JPH0672537A - スパイラルコンベヤを利用する搬送装置 - Google Patents

スパイラルコンベヤを利用する搬送装置

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JPH0672537A
JPH0672537A JP25076192A JP25076192A JPH0672537A JP H0672537 A JPH0672537 A JP H0672537A JP 25076192 A JP25076192 A JP 25076192A JP 25076192 A JP25076192 A JP 25076192A JP H0672537 A JPH0672537 A JP H0672537A
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昌示 山田
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昭二 守矢
Koji Ikakura
幸治 猪鹿倉
Tsutomu Senba
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建屋の複数階層を貫いて搬送装置を設けるに
際し、貫通部に必要となる占有スペースと空間との広さ
を最小範囲に抑え、かつ搬送の途中における搬送物の数
量の増減にも柔軟に対応ができ、連続的に搬送物を建屋
の上下各層階へ搬送することができる装置を提供する。 【構成】 スパイラルコンベヤ1,2と、その間に介在
する中間コンベヤ3,4との連続体で構成されるコンベ
ヤ装置Qにより、建屋の上層階と下層階とをらせん式に
貫通する搬送装置において、中間コンベヤ3,4を水平
または落差の少ない傾斜とし、その部分に搬送物の取入
コンベヤ5および取出コンベヤ9を設けたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば航空旅客用荷
物の処理システム内における搬送設備、あるいは百貨店
ないしは物流センター等における配送物品の仕分けや、
郵便物の集配センター等に適用される搬送設備におい
て、搬送物を建屋内を通過させながら上下各階層間にお
ける搬送を行うための、スパイラルコンベヤを利用する
搬送装置に関するものである。
【0002】この明細書中で使用されるスパイラルコン
ベヤの用語は、らせん状に形成されたコンベヤであっ
て、約180°または約90°または任意の位相角の間
に亙って両端間にかなりの高低差をそなえ、らせん体の
表裏の曲面をコンベヤの往復通路面として循環稼働する
単体コンベヤの意味でとくに使用される。このような構
成のコンベヤは、搬送経路の勾配が一般のコンベヤに対
して許容される角度、たとえば30°以内に規制されて
も、理論的にはこれを円筒状に巻いた筒状体の投影面積
の上に設置することができ、据付面積の節減ができるこ
とと、二個または四個または任意個数の単体コンベヤを
つなぎ合わせることによって、位相角が360°の連続
するらせん階段状のコンベヤ装置を形成することがで
き、小さい据付面積で落差の大きい上下方向の搬送を行
う場合の装置として、従来から実用に供されるものであ
る。
【0003】
【従来の技術】航空旅客用荷物、百貨店の集配物、ある
いは郵便物等を処理する搬送設備であって、当該設備が
設けられている建屋内の異なる階層間を貫通して搬送物
を搬送する場合、もしくは同じ階層内で上下方向に搬送
する場合、従来の一般的な搬送装置としては、 一定の上下間隔のもとに配列された各荷受台に搬送物
を載せて上下方向に搬送するエレベータ方式、あるい
は、 ベルトコンベヤを三次元的に配置して、搬送物を上下
方向に搬送するコンベヤ方式、等が各種提案されてい
る。
【0004】上記コンベヤ方式には、二つのベルトで搬
送物を挟んで上下方向に搬送する方式や、傾斜型コンベ
ヤと水平型コンベヤとを組み合わせて、複数階層を貫い
て上下方向に搬送する傾斜型コンベヤ方式等がある。
【0005】また上記例のほかに、らせん状に配置され
たローラコンベヤ上に搬送物を載置して上下方向に搬送
する方式のものが、特開昭48−100878に開示さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の搬送装
置には、なお次のような問題点がある。
【0007】エレベータ方式では、 イ)荷受台に搬送物を載置して搬送するため,荷受台の
