JPH0672882U - 噴霧器付き箱入りティッシュペーパーのケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 水分等をふくんだティッシュペーパーを作る
ために、噴霧器を設けた噴霧器付き箱入りテイッシュペ
ーパーのケースを提供することを目的とする。 【構成】 積層されたティッシュペーパーを収納し得る
大きさをもったティッシュペーパー収納室１と、その傍
に位置し、水分等を貯蔵し得るタンク体２とから構成さ
れる箱体３であって、箱体３のタンク体２側には、その
上面にあたる位置に噴霧器４を設け、またその側面には
目盛付きの透明窓５を設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は水分等をふくんだティッシュペーパーを作るために、噴霧器を設け た噴霧器付き箱入りティッシュペーパーのケースに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、通常のティッシュペーパーではとれない汚れ落としのために、ウェット ティッシュという水分をふくんだティッシュペーパーがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 （イ）通常のティッシュペーパーに比べ値段が高かった。 （ロ）テイッシュペーパーにふくませる水分の量を調整することができなかった 。 （ハ）ティッシュペーパーにふくませる水分の内容物を任意に選ぶことができな かった。 本考案はこれらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

積層されたティッシュペーパーを収納し得る大きさをもったティッシュペーパ ー収納室（１）と、その傍に位置し、水分等を貯蔵し得るタンク体（２）とから 構成される箱体（３）であって、タンク体（２）には、その上面にあたる位置に 噴霧器（４）を設け、またタンク体（２）の側面には目盛付きの透明窓（５）を 設けてある。 そして噴霧器（４）にはネジ状のフタ（６）がついており、タンク体（２）の 上面には水分の取り入れ口をかねた中央が空洞になっている受けネジ（７）がつ いている。 本考案は以上のような構成よりなる噴霧器付き箱入りティッシュペーパーのケ ースである。

【０００５】

【作用】

市販の箱入りティッシュペーパーをティッシュペーパー収納室（１）に納める 。 タンク体（２）へ受けネジ（７）部から、真水、石けん水、アルコール、化粧 水、等必要に応じた水分を入れる。タンク体（２）に入れられた水分の量は目盛 付きの透明窓（５）を見ることにより知ることができる。 箱入りティッシュペーパーから任意の数だけティッシュペーパーを取り出し、 使用目的にあわせた形に折り、噴霧器（４）にむける。もう一方の手で噴霧器（ ４）を押し、必要な量だけティッシュペーパーに水分を噴霧して湿らせる。

【０００６】

【実施例】

本考案の実施例を図に基づいて説明すれば、まず実施例として、 （イ）箱体（３）は積層されたティッシュペーパーを収納し得る大きさをもった ティッシュペーパー収納室（１）をもっており、塩化ビニール、プラスチックな ど耐水性のある材質でできている。 （ロ）ティッシュペーパー収納室（１）の傍には水分等を貯蔵し得るタンク体（ ２）が設けてある。 （ハ）タンク体（２）の上面には噴霧器（４）がついており、この噴霧器（４） にはネジ状のフタ（６）がついていて、同じくタンク体（２）の上面にある水分 の取り入れ口をかねた中央が空洞になっている受けネジ（７）と連結できるよう になっている。 （ニ）タンク体（２）の側面には目盛付きの透明窓（５）が設けてあり、タンク 体（２）に取り入れられた水分等の量を計れるようになっている。 本案は以上のような構造でこれを使用する時は市販の箱入りティッシュペーパ ーをティッシュペーパー収納室（１）に納める。 タンク体（２）の中には噴霧器（４）についているネジ状のフタ（６）をゆる め噴霧器（４）を取りはずし、水分の取り入れ口をかねた中央が空洞になってい る受けネジ（７）部分から任意の水分、真水、石けん水、アルコール、化粧水な どを入れておく。

【０００７】 本案の他の実施例として、以下のようなものも考えられる。 実施例２ 実施例１における箱体のタンク体にあたる部位は、槽として一槽を設ける構造 を採用しているが、このタンク体を複数の部屋によって仕切られた複数のタンク 体構成とし、かつそれぞれの上面に噴霧器を設けることが考えられる。 また、実施例１における目盛付き透明窓をそれぞれのタンク体に設けてもよい 。 タンク体をこのように構成することにより、タンク体内部の液体として、水の ほかに石けん水、アルコール、化粧水などを填入した各部屋が形成され、ひとつ のペーパーケースにおいて、複数の液体成分を任意に選択してその場でティッシ ュペーパーに含浸させることが可能となる。

【０００８】 実施例３ また、本案のさらなる他の実施例として、本案のタンク体を中空の凾体と引き 出し状の受け容器とに構成し、この引き出し部位を全体からカートリッジのよう にして、着脱することも可能である。 タンク体をこのように構成することで、例えば本案を製造・販売するにあたっ て、タンク体内部の液体を詰め替え用としてつくり、簡単にその挿脱、交換がで きるようになるものである。

【０００９】

【考案の効果】

（イ）通常のティッシュペーパーと自宅の水を使えるので、従来の高価なウェッ トティッシュを購入して使用する場合よりも経済的である。 （ロ）軽い汚れを落とす場合には水分を少なめに、ひどい汚れを落とす場合には 水分を多めになど、水分の量を任意できめられるので、従来のウェットティッシ ュより状況に応じた使い方ができる。 （ハ）軽い汚れが出やすい状況、茶の間などでは真水、ひどい汚れが出やすい状 況、作業場などでは石けん水、などと水分の内容も任意にきめられるので、従来 のウェットティッシュよりも状況に応じた使い方ができる。 （ニ）汚れをふきとる時、はじめに水分をふくんだティッシュペーパーでふき、 その後本来のティッシュペーパーでからぶきするといった作業は、従来のウェッ トティッシュではできえないが、従来の箱入りティッシュペーパーと噴霧器が一 体となっている本考案器では可能である。 （ホ）水分をふくんだティッシュペーパーは水道を使うことによってもできえる が、本考案はティッシュペーパーと水分が同じ箱の中に納められているので、水 道のない状況、自動車の中、屋外、個室等でも水分をふくんだティッシュペーパ ーを作ることが可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の側面図である。

【図３】図２の側面図を切り欠いた噴霧器付きタンク体
の内部を示す図である。

【図４】本考案の別の面を切り欠き噴霧器をぬきだした
状態の図である。

【符号の説明】

１ ティッシュペーパー収納室 ２ タンク体 ３ 箱体 ４ 噴霧器 ５ 目盛付きの透明窓 ６ ネジ状のフタ ７ 受けネジ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 積層されたティッシュペーパーを収納し
   得る大きさをもったティッシュペーパー収納室（１）
   と、その傍に位置し、水分等を貯蔵し得るタンク体
   （２）とから構成される箱体（３）であって、タンク体
   （２）にはその上面にあたる位置に噴霧器（４）を設
   け、またその側面には目盛付きの透明窓（５）を設けた
   ことを特徴とする噴霧器付き箱入りティッシュペーパー
   のケース。