JPH0671981U - 制御弁 - Google Patents

制御弁

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JPH0671981U
JPH0671981U JP1949993U JP1949993U JPH0671981U JP H0671981 U JPH0671981 U JP H0671981U JP 1949993 U JP1949993 U JP 1949993U JP 1949993 U JP1949993 U JP 1949993U JP H0671981 U JPH0671981 U JP H0671981U
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JP
Japan
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valve
control
pressure
spool
check valve
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JP1949993U
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延由記 岡
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Nok Corp
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Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】サージ圧の影響を受けない、制御圧や流量等の
制御状態を安定させ得る制御弁を提供する。 【構成】弁体であるスプール3の移動によって弁箱であ
るスリーブ2に設けられた流路の絞り量を変化させて制
御流体圧力や流量等の流れ状態を制御する制御弁で、前
記絞り量に応じて常に所定の圧力差eをもって開弁され
るように開弁圧を可変とするチェック弁1をスプール3
のスプール穴34に嵌着固定した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、電磁力によって弁体を駆動して流体の流れ状態を制御する 制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の制御弁においては、例えば、図3に示したようなものが知られている。
【0003】 図3は、制御弁A’の断面図で、この制御弁A’は、軸方向に所定間隔だけ摺 動させて流路としての供給ポート121、制御ポート122、ドレインポート1 23を設けた弁箱としてのスリーブ102と、このスリーブ102の内周に往復 動自在に挿入され、前記流路を調整する調整穴である供給穴131、制御穴13 2、ドレイン穴133とを設けた弁体としてのスプール103と、そのスプール 103を駆動させるソレノイド本体107とから構成されている。
【0004】 スリーブ102に設けられた3つの流路は、この従来例ではソレノイド本体1 07側から供給ポート121、制御ポート122、ドレインポート123となっ ており、スプール103に設けられた3つの調整穴は、前記3つの流路に対応す るようソレノイド本体107側から供給穴131、制御穴132、ドレイン穴1 33となっている。
【0005】 また、スプール103の内部にあるスプール穴134の開放側の端部には、ス プール穴134を閉塞するようボール108が圧入されている。
【0006】 そして、スプール103とソレノイド本体107にある鉄心であるプランジャ 104とは同軸上で常時当接状態にあるようにその両側をスプリング105,1 06にて保持しており、ソレノイド本体107の電磁吸引力と、両側のスプリン グ105,106の復元力とを利用することによってバランスさせ、プランジャ 104を駆動せしめ、同時にそのプランジャ104に当接するスプール103が 往復摺動する構成としている。
【0007】 ここでソレノイド本体107について説明すると、ケース171の内部に電磁 コイル172が巻回されたコア173が設けられ、そのコア173の内周側に、 鉄心であるプランジャ104を電磁吸引力により往復動させるためのソレノイド 174が嵌着支持されており、さらに、ケース171の開口端部をプレート17 5にて閉塞している。
【0008】 また、ソレノイド174の内部にあるスプリング106は、プランジャ104 とのソレノイド174の開口部に設置されたアジャストスクリュー176とで支 持され、このアジャストスクリュー176は、スプリング106、105を調整 できるようソレノイド174の開口部にねじを介して支持されている。
【0009】 電磁コイル172に電流が流れると、電磁コイル172を取囲む部材、ケース 171、コア173、ソレノイド174等で磁気回路が形成され、この磁気回路 によって強い磁界が得られる。
【0010】 この強い磁界により、プランジャ104に電磁吸引力を与えプランジャ104 をスプリング106の反発力に逆らって駆動させ、そのプランジャ104に当接 するスプール103も駆動する。つまり、電磁コイル172に流れる電流が変化 することで磁界による電磁吸引力が変化し、その電磁吸引力と両側のスプリング 105,106の復元力とのバランスで、プランジャ104およびスプール10 3が往復摺動する。
