JPH0672737U - エンジンカバーカーペットとフロントフロアーカーペットとの敷設構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カーペットの敷設状態をスッキリとしたもの
とし、車室内の見栄え性を向上させることを目的とす
る。 【構成】 エンジンルームＲを開閉可能に覆蓋するエン
ジンカバー２上に敷設されるエンジンカバーカーペット
４の前端部４ａは、エンジンカバー２の前端とほぼ整合
状に敷設され、前端部４ａの上面にはフロントフロアー
カーペット５の後端部５ａが重合され、このフロントフ
ロアーカーペット５の後端部５ａは、前部座席１の下面
に配置されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、エンジンカバー上に敷設されるエンジンカバーカーペットとフロ ントフロアーカーペットとの敷設構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術及びその課題】

従来、図４に示すようにワンボックスカー等においては、床下にエンジンＥが 配設されたエンジンルームＲが形成されており、このエンジンルームＲ上にはエ ンジンカバー２がヒンジ３を介し開閉可能に設けられており、このエンジンカバ ー２上に前部座席１が設けられている。 また、エンジンカバー２上にはエンジンカバーカーペット４が敷設されており 、このエンジンカバーカーペット４の前端部４ａは、前部に敷設されるフロント フロアーカーペット５の後端部５ａの上面に重合されて敷設されている。

【０００３】 このような従来構造においては、エンジンカバー２を開けてエンジンルームＲ 内の点検等を行う際に、図５のようにエンジンカバーカーペット４の前端部４ａ が垂れ下がり邪魔になるという問題点があり、またエンジンカバー２を閉じた状 態では、図４に示すように、前方側にエンジンカバーカーペット４の前端部４ａ が露出して、室内の見栄え性が悪化するという問題点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、見栄え性が良好化す るエンジンカバーカーペットの敷設構造を提供せんことを目的とし、その要旨は 、エンジンルームを開閉可能に覆蓋するエンジンカバー上に敷設されるエンジン カバーカーペットにおいて、該カーペットの前端はエンジンカバーの前端にほぼ 整合状に敷設されるとともに、前端部の上面には前方に敷設されるフロントフロ アーカーペットの後端部が重合され、該フロントフロアーカーペットの後端部は 前記エンジンカバー上に設けられる座席の下面に配置されることである。

【０００５】

【作用】

エンジンカバーカーペットの前端部は、エンジンカバーの前端と整合されてい るため、エンジンカバーを開ける際に邪魔になることがなく、また通常の状態で は、エンジンカバーカーペットの前端部の上面には、フロントフロアーカーペッ トの後端部が重合されて隠され、しかもフロントフロアーカーペットの後端部は エンジンカバー上の座席の下面の見にくい位置に配置されるため、室内がスッキ リとしたものとなり、見栄え性が向上する。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１はエンジンカバーの上面部の斜視構成図であり、図２はその側面断面構成 図である。 図に示すように、エンジンカバー２の上面に敷設されるエンジンカバーカーペ ット４は、本例ではその前端部４ａがエンジンカバー２の前端部にほぼ整合する ようにエンジンカバー２上に敷設されており、フロントフロアーカーペット５の 後端部５ａは、エンジンカバーカーペット４の前端部４ａの上面側に重合されて 敷設されており、このフロントフロアーカーペット５の後端部５ａは、前部座席 １の下面に配置されたものとなっている。

【０００７】 このような敷設構造においては、エンジンカバーカーペット４の前端部４ａは フロントフロアーカーペット５の後端部５ａに隠蔽された状態となり、しかもフ ロントフロアーカーペット５の後端部５ａは見えにくい前部座席１の下側である ため、カーペットの敷設状態がスッキリとしたものとなり、車室内の見栄え性が 極めて向上する。

【０００８】 また、エンジンカバー２を開けてエンジンルームＲ内の点検等を行う際には、 図３のようにスッキリした状態でエンジンカバー２とともに、エンジンカバーカ ーペット４が開かれるため、従来のようにエンジンカバーカーペット４の前端部 ４ａが垂れ下がって邪魔になるようなことがなく、点検作業を良好に行うことが できるものとなる。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は、エンジンルームを開閉可能に覆蓋するエンジンカバー上に敷設され るエンジンカバーカーペットにおいて、該カーペットの前端はエンジンカバーの 前端にほぼ整合状に敷設されるとともに、前端部の上面には前方に敷設されるフ ロントフロアーカーペットの後端部が重合され、該フロントフロアーカーペット の後端部は前記エンジンカバー上に設けられる座席の下面に配置されることによ り、エンジンカバーカーペットの前端部は、エンジンカバーの前端と整合されて いるため、エンジンカバーを開ける際に邪魔になることがなく、また通常の状態 ではエンジンカバーカーペットの前端部の上面には、フロントフロアーカーペッ トの後端部が重合され、しかもフロントフロアーカーペットの後端部はエンジン カバー上の座席の下面の見にくい位置に配置されるため、室内がスッキリとした ものとなり、見栄え性が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】前部座席の周辺のカーペットの敷設状態を示す
要部斜視図である。

【図２】図１の側面断面図である。

【図３】エンジンカバーを開けた状態の側面断面構成図
である。

【図４】従来のカーペットの敷設構造を示す側面断面構
成図である。

【図５】従来の敷設状態において、エンジンカバーを開
けた状態の側面断面構成図である。

【符号の説明】

１ 前部座席 ２ エンジンカバー ３ ヒンジ ４ エンジンカバーカーペット ４ａ 前端部 ５ フロントフロアーカーペット ５ａ 後端部 Ｒ エンジンルーム

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 エンジンルームを開閉可能に覆蓋するエ
   ンジンカバー上に敷設されるエンジンカバーカーペット
   において、該カーペットの前端はエンジンカバーの前端
   にほぼ整合状に敷設されるとともに、前端部の上面に
   は、前方に敷設されるフロントフロアーカーペットの後
   端部が重合され、該フロントフロアーカーペットの後端
   部は前記エンジンカバー上に設けられる座席の下面に配
   置されることを特徴とするエンジンカバーカーペットと
   フロントフロアーカーペットとの敷設構造。