JPH0671394B2 - 枝打機 - Google Patents
枝打機Info
- Publication number
- JPH0671394B2 JPH0671394B2 JP59034921A JP3492184A JPH0671394B2 JP H0671394 B2 JPH0671394 B2 JP H0671394B2 JP 59034921 A JP59034921 A JP 59034921A JP 3492184 A JP3492184 A JP 3492184A JP H0671394 B2 JPH0671394 B2 JP H0671394B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotary blade
- branch
- guide member
- guide
- cut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、枝打機に関し、詳しくは、立木に登攀せずと
も相当高所にある枝をその基部から幹に沿って迅速、軽
快かつ確実に打落すことができ、さらに小さい操作力し
か必要としない枝打機において、とくにその操作管のた
わみ強度および振動減衰特性を改善することにより、高
所の枝を打落す場合の操作性を向上させたものに関す
る。
も相当高所にある枝をその基部から幹に沿って迅速、軽
快かつ確実に打落すことができ、さらに小さい操作力し
か必要としない枝打機において、とくにその操作管のた
わみ強度および振動減衰特性を改善することにより、高
所の枝を打落す場合の操作性を向上させたものに関す
る。
林業の分野では、節目のない良質の柾目材を得るため
に、樹木の育成過程でその樹木の上部の枝葉を残し、下
枝を打落す枝打作業が行なわれる。
に、樹木の育成過程でその樹木の上部の枝葉を残し、下
枝を打落す枝打作業が行なわれる。
この枝打作業は、切り株状の突起を幹表面に残さないよ
うに枝をその基部から幹に沿って完全に打落すことが要
求される。突起を残すと、その後この突起を覆うように
変曲した年輪が形成され、これが建築用木材としての品
質を低下させることになるからである。
うに枝をその基部から幹に沿って完全に打落すことが要
求される。突起を残すと、その後この突起を覆うように
変曲した年輪が形成され、これが建築用木材としての品
質を低下させることになるからである。
伝統的な枝打作業では、作業者がナタにより枝を打落し
ていた。しかしながら、このような伝統的な作業では、
上記のように枝を基部から完全に打落すために、幹に沿
うようにしてナタを枝の根元に作用させるという困難な
作業を樹木上に登攀して枝を抱えた状態で行なわねばな
らず、きわめて困難かつ危険であるとともに、樹木毎に
その樹木上に登攀せねばならないことから、非能率的
で、作業者の疲労が激しく、このため長時間にわたって
作業を続行することができなかった。
ていた。しかしながら、このような伝統的な作業では、
上記のように枝を基部から完全に打落すために、幹に沿
うようにしてナタを枝の根元に作用させるという困難な
作業を樹木上に登攀して枝を抱えた状態で行なわねばな
らず、きわめて困難かつ危険であるとともに、樹木毎に
その樹木上に登攀せねばならないことから、非能率的
で、作業者の疲労が激しく、このため長時間にわたって
作業を続行することができなかった。
また、従来から、枝を打落すための力を動力により得る
ようにした動力式の枝打機も種々開発されており、その
代表的なものとして、たとえば、実開昭57−23158号公
報に記載された枝打機がある。この枝打機は、丸鋸を枝
の根元に対して樹皮に沿うようにして作用させるため、
丸鋸の周縁を半円弧状に覆い、かつ丸鋸の一側面とほぼ
同一の平面内に位置するガイド面を有するU字状のガイ
ド部材を設けたことを特徴としている。この枝打機は、
上記公報の第5図に示されているように、上記U字状の
ガイド部材の一対のガイド部を切断すべき枝を幹の上下
方向に挟むようにして樹皮に当接させ、そのまま丸鋸を
