JPH0673871B2 - 横型射出成形機 - Google Patents

横型射出成形機

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JPH0673871B2
JPH0673871B2 JP4387191A JP4387191A JPH0673871B2 JP H0673871 B2 JPH0673871 B2 JP H0673871B2 JP 4387191 A JP4387191 A JP 4387191A JP 4387191 A JP4387191 A JP 4387191A JP H0673871 B2 JPH0673871 B2 JP H0673871B2
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injection
injection device
rotary table
molding machine
purge
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Inventor
正志 寺山
直也 新関
智光 藤田
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株式会社新潟鉄工所
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1773Means for adjusting or displacing the injection unit into different positions, e.g. for co-operating with different moulds

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂成形品等を製造す
る横型射出成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】金型を設置する型締装置と、金型中に樹
脂材料を射出する射出装置とからなる横型射出成形機に
おいては、1つの型締装置に対しこれと対をなす1つの
射出装置が備わっているものが一般的であるが、樹脂成
形品の多品種少量生産を余儀なくされる場合、射出装置
における加熱シリンダ内の樹脂材料の交換(同じ材料で
も色の交換もある)工程、すなわち加熱シリンダ内の樹
脂材料のパージを行って加熱シリンダ内に新たな樹脂材
料を供給するといった作業に費やす時間が占める割合が
大きくなってしまい、非効率的である。この問題を改善
した射出成形機として、2つあるいはそれ以上の複数の
射出装置を、その先端の射出ノズルを型締装置に向けた
状態で機械長手方向と直交する方向に沿ってスライド可
能に設け、1つの射出装置を金型に対する射出位置に停
止させてその射出装置により金型中に樹脂材料を射出す
る形式のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の、2つあるいは
それ以上の複数の射出装置が機械長手方向と直交する方
向に沿ってスライドする形式の射出成形機においては、
各射出装置に種類の異なる樹脂材料(または異なる色の
材料)を供給しておくことにより、射出装置をスライド
させていくだけでそれらの樹脂成形品を連続して成形す
ることができるとともに、射出が終わった射出装置にお
ける加熱シリンダ内の樹脂材料の交換工程は、他の射出
装置が射出中にできるから効率的であるといった利点が
ある。しかしながら、全ての射出装置の射出ノズルが型
締装置に向いており、かつ各射出装置間の空間を大きく
取れないことから、樹脂材料の交換、あるいは加熱シリ
ンダの交換や整備といったメンテナンスがしにくく、ま
た、射出装置をスライドさせる機構が複雑であるととも
に、全体をできる限り小さくするために射出装置をその
スライド機構に合った独自のものとしなければならず、
その結果コストも高くつくといった不具合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の横型射出成形機
は、上記課題を解決するためになされたものであり、請
求項1としては、マシンボディ上に型締装置と射出装置
とが略水平な状態で設置される横型射出成形機におい
