JPH0673623U - 空調用室外器の合成樹脂製据付け台 - Google Patents
空調用室外器の合成樹脂製据付け台Info
- Publication number
- JPH0673623U JPH0673623U JP008557U JP855793U JPH0673623U JP H0673623 U JPH0673623 U JP H0673623U JP 008557 U JP008557 U JP 008557U JP 855793 U JP855793 U JP 855793U JP H0673623 U JPH0673623 U JP H0673623U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 載置された空調用室外器の排水パイプを好適
に空調用室外器の下方に導くとともに、耐荷重性向上を
図る。 【構成】 底面部が開口した箱状本体12の上部に空調
用室外器の載置部14を設け、この載置部14の中央部
に、載置部14全体が底面側に向かって凹む凹部16を
形成することによって、箱状本体12を側面視凹形状に
形成した。
に空調用室外器の下方に導くとともに、耐荷重性向上を
図る。 【構成】 底面部が開口した箱状本体12の上部に空調
用室外器の載置部14を設け、この載置部14の中央部
に、載置部14全体が底面側に向かって凹む凹部16を
形成することによって、箱状本体12を側面視凹形状に
形成した。
Description
【0001】
本考案は、空調用室外器の合成樹脂製据付け台に関するものである。
【0002】
従来、空調用室外器の据付け台としては、特別の台がなかったため、一般には コンクリートブロック等を利用することが行われていた。しかし、最近では、こ のようなコンクリートブロックに代り、合成樹脂製の据付け台が種々提案されて おり、その需要も増大している。このような合成樹脂製の据付け台は、一般に底 面が開口した箱状に形成されており、コンクリートブロックに比べて極めて軽量 で、かつ収納時に積み重ねても嵩張ることがないという利点を有している。
【0003】
ところで、空調用室内器からは、一般に往復2本の空調用配管と、室内器に集 められた除湿水を排水するための排水パイプが導出されており、これらの空調用 配管及び排水パイプは、例えば、建屋壁面に形成された配管用穴部を介して建屋 外部に導出されるようになっている。そして、建屋外部に導出された上記空調用 配管は、建屋外壁面に沿って上記合成樹脂製据付け台上に載置された空調用室外 器の側面部に導入されるようになっている。一方、上記排水パイプは、一般には 、建屋外壁面に沿って空調用室外器の側部付近に垂れ下がった状態にされており 、空調用室外器からの除湿水が自重で直接地面に排出されるようになっている。
【0004】 しかしながら、建屋外部において、上記のように排水パイプを垂れ下げた状態 で除湿水を地面に排出するのでは、排水現場が人目に触れて外観上好ましくない という事情から、排水パイプを空調用室外器の側面側底部と据付け台上部との隙 間から空調用室外器下方に導き、排水現場が人目に触れぬようにする方が望まし い。しかし、箱状に形成された従来の合成樹脂製の据付け台では、その上部に載 置された空調用室外器の脚部形状等により、空調用室外器の底部と据付け台上部 との隙間が極めて狭くなる場合があり、このような場合には、上記のように排水 パイプを空調用室外器の下方に導くことが困難であるという不都合があった。
【0005】 また、合成樹脂製の据付け台においては、極めて軽量で、かつ収納時に積み重 ねても嵩張ることがないという利点を保持しつつ、より重荷重に耐えうるように 耐荷重性の向上が望まれている。
【0006】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、載置された空調用室外器の 排水パイプを好適に空調用室外器の下方に導くことができるとともに、耐荷重性 向上を図ることができる空調用室外器の合成樹脂製据付け台を提供することを目 的としている。
【0007】
本考案は、底面部が開口した箱状本体の上面部に空調用室外器が載置される合 成樹脂製据付け台において、上記箱状本体の上面部中央部近傍に、上面部全体が 底面部に向かって凹む凹部を形成することによって、上記箱状本体を側面視凹形 状に形成したものである。
【0008】
本考案によれば、箱状本体上部に凹部を設けることによって、空調用室内器か ら建屋外壁面に沿って空調用室外器の側部近傍に導出された排水パイプを、箱状 本体の凹部を介して空調用室外器の下方に導くことができる。従って、空調用室 外器の底面部と箱状本体上部との隙間が極めて狭くなるような場合でも、容易に 排水パイプを空調用室外器の下方に導くことが可能となる。
【0009】 また、箱状本体の凹部を構成する壁面が、載置された空調用室外器の荷重に対 する補強効果を発揮しうるので、箱状本体上部に凹部を設けただけの簡単な構成 でありながら、より耐荷重性の向上を図ることができる。
【0010】
本発明の実施例を図1乃至図4を用いて説明する。
【0011】 同図に示すよに、合成樹脂製据付け台10(以下、据付け台と略す)は、底面 側が開口された箱状本体12の上面部に空調用室外器(以下、室外器と略す)を 載置するための載置部14が設けられた外観略直方体に形成されている。箱状本 体12の底面部には、箱状本体12の周壁下端部から外周に向かって延設される 接地用鍔部18が形成されており、この接地用鍔部18が据付け台10の接地部 となっている。また、接地用鍔部18には、箱状本体12の周壁と接地用鍔部1 8とに連設される補強リブ22が複数個設けられており、これによって据付け台 10における接地部の補強がなされている。
【0012】 ここで、本考案の特徴点として、上記載置部14の長手方向中央には、長手方 向両端側から箱状本体12の底面側に向かって傾斜する壁面17a,17aと、 これらの壁面17a,17aの下端部間に介在される平面部17bとからなる凹 部16が設けられている。つまり、これによって上記箱状本体12が、その長手 方向中央に凹部16を備えた側面視凹形状に形成されている。上記凹部16には 、壁面17a,17aと平面部17bとに連設される補強リブ22が、上記箱状 本体12の長手方向と直交する方向(幅方向)にそれぞれ2個並設されている。
【0013】 一方、上記載置部14の裏面には、その長手方向に伸びる一対の補強リブ24 ,24と、箱状本体12の幅方向に伸びる一対の補強リブ26,26が突出形成 されており、これらの補強リブ24,26が格子状に設けられることによって、 荷重に対する長手方向及び幅方向の補強がなされている。これらの補強リブ24 及び補強リブ26はその高さが比較的低く形成されており、図2の二点鎖線に示 すように据付け台10を積み重ねた際に、積み重ねた据付け台10が極力嵩張る ことがないようにされている。
