JPH0671690B2 - パレット交換装置 - Google Patents

パレット交換装置

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JPH0671690B2
JPH0671690B2 JP29424687A JP29424687A JPH0671690B2 JP H0671690 B2 JPH0671690 B2 JP H0671690B2 JP 29424687 A JP29424687 A JP 29424687A JP 29424687 A JP29424687 A JP 29424687A JP H0671690 B2 JPH0671690 B2 JP H0671690B2
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q7/00Arrangements for handling work specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools, e.g. for conveying, loading, positioning, discharging, sorting
    • B23Q7/14Arrangements for handling work specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools, e.g. for conveying, loading, positioning, discharging, sorting co-ordinated in production lines
    • B23Q7/1426Arrangements for handling work specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools, e.g. for conveying, loading, positioning, discharging, sorting co-ordinated in production lines with work holders not rigidly fixed to the transport devices
    • B23Q7/1431Work holder changers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Feeding Of Workpieces (AREA)
  • Reciprocating Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はパレットマガジンを備えたパレット交換装置
に関する。
従来の技術 FMS(フレキシブルマニファクチュアリングシステム)
は、工作機械本体とパレット交換装置を有している。パ
レット交換装置は工作機械のテーブルに設定したパレッ
トと、別のパレットを交換するためのものである。従来
のパレット交換装置は、油圧シリンダ方式とチェーン駆
動方式のものがある。
たとえば、油圧シリンダ方式のものでは、油圧シリンダ
のロッドを延ばすことで、一つのパレットを工作機械の
テーブルに設定するようになっている。そしてパレット
上のワークを加工した後は、そのロッドを縮めて前記パ
レットをテーブルからはずすのである。
また、チェーン駆動方式のものでは、複数のパレットを
チェーンに対して所定間隔を置いて取付けてある。そし
てチェーンをモーターで駆動することにより任意のパレ
ットを工作機械のテーブルのところに位置決めするよう
にしている。
発明が解決しようとする課題 しかし、パレットおよびワークは、かなり重い。そこで
油圧シリンダ方式のパレット交換装置では、大型の油圧
シリンダを必要とする。またチェーン駆動方式のパレッ
ト交換装置では、大型の駆動用モータおよび太いチェー
ンを必要とする。したがって何れの場合も、装置が大掛
かりとなりまた構造が複雑である。
また大型の油圧シリンダおよび大型の駆動用モータは、
起動時および停止時のショックを除くことが困難であ
る。これは上述したようにパレットおよびそのワークが
重いため、これらを移動するときの慣性力が大きいこと
に原因がある。したがって大型の油圧シリンダおよび大
型の駆動用モータの作動をゆっくりとしなければそれら
のショックを取除くことができない。したがってパレッ
ト交換の速度が上げられない。
他方、ワークを設置するパレットの数が少数に限られる
ために、作業能率を上げることができない。
この発明は特別な大型の油圧シリンダや大型モータなど
を必要とせず小型で構造が単純であり、大幅なコストダ
ウンが図れ、しかも多数のワーク搬送用パレットを少な
くとも一方向に送ることのできるパレットマガジンを備
えパレット交換を迅速に行い、加工システムを自在にレ