寸法から来る制約があり、大型の搬送物では搬送能力低
下となり、適しない。
【0008】ロ)荷受台が一定間隔をあけて設けられて
いるため、間欠的な搬送となる。
【0009】また、コンベヤ方式のうち、 二本のベルトで搬送物を挟んで搬送する方式のもので
は、 イ)構造的に無理があり、したがって大型の搬送物には
適しない。
【0010】ロ)コンベヤの全長の半分が戻り経路とな
るため、コンベヤの長さが長くなるほど不経済となる。
【0011】また、傾斜式コンベヤ方式のものは、 イ)コンベヤの傾斜角度に限界(約30°)があるの
で、階層を貫く箇所の床の開口面積が大きくなり、広い
スペースと空間の占有が避けられない。
【0012】さらに、特開昭48−100878に開示
されている方式のものでは、 イ)平面上の位置の移動を規制するための押さえアーム
が必要である。
【0013】ロ)押さえアームが間隔をあけて設けられ
ているので、間欠的な搬送とならざるを得ない。
【0014】ハ)途中の階層での搬送物の取入操作ない
し取出操作は不可能である。
【0015】などの問題点がある。
【0016】この発明は、上記の問題点にかんがみてな
されたもので、建屋の複数階層を貫いて搬送装置を設け
るに際し、そのため各階層に対して必要となる占有スペ
ースと空間とを最小範囲の大きさに抑えることができ、
しかも大型の搬送物にも十分に対応が可能で、かつ搬送
の途中における搬送物の数量の増減にも柔軟に対応がで
き、連続的に搬送物を建屋の上下各層階へ搬送すること
ができる装置を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決しようとする手段】前記の目的達成のため
に、この発明にかかるスパイラルコンベヤを利用する搬
送装置においては、a)複数個のスパイラルコンベヤ
と、その間に介在する複数個の中間コンベヤとの連続体
として構成される一連のコンベヤ装置により、建屋内の
上層階と下層階との間を貫通してその間の各階層をらせ
ん式に連結する搬送装置において、b)前記中間コンベ
ヤの部分の搬送経路を水平路面または落差の少ない傾斜
路面とし、c)前記一連のコンベヤ装置に設けられる搬
送物の取入手段または取出手段を前記中間コンベヤの部
分に設けている。
【0018】また、請求項2のように、前記搬送物の取
入手段に対して、複数の搬送物の流れを処理するため
に、取り入れようとする搬送物を一時的に保留し得る待
機スペースをそなえて置くと好都合である。
【0019】あるいは、請求項3のように、前記搬送物
の取出手段に対し、取り出そうとする特定搬送物を検出
装置により検出して、該搬送物を正常な搬送経路の領域
の外に分離するための分離装置をそなえさせることもで
きる。
【0020】
【作用】請求項1のように、複数個のスパイラルコンベ
ヤと、その間に介在する複数個の中間コンベヤとの連続
体として構成したコンベヤ装置によって、建屋内の上層
階と下層階との間を貫通してその間の各階層をらせん式
に連結し、介在する中間コンベヤを水平路面または落差
の少ない傾斜路面としてあるので、中間コンベヤの部分
に搬送物の取入手段または取出手段を設けて、該手段を
介してコンベヤ装置の主流との間で行われる搬送物の取
入・取出の各操作を、きわめて容易に、且つきわめて円
滑に行うことができる。
【0021】しかも、一連のコンベヤ装置のうち、中間
コンベヤ以外の部分はスパイラルコンベヤで構成されて
いて、この部分では搬送路面に対する十分な落差が設け
られているので、建屋の複数階層を貫いて搬送装置を設
けるに際し、そのため各階層に対して必要となる占有ス
ペースと空間とを最小範囲に抑えることができ、搬送装
置を設置するうえでスパイラルコンベヤの利点が十分に
生かされた結果となっている。
【0022】この状態で前記一連のコンベヤ装置に対
し、コンベヤ装置を構成する各単体を単位としての循環
作動によって全体の稼働を行わせると、コンベヤに載っ
ている全ての搬送物が一様に搬送されるとともに、各階
層において中間コンベヤの箇所で連続的に搬送物の取り
入れないしは取り出しを行うことができ、その結果、建
屋外からの、任意の階層における搬送物の取り入れ、も
しくは逆に各階層における搬送物の取り出しならびに該
階層から建屋外への搬出が可能である。
【0023】また、請求項2のように、前記搬送物の取
入手段が、複数の搬送物の流れを処理するために、取り
入れようとする搬送物を一時的に保留し得る待機スペー
