JPH0672407B2 - カッター装置 - Google Patents

カッター装置

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JPH0672407B2
JPH0672407B2 JP15284089A JP15284089A JPH0672407B2 JP H0672407 B2 JPH0672407 B2 JP H0672407B2 JP 15284089 A JP15284089 A JP 15284089A JP 15284089 A JP15284089 A JP 15284089A JP H0672407 B2 JPH0672407 B2 JP H0672407B2
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cutting
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Inventor
人三 藤本
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有限会社カサノ工業
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えばコンクリート路面に切込みラインを
形成する場合に用いられる路面カッター装置等のよう
に、回転刃としてのブレードを有する本体部を被削面に
対する鉛直面で傾斜させて切込み深さを調整するカッタ
ー装置に関する。
〔従来の技術〕
この種のカッター装置では、切屑飛散の防止や切削音緩
和等のためにブレードカバーが設置されているが、この
ブレードカバーはその役目がブレードの切削開始から良
好になされるように、ブレードが被削面に接触しない状
態でブレードのほぼ全体を覆う大きさを有することが必
要であり、また、ブレードの被削面への切込み進行に支
障を来さないように設置される必要がある。このため従
来、例えば路面カッターでは第8図及び第9図に示すよ
うに、ブレードカバーの下方部をジャバラ構造としてい
る。
すなわち、ブレードカバー70は、装置本体部2の回転軸
に固定されたブレード20のほぼ上半部を覆う上部カバー
72と、下部カバー74及び下部カバー74に固定されたジャ
バラ部76とから成っており、上部カバー72及び下部カバ
ー74は装置本体部2に着脱可能に係止される。取付は、
ジャバラ部76を有する下部カバー74を装置本体部2に係
止し、その上部に上部カバー72をのせて固定する手順で
行われる。装置本体部2は前輪4及び後輪6によって路
面Eを移動させられ、前輪4の支持椀12に接続された油
圧シリンダ(図示しない)で後輪軸を中心として路面E
に対する鉛直面で回動される。この回動によってブレー
ド20の路面Eへの切り込み深さが調整される。
ブレード20が路面Eに接触しない状態では、ジャバラ部
76の伸びによってブレード20のほぼ全体が覆われるの
で、切削開始時から切屑飛散の防止や切削音の緩和を良
好に行うことができ、また、ブレード20の切込み進行に
おいては、ジャバラ部76の縮みによってブレード20の変
位に対する支障が回避される。
また、図示しないが、装置本体部2にはバキューム機構
が設置されており、ブレード20による切削屑はホース28
を介して吸引されるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述のようにブレードカバーの下方部をジャ
バラ構造とすることによって、被削面としての路面に対
するブレードの変位にかかわりなく、作業全体に亘って
ブレードカバーの機能を維持させることができるが、ブ
レードカバーの部品数が多いため組立及び着脱が面倒で
あるとともに、装置本体部を回動させて非切削状態とし
た時、ジャバラ部の後端が路面に接触するので突起物に
引っ掛かり易く、非切削時の装置本体部の移動が困難で
あり、また、切削屑の吸引時、剛性を有しないジャバラ
部が内方に吸い込まれてブレードで切断され易いためブ
レードカバーの寿命の低下につながっている。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上記課題を解決するため、回転刃としての
ブレードを有する装置本体部を被削面に対する鉛直面で
回動させ、この回動による前記装置本体部の傾斜度の加
減をもって前記ブレードの被削面への切込み深さを調整
可能とするとともに、切屑飛散防止等のために前記ブレ
ードを覆うようにブレードカバーを設置してなるカッタ
ー装置において、前記装置本体部に支持部材を回動可能
に設けるとともに該支持部材に前記ブレードカバーをス
ライド可能に設置し、且つ前記支持部材を被削面に対し
常に垂直に位置するように支持するリンク機構を設置し
た構成としたものである。
〔作用〕
この発明によれば、リンク機構によって支持部材は常に
被削面に対して垂直に支持されるので、ブレードカバー
も被削面に対して常に垂直に支持される。このため、装
置本体部を回動させ被削面からブレードを離した非切削
状態では、ブレードカバーはその下面が被削面から一定
距離離れた水平状態に保持され、また、ブレードの被削
面に対する切込み進行時には、ブレードの変位に伴って
支持部材上をスライドさせられる。
〔実施例〕
第1図乃至第3図はこの発明の一実施例を示す。
装置本体部2の下方には路面E上を移動可能に前輪4及
び後輪6が設置されており、上方には棒状の手動ハンド
ル8が設置されている。装置本体部2の内部には油圧シ
リンダ10が設置されており、この油圧シリンダ10の伸縮
ロッド10aの端部は、前輪4の支持椀12の回転軸14に支
持椀12と同期回転するように設置された内方支持椀(図
示しない)に連結されている。このため、装置本体部2
は油圧シリンダ10の動作によって、後輪6の回転軸16を
中心として矢印方向に回動できるようになっている。
装置本体部2の前部下方にはエンジン等で駆動される回
転軸18が設置されており、この回転軸18には、周端部に
ダイヤモンド粒を有する回転刃としてのブレード20が固
定されている。ブレード20はブレードカバー22によって
覆われており、このブレードカバー22は、回転軸18を中
心に装置本体部2に回動可能に設置された平板状の支持
部材24にスライド可能に設置されている。支持部材24は