イアウトでき、作業能率を高めることのできるパレット
交換装置を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 この発明はパレットフック63を有するパレット4を着脱
自在に保持するテーブル2と、 テーブル2を第1軸(X軸)の方向に移動可能に支持す
る支持部1と、支持部1に対して第1軸(X軸)の方向
に隣接して配置されていて、少くとも1個のパレット4
を着脱自在に保持するパレットマガジン30と、支持部1
に設けられていて、テーブル2を支持部1に対して第1
軸(X軸)の方向に移動させる駆動手段3と、テーブル
2に固定されていて、第1軸(X軸)に平行なラック94
と、テーブル2に第1軸(X軸)の方向に移動可能に設
けられたスライド体69と、第1軸(X軸)と直交する軸
線を回転中心としてスライド体69にそれぞれ回転可能に
設けられ、かつ互いに第1軸(X軸)の方向に所定の間
隔で設けられた第1スプロケット64および第2スプロケ
ット65と、第1スプロケット64と第2スプロケット65に
張設されたチェーン66と、第1スプロケット64と一体的
に回転するようにスライド体69に回転可能に設けられて
いて、ラック94と噛み合っているピニオン95と、ピニオ
ン95の回転によってスライド体69に対して第1軸(X
軸)の方向に移動するようにチエーン66に固定されてい
て、かつパレットフック63に対して着脱自在に設けられ
ている第1チェーンフック90と、ピニオン95の回転によ
ってスライド体69に対して第1チェーンフック90の移動
方向と反対の方向に移動するようにチェーン66に固定さ
れていて、かつ支持部1に対して着脱自在に設けられて
いる第2チェーンフック68とを備え、パレットフック63
と第1チェーンフック90を連結し、かつ支持部1と第2
チェーンフック68を連結し、しかもテーブル2およびパ
レットマガジン30に対してパレット4をアンクランプし
た状態で、駆動手段3によってテーブル2を支持部1に
対して第1軸(X軸)の方向に移動させることによっ
て、パレット4をテーブル2に対して第1軸(X軸)の
方向に移動させてテーブル2とパレットマガジン30の間
で移載することを特徴とするパレット交換装置を要旨と
している。
作用 第1図を参照する。パレット交換装置PCはテーブル2の
近くに位置するパレットマガジン30を有するが第1図に
は示していない。パレットマガジン30に、テーブル2に
着脱可能でかつテーブル2上を移動可能な多数のワーク
搬送用パレット4を設置する。パレット交換装置PCの支
持部1(実施例では工作機械の支持部)の上にはテーブ
ル2が設定してある。このテーブル2は、少くとも第1
軸の方向(実施例ではX軸方向)に移動するものであ
る。このテーブル2は、駆動手段3により第1軸の方向
にそって往復移動可能である。ワーク搬送用パレット4
は、前記テーブル2に着脱可能でかつこのテーブル2上
を移動可能に設定するようになっている。
移動機構12は、スライド体69、パレットフック63、第1
チェーンフック90、第2チェーンフック68、チェーン6
6、第1スプロケット64、第2スプロケット65、ラック9
4、ピニオン95などを備えている。
移動機構12は、テーブル2上の前記ワーク搬送用パレッ
ト4を第1軸の方向の一方の方向X1または他方の方向X2
に移動させるものである。このパレット4の移動は、テ
ーブル2が第1軸の方向の一方の方向X1または他方のX2
に移動するときに対応して駆動手段3の駆動力により行
なわれる。
パレットマガジン30はマガジン駆動手段123により少な
くとも一方向に多数の一連のパレットを送るものであ
る。
パレット4の移載と交換は、前記駆動手段3とマガジン
駆動手段123のみを使って行い、駆動手段3とマガジン
駆動手段123以外に駆動手段を不要としたものである。
第12図を参照する。テーブル2が他方の方向X2に移動す
ると、移動機構12によりワーク搬送用パレット4は同様
にテーブル2に相対的に他方の方向X2に移動する。これ
により所定の加工が行われたワークを設置してあるワー
ク搬送用パレット4を、テーブル2からパレットマガジ
ン30に移載することができる。(第11図参照) パレットマガジン30に移されたワーク搬送用パレット4
は、マガジン駆動手段123により所定距離送られる。こ
うして、次にテーブルに設置するべき別のワークを設置
してあるワーク搬送用パレット4が、パレット交換位置
(第11図の位置に相当する)に送られる。
第11図を参照する。テーブル2が一方の方向X1に移動す
ると、ワーク搬送用パレット4は一方の方向X1にテーブ
ル2に対して相対的に移動する。これによりパレット4
はテーブル2の上に設定される。(第12図参照)以上の
ように、パレット4の移載と交換を次々と連続的に行
う。
実施例 この発明の実施例による交換装置PCについて説明する。
第1図を参照する。
