JPH067142U - 過電流継電器 - Google Patents

過電流継電器

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JPH067142U
JPH067142U JP4495692U JP4495692U JPH067142U JP H067142 U JPH067142 U JP H067142U JP 4495692 U JP4495692 U JP 4495692U JP 4495692 U JP4495692 U JP 4495692U JP H067142 U JPH067142 U JP H067142U
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JP
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plate
reversing
adjusting
reversing plate
lever
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JP4495692U
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正 村上
明 竹内
勝 大室
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動作電流の微少な調整をすることができる過
電流継電器の提供。 【構成】 第1の反転板52とこれに反転ばね54を介して
連動された第2の反転板53とこれらが揺動自在に保持さ
れたフレーム51とを有した反転機構部50と、第1の反転
板に押圧力を与える作動板61とボディ10の軸突起13に保
持され作動板を揺動自在に保持する可調レバー62と可調
レバーを第1の反転板に近接離反させる調整部63c を有
し操作することによって可調レバーを移動させる可調部
材63とからなる動作点調節機構部60と、を備えた過電流
継電器において、前記調整部を可調レバーと第1の反転
板との距離が一番短くなる位置から一番長くなる位置ま
で回転中心から距離が次第に短くなり、かつ、可調レバ
ーと第1の反転板との距離が一番短くなる位置から一番
長くなる位置までを少なくとも一回転するように形成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、過電流継電器に関し、さらに詳しく述べると反転機構部の動作電流 を調節する動作点調節機構部を改良した過電流継電器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の一般的な過電流継電器のトリップ装置としては、図9乃至 図11に示すものが存在する。
【0003】 図において、50は反転機構部で、熱動素子の変位量が所定量に達したとき反転 する第1の反転板52とこの第1の反転板52から反転ばね54を介して連動された第 2の反転板53とこれら第1と第2の反転板52,53がそれぞれ揺動自在に保持され たフレーム51とから構成されている。この反転機構部50は、第2の反転板53が一 方の安定位置に位置するときに、第1の反転板52が後述する作動板からの押圧力 を受けて、反転ばね54の中心線が第2の反転板53における反転ばね54との結合部 と第2の反転板53のフレーム51に対する支点を結ぶ直線を越えると、第2の反転 板53が他方の安定位置に急速に移動するようになっている。
【0004】 60は動作点調節機構部で、熱動素子の変位に伴って第1の反転板52に押圧力を 与える作動板61とボディの軸突起(定位置)を中心として移動自在に保持される ものであって、作動板61を作動自在に保持する可調レバー62とボディの外部から 操作可能な可調部材63とから構成されている。作動板61は、中間部の両側縁に切 欠溝61a を有するとともに先端部に第1の反転板52と当接するための傾斜面61b を形成し、この切欠溝61b を後述する可調レバー62の保持部に保持することによ って、可調レバー62と連結している。可調レバー62は、互いに平行な一対の脚片 62a を一対の連結片62b を介して連結した略コ字状のレバー本体62c を有し、一 方の脚片62a はボディの軸突起が挿通される軸受孔62d が形成され、他方の脚片 62a には軸突起の周面に当接する軸受凹部62e が形成されている。レバー本体62 c の一方の連結片62b は略T字状であって、T字状の脚に略直交する形で保持部 62f が形成され、保持部62f には作動板61を揺動自在に保持する保持孔62g が形 成されている。保持孔62g は、保持突起62h とこの保持突起62h に対向する保持 凹所62i とから形成されている。