JPH0671899U - 昇降用足掛金具 - Google Patents

昇降用足掛金具

Info

Publication number
JPH0671899U
JPH0671899U JP1942493U JP1942493U JPH0671899U JP H0671899 U JPH0671899 U JP H0671899U JP 1942493 U JP1942493 U JP 1942493U JP 1942493 U JP1942493 U JP 1942493U JP H0671899 U JPH0671899 U JP H0671899U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leg
lifting
footrest
fitting
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1942493U
Other languages
English (en)
Inventor
トーマス ロバートソン レーン
Original Assignee
岡島工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 岡島工業株式会社 filed Critical 岡島工業株式会社
Priority to JP1942493U priority Critical patent/JPH0671899U/ja
Publication of JPH0671899U publication Critical patent/JPH0671899U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ladders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付け作業が楽で、しかも安定感があり、更
に堅牢で長期にわたって安全を確保できる昇降用足掛金
具を提供する。 【構成】 壁面Bへ固定する2つの脚部2,2と、この
脚部2に連設する足掛部3とをコ字状に形成した昇降用
足掛金具Aにあって、コ字状に曲げた心金1の全周囲を
合成樹脂で被覆するようにして、上記脚部2の先端寄り
に戻221を設けると共に脚部先端を尖らせ、且つ脚部
2の中央寄りに鍔21を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、取付け容易にして安全性の高い昇降用足掛金具に関する。一定間隔 でコンクリート面等に固定することで固設梯子になり、マンホール,ビル等での 昇降用設備として利用される。
【0002】
【従来の技術】
マンホール,コンクリート建屋,地下ピット等の昇降用足掛金具としては、従 来、所定長さに切断した棒鋼を単にコ字状としたものが一般的であった。斯る部 材を一定間隔毎にコンクリート壁等に埋め込むことで、昇降用の足掛金具として の便に供していた。 他に、滑り止めを企図したり、暗い所でも足掛部を確認し易くしたりする昇降 用足掛金具もあった(実公平3−50240号公報,実公平3−55759号公 報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、従来のいずれの昇降用足掛金具も以下のような問題があった。 まず、脚部先端は、心金1を切断したままの形状になっているため、コンクリ ート壁等へ足掛金具Cを取付ける際に苦労した。多少押込めば所望の取付位置を 確保する場合でも、抵抗がありすぎて微調整は困難であった(図5)。そして、 コンクリートが生乾きの状態で、このような足掛金具Cを打込んでいくことは殆 ど不可能であった。従って、完全に乾いてからドリルで取付け穴を削穴し、足掛 金具をこれにセットした後、モルタル等で穴埋め修復する工法を採らざるを得な かった。 更に、セット時の脚部埋込み部分の明示がされていないために慎重にならざる を得ず、取付け作業に時間を要した。たとえ明示があってもストッパが脚部2に ないために、深く埋込んだり、浅かったりして、見端が悪くなることもあった。
【0004】 加えて、アンカー効果を得るべく脚部先端を曲折させたものもあるが(図5) 、コンクリート等に埋込まれる部分は表面が滑らかな形態をとり、足掛金具を強 固に保持する力に欠けた。 一方、従来の足掛金具Cは、コンクリートに固定される脚部2の先端の埋込み 部分22が、どれも金属製材料でむき出しの状態にあり(図5)、斯るむき出し 部分の腐食が進んだ。そして、使用中に、根元から足掛金具Cが折れるといった 事故を招いた。長期使用のうちに、コンクリートにクラック等がはいり、含有水 に溶存するガス,塩類などの可溶成分に金属製材料が影響を受け、腐食が進むた めと考えられている。
【0005】 本考案は上記問題点を解決するもので、取付け作業が楽で、しかも安定感があ り、更に堅牢で長期にわたって安全を確保できる昇降用足掛金具を提供すること を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の昇降用足掛金具は、壁面へ固定する2つの脚部と、この脚部に連設す る足掛部とをコ字状に形成した昇降用足掛金具にあって、コ字状に曲げた心金の 全周囲を合成樹脂で被覆するようにして、上記脚部の先端寄りに戻を設けると共 に脚部先端を尖らせ、且つ脚部の中央寄りに鍔を備えることを特徴とする。 ここで、「心金」とは、昇降用足掛金具の内部に配置される棒鋼等の金属製 材料からなるものをいう。丸鋼の他、角鋼等を含み、断面形状は問わない。「戻 」とは、脚部の周面に出たとがりをいい、壁面に昇降用足掛金具を安定して固定 する働きをなすものである。
【0007】
【作用】
足掛部を握って、生乾きのコンクリート壁面へ昇降用足掛金具を押圧すると、 脚部先端が尖っているため、難なく脚部先端を中へ押込めることができる。 そして、所定深さまでいくと、鍔が壁面に当たり、それ以上は鍔による抵抗が 急激に高まるため、押込めなくなる。こうして、取付け作業は簡単に完了するが 、鍔によるストッパ作用が脚部の埋込み深さを一様に調節する。即ち、多少勢い 余って押込んでも、鍔が確実に停止させる働きをなしている。 取付けた昇降用足掛金具は、鍔と戻りとでコンクリートと強固に噛合うため、 安定し、ぐらつくことはない。 また、酸化され易い心金の全周囲を耐酸性,耐湿性に富む合成樹脂で被覆して いるので、腐食進行に伴い足掛金具が破損するといった事故は起きない。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を実施例に基づいて詳述する。 (1)実施例1 図1,図2は、本考案に係る昇降用足掛金具Aの一実施例を示す。昇降用足掛 金具Aは、丸鋼を一定寸法に切断し、コ字状に曲げた心金1を型内にセット後、 成形材料としてポリプロピレン樹脂を使用し、射出成形加工によって造った一体 化成形品である。心金1は、全周囲をポリプロピレンで被覆された構成をとる。 成形時、心金1を支持した箇所には、後加工で穴埋め処理を施し、完全な被覆形 態を保つ。
【0009】 昇降用足掛金具Aは、脚部2,2と足掛部3とからなる。断面形状は、共に一 辺が約25mmの略四角形である。 脚部2は、鍔21を境に壁面Bより中へ入る埋込み部分22と、壁面Bから外 に出る足場部分23とに分かれる。 埋込み部分22は、先端を尖らせ、略四角錐の形状となっている。昇降用足掛 金具Aの取付け時に、埋込み部分22を壁面へ押込み易くするためである。埋込 み部分22の両側縁には、戻221が波状形成されている。昇降用足掛金具Aを 壁内へ押込んで放置状態になったときでも、斯る足掛金具Aが抜け出たり、ぐら ついたりしないようにするためである。埋込み部分22の長さは、約90mmで ある。