て、前記マシンボディ上に鉛直軸を中心にして回転する
ロータリーテーブルを設置するとともに、このロータリ
ーテーブルに、少なくとも二つの前記射出装置を、その
射出方向をロータリーテーブルの回転軸に対し略180
度反対向きに配して設置し、かつ、ロータリーテーブル
を回転させ、一方の射出装置が型締装置に対する射出位
置に位置するとき、他方の射出装置がパージ位置に位置
し、また、他方の射出装置が型締装置に対する射出位置
に位置するとき、一方の射出装置がパージ位置に位置す
るように、各射出装置を移動させる回転機構と、各射出
装置をそれぞれ射出位置ならびにパージ位置に停止させ
る位置決め機構とを備えることを特徴とし、請求項2と
しては、請求項1における射出成形機において、ロータ
リーテーブルを回転機構により回転させ、かつ、位置決
め機構により一方の射出装置を射出位置に、他方の射出
装置をパージ位置に停止させた状態を交互に繰り返させ
るとともに、射出位置に停止する射出装置に対し射出動
作信号を送り、かつパージ位置に停止する射出装置に自
動パージ動作信号を送る制御装置を備えることを特徴と
している。
【0005】
【作用】本発明の横型射出成形機によれば、各射出装置
に種類の異なる樹脂材料(異なる色の材料)を供給して
交互に射出していけば、それらの樹脂成形品を連続して
得ることができ、射出が終わった一方の射出装置の樹脂
材料の交換作業は、他方の射出装置の成形工程中にでき
るから、時間の無駄を生じることなく連続的かつ効率的
に樹脂成形品の多品種小量生産が可能である。各射出装
置は、ロータリーテーブルの上に互いに略180度向き
を変えて逆向きに配置されているから、パージ位置にあ
る射出装置の射出方向は型締装置と反対方向に向き、し
たがって、このパージ位置にある射出装置のパージ運
転、およびこれにともなう樹脂材料の交換といった諸作
業が、射出位置にある射出装置に干渉することなく広い
スペースを有効に利用して実施することができる。ま
た、各射出装置を射出位置からパージ位置に移動させる
には、回転機構によりロータリーテーブルを回転させる
ことにより容易になされ、その回転機構も簡単に構成で
きるとともに、各射出装置は、ロータリーテーブルに設
置するだけで射出位置およびパージ位置への移動が可能
であり、特に、各射出装置自体に回転機構を装備した
り、独自のものとする必要がなく既存のものを用いるこ
とができるから、コストの上昇が抑えられる。
【0006】また、射出成形機を請求項2の制御装置に
よって自動制御運転することにより、射出位置に停止す
る射出位置で成形運転を行なっている間に、パージ位置
に停止する射出装置で人手を煩わすことなく自動で次生
産用樹脂の準備が完了するので、成形完了後、回転機構
によりロータリーテーブルが回転することにより、容易
に次成形へ移行することができ、その結果、無駄時間の
少ない多品種少量の連続生産が容易に図られる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は、本実施例の横型射出成形機の平面図で
あり、この射出成形機1は、基台となるマシンボディ2
と、このマシンボディ2上の図中左側に配置された型締
装置3と、右側に配置された二つの射出装置、すなわち
第1の射出装置4Aおよび第2の射出装置4Bとを具備
している。
【0008】型締装置3は、ガード5内に収められてお
り、固定プレート6とエンドプレート(図示せず)間に
わたる複数のタイバー7に可動プレート8がタイバー7
に沿って移動可能に設けられ、エンドプレートに支持さ
れた(図示せぬ)型締シリンダにより可動プレート8と
固定プレート6とに取付けた金型を型締めする構成とな
っている。
【0009】図3に示すように、各射出装置4A、4B
はスクリュ式の同一構成のもので、加熱シリンダ10内
にホッパ11から樹脂材料を供給し、スライドシリンダ
12により加熱シリンダ10のノズル13を型締装置3
に設置された金型のゲートに接触させ、加熱シリンダ1
0内に挿入されたスクリュを射出シリンダ14により作
動させることにより、加熱シリンダ10内で溶融した樹
脂材料を金型内に射出する構成となっている。
【0010】これら各射出装置4A、4Bは、マシンボ
ディ2上に水平に配され、回転機構15により軸回りに
