JPH0672380A - 全没型水中翼船 - Google Patents

全没型水中翼船

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Publication number
JPH0672380A
JPH0672380A JP25569392A JP25569392A JPH0672380A JP H0672380 A JPH0672380 A JP H0672380A JP 25569392 A JP25569392 A JP 25569392A JP 25569392 A JP25569392 A JP 25569392A JP H0672380 A JPH0672380 A JP H0672380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrofoil
flap
turning
angle
rudder
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP25569392A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Onaka
茂樹 大仲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0672380A publication Critical patent/JPH0672380A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、全没型水中翼船の旋回制御装置を
改良しようとするものである。 【構成】 操舵輪6の操作に応じてのラダーフラップ3
および翼フラップ4a,5aを制御しうる旋回制御装置
が設けられ、同旋回制御装置が操舵輪6の回転方向およ
び回転角度に応じてラダーフラップ3の駆動装置に送る
制御信号を演算する手段と、操舵輪6の回転方向および
回転角度と船速センサ2からの船速信号とに応じて翼フ
ラップ4a,5aの駆動装置に送る制御信号を演算する
手段とをそなえて構成されたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全没型水中翼船に関
し、特にその旋回制御装置を改良した全没型水中翼船に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、全没型水中翼船は、船底下に支柱
を介して全没型水中翼をそなえ、上記支柱にはラダーフ
ラップを装着し、また上記水中翼には翼フラップを装着
している。一般に全没型水中翼船の旋回時には、船体は
内傾斜させるが、従来はこの時の内傾斜角は、操舵輪の
回転方向および回転角から求められた旋回方向および水
中翼のフラップ角を利用して後部水中翼を作動させるこ
とにより設定される。そして、その結果生じた傾斜角に
応じ、前翼支柱のラダーフラップを旋回方向に向けるこ
とで、旋回が行なわれる。(図3の制御ブロック図参
照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように従来の全没型水中翼船では、水中翼船の旋回の
ための内傾斜を、操舵輪の回転角のみで水中翼のフラッ
プ角を指示することにより得るので、船速は考慮されて
おらず、船速によっては過度に傾斜角が大きくなった
り、小さくなりすぎることが、発生するという問題点が
ある。本発明はこのような問題点の解決をはかろうとす
るもので、操舵輪の回転方向および回転角度と船速セン
サからの船速信号とから旋回時の最適な内傾斜角を演算
する手段をそなえた旋回制御装置をそなえることによ
り、スムーズで乗客にとって快適な旋回が行われるよう
にした全没型水中翼船を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの、本発明の全没型水中翼船は、船底下に支柱を介し
て全没型水中翼をそなえるとともに、上記支柱に装着さ
れたラダーフラップと、上記水中翼に装着された翼フラ
ップとをそなえた全没型水中翼船において、操舵輪の操
作に応じて上記のラダーフラップおよび翼フラップを制
御しうる旋回制御装置が設けられ、同旋回制御装置が上
記操舵輪の回転方向および回転角度に応じて上記ラダー
フラップの駆動装置に送る制御信号を演算する手段と、
上記操舵輪の回転方向および回転角度と船速センサから
船速信号とに応じて上記翼フラップの駆動装置に送る制
御信号を演算する手段とをそなえて構成されたことを特
徴としている。
【0005】
【作用】前述の本発明の全没型水中翼船では、旋回制御
装置により、操舵輪の回転方向および回転角度に応じて
ラダーフラップの駆動装置に送る制御信号を演算すると
ともに、上記操舵輪の回転方向および回転角度と船速セ
ンサからの船速信号とに応じて全没型水中翼の翼フラッ
プの駆動装置に送る制御信号を演算する作用が行なわれ
る。
【0006】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
全没型水中翼船について説明すると、図1はその斜視
図、図2はその旋回時の各要素の関係図、図4はその制
御ブロック図である。図1,2,4に示すように、本実
施例の全没型水中翼船1では、船底下に支柱1a,1b
を介して全没型の前部水中翼4および後部水中翼5をそ
なえている。そして、前部水中翼4を支える支柱1aに
はラダーフラップ3が装着されるとともに、前部水中翼
4には前部翼フラップ4aが装着され、後部水中翼5に
は後部翼フラップ5aが装着されている。また、前部水
中翼4には船速を計測しうる電磁ログ等の船速センサ2
がそなえられている。なお、船内の符号6は操舵輪を示
