JPH0673773A - トイレルーム - Google Patents
トイレルームInfo
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- JPH0673773A JPH0673773A JP22665392A JP22665392A JPH0673773A JP H0673773 A JPH0673773 A JP H0673773A JP 22665392 A JP22665392 A JP 22665392A JP 22665392 A JP22665392 A JP 22665392A JP H0673773 A JPH0673773 A JP H0673773A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet
- toilet room
- stool
- fan
- exhaust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 便器を快適に使用する。施工作業の安全性を
確保する。トイレルーム内の納まりを良くする。清掃を
簡便に行う。 【構成】 便器11の後方に洗浄用ロータンク10を収
納する収納部15を設ける。収納部15内にファン5a
を備えた排気部5を配置する。収納部15には便器11
に面した隙間Gと、床下に通じる排気口30とを設け
る。便器11の使用時にファン5aを作動させると、便
器11から出てくる悪臭は上記隙間Gから収納部15内
に吸引され、さらに床下に強制的に排気される。従っ
て、悪臭が使用者の鼻の周囲を通過しにくい構造とな
り、便器11を快感に使用できる。ファン5aの配線、
点検等を前パネル22の一部を開いて行うことにより、
低所での作業が可能となる。トイレルーム1内を水洗い
によって清掃する際に、床洗浄水がファン5aに入った
り、ファン5aに手が触れたりする心配がない。
確保する。トイレルーム内の納まりを良くする。清掃を
簡便に行う。 【構成】 便器11の後方に洗浄用ロータンク10を収
納する収納部15を設ける。収納部15内にファン5a
を備えた排気部5を配置する。収納部15には便器11
に面した隙間Gと、床下に通じる排気口30とを設け
る。便器11の使用時にファン5aを作動させると、便
器11から出てくる悪臭は上記隙間Gから収納部15内
に吸引され、さらに床下に強制的に排気される。従っ
て、悪臭が使用者の鼻の周囲を通過しにくい構造とな
り、便器11を快感に使用できる。ファン5aの配線、
点検等を前パネル22の一部を開いて行うことにより、
低所での作業が可能となる。トイレルーム1内を水洗い
によって清掃する際に、床洗浄水がファン5aに入った
り、ファン5aに手が触れたりする心配がない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾式工法におけるトイ
レルームに関し、詳しくはトイレルーム内の換気、及び
電気配線の点検、さらには床パンの防水等の構造に関す
る。
レルームに関し、詳しくはトイレルーム内の換気、及び
電気配線の点検、さらには床パンの防水等の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のトイレルーム1′においては、例
えば図7に示すように、電気配線の接続場所は天井裏に
あり、天井裏に設置したジョイントボックス2によって
コンセントや照明器具4、ファン5′等の配線を行って
おり、トイレルーム1′内の悪臭をファン5′によって
ダクト6から建物壁に設けたフード7側に排気するもの
である。また、トイレルーム1′内の配管は、外部から
引き込まれた給水管8を床パン9′から立ち上げて洗浄
用ロータンク10に接続していた。
えば図7に示すように、電気配線の接続場所は天井裏に
あり、天井裏に設置したジョイントボックス2によって
コンセントや照明器具4、ファン5′等の配線を行って
おり、トイレルーム1′内の悪臭をファン5′によって
ダクト6から建物壁に設けたフード7側に排気するもの
である。また、トイレルーム1′内の配管は、外部から
引き込まれた給水管8を床パン9′から立ち上げて洗浄
用ロータンク10に接続していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
