JPH0671449A - 成型体の加工方法 - Google Patents

成型体の加工方法

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JPH0671449A
JPH0671449A JP22812992A JP22812992A JPH0671449A JP H0671449 A JPH0671449 A JP H0671449A JP 22812992 A JP22812992 A JP 22812992A JP 22812992 A JP22812992 A JP 22812992A JP H0671449 A JPH0671449 A JP H0671449A
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JP
Japan
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molded body
outer peripheral
peripheral wall
notch
processing
Prior art date
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Pending
Application number
JP22812992A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Oishi
献 大石
Akio Gunda
昭雄 郡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH0671449A publication Critical patent/JPH0671449A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円筒状成型体の外周壁部と端面間に渡る凹部
を形成する加工方法を、形状の多様化に対応できるとと
もに、製造コストを低減化することが可能なものとす
る。 【構成】 遠心鋳造管を柱とし、この柱に対する梁を接
続する部位に使用される接合用リングのリブを加工する
場合に、所定の厚みを備えた円筒形形状を有する遠心鋳
造管5を回転させながら、外周壁部2と端面3間に渡っ
て、プラズマジェット6を、平面視において、遠心鋳造
管5の軸芯方向Pに対して90度未満で有限の角度θ傾
斜させて導入しておこなう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸芯方向にほぼ直角な
端面を備えた円筒状成型体の加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】このような成型体の加工が適応される代
表的な例としては、構造用鋳鋼管の連結部に備えられる
接合用リングがある。以下、この接合用リングを例に採
って説明する。接合用リングの使用例が図4に示されて
いる。図4(イ)に示すものは、柱と梁を連結する部位
に使用される標準的なものであり、図4(ロ)には軸芯
方向に肉厚のもの、図4(ハ)(ニ)には梁が斜めに接
続されるもの、さらに内側リブ部を備えたものが示され
ている。現在、こういった接合用リングの需要は連結部
の形状の多様化が進むとともに、その需要も増大する傾
向にある。従来、このような接合用リングを製造する場
合は、図5(イ)に示すように削り出し、図5(ロ)の
鍛造あるいは図5(ハ)の型成形の方法が採用されてい
た。即ち、削り出し方法を採用する場合は、一定の外径
形状を備えた遠心鋳造管等を用意し、これを所定の幅に
切断するとともに、それらの外周壁部と端面間に渡って
削り出し加工を行って、加工していた。鍛造の場合は、
予め所望の形状を備えた型を用意しておき、所定幅を有
する母材に対して鍛造加工を施していた。さらに、型成
形をする場合は、鋳型を予め切欠き部を設けた所定の形
状としておき、その型で置注鋳造をする方法を採用して
いた。ここで、いずれの場合においても、切欠き部の形
状と表面あらさは所定の状態まで確保する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には夫々以下に説明するような問題があった。削
り出し方を採用する場合は、形状の多様化には対応でき
るが、作業手間が掛かるとともに、製造コストが高くつ
く。鍛造や置注鋳造を採用する場合は、同一形状のもの
を大量に製造するには好都合だが、形状の多様化に対応
できず、さらに、型のコストが非常に高くつく。
【0004】従って、本発明の目的は、形状の多様化に
対応できるとともに、製造コストを低減化することが可
能な成型体の加工方法を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明による成型体の加工方法の特徴手段は、成型体
を、軸芯周りに回転させながら、前記成型体を切断可能
な直線状切断流を、前記成型体の外周壁部と端面との一
方から他方に渡り、平面視において前記成型体の軸芯方
向に対して90度未満で有限の角度傾斜させて導入し
て、前記端面と前記外周壁部とに渡る凹部を外周方向に
沿って形成することにあり、その作用・効果は次の通り
である。
【0006】
【作用】つまり、切欠き部の加工方法として、プラズマ
ジェット、ウオータジェット等の直線状切断流が使用さ
れ、この切断流が回転状態にある成型体の外周壁部と端
面に渡って、三次元的な傾斜角度を備えて配置されて切
欠き部の加工がなされる。 この場合、加工自体は単純
な切断加工となるため、作業手間を省略することが可能
となるとともに、コストも低く抑えることが可能とな
る。さらに、切欠き部の形状の選択性を向上させること
ができるため、形状の多様化、量産にも良好に対応でき
る。
【0007】
【発明の効果】従って、従来採用されてきた削り出し加
工、鍛造・置注に伴う問題点を大幅に解消に低コストで
手間のかからない加工法を得ることができた。接合用リ
ングを加工する場合に、プラズマジェットを適応する場
合は、切欠き部の形状を、リブとして適当な応力集中の