スをそなえていると、たとえば取入手段としての検知器
をコンベヤ装置に付設しておき、それによって主流のコ
ンベヤ装置上の搬送物の搬送密度を検知させ、搬送物が
過密のときは取り入れようとする搬送物の一部または全
部を一時的に待機スペースに待機させるなどのことが可
能である。
【0024】あるいは請求項3のように、前記搬送物の
取出手段として、取り出そうとする特定搬送物を検出装
置により検出して該搬送物を正常な搬送経路の領域の外
に分離するための分離装置をそなえていると、たとえ
ば、取り出そうとする特定搬送物を検出するためにコン
ベヤ装置上に張設したバーコードスキャナーを使ってバ
ーコードを読み取らせ、検出結果に応じて下流側に設け
た分離装置を作動させてその特定搬送物を的確に経路の
外に分離させることができる。
【0025】
【実施例】以下に、本発明にかかるスパイラルコンベヤ
を利用する搬送装置(以下本発明装置と略称する)の実
施例を図面に基づいて説明する。図1は建屋に配設され
た本発明装置の平面図、図2は図1のII〜II線矢視図、
図3は図1のIII〜III線矢視図である。
【0026】建屋Pの複数階層(図2ではA,B,C,
D,Eで表示)に亙って設けられた本発明装置は、図
1、図2において下降の搬送方向順に示すと、複数個の
スパイラルコンベヤ1,2,1a,‥‥と、その間に介
在する複数個の中間コンベヤ3,4,3a,‥‥との連
続体として構成される一連のコンベヤ装置Qにより、建
屋P内の上層階と下層階との間を貫通してその間の各階
層をらせん式に連結している。
【0027】スパイラルコンベヤ1,2,1a,‥‥
は、それらがいずれも上下に隣接する階層の床の貫通部
分に位置するように配置され、スパイラルコンベヤの特
徴とする限られた敷地面積内での高落差の形成を利用し
て、該貫通部分において垂直方向の搬送高さの消化を図
り、これに続く中間コンベヤ3,4,3a,‥‥に対し
て搬送物の取り入れあるいは取り出しの各操作が容易に
できる水平面あるいはなだらかな緩い傾斜面を提供でき
るような配置とされている。
【0028】図3に180°の位相角を持つスパイラル
コンベヤ2の外形が示される。同図において、2aはコ
ンベヤ駆動用の入口側のロール、2bはコンベヤ駆動用
の出口側のロール、2cはその間に掛け渡されるコンベ
ヤの往路面、2dはその復路面である。ロール2aおよ
び2bは、それぞれの駆動用のモータ2eで回転駆動さ
れる。スパイラルコンベヤ2は、図1に明らかなよう
に、180°の位相角の間に亙ってらせん状に形成され
ていて、その間の落差は、図3中のHによって示され
る。
【0029】図1、図2において、中間コンベヤ3,
4,3a,‥‥は、いずれも各階層の床上にあって、そ
の搬送路面は水平面あるいはなだらかな緩い傾斜面を形
成し、それによって中間コンベヤに対する搬送物の取り
入れあるいは取り出しの各操作が容易にできるようにな
っている。
【0030】取入コンベヤ5は、送込コンベヤ6,待機
コンベヤ7,7,…などよりなり、コンベヤ装置Qの中
間コンベヤ3のところで外部から搬送物aを取り入れる
ための取入手段の主要部を構成するものである。取入手
段の一部としての検知器8が中間コンベヤ3の上流側に
設けられ、これによって主流のコンベヤ装置上の搬送物
の搬送密度を検知し、搬送物が過密のときは取り入れよ
うとする搬送物の一部または全部を一時的に待機コンベ
ヤ7上に待機させることができる。
【0031】取出コンベヤ9は、受取コンベヤ10,払
出コンベヤ11,…などよりなり、中間コンベヤ4のと
ころで所望の搬送物をコンベヤ装置Qの流れの外へ取り
出すための取出手段の主要部を構成するものである。取
出手段の付帯設備として、取り出そうとする特定搬送物
を検出するための検出装置としてのバーコードスキャナ
ー12が中間コンベヤ4の上流側に設けられていて、そ
の検出結果を受けて該搬送物を正常な搬送経路の領域の
外に押し出して分離する分離装置としてのダイバータ1
3、およびその駆動動力源としてのモータ14をそなえ
ている。ダイバータ13の垂直面に沿って、矢印S方向
に循環駆動する垂直ベルト15が設けられており、該垂
直面に沿って摺動しながら押し出される搬送物に対し、
移動が円滑に行われるようにされている。
【0032】つぎに、上記の構成よりなる本発明装置の
使用態様について説明する。
【0033】図1、図2において、スパイラルコンベヤ
1,2,1a,‥‥、中間コンベヤ3,4,3a,‥‥
