸長パ
イロット圧用シャトル弁31を設けた。それとともに、上
記シャトル弁31とパイロット切換弁26のパイロット圧受
圧部27とを、パイロット油路36にて連通させて構成し
た。
る。第１図は、この発明にかかる旋回体パーキング用ブ
レーキ装置の油圧回路図である。図において、１は旋回
モータ、２は旋回モータ１のブレーキ機構、３はブレー
キ機構２の油圧力作用部、６は旋回切換弁、７はアーム
切換弁、８は旋回用リモコン弁、12はアーム用リモコン
弁、16はアームシリンダ、26はパイロット切換弁、27は
パイロット圧受圧部、28は圧力補償弁、29は遅延用絞り
部、30,31はそれぞれシャトル弁、32,33は旋回切換弁６
の左右のパイロット圧受圧部、34はアーム切換弁７のア
ームシリンダ伸長操作側パイロット圧受圧部、35はアー
ムシリンダ伸長操作側パイロット油路である。それで、
この油圧回路では、ブレーキ機構２の油圧力作用部３と
パイロットポンプ24とを連通する油路中間にパイロット
切換弁26を設け、かつ、そのパイロット切換弁26のドレ
ン油路位置トと油タンク25とを連通する油路中間に、圧
力補償弁28と絞り部29を直列に配置した。一方、旋回切
換弁６の左右両側パイロット圧受圧部32,33を連通する
油路中間に旋回パイロット圧用シャトル弁30を設け、そ
のシャトル弁30とアームシリンダ伸長操作側パイロット
油路35とを連通する油路中間に、アームシリンダ伸長パ
イロット圧用シャトル弁31を設けた。それとともに、上
記シャトル弁31とパイロット切換弁26のパイロット圧受
圧部27とを、パイロット油路36にて連通させて構成し
た。
この発明にかかるブレーキ装置は上記のように構成され
ているが、次に、その作動機能について述べる。油圧シ
ョベルが旋回作動を開始するときには、旋回用リモコン
弁８の操作レバ９をハ位置またはニ位置の方向へ操作す
る。そうすると、パイロットポンプ24からの吐出圧油
は、油路36,37,旋回用リモコン弁８のパイロット弁10ま
たは11、シャトル弁30、パイロット油路38、シャトル弁
31、パイロット油路36を経て、パイロット切換弁26のパ
イロット圧受圧部27に作用する。そこで、パイロット切
換弁26はト位置よりチ位置に切換わる。そのために、パ
イロットポンプからの圧油は、油路36、39、切換弁26の
チ位置、油路40を経て、ブレーキ機構２の油圧力作用部
に作用する。そこで、旋回体レバーキング用ブレーキは
解除される。それから、油圧ショベルの旋回作動を停止
させるときには、操作している旋回用操作レバ９を中立
位置に戻す。そうすると、旋回切換弁６の左右パイロッ
ト圧受圧部32,33にパイロット圧油は作用しないので、
パイロット切換弁26のパイロット圧受圧部27にも、パイ
ロット圧油は作用しなくなる。そこで、パイロット切換
弁26は、チ位置よりト位置に切換わるので、ブレーキ機
構２内の作動油は、油圧力作用部３より油路40、パイロ
ット切換弁26のト位置、圧力補償弁28、絞り部29を経
て、油タンク25に戻る。したがって、旋回体パーキング
用ブレーキは、圧力補償弁28により、衝撃的に作用しな
いようなブレーキ作動にて、かつ、絞り部29により、旋
回用操作レバ９を中立位置に戻した時点より若干遅延し
てブレーキ作動する。次に、油圧ショベルが旋回をしな
いで、アーム用操作レバ13をアーム引込側リ位置の方向
に操作すると、アームシリンダ16は伸長作動する。それ
とともに、パイロットポンプ24からの圧油は、油路36、
37、アーム用リモコン弁12のパイロット弁14、パイロッ
ト油路35、シャトル弁31、パイロット油路36を経て、パ
イロット切換弁26のパイロット圧受圧部27に作用する。
そこで、パイロット切換弁26はト位置よりチ位置に切換
わるので、旋回パーキング用ブレーキは解除される。
ているが、次に、その作動機能について述べる。油圧シ
ョベルが旋回作動を開始するときには、旋回用リモコン
弁８の操作レバ９をハ位置またはニ位置の方向へ操作す
る。そうすると、パイロットポンプ24からの吐出圧油
は、油路36,37,旋回用リモコン弁８のパイロット弁10ま
たは11、シャトル弁30、パイロット油路38、シャトル弁
31、パイロット油路36を経て、パイロット切換弁26のパ
イロット圧受圧部27に作用する。そこで、パイロット切
換弁26はト位置よりチ位置に切換わる。そのために、パ
イロットポンプからの圧油は、油路36、39、切換弁26の
チ位置、油路40を経て、ブレーキ機構２の油圧力作用部
に作用する。そこで、旋回体レバーキング用ブレーキは
解除される。それから、油圧ショベルの旋回作動を停止
させるときには、操作している旋回用操作レバ９を中立
位置に戻す。そうすると、旋回切換弁６の左右パイロッ
