JPH0672638B2 - 包装機械 - Google Patents

包装機械

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JPH0672638B2
JPH0672638B2 JP62179265A JP17926587A JPH0672638B2 JP H0672638 B2 JPH0672638 B2 JP H0672638B2 JP 62179265 A JP62179265 A JP 62179265A JP 17926587 A JP17926587 A JP 17926587A JP H0672638 B2 JPH0672638 B2 JP H0672638B2
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Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、固定特に支持機械部分（チーク）と、可動機
械部分特にレバーとを有する機械、特に包装機械に関
し、特にこの機械から発生する音響振動を減衰させる
（以下制音と言う）手段に関する。
［従来の技術及びその問題点］ 可動機械部分を有する機械は騒音を生ずる振動源として
知られている。この点に関し、板状の機械部分に消音コ
ーティングを施したり、又は断面を急激に変化させる形
をとったいわゆる音響インピーダンス・ジャンプ又は衝
撃吸収部材を取付けることによって、このような音響振
動を防ぐことが試みられてきた。あるいは又、消音コー
ティングを施したハウジングに音源を格納して外部への
音の放射を防ぎ防音することも知られている。
このような方法の欠点は、騒音即ち音響を生ずる振動の
実際的制御が音源から余りにも離れた所で行われ、その
為、しばしば問題の機械に、経費の掛かるケーシングを
掛ける必要が生ずることである。
当該技術のこのような現状に鑑み、本発明の目的は、固
定又は可動機械部分の音響を生ずる振動の発生自体を最
少に減衰させ制音することである。
［問題点を解決するための手段及びその作用］ 本発明によれば、この目的は特許請求の範囲第１項に掲
げた特徴的手段によって達成される。即ち、本発明は、
少なくとも１つの支持フレームを持つ機械、特に包装機
械において、軸受突起が支持フレームの中に設けられ、
上記軸受突起が支持ウエブによって上記支持フレームに
接続され、一方、上記支持フレームの中の上記支持ウエ
ブと、上記支持フレーム及び上記軸受突起の一部分と、
に囲まれる内部空間が、音響振動を減衰させる制音材料
で満たされている、ことを特徴としている。
又、固定した支持機械部分、特にチーク即ち側板と、可
動機械部分、特にレバーとを持つ機械、特に包装機械に
おいて、上記機械部分のリンク、レバー等が多孔質材料
の焼結材料からなり、上記焼結材料の外部に通じる開放
孔が、硬化可能で音響振動を減衰させる制音材料、特に
プラスチック材料で充填されている、ことを特徴として
いる。
制音材料を含んだ内部空間及び又は開放孔を設けること
により、各機械部分から生ずる構造に起因する騒音の伝
播及びこれらの振動の放射が有効に防止される。
本発明によれば、板状の支持機械部分は支持ウエブ17を
設ける為格子状に作られる。この支持ウエブはブレーシ
ングの働きをなし、軸受部（軸受突起）を保持する。
尚、ここで言う内部空間とは、上記支持フレームを上述
のごとくに構成することにより自然発生的に出来る隙間
であって、従ってその形状は不安定であり、この空間の
ために支持フレームをわざわざ大型化する必要は無い。
これに代る手段として、機械部分、特に板、チーク等、
が空洞を持って設計され、これを液体又は固体の制音材
料、例えば水、油又はそれに類するもので充填すること
も出来る。
上記のごとくに処理された焼結機械部品を用いることに
より、音響を生ずる振動の伝播がその発生源に於いて有
効に防止される。その結果、比較的小さな回転機械部品
で制音を達成することが出来る。
従属クレームから、更にこれと異なる実施例を考えるこ
とが可能である。
［実施例］ 本発明による機械特に包装機械に於ける制音手段は、一
方では、固定支持機械部分に、又他の一方では可動機械
部分、特にレバー、リンク等、に用いることが出来る。
第１図によれば、シャフト、ジャーナル又はこれに類似
するものを装着する為のチーク10が格子状支持構造体と
して設計されている。底桁11と、これと平行な上桁12
と、及びこれらを繋ぐ垂直な横桁13、14とが１つの支持
フレーム15を形成している。この中に、図示されていな
い回転機械部分を受ける軸受突起16が設けられる。軸受
突起16は又互いに支持フレーム15に支持ウエブ17を介し
て接続されている。支持ウエブ17の寸法は、軸受突起16
に装着される回転機械部分により掛けられる静力学的荷
重を考慮し特別に設計される。同様の理由から、各軸受
突起16は必要とする枚数の支持ウエブ17を持っている。
支持フレーム15は軸受突起16及び支持ウエブ17と共に一
体鋳物又は後述する如く焼結品として作られる。
支持ウエブ17と軸受突起16と及び支持フレーム15との間
に内部空間18があり、この中に制音材料が充填される。
第１図ではこれが多数の点で示されている。好ましく
は、チーク10の中の音響を生ずる振動の発生及び伝播の