この発明の交換装置PCは、パレットマガジン30、工作機
械の支持部1、テーブル2、駆動手段3、移動機構12を
有している。パレットマガジン30には多数の一連のワー
ク搬送用パレット4を設置する。
支持部1は床に設定されている。テーブル2は支持部1
の上に設定されている。ワーク搬送用パレット(以下パ
レットと言う)4は、ワーク5を固定してある。このパ
レット4はテーブル2に着脱可能でかつX軸方向に移動
可能に設定されている。
駆動手段3はテーブル2を支持部1に対してX軸方向、
即ち一方の方向X1および他方の方向X2に移動可能であ
る。また移動機構12は、テーブル2が一方の方向X1又は
他方の方向X2に移動する時に、パレット4をテーブル2
上で一方の方向X1又は他方の方向X2に移動させるように
なっている。
次に、パレット交換装置PCを備えた立型のマシニングセ
ンタ6について説明する。
第2図を参照する。
第2図ではこの発明のパレット交換装置PCを備えた立型
のマシニングセンタ6を示している。支持部1はベット
7とサドル8を有している。ベット7にはサーボモータ
9(Y軸用)を備えている。
駆動手段3はサーボモータ10(X軸用)およびボールね
じ部11を有している。サイド8の上にはテーブル2が設
定されている。テーブル2の上にはパレット4が着脱可
能でかつX軸方向に移動可能に設定されている。前記移
動機構12は、テーブル2の付近に設けられている。
マシニングセンタ6のコラム20は、スピンドルヘッド21
を有している。このスピンドルヘッド21のスピンドル22
にはツール23が取付けられている。モータ24はスピンド
ル22を回転させるためのものである。スピンドルヘッド
21は、自動工具交換装置25を有している。さらにコラム
20には、操作パネル26、CNC装置27および制御盤28が設
けられている。
次に、テーブル2およびパレットマガジン30について説
明する。
前記テーブル2はサーボモータ10により一方の方向X1ま
たは他方の方向X2に移動できるようになっている。テー
ブル2の横にはパレットマガジン30が設けられている。
このパレットマガジン30には別のパレット4がのせてあ
る。
第3図を参照する。第3図ではパレットマガジン30は省
略してある。
次に、サドル8およびスピンドルヘッド21について説明
する。
前記サーボモータ9にはボールねじ部33の送りねじ34が
取付けられている。送りねじ34はナット35にかみ合って
いる。ナット35はサドル8の下部に取付けられている。
したがってサーボモータ9を作動することにより、サド
ル8はY軸方向に移動可能である。また、サーボモータ
31の作動により、スピンドルヘッド21をZ軸方向に上下
可能である。
次に、パレットマガジン30について詳しく説明する。
第4a図を参照する。パレットマガジン30のフレーム121
は、搬送手段122を備えている。この搬送手段122は駆動
手段123により送り方向Wに駆動できる。搬送手段122に
は多数の一連のパレット4が着脱可能に設定されてい
る。各パレット4にはワーク5が取り付けられている。
搬送手段22はエンドレス状のガイドレール24に沿って移
動できる。
前記搬送手段122は、多数の取付部材134、2つのチェー
ン130,131、サポート133、軸126,127、4つのスプロケ
ット128,129及び多数のローラ135を有している。
また前記駆動手段123は、サーボモータ137、ギヤ136,13
9を有している。前記ガイドレール124,124は、フレーム
121の側壁125,125の内側にそれぞれ固定されている。側
壁125,125の間には軸126,127が取り付けられている。軸
126には2枚のスプロケット128が取り付けられている。
一方、軸127には2枚のスプロケット129が取り付けられ
ている。スプロケット128と129の間にはチェーン130が
取り付けられている。別のスプロケット128,129の間に
もチェーン131が取り付けられている。チェーン130およ
び131は同じものである。チェーン130あるいは131のリ
ンク132は、ピン132aにより連結されている。各ピン132
aにはサポート133の一端が固定されている。チェーン13
0の隣接する2本のサポート133は、取付部材134の裏面
に固定されている。チェーン131の隣接する2本のサポ
ート133も取付部材134の裏面に固定されている。この取
付部材134は、断面がパレット4に嵌合する形状であ
る。パレット4は取付部材134に対してスライド可能で
ある。多数の取付部材134はチェーン130,131に対してサ
ポート133を介して固定されている。各取付部材134の両
端には2つのローラ135がそれぞれ取り付けられてい
る。このローラ135は前記ガイドレール124,124において
それぞれガイドされるようになっている。
第4b図を参照する。第4b図は第4a図のM−M線における