ト圧受圧部32,33にパイロット圧油は作用しないので、
パイロット切換弁26のパイロット圧受圧部27にも、パイ
ロット圧油は作用しなくなる。そこで、パイロット切換
弁26は、チ位置よりト位置に切換わるので、ブレーキ機
構２内の作動油は、油圧力作用部３より油路40、パイロ
ット切換弁26のト位置、圧力補償弁28、絞り部29を経
て、油タンク25に戻る。したがって、旋回体パーキング
用ブレーキは、圧力補償弁28により、衝撃的に作用しな
いようなブレーキ作動にて、かつ、絞り部29により、旋
回用操作レバ９を中立位置に戻した時点より若干遅延し
てブレーキ作動する。次に、油圧ショベルが旋回をしな
いで、アーム用操作レバ13をアーム引込側リ位置の方向
に操作すると、アームシリンダ16は伸長作動する。それ
とともに、パイロットポンプ24からの圧油は、油路36、
37、アーム用リモコン弁12のパイロット弁14、パイロッ
ト油路35、シャトル弁31、パイロット油路36を経て、パ
イロット切換弁26のパイロット圧受圧部27に作用する。
そこで、パイロット切換弁26はト位置よりチ位置に切換
わるので、旋回パーキング用ブレーキは解除される。
以上のようにして、この発明にかかるブレーキ装置で
は、油圧ショベルが旋回するとき、または、アーム引込
操作を行なっているときに、旋回パーキング用ブレーキ
は解除される。したがって、油圧ショベルが掘削作業を
して、アームの引込操作をしているときに、バケットを
左右側方に動かす大きな外力が作用しても、旋回パーキ
ング用ブレーキは解除され、ブレーキ弁だけがはたらい
ているので、上記外力に対する衝撃的逃げを有するよう
になり、旋回動力伝動系統部品は破損しない。
は、油圧ショベルが旋回するとき、または、アーム引込
操作を行なっているときに、旋回パーキング用ブレーキ
は解除される。したがって、油圧ショベルが掘削作業を
して、アームの引込操作をしているときに、バケットを
左右側方に動かす大きな外力が作用しても、旋回パーキ
ング用ブレーキは解除され、ブレーキ弁だけがはたらい
ているので、上記外力に対する衝撃的逃げを有するよう
になり、旋回動力伝動系統部品は破損しない。
発明の効果 前述のようにこの発明にかかるブレーキ装置は、旋回パ
ーキング用ブレーキ機構の油圧力作用部とパイロットポ
ンプとを連通する油路中間にパイロット切換弁を設け、
かつ、そのパイロット切換弁のドレン油路位置と油タン
クとを連通する油路中間に圧力補償弁および絞り部を直
列に配置した。一方、旋回切換弁の左右両側パイロット
圧受圧部を連通する油路中間に旋回パイロット圧用シャ
トル弁を設け、そのシャトル弁とアームシリンダ伸長操
作側パイロット油路とを連通する油路中間に、アームシ
リンダ伸長パイロット圧シャトル弁を設けるとともに、
上記アームシリンダ伸長パイロット圧用シャトル弁と上
記パイロット切換弁のパイロット圧受圧部とを連通させ
て構成した。
ーキング用ブレーキ機構の油圧力作用部とパイロットポ
ンプとを連通する油路中間にパイロット切換弁を設け、
かつ、そのパイロット切換弁のドレン油路位置と油タン
クとを連通する油路中間に圧力補償弁および絞り部を直
列に配置した。一方、旋回切換弁の左右両側パイロット
圧受圧部を連通する油路中間に旋回パイロット圧用シャ
トル弁を設け、そのシャトル弁とアームシリンダ伸長操
作側パイロット油路とを連通する油路中間に、アームシ
リンダ伸長パイロット圧シャトル弁を設けるとともに、
上記アームシリンダ伸長パイロット圧用シャトル弁と上
記パイロット切換弁のパイロット圧受圧部とを連通させ
て構成した。
従来技術では、旋回用操作レバと電気回路内スイッチと
を連動させてブレーキ解除を行なっている。しかしこの
方式では、アーム引込操作時には、旋回体パーキング用
ブレーキは解除されなかった。そのために、油圧ショベ
ルが旋回をしないで、アームを引込操作して掘削を行な
っているときに、バケットを左右側方に動かす大きな外
力が作用すると、油圧ショベルに旋回方向の緩衝的逃げ
がなく、旋回動力伝動系統部品を破損させ、ひいては労
働災害発生の原因となる事故があった。
を連動させてブレーキ解除を行なっている。しかしこの
方式では、アーム引込操作時には、旋回体パーキング用
ブレーキは解除されなかった。そのために、油圧ショベ
ルが旋回をしないで、アームを引込操作して掘削を行な
っているときに、バケットを左右側方に動かす大きな外
力が作用すると、油圧ショベルに旋回方向の緩衝的逃げ
がなく、旋回動力伝動系統部品を破損させ、ひいては労
働災害発生の原因となる事故があった。
しかし、この発明にかかるブレーキ装置では、油圧ショ
ベルが掘削作業をして、アームの引込操作をしていると
きに、バケットを左右側方に動かす大きな外力が作用し