しており、また符号7は操作盤を示している。
【0007】さらに、本実施例の全没型水中翼船1に
は、操舵輪6の操作に応じてラダーフラップ3および翼
フラップ4a,5aを制御しうる旋回制御装置が設けら
れている。そして上記旋回制御装置は、図4に示すよう
に、ラダーフラップ3を駆動するためのラダーフラップ
駆動装置9aと、翼フラップ4a,5aを駆動するため
の翼フラップ駆動装置9bと、制御演算装置8とから構
成されている。制御演算装置8は、操舵輪6からの回転
方向および回転角度に関する信号とヨーレイトセンサー
10からの出力信号とを加算する加算器8aと、同加算器
8aからの出力信号をラダーフラップ駆動装置9aに送
る制御信号δRに変換する増幅器8bとをそなえるとと
もに、操舵輪6からの旋回角速度ψ0と船速センサ2か
らの検出信号vとから向心加速度αおよび内傾斜角φを
(図2参照)を演算する演算器8cと、同演算器8cか
らの出力信号を翼フラップ駆動装置9bに送る制御信号
δFに変換する増幅器8dとをそなえている。
【0008】以上の構成により、本実施例の全没型水中
翼船では次のような作用が行なわれる。旋回時には、ま
ず、制御演算装置8内の演算器8cにおいて、操舵輪6
にて指示された旋回角度(目標値)ψ0と、船速センサ
2で検出された船の前進速度υとから、[数1]式に基
づいて、旋回時の遠心力と釣り合う向心加速度αが求め
られる。[図2(a)参照]
【数1】 α=ψ0・v α(m/sec2) ψ0(rad/sec) v(m/sec) さらに演算器8cにおいて[数1]式で求められた向心
加速度αと重力加速度gとのなす角φが船体の内傾斜角
として求められる。[図2(b)参照]
【数2】 φ=tan-1(α/g)=tan-1(vψ0
/g) ;φ(rad)
【0009】そして、上記の演算に基づいて船体の内傾
斜角がφになるよう、制御演算装置8から翼フラップ制
御装置9bに制御信号δFが送出され、これにより前部
翼フラップ4aと後部翼フラップ5aとが翼角制御され
る。さらに、上記の翼フラップ4a,5aの制御と同時
に、旋回を開始させるために、制御演算装置8より、操
舵輪6によって指示された旋回角速度ψ0に対応した制
御信号δRがラダーフラップ駆動装置9aに送出され、
これによりラダーフラップ3が所要のフラップ角になる
よう駆動される。以上により、本実施例の全没型水中翼
船では、指示された内傾斜角でスムーズな旋回が行なわ
れる。また、向心加速度αと重力加速度gとの合成加速
度の方向が甲板に垂直な方向となるため、乗り心地が非
常によくなる。
【0010】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の全没型水
中翼船によれば、操舵輪での指示から決定される向心加
速度と重力加速度とから旋回時の内傾斜角が演算される
のでスムーズな旋回が行なわれるとともに、旋回の始め
より、向心加速度と重力加速度との合成加速度の方向
が、足元直下になっているため、乗り心地の面でも快適
性が確保されるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての全没型水中翼船の斜
視図である。
【図2】図1の全没型水中翼船の旋回時の各要素の関係
図である。
【図3】従来の全没型水中翼船の制御ブロック図であ
る。
【図4】図1の全没型水中翼船の制御ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 船体 1a,1b 支柱 2 船速センサ 3 ラダーフラップ 4 前部水中翼 4a 前部翼フラップ 5 後部水中翼 5a 後部翼フラップ 6 操舵輪 7 操作盤 8 制御演算装置 8a 加算器 8b 増幅器 8c 演算器 8b 増幅器 9a ラダーフラップ駆動装置 9b 翼フラップ駆動装置 10 ヨーレイトセンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船底下に支柱を介して全没型水中翼をそ
    なえるとともに、上記支柱に装着されたラダーフラップ
    と、上記水中翼に装着された翼フラップとをそなえた全
    没型水中翼船において、操舵輪の操作に応じて上記のラ
    ダーフラップおよび翼フラップを制御しうる旋回制御装
    置が設けられ、同旋回制御装置が上記操舵輪の回転方向
    および回転角度に応じて上記ラダーフラップの駆動装置
    に送る制御信号を演算する手段と、上記操舵輪の回転方
    向および回転角度と船速センサからの船速信号とに応じ
    て上記翼フラップの駆動装置に送る制御信号を演算する
    手段とをそなえて構成されたことを特徴とする、全没型
    水中翼船。
JP25569392A 1992-08-31 1992-08-31 全没型水中翼船 Withdrawn JPH0672380A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101255135B1 (ko) * 2011-01-25 2013-04-15 대우조선해양 주식회사 공기 공동 선박에 설치되는 가동부재의 제어시스템 및 제어방법
JP2017515742A (ja) * 2014-05-16 2017-06-15 ナウティ−クラフト ピーティーワイ リミティッド 多胴型船舶の制御
JP2017530896A (ja) * 2014-08-04 2017-10-19 ジェンテックス コーポレイション 慣性センサを利用するドライバ支援システム

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Effective date: 19991102