【0014】 上記のように構成された据付け台10において、室外器を載置する際には、2 個の据付け台10を平行に載置し、図4に示すように、載置部14上に室外器2 8の脚部32を載置するようにすればよい。この際、図外の空調用室内器から室 外器28の側部近傍に導出されている排水パイプ30を、据付け台10の凹部1 6を介して室外器28の下方に導くことができる。従って、従来例のように、室 外器28の底面部と据付け台10の上面部との隙間が極めて狭くなるような場合 でも、凹部16を利用することによって容易に排水パイプを室外器28の下方に 導くことができる。
【0015】 また、上記のように排水パイプ30を室外器28の下方に導いた場合には、凹 部16の壁面17a,17aによって、排水パイプ30の遊動が抑制されるので 、例えば、室外器28の下方に導いた排水パイプがその弾性等により自然に室外 器28下方から外部に移動するようなことがなくなり、排水パイプ30を室外器 28下方に導いた状態を好適に維持することが可能となる。
【0016】 また、上記のように、凹部16を設けた据付け台10では、凹部16の壁面1 7a,17aが、補強リブ26同様、室外器28の荷重に対する据付け台10の 幅方向の補強効果を発揮しうるので、上記のよに凹部16を設けた簡単な構成で ありながら、より据付け台10の耐荷重性を向上させることができるという利点 がある。
【0017】 なお、上記実施例において、据付け台10の凹部16を構成する壁面17a, 17aは、箱状本体12の底面側に向かって傾斜する傾斜面に形成されているが 、これは凹部16を設けた際の壁面17a,17aの一実施例であって、例えば これらの壁面17a,17aを垂直壁面に形成して凹部16を設けるようにして も構わないし、凹部16を円弧状等の曲面に形成してもよい。また、凹部16の 大きさは、少なくとも排水パイプを通し得るスペースが形成される程度であれば よい。
【0018】 また、補強リブ20,22,24,26の数も、実施例に限られるものではな く、より据付け台10の耐荷重性を向上させるべく適宜設けるようにすればよい 。
【0019】
以上説明したように、本考案は、底面部が開口した箱状本体の上面部に空調用 室外器が載置される合成樹脂製据付け台において、上記箱状本体の上面部中央部 近傍に、上面部全体が底面部に向かって凹む凹部を形成することによって、上記 箱状本体を側面視凹形状に形成したので、載置された空調用室外器の排水パイプ を好適に空調用室外器の下方に導くことができるとともに、耐荷重性の向上を図 ることができる。
【図1】本考案の空調用室外器の合成樹脂製据付け台を
示す斜視外観図である。
示す斜視外観図である。
【図2】図1における長手方向断面図である。
【図3】図2におけるA−A断面図である。
【図4】本考案の空調用室外器の合成樹脂製据付け台を
使用した状態を示す斜視図である。
使用した状態を示す斜視図である。
10 合成樹脂性据付け台 12 箱状本体 14 載置部 16 凹部 17a 壁面 17b 水平部 18 接地用鍔部 20,22 補強用リブ
Claims (1)
- 【請求項1】 底面部が開口した箱状本体の上面部に空
調用室外器が載置される合成樹脂製据付け台において、
上記箱状本体の上面部中央部近傍に、上面部全体が底面
部に向かって凹む凹部を形成することによって、上記箱
状本体を側面視凹形状に形成したことを特徴とする空調
用室外器の合成樹脂製据付け台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993008557U JP2606142Y2 (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 空調用室外器の合成樹脂製据付け台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993008557U JP2606142Y2 (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 空調用室外器の合成樹脂製据付け台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673623U true JPH0673623U (ja) | 1994-10-18 |
JP2606142Y2 JP2606142Y2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=18528616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993008557U Expired - Lifetime JP2606142Y2 (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 空調用室外器の合成樹脂製据付け台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606142Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017072338A (ja) * | 2015-10-09 | 2017-04-13 | 星朋商工株式会社 | 空調用室外機置き台 |
JP2019173336A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 東京瓦斯株式会社 | 設備機器の設置構造 |
JP2021116984A (ja) * | 2020-01-28 | 2021-08-10 | 星朋商工株式会社 | ドレインホース保持具 |
JP2021173356A (ja) * | 2020-04-27 | 2021-11-01 | 未来工業株式会社 | 台座 |
-
1993
- 1993-03-03 JP JP1993008557U patent/JP2606142Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017072338A (ja) * | 2015-10-09 | 2017-04-13 | 星朋商工株式会社 | 空調用室外機置き台 |
JP2019173336A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 東京瓦斯株式会社 | 設備機器の設置構造 |
JP2021116984A (ja) * | 2020-01-28 | 2021-08-10 | 星朋商工株式会社 | ドレインホース保持具 |
JP2021173356A (ja) * | 2020-04-27 | 2021-11-01 | 未来工業株式会社 | 台座 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2606142Y2 (ja) | 2000-09-25 |
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