また、保持部62f とは反対側に延長された先端 には、後述する可調部材63の調整部に当接する調節片62j が形成されている。可 調部材63は、図10に示すように、円柱状の脚部63a と、脚部63a の一端に設け た頭部63b と、脚部63a の他端に突設した調整部63c とから構成されている。脚 部63a はボディの周壁に穿孔された貫通孔(図示せず)に挿通され、頭部63b は ボディの外側面に当接する。この頭部63b の中心部にはプラスドライバの先端部 等が挿入できるように十字形のドライバ溝63f が形成されている。脚部63a の周 面には全周に亙って溝部63d が形成され、ボディの周壁内周面に形成された保持 溝との間に保持ばね63e が装着される。調整部63c は、図10及び図11に示す ように、可調レバー62と第1の反転板52との距離が一番短くなる位置から一番長 くなる位置まで4分の3周で回転中心からの距離が次第に短くなり、残りの4分 の1周は直線的に形成されている。この調整部63c は、可調レバー62における調 節片62j が当接可能な位置で、脚部63a の回転中心に対して編心して設けられて いる。したがって、可調部材63を回動させれば、可調レバー62の軸突起62d の回 りでの回動範囲を調整することができる。また、作動板61は可調レバー62に対す る揺動範囲が規制されているから、調整部材63を回動させることによって、第1 の反転板52が作動板61からの押圧力を受けるときの熱動素子の変位量を変えるこ とができるのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前述した過電流継電器は、可調レバーの位置を変化させる可調部材の調整部を 可調レバーと第1の反転板との距離が一番短くなる位置から一番長くなる位置ま で4分の3周で回転中心からの距離が次第に短くなり、残りの4分の1周は直線 的に形成されているので、可調レバーの位置を変化させるには、一回転でしかす ることができない。このため、可調部材を少し回動しただけで可調レバーが大き く移動し、動作電流の微少な調整をすることが困難であった。
【0006】 本考案は、上記問題点に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、動作 電流の微少な調整をすることが容易な過電流継電器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の過電流継電器は、熱動素子の変位量が所定量に達したとき反転する第 1の反転板とこの第1の反転板から反転ばねを介して連動された第2の反転板と これら第1と第2の反転板がそれぞれ揺動自在に保持されたフレームとを有した 反転機構部と、熱動素子の変位に伴って第1の反転板に押圧力を与える作動板と ボディの定位置を中心として移動自在に保持されるものであって、作動板を作動 自在に保持する可調レバーとボディの外部から操作可能なものであって、可調レ バーを第1の反転板に近接離反させる調整部を有し操作することによって可調レ バーを移動させる可調部材とからなる動作点調節機構部と、を備えた過電流継電 器において、前記可調部材は、調整部を可調レバーと第1の反転板との距離が一 番短くなる位置から一番長くなる位置まで回転中心からの距離が次第に短くなり 、かつ、可調レバーと第1の反転板との距離が一番短くなる位置から一番長くな る位置までを少なくとも一回転するように形成した構成としてある。
【0008】
【作用】
請求項1記載の構成によれば、可調部材は、可調レバーを第1の反転板に近接 離反させる調整部を可調レバーと第1の反転板との距離が一番短くなる位置から 一番長くなる位置まで回転中心からの距離が次第に短くなり、かつ、可調レバー と第1の反転板との距離が一番短くなる位置から一番長くなる位置までを少なく とも一回転するように形成したので、可調部材の回動量に対して、可調レバーの 変位量を少なくできる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1乃至図8に基づいて説明する。なお、従来例の ものと基本的機能が同様の部材には同一の符号を付している。
【0010】 すなわち、過電流継電器は、図2に示すように、一面が開口したボディ10と、 ボディ10の開口を閉塞するカバー20と、ボディ10の一部を覆う形でボディ10とカ バー20との間に介装される中蓋30とにより構成される。
【0011】 ボディ10の内部は、図3に示すように、隔離壁11によって大きく3つの区画11 A ,11B ,11C に分割される。第2区画11B は、ボディ10の一方の側部の上下方 向のほぼ全長に亙って形成され、第1区画11A と第3区画11C とは、ボディ10の 上下に配置される。