防止と、及びチーク10を介しての音響振動の外部への発
散の防止と、を同時に行うことの出来る制音材料が選択
される。１つの実施例に於いては、この内部空間に注入
後凝固する流動性のあるプラスチックが充填される。例
えばここではポリウレタン・エラストマーが使用され
る。
制音材料をチーク10内に固定する為、桁11から14の内面
に鼻梁状の中央リブ19が設けられる。この固定を更に強
固なものとする為に、支持ウエブ17にも又同様のリブ19
が設けられ、これらのリブ19が互いに繋がり合うように
する。この制音材料はチーク10の主たる延長方向（図面
での幅方向）に直角な方向にのみ固定されていれば良い
ので、リブ19は実質的に桁11から14又は支持ウエブ17に
平行に走っている、制音材料がこのリブ19に絡まり、こ
れによって確実に保持される。
第２図には線II−IIに沿う断面が示されており、チーク
10は上桁12と支持ウエブ17と及び底桁11とに付いた内側
に延びるリブ19を持っている。回転機械部分との接触を
防ぐ為、内部空間18に入れられる制音材料は支持フレー
ム15即ち桁11から14の全奥行きに亙っては入れられてい
ない。即ち、内部空間18の残存空間20が充填されないま
ま残される。制音材料にプラスチックを使用すれば、材
料の僅かな凝固収縮によってこの空間を作ることが出来
る。
第３図は別の実施例を示している。ここでは、機械部分
特にチーク10が中空体として設計されている。この実施
例の図面では水平に描かれた隔壁32を設けることによ
り、機械部分の中にいくつかの空洞22が形成され、この
中に制音材料が充填される。この空洞22は密閉されてい
るので、この材料は液体例えば水、油又はこれに類する
もので良い。この機械部分に設けられる軸受部（軸受突
起）は機械部分の側壁によって支持することが出来る。
勿論、第３図に示したこの機械部分でも、第１図の実施
例で示した支持ウエブ17に相当する所に軸受突起を追加
して設けることは可能である。
制音材料が上部充填オリフィス23により機械部分の中に
注入される。連絡穴24が隔壁32の部位に設けられ、機械
部分の室即ち空洞22に（流動性の）材料が流れ込むよう
にする。
音響を生ずる振動が機械部分（チーク10）から機械の支
持部（基礎）に伝わるのを防ぐ為に、第１から３図に示
す実施例に於いては、機械部分（チーク10）の４隅に下
向きの脚部25が設けられる、脚部25の間でチーク10の下
側に設けられた凹部26も同様に制音材料が充填される。
これは基礎構造体や基礎等への音響振動の伝導を制動又
は制振する働きをする。
第４及び５図に、これとは別の機械部分の１つの実施例
を示す。第１から３図と同様に、これも支持機械部分又
は可動機械部分である。第４図は断面図で、可動機械部
分、特にリンク、レバー27又はこれに類するものを示し
ている。レバー27は軸受孔28を備えている。ここでは、
制音材料が、レバー27を多孔質の金属材料、特に焼結金
属で作ることによって行われている。同時に、圧力、温
度及び圧縮時間又は溶融時間等、そのパラメーターを適
宜調節することにより焼結材を設計し、このことにより
機械部分が外部に開口した開放孔即ち気孔29を有し、こ
の孔から流動性があり且つ凝固する制音材料が侵入出来
るようにする。次に、レバー27が焼結することによって
作られ、引続き凝固可能の液体プラスチックに浸漬され
る。この場合熱可塑性及び熱硬化性プラスチックのいず
れもが好適である。熱可塑性のものが用いられる場合
は、これを熱によって液化し、この熱可塑性プラスチッ
クの中に焼結部品が浸漬される。機械部分を冷却する
と、このプラスチックも凝固し、気孔29にしっかりと繋
止される。第５図はレバー27の金属組織を第４図に比し
大きく拡大して示したものである。図示する如く、金属
粒子の間に気孔29が出来ている。この気孔29は連絡孔31
により互いに連絡している。この孔に空気が残存介在す
るのを防ぐ為、この機械部分は真空中で液上の制音材料
に浸漬される。かくして存在する全ての気孔29及び連絡
孔31にこの材料が完全に浸透する。このようにして作ら
れた機械部分は、音響を生ずる振動及び他で発生した音
響振動の伝搬を制限する。
以上に説明した機械部分の音響振動の減衰機能は互いに
組合わせて用いることが出来る。即ち、第１から３図の
設計に基くチーク10又はその他の支持機械部分を多孔質
の材料（焼結金属）で作ることも可能で、この場合振動
吸収効果は更に増大する。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明に基く機械の１つの実施例即ち可動機械
部分の端部を受ける軸受突起を有するチークの一部を示
す斜視図、 第２図は第１図の機械部分を線II−IIに沿い、若干変形
して描いた断面図、 第３図は他の実施例に於ける機械部分の断面図、 第４図は更に別の実施例における、１つの軸受孔を有す
る機械部分の断面図、 第５図は第４図の円Ｖで示す部分を示す拡大図である。 符号の説明 10……チーク、11……底桁、12……上桁、15……支持フ
レーム、16……軸受突起、17……支持ウエブ、18……内
部空間、19……中央リブ、22……空洞、25……脚部、24
……連絡孔、27……レバー、29……開放孔、又は気孔、
31……連絡孔、