にファン5′を天井14に取付ける構造では、便器11
の使用時において便器11内の悪臭が鼻の周囲を通過し
て天井14側に排気されるため、きわめて不快なもので
あった。しかも、ファン5′等の配線作業において、ジ
ョイントボックス2を天井裏に設置しているため、天井
裏での配線作業が高所作業となり、現場作業に危険を伴
うばかりか、天井裏に照明を当てながら作業を行う必要
があり、作業に手間がかかるという不具合がある。ま
た、洗浄用ロータンク10への給水管8の接続がトイレ
ルーム1′内の目に見える位置で行われているため、納
まりが悪くなって見苦しいものとなり、清掃し難いもの
となっていた。さらに、ダクト工事やメンテナンスのた
めの点検口12を天井14に設けたり、建物壁にフード
7を取付けたりする必要があるため、部品点数の増加に
伴うコストアップ、施工の複雑化に加えて、洗浄用ロー
タンク10による騒音発生や、天井14、建物壁の見栄
えが夫々悪くなるなどの問題がある。そこで、ファン
5′をトイレルーム1′の床に設置することが考えられ
るが、トイレルーム′内を水洗いによって清掃する際
に、床洗浄水がファン5′に入り、ファン5′の故障原
因となったり、或いはファン5′に手が触れるなど、安
全面で問題があった。
にファン5′を天井14に取付ける構造では、便器11
の使用時において便器11内の悪臭が鼻の周囲を通過し
て天井14側に排気されるため、きわめて不快なもので
あった。しかも、ファン5′等の配線作業において、ジ
ョイントボックス2を天井裏に設置しているため、天井
裏での配線作業が高所作業となり、現場作業に危険を伴
うばかりか、天井裏に照明を当てながら作業を行う必要
があり、作業に手間がかかるという不具合がある。ま
た、洗浄用ロータンク10への給水管8の接続がトイレ
ルーム1′内の目に見える位置で行われているため、納
まりが悪くなって見苦しいものとなり、清掃し難いもの
となっていた。さらに、ダクト工事やメンテナンスのた
めの点検口12を天井14に設けたり、建物壁にフード
7を取付けたりする必要があるため、部品点数の増加に
伴うコストアップ、施工の複雑化に加えて、洗浄用ロー
タンク10による騒音発生や、天井14、建物壁の見栄
えが夫々悪くなるなどの問題がある。そこで、ファン
5′をトイレルーム1′の床に設置することが考えられ
るが、トイレルーム′内を水洗いによって清掃する際
に、床洗浄水がファン5′に入り、ファン5′の故障原
因となったり、或いはファン5′に手が触れるなど、安
全面で問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、便器を快適に使用
できると共に、施工作業の安全性を確保できると共に、
トイレルーム内の納まりを良くして、清掃を簡便に行う
ことができるようにしたトイレルームを提供するにあ
る。
たもので、その目的とするところは、便器を快適に使用
できると共に、施工作業の安全性を確保できると共に、
トイレルーム内の納まりを良くして、清掃を簡便に行う
ことができるようにしたトイレルームを提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るため、本発明は、便器11の後方に洗浄用ロータンク
10を収納する収納部15が配設され、上記収納部15
内にはファン5aを備えた排気部5が収納されると共
に、上記収納部15には便器11に面した隙間Gと、床
下に通じる排気口30とが設けられて成るものである。
るため、本発明は、便器11の後方に洗浄用ロータンク
10を収納する収納部15が配設され、上記収納部15
内にはファン5aを備えた排気部5が収納されると共
に、上記収納部15には便器11に面した隙間Gと、床
下に通じる排気口30とが設けられて成るものである。
【0006】上記収納部15には、上記排気部5に対応
した位置に点検口41が設けられ、上記点検口41に着
脱自在のパネル22Aが嵌め込まれているのが好まし
い。上記排気部5は、トイレルーム1内の床パン9より
も高さの高い位置に配置されているのが好ましい。
した位置に点検口41が設けられ、上記点検口41に着
脱自在のパネル22Aが嵌め込まれているのが好まし
い。上記排気部5は、トイレルーム1内の床パン9より
