JPH0671919A - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JPH0671919A
JPH0671919A JP22979692A JP22979692A JPH0671919A JP H0671919 A JPH0671919 A JP H0671919A JP 22979692 A JP22979692 A JP 22979692A JP 22979692 A JP22979692 A JP 22979692A JP H0671919 A JPH0671919 A JP H0671919A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間転写方式において印字精度を向上するこ
と。 【構成】 中間転写体を駆動するモータMを設けるとと
もに、前記モータMの回転数を理論上の計算値より低速
に制御する制御手段13を設け、この制御手段13によ
り実際の用紙9の搬送速度を理論上の計算値と合致させ
るようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクリボンのインク
をサーマルヘッドの熱によって用紙に転写して印字を行
う熱転写プリンタに係り、特に、サーマルヘッドにより
インクリボンのインクを中間転写体に転写して一次記録
像を形成し、この一次記録像を用紙に再転写することに
より所望の印字を行なう中間転写式の熱転写プリンタに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、プラテンに対して用紙および
インクリボンを介してサーマルヘッドを圧接させた状態
において印字を行なう熱転写プリンタが多く用いられて
おり、このような熱転写プリンタにおいて、ボンド紙等
の表面粗さの粗い用紙に印字を行なう場合は、前記サー
マルヘッドを強い圧接力で圧接させる必要があるが、前
記サーマルヘッドの圧接力には、その精密構造ゆえに限
界がある。そこで、サーマルヘッドの発熱によりインク
リボンのインクを部分的に溶融して中間転写体に転写す
ることにより中間転写体上に一次記録像を形成し、この
中間転写体上の一次記録像を、強い圧接力をもって中間
転写体を用紙に圧接させるプレッシャローラにより用紙
に転写する中間転写式の熱転写プリンタが用いられてい
る。
【0003】図4はこのような従来の中間転写式の熱転
写プリンタの概略を示したもので、このプリンタには、
モータMにより回転駆動される中間転写体を構成する円
筒状の中間転写ローラ1が回転駆動自在に配設されてお
り、この中間転写ローラ1の内側には、この中間転写ロ
ーラ1を所定温度に加熱するためのヒータ2が内蔵され
ている。また、前記中間転写ローラ1の近傍には、サー
マルヘッド3が配設されている。このサーマルヘッド3
は、直線状に整列配置された複数の発熱素子4が中間転
写ローラ1の中央部に対向するように配設されており、
このサーマルヘッド3の両側には、ボビン5にインクリ
ボン6を巻回してなりこのインクリボン6を前記中間転
写ローラ1とサーマルヘッド3との間にほぼ直線状に案
内する1対のリボンロール7A,7Bが配設されてい
る。このうち、リボンロール7Aは、供給側とされ、リ
ボンロール7Bは、巻取り側とされている。また、前記
中間転写ローラ1の前記サーマルヘッド3に対して直径
方向対称位置には、前記中間転写ローラ1に対して強い
圧接力で圧接されるプレッシャローラ8が回転自在に配
設されており、前記中間転写ローラ1とプレッシャロー
ラ8との間に普通紙等の所定の用紙9を挿入し、前記中
間転写ローラ1を回転駆動させることにより、前記用紙
9を前記中間転写ローラ1とプレッシャローラ8との間
に挟持してインクリボン6の走行方向と逆方向に搬送す
るようになされている。
【0004】前述した従来の熱転写プリンタによれば、
中間転写ローラ1とプレッシャローラ8との間に用紙9
を挿入した状態において、プレッシャローラ8を中間転
写ローラ1に強い圧接力で圧接させるとともに、サーマ
ルヘッド3を中間転写ローラ1に圧接させ、この状態に
おいて、中間転写ローラ1を回転駆動させることにより
用紙9を搬送するとともに、巻取り側のリボンロール7
Bによりインクリボン6を所定速度で巻取りながら、前
記サーマルヘッド3を所望の印字データに基づいて駆動
する。これにより、サーマルヘッド3の発熱素子4が発
熱してインクリボン6のインクが部分的に溶融され、中
間転写ローラ1の表面に転写されて一次記録像を形成す
る。このとき、中間転写ローラ1の表面に形成される一