横方向に移動させると、上記ガイド部材のガイド面とほ
ぼ同一平面上の側面を有する丸鋸が、枝をその根元から
こぶ状の突起を残すことなく切断するようにしたもので
ある。
ようにした動力式の枝打機も種々開発されており、その
代表的なものとして、たとえば、実開昭57−23158号公
報に記載された枝打機がある。この枝打機は、丸鋸を枝
の根元に対して樹皮に沿うようにして作用させるため、
丸鋸の周縁を半円弧状に覆い、かつ丸鋸の一側面とほぼ
同一の平面内に位置するガイド面を有するU字状のガイ
ド部材を設けたことを特徴としている。この枝打機は、
上記公報の第5図に示されているように、上記U字状の
ガイド部材の一対のガイド部を切断すべき枝を幹の上下
方向に挟むようにして樹皮に当接させ、そのまま丸鋸を
横方向に移動させると、上記ガイド部材のガイド面とほ
ぼ同一平面上の側面を有する丸鋸が、枝をその根元から
こぶ状の突起を残すことなく切断するようにしたもので
ある。
しかしながら、このような枝打機では、丸鋸が枝の断面
を横方向に切り進んでゆくため、仮に枝が風などで丸鋸
側に揺れたような場合、枝の幹に対してつながっている
部分を支点とするテコ作用により、切り進んだ丸鋸を挟
んで対向する枝の根元の切断面が強大な力で丸鋸を挟圧
し、丸鋸の回転を止めてしまって作業が続行できなくな
るばかりか、丸鋸が途中まで切り進んだ状態で切り口に
食い込み、この丸鋸を切り取ることができなくなるとい
った問題が頻繁に発生する。
を横方向に切り進んでゆくため、仮に枝が風などで丸鋸
側に揺れたような場合、枝の幹に対してつながっている
部分を支点とするテコ作用により、切り進んだ丸鋸を挟
んで対向する枝の根元の切断面が強大な力で丸鋸を挟圧
し、丸鋸の回転を止めてしまって作業が続行できなくな
るばかりか、丸鋸が途中まで切り進んだ状態で切り口に
食い込み、この丸鋸を切り取ることができなくなるとい
った問題が頻繁に発生する。
枝を切り落とす場合、刃物がその枝を上から下へと切り
進むようにすべきであることは、従来のナタによる伝統
的な作業において、ナタは必ず上から下へと振り下ろさ
れることから明らかである。仮に、ナタを下または横か
ら作用させても、枝の自重あるいは横方向の揺れによ
り、切り口に食い込んでしまう。
進むようにすべきであることは、従来のナタによる伝統
的な作業において、ナタは必ず上から下へと振り下ろさ
れることから明らかである。仮に、ナタを下または横か
ら作用させても、枝の自重あるいは横方向の揺れによ
り、切り口に食い込んでしまう。
上記公報に示された枝打機を使用する作業者は、この枝
打機の使用法通りの用い方をすると丸鋸が頻繁に枝の切
り口に食い付くため、やむなく枝を上から下へと切り進
むように丸鋸を作用せざるをえなくなる。このようにす
ると、一対のガイド部が切断すべき枝を上下に挟むよう
にしてこそ丸鋸を幹に沿うように位置させることができ
る上記U字状のガイド部材の存在意義がなくなってしま
う。上記枝打機の丸鋸を、枝の上から下へと切り進むよ
うに作用させると、上記ガイド部材の一対のガイド部
は、枝を左右に挟むように位置することとなるが、幹の
表面は円筒状となっているため、このようにしてもこの
丸鋸は、幹の表面に沿うような格好とはならないからで
ある。
打機の使用法通りの用い方をすると丸鋸が頻繁に枝の切
り口に食い付くため、やむなく枝を上から下へと切り進
むように丸鋸を作用せざるをえなくなる。このようにす
ると、一対のガイド部が切断すべき枝を上下に挟むよう
にしてこそ丸鋸を幹に沿うように位置させることができ
る上記U字状のガイド部材の存在意義がなくなってしま
う。上記枝打機の丸鋸を、枝の上から下へと切り進むよ
うに作用させると、上記ガイド部材の一対のガイド部
は、枝を左右に挟むように位置することとなるが、幹の
表面は円筒状となっているため、このようにしてもこの
丸鋸は、幹の表面に沿うような格好とはならないからで
ある。
また、その他の枝打ちのための動力機械として、いわゆ
るチエーンソーが用いられることがあるが、この場合に
