JPH0673541U - セグメント用シール材 - Google Patents
セグメント用シール材Info
- Publication number
- JPH0673541U JPH0673541U JP2134093U JP2134093U JPH0673541U JP H0673541 U JPH0673541 U JP H0673541U JP 2134093 U JP2134093 U JP 2134093U JP 2134093 U JP2134093 U JP 2134093U JP H0673541 U JPH0673541 U JP H0673541U
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- Japan
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- wedge
- seal
- seal material
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 セグメントの端面形状が非常に単純な平滑面
でありながら、接合端面間のシールが確実に行え、特に
キーセグメントの挿入の段階でもシール材の剥落又は欠
損の恐れなく確実にセグメント間のシールを達成できる
セグメント用シール材を得ることを目的とする。 【構成】 セグメントAの接合面A’間に介挿される、
ゴム状弾性体よりなる長尺の帯状をなし、幅方向の断面
形状を楔状2として構成され、楔状の形状によりセグメ
ントへの挿入時の当たりを少なくする。
でありながら、接合端面間のシールが確実に行え、特に
キーセグメントの挿入の段階でもシール材の剥落又は欠
損の恐れなく確実にセグメント間のシールを達成できる
セグメント用シール材を得ることを目的とする。 【構成】 セグメントAの接合面A’間に介挿される、
ゴム状弾性体よりなる長尺の帯状をなし、幅方向の断面
形状を楔状2として構成され、楔状の形状によりセグメ
ントへの挿入時の当たりを少なくする。
Description
【0001】
この考案はセグメント用シール材に関する。
【0002】
シールド工法における掘削孔内面にセグメントを組み立てて行く際、漏水を防 止手段としてセグメント間に各種シール材を介挿することが行われる。このシー ル材の介挿手段として、例えば図6に示すように、セグメントAの接合端面A’ に溝Bを設け、この溝内にシール材Cを接着などにより固定し、平面とされた他 のセグメントの接合面A”に圧接する場合(例えば実開昭56-130096 号, 同55-1 72496 号, 同60-104498 号公報) がある。
【0003】 また、図7に示すように、互いに対面する両接合端面A’A”に同様な溝Bを 設け、その中にシール材Cを固定し圧接する場合(例えば実開昭58-59898号公報 ) 、あるいは図8に示すように一方の溝Cに固定するシール材Cの断面形状を複 雑な山形形状C’とし、これを相手側の溝Cに固定されたシール材Cと対面させ る場合(例えば特開昭47-30134号公報) がある。
【0004】 さらには図9に示すように接合端面A’にシール材係合用の凹凸状a…aを設 け、これにシール材Cを嵌合させて接着剤により固定し、相手側セグメントAの 接合端面と圧接する手段(例えば実開昭60-147242 号, 同57-31400号公報) など が知られている。
【0005】
しかしながら、上記シール手段はいずれもセグメントA,Aの接合端面A’ A”の両者又はいずれか一方の端面にシール材Cの装着溝Bが必要となり、コン クリート製セグメントの場合は製造の段階でセグメント成形型に複雑な形状のも のを要し、製造コストが高くなるといった欠点があり、また鋼製セグメントの場 合は材質的に溝の成形は殆ど不可能となる欠点が有った。
【0006】 また、セグメントの互いに対面する両接合面A’A”に溝を設けたものにあっ ては、セグメントの取付時に許容される公差内の位置ずれでも溝がB,Bが確実 に対面しない場合があり、セグメント組立後ではこのような位置ずれが生じても 確認の仕様がなくシールが不完全となる場合がある問題があった。
【0007】 このような欠点を解消するには、図10に示すように、互いに対面するセグメン トA,Aの接合端面A’A”を平坦面とし、ここに帯状のシール材Cを接着固定 し、接合端面間に圧接することが考えられるが、この場合少々セグメント間に位 置ずれがあっても確実にシール材Cが圧縮される利点を有するものの、図11に示 すように、最後に組み込まれるキーセグメントAk を挿入する際は、シール材C が出張りとなって挿入されるキーセグメントA,Aの端面の角Ac , Ac にしご き取られる状態となり、強大な剪断力を受けてシール材が剥落したり削り取られ たりする問題がある。
【0008】
この考案は以上の問題点に鑑み、セグメントの端面形状が非常に単純な平滑面 でありながら、接合端面間のシールが確実に行え、特にキーセグメント挿入に際 してもシール材の剥落又は欠損の恐れなく確実にセグメント間のシールを達成で きるセグメント用シール材を提供することを目的としてなされたものである。
【0009】
即ち、この考案のセグメント用シール材は、ゴム状弾性体よりなる長尺の帯状 をなし、幅方向の断面形状が楔状をなすことを特徴とするものであり、いまひと つの考案は水膨潤性ゴムよりなる長尺の帯状をなし、幅方向の断面形状が楔状を なすことを特徴とするものであり、さらにこれらセグメント用シール材において 幅方向の断面形状の楔状を形成する斜面が滑らかに立ち上がる曲面とされている ことをそれぞれ特徴とするものである。
【0010】