次記録像は前記中間転写ローラ1上に保持されていれば
よく、また、中間転写ローラ1の表面が平滑なためサー
マルヘッド3を中間転写ローラ1にそれ程強い圧力で圧
接させる必要はない。
【0005】そして、前記中間転写ローラ1のヒータ2
により中間転写ローラ1に転写されたインクを一定温度
に加熱してインクにある程度の粘性を生じさせている状
態において、中間転写ローラ1の一次記録像を前記プレ
ッシャローラ8の圧接力により用紙9に再転写して用紙
9に所望の印字を行なうことができる。これにより、プ
レッシャローラ8により強い圧接力で用紙9に再転写さ
れるので、ボンド紙等の表面粗さの粗い用紙9に対して
も印字を行なうことができる。
【0006】一方、前述した中間転写ローラ1に代えて
中間転写ベルト10を用いた中間転写方式の熱転写プリ
ンタもすでに知られている。
【0007】この種の熱転写プリンタにおいては、図5
に矢印で示す方向に進退しうるサーマルヘッド3の発熱
素子4にインクリボン6を介して対向するように円筒形
のプラテンローラ11が配設されており、このプラテン
ローラ11内には、プラテンローラ11を加熱するため
のヒータ2Aが配設されている。また、中間転写ベルト
10と用紙9を圧接させるために矢印で示す方向に進退
しうるプレッシャローラ8に用紙9を介して対向するよ
うに円筒形のバックアップローラ12が配設されてお
り、このバックアップローラ12内には、バックアップ
ローラ12を加熱するためのヒータ2Bが配設され、こ
のヒータ2Bによりバックアップローラ12の表面は、
再転写に最適で、しかもインクが融けない40℃から7
0℃程度の温度に加熱されるようになっている。
【0008】そして、前記プラテンローラ11およびバ
ックアップローラ12の外周には、前記中間転写ベルト
10が緊張状態で巻回されている。したがって、前記プ
レッシャローラ8およびバックアップローラ12間に
は、中間転写ベルト10および用紙9が介装されること
になる。前記中間転写ベルト10の材質としては、イン
ク層からなる一次記録像を一次的に保持でき、しかも表
面が平滑であればよいので、ゴムシート、プラスチック
シート、金属シートなど、あるいはこれらの組み合わせ
により構成することができる。
【0009】前記プラテンローラ11は、図示しないモ
ータMにより回転駆動されるようになっており、このプ
ラテンローラ11の回転により、中間転写ベルト10
は、図5に矢印で示す方向に走行され、また、この中間
転写ベルト10およびプレッシャローラ8間に挟持され
る用紙9も中間転写ベルト10の走行に従動するように
なっている。さらに、前記インクリボン6は、図示しな
い搬送手段により矢印で示す方向に走行されるようにな
っている。
【0010】このような構成によっても、中間転写ベル
ト10をインクリボン6ならびに用紙9と同期して走行
させることにより、中間転写ベルト10上にサーマルヘ
ッド3の発熱素子4の発熱によりインクリボン6のイン
クを部分的に溶融して一時記録像を形成し、ついで、こ
の中間転写ベルト10上の一時記録像を用紙9に再転写
することにより用紙9上に印字を行うことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した図
4の従来のものにおける用紙9の搬送は、前述したよう
に、前記中間転写ローラ1およびプレッシャローラ8間
に挟持した用紙9を中間転写ローラ1の転動を摩擦によ
り用紙9に伝達して行うようになっている。
【0012】しかしながら、このような構成により用紙
9を搬送した場合、用紙9の曲がりや中間転写ローラ1
の変形により、中間転写ローラ1の表面の回転量と用紙
9の搬送量とは必ずしも一致しない。
【0013】すなわち、厚さtの用紙9が半径rの中間
転写ローラ2の外周面に接触し、中間転写ローラ2の外
周面上を滑ることなく搬送されているとき、用紙9の搬
送速度V0 は、中間転写ローラ1の回転角速度をωとし
たとき、 V0 =(r+t/2)・ω により表される。
【0014】そして、本来、中間転写ローラ1を駆動す
るモータMの回転数は、この搬送速度V0 をもとに計算
され、設定される。
【0015】ところが、実際には、プレッシャローラ8
が中間転写ローラ1に圧力P1 の力で押圧されているの
で、実際の搬送速度V1 は次式のように押圧力P1 の関
数Fで表されることになる。 V1 =F(P1 ) また、理論上の搬送速度V0 と実際の搬送速度V1 とは
0 <V1 の関係にある。ここにおいて、押圧力P1
大きくなれば、ほぼ線形的に実際の搬送速度V1 も大き
くなることが確認されている。