も高さの高い位置に配置されているのが好ましい。
【0007】
【作用】本発明によれば、便器11の後方に洗浄用ロー
タンク10を収納する収納部15を設け、上記収納部1
5内にファン5aを備えた排気部5を配置し、収納部1
5には便器11に面した隙間Gと、床下に通じる排気口
30とを設けるようにしたから、便器11の使用時にフ
ァン5aを作動させると、便器11から出てくる悪臭は
上記隙間Gから収納部15内に吸引され、さらに床下の
排気口30から屋外に強制的に排気されるので、悪臭が
使用者の鼻の周囲を通過しにくい構造となり、不快感を
なくすことができる。また、騒音発生源である洗浄用ロ
ータンク10を収納部15に収納することによって低騒
音化を図ることができるようになる。しかも、上記ファ
ン5aの施工やメンテナンス時には、従来の天井裏での
作業と異なり、低所での作業が可能となり、作業の安全
を図ることができる。さらに、洗浄用ロータンク10へ
の給水管8の接続を収納部15内、つまりトイレルーム
1内の目に見えない位置で行うことにより、トイレルー
ム1内を水洗いによって清掃する場合、床洗浄水がファ
ン5aに入ったり、ファン5aに手が触れるなどのおそ
れをなくすことができる。
タンク10を収納する収納部15を設け、上記収納部1
5内にファン5aを備えた排気部5を配置し、収納部1
5には便器11に面した隙間Gと、床下に通じる排気口
30とを設けるようにしたから、便器11の使用時にフ
ァン5aを作動させると、便器11から出てくる悪臭は
上記隙間Gから収納部15内に吸引され、さらに床下の
排気口30から屋外に強制的に排気されるので、悪臭が
使用者の鼻の周囲を通過しにくい構造となり、不快感を
なくすことができる。また、騒音発生源である洗浄用ロ
ータンク10を収納部15に収納することによって低騒
音化を図ることができるようになる。しかも、上記ファ
ン5aの施工やメンテナンス時には、従来の天井裏での
作業と異なり、低所での作業が可能となり、作業の安全
を図ることができる。さらに、洗浄用ロータンク10へ
の給水管8の接続を収納部15内、つまりトイレルーム
1内の目に見えない位置で行うことにより、トイレルー
ム1内を水洗いによって清掃する場合、床洗浄水がファ
ン5aに入ったり、ファン5aに手が触れるなどのおそ
れをなくすことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。本実施例に用いられるトイレルーム1は、図2
に示すように、照明器具4を備えた天井14と、収納部
15を備えた壁16と、便器11が設置される床パン9
とで構成されている。上記天井14は、例えば真空成形
されたアーチ形天井であって、従来のようなメンテンナ
ス用等の点検口は設けられていない。一方、壁16は、
例えば石膏ボードから成る上壁16aと、例えばネオセ
ライトから成る下壁16bとに上下2分割されている。
上壁16aには例えばコルクボード、絵、カレンダー、
タペストリー等が掛けられる掛合部17が設けられてい
る。また、下壁16bは、図1に示すように、その上縁
部16b′と上壁16aの下縁部16a′との間にT型
支持ブラケット18が嵌め込まれており、このT型支持
ブラケット18によって給水口21とボウル52とを備
えたカウンタ19が下壁16bの上縁部16b′に沿っ
て支持されている。さらに、下壁16bの下縁部16
b′は床パン9の表面に突設したダボ20に嵌め込まれ
ている。そして、上記カウンタ19の下部の下壁16b
と前パネル22とで囲まれた収納部15内には洗浄用ロ
ータンク10が配置されている。この洗浄用ロータンク
10は洗浄水供給管23を介して便器11に連通してお
り、前パネル22に設けた洗浄操作レバー24の操作に
よって便器11内に洗浄水が供給されるようになってい
る。さらに、上記収納部15内の洗浄用ロータンク10
の下方には、床パン9と前パネル22と下壁16bとで
囲まれた電気配線、排水配管用のスペースSが形成され
ている。
明する。本実施例に用いられるトイレルーム1は、図2
に示すように、照明器具4を備えた天井14と、収納部
15を備えた壁16と、便器11が設置される床パン9
とで構成されている。上記天井14は、例えば真空成形
されたアーチ形天井であって、従来のようなメンテンナ