回転するよう構成されたロータリーテーブル16上に、
その射出方向が180度向きを変えて、すなわち互いに
反対向きに並べられ、ロータリーテーブル16の回転中
心を中心とする点対称位置に配置されている。
【0011】ロータリーテーブル16の回転機構15
は、図2に示すように、支持ベース17、油圧モータ1
8、中空のドライブシャフト22等から構成されてい
る。支持ベース17は、マシンボディ2の上面にボルト
20により固定されている。ドライブシャフト22は支
持ベース17の中央に、カラー24を挟んで上下に配さ
れた一対のベアリング25・25を介して支持されるこ
とにより、支持ベース17に対し軸回りに回転可能とな
っている。ロータリーテーブル16は、マシンボディ2
の上面より突出するドライブシャフト22の突出端部に
嵌合され、かつボルト26により固定されている。ロー
タリーテーブル16の中央上面には、ボルト27により
上部配管ブロック28が固定されている。上部配管ブロ
ック28に設けた油路出口側は、配管により各射出装置
4A・4Bの油圧シリンダや油圧モータ等のアクチュエ
ータに接続されている。
【0012】上記中空のドライブシャフト16の下端に
は、後述のギヤホルダ31を介してブロックサポート1
9が取付けられ、このブロックサポート19には、一対
の下部配管ブロック21・21が支持されており、これ
らの下部配管ブロック21・21の油路の入口側は、旋
回継手や油圧ホースを介して図示しない油圧原に、ま
た、その出口側は、油圧ホース21・21を介して前記
上部配管ブロック28の入口側に接続されている。
【0013】ドライブシャフト22の下端部には、ドラ
イブシャフト22と同軸的に、かつドライブシャフト2
2と一体回転可能に従動ギヤ29が嵌合されている。こ
の従動ギヤ29は、ボルト30によりドライブシャフト
22に固定された環状のギヤホルダ31により脱落不能
とされている。そして、この従動ギヤ29には、油圧モ
ータ18により回転される駆動ピニオン32が噛み合っ
ている。
【0014】油圧モータ18は、支持ベース17の裏面
にボルト33により固定されたハウジング34に固定さ
れ、その出力軸が、ハウジング34内に上下一対のベア
リング36を介して回転可能に支持され、前記駆動ピニ
オン32が一体に設けられた駆動軸35に連結されてい
る。したがって、油圧モータ18が作動すると、駆動ピ
ニオン32の回転がドライブシャフト22に伝達し、こ
のドライブシャフト22とともにロータリーテーブル1
6が回転するようになっている。ロータリーテーブル1
6の外周部には、マシンボディ2に固定されたテーブル
ガイド37が設けられている。
【0015】また、ロータリーテーブル16には、その
中心を通る直線上における中心線から対称位置に第1お
よび第2のブッシュ38A・38Bが嵌合され、これら
ブッシュ38A・38B内の孔が第1および第2のピン
孔38a・38bとされている。これらピン孔38a・
38bには、ロータリーテーブル16の回転にともなっ
て下記の位置決め機構39Aのピン39aが選択的に嵌
入し、その状態で、二つの射出装置4A・4Bのいずれ
か一方が射出位置に停止するようになっている。
【0016】さて、図3の矢印で示すように、ロータリ
ーテーブル16は、その上に設置された各射出装置4A
・4Bが、それぞれ型締装置3にノズル13が向く射出
位置に停止するよう往復半回転制御され、各射出装置4
A・4Bの射出位置を位置決めする前記位置決め機構3
9Aが、支持ベース17の外周部であって支持ベース1
7の中心(ロータリーテーブル16の中心)からの距離
が、前記各ピン孔38a・38bのロータリーテーブル
16の中心からの距離と等しい位置に設けられている。
この位置決め機構39Aは、支持ベース17に固定され
たブロック40に油圧シリンダ41がそのピストンロッ
ド42を上にして装着され、該ピストンロッド42に連
結され、ブロック40の支持穴39bに嵌合されている
た前記ピン39aが、油圧シリンダ41の作動で上下動
することにより、ロータリーテーブル16の前記各ブッ
シュ38A・38Bの各孔38a・38bに嵌入離脱す
るように設けられてなり、ピン39aが各孔38a・3
8bに嵌入すると、ロータリーテーブル16が回転不能
となり、このとき、射出装置4A・4Bのうちのいずれ