【0016】このように、用紙9の搬送における理論上
の搬送速度と実際の搬送速度との間には差があり、理論
上の搬送速度より実際の搬送速度の方が大きいため、理
論上の搬送速度で用紙9を搬送するように中間転写ロー
ラ1を駆動するモータMの回転数を設定して印字を行う
と、用紙9上に真円を印字しようとしても、図6に示す
ように、用紙9の印字方向に長い楕円が形成されてしま
うことになり、用紙9の搬送方向における印字精度が悪
化するという問題点を有している。
【0017】一方、前述した図5の先願のものにおいて
も、前述した図4と同様な問題点を有している。
【0018】すなわち、厚さhの中間転写ベルト10が
半径rのプラテンローラ11の外周に巻回され、プラテ
ンローラ11の表面上を滑ることなく走行されていると
き、中間転写ベルト10の走行速度V2 は、プラテンロ
ーラ11の回転角速度をωとしたとき、 V2 =(r+h/2)・ω により表される。
【0019】ところが、図4により前述したように、プ
レッシャローラ8が中間転写ローラ1に圧力P1 の力で
押圧されているのと同様、実際には、サーマルヘッド3
が図5のように中間転写ベルト10にP2 の力で押圧さ
れているので、実際の走行速度V3 は次式のように押圧
力P2 の関数Fで表されることになる。 V3 =F(P2 ) また、理論上の走行速度V2 と実際の走行速度V3 とは
2 <V3 の関係にある。ここにおいて、押圧力P2
大きくなれば、ほぼ線形的に実際の走行速度V3 も大き
くなることが確認されている。
【0020】さらに、この図5のものにおいても、プレ
ッシャローラ8およびバックアップローラ12間に中間
転写ベルト10を介して挟持されているので、図4によ
り説明したのと同様に、用紙9は理論上の搬送速度より
高速で搬送されることになる。
【0021】この結果、図5のものにおいては、中間転
写ベルト10の走行速度および用紙9の搬送速度が、そ
れぞれ理論上の速度より高速になってしまうため、図4
と同様、印字精度が悪化するという問題点を有してい
る。
【0022】本発明は、前述した従来のものにおける問
題点を克服し、中間転写方式において印字精度を向上す
るようにした熱転写プリンタを提供することを目的とし
ている。
【0023】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため本発明の請求項1に記載の熱転写プリンタは、印字
データに従ってインクリボンのインクを部分的に溶融す
るサーマルヘッドと中間転写体との間にインクリボンを
介装するとともに、前記中間転写体に圧接されるプレッ
シャローラを配設し、前記サーマルヘッドおよび前記プ
レッシャローラをそれぞれ前記中間転写体に対し接離自
在とした熱転写プリンタにおいて、前記中間転写体を駆
動するモータを設けるとともに、前記モータの回転数を
理論上の計算値より低速に制御する制御手段を設けたこ
とを特徴としている。
【0024】また、請求項2に記載の熱転写プリンタ
は、印字データに従ってインクリボンのインクを部分的
に溶融するサーマルヘッドと中間転写体との間にインク
リボンを介装するとともに、前記中間転写体に圧接され
るプレッシャローラを配設し、前記サーマルヘッドおよ
び前記プレッシャローラをそれぞれ前記中間転写体に対
し接離自在とした熱転写プリンタにおいて、前記中間転
写体を駆動するモータを設けるとともに、前記中間転写
体の外径を理論上の計算値より小径にしたことを特徴と
している。
【0025】さらに、請求項3に記載の熱転写プリンタ
は、印字データに従ってインクリボンのインクを発熱素
子の発熱により部分的に溶融するサーマルヘッドの発熱
素子に前記インクリボンを介して対向するプラテンロー
ラおよびこのプラテンローラと間隔を隔てて配設された
バックアップローラの外周に中間転写ベルトを緊張状態
で巻回するとともに、用紙を前記バックアップローラの
外周部位の前記中間転写ベルトに圧接させるプレッシャ
ローラを配設した熱転写プリンタにおいて、前記中間転
写ベルトを駆動するモータと、このモータの回転数を理
論上の計算値より低速に制御する制御手段とを設けたこ
とを特徴としている。
【0026】さらにまた、請求項4に記載の熱転写プリ
ンタは、印字データに従ってインクリボンのインクを発
熱素子の発熱により部分的に溶融するサーマルヘッドの
発熱素子に前記インクリボンを介して対向するプラテン
ローラおよびこのプラテンローラと間隔を隔てて配設さ
れたバックアップローラの外周に中間転写ベルトを緊張
状態で巻回するとともに、用紙を前記バックアップロー