端面図である。軸126にはギヤ136が設けられている。サ
ーボモータ137はフレーム121に固定されている。サーボ
モータ137はサーボ制御装置137aに電気的に接続されて
いる。このサーボ制御装置137aはCNC装置27に接続され
ている。サーボモータ137はCNC装置27のプログラムに基
いて制御される。サーボモータ137の出力軸138にはギヤ
139が取り付けられている。このギヤ139とギヤ136はか
み合っている。各取付部材134にはパレット4が着脱可
能に設定されている。この図において、ローラ135がガ
イドレール124においてガイドされている。
第4a図を参照する。清掃装置150は、多数のノズル151、
切削油のリザーバ152およびエア供給手段153を備えてい
る。リザーバ152には切削油154が収容されている。リザ
ーバ152と各ノズル151とは配管155で接続されている。
一方エア供給手段153と各ノズル151とは配管156で接続
されている。ノズル151は1つの取付部材134に対面する
ようになっている。この取付部材134は、搬送手段2の
側部に対応する清掃位置CPに位置されたものである。こ
の側部の取付部材134は、隣り2つのの取付部材134から
離れて位置している。なおリザーバ152にはポンプ152a
が備えられている。このポンプの作動により、切削油15
4を各ノズル151から噴射できるようになっている。また
エア供給手段153は冷風あるいは熱風のいずれでもノズ
ル151から噴射できる能力を有している。ポンプ152aと
エア供給手段153はCNC装置27により制御される。
次に、パレット4について説明する。
パレット4の前側にはパレットフック63が長手方向に沿
って設けられている。
次に、移動機構12について説明する。
第5図では、サドル8、テーブル2、パレットテーブル
ともいうパレット4、移動機構12を示している。第6図
では主に移動機構12を示してある。第7図は移動機構12
の斜視図である。
まず、第5図を参照する。前記移動機構12は、ガイド体
62、スライド体69、かみ合せの手段67、チェーン66、第
1と第2スプロケット64,65および機構部100を有してい
る。
テーブル2に固定されたベースブラケット61にはガイド
体62が固定されている。このガイド体62には棒状のスラ
イド体69がスライド可能に支持されている。このスライ
ド体69はX軸方向にスライド可能である。
スライド体69の一方端と他方端には第1スプロケット64
と第2スプロケット65がそれぞれ設けられている。これ
らのスプロケット64,65にはチェーン66がかかってい
る。
このチェーン66には、かみ合せ手段67のチェーンフック
90と機構部100のチェーンフック68が備えられている。
かみ合せ手段67は、前記パレットフック63とチェーンフ
ック90からなる。チェーンフック90はチェーン66に固定
されている。凸形のチェーンフック90は凹形のパレット
フック63にはめこんである。しかしチェーンフック90に
対してパレットフック63をX軸と直交する方向つまりY
軸方向(第3図参照)に移動することで両者ははなれる
ことが可能である。
一方、凹形チェーンフック68はストッパシリンダ92の上
部に位置している。このストッパシリンダ92はサドル8
側に上方向に向けて固定してある。このストッパシリン
ダ92のピン93が上記チェーンフック68に挿入可能となっ
ている。
前記ベースブラケット61の上にはラック94がX軸方向に
固定してある。このラック94にはピニオン95がかみ合っ
ている。ピニオン95と前記スプロケット64とは1つの軸
96に取付けられている。
上記ピニオン95、ラック94、チェーンフック68及びスト
ッパシリンダ92は、前記機構部100を構成している。ス
トッパシリンダ92には近接センサ101が設けられてい
る。この近接スイッチ101によりチェーンフック68の位
置を検出し、検出した場合CNC装置27(第2図参照)の
指令によりストッパシリンダ92のピン93を伸ばせるよう
になっている。
なお、上述した移動機構12はカバー102でカバーされて
いる。またパレットフック63もパレットカバー103によ
りカバーされている。これらのカバーは切削くずや切削
油が入らないようにするためにある。
第6図と第7図を参照する。第6図と第7図では上述の
チェーン66、スライド体69、ガイド体62、ラック94、ピ
ニオン95、スプロケット64、65などが示されている。ま
た軸96は連結部105に回転可能に取付けてある。この連
結部105は前記スライド体69の一端に固定されている。
さらにスプロケット65の軸106はスライド体69の他端に
取付けてある。ねじ104、104を調整することで、軸106
を動かしてチェーン66のテンションを調整できる。
次に、テーブル2に対してパレットをクランプする場合
について説明する。