か一方が射出位置に、他方がパージ位置に位置決め停止
するようになっている。
【0017】すなわち、図3に示すように、ロータリー
テーブル16の停止は、ロータリーテーブル16が図3
において時計方向に回転されてその外周部に形成された
ドグ43が、マシンボディ2に設置された第1のリミッ
トスイッチ44aに接触すると、該第1のリミットスイ
ッチ44aからの信号により、回転装置15の油圧モー
タ18、および位置決め機構39Aの油圧シリンダ41
に対する油圧回路の第1電磁切換弁G1の一方のソレノ
イドを消磁して中立位置に切り換えられて、油圧モータ
18が停止するとともに、上記油圧回路の第2電磁切換
弁G2がそのソレノイドが励磁されて切り換えられ、油
圧シリンダ41のピストンロッド42が伸張してピン3
9aが第1のピン孔38aに嵌入することにより行なわ
れ、このとき、第1の射出装置4Aが射出位置に停止さ
れ、第2の射出装置4Bがパージ位置に停止される。
【0018】また、ロータリーテーブル16が、図3に
おいて反時計方向に回転されて、前記ドグ43がマシン
ボディ2に設置した第2のリミットスイッチ44bに接
触すると、該第2のリミットスイッチ44bからの信号
により第1電磁切換え弁G1がその他方のソレノイドを
消磁して中立位置に切り換えられて、油圧モータ18が
停止するとともに、第2電磁切換弁G2のソレノイドが
励磁して、後退位置にあった油圧シリンダ41のピスト
ンロッド42が伸張してピン39aが第2のピン孔38
bに嵌入し、ロータリーテーブル16は前記停止位置か
ら180度回転した位置に停止される。このとき、第2
の射出装置4Bが射出位置に位置され、第1の射出装置
4Aがパージ位置に停止される。
【0019】さて、上記射出成形機1は、制御装置45
により、ロータリーテーブル16の回転および各射出装
置4A・4Bによる樹脂材料の射出動作が自動制御され
て運転される。図4はこの制御装置45のブロック図を
示している。このブロック図においてNo.1は第1の
射出装置4A、No.2は第2の射出装置4Bである。
【0020】すなわち、この制御装置45によれば、ま
ず、第1および第2の射出装置4A・4Bによって、実
際に生産する数を設定する各生産数設定器SVC1,S
VC2の設定値と、第1および第2の射出装置4A・4
Bの生産数を計数するカウント回路PVC1,PVC2
の実測値と、第1の射出装置4Aの生産数に対する定数
α1、および第2の射出装置4Bの生産数に対する定数
α2を設定するα1設定器、α2設定器の設定値とがそれ
ぞれ比較判定回路46に入力され、該比較設定回路46
において上記各値が所定の演算式に従って比較される。
この比較判定回路46から、射出工程中の各射出装置4
A・4Bの生産完了予告ないし生産完了の信号がシーケ
ンス選択回路47を経てシーケンス回路48に送られ
る。このシーケンス回路48には、各リミットスイッチ
44a,44bのON・OFF信号が入力される。
【0021】一方、各射出装置4A・4Bの加熱シリン
ダ10の温度を、成形温度と保温温度に設定する温度設
定器49の信号が、温度設定選択回路50を経て各射出
装置4A・4Bに接続された温度制御器51から各射出
装置4A・4Bのヒータおよびサーモカップルに送られ
る。温度設定選択回路50には、シーケンス回路48か
ら、各射出装置が成形工程か保温工程かの信号が送ら
れ、また、温度制御器51からは、シーケンス回路48
に成形温度に達した昇温完了信号を送る。そして、シー
ケンス回路48から、第1および第2の射出装置4A・
4B、回転機構15、ならびに位置決め機構39Aに、
生産運転、パージ運転およびロータリーテーブル16の
回転・停止の信号を送る。
【0022】さて、上記制御装置45により、射出成形
機1は具体的に図5のフローチャートおよび図6のチャ
ート図に示すようその動作が制御される。第1の射出装
置4Aが射出位置に停止して生産運転を行なっている状
態から説明すると、第1の射出装置4Aが射出位置にあ
って、位置決め機構39Aのピン39aが第1のブッシ
ュ38Aのピン孔38aに嵌入されロータリーテーブル
16が停止している状態で、生産数をカウントしながら
所定数を射出成形している間、第2の射出装置4Bは、
ノズル13が前進位置において加熱シリンダ10の保温