ラの外周部位の前記中間転写ベルトに圧接させるプレッ
シャローラを配設した熱転写プリンタにおいて、前記プ
ラテンローラを駆動するモータを設けるとともに、前記
プラテンローラの外形を理論上の計算値より小径にした
ことを特徴としている。
【0027】
【作用】本発明によれば、中間転写体たるローラまたは
ベルトの周速または走行速度あるいは用紙の搬送速度
を、作用する押圧力を考慮して理論上の計算値より低速
とすることにより、用紙上に形成される印字の精度を向
上することができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により説明
する。
【0029】図1は本発明にかかる熱転写プリンタの第
1実施例を示すものであり、本実施例の構成は、前述し
た図4とほぼ同様である。そこで、ここにおいては、図
4と異なる構成のみについて説明する。
【0030】図1において、中間転写体をなす中間転写
ローラ1は、モータMにより回転駆動されるようになっ
ており、このモータMは制御手段13の制御により駆動
されるようになっている。
【0031】そして、本実施例においては、この制御手
段13によりモータMを、用紙9の搬送のために必要な
理論上の計算値より遅い速度で駆動するように制御する
ようになっている。なお、前記中間転写ローラ1および
プレッシャローラ8は、円筒状をなす金属製基材の外周
に、必要に応じてゴムなどの弾性材料を被覆したもので
あり、理論上の計算値より遅い速度は、中間転写ローラ
1およびプレッシャローラ8の材質やプレッシャローラ
8の押圧力にもよるが約80〜99%であることが望ま
しい。
【0032】前述した構成によれば、プレッシャローラ
8が中間転写ローラ1に圧力P1 の力で押しつけられる
ことにより速くなる実際の用紙9の搬送速度V1 を理論
上の計算値と等しくすることができる。
【0033】したがって、本実施例によれば、実際の用
紙9の搬送速度を理論上の搬送速度と等しくすることが
でき、これにより、図2に示すように、印字すべき真円
を用紙9上にそのまま真円として印字することができ
る。
【0034】なお、前述した実施例の構成に代えて、モ
ータMを用紙9の搬送のために必要な理論上の計算値で
駆動するとともに、中間転写ローラ1の直径を理論上の
計算値より小さくして、用紙9の搬送速度を小さくする
ようにしてもよい。
【0035】図3は本発明の他の実施例を示すものであ
る。
【0036】図3の熱転写プリンタにおける中間転写体
は、前述した図5のものと同様、シート状の無端ベルト
からなる中間転写ベルト10により構成されており、そ
の構成は図5とほぼ同様である。そこで、ここにおいて
は、図5と異なる構成のみについて説明する。
【0037】図3において、中間転写ベルト10は、サ
ーマルヘッド3の発熱素子4に対向するプラテンローラ
11がモータMの回転により回転することにより走行さ
れるようになっており、このモータMは、制御手段13
の制御により駆動されるようになっている。
【0038】そして、本実施例においては、この制御手
段13によりモータMを、用紙9の走行のために必要な
理論上の計算値より遅い速度で駆動するように制御する
ようになっている。なお、前記プラテンローラ11およ
びバックアップローラ12やプレッシャローラ8は、円
筒状をなす金属製基材の外周に、必要に応じてゴムなど
の弾性材料を被覆したものであり、理論上の計算値より
遅い速度は、プラテンローラ11およびバックアップロ
ーラ12、プレッシャローラ8の材質や、プレッシャロ
ーラ8の押圧力にもよるが約80〜99%であることが
望ましい。
【0039】前述した構成によれば、サーマルヘッド3
が中間転写ベルト10に圧力P2 で押圧されることによ
り速くなる実際の中間転写ベルト10の走行速度V3
理論上の計算値と等しくできるとともに、プレッシャロ
ーラ8が中間転写ベルト10に圧力P1 で押圧されるこ
とにより速くなる実際の用紙9の搬送速度V1 を理論上
の計算値と等しくすることができる。
【0040】したがって、本実施例によれば、実際の中
間転写ベルト10の走行速度および用紙9の搬送速度を
理論上の搬送速度(走行速度)と等しくすることがで
き、これにより、前述したと同様、図2に示すように、
印字すべき真円を用紙9上にそのまま真円として印字す
ることができる。
【0041】なお、前述した実施例の構成に代えて、モ
ータMを用紙9の搬送ならびに中間転写ベルト10の走
行のために必要な理論上の計算値で駆動するとともに、
これらの用紙9および中間転写ベルト10を駆動するプ
レッシャローラ8の直径を理論上の計算値より小さくし