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】少なくとも１つの支持フレームを持つ機
    械、特に包装機械において、 軸受突起（16）が支持フレーム（15）の中に設けられ、
    上記軸受突起（16）が支持ウエブ（17）によって上記支
    持フレーム（15）に接続され、一方、上記支持フレーム
    （15）の中で、上記支持ウエブ（17）と、上記支持フレ
    ーム（15）及び上記軸受突起（16）の一部分と、に囲ま
    れる内部空間（18）が音響振動を減衰させる制音材料で
    満たされている、ことを特徴とする機械、特に包装機
    械。
  2. 【請求項２】上記支持フレーム（15）が互いに接続され
    たフレーム桁、特に、水平方向を向く上桁（12）及び底
    桁（11）、から成り、上記上桁（12）及び底桁（11）が
    ２つの直立する横桁（13,14）によって互いに接続さ
    れ、これらに囲まれた中に上記支持ウエブが設けられて
    いる、ことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の
    機械。
  3. 【請求項３】上記支持フレーム（15）がその下側部（底
    桁11）で下向きの脚部（25）を有し、これらの脚部（2
    5）の間の凹部（26）が上記制音材料で満たされてお
    り、このことにより上記支持フレーム（15）が、それ自
    身の下側面（底桁11）でなく、上記脚部（25）及び上記
    制音材料の上に立つ、ことを特徴とする特許請求の範囲
    第１又は２項記載の機械。
  4. 【請求項４】上記支持フレーム（15）及び又は支持ウエ
    ブ（17）又は軸受突起（16）が、上記制音材料を上記内
    部空間（18）に固定する為の鼻部、突起、リブ（19）又
    はそれに類するものを有する、ことを特徴とする特許請
    求の範囲第１から３項までのいずれかの１項に記載の機
    械。
  5. 【請求項５】上記支持フレーム（15）が空洞を持つ中空
    体として設計され、この空洞が長手方向又は横方向を向
    く隔壁（32）によって分割されており、又、上記支持フ
    レーム（15）の中に形成された空洞（22）が液体で満た
    されている、ことを特徴とする特許請求の範囲第１項に
    記載の機械。
  6. 【請求項６】分割された上記空洞（22）が連絡穴（24）
    によって互いに連絡している、ことを特徴とする特許請
    求の範囲第５項に記載の機械。
  7. 【請求項７】上記支持フレーム（15）が、上記液体を入
    れる為の充填口（23）を備えている、ことを特徴とする
    特許請求の範囲第５又は６項記載の機械。
  8. 【請求項８】上記内部空間（18）又は空洞（22）がプラ
    スチック材、特にポリウレタン・エラストマー、で充填
    され、これが、上記内部空間（18）又は空洞（22）の中
    に注入するときは流動性があり、注入後は凝固する性質
    の材料である、ことを特徴とする特許請求の範囲第１か
    ら７項のいずれか１つに記載の機械。
JP62179265A 1986-07-24 1987-07-20 包装機械 Expired - Fee Related JPH0672638B2 (ja)

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DE19863624986 DE3624986A1 (de) 1986-07-24 1986-07-24 Maschine, insbesondere verpackungsmaschine
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JPS6347535A JPS6347535A (ja) 1988-02-29
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JP62179265A Expired - Fee Related JPH0672638B2 (ja) 1986-07-24 1987-07-20 包装機械

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EP (1) EP0257253B1 (ja)
JP (1) JPH0672638B2 (ja)
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BR (1) BR8703834A (ja)
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