少ない形状を備えたものとすることができるとともに、
必要な表面あらさ(鋳造と同等以上の平滑さ)と寸法精
度を確保し、機械加工を極少化して、加工のスピードア
ップを図ることができる。
【0008】
【実施例】本願の実施例を図面に基づいて説明する。図
1には、本願の成型体の加工方法が使用される接合用リ
ング1の構成が示されている。この接合用リング1は、
所定の厚みWに切断処理された円筒状の遠心鋳造管にお
いて、外周壁部2と両端面部3間に渡って一対の切欠き
部4を設け、この部位4を図1(ロ)に示すように柱・
梁の接続部として使用されるものである。
【0009】さて、図2、図3に基づいて前述の切欠き
部4の加工方法について説明する。本願の加工方法にお
いては、素材である遠心鋳造管5をその軸芯O周りに回
転させる回転付与装置(図外)と、プラズマジェット切
断装置(図外)が使用される。 切断にあたっては、素
材5を、その軸芯O周りに回転させながら、プラズマジ
ェット6を、所望の切欠き部4の軸方向厚みa分だけ軸
芯方向で内部側に位置する外周壁部位7から、同様に所
望の切欠き部の径方向厚みb分だけ径方向で軸芯側に位
置する端面部位8に向けて導入し、前記リング状の切欠
き部4が形成される。ここで、プラズマジェット6は、
平面視(A方向視)で成型体の軸芯方向に対して90度
未満で有限の角度(図面の場合は60度程度;θ)傾斜
させて導入される。リブとして使用される接合用リング
1の切欠き部4の加工においては、前記角度は、5〜5
5度程度が好ましい。この程度の角度を採用する場合
は、側面視の切欠き部4の形状が図示するような曲面形
状となる。
【0010】実施例の寸法関係 素材(遠心鋳造管)5 外径 φ498 内径 φ364 軸芯方向長 4000 切欠き部 4 軸芯方向厚み a150 径方向厚み b 40 従って、切欠き部4が側面視、接合用リング1の軸芯方
向で内部側にいくほど、径方向の変化の大きなものとし
て加工することができるため、応力集中の少ない、良好
なリブを備えた接合用リングを得ることができる。さら
に、この方法を採用する場合は、必要な表面あらさ(鋳
造と同等以上の平滑さ)と寸法精度を確保でき、機械加
工を極力少なくすることが可能であるとともに、スピー
ドアップを図ることができる。
【0011】〔別実施例〕以下、本願の別実施例につい
て説明する。 (イ)上記の実施例においては、遠心鋳造管の接続用に
使用される接合用リングの例を示したが、本願の方法
は、円筒状に形成された成型体あるいは端面視で円弧状
となる形状の成型体に対しても任意に適応できる。さら
に、円周部の一部に切欠き部を形成する場合にも適応で
きる。 (ロ)さらに、鋳造管を切断する場合の例として切断用
にプラズマジェットを採用する例を示したが、素材の材
料によっては、プラズマ以外の切断ガスアーク、ウオー
タジェット、レーザ光等も採用することができる。従っ
て、素材に対する切断能を備えたものを、直線状切断流
と称する。 (ハ)さらに、直線状切断流の導入・導出方向としては
任意のものが選択できるが、軸芯方向に沿った方向に導
入する場合は、単なる円錐形状となり、軸芯方向に直角
に導入すると端面に平行に素材を切断することとなるた
め、意味がない。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】接合用リング及び使用例を示す図
【図2】リング状の切欠き部の成型状態の斜視図
【図3】リング状の切欠き部の成型状態の平面図
【図4】接合用リングの使用例を示す図
【図5】従来の接合用リングの成型方法の説明図
【符号の説明】
1 接合用リング 2 外周壁部 3 端面 4 切欠き部 5 成型体 6 直線状切断流 7 外周壁部位 8 端面部位 P 軸芯方向 O 軸芯 θ 角度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸芯方向(P)にほぼ直角な端面(3)
    を備えた円筒状成型体の加工方法であって、 前記成型体(5)を、軸芯(O)周りに回転させなが
    ら、 前記成型体(5)を切断可能な直線状切断流(6)を、
    前記成型体(5)の外周壁部(2)と前記端面(3)と
    の一方から他方に渡り、平面視において前記成型体
    (5)の軸芯方向(P)に対して90度未満で有限の角
    度(θ)傾斜させて導入して、 前記端面(3)と前記外周壁部(2)とに渡る凹部を外
    周方向に沿って形成する成型体の加工方法。
  2. 【請求項2】 前記成型体(5)が遠心鋳造された所定
    の外径を有する構造用鋳鋼管であるとともに、 前記凹部が、前記構造用鋳鋼管の軸方向端面(3)と外
    周壁部(2)間に全周にわたって形成されるリング状の
    切欠き部(4)であり、 前記直線状切断流(6)としてのプラズマジェットを、
    前記切欠き部(4)の軸方向厚み分だけ前記軸芯方向で
    内部側に位置する外周壁部位(7)から、径方向で前記
    切欠き部(4)の厚み分だけ軸芯側に位置する端面部位
    (8)に向けて導入し、前記リング状の切欠き部(4)
    を形成する請求項1記載の成型体の加工方法。
JP22812992A 1992-08-27 1992-08-27 成型体の加工方法 Pending JPH0671449A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63109978A (ja) * 1986-10-24 1988-05-14 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の製造装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63109978A (ja) * 1986-10-24 1988-05-14 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の製造装置

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