次にこの考案の実施例を説明する。 図1はこの考案の実施例の要部切断斜視図、図2は他の実施例の断面図、図3 はさらに他の実施例の断面図、図4は実施例の使用状態を示す斜視図、図5は最 終のキーセグメントを挿入する状態を示す断面図である。
【0011】 この考案のセグメント用シール材1は、セグメントA,Aの接合面A’,A’ 間に介挿される、ゴム状弾性体よりなる長尺の帯状をなし、幅方向の断面形状が 図1に示すように楔状2をなして構成されている。 また、シール材1を構成するゴム材料として通常の弾性を有するゴムの他水膨 潤性ゴムが使用される。
【0012】 さらに上記実施例として、楔状形状を構成する斜面2Aの形状として図1に示 すように直線状の斜面とする他、図2に示すように凹曲面2Bあるいは図3に示 すように凹曲面2Bと凸曲面2Cの組み合わせからなる3次曲面としても良い。
【0013】
この考案のセグメント用シール材1は、図4に示すようにセグメントAの接合 面A’に接着剤により接着固定される。 このとき、セグメント用シール材1は楔状断面形状をなすから、図5に示すよ うに最後のキーセグメントAk を挿入する際、キーセセグメントの角AC の当た りが少なく、既設のセグメントA端面に貼着したシール材1が剥落したり欠損す ることがない。
【0014】 しかも、キーセグメントAk の挿入が終了した段階では、楔状シール材1の肉 厚部がセグメント間の隙間を充填するので水密も確実に達成される。 特に、セグメント用シール材1の材質を水膨潤性ゴムとした場合は、浸透する 水によってセグメント間でゴムが膨潤するのでより確実なシールが達成される。 また、セグメントAの接合端面には凹溝などは全く不要であるから、セグメン トの構造も簡単となる。
【0015】
以上説明したように、この考案のセグメント用シール材1は、セグメントA、 Aを挿入する際、その断面形状によって剥落欠損が有効に防止され、確実なセグ メント間のシールが可能であり、また形状も単純であることから安価に製造可能 であると同時に、方形断面形状の帯状シール材に比べてもその断面積が2/3 〜1/ 2 で済み、高価な水膨潤性ゴムを使用した場合であっても少ない材料で同一のシ ール効果が達成されるなど種々の実用的効果を有する。
【図1】この考案の実施例の要部切断斜視図である。
【図2】他の実施例の断面図である。
【図3】さらに他の実施例の断面図である。
【図4】実施例の使用状態を示す斜視図である。
【図5】最終のキーセグメントを挿入する状態を示す断
面図である。
面図である。
【図6】従来例の要部断面図である。
【図7】従来例の要部断面図である。
【図8】従来例の要部断面図である。
【図9】従来例の要部断面図である。
【図10】従来例の要部断面図である。
【図11】従来例の要部断面図である。
1…セグメント用シール材 A…セグメント A’…接合面 2…楔状 2A…斜面 2B…凹曲面 2C…凸曲面
Claims (3)
- 【請求項1】 ゴム状弾性体よりなる長尺の帯状をな
し、幅方向の断面形状が楔状をなすことを特徴とするセ
グメント用シール材。 - 【請求項2】 水膨潤性ゴムよりなる長尺の帯状をな
し、幅方向の断面形状が楔状をなすことを特徴とするセ
グメント用シール材。 - 【請求項3】 断面形状の楔状を形成する斜面が滑らか
に立ち上がる曲面とされている請求項第1項又は第2項
記載のセグメント用シール材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2134093U JPH0673541U (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | セグメント用シール材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2134093U JPH0673541U (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | セグメント用シール材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673541U true JPH0673541U (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=12052384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2134093U Pending JPH0673541U (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | セグメント用シール材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0673541U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011202421A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Taisei Corp | 大断面トンネルの止水構造 |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP2134093U patent/JPH0673541U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011202421A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Taisei Corp | 大断面トンネルの止水構造 |
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