ス用等の点検口は設けられていない。一方、壁16は、
例えば石膏ボードから成る上壁16aと、例えばネオセ
ライトから成る下壁16bとに上下2分割されている。
上壁16aには例えばコルクボード、絵、カレンダー、
タペストリー等が掛けられる掛合部17が設けられてい
る。また、下壁16bは、図1に示すように、その上縁
部16b′と上壁16aの下縁部16a′との間にT型
支持ブラケット18が嵌め込まれており、このT型支持
ブラケット18によって給水口21とボウル52とを備
えたカウンタ19が下壁16bの上縁部16b′に沿っ
て支持されている。さらに、下壁16bの下縁部16
b′は床パン9の表面に突設したダボ20に嵌め込まれ
ている。そして、上記カウンタ19の下部の下壁16b
と前パネル22とで囲まれた収納部15内には洗浄用ロ
ータンク10が配置されている。この洗浄用ロータンク
10は洗浄水供給管23を介して便器11に連通してお
り、前パネル22に設けた洗浄操作レバー24の操作に
よって便器11内に洗浄水が供給されるようになってい
る。さらに、上記収納部15内の洗浄用ロータンク10
の下方には、床パン9と前パネル22と下壁16bとで
囲まれた電気配線、排水配管用のスペースSが形成され
ている。
【0009】一方、床パン9は、図3に示すように、四
隅がアジャスタボルト25を介して下地材26に支持さ
れる軽量床パンであって、この床パン9の便器前部9b
には、便器排水口27と、水勾配Mの下流側においてコ
ルク28で開閉自在の床パン排水口29とが設けられて
いる。そして、床パン9の収納部15内に対応した便器
後部には、床パン9の便器前部9bよりも一段と高い形
状の段部9aが床パン9と一体形成されており、床パン
9の水洗い時における上記段部9aにおける水漏れ防止
が図られている。この段部9aには床下点検口31と排
気口30とが設けられている。床下点検口31には、給
水口32を備えた蓋体33が嵌め込まれており、上記床
下点検口31が給水口32を兼ねる構造となっている。
また、排気口30には、図1に示すように、ファン5a
を備えた排気部5が配置される。ファン5aの電源コー
ド5bは、前パネル22の裏面に設置されたジョイント
ボックス2に配線されている。このジョイントボックス
2には、上記ファン5aの電源コード5b以外に、トイ
レルーム1内の照明コード33、ファン5aのスイッチ
コード34等が配線されている。従って、ファン5aを
スイッチSWで作動させることにより、トイレルーム1
のドア35の隙間や換気口(図示せず)等から新しい空
気がトイレルーム1内に吸い込まれる一方で、便器11
内の悪臭が前パネル22とカウンタ19との隙間Gを通
って収納部15内に吸い込まれ、さらに、段部9aの排
気口30から下地材26に設けた開口穴40を通過して
床下に抜けて、布基礎の点在して開口した通風口(図示
せず)より屋外に排気されるようになっている。
隅がアジャスタボルト25を介して下地材26に支持さ
れる軽量床パンであって、この床パン9の便器前部9b
には、便器排水口27と、水勾配Mの下流側においてコ
ルク28で開閉自在の床パン排水口29とが設けられて
いる。そして、床パン9の収納部15内に対応した便器
後部には、床パン9の便器前部9bよりも一段と高い形
状の段部9aが床パン9と一体形成されており、床パン
9の水洗い時における上記段部9aにおける水漏れ防止
が図られている。この段部9aには床下点検口31と排
気口30とが設けられている。床下点検口31には、給
水口32を備えた蓋体33が嵌め込まれており、上記床
下点検口31が給水口32を兼ねる構造となっている。
また、排気口30には、図1に示すように、ファン5a
を備えた排気部5が配置される。ファン5aの電源コー
ド5bは、前パネル22の裏面に設置されたジョイント
ボックス2に配線されている。このジョイントボックス
2には、上記ファン5aの電源コード5b以外に、トイ
レルーム1内の照明コード33、ファン5aのスイッチ
コード34等が配線されている。従って、ファン5aを
スイッチSWで作動させることにより、トイレルーム1
のドア35の隙間や換気口(図示せず)等から新しい空
気がトイレルーム1内に吸い込まれる一方で、便器11
内の悪臭が前パネル22とカウンタ19との隙間Gを通
