JPH0673532A - 合金膜の製造方法 - Google Patents

合金膜の製造方法

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JPH0673532A
JPH0673532A JP3675392A JP3675392A JPH0673532A JP H0673532 A JPH0673532 A JP H0673532A JP 3675392 A JP3675392 A JP 3675392A JP 3675392 A JP3675392 A JP 3675392A JP H0673532 A JPH0673532 A JP H0673532A
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JP
Japan
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alloy
mother
film
mother alloy
vapor deposition
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Withdrawn
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JP3675392A
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English (en)
Inventor
Toshio Uehara
敏夫 上原
Shigeru Kobayashi
茂 小林
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 適正な合金組成を有する合金膜を蒸着法で製
造する。 【構成】 複数の母合金を加熱して基板に合金膜を蒸着
する方法であって、複数の母合金の内、選択された任意
の母合金を蒸発させることなく非選択母合金を蒸発さ
せ、任意時間後、前記非選択母合金を蒸発させることな
く前記選択母合金を蒸発させる。 【効果】 目的とする合金膜の組成に合致する時間だけ
溶融した母合金を使用して蒸着するもので、安定して一
定の組成の合金膜を製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は合金膜、特に磁性合金膜
の製造方法に関するもので、適正組成の合金膜を蒸着法
で製造するものである。
【0002】
【従来の技術】合金膜は磁気ヘッドのコア材を始めとす
るあらゆる分野において各用途に要求される特性を有す
るように製造され使用されているが、要求される合金膜
の特性を満たすためにその合金組成を精密に調整するこ
とは重要なことである。また、磁気ヘッドのコア材とし
てはセンダスト(Fe−Si−Al合金)が高飽和磁束
密度、高透磁率を有しているために好適に使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、センダ
スト合金は硬く、脆い為、プレス機による抜打ち加工性
が悪い。そこでセンダスト膜の製造にはスパッタ法が適
用されているが、スパッタ法はその成膜速度が非常に遅
く、量産性の低いものであった。さらにスパッタ法は消
費するエネルギも大きく製造上望ましくなかった。対し
て、蒸着法を使用すれば成膜速度は大きいものの、合金
中の各金属の蒸気圧が等しくないために合金膜の組成ズ
レを起こすことがあった。例えば、センダストはAlが
2〜6重量%、Siが9〜20重量%、残部がFeから
なる合金であるが、特にAlの蒸気圧が高いことによる
組成ズレが起こってしまうものであった。溶融時間と膜
組成の関係を図2に示す。図2は母合金(Al:4重量
%、Si:20重量%、Fe:残部)を加熱して蒸着し
たときにできた合金膜の組成を調べたものである。図2
から、蒸着を開始するまでの溶融時間が短い(成膜速度
が、10Å/secでは溶融時間約10分間、60Å/
secでは約7分間、100Å/secでは約5分間)
とAlの組成分が大きいが、溶融時間が長くなると次第
にSiの組成分が増加していることがわかる。従って、
成膜速度または溶融時間が異なると一定の組成の合金膜
を製造することができないものであった。
【0004】この発明は前記課題を解決するためになさ
れたもので、上記従来不具合な蒸着特性を逆手に利用す
ることで、適正な合金組成を有する合金膜を製造するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の合金膜の
製造方法は、複数の母合金を加熱して基板に合金膜を蒸
着する方法であって、複数の母合金の内、選択された任
意の母合金を蒸発させることなく非選択母合金を蒸発さ
せ、任意時間後、前記非選択母合金を蒸発させることな
く前記選択母合金を蒸発させることを特徴とするもので
ある。
【0006】請求項2記載の合金膜の製造方法は、第1
母合金と第2母合金からなる複数の母合金を加熱して基
板に合金膜を蒸着する方法であって、第2母合金を蒸発
させることなく第1母合金を蒸発させ、任意時間後、第
1母合金を蒸発させることなく第2母合金を蒸発させる
ことを特徴とするものである。
【0007】請求項3記載の合金膜の製造方法は、請求
項1又は2記載の合金膜の製造方法において、母合金
が、Alの組成分が2〜6重量%、Siの組成分が15
〜30重量%、残部がFeの合金であることを特徴とす
るものである。
【0008】請求項4記載の合金膜の製造方法は、請求
項1〜3のいずれかに記載の合金膜の製造方法におい
て、基板に合金膜を蒸着後に熱処理を施すことを特徴と
するものである。
【0009】請求項5記載の発明は、熱処理温度範囲が
500〜1000℃であることを特徴とする請求項4記