おいても、従来のナタによる伝統的な作業と同様、道具
たるチエーンソーを携えて樹木上に登攀せねばならず、
総合的な効率の点で不満が残る。
るチエーンソーが用いられることがあるが、この場合に
おいても、従来のナタによる伝統的な作業と同様、道具
たるチエーンソーを携えて樹木上に登攀せねばならず、
総合的な効率の点で不満が残る。
前にも若干述べたが、樹木の枝は、その付け根を上から
下へと切り進むようにし、枝がそれ自体の重さによって
徐々に下方に傾き、切り口が拡開しこそすれ、縮小して
刃物がその切り口に挟み込まれることがないようにすべ
きである。また、枝打作業をさらに効率よく行なうため
には、一々樹木上に登攀して作業を行なうのではなく、
地上に立ったまま作業を行なえるようにすることが好ま
しい。
下へと切り進むようにし、枝がそれ自体の重さによって
徐々に下方に傾き、切り口が拡開しこそすれ、縮小して
刃物がその切り口に挟み込まれることがないようにすべ
きである。また、枝打作業をさらに効率よく行なうため
には、一々樹木上に登攀して作業を行なうのではなく、
地上に立ったまま作業を行なえるようにすることが好ま
しい。
本発明は、上記のことを考慮してなされたものであっ
て、その目的は、迅速、軽快、正確かつ容易に、しかも
地上に立ったままで、かなり高所にある枝をその根元か
ら完全に打落すことができる枝打機を提供することであ
る。
て、その目的は、迅速、軽快、正確かつ容易に、しかも
地上に立ったままで、かなり高所にある枝をその根元か
ら完全に打落すことができる枝打機を提供することであ
る。
このような目的を達成するため、本発明では、次の技術
的手段を講じている。
的手段を講じている。
すなわち、本願発明の枝打機は、所定長さを有する操作
管の先端部に平坦な下側面を有する回転刃を取付けると
ともに、この回転刃の上記操作管の方向に関して前方に
位置する部位に、ほぼ上記回転刃の下側面を含む平面内
において所定中心角をもって上記回転刃の外周を囲むガ
イド部を有する第一ガイド部材を設ける一方、上記回転
刃の上記操作管の方向に関して後方に位置する部位に、
ほぼ上記回転刃の下側面を含む平面内にガイド部を有す
るとともに上記操作管に沿って所定長さを有する第二ガ
イド部材を取付け、かつ、上記回転刃の上側面の至近
に、上記第二ガイド部材の幅方向側縁と連続するととも
に切断中の枝に当接しうる枝案内部を有する枝案内部材
を設けたことを特徴としている。
管の先端部に平坦な下側面を有する回転刃を取付けると
ともに、この回転刃の上記操作管の方向に関して前方に
位置する部位に、ほぼ上記回転刃の下側面を含む平面内
において所定中心角をもって上記回転刃の外周を囲むガ
イド部を有する第一ガイド部材を設ける一方、上記回転
刃の上記操作管の方向に関して後方に位置する部位に、
ほぼ上記回転刃の下側面を含む平面内にガイド部を有す
るとともに上記操作管に沿って所定長さを有する第二ガ
イド部材を取付け、かつ、上記回転刃の上側面の至近
に、上記第二ガイド部材の幅方向側縁と連続するととも
に切断中の枝に当接しうる枝案内部を有する枝案内部材
を設けたことを特徴としている。
このような技術的手段を講じる結果、次のような効果が
生じる。
生じる。
すなわち、回転刃は、その下側面が突起のない平坦面で
あるとともに、この回転刃の前方に位置する部位および
後方に位置する部位にそれぞれ設けた第一および第二ガ
イド部材は、それらのガイド面が上記回転刃の下側面と
ほぼ一致する平面内にあるので、これらのガイド部材の
ガイド面を切断すべき枝を含む幹の側線に当接するよう
に操作管を操作すると、回転刃を切断すべき枝の上方に
おいて上記側線と平行に、しかも幹に対して至近に位置
するように誘導することが容易にできる。すなわちこの
とき、上記回転刃は、切断すべき枝の上方における枝を
含む側線上において幹に沿うようにその位置が決定され
るのであり、そのまま操作管を下方に引くようにする
と、ほぼ自動的に回転刃は上記枝の根元を上から下への
切り進み、ついにはこの枝をこぶ状の突起を残すことな