って収納部15内に吸い込まれ、さらに、段部9aの排
気口30から下地材26に設けた開口穴40を通過して
床下に抜けて、布基礎の点在して開口した通風口(図示
せず)より屋外に排気されるようになっている。
【0010】上記収納部15の前パネル22は、図5
(a)(b)に示すように、3枚のパネル22A,22
B,22Cに分かれており、第1のパネル22Aは金属
枠60にマグネット61で着脱可能となっており、この
パネル22Aを取外すことによって点検口41が開放さ
れて、収納部15内の便器11の給水管8、ジョイント
ボックス2の配線、ファン5aの点検等が容易に行える
ようになっている。また、第2のパネル22Bは蝶番4
2にて開閉自在となっており、例えば真空成形のボック
ス43がパネル枠44に嵌め込まれており、このボック
ス43内にトイレットペーパーの予備などの小物が収納
されている。また、第3のパネル22Cは金属枠45に
接着されたもので、このパネル22Cにはコンセント3
と、便器11内に温水を供給する温水供給管(図示せ
ず)が貫通する温水洗浄便座給水口穴46、洗浄用ロー
タンク10内の水を便器11内に供給する便器給水口穴
47、洗浄操作レバー取付け穴48等が設けられてい
る。上記前パネル22の両側及び下側には、図4に示す
ように、溝付き金属枠49が夫々設けられており、トイ
レルーム1の下壁16bの側面及び床パン9の段部9a
の計9か所に取付けられたダボ20に対して上記溝付き
金属枠49が夫々差し込まれることにより、前パネル2
2とカウンタ19との間に空気が通過できる程度の隙間
G(図1)を存した状態で前パネル22が取付け可能と
されている。このように洗浄用ロータンク10を前パネ
ル22で隠蔽することによって、洗浄用ロータンク10
の騒音が収納部15で低減化されると共に、トイレルー
ム1内がスッキリとした納まりの良い雰囲気となってい
る。
(a)(b)に示すように、3枚のパネル22A,22
B,22Cに分かれており、第1のパネル22Aは金属
枠60にマグネット61で着脱可能となっており、この
パネル22Aを取外すことによって点検口41が開放さ
れて、収納部15内の便器11の給水管8、ジョイント
ボックス2の配線、ファン5aの点検等が容易に行える
ようになっている。また、第2のパネル22Bは蝶番4
2にて開閉自在となっており、例えば真空成形のボック
ス43がパネル枠44に嵌め込まれており、このボック
ス43内にトイレットペーパーの予備などの小物が収納
されている。また、第3のパネル22Cは金属枠45に
接着されたもので、このパネル22Cにはコンセント3
と、便器11内に温水を供給する温水供給管(図示せ
ず)が貫通する温水洗浄便座給水口穴46、洗浄用ロー
タンク10内の水を便器11内に供給する便器給水口穴
47、洗浄操作レバー取付け穴48等が設けられてい
る。上記前パネル22の両側及び下側には、図4に示す
ように、溝付き金属枠49が夫々設けられており、トイ
レルーム1の下壁16bの側面及び床パン9の段部9a
の計9か所に取付けられたダボ20に対して上記溝付き
金属枠49が夫々差し込まれることにより、前パネル2
2とカウンタ19との間に空気が通過できる程度の隙間
G(図1)を存した状態で前パネル22が取付け可能と
されている。このように洗浄用ロータンク10を前パネ
ル22で隠蔽することによって、洗浄用ロータンク10
の騒音が収納部15で低減化されると共に、トイレルー
ム1内がスッキリとした納まりの良い雰囲気となってい
る。
【0011】上記構成において、便器11の使用時にお
いて、ファン5aをスイッチSWで作動させると、図6
の矢印方向に沿って、便器11内の悪臭が便器11の後
方に配置した前パネル22とカウンタ19との隙間Gか
ら収納部15内に吸引され、さらに床パン9の段部9a
に設けた排気口30から下地材26に設けた開口穴40
を介して床下に強制的に排気される。従って、悪臭が使
用者の鼻の周囲を通過したり、鼻に入りにくい気流とな
り、便器11を快適に使用できるようになる。しかも、
ファン5a等の配線作業においては、前パネル22の第
1のパネル22Aを取外すだけで、点検口41から便器
11の給水管8やファン5a等の配管や点検等を容易に
行うことができ、従来の天井裏での作業と異なり、低所
での作業となり、作業の安全を確保できるようになる。