ても、旋回パーキング用ブレーキは解除され、ブレーキ
弁だけがはたらいているので、上記外力に対する緩衝的
逃げを有するようになった。したがって、油圧ショベル
がアームを引込操作して掘削を行なっているときに、過
大な旋回方向の外力を受けても、旋回動力伝動系統部品
の破損を防止し、安全性と経済性を向上させることがで
きる。
ベルが掘削作業をして、アームの引込操作をしていると
きに、バケットを左右側方に動かす大きな外力が作用し
ても、旋回パーキング用ブレーキは解除され、ブレーキ
弁だけがはたらいているので、上記外力に対する緩衝的
逃げを有するようになった。したがって、油圧ショベル
がアームを引込操作して掘削を行なっているときに、過
大な旋回方向の外力を受けても、旋回動力伝動系統部品
の破損を防止し、安全性と経済性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】 第１図はこの発明にかかるブレーキ装置の油圧回路図、
第２図は従来技術の油圧回路である。 １……旋回モータ ２……ブレーキ機構 ６……旋回切換弁 ７……アーム切換弁 ８……旋回用リモコン弁 12……アーム用リモコン弁 16……アームシリンダ 26……パイロット切換弁 28……圧力補償弁 29……絞り部
第２図は従来技術の油圧回路である。 １……旋回モータ ２……ブレーキ機構 ６……旋回切換弁 ７……アーム切換弁 ８……旋回用リモコン弁 12……アーム用リモコン弁 16……アームシリンダ 26……パイロット切換弁 28……圧力補償弁 29……絞り部
Claims (1)
- 【請求項１】上部旋回体を有し、かつ、この上部旋回体
の旋回軸部にブレーキ作動し、油圧力にてブレーキ解除
がなされるようにした旋回パーキング用ブレーキ機構を
そなえた上部旋回式建設機械において、上記ブレーキ機
構の油圧力作用部とパイロットポンプとを連通する油路
中間にパイロット切換弁を設け、かつ、そのパイロット
切換弁のドレン油路位置と油タンクとを連通する油路中
間に圧力補償弁および絞り部を直列に配置し、一方、旋
回切換弁の左右両側パイロット圧受圧部を連通する油路
中間に旋回パイロット圧用シャトル弁を設け、そのシャ
トル弁とアームシリンダ伸長操作側パイロット油路とを
連通する油路中間にアームシリンダ伸長パイロット圧用
シャトル弁を設けるとともに、そのアームシリンダ伸長
パイロット圧用シャトル弁と上記パイロット切換弁のパ
イロット圧受圧部とを連通させて構成したことを特徴と
する建設機械の旋回体パーキング用ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1949787A JPH0674034B2 (ja) | 1987-01-28 | 1987-01-28 | 旋回体パ−キング用ブレ−キ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1949787A JPH0674034B2 (ja) | 1987-01-28 | 1987-01-28 | 旋回体パ−キング用ブレ−キ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63188560A JPS63188560A (ja) | 1988-08-04 |
| JPH0674034B2 true JPH0674034B2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=12001007
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1949787A Expired - Fee Related JPH0674034B2 (ja) | 1987-01-28 | 1987-01-28 | 旋回体パ−キング用ブレ−キ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0674034B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106143456A (zh) * | 2016-08-30 | 2016-11-23 | 安徽合力股份有限公司 | 大吨位蓄电池叉车的制动系统 |
-
1987
- 1987-01-28 JP JP1949787A patent/JPH0674034B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63188560A (ja) | 1988-08-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |