JPH067153U - 電池収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電池ホルダーの引き出しを規制する電池収納
装置を提供する。 【構成】 キャビネット１に電池ホルダー２が収納され
た状態で、係止片１３の凹部１６を案内リブ１１の凸部
１２と弾性係合させて上記係止片１３の先端１４を電池
ホルダー２の係止凹部８に係止させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、電池収納装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の電池収納装置を図５及び図６を用いて説明する。

【０００３】 １はキャビネット、２は電池ホルダー、３は電池である。

【０００４】 上記キャビネット１には電池収納口４が設けられ、該収納口４の内部には、左 右一対の案内リブ５とその延長上に係合凸部６が左右対をなして形成されている 。 一方、上記電池ホルダー２には上記係合凸部６と夫々係合する係合爪７が左 右先端部に設けられている。

【０００５】 そして、電池３を電池ホルダー２に嵌め込んで、該電池ホルダー２をキャビネ ット１の電池収納口４より案内リブ５に沿わせて収納していくと、上記電池ホル ダー２の係合爪７は内部の係合凸部６に弾性係合して上記電池ホルダー２は所定 位置に保持される。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、従来の電池収納装置では、電池収納時、電池３を嵌め込んだ電池ホル ダー２の固定手段としては、電池ホルダー２の係合爪７をキャビネット１の係合 凸部６に係合してあるだけなので、電池ホルダー２を引き出すだけで容易に電池 ３を取り出すことができた。

【０００７】 そのため、子供等が電池３を取り出して誤って飲み込む恐れがあった。

【０００８】

【課題を解決するための手段】 本考案は、上記課題の解決を目的としてなされたものであって、ホルダーを電 池収納部内に挿脱自在に設けると共に、上記ホルダーと電池収納部間に弾性係合 手段を設け、この弾性係合手段により上記ホルダーを収納部内に保持する電池収 納装置において、上記ホルダーの挿脱方向と略直行する方向に移動可能で、該移 動により先端を収納部内に出没する係止片を設け、この係止片の先端をホルダー に係合し該係合によりホルダーの抜出を阻止する構成としてなるものである。

【０００９】

【作用】

従って、本考案記載の電池収納装置によれば、電池収納時、電池ホルダーは係 止片により係止されているため、電池ホルダーの引き出しは上記係止片との係止 を解除しないと取り出せない。

【００１０】

【実施例】

以下、図に示した本考案の一実施例について詳細に説明する。 図１（ａ），（ｂ）及び図２は本考案電池収納装置を、図３及び図４は同装置 に用いられる電池ホルダーを示したものである。

【００１１】 図１〜図４において、図５及び図６と共通する部分には共通する符号を付して ある。

【００１２】 キャビネット１は例えばカードリモコンのキャビネットであり、側壁に挿入孔 ９が開けられ、その内部には案内リブ１０と半円形状の凸部１２が設けられた案 内リブ１１が形成されている。

【００１３】 １３は電池ホルダー２の取り出しを防止する係止片で、該係止片１３は内側に スリット１３ａが設けられ、ホルダー２の挿脱方向と略直行する方向に移動可能 で、該移動により案内リブ１１の凸部１２に選択的に係合する２つの凹部１５， １６を有し、凹部１６を凸部１２に係合した時先端１４を収納部内に突出し、凹 部１５を凸部１２に係合した時先端１４を収納部より没する。

【００１４】 次に、電池収納作業について説明する。

【００１５】 まず、係止片１３の凹部１５を案内リブ１１に設けた凸部１２に弾性係合させ て上記係止片１３の先端１４が案内リブ５より突出しない状態として、電池ホル ダー２を収納する。

【００１６】 そして、上記係止片１３の凹部１６を案内リブ１１の凸部１２と弾性係合させ ると、上記係止片１３の先端１４は案内リブ５より突出して電池ホルダー２の係 止凹部８と係止し、上記電池ホルダー２の抜出を阻止する。

【００１７】 また、電池抜出作業は、上記電池収納作業を逆の手順で行えばよい。

【００１８】

【考案の効果】

以上のように本考案記載の電池収納装置にあっては、電池ホルダーと係止片と の係止により上記電池ホルダーの引き出しを規制するものであるので、電池ホル ダーを引き出す時には、まず、電池ホルダーと係止片との係止を解除してからで ないと電池ホルダーを引き出せない。

【００１９】 従って、子供等が電池ホルダーを引き出し電池を誤って飲み込むこともない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案電池収納装置の構造図

【図２】同装置の詳細構造図

【図３】同装置に用いられる電池ホルダーの上面図

【図４】同装置に用いられる電池ホルダーの下面図

【図５】従来の電池収納装置の構造図

【図６】同装置の構造図

【符号の説明】

１ キャビネット ２ 電池ホルダー ３ 電池 ４ 電池収納口 ５ 案内リブ ６ 係合凸部 ７ 係合爪 ８ 係止凹部 ９ 挿入孔 １０，１１ 案内リブ １２ 凸部 １３ 係止片 １３ａ スリット １４ 先端 １５，１６ 凹部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ホルダーを電池収納部内に挿脱自在に設
   けると共に、上記ホルダーと電池収納部間に弾性係合手
   段を設け、この弾性係合手段により上記ホルダーを収納
   部内に保持する電池収納装置において、 上記ホルダーの挿脱方向と略直行する方向に移動可能
   で、該移動により先端を収納部内に出没する係止片を設
   け、 この係止片の先端をホルダーに係合し該係合によりホル
   ダーの抜出を阻止する構成としたことを特徴とする電池
   収納装置。