しかも、洗浄用ロータンク10への給水管8の接続を収
納部15内、つまりトイレルーム1内の目に見えない位
置で行うことができるので、接続箇所の納まりが良くな
ると共に、洗浄用ロータンク10が収納部15で隠蔽さ
れることによって、清掃し易いものとなる。また、上記
収納部15の前パネル22に、上記ファン5aに対応し
た位置に点検口41が設けられ、上記点検口41に着脱
自在の第1のパネル22Aが嵌め込まれているから、電
気配線、排水配管等を上記一箇所の点検口41で行うこ
とができるようになり、給水管8やファン5のメンテナ
ンスが容易となる。さらに、従来のようなダクト工事の
ための点検口を天井に設けたり、建物壁にフードを取付
けたりする必要がなくなり、部品点数の減少に伴うコス
トダウン、施工の簡略化と低騒音化に加えて、天井14
や建物壁が見栄え良くなる。
いて、ファン5aをスイッチSWで作動させると、図6
の矢印方向に沿って、便器11内の悪臭が便器11の後
方に配置した前パネル22とカウンタ19との隙間Gか
ら収納部15内に吸引され、さらに床パン9の段部9a
に設けた排気口30から下地材26に設けた開口穴40
を介して床下に強制的に排気される。従って、悪臭が使
用者の鼻の周囲を通過したり、鼻に入りにくい気流とな
り、便器11を快適に使用できるようになる。しかも、
ファン5a等の配線作業においては、前パネル22の第
1のパネル22Aを取外すだけで、点検口41から便器
11の給水管8やファン5a等の配管や点検等を容易に
行うことができ、従来の天井裏での作業と異なり、低所
での作業となり、作業の安全を確保できるようになる。
しかも、洗浄用ロータンク10への給水管8の接続を収
納部15内、つまりトイレルーム1内の目に見えない位
置で行うことができるので、接続箇所の納まりが良くな
ると共に、洗浄用ロータンク10が収納部15で隠蔽さ
れることによって、清掃し易いものとなる。また、上記
収納部15の前パネル22に、上記ファン5aに対応し
た位置に点検口41が設けられ、上記点検口41に着脱
自在の第1のパネル22Aが嵌め込まれているから、電
気配線、排水配管等を上記一箇所の点検口41で行うこ
とができるようになり、給水管8やファン5のメンテナ
ンスが容易となる。さらに、従来のようなダクト工事の
ための点検口を天井に設けたり、建物壁にフードを取付
けたりする必要がなくなり、部品点数の減少に伴うコス
トダウン、施工の簡略化と低騒音化に加えて、天井14
や建物壁が見栄え良くなる。
【0012】また、本実施例では、ファン5が設けられ
る収納部15内の床部9aをトイレルーム1内の床パン
9よりも高さの高い一体形状とし、床部9aの排気口3
0を利用して配線、配管等を施工しているから、防水性
の高いものとなる。つまり、従来にあっては、図8
(a)に示すように、高さがほぼ一定の床パン9′に給
水管8を配管する床給水方式では、床パン9′を水洗い
する際に、給水管8と床パン9との接続箇所からの漏水
の心配があり、また図8(b)に示すように、トイレル
ーム1の壁16に設けた給水穴に給水管8を配管する壁
給水方式では、給水管8の曲げが大きくなるために、配
管作業がきわめて面倒なものであった。これに対し、本
発明は、ファン5aを備えた排気部5が床パン9よりも
一段と高い位置にあるので、仮りに床パン91が水浸し
の状態になった場合であっても、上記ファン5a等が水
浸しの状態になるのを防いで、排気部5の電気特性の劣
化防止、床下への漏水防止を図ることができ、これに伴
って大きな床下点検口31を設けることができるように
なる。しかも、従来の壁給水方式と比べて給水管を曲げ
たりする必要がなく、しかも、たとえ配管位置精度が悪
くても施工に支障がないので、配管作業も容易であると
いう利点がある。
る収納部15内の床部9aをトイレルーム1内の床パン
9よりも高さの高い一体形状とし、床部9aの排気口3
0を利用して配線、配管等を施工しているから、防水性
の高いものとなる。つまり、従来にあっては、図8
(a)に示すように、高さがほぼ一定の床パン9′に給
水管8を配管する床給水方式では、床パン9′を水洗い
する際に、給水管8と床パン9との接続箇所からの漏水
の心配があり、また図8(b)に示すように、トイレル
ーム1の壁16に設けた給水穴に給水管8を配管する壁