がなされるとともに、続いて成形温度に昇温された後、
加熱シリンダ10内の自動パージがなされる。
【0023】第1の射出装置4Aの所定数の射出と第2
の射出装置4Bの自動パージがそれぞれ完了したら、各
射出装置4A、4Bの各ノズル13のが後退した後、位
置決め機構39Aの油圧シリンダ41の各ピストンロッ
ド42が後退することにより、ピン39aが第1のブッ
シュ38Aより抜け出た後、油圧モータ18が正転して
ロータリーテーブル16が図3において反時計方向に回
転する。ロータリーテーブル16が180度正転する
と、リミットスイッチ44bに各ドグ43が接触して作
動し油圧モータ18が停止してロータリーテーブル16
も停止する。次いで、位置決め機構39Aの油圧シリン
ダ41のピストンロッド42が進出してピン39aが第
2のブッシュ38Bのピン孔38bに嵌入する。これに
より、ロータリーテーブル16が回転不能となって第2
の射出装置4Bが射出位置に、また、第1の射出装置4
Aがパージ位置に位置決め停止される。
【0024】第2の射出装置4Bによる射出工程と、第
1の射出装置4Aに対するパージ工程がそれぞれ前記と
同様に行なわれ、これらが完了したら、位置決め機構3
9Aによるロータリーテーブル16の停止状態が解除さ
れた後、ロータリーテーブル16が図3において時計方
向に逆転して、最初の段階のように第1の射出装置4A
が射出位置に、第2の射出装置4Bがパージ位置に再び
戻り、上記と同様に、第1の射出装置4Aによる射出と
第2の射出装置4Bによるパージを行なう。
【0025】以上の動作が繰り返されて、射出成形機1
により成形品が次々に得られるが、この射出成形機1に
よれば、各射出装置4A・4Bに種類の異なる樹脂材料
(異なる色の材料)を供給して交互に射出していけば、
それらの樹脂成形品を連続して得ることができる。そし
て、射出が終わった一方の射出装置4A(4B)におけ
る加熱シリンダ10内の樹脂材料の交換作業は、他方の
射出装置4B(4A)が成形工程中にできるから、時間
の無駄を生じることなく連続的かつ効率的に樹脂成形品
の多品種小量生産が可能である。しかも、各射出装置4
A・4Bは、ロータリーテーブル16の上に水平に横に
並べられ、かつ互いに180度向きを変えて逆向きに配
置されているから、パージ位置にある射出装置4A(4
B)のノズル13は型締装置3とは反対方向に向くこと
になり、したがって、このパージ位置にある射出装置4
A(4B)のパージ運転、およびこれにともなう樹脂材
料の交換、さらには加熱シリンダ10の交換や整備、点
検といったメンテナンス作業が、射出位置にある射出装
置4B(4A)に干渉することなく広いスペースを有効
に利用して実施することができる。
【0026】また、各射出装置4A・4Bを射出位置か
らパージ位置に移動させるには、回転機構15によりロ
ータリーテーブル16を水平面内で正転・逆転すること
により容易になされる。さらに、その回転機構15も簡
単な構成であるとともに、各射出装置4A・4Bは、ロ
ータリーテーブル16に設置するだけで射出位置および
パージ位置への移動が可能であり、特に、各射出装置4
A・4B自体に回転機構を装備したり、独自のものとす
る必要がなく既存のものを用いることができるから、コ
ストの上昇が抑えられる。
【0027】また、射出成形機1を上記のように制御装
置45によって自動制御運転することにより人手を煩わ
すことなく無駄時間の少ない多品種少量の効率良い連続
生産が容易に図られる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の横型射出
成形機によれば、マシンボディ上に型締装置と射出装置
とが略水平な状態で設置される横型射出成形機におい
て、マシンボディ上に鉛直軸を中心にして回転するロー
タリーテーブルを設置するとともに、このロータリーテ
ーブルに、少なくとも二つの前記射出装置を、その射出
方向をロータリーテーブルの回転軸に対し略180度反
対向きに配して設置し、かつ、ロータリーテーブルを回
転させ、一方の射出装置が型締装置に対する射出位置に
位置するとき、他方の射出装置がパージ位置に位置し、
また、他方の射出装置が型締装置に対する射出位置に位
置するとき、一方の射出装置がパージ位置に位置するよ