【0012】 第1区画11A は、ほぼ平行に形成された隔離壁11によってさらに3室に分割さ れ、中央の1室を除く他の2室にはそれぞれ熱動素子40が収納される。第1区画 11A を3室に分割する隔離壁11、および第1区画11A と第2区画11B とを隔離す る隔離壁11には、それぞれ熱動素子40の一端部に対応する位置でスリット11a が 形成され、スリット11a の開口面に直交する方向に移動自在となるように連動板 12が配置される。連動板12は、3本の脚片12a を連結片12b を介して一体に連結 した略E形に形成され、少なくとも一つの熱動素子40が変形したときに脚片12a が押圧されて連動板12の一端部の第2区画11B への突出量が大きくなるようにし てある。第2区画11B に突出する脚片12a には押し片12c が突設される。また、 連動板12は熱動素子40に対して移動方向に遊びがあり、一つの熱動素子40が変形 したときに他の熱動素子40を変形させることなく移動できるようになっている。
【0013】 第2区画11B には、トリップ装置が収納される。トリップ装置は、図1に示す ように、反転機構部50と、動作点調節機構部60とを備えている。
【0014】 反転機構部50は、ボディ10の挿入孔(図示せず)に挿着されるフレーム51と、 第1及び第2の反転板52,53 と、第1と第2の反転板52,53 とを連結した反転ば ね54とからなっている。フレーム51は略V形の切欠溝51c,51d を有した腕片51a, 51b とを備えている。この切欠溝51c,51d は、互いに離れる向きに開放されてい る。第1の反転板52及び第2の反転板53には、それぞれフレーム51の切欠溝51c, 51d に引っ掛ける引掛部52a,53a と、反転ばね54を引っ掛けるための引掛孔52b, 53bとを有している。反転ばね54は、両端にリング状の引掛部54a,54a を備えて いる。これらのものをフレーム52に取り付ける方法は、反転ばね54の引掛部54a, 54a をそれぞれ第1及び第2の反転板52,53 の引掛孔52b,53b に引っ掛けた後、 第1の反転板52と第2の反転板53の引掛部52a,53a をそれぞれフレーム51の切欠 溝51c,51d に挿入することによって、その引張力でフレーム51に保持される。
【0015】 動作点調節機構部60は、熱動素子40の変位に伴って第1の反転板52に押圧力を 与える作動板61とボディ10の軸突起13(定位置)を中心として移動自在に保持さ れるものであって、作動板12を作動自在に保持する可調レバー62とボディ10の外 部から操作可能な可調部材63とから構成されている。作動板61は、中間部の両側 縁に切欠溝61a を有するとともに先端部に第1の反転板52と当接するための傾斜 面61b を形成し、この切欠溝61a を後述する可調レバー62の保持部に保持するこ とによって、可調レバー62と連結している。可調レバー62は、互いに平行な一対 の脚片62a を一対の連結片62b を介して連結した略コ字状のレバー本体62c を有 し、一方の脚片62a には軸突起13が挿通される軸受孔62d が形成され、他方の脚 片62aには軸突起13の周面に当接する軸受凹部62e が形成されている。レバー本 体62c の一方の連結片62b は略T字状であって、T字状の脚に略直交する形で保 持部62f が形成され、保持部62f には作動板61を揺動自在に保持する保持孔62g が形成されている。保持孔62g は、保持突起62h とこの保持突起62h に対向する 保持凹所62i とから形成されている。また、保持部62g とは反対側に延長された 先端には、後述する可調部材63の調整部に当接する調節片62j が形成されている 。
【0016】 可調部材63は、図5に示すように、円柱状の脚部63a と、脚部63a の一端に設 けた頭部63b と、脚部63a の他端に突設した調整部63c とから構成されている。 脚部63a はボディ10の周壁に穿孔された貫通孔14a に挿通され、頭部63a はボデ ィ10の外側面に当接する。この頭部63a の中心部にはプラスドライバの先端部等 が挿入できるように十字形のドライバ溝63f が形成されている。また、ボディ10 の周壁外側面には頭部63a の周縁を囲む保護壁14b が形成され、頭部63a の外周 縁に他の部材が触れて可調部材63が不用意に回転するのを防止している。脚部63 a の周面には全周に亙って溝部63d が形成され、ボディ10の周壁内周面に形成さ れた保持溝14c との間に保持ばね63e が装着される。また、ボディ10には、保持 ばね63e に対向する部位に、脚部63a が当接する保持壁14d が形成され、保持ば ね63e と保持壁14d との間に脚部63a を挟持することによって可調部材63のボデ ィ10からの抜け止めがなされる。