給水方式では、給水管8の曲げが大きくなるために、配
管作業がきわめて面倒なものであった。これに対し、本
発明は、ファン5aを備えた排気部5が床パン9よりも
一段と高い位置にあるので、仮りに床パン91が水浸し
の状態になった場合であっても、上記ファン5a等が水
浸しの状態になるのを防いで、排気部5の電気特性の劣
化防止、床下への漏水防止を図ることができ、これに伴
って大きな床下点検口31を設けることができるように
なる。しかも、従来の壁給水方式と比べて給水管を曲げ
たりする必要がなく、しかも、たとえ配管位置精度が悪
くても施工に支障がないので、配管作業も容易であると
いう利点がある。
【0013】
【発明の効果】本発明は上述のように、便器の後方に洗
浄用ロータンクを収納する収納部が配設され、上記収納
部内にファンを備えた排気部を収納すると共に、収納部
には便器に面した隙間と、床下に通じる排気口とを設け
た構成であるから、便器の使用時においてトイレルーム
内の悪臭は上記便器の後方に配置した収納部内に吸引さ
れ、さらに床下に強制的に排気されるので、便器からで
でくる悪臭が使用者の鼻の入るまでに排気される構造と
なり、便器を快適に使用できると共に洗浄用ロータンク
の騒音の低減防止等を図ることができる。また、床下に
排気する構造であるから、建物の湿気が屋外に排気さ
れ、シロアリが付きにくく、土台が腐り難くなるばかり
か、梅雨時期でも床下が多湿になることを防止できる。
しかも、従来のような天井裏での配線作業がなくなるの
で、高所作業による危険がなくなり、現場作業での安全
性を確保できると共に、天井裏での作業と異なり、特に
照明を当てながら作業を行う必要もないので、作業改善
が図られる。さらに、洗浄用ロータンクへの給水管の接
続をトイレルーム内の目に見えない位置で行うことがで
きるので、接続箇所の納まりがきわめて良くなる。ま
た、トイレルーム内を水洗いによって清掃する場合、床
洗浄水がファンに入ったり、ファンに手が触れるなどの
おそれがなくなり、清掃を容易に且つ安全に行うことが
できる。さらに、ダクト工事のための点検口を天井に設
けたり、建物壁にフードを取付けたりする必要がなくな
り、部品点数の減少に伴うコストダウン、施工の簡略化
と低騒音化に加えて、天井や建物壁が見栄え良くなるな
ど、デザイン的にもすっきりとした形となる。
浄用ロータンクを収納する収納部が配設され、上記収納
部内にファンを備えた排気部を収納すると共に、収納部
には便器に面した隙間と、床下に通じる排気口とを設け
た構成であるから、便器の使用時においてトイレルーム
内の悪臭は上記便器の後方に配置した収納部内に吸引さ
れ、さらに床下に強制的に排気されるので、便器からで
でくる悪臭が使用者の鼻の入るまでに排気される構造と
なり、便器を快適に使用できると共に洗浄用ロータンク
の騒音の低減防止等を図ることができる。また、床下に
排気する構造であるから、建物の湿気が屋外に排気さ
れ、シロアリが付きにくく、土台が腐り難くなるばかり
か、梅雨時期でも床下が多湿になることを防止できる。
しかも、従来のような天井裏での配線作業がなくなるの
で、高所作業による危険がなくなり、現場作業での安全
性を確保できると共に、天井裏での作業と異なり、特に
照明を当てながら作業を行う必要もないので、作業改善
が図られる。さらに、洗浄用ロータンクへの給水管の接
続をトイレルーム内の目に見えない位置で行うことがで
きるので、接続箇所の納まりがきわめて良くなる。ま
た、トイレルーム内を水洗いによって清掃する場合、床
洗浄水がファンに入ったり、ファンに手が触れるなどの
おそれがなくなり、清掃を容易に且つ安全に行うことが
できる。さらに、ダクト工事のための点検口を天井に設
けたり、建物壁にフードを取付けたりする必要がなくな
り、部品点数の減少に伴うコストダウン、施工の簡略化
と低騒音化に加えて、天井や建物壁が見栄え良くなるな
ど、デザイン的にもすっきりとした形となる。
【0014】また、上記収納部に、上記排気部に対応し
た位置に点検口が設けられ、上記点検口に着脱自在のパ
ネルが嵌め込まれている場合は、電気配線、排水配管等
を上記一箇所の点検口で行うことができるようになり、
排気部のメンテナンス等が容易となる。しかも、従来の
ような天井裏を点検する必要が全くないので、天井面に
