JPH0672790U - バス室内のエンジン点検蓋の構造 - Google Patents

バス室内のエンジン点検蓋の構造

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JPH0672790U
JPH0672790U JP1486993U JP1486993U JPH0672790U JP H0672790 U JPH0672790 U JP H0672790U JP 1486993 U JP1486993 U JP 1486993U JP 1486993 U JP1486993 U JP 1486993U JP H0672790 U JPH0672790 U JP H0672790U
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JP
Japan
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seat
engine
inspection lid
seats
engine inspection
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Pending
Application number
JP1486993U
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English (en)
Inventor
正夫 永井
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、バス室内のエンジン点検蓋の構造
に関し、エンジン点検蓋を大きくして点検整備性の向上
を図り、又点検蓋の開閉操作を簡単にすることを目的と
する。 【構成】 バスの後方床板上に設けた中央の座席シー
ト、及びその左右内側の座席シートが配置されている一
部を含む広い面積の床板部分に、点検窓を蓋するエンジ
ン点検蓋を設け、左右内側の座席シートの外側足部を、
左右外側の座席シートが固定されている床板上に設けた
ヒンジを介して取り付けられたレールに前後摺動可能に
固定し、左右内側の座席シートの内側足部を、中央の座
席シートが固定されているエンジン点検蓋となる床板上
に設けられた受け金具に着脱自在に固定した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車体の後方床板の床板下にエンジンを内蔵したバスにおいて、その エンジンをバス室内から点検するため設けたバス室内のエンジン点検蓋の構造に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の後方床板の床板下にエンジンを内蔵したバスにおいて、バス室内のエン ジン点検蓋を採用したバスの車体後部を図4に、その最後列の座席シートの状態 を図5に示し、以下これについて説明する。
【0003】 このバス室内のエンジン点検蓋の構造は、バスの車体Aの後方床板1を車体A の後方において階段状に形成して、その上側に5列の座席シートC1、C2、C 3、C4、C5を取り付けると共に、その下側にエンジンBを内蔵させる。
【0004】 このエンジンBを外部から点検するための点検蓋Dが車体Aの後面に開閉可能 に設けられると共に、前記の座席シートC1〜C5の中央の座席シートC3の下 側の後方床板1を切断し、室内からのエンジンBの点検窓2を形成する。
【0005】 そして、この切断された床板は、点検窓2を閉鎖するエンジン点検蓋3とし、 このエンジン点検蓋3をボルト4で後方床板1に固定し、このエンジン点検蓋3 に中央の座席シートC3を取り付けたものである。
【0006】 従って、バス室内からエンジンBの点検を行う際には、エンジン点検蓋3から 中央の座席シートC3を取り外した後、ボルト4を緩めてエンジン点検蓋3を後 方床板1から取り外し、点検窓2からエンジンBの点検を行うものである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】 このような従来のバス室内のエンジン点検蓋の構造において、バス車体Aの後 部の後方床板1に形成されるエンジン点検蓋3の大きさは、中央の座席シートC 3の左右両側の座席シートC2、C4の下面にまで達する大きさとすると、エン ジン点検蓋3が取り外せなくなるために、中央の座席シートC3の平面形状以下 でなければならない。
【0008】 そのために、エンジン点検蓋3で閉鎖される点検窓2の大きさは制限され、エ ンジンBの点検、整備を自由に行うことができず、点検、整備性が悪い欠点があ った。