【0017】 調整部63c は、図6に示すように、薄厚をなして渦巻状に形成されている。こ の調整部63c は、可調レバー62と第1の反転板52との距離が一番短くなる位置か ら一番長くなる位置までを回転中心からの距離が次第に短くなるようになってお り、この渦巻状の調整部63c の外周を可調レバー62の調節片62j が当接するよう に設けられている。したがって、可調部材63を回動させれば、回調レバー62の軸 突起13の回りでの移動範囲を調整することができる。また、作動板61は可調レバ ー62に対する揺動範囲が規制されているから、可調部材63を回動させることによ って、第1の反転板52が作動板61からの押圧力を受けるときの熱動素子40の変位 量を変えることができるのである。すなわち、熱動素子40の変形によって連動板 12が移動すると作動板61が押圧されるが、可調レバー62の調節片62j が調整部63 c に当接するまでは、連動板12から作動板61が受ける押圧力は、可調レバー62を 移動させるのであって(図4中で右回りに移動する)、反転機構部50の第1の反 転板52には作用しないのである。一方、可調レバー62の調節片62j が調整部63c に当接すると可調レバー62は移動できなくなるから、連動板12から作動板61に作 用する押圧力が第1の反転板52に伝達されるのである。このような構成によって 、反転機構部50がリセット位置であるときにトリップ位置に反転させるのに要す る熱動素子40の変形量を、可調部材63の回転位置によって調節することができる のである。
【0018】 接点装置70は、第2区画11B 及び第3区画11C に跨がって配置され、一対の可 動バネ板71,72と、各可動バネ板71,72にそれぞれ対応した一対の固定バネ板73 ,74とを備えている。可動バネ板71,72には、絶縁性の合成樹脂よりなる操作部 材80を介して、反転機構部51の第2の反転板55に連結されている。
【0019】 操作部材80は、図7に示すように、隔離壁11に形成されたスリット11b ,11c に両端部が挿通される形でスライド自在に配置され、スリット11b を通して第2 区画11B と第3区画11C とに跨がるように配置される。操作部材80において第2 区画11B の中に挿入される一端部には、第2の反転板53が係合する切欠溝81と、 一方の可動バネ板71が係合する切欠溝82とが形成される。また、操作部材80にお いて第3区画11C に配置されている部分には、可動バネ板72が挿通される広幅の 切欠溝83が形成される。操作部材80のスライド方向における広幅の切欠溝83両周 部には、各スリット11b ,11c の周部に対して当接可能なストッパ突起84,85が 突設され、操作部材80の移動時にいずれか一方の周縁に当接することによって、 操作部材80の移動範囲が規制されるようになっている。
【0020】 リセット釦90は、その脚部91の先端に傾斜面92が形成されている。このリセッ ト釦90の使用方法には二種類あり、熱動素子40の変位により過電流継電器がトリ ップしたとき、リセット釦90をボディ10側に押し込むことによって接点装置70を 初期の開閉状態に戻すようにした単なる手動リセット釦としての使用と、予めリ セット釦90をボディ10側に押し込んで係止しておき、熱動素子40の変位により反 転機構部50の第2の反転板53が移動し、接点装置70の開閉状態が反転しても熱動 素子40の変位が戻ると接点装置70の開閉状態を反転する自動復帰用ストッパーと して使用する方法とがある。すなわち、手動リセット釦として使用するリセット 釦90の位置は、傾斜面92を操作部材80のスライド方向において傾斜するのであっ て、操作部材80のストッパ突起85側がストッパ突起84側よりも突出するように傾 斜する。また、自動復帰用ストッパーとして使用するリセット釦90の位置は、傾 斜面92を操作部材80のスライド方向とほぼ直交するようにする。図8に示すよう に、熱動素子40の変位により反転機構部50がトリップしようとすると、操作部材 80のストッパ突起84にリセット釦90の脚部91が当接することによって、トリップ しないように操作部材80の位置が規制され、熱動素子40の変位が戻ると、接点装 置70を初期の開閉状態に戻すようになっている。