回転軸14と同期するリンク機構26によって路面Eに対し
て常に垂直になるように支持される。ブレード20による
切屑は、ホース28を介して装置本体部2内に設置された
バキューム機構で吸引される。
回転軸18の周囲には、ブレード20に先立ってブレードカ
バー22を支持する支持部材24とそれに固定されているカ
ラー30が装置本体部2に固定された函体29に回動自由に
嵌挿され、カラー30はスナップリング31で係止されてい
る。ブレード20はその両側にフランジ32,34を介在させ
た状態で径小部18bに嵌められ、ナット36で固定され
る。
ブレードカバー22は、カバー本体38と、このカバー本体
38の下面に固定されたベース部材40とから成っている。
ベース部材40の先端40aは路面E上を円滑に移動できる
ように、上方に傾斜をもって形成され、後端40bは路面
E上の切削ラインをなぞり易いように三角形状に形成さ
れている。また、ベース部材40の上面にはホース28の差
込口40c,40dが形成され、下面にはバキューム機構の吸
引穴を多数設けたシート部材42が固着されている。な
お、ベース部材40とシート部材42との間には空間を設け
て吸引力のアップを図っている。
カバー本体38の内面には、回転軸18に対するガイド孔38
aが形成されており、その幅はカラー30の外形に対応し
て形成されている。カバー本体38におけるガイド孔38a
の両側には、支持部材24に対しブレードカバー22をスラ
イドさせるための断面L字状をなすガイド板44,46が固
定されている。また、カバー本体38の上面にはストッパ
ー50が固定されており、このストッパー50によって、装
置本体部2を回動させてブレード20を路面Eから離した
非切削状態でのブレードカバー22の下限位置が決められ
る。ブレードカバー22は下限位置でブレード20のほぼ全
体を覆う大きさを有する。また、カバー本体38の外面に
は、路面Eへのブレード20の接触状態を外部から観察し
得る大きさをもって透孔38bが形成されており、路面E
上の切削ラインに対するブレード20の位置合わせが容易
且つ正確にできるようになっている。そして透孔38bの
下方には汚水を受けるための受皿52が形成されている。
符号54はブレードカバー22にホース28を止めるための固
定片である。リンク機構26は、前輪4の支持椀12に一体
に連設され油圧シリンダ10で回転駆動されるリンク56
と、このリンク56と支持部材24とを連結するリンク58と
から成っており、装置本体部2の側面にはリンク56の先
端に対応して、路面Eに対するブレード20の切込み深さ
の度合いを示す深度目盛り60が表示されている。深度目
盛り60は実際の切込み深さに対応しないので、最大深度
を100%として等分される 次に支持部材24がリンク機構26によって路面Eに対し常
に垂直に支持される原理を第4図に示す。
リンク機構26のリンク56をr,支持部材24をr1と表示して
いる。油圧シリンダ10の動作しない状態が装置本体部2
の回動の上限位置であり、矢印方向に最大限に動作した
状態が下限位置である。油圧シリンダ10の最大限の動作
によってθ,θが定まる。そこでrの弧をl,r1の弧を
l1とすると、l=l1と設定することによって、装置本体
部2の上限位置から下限位置の間で支持部材r1は路面E
に対して常に垂直に支持される。
弧の長さを求める公式 から、 となり、r1を決定することができる。支持部材24が路面
Eに対して常に垂直に支持されることにより、ブレード
カバー22も常に垂直に支持されることになる。
従って、装置本体部2の上限位置では第5図に示すよう
に、ブレードカバー22の下面は路面Eから一定間隔離れ
た水平状態となり、非切削時の移動を円滑に行うことが
できる。そして第6図に示すように、切削開始時からブ
レードカバー22の機能を良好に発揮させることができ、
また、ブウレード20の切込み進行では、第7図に示すよ
うに、ブレードカバー22が支持部材24をスライドしてブ
レード20のみの進行が支障なくなされる。
このように、ブレードカバー22をリンク機構26によって
常に垂直に支持される支持部材24にスライド可能に設置
する構成とすることにより、ブレードカバー22を簡易な
一体構造とすることができる。このため着脱が容易とな
り作業性の向上を図ることができるとともに、軽量化並
びに製作コストの低減を図ることができ、また、耐久性
の向上を図ることができる。
〔発明の効果〕 この発明によれば、非切削状態での移動時被削面へのブ
レードカバーの接触を回避できるので安全性の向上を図
ることができる。また、ブレードカバーを簡易な一体構
造とすることができるので、着脱作業の作業性を向上さ
せることができるとともに、軽量化並びに製作コストの
低減を図ることができ、また、耐久性の向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るカッター装置の側面
図、第2図はブレードカバー部分の要部斜視図、第3図
は第1図におけるIII-III線部分からの概略断面図、第
4図は支持部材が垂直に支持される原理を示す図、第5
図乃至第7図は装置本体部の回動変化に対するブレード
カバーの支持状態を示す図、第8図及び第9図は従来の
カッター装置の概要側面図である。 E……被削面、2……装置本体部 20……ブレード、22……ブレードカバー 24……支持部材、26……リンク機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転刃としてのブレードを有する装置本体
    部を被削面に対する鉛直面で回動させ、この回動による
    前記装置本体部の傾斜度の加減をもって前記ブレードの
    被削面への切込み深さを調整可能とするとともに、切屑
    飛散防止等のために前記ブレードを覆うようにブレード
    カバーを設置してなるカッター装置において、 前記装置本体部に支持部材を回動可能に設けるとともに
    該支持部材に前記ブレードカバーをスライド可能に設置
    し、且つ前記支持部材を被削面に対し常に垂直に位置す
    るように支持するリンク機構を設置したことを特徴とす
    るカッター装置。
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