【0011】 このスプール103の往復摺動により、スリーブ102に設けられた流路とし ての供給ポート121、制御ポート122、ドレインポート123と、それに対 応するスプール103に設けられた調整穴である供給穴131、制御穴132、 ドレイン穴133とが微妙に重なり、絞り量を調節して制御圧を制御している。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の制御弁A’においては、スプール穴134をボ ール108にて圧入して密閉しているため、サージ圧によりスプール103内の 圧力が高くなるとスプール103が反応して制御圧が不安定になることがあった 。
【0013】 それを防止するために、サージ圧除去用のチェック弁を外部に設けることは可 能だが、図2に点線にて示したように、そのチェック弁の開弁圧は制御圧Pcが 最大となる際、つまりポンプ圧Poとなる時でも対応できるように、ポンプ圧P oより高く設定する必要がある。このチェック弁の開弁圧は変わらず一定である ため、制御途中の低圧状態にある時には、そのチェック弁の開弁圧と、低圧状態 である制御圧Pcとの圧力差が大きいため、サージ圧を受けてもチェック弁が開 かず、チェック弁としての機能が果たせないという問題があった。
【0014】 本考案は上記従来技術の問題を解決するためになされたもので、その目的とす るところは、サージ圧の影響を受けない、制御圧や流量等の制御状態を安定させ 得る制御弁を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案にあっては、弁体の移動によって弁箱に設け られた流路の絞り量を変化させて制御流体圧力や流量等の流れ状態を制御する制 御弁において、前記絞り量に応じて開弁圧を可変とするチェック弁を設けたこと を特徴とする。
【0016】
【作用】
上記のように構成された制御弁では、制御圧や流量をどのように設定しても、 流路の絞り量に応じてチェック弁の開弁圧が変化して、設定圧を越えるとチェッ ク弁が開いて圧力の増分が逃がされる。
【0017】
【実施例】
以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。
【0018】 図1(a)は、制御弁Aの断面図で、この制御弁Aは、軸方向に所定間隔だけ 摺動させて流路としての供給ポート21、制御ポート22、ドレインポート23 を設けた弁箱としてのスリーブ2と、このスリーブ2の内周に往復動自在に挿入 され、前記流路を調整する調整穴である供給穴31、制御穴32、ドレイン穴3 3とを設けた弁体としてのスプール3と、そのスプール3を駆動させるソレノイ ド本体7とから構成されている。
【0019】 スリーブ2に設けられた3つの流路は、この従来例ではソレノイド本体7側か ら供給ポート21、制御ポート22、ドレインポート23となっており、スプー ル3に設けられた3つの調整穴は、前記3つのポートに対応するようソレノイド 本体7側から供給穴31、制御穴32、ドレイン穴33となっている。
【0020】 また、スプール3の内部にあるスプール穴34の開放側の端部には、スプール 穴34を閉塞するようチェック弁1のチェック弁座12が従来例のボール108 の代わりに嵌着固定されている。
【0021】 このチェック弁1は、図1(b)に示したように小径のチェック弁孔11を有 するチェック弁座12と、そのチェック弁座12に脱着して開閉弁させる小さい 球状のチェック弁体13と、このチェック弁体13をチェック弁座12側に押圧 する小径のスプリング14とから構成されている。
【0022】 そして、スプール3とソレノイド本体7にある鉄心であるプランジャ4とは同 軸上で常時当接状態にあるようにその両側をスプリング5,6にて保持しており 、ソレノイド本体7の電磁吸引力と、両側のスプリング5,6の復元力とを利用 することによってバランスさせ、プランジャ4を駆動せしめ、同時にそのプラン ジャ4に当接するスプール3が往復摺動することになる。この時、チェック弁1 にあるスプリング14はスプリング5,6と比較して、スプリング力が非常に小 さいため、プランジャ4、スプール3の往復摺動にはほとんど影響ない。
【0023】 ここでソレノイド本体7について説明すると、ケース71の内部に電磁コイル 72が巻回されたコア73が設けられ、そのコア73の内周側に、鉄心であるプ ランジャ4を電磁吸引力により往復動させるためのソレノイド74が嵌着支持さ れており、さらに、ケース71の開口端部をプレート75にて閉塞している。
【0024】 また、ソレノイド74の内部にあるスプリング6は、プランジャ4とのソレノ イド74の開口部に設置されたアジャストスクリュー76とで支持され、このア ジャストスクリュー76は、スプリング6,5および、微量でがチェック弁1の スプリング14を調整できるようソレノイド74の開口部にねじを介して支持さ れている。
【0025】 電磁コイル72に電流が流れると、電磁コイル72を取囲む部材、ケース71 、コア73、ソレノイド74等で磁気回路が形成され、この磁気回路によって強 い磁界が得られる。
【0026】 この強い磁界により、プランジャ4に電磁吸引力を与えプランジャ4をスプリ ング6の反発力に逆らって駆動させ、そのプランジャ4に当接するスプール3も 駆動する。つまり、電磁コイル72に流れる電流が変化することで磁界による電 磁吸引力が変化し、その電磁吸引力と両側のスプリング5,6の復元力とのバラ ンスで、プランジャ4およびスプール3が往復摺動する。