うに、各射出装置を移動させる回転機構と、各射出装置
をそれぞれ射出位置ならびにパージ位置に停止させる位
置決め機構とを備えることを特徴とするもので、各射出
装置に種類の異なる樹脂材料(または異なる色の材料)
を供給して交互に射出していけば、それらの樹脂成形品
を連続して得ることができ、射出が終わった一方の射出
装置の樹脂材料の交換作業は、他方の射出装置の成形工
程中にできるから、時間の無駄を生じることなく連続的
かつ効率的に樹脂成形品の多品種小量生産が可能であ
る。各射出装置は、ロータリーテーブルの上に互いに略
180度向きを変えて逆向きに配置されているから、パ
ージ位置にある射出装置の射出方向は型締装置と反対方
向に向き、したがって、このパージ位置にある射出装置
のパージ運転、およびこれにともなう樹脂材料の交換と
いった諸作業が、射出位置にある射出装置に干渉するこ
となく広いスペースを有効に利用して実施することがで
きる。また、各射出装置を射出位置からパージ位置に移
動させるには、回転機構によってロータリーテーブルを
回転させることにより容易になされ、その回転機構も簡
単に構成できるとともに、各射出装置は、ロータリーテ
ーブルに設置するだけで射出位置およびパージ位置への
移動が可能であり、特に、各射出装置自体に回転機構を
装備したり、独自のものとする必要がなく既存のものを
用いることができるから、コストの上昇が抑えられる。
また、ロータリーテーブルを回転機構により回転させ、
かつ、位置決め機構により一方の射出装置を射出位置
に、他方の射出装置をパージ位置に停止させた状態を交
互に繰り返させるとともに、射出位置に停止する射出装
置に対し射出動作信号を送り、かつパージ位置に停止す
る射出装置に自動パージ動作信号を送る制御装置を備え
自動制御運転を行なうことにより、無駄時間の少ない多
品種少量の効率良い連続生産が容易に図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の正面図である。
【図2】回転機構および位置決め機構を説明するための
側断面図である。
【図3】ロータリーテーブル、回転機構および停止機構
等を説明するための斜視図である。
【図4】制御装置のブロック図である。
【図5】制御装置による自動運転制御のフローチャート
である。
【図6】第1および第2の射出装置の運転状態を時間対
比したチャート図である。
【符号の説明】
1 射出成形機 2 マシンボディ 3 型締装置 4A 第1の射出装置 4B 第2の射出装置 15 回転機構 16 ロータリーテーブル 39A 位置決め機構 45 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マシンボディ上に型締装置と射出装置と
    が略水平な状態で設置される横型射出成形機において、
    前記マシンボディ上に鉛直軸を中心にして回転するロー
    タリーテーブルを設置するとともに、このロータリーテ
    ーブルに、少なくとも二つの前記射出装置を、その射出
    方向をロータリーテーブルの回転軸に対し略180度反
    対向きに配して設置し、かつ、ロータリーテーブルを回
    転させ、一方の射出装置が型締装置に対する射出位置に
    位置するとき、他方の射出装置がパージ位置に位置し、
    また、他方の射出装置が型締装置に対する射出位置に位
    置するとき、一方の射出装置がパージ位置に位置するよ
    うに、各射出装置を移動させる回転機構と、各射出装置
    をそれぞれ射出位置ならびにパージ位置に停止させる位
    置決め機構とを備えることを特徴とする横型射出成形
    機。
  2. 【請求項2】請求項1における射出成形機において、ロ
    ータリーテーブルを回転機構により回転させ、かつ、位
    置決め機構により一方の射出装置を射出位置に、他方の
    射出装置をパージ位置に停止させた状態を交互に繰り返
    させるとともに、射出位置に停止する射出装置に対し射
    出動作信号を送り、かつパージ位置に停止する射出装置
    に自動パージ動作信号を送る制御装置を備えることを特
    徴とする横型射出成形機。
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