メンテナンス用の点検口を設ける必要もなく、天井面を
納まりの良くものとすることができる。
た位置に点検口が設けられ、上記点検口に着脱自在のパ
ネルが嵌め込まれている場合は、電気配線、排水配管等
を上記一箇所の点検口で行うことができるようになり、
排気部のメンテナンス等が容易となる。しかも、従来の
ような天井裏を点検する必要が全くないので、天井面に
メンテナンス用の点検口を設ける必要もなく、天井面を
納まりの良くものとすることができる。
【0015】さらに、上記排気部がトイレルームの床パ
ンよりも高さの高い位置に配置されている場合は、床パ
ンを水洗いした場合であっても、排気部のファン等の防
水性が良好に保たれるようになる。
ンよりも高さの高い位置に配置されている場合は、床パ
ンを水洗いした場合であっても、排気部のファン等の防
水性が良好に保たれるようになる。
【図1】本発明の一実施例に用いられるトイレルームの
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】同上のトイレルームの斜視図である。
【図3】同上の床パンの斜視図である。
【図4】同上の前パネルの嵌め込み方法を説明する斜視
図である。
図である。
【図5】(a)は前パネルの正面図、(b)は同上の横
断面図である。
断面図である。
【図6】同上のトイレルームの排気状態を示す縦断面図
である。
である。
【図7】従来のトイレルームの縦断面図である。
【図8】従来の給水管の配管構造を示し、(a)は床給
水方式を示す縦断面図、(b)は壁給水方式を示す縦断
面図である。
水方式を示す縦断面図、(b)は壁給水方式を示す縦断
面図である。
1 トイレルーム 5 排気部 5a ファン 9 床パン 9a 段部 10 洗浄用ロータンク 11 便器 15 収納部 22 前パネル 22A パネル 30 排気口 41 点検口 G 隙間
Claims (3)
- 【請求項1】 便器の後方に洗浄用ロータンクを収納す
る収納部が配設され、上記収納部内にはファンを備えた
排気部が収納されると共に、上記収納部には便器に面し
た隙間と、床下に通じる排気口とが設けられて成ること
を特徴とするトイレルーム。 - 【請求項2】 上記収納部には、上記排気部に対応した
位置に点検口が設けられ、上記点検口に着脱自在のパネ
ルが嵌め込まれていることを特徴とする請求項1記載の
トイレルーム。 - 【請求項3】 上記排気部は、トイレルーム内の床パン
よりも高さの高い位置に配置されていることを特徴とす
る請求項1記載のトイレルーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22665392A JPH0673773A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | トイレルーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22665392A JPH0673773A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | トイレルーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673773A true JPH0673773A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=16848555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22665392A Withdrawn JPH0673773A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | トイレルーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0673773A (ja) |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP22665392A patent/JPH0673773A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991102 |