【0021】 続いて、本実施例の構成に基づいて、反転機構部50の動作原理を説明する。 反転機構部50の第2の反転板53は、その先端部をフレーム51の厚み方向におい てフレーム51から離れる方向に移動させると、第2の反転板53の先端部をフレー ム51から急速に引き離す向きに反転ばね54のバネ力が作用する。したがって、第 2の反転板53の先端部がフレーム51の厚み方向においてフレーム51から離れた位 置に保持される(以後、この位置をリセット位置と呼称する)。この反転ばね54 のばね力が作用するのは、反転ばね54の中心線が第2の反転板53における反転ば ね54との結合部と第2の反転板53のフレーム51に対する支点とを結ぶ直線を越え てフレーム51の反対側に位置するようになるときである。また、第2の反転板53 の先端部がフレーム51の厚み方向においてフレーム51から離れている状態では、 第1の反転板52をフレーム51に近づける方向に押圧させると、第2の反転板53の 先端部をフレーム51に急速に近づく向きに反転ばね54のばね力が作用する。すな わち、第2の反転板53の先端部がフレーム51の厚み方向においてフレーム51に近 い位置に保持される(以後、この位置をトリップ位置と呼称する)。この反転ば ね54のばね力が作用するのは、反転ばね54の中心線が第2の反転板53における反 転ばね54との結合部と第2の反転板53のフレーム51に対する支点とを結ぶ直線を 越えてフレーム51寄りに位置するようになるときである。反転機構部50がリセッ ト位置であって、操作部材80がスライド方向において第2区画11B 側に移動した 位置では、可動バネ板71が固定板73に接触し、可動バネ板72は切欠溝83の周縁に 押圧されて固定板74から離れる。また、反転機構部50がトリップ位置であって、 操作部材80がスライド方向において第3区画11C 側に移動した位置では、可動バ ネ板72が固定板74に接触し、可動バネ板71は切欠溝82の周縁に押圧されて固定板 73から離れる。要するに、両可動バネ板71,72に対応する固定板73,74に対し、 開閉状態が互いに逆なのである。
【0022】 なお、本実施例によれば、可調部材の調整部を可調レバーと第1の反転板との 距離が一番短くなる位置から一番長くなる位置までを回転中心からの距離が次第 に短くなるように渦巻状に形成しているが、可調レバーと第1の反転板との距離 が一番短くなる位置から一番長くなる位置までを回転中心からの距離が次第に短 くなり、かつ、可調レバーと第1の反転板との距離が一番短くなる位置から一番 長くなる位置まで少なくとも一回転するものであれば、渦巻状に形成されていな くても適用できる。
【0023】
【考案の効果】
本考案の構成によれば、可調部材の回動量に対して、可調レバーの変位量を少 なくでき、動作電流の微少な調整をすることが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のトリップ装置を示す分解斜
視図である。
【図2】図1のトリップ装置を組み込んだ過電流継電器
のカバーを外した分解斜視図である。
【図3】図2の分解斜視図である。
【図4】図2の中蓋を外した状態を示す正面図である。
【図5】図1の可調部材を示す斜視図である。
【図6】図5の可調部材の調整部を示す正面図である。
【図7】図4の接点装置を示す断面図である。
【図8】図4の自動復帰機構の動作説明図である。
【図9】従来例を示す分解斜視図である。
【図10】図9の可調部材を示す斜視図である。
【図11】図10の可調部材の調整部を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
10 ボディ 13 軸突起 40 熱動素子 50 反転機構部 51 フレーム 52 第1の反転板 53 第2の反転板 54 反転ばね 60 動作点調節機構部 61 作動板 62 可調レバー 63 可調部材 63c 調整部 70 接点装置 80 操作部材 90 リセット釦

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱動素子の変位量が所定量に達したとき
    反転する第1の反転板とこの第1の反転板から反転ばね
    を介して連動された第2の反転板とこれら第1と第2の
    反転板がそれぞれ揺動自在に保持されたフレームとを有
    した反転機構部と、熱動素子の変位に伴って第1の反転
    板に押圧力を与える作動板とボディの定位置を中心とし
    て移動自在に保持されるものであって、作動板を作動自
    在に保持する可調レバーとボディの外部から操作可能な
    ものであって、可調レバーを第1の反転板に近接離反さ
    せる調整部を有し操作することによって可調レバーを移
    動させる可調部材とからなる動作点調節機構部と、を備
    えた過電流継電器において、 前記可調部材は、調整部を可調レバーと第1の反転板と
    の距離が一番短くなる位置から一番長くなる位置まで回
    転中心からの距離が次第に短くなり、かつ、可調レバー
    と第1の反転板との距離が一番短くなる位置から一番長
    くなる位置までを少なくとも一回転するように形成した
    ことを特徴とする過電流継電器。
JP4495692U 1992-06-29 1992-06-29 過電流継電器 Pending JPH067142U (ja)

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