第8図を参照する。第8図は第5図のA−A線の断面図
である。
第8図のテーブル2は、スライド部50、2本のクランプ
シリンダ51、クランプユニット52,クランププレート53
を有している。スライド部50の上にはクランプユニット
52が固定されている。一方のクランプシリンダ51は、他
方のクランプシリンダ51の後側に位置しているので、第
8図では表われていない。クランプシリンダ51のロッド
51aにはクランププレート53が固定されている。またス
ライド部50の下面にはナット54が固定されている。この
ナット54にはボールねじ部11の前記送りねじ55がかみ合
っている。この送りねじ55はサーボモータ10に連結され
ている。
第8図では、クランプシリンダ51のロッド51aは収縮し
ており、クランププレート53はパレット4をピン54a,54
aに対してクランプしている。
次に、ストッパシリンダ92について説明する。
第8図では移動機構12のチェーン66、スプロケット64、
スライド体69、ガイド体62、チェーンフック90およびパ
レットフック63が示してある。ストッパシリンダ92はサ
ドル8に固定されたブラケット57に固定してある。ピン
93はピンガイド58によりガイドされるようになってい
る。なお、チェーンフック68はベースブラケット61の長
溝59内に位置している。
次に、テーブル2に対してパレット4をアンクランブす
る場合について説明する。
第9図では、クランプシリンダ51のロッド51aは伸長し
ており、クランププレート53はパレット4をアンクラン
プしている。なお、この状態においてテーブル2はサー
ボモータ10の駆動によりサドル8に沿って移動可能であ
る。
次に、パレット交換装置PCの操作について説明する。
第10図は第5図のB−B断面図である。移動機構12のピ
ニオン95、ラック94、連結部105、チェーン66、スプロ
ケット64などを示している。
第11図では、パレット4がパレットマガジン30にのって
いる。テーブル2はサドル8の右端に位置している。サ
ーボモータ10を作動してテーブル2を一方の方向X1に動
かす。この場合、クランプシリンダ92のピン93はチェー
ン66のチェーンフック68にはめこんである。このため、
チェーン66が反時計方向に動き、かつピニオン95がラッ
ク94上を一方の方向X1にかみ合って動く。スライド体69
はガイド体62又はテーブル2に対して一方の方向X1に動
く。つまり、チェーンフック90とパレットフック63はか
み合っているので、パレット4は、一方の方向X1に動い
ているテーブル2に対して、一方の方向X1に相対的に移
動する。
このようにして第12図に示すようにパレット4はテーブ
ル2にパレットマガジン30からテーブル2の定位置に移
載されるのである。
このあと、パレット4はテーブル2に対して第8図に示
したようにクランプされる。しかも第11図のクランプシ
リンダ92のピン93はチェーンフック68からはずされる。
つまり、ワーク5の加工時にテーブル2がX軸方向に移
動しても、チェーン66が回らないようにして、パレット
4がテーブル2に対して相対的に移動しないようにす
る。
このあと、ワーク5を所定のツールで加工する。
加工後は、テーブル2を第12図の状態から第11図の状態
に移す。すなわち、クランプシリンダ92のピン93をチェ
ーン66のチェーンフック68にはめこむ。パレット4を第
9図に示したようにアンクランプ状態にする。この状態
でもチェーンフック90とパレットフック63はかみ合って
いる。そしてサーボモータ10を作動してテーブル2を他
方の方向X2に動かす。この場合、クランプシリンダー92
のピン93はチェーン66のチェーンフック68にはめこんで
ある。このため、チェーン66が時計方向に動き、かつピ
ニオン95がラック94上を他方の方向X2にかみ合って動
く。スライド体69はガイド体62又はテーブル2に対して
他方の方向X2に動く。つまり、チェーンフック90とパレ
ットフック63はかみ合っているので、パレット4は、他
方の方向X2に動いているテーブル2に対して他方の方向
X2に相対的に移動する。
このようにして第11図に示すようにパレット4はテーブ
ル2からパレットマガジン30に移載されるのである。
上述のような手順により、パレット4のテーブル2への
設定、ワーク5の加工そしてパレット4のパレットマガ
ジン30への移載を行えるのである。
次に、パレットマガジン30の動きとパレット4のテーブ
ル2への移載及び交換について説明する。
パレット4はパレットマガジン30に設置されていて、テ
ーブル2はスピンドルヘッド21の下方に位置していてパ
レット4は設置されていない。このときチェーンフック
90はチェーン66の左側にある。
まず、テーブル2が他方の方向X2に移動し、これによ
り、チェーンフック90はチェーン66の右端に移る。次い
でパレットマガジン30のサーボモータ137を駆動して、