載の合金膜の製造方法である。
【0010】
【作用】本発明の合金膜の製造方法によれば、目的とす
る合金膜の組成に合致する時間だけ溶融した母合金を使
用して蒸着するものであり、安定して一定の組成の合金
膜を製造することができる。さらに、適した溶融時間を
もつ母合金を交互に連続して切替えて使用するものなの
で、合金膜の組成を一定にしたまま所望の膜厚に合金膜
を製造することができる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1に示す蒸着装置を参
照して説明する。蒸着装置10にはチャンバー12内
に、第1るつぼ18と第2るつぼ20が配置され、第1
るつぼ18及び第2るつぼ20に対向する位置には、ワ
ーク24を設置するホルダ22と、ワーク24を加熱す
るヒータ36が設けられている。また、ワーク24の近
傍には膜厚センサ30が配置され、膜厚センサ30には
蒸着制御装置28と接続されている膜厚検出器26が接
続されている。第1るつぼ18に収容される第1母合金
14の加熱を制御する第1電源装置32と、第2るつぼ
20に収容される第2母合金16の加熱を制御する第2
電源装置34は共に蒸着制御装置28によって制御され
る。
【0012】センダスト膜を製造する際の実施例を以下
に説明する。まず、第1るつぼ18に第1母合金を、第
2るつぼ20に第2母合金16を収容する。第1母合金
14及び第2母合金16としてセンダスト合金(Fe−
Si−Al合金、Al:2〜6重量%、Si:9〜20
重量%、Fe:残部)を使用する。また、ホルダ22に
基板としてワーク24を設置する。ワーク24は複数個
設置した方が量産性が向上するので好ましい。次にチャ
ンバー12内を減圧し、ヒータ36でワーク24を加熱
した後に、第1母合金14を加熱する。ワーク24は1
00℃程度に加熱されれば十分である。第1母合金14
及び第2母合金16の加熱には電子ビーム法や抵抗加熱
法等を適用できる。尚、どの加熱方法を採ったとして
も、第1母合金14の加熱状態は第1電源装置32によ
って制御され、また第2母合金16の加熱状態は第2電
源装置34によって制御される。第1母合金14は加熱
されることで溶融され、蒸発し、ワーク24に蒸着す
る。蒸着に第1母合金14を使用している時は第2母合
金からの蒸着は行なわれないようにしておく。そして、
任意時間後、第1母合金14からの蒸着を停止すると共
に、第2母合金16を蒸発させてワーク24に蒸着す
る。そして、さらに任意時間後、第2母合金16からの
蒸着を停止すると共に、再び第1母合金14を使用して
ワーク24に蒸着させる。以後、第1母合金14と第2
母合金16を交互に使用して、所望の膜厚の合金膜が成
膜されるまで続ける。
【0013】成膜された合金膜の組成は図2に示すよう
に、溶融時間と成膜速度によって左右される。図2から
明らかな通り、AlとSiを含有する母合金を蒸着させ
ると、成膜された合金膜は、溶融時間が短いとAlの組
成分が多いが、溶融時間が長いと次第にAlの組成分は
減少し、逆にSiの組成分は次第に増加する傾向にあ
る。これはAlとSiの蒸気圧の違いによるものと考え
られる。
【0014】本発明はこの溶融時間を制御することで適
正な組成の合金膜を製造するものである。即ち、始めに
第1母合金14を加熱し、蒸着させるが、目的の組成の
合金膜が製造され得る溶融時間を満たした後に蒸着させ
る。そして、任意時間後、第1母合金14の加熱を停止
すると共に、第2母合金16を使用して蒸着させる。第
2母合金16も予め定められた溶融時間を経て蒸着が開
始されるように設定しておく。さらに、任意時間後、第
2母合金16からの蒸着を停止し、再び第1母合金14
から蒸着させる。以後、これら第1母合金14と第2母
合金16の使用を切替えることで適正な組成分の合金膜
を蒸着し続けることができるようになる。任意時間は、
第1及び第2母合金の組成や成膜速度によって設定す
る。
【0015】尚、この合金膜の溶融時間による組成分変
化は図2に示されるように成膜速度の影響も受ける。図
2から、例えば成膜速度が10Å/secであれば、A
lとSiの膜組成分が等しくなるのは溶融時間が約10
分の時であり、成膜速度が60Å/secであれば、A
lとSiの膜組成分が等しくなるのは溶融時間が約7分
の時であり、成膜速度が100Å/secであれば、A
lとSiの膜組成分が等しくなるのは溶融時間が約5分
の時である。従って、本発明では、溶融時間を決めるの
に成膜速度がその要因となる。成膜速度の制御は加熱温
度で決まるので、本実施例によれば、第1電源装置32
及び第2電源装置34によって各るつぼ18,20に収
容されている母合金の成膜速度が制御される。本実施例
の合金膜の製造方法によれば、溶融時間と成膜速度の2
つの要因からなる合金膜組成データを基に適正な組成の
合金膜を製造することができる。母合金組成と成膜速度
別の溶融時間データを表1に示す。
【0016】
【表1】 表1中、全ての母合金組成において、残部はFeであ
り、母合金の組成は重量%表示である。また表示した溶
融時間の単位は分である。
【0017】表1は各種組成の母合金(No.1〜6)
を使用したときに、Alが5.4重量%、Siが9.8重
量%、残部がFeのセンダスト合金膜を製造する際の溶
融時間を成膜速度別に示したものである。表1から、母
合金No.1を使用し、溶融時間を17分とし、成膜速
度を10Å/secで蒸着すると、Alが5.4重量
%、Siが9.8重量%、残部がFeのセンダスト合金
膜が製造され、また溶融時間を10分とし、成膜速度を
60Å/secで蒸着すると、Alが5.4重量%、S
iが9.8重量%、残部がFeのセンダスト合金膜が製
造され、また溶融時間を6分とし、成膜速度を100Å
/secで蒸着すると、Alが5.4重量%、Siが9.