て、用紙9の搬送速度および中間転写ベルト10の走行
速度を小さくするようにしてもよい。
【0042】また、本発明は、前述した各実施例に限定
されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能で
ある。たとえば、中間転写体として中間転写ローラを使
用するものにおいて、中間転写ローラの回転ならびに用
紙の搬送をモータによるプレシャローラの駆動により行
ってもよい。また、中間転写体として中間転写ベルトを
使用するものにおいて、中間転写ベルトの走行ならびに
用紙の搬送をモータによるバックアップローラまたはプ
レッシャローラの駆動により行ってもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、用
紙の搬送速度および中間転写体がベルトであるときの中
間転写体の搬送速度を正規の計算値より低速になるよう
にして、実際の速度を正規の計算値と等しくなるように
したので、中間転写方式において印字精度を向上するこ
とができるという効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱転写プリンタの実施例を示す構
成図
【図2】図1の実施例の作用を示す説明図
【図3】本発明に係る熱転写プリンタの他の実施例を示
す構成図
【図4】従来の熱転写プリンタの一例を示す構成図
【図5】従来の熱転写プリンタの他例を示す構成図
【図6】図5の従来例の作用を示す説明図
【符号の説明】
1 中間転写ローラ 3 サーマルヘッド 6 インクリボン 8 バックアップローラ 9 用紙 10 中間転写ベルト 11 プラテンローラ 12 バックアップローラ 13 制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字データに従ってインクリボンのイン
    クを部分的に溶融するサーマルヘッドと中間転写体との
    間にインクリボンを介装するとともに、前記中間転写体
    に圧接されるプレッシャローラを配設し、前記サーマル
    ヘッドおよび前記プレッシャローラをそれぞれ前記中間
    転写体に対し接離自在とした熱転写プリンタにおいて、
    前記中間転写体を駆動するモータと、前記モータの回転
    数を理論上の計算値より低速に制御する制御手段とを設
    けたことを特徴とする熱転写プリンタ。
  2. 【請求項2】 印字データに従ってインクリボンのイン
    クを部分的に溶融するサーマルヘッドと中間転写体との
    間にインクリボンを介装するとともに、前記中間転写体
    に圧接されるプレッシャローラを配設し、前記サーマル
    ヘッドおよび前記プレッシャローラをそれぞれ前記中間
    転写体に対し接離自在とした熱転写プリンタにおいて、
    前記中間転写体を駆動するモータを設けるとともに、前
    記中間転写体の外径を理論上の計算値より小径にしたこ
    とを特徴とする熱転写プリンタ。
  3. 【請求項3】 印字データに従ってインクリボンのイン
    クを発熱素子の発熱により部分的に溶融するサーマルヘ
    ッドの発熱素子に前記インクリボンを介して対向するプ
    ラテンローラおよびこのプラテンローラと間隔を隔てて
    配設されたバックアップローラの外周に中間転写ベルト
    を緊張状態で巻回するとともに、用紙を前記バックアッ
    プローラの外周部位の前記中間転写ベルトに圧接させる
    プレッシャローラを配設した熱転写プリンタにおいて、
    前記中間転写ベルトを駆動するモータと、このモータの
    回転数を理論上の計算値より低速に制御する制御手段と
    を設けたことを特徴とする熱転写プリンタ。
  4. 【請求項4】 印字データに従ってインクリボンのイン
    クを発熱素子の発熱により部分的に溶融するサーマルヘ
    ッドの発熱素子に前記インクリボンを介して対向するプ
    ラテンローラおよびこのプラテンローラと間隔を隔てて
    配設されたバックアップローラの外周に中間転写ベルト
    を緊張状態で巻回するとともに、用紙を前記バックアッ
    プローラの外周部位の前記中間転写ベルトに圧接させる
    プレッシャローラを配設した熱転写プリンタにおいて、
    前記プラテンローラを駆動するモータを設けるととも
    に、前記プラテンローラの外形を理論上の計算値より小
    径にしたことを特徴とする熱転写プリンタ。
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