パレット4をY1の方向に送り、パレットフック63とチェ
ーンフック90をかみ合せる(第11図参照)。
しかる後、テーブル2を一方の方向X1に移動する。この
とき、パレット4はテーブル2に対して一方の方向X1に
相対的に移動する。この結果パレット4はテーブル2の
上に設定される(第12図参照)。
スピンドルヘッド21を下げてツール23によりワーク5に
所定の加工をする。
加工が終了したら、テーブル2を他方の方向X2に移動す
る。パレット4も同方向に移動し、パレットマガジン30
の所定の取付部材134に設置される。
しかる後、パレットマガジン30のサーボモータ137を駆
動し、パレット4をW方向に送る。加工が終了したワー
ク5を設置してあるパレット4のパレットフック63は、
パレット4と共にW方向に移動するので、チェーンフッ
ク90とかみ合いがとかれる。さらに、このパレット4の
後方に位置する別のパレット4のパレットフック63がチ
ェーンフック90とかみ合うまでサーボモータ137を駆動
する。この時点で再び第11図の状態になる。しかし、パ
レット4およびワーク5は交換され前と別のものであ
る。
以上の工程をくり返すことにより、多数のワーク5が次
々に加工される。パレット交換装置の動作はCNC装置27
によって制御される。
ところでこの発明は上述した実施例に限定されるもので
はない。実施例では、パレットマガジンのパレット軌道
面はテーブル面に垂直であるが、テーブル面と平行であ
ってもよい。このパレット軌道面がテーブル面と垂直で
ある場合には、パレットマガジンの敷地面積を小さくで
きるので有利である。
上述した立型マシニングセンタでは、複数のパレットを
マシニングセンタの横のパレットマガジンに設置してい
る。この場合、テーブルをX軸方向に移動させることに
より、複数のパレットの交換を行なえるようにする。こ
れに対して立型マシニングセンタの前側にパレットマガ
ジンに置いて、複数のパレットをパレットマガジンを介
して設置してもよい。この場合テーブルをY軸方向に移
動することにより複数のパレットの交換を行うようにす
る。
さらに横型マシニングセンタの横にパレットマガジンに
おいて、このパレットマガジンに複数のパレットを設置
してもよい。この場合テーブルをX軸方向に移動するこ
とにより複数のパレットの交換を行なえるようにする。
さらに横型マシニングセンタの前方にパレットマガジン
をおいて、このパレットマガジンに複数のパレットを設
置してもよい。この場合テーブルをZ軸方向に移動する
ことにより複数のパレットの交換を行なえるようにす
る。
さらに、第13図に示す実施例のように、パレットマガジ
ン230の両側にパレット交換装置を有するマシニングセ
ンタ206を複数配置してもよい。この場合には、パレッ
トフック263をパレット204の両側に設ける。この実施例
は多くの加工工程を必要とするワークの加工に適してい
て、様々な工程を必要とする加工をきわめて迅速に行う
ことができる。パレット交換装置を有するマシニングセ
ンタ206としては前述したマシニングセンタ以外にも様
々なタイプのものを用いることができる。また、パレッ
トマガジン230の片側にパレット交換装置を有するマシ
ニングセンタを複数配置してもよい。この場合には、パ
レットフック263をパレット204の片側にのみ設ければよ
い。
このように、本発明のパレット交換装置を用いることに
より、加工システムを自在にレイアウトできる。
発明の効果 以上説明したことから明らかなように、テーブルの駆動
手段の駆動力を用いて、チェーンやスプロケットなどを
介してパレットをテーブルに対して移動させるので、別
に大型の油圧シリンダや大型のモータを必要としない。
したがって小型となり構造も単純化できる。そして大幅
なコストダウンが図れる。
また、多数のパレットを迅速に次々と供給できるので作
業能率が飛躍的に向上する。
さらに、パレット交換装置を備えたマシニングセンタを
様々な形態で、パレットマガジンの両側あるいは片側の
みに、自由に配置することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の好適な実施例によるパレット交換
装置を示す概略図、第2図は、この発明のパレット交換
装置を備えたマシニングセンタを示す正面図、第3図
は、第2図に示したマシニングセンタの側面図、第4a図
は、パレットマガジンの内部構造を示す一部省略した斜
視図、第4b図は、第4a図のM−M線における断面図、第
5図は、第2図に示したパレット交換装置の移動機構な
どを示す正面図、第6図は、第5図に示した移動機構の
平面図、第7図は、第5図に示した移動機構の斜視図、
第8図は、パレットがクランプされた状態を示す第5図
のA−A線における断面図、第9図は、パレットがアン
クランプされた状態を示す断面図、第10図は、第5図の
B−B線における断面図、第11図は、パレットをパレッ