は、いずれも自身のそなえる動力源によって稼働してお
り、それによってコンベヤ装置Q上に置かれている搬送
物はすべて矢印の方向に、すなわち高所から低所に向か
って搬送される。
【0034】ここで、取入コンベヤ5を使ってB階層か
ら搬送物aをコンベヤ装置Qの主流に取り入れるには、
搬送物aを先頭の待機コンベヤ7まで搬送した後、ここ
で一旦待機させ、検知器8によって主流のコンベヤ装置
上の搬送物の搬送密度を検知させる。搬送物が過密のと
きは、取り入れようとする搬送物の一部または全部を一
時的に待機コンベヤ7上に待機させる。取り入れが可能
の状態のときは、待機コンベヤ7上の搬送物aを送込コ
ンベヤ6を経由して中間コンベヤ3上に送り込み、それ
によって搬送物の取り入れが完了する。
【0035】つぎに、中間コンベヤ4の側面に平行して
配置されている取出コンベヤ9を使って、C階層を搬送
中の搬送物a′をコンベヤ装置Qの主流から分離して取
り出すには、中間コンベヤ4の上流側に設けたバーコー
ドスキャナー12によって、取り出そうとする特定搬送
物の通過をキャッチし、その結果をモータ14に通信
し、モータ14を駆動してダイバータ13を正規の位置
(図1中の実線位置)から矢印R方向に旋回させて破線
位置まで移動することにより、中間コンベヤ4上を進行
中の該搬送物を正常な搬送経路の領域の外に押し出し分
離する。その操作中、ダイバータ13の垂直面の垂直ベ
ルト15を矢印S方向に循環駆動すると、押し出しの操
作が一層容易に、かつ円滑に行われる。
【0036】図4(a)は、本発明装置の上流側の端部
16から、搬送物aをコンベヤ装置Qに向かって投入す
る付近の構成の一例を示す。すなわち、端部16は、こ
の場合は中間コンベヤ3の部分に設けた取入手段を構成
するものである。また、図4(b)は、下流側の端部1
7から、搬送物aがコンベヤ装置Qの外に排出される付
近の構成の一例を示す。すなわち、端部17は、この場
合は中間コンベヤ3の部分に設けた取出手段を構成する
ものである。
【0037】上記の実施例では、いずれも搬送物を上層
階から下層階へ向けて搬送する例を示して説明したが、
本発明装置によって、逆に下層階から上層階へ搬送物を
搬送することも、もとより可能である。ただし、この場
合は、前記ダイバータ13、あるいは検知器8、その他
バーコードスキャナー12などの各取付位置の改変が必
要となることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】この発明にかかるスパイラルコンベヤを
利用する搬送装置は以上のように構成されるので、つぎ
のようなすぐれた効果がある。
【0039】1)請求項1のように、複数個のスパイラル
コンベヤと、その間に介在する複数個の中間コンベヤと
の連続体として構成したコンベヤ装置によって、建屋内
の上層階と下層階との間を貫通してその間の各階層をら
せん式に連結し、介在する中間コンベヤを水平路面また
は落差の少ない傾斜路面としてあるので、中間コンベヤ
の部分に搬送物の取入手段または取出手段を設けて、該
手段を介してコンベヤ装置の主流との間で行われる搬送
物の取入・取出の各操作を、きわめて容易に、且つきわ
めて円滑に行うことができる。
【0040】しかも、一連のコンベヤ装置のうち、中間
コンベヤ以外の部分はスパイラルコンベヤで構成されて
いて、この部分では搬送路面に対する十分な落差が設け
られているので、建屋の複数階層を貫いて搬送装置を設
けるに際し、そのため各階層に対して必要となる占有ス
ペースと空間との広さを最小範囲に抑えることができ
て、きわめて効率のよいレイアウトの実施が可能であ
る。
【0041】この状態で前記一連のコンベヤ装置に対
し、コンベヤ装置を構成する各単体を単位としての循環
作動によって全体の稼働を行わせると、コンベヤに載っ
ている全ての搬送物が一様に搬送されるとともに、各階
層において中間コンベヤの箇所で連続的に搬送物の取入
ないしは取り出しを行うことができ、その結果、建屋外
からの、任意の階層における搬送物の取入、もしくは逆
に各階層における搬送物の取り出しならびに該階層から
建屋外への搬出が可能である。
【0042】また、搬送面を形成するコンベヤ装置のす
べてのコンベヤの表面は平坦で、突起などの障害物が全
く存在しないから、搬送物のサイズに対する制約が少な
く、大型の搬送物にも十分に対応が可能である。
【0043】2)請求項2のように、搬送物の取入手段