【0010】 符号21は、板状の鍔を示す。脚部2の中央寄りに形成される。鍔21は、一 辺が約40mmの四角形で、脚部2から張出し、埋込み部分22側にはテーパが つけられている。テーパ部分が壁面に窪みをつくっておさまることで、昇降用足 掛金具の安定感が増すからである。 鍔21の板面は、脚部2に対し直交せず傾斜している(図2)。マンホールの 円弧状壁面Bとのフィット性を高めるためである。尚、様々な傾斜角の鍔21を もつ昇降用足掛金具Aを取り揃えている。種々のマンホール仕様に適合させるた めである。
【0011】 符号23は、足場部分を示す。鍔21より足掛部3側に属し、壁面Bから外に 出る部分である。130mm程の長さになっている。 足場部分23の側縁には、三角形状した板状体231を上方へ向って突設させ ている。手足が横滑りするのを防止するためである。そして、板状体231の上 面には、反射板232を嵌め込んでいる。昇降時の位置指標になるからである。
【0012】 符号3は、足掛部を示す。昇降時の足掛場所となる他、昇り降りするとき、手 でつかむ箇所になる。足掛部3長さは約300mmで、その断面は約25mm角 の略正方形である。内側にあたる部分には、所定ピッチで波状パターンを繰返し た湾曲面31がつくられている。手で握り易くするためである。 尚、足掛部3及び脚部2の足場部分23の上面には、円柱形の小突起32,2 33を多数形成している。滑り防止を企図したものである。
【0013】 符号1は、前述のごとく心金を示す。12.7mmφの丸鋼をコ字状に曲げた ものである。心金1は、足掛部3及び脚部2,2の略先端まで配設されている( 図2)。全体にわたって、機械的強度を大きくするためである。 足掛部3,脚部2のいずれの場所でも、心金1は断面略中央に配され、既述の ごとく、ポリプロピレン樹脂との一体化成形によって周りが被覆された構成にな っている。 尚、反射板232を除いて、鍔21,戻221,板状体231,小突起32, 233も一体化成形で出来たものである。
【0014】
【実施例】
(2)実施例2 次に、別態様の実施例を図3,図4に示す。 本実施例では、埋込み部分22を円柱状として、その先端を尖らせると共に、 戻221を細かく断続的に設けている。また、鍔21は円板状をなす。鍔21は 、その板面を足掛部3対し平行として、且つ脚部2に対し直交させている(図4 )。ビル等の非常口からの昇降用として、平らで垂直の壁面Bへ取付けるものだ からである。 実施例1と同様、符号2,3は、脚部,足掛部を示す。符号1は、ポリプロピ レン樹脂で被覆されるコ字状の心金を示す。符号221は戻、符号231は板状 体、符号232は反射板、符号233,32は小突起を示す。
【0015】 (3)実施例の効果 以上の態様からなる昇降用足掛金具Aは、脚部2先端が尖っているので、コン クリートが生乾きの状態で、壁内へ押圧するだけで簡単に取付けることができる 。そして、取付けた後は、戻221,鍔21が強固にコンクリート塊と接合する ので、安定感があり、多少の外力ではぐらつくこともなく、しっかりと壁面Bに 固定される。 また、取付け時に、昇降用足掛金具Aを押圧していき、脚部2が所定深さまで 入ると、鍔21が壁面Bにぶつかってストッパの働きをなすので、それ以上脚部 2が入り込むことはない。多少外力の加減を誤り、力が入りすぎても、斯るブレ ーキがかかるので、昇降用足掛金具Aは、どれも一定長さの足場部分23が外に 出る。従って、施工のし易さといった特性を有する。また、出来った昇降用足掛 金具Aは、整然と配列しており、美感,見場に優れる。
【0016】 もちろん、既設マンホール等に設置する場合でも、効を奏する。例えば、マン ホール壁面Bへ2個の穴をあけ、この穴へ埋込み部分22を挿入することになる が、従来品に比し、深さ調整は、格段にし易くなっている。即ち、少しの深さで あれば、脚部先端が尖っているため、叩き込むことで難なく壁内へ入り込んでい く。ここで、心金1を被覆するポリプロピレン樹脂は、耐ストレスクラック性, 耐クリープ性が良好で、しかも衝撃強さは相当に優れるので、心金1の被覆部分 たるポリプロピレン樹脂が破損するようなことはない。
【0017】 更に、心金1は、ポリプロピレン樹脂との一体化成形によって、その全周面が 被覆されているので、マクロセル現象に有効であり、錆ることもない。長期にわ たり、堅牢さを保持できる。故に、従来品のごとく心金1だけのむき出し部分の 腐食、とりわけコンクリート内部での腐食進行で、使用時に折れるといった事故 も完璧に防止できる。 加えて、板状体231を設けたので、靴等が滑ってもここで係止され、安全を 確保する。小突起32,233も滑り止めに威力を発揮している。また、反射板 232は暗がりでも僅かな光で光るので、足場を確認し易くする。
【0018】 尚、本考案においては、前記実施例に示すものに限らず、目的,用途に応じて 本考案の範囲内で種々変更できる。例えば、脚部2,足掛部3,戻221,鍔2 1の大きさ,形状等は種々選択できる。また、合成樹脂の材質は、ポリプロピレ ン樹脂に限定するものでない。
【0019】
【考案の効果】
以上のように本考案の昇降用足掛金具は、取付けが簡単で出来映えも良く、し かも、設置後は堅牢で安定感があり、更には、劣化もなく安全を確保できるなど 優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に示す昇降用足掛金具の斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】実施例2に示す、昇降用足掛金具の斜視図であ
る。
【図4】図3の平面図である。
【図5】従来技術を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 心金 2 脚部 21 鍔 221 戻 3 足掛部 A 昇降用足掛金具 B 壁面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面へ固定する2つの脚部と該脚部に連
    設する足掛部とをコ字状に形成した昇降用足掛金具にあ
    って、コ字状に曲げた心金の全周囲を合成樹脂で被覆す
    るようにして、上記脚部の先端寄りに戻を設けると共に
    脚部先端を尖らせ、且つ脚部の中央寄りに鍔を備えるこ
    とを特徴とする昇降用足掛金具。
JP1942493U 1993-03-23 1993-03-23 昇降用足掛金具 Pending JPH0671899U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1942493U JPH0671899U (ja) 1993-03-23 1993-03-23 昇降用足掛金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1942493U JPH0671899U (ja) 1993-03-23 1993-03-23 昇降用足掛金具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0671899U true JPH0671899U (ja) 1994-10-07