トマガジンに載せた状態を示す図、第12図は、パレット
をテーブルに載せた状態を示す図、第13図は、本発明の
他の実施例を示す概略図である。 PC……パレット交換装置 1……支持部 2……テーブル 3……駆動手段 4……ワーク搬送用パレット 5……ワーク 6……マシニングセンタ 7……ベット 8……サドル 9,10……サーボモータ 12……移動機構 20……コラム 21……スピンドルヘッド 23……ツール 30……パレットマガジン 50……スライド部 51……クランプシリンダ 53……クランププレート 61……ベースブラケット 62……ガイド体 63……パレットフック 64……第1スプロケット 65……第2 〃 66……チェーン 67……かみ合せ手段 69……スライド体 90……チェーンフック 92……クランプシリンダ 93……ピン 94……ラック 95……ピニオン 100……機構部 X1……一方の方向 X2……他方の方向 X……X軸 121……フレーム 122……搬送手段 123……マガジン駆動手段 124……ガイドレール 125……側壁 126,127……軸 128,129……スプロケット 130,131……チェーン 132……リンク 132a……ピン 133……サポート 134……取付部材 135……ローラ 136……ギヤ 137……サーボモータ 138……出力軸 139……ギヤ 150……清掃装置 151……ノズル 152……切削油のリザーバ 153……エア供給手段 154……切削油 155,156……配管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パレットフック(63)を有するパレット
    (4)を着脱自在に保持するテーブル(2)と、 テーブル(2)を第1軸(X軸)の方向に移動可能に支
    持する支持部(1)と、 支持部(1)に対して第1軸(X軸)の方向に隣接して
    配置されていて、少くとも1個のパレット(4)を着脱
    自在に保持するパレットマガジン(30)と、 支持部(1)に設けられていて、テーブル(2)を支持
    部(1)に対して第1軸(X軸)の方向に移動させる駆
    動手段(3)と、 テーブル(2)に固定されていて、第1軸(X軸)に平
    行なラック(94)と、 テーブル(2)に第1軸(X軸)の方向に移動可能に設
    けられたスライド体(69)と、 第1軸(X軸)と直交する軸線を回転中心としてスライ
    ド体(69)にそれぞれ回転可能に設けられ、かつ互いに
    第1軸(X軸)の方向に所定の間隔で設けられた第1ス
    プロケット(64)および第2スプロケット(65)と、 第1スプロケット(64)と第2スプロレット(65)に張
    設されたチェーン(66)と、 第1スプロケット(64)と一体的に回転するようにスラ
    イド体(69)に回転可能に設けられていて、ラック(9
    4)と噛み合っているピニオン(95)と、 ピニオン(95)の回転によってスライド体(69)に対し
    て第1軸(X軸)の方向に移動するようにチエーン(6
    6)に固定されていて、かつパレットフック(63)に対
    して着脱自在に設けられている第1チェーンフック(9
    0)と、 ピニオン(95)の回転によってスライド体(69)に対し
    て第1チェーンフック(90)の移動方向と反対の方向に
    移動するようにチェーン(66)に固定されていて、かつ
    支持部(1)に対して着脱自在に設けられている第2チ
    ェーンフック(68)とを備え、 パレットフック(63)と第1チェーンフック(90)を連
    結し、かつ支持部(1)と第2チェーンフック(68)を
    連結し、しかもテーブル(2)およびパレットマガジン
    (30)に対してパレット(4)をアンクランプした状態
    で、駆動手段(3)によってテーブル(2)を支持部
    (1)に対して第1軸(X軸)の方向に移動させること
    によって、パレット(4)をテーブル(2)に対して第
    1軸(X軸)の方向に移動させてテーブル(2)とパレ
    ットマガジン(30)の間で移載することを特徴とするパ
    レット交換装置。
  2. 【請求項2】駆動手段(3)は、サーボモータ(10)に
    より作動されるボールねじ部を備え、このボールねじ部
    のナットはテーブル(2)に固定されかつボールねじ部
    の送りねじはサーボモータ(10)に連結されている特許
    請求の範囲第1項に記載のパレット交換装置。
  3. 【請求項3】テーブル(2)は、支持部(1)に対して
    第1軸(X軸)の方向及び第1軸(X軸)とは直交する
    第2軸(Y軸)の方向に移動可能な特許請求の範囲第1
    項に記載のパレット交換装置。
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