が、取り入れようとする搬送物を一時的に保留し得る待
機スペースをそなえることによって、たとえば上流側の
コンベヤ装置上に付設した検知器によって、主流のコン
ベヤ装置上の搬送物の搬送密度を検知させ、搬送物が過
密のときは取り入れようとする搬送物の一部または全部
を一時的に待機スペースに待機させるなどのことが可能
となって、一連のコンベヤ装置のそなえる搬送能力をフ
ルに活用させることができ、搬送装置の能率向上に寄与
する。
【0044】3)請求項3のように、コンベヤ装置の途中
から搬送物を取り出すための取出手段として、取り出そ
うとする特定搬送物を検出装置を使って検出し、該搬送
物を正常な搬送経路の領域の外に分離するための分離装
置をそなえることによって、たとえば取り出そうとする
特定搬送物を検出するためにコンベヤ装置上に張設した
バーコードスキャナーを使ってバーコードを読み取ら
せ、検出結果に応じて下流側に設けた分離装置を作動さ
せて、搬送経路上の特定搬送物を該経路の領域外に押し
出して分離することができ、そのため搬送中のコンベヤ
装置内の任意の搬送物に対して経路の外への的確な取出
操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる搬送装置を建屋に配設
した状態の中間階層における平面図である。
【図2】図1のII〜II線における断面図である。
【図3】図1のIII〜III線における断面図である。
【図4】図4(a)は本発明の他の実施例にかかる搬送
装置を建屋に配設した状態の最上階層における平面図で
ある。図4(b)は本発明の他の実施例にかかる搬送装
置を建屋に配設した状態の最下階層における平面図であ
る。
【符号の説明】
1,1a,2 スパイラルコンベヤ 3,3a,4 中間コンベヤ 5 取入コンベヤ 7 待機コンベヤ 9 取出コンベヤ 12 バーコードスキャナー 13 ダイバータ Q コンベヤ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪鹿倉 幸治 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 仙波 勉 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のスパイラルコンベヤと、その間
    に介在する複数個の中間コンベヤとの連続体として構成
    される一連のコンベヤ装置により、建屋内の上層階と下
    層階との間を貫通してその間の各階層をらせん式に連結
    する搬送装置において、 前記中間コンベヤの部分の搬送経路を水平路面または落
    差の少ない傾斜路面とし、 前記一連のコンベヤ装置に設けられる搬送物の取入手段
    または取出手段を前記中間コンベヤの部分に設けること
    を特徴とするスパイラルコンベヤを利用する搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送物の取入手段は、複数の搬送物
    の流れを処理するために、取り入れようとする搬送物を
    一時的に保留し得る待機スペースをそなえている請求項
    1記載のスパイラルコンベヤを利用する搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送物の取出手段は、取り出そうと
    する特定搬送物を検出装置により検出して該搬送物を正
    常な搬送経路の領域の外に分離するための分離装置をそ
    なえる請求項1記載のスパイラルコンベヤを利用する搬
    送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009018102A3 (en) * 2007-08-02 2009-04-16 Portec Inc Flowmaster Division Strip belt conveyor
JP2022132900A (ja) * 2021-03-01 2022-09-13 トーヨーカネツ株式会社 コンベヤ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0223169A (ja) * 1987-10-12 1990-01-25 Veit Transpo Gmbh 吊り下げ式ボビン輸送装置

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