Family

ID=11998894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1942493U Pending JPH0671899U (ja) 1993-03-23 1993-03-23 昇降用足掛金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0671899U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08311904A (ja) * 1995-05-22 1996-11-26 Miyama Kogyo Kk マンホ―ル等用足掛具の取付装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08311904A (ja) * 1995-05-22 1996-11-26 Miyama Kogyo Kk マンホ―ル等用足掛具の取付装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8621816B1 (en) Anchor bolt locator
US8925259B2 (en) Adjustable universal screed guide/control joint clip system
US5004208A (en) Removable recess forming insert
US10774523B2 (en) Brace insert device used in the construction of concrete panels
US6089350A (en) Ladder safety anchor device
US20100024346A1 (en) Reinforcement bar support
JPH0671899U (ja) 昇降用足掛金具
EP2894255A1 (en) Adjustable universal joint clip system for screed guide and method of installation of the same
US8074422B2 (en) Embedded pipe hanger
BE1017137A3 (nl) Leuningsteunen en bijhorende leuningankers als randbeveiliging bij bo uwwerken.
JPH065515Y2 (ja) 梯 子
EP1479851A1 (en) Railing anchor and accompanying railing support
US6901716B1 (en) Ground stake for holding drain pipe
JP3048282U (ja) ラダ−
US20040000115A1 (en) Fence post repair support bracket
AU2009100142A4 (en) Cast-in ferrule
JP3363437B2 (ja) 足掛具
JP3121473U (ja) 梯子滑り防止具、及び滑り防止具付き梯子
EP0334554A1 (en) Patterns for determining the profile of an arch
JPS6114734Y2 (ja)
AU2011100110A4 (en) Multi-height chair system
JPS5841239Y2 (ja) マンホ−ルアシカケグ
JPS5856288Y2 (ja) 埋込金具用台座
AU2012100522A4 (en) Fence Support and Fence System for Use Therefor
AU2011205071B2 (en) A bar chair