く完全に切断する。
あるとともに、この回転刃の前方に位置する部位および
後方に位置する部位にそれぞれ設けた第一および第二ガ
イド部材は、それらのガイド面が上記回転刃の下側面と
ほぼ一致する平面内にあるので、これらのガイド部材の
ガイド面を切断すべき枝を含む幹の側線に当接するよう
に操作管を操作すると、回転刃を切断すべき枝の上方に
おいて上記側線と平行に、しかも幹に対して至近に位置
するように誘導することが容易にできる。すなわちこの
とき、上記回転刃は、切断すべき枝の上方における枝を
含む側線上において幹に沿うようにその位置が決定され
るのであり、そのまま操作管を下方に引くようにする
と、ほぼ自動的に回転刃は上記枝の根元を上から下への
切り進み、ついにはこの枝をこぶ状の突起を残すことな
く完全に切断する。
しかも、本願発明では、上記回転刃の下方に位置する第
二ガイド部材は操作管に沿って所定長さを有しており、
しかも、この第二ガイド部材の幅方向側縁と連続するよ
うにして、切断中の枝に当接しうる枝案内部材を上記回
転刃の上側面至近に設けているので、上記第二ガイド部
材に切断するべき枝を当てがって回転刃を下方向へ移動
させる移動行程を安定的に規定できるのみならず、回転
刃が上記枝を切断しはじめた後においても、なおこの枝
が上記枝案内部材に当接しつづける。したがって、上記
枝の切断前から切断中ないし完全に切断するに至る間、
回転刃と枝との間の相対的な動きが一定に規定され、安
定した枝切断を行うことができる。
二ガイド部材は操作管に沿って所定長さを有しており、
しかも、この第二ガイド部材の幅方向側縁と連続するよ
うにして、切断中の枝に当接しうる枝案内部材を上記回
転刃の上側面至近に設けているので、上記第二ガイド部
材に切断するべき枝を当てがって回転刃を下方向へ移動
させる移動行程を安定的に規定できるのみならず、回転
刃が上記枝を切断しはじめた後においても、なおこの枝
が上記枝案内部材に当接しつづける。したがって、上記
枝の切断前から切断中ないし完全に切断するに至る間、
回転刃と枝との間の相対的な動きが一定に規定され、安
定した枝切断を行うことができる。
また、この枝案内部材は、回転刃の上面至近に位置して
いるので、その案内部は枝切断面の至近に当接すること
になり、特に安定的な切断作用を促す。さらに、枝案内
部材が回転刃の上側面至近に位置することは、回転刃の
不都合な撓みを阻止し、回転刃の寿命を延長するという
効果も発揮する。
いるので、その案内部は枝切断面の至近に当接すること
になり、特に安定的な切断作用を促す。さらに、枝案内
部材が回転刃の上側面至近に位置することは、回転刃の
不都合な撓みを阻止し、回転刃の寿命を延長するという
効果も発揮する。
本願発明において最も重要なことは、操作管の先端部に
取付けた回転刃を地上から操作し、樹木上に登攀するこ
となく枝打作業を行うことができ、しかも枝を上から下
へと切り進んで切断するようにしているため、従来のよ
うに切断中刃物が枝の切り口に挟み込まれるといった不
都合はなく、迅速軽快に枝打作業を遂行することができ
るということである。
取付けた回転刃を地上から操作し、樹木上に登攀するこ
となく枝打作業を行うことができ、しかも枝を上から下
へと切り進んで切断するようにしているため、従来のよ
うに切断中刃物が枝の切り口に挟み込まれるといった不
都合はなく、迅速軽快に枝打作業を遂行することができ
るということである。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ具体的に説明
する。なお、図面には、背負式の原動機と操作管とをフ
レキシブルな伝動軸で連結し、装置の重量の大部分を作
業者の肩ないし背中で支承するようにした例を示してい
るが、もちろん操作管の基部に原動機を直接取付けた原
動機一体型に構成することもできる。
する。なお、図面には、背負式の原動機と操作管とをフ
レキシブルな伝動軸で連結し、装置の重量の大部分を作
業者の肩ないし背中で支承するようにした例を示してい
るが、もちろん操作管の基部に原動機を直接取付けた原