8重量%、残部がFeのセンダスト合金膜が製造される
ことが示されている。さらにまた、母合金No.2を使
用し、溶融時間を15分とし、成膜速度を10Å/se
cで蒸着すると、Alが5.4重量%、Siが9.8重量
%、残部がFeのセンダスト合金膜が製造され、また溶
融時間を8分とし、成膜速度を60Å/secで蒸着す
ると、Alが5.4重量%、Siが9.8重量%、残部が
Feのセンダスト合金膜が製造され、また溶融時間を4
分とし、成膜速度を100Å/secで蒸着すると、A
lが5.4重量%、Siが9.8重量%、残部がFeのセ
ンダスト合金膜が製造されることが示されている。他の
母合金を使用した場合も同様である。従って、表1に示
される母合金と溶融時間と成膜速度の関連データを基に
蒸着を制御すれば適正な組成の合金膜を製造できる。即
ち、例えば、Alが5.4重量%、Siが9.8重量%、
残部がFeのセンダスト合金膜を製造するのに、母合金
No.1を使用し、溶融時間を17分として成膜速度を
10Å/secで蒸着を行なった上で任意時間毎に第1
母合金と第2母合金を切替えればよい。
【0018】また、合金膜の膜厚は膜厚センサ30で得
られるデータを基に膜厚検出器26で求める。蒸着を開
始する前に蒸着制御装置28に、使用する母合金の組成
と目的とする合金膜の膜厚を入力しておくことで、蒸着
制御装置28が第1電源装置32及び第2電源装置34
を制御して使用する母合金を任意時間毎に切替え、かつ
膜厚検出器26から成膜されている膜厚のデータを得る
ことで各電源装置32,34を停止させるように制御す
ることで、適正な組成で且つ所定の膜厚の合金膜を製造
することができる。
【0019】表1からも明らかな通り、成膜速度は速い
方が溶融時間も短く、短時間で所定の膜厚の合金膜を製
造することができ、量産性が向上して好ましいが、内部
応力の増加を引き起こす可能性がある。例えば、優れた
磁気特性を有するセンダスト合金膜を製造するのにはあ
る一定範囲内の成膜速度が要求される。成膜速度と製造
されたセンダスト合金膜(Al:5.4重量%、Si:
9.8重量%、Fe:残部)の透磁率(μ1M)の関係を
図3に示す。尚、図3で使用された合金膜は膜厚が4μ
mで、蒸着後に熱処理(800℃×1時間)を施したも
のである。図3から、成膜速度が100Å/secのと
きの透磁率をピークに、成膜速度が遅いと僅かに透磁率
が低下し、速いと透磁率が急激に低下していることがわ
かる。成膜速度が遅い場合は、蒸着時に不純物(特に、
2)を取り込んでしまうからと考えられ、成膜速度が
速い場合は内部応力が増加するためと考えられる。従っ
て、図3から、成膜速度は10〜100Å/secの範
囲内で行なうことが適している。
【0020】また、複数の母合金は異なる組成の合金を
使用することもできる。例えば、第1母合金として、表
1に示される母合金No.1を使用し、第2母合金とし
て母合金No.2を使用し、第1母合金の溶融時間は1
7分とし、第2母合金の溶融時間は15分として交互に
切替えることで一定の組成(Al:5.4重量%、S
i:9.8重量%、Fe:残部)の合金膜を製造するこ
とも可能である。
【0021】また、合金膜を蒸着後に熱処理を施すと合
金膜の内部組成が均一化し、膜の緻密化、応力除去、な
らびに透磁率が高まるので、特に磁性合金膜を製造する
ときには熱処理を施すことが好ましい。透磁率(μ1M
と熱処理の関係を図4に示す。図4で示される合金膜は
センダスト合金膜(Al:5.4重量%、Si:9.8重
量%、Fe:残部)を膜厚が4μmになるように蒸着し
た後に、1時間熱処理を施したものである。図4から、
熱処理を施すことで透磁率が上昇すると共に、熱処理温
度が800℃をピークに透磁率が低下していることがわ
かる。熱処理温度が高過ぎると透磁率が低下するのは、
析出物が生成されて内部応力が増加するためと考えられ
る。また、磁気ヘッドのコア材としては実用上、透磁率
(μ1M)は400以上が必要であるため、熱処理温度は
500〜1000℃の範囲内である必要がある。
【0022】蒸着の開始停止は加熱の切替えばかりでな
く、るつぼに蓋を設け、該蓋の開閉を利用することが好
ましい。即ち、第1母合金14を蒸発させる時には、第
2るつぼ20を蓋で封止し、切替え時には、第2るつぼ
20に設けた蓋を開くと共に所定時間溶融した第2母合
金16から蒸着させ、同時に第1母合金14の加熱を停