【0009】 又、この欠点を改善すべく、点検窓2の大きさを中央座席シートC3の面積以 上に大きくすると、それにつれてエンジン点検蓋3の面積も大きくなり、中央の 座席シートC3の両側の座席シートC2、C4がエンジン点検蓋3の上に位置す ることになる。
【0010】 そのために、座席シートC2、C4をエンジン点検蓋3に取り付けねばならず 、点検、整備に際し、座席シートC2、C4をエンジン点検蓋3から取り外さね ばならず、その取り外し、取り付け作業が面倒な欠点を生ずる。
【0011】 本考案は、従来のバス室内のエンジン点検蓋の構造における前述の問題点を解 消し、エンジン点検蓋を大きくして点検整備性の向上を図り、又点検蓋の開閉操 作を簡単にすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、バス後方床板の床板下にエンジンを内蔵し、床板上に中央の座席シ ートと両側の2列の左右座席シ−トを配置し、前記床板の一部中央を切断したそ の床板をボルトにより固定して、開閉可能なエンジン点検蓋としたバス室内のエ ンジン点検蓋の構造において、上記中央の座席シート及び左右内側の座席シート が配置されている一部を含む広い面積の床板部分をエンジン点検蓋とし、左右内 側の座席シートの外側足部を左右外側の座席シートが固定されている床板上に設 けたヒンジを介して取り付けられたレールに前後摺動可能に固定し、左右内側の 座席シートの内側足部を中央の座席シートが固定されているエンジン点検蓋とな る床板上に設けられた受け金具に着脱自在に固定したことを特徴とする。
【0013】
【作用】
本考案のバス室内のエンジン点検蓋の構造は、左右内側の座席シートの内側足 部を受け金具から外し、左右内側の座席シートを後方側に移動して、左右外側の 座席シートの後方側に倒せば、バス室内にエンジン点検蓋が露出され、エンジン 点検蓋を固定しているボルトを外すことによってエンジン点検蓋が開放され、エ ンジン点検が行われる。
【0014】
【実施例】
次に、本考案の実施例を、図1〜図3に基づいて以下に説明する。 図2、図3に示すように、最後列の座席シートC1〜C5の内、中央の座席シ ートC3、及び外側から2番目の座席シートC2、C4の半分以上に跨がって、 後方床板1が切断され、この切断された部分がエンジンBの点検窓2とされる。
【0015】 この点検窓2を形成された後方床板1には、点検窓2内に張出している取付け 板5が取り付けられ、点検窓2よりも僅かに小さいエンジン点検蓋3が取付け板 5上に載置されて、ボルト4で固定される。
【0016】 このエンジン点検蓋3には、予め上面に中央の座席シートC3が取付け金具6 によって取り付けられると共に、座席シートC3の左右両側にハンドル7が固定 され、前記のボルト4を取り外した後、ハンドル7を持ってエンジン点検蓋3を 取付け板5上から取り外しできるようになっている。
【0017】 中央の座席シートC3の両側の座席シートC2、C4の外側に近い下面側の後 方床板1にはヒンジ8が固定され、上面に溝9aが設けられた箱状の案内レール 9がヒンジ8に、上方に回動可能なように蝶着されている。
【0018】 一方、ローラ10が回転自在に取り付けられている外側スライド足部11が座 席シートC2、C4の外側の下面に取り付けられており、このローラ10が溝9 aから案内レール9内に挿入されて、ローラ10が案内レール9内を転がること により、座席シートC2、C4を後方に移動できるようになっている。
【0019】 又、座席シートC2、C4の内側下面には、丸棒状の内側嵌入足部12が、更 にエンジン点検蓋3には該内側嵌入足部12を上方から嵌入できて、これを挟持 する受け金具13が取り付けられている。
【0020】 このバス室内のエンジン点検蓋の構造においては、前述のような構成であるの で、受け金具13から内側嵌入足部12を上方に抜脱した後、案内レール9内を ローラ10が転動する外側スライド足部11により、座席シートC2、C4を後 方に移動させる。
【0021】 これにより、座席シートC2、C4の背凭れを図3の2点鎖線の位置から、1 点鎖線で示した座席シートC1、C5の背凭れより後方位置に移動することがで きる。
【0022】 次に、座席シートC2、C4の背凭れを座席シートC1、C5の後ろの外側に 倒すように押せば、案内レール9はヒンジ8に蝶着されているので、図1、図2 に示すようにヒンジ8に対して上方に回動し、座席シートC2、C4を外側に倒 すことができる。
【0023】 そのために、エンジン点検蓋3の上面が露出するので、ボルト4を取り外すこ とによってエンジン点検蓋3は取り外し可能となり、ハンドル7を持ってエンジ ン点検蓋3を取り除き、点検窓2からエンジンBの点検、整備が行えるものであ る。