【0027】 このスプール3の往復摺動により、スリーブ2に設けられた流路としての供給 ポート21、制御ポート22、ドレインポート23と、それに対応するスプール 3に設けられた調整穴である供給穴31、制御穴32、ドレイン穴33とが微妙 に重なり、絞り量を調節して制御圧Pcを制御している。
【0028】 ここで図2の電流と制御圧Pcの関係、流体の流れ状態およびチャック弁1の 開弁圧について説明する。
【0029】 図2の電流と制御圧Pcの関係はグラフからわかるように、電流が大きくなる にしたがって、制御圧Pcが徐々に小さくなる比例関係にあり、これを流体の流 れ状態と対応させると、電流が流れてない状態ではソレノイド74による電磁吸 引力は作用せず、スプール3は図1(a)の左側にあることになり、スリーブ2 にある流路、供給ポート21とスプール3にある供給穴31との重なり具合が大 きく、流路面積が大きいが、電流が大きくなるにしたがって、ソレノイド74に よる電磁吸引力は大きくなり、スプール3は、スプリング5,6とバランスしな がら図1(a)の右側に摺動し、供給ポート21と供給穴31との重なり具合は 徐々に小さくなり、よって制御圧Pcも徐々に低くなる。
【0030】 この時、チェック弁1にあるスプリング14は、制御圧Pcが高い状態、つま りスプール3が図1(a)の左側にある状態では縮んでおり、チェック弁1の開 弁圧は大きく、制御圧Pcが低い状態、つまりスプール3が図1(a)の右側に ある状態では伸びることになり、チェック弁1の開弁圧は小さくなる。
【0031】 そして、このスプリング14の長さと押圧力との関係も比例関係にあり、この ことから図2に一点鎖線で示したように、比例的にその開弁圧は制御圧Pcと所 定の圧力差eをもって徐々に低くなる。
【0032】 したがって、制御圧Pcがいかなる状態であっても、常に所定の圧力差eをも って、チェック弁1が開弁されるため、サージ圧を除去することができ、制御圧 Pcや流量の安定化を図ることができる。
【0033】 なお、この実施例では圧力を制御する場合について説明したが、流量の場合に ついても同様に制御できることはもちろんである。
【0034】 また、この実施例ではアクチュエータとしてソレノイドを用いたが、これに限 定されず他の電磁アクチュエータ、あるいはダイヤフラム等の流体圧で作動する アクチュエータ等、種々のものが適用可能である。
【0035】
【考案の効果】
本考案は以上の構成および作用を有するもので、流路の絞り量に応じて開弁圧 が変化するチェック弁を設けたので、制御対象物側のサージ圧等の影響を除去す ることができ、制御圧や流量等、流れ状態の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本考案の実施例である制御弁の断
面図である。図1(b)は本考案の実施例である制御弁
の要部拡大断面図である。
【図2】図2は本考案の実施例である制御弁の制御圧P
cと電流の関係図である。
【図3】図3は従来の制御弁の断面図である。
【符号の説明】
A,A’ 制御弁 Pc 制御圧 Po ポンプ圧 e 圧力差 1 チェック弁 2,102 スリーブ(弁箱) 3,103 スプール(弁体) 4,104 プランジャ(鉄心) 5,6,105,106 スプリング 7,107 ソレノイド本体 11 チェック弁孔 12 チェック弁体 13 チェック弁座 14 チェック弁のスプリング 21,121 供給ポート(流路) 22,122 制御ポート(流路) 23,123 ドレインポート(流路) 31,131 供給穴 32,132 制御穴 33,133 ドレイン穴 34,134 スプール穴 71,171 ケース 72,172 電磁コイル 73,173 コア 74,174 ソレノイド 75,175 プレート 76,176 アジャストスクリュー 108 ボール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体の移動によって弁箱に設けられた流
    路の絞り量を変化させて制御流体圧力や流量等の流れ状
    態を制御する制御弁において、 前記絞り量に応じて開弁圧を可変とするチェック弁を設
    けたことを特徴とする制御弁。
JP1949993U 1993-03-25 1993-03-25 制御弁 Withdrawn JPH0671981U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1949993U JPH0671981U (ja) 1993-03-25 1993-03-25 制御弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1949993U JPH0671981U (ja) 1993-03-25 1993-03-25 制御弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0671981U true JPH0671981U (ja) 1994-10-07

Family

ID=12001070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1949993U Withdrawn JPH0671981U (ja) 1993-03-25 1993-03-25 制御弁

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970703