止すると共に第1るつぼ18に設けた蓋で第1るつぼ1
8を封止し、第1母合金14が蒸発しないようにする方
法である。
【0023】尚、本実施例ではるつぼは2つだけ使用し
たが、るつぼの数(即ち、母合金の数)は2つに限られ
るものではなく、3つ以上であっても同様に操作するこ
とで好ましく合金膜を製造することができるのは云うま
でもない。即ち、例えば、3つのるつぼにそれぞれ母合
金を入れ、各母合金から順に蒸着させることで合金膜を
製造することができる。また、4つのるつぼのそれぞれ
に母合金を入れ、任意に2つづつ組み合わせて、任意の
組み合わせた母合金から蒸着し、その後残りの2つの母
合金から蒸着させ、これを繰り返すようにして行なって
も構わない。
【0024】また、磁気ヘッドのコア材としては膜厚が
薄いほど透磁率μの周波数特性が良好になるので、合金
からなる薄膜の間に絶縁層としてSiO2膜を介在した
多層膜を製造することも好ましい。尤も、生産性上は単
層膜の方が好ましいが、本実施例の方法では単層膜およ
び多層膜のいずれも製造できるので問題はない。
【0025】尚、本実施例で示した方法および蒸着装置
はセンダスト膜の製造以外にもあらゆる合金膜の製造に
適用できるのは勿論である。
【0026】
【発明の効果】本発明の合金膜の製造方法は、目的とす
る合金膜の組成に合致する時間だけ溶融した母合金を使
用して蒸着するものであり、安定して一定の組成の合金
膜を製造することができる。さらに、適した溶融時間を
もつ母合金を交互に連続して切替えて使用するものなの
で、合金膜の組成を一定にしたまま所望の膜厚に合金膜
を製造することができる。
【0027】また蒸着法を使用するものであるから、短
時間で成膜し終えることができる。また消費するエネル
ギも小さくすることができる。
【0028】また蒸着後に熱処理を施すことで、合金膜
の組成の均一化、緻密化、応力除去を図ることができ
る。また、磁性合金膜を製造する際には透磁率を高める
ことができ特に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例での蒸着装置の概念図である。
【図2】溶融時間と膜組成の関係を示すグラフである。
【図3】成膜速度と透磁率の関係を示すグラフである。
【図4】熱処理温度と透磁率の関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
10 蒸着装置 12 チャンバー 14 第1母合金 16 第2母合金 18 第1るつぼ 20 第2るつぼ 22 ホルダ 24 ワーク 26 膜厚検出器 28 蒸着制御装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の母合金を加熱して基板に合金膜を
    蒸着する方法であって、複数の母合金の内、選択された
    任意の母合金を蒸発させることなく非選択母合金を蒸発
    させ、任意時間後、前記非選択母合金を蒸発させること
    なく前記選択母合金を蒸発させることを特徴とする合金
    膜の製造方法。
  2. 【請求項2】 第1母合金と第2母合金からなる複数の
    母合金を加熱して基板に合金膜を蒸着する方法であっ
    て、第2母合金を蒸発させることなく第1母合金を蒸発
    させ、任意時間後、第1母合金を蒸発させることなく第
    2母合金を蒸発させることを特徴とする合金膜の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の合金膜の製造方法
    において、母合金が、Alの組成分が2〜6重量%、S
    iの組成分が15〜30重量%、残部がFeの合金であ
    ることを特徴とする合金膜の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の合金膜
    の製造方法において、基板に合金膜を蒸着後に熱処理を
    施すことを特徴とする合金膜の製造方法。
  5. 【請求項5】 熱処理温度範囲が500〜1000℃で
    あることを特徴とする請求項4記載の合金膜の製造方
    法。
JP3675392A 1992-02-24 1992-02-24 合金膜の製造方法 Withdrawn JPH0673532A (ja)

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