【0024】 上記ヒンジ8と案内レール9、並びに外側スライド足部11は、前記した構成 以外でも、座席シートC2、C4の後方への移動と左右への伏倒が可能であれば よく、又内側嵌入足部12と受け金具13も前記した構成以外でも、座席シート C2、C4の固定と開放が可能であれば良いものである。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、中央の座席シートの左右両側の座席シートに設 けた内側足部を受け金具から抜脱した後、左右両側の座席シートを後方に移動し 、左右外側に倒せば、この左右両側の座席シートの外側に近い部分まで、後方床 板を露出させることができる。
【0026】 そのために、この露出した後方床板の部分にエンジン点検蓋を形成して、エン ジン上面を大きく露出させることができるので、エンジンの点検、整備が容易に 行えるようになる。
【0027】 しかも、中央座席シートは点検窓を閉鎖するエンジン点検蓋に取り付けた儘で 、その左右両側の座席シートは、後方への移動と左右への倒しを行うだけでよい ため、座席シートの面倒な取り外し、取り付けを行う必要がなく、エンジン点検 蓋の開放、閉鎖の作業が容易、且つ迅速に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の中央座席シートの左側座席シ
ート部分の正面図で、2点鎖線は座席シートを倒した状
態を示す。
【図2】同上の実施例の最後列の座席シートの要部の示
す正面図で、2点鎖線は座席シートを起立させた状態を
示す。
【図3】同上の平面図で、2点鎖線は座席シートの起立
状態、1点鎖線は後方へのスライド状態を示す。
【図4】車体の後方床板下側にエンジンを内蔵したバス
の後部の断面図である。
【図5】従来のバス室内のエンジン点検蓋の構造を備え
たバスの最後部の座席シートの正面図である。
【符号の説明】
B エンジン C1〜C5 座席シート 1 後方床板 2 点検窓 3 エンジン点検蓋 4 ボルト 8 ヒンジ 9 案内レール 11 外側スライド足部 12 内側嵌入足部 13 受け金具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バス後方床板の床板下にエンジンを内蔵
    し、床板上に中央の座席シートと両側の2列の左右座席
    シ−トを配置し、前記床板の一部中央を切断したその床
    板をボルトにより固定して、開閉可能なエンジン点検蓋
    としたバス室内のエンジン点検蓋の構造において、上記
    中央の座席シート及び左右内側の座席シートが配置され
    ている一部を含む広い面積の床板部分をエンジン点検蓋
    とし、左右内側の座席シートの外側足部を左右外側の座
    席シートが固定されている床板上に設けたヒンジを介し
    て取り付けられたレールに前後摺動可能に固定し、左右
    内側の座席シートの内側足部を中央の座席シートが固定
    されているエンジン点検蓋となる床板上に設けられた受
    け金具に着脱自在に固定したことを特徴とするバス室内
    のエンジン点検蓋の構造。
JP1486993U 1993-03-29 1993-03-29 バス室内のエンジン点検蓋の構造 Pending JPH0672790U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1486993U JPH0672790U (ja) 1993-03-29 1993-03-29 バス室内のエンジン点検蓋の構造

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JPH0672790U true JPH0672790U (ja) 1994-10-11

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JP1486993U Pending JPH0672790U (ja) 1993-03-29 1993-03-29 バス室内のエンジン点検蓋の構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101403238B1 (ko) * 2010-04-02 2014-06-02 현대중공업 주식회사 보조 커버가 구비된 메인 엔진 크리닝 커버

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101403238B1 (ko) * 2010-04-02 2014-06-02 현대중공업 주식회사 보조 커버가 구비된 메인 엔진 크리닝 커버

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