動機一体型に構成することもできる。
第1図は、本発明にかかる枝打機1の全体を示す。
この枝打機1を駆動するためのエンジン2は、作業者の
背中に背負いうるように構成された背負枠3に支持され
ている。この背負枠3は、エンジン2を載置する水平部
3aと、背当てパッド4が取付けられた垂直部3bを有する
側面視ほぼL字状を呈している。水平部3aには、エンジ
ン2がほぼ垂直軸回りに回動可能に支持され、また、垂
直部3bの上部および下部には、肩掛けバンド5の上下両
端部が取付けられている。この肩掛けバンド5には、肩
当てパッド6が取付けられている。
背中に背負いうるように構成された背負枠3に支持され
ている。この背負枠3は、エンジン2を載置する水平部
3aと、背当てパッド4が取付けられた垂直部3bを有する
側面視ほぼL字状を呈している。水平部3aには、エンジ
ン2がほぼ垂直軸回りに回動可能に支持され、また、垂
直部3bの上部および下部には、肩掛けバンド5の上下両
端部が取付けられている。この肩掛けバンド5には、肩
当てパッド6が取付けられている。
エンジン2の回転出力は、フレキシブルチューブ7内に
通挿されたフレキシブルワイヤ8(第6図)、ないし、
フレキシブルチューブ7の先端に接続された操作管9の
内部に通挿された剛性伝動軸10を介して、操作管9の先
端部に取付けられた回転刃11に伝達され、これを回転さ
せるようになっている。本例では、上記フレキシブルチ
ューブ7の先端部7aと操作管9の基端部9aとは着脱可能
に接続されており、また、これらフレキシブルチューブ
7と操作管9との間に、剛性伝動軸12が挿通された補助
管13を介装接続すると、剛性を有する操作管9の全長が
延長されるようになっている。
通挿されたフレキシブルワイヤ8(第6図)、ないし、
フレキシブルチューブ7の先端に接続された操作管9の
内部に通挿された剛性伝動軸10を介して、操作管9の先
端部に取付けられた回転刃11に伝達され、これを回転さ
せるようになっている。本例では、上記フレキシブルチ
ューブ7の先端部7aと操作管9の基端部9aとは着脱可能
に接続されており、また、これらフレキシブルチューブ
7と操作管9との間に、剛性伝動軸12が挿通された補助
管13を介装接続すると、剛性を有する操作管9の全長が
延長されるようになっている。
回転刃11を備えた、操作管9の先端部の詳細を第2図お
よび第3図に示す。
よび第3図に示す。
操作管9の先端部は、ギヤハウジング14が固着されてお
り、これの内部において、操作管9に対してほぼ直交す
るように支持された回転刃支持軸15と操作管9の内部に
通挿された剛性伝動軸10とを一対の傘歯車16,17で連繋
している。上記支持軸15の先端部は、回転刃11が取付け
られている。なお、本例では上記伝動軸10と支持軸15と
を互いにほぼ直角をなすようにする結果、回転刃11は上
記操作管9に対してほぼ平行をなすようになるが、伝動
軸10と回転刃支持軸15を直角より大きく、たとえば100
°ないし120°の角度で交差するようにし、回転刃11と
操作管9との間に10°ないし30°の角度で交差角が生じ
るようにしてもよい。また、回転刃支持軸15に対する回
転刃11の支持構造として、第3図に表れているように、
回転刃支持軸15の先端部に固着された、回転刃11の中央
部付近上側面(図の右側面)の比較的広い面積をバック
アップする大径の取付け用座金18を介するようにする
と、高速回転時における回転刃11のぶれを極力少なくす
ることができるので好都合である。
り、これの内部において、操作管9に対してほぼ直交す
るように支持された回転刃支持軸15と操作管9の内部に
通挿された剛性伝動軸10とを一対の傘歯車16,17で連繋
している。上記支持軸15の先端部は、回転刃11が取付け
られている。なお、本例では上記伝動軸10と支持軸15と
を互いにほぼ直角をなすようにする結果、回転刃11は上
記操作管9に対してほぼ平行をなすようになるが、伝動
軸10と回転刃支持軸15を直角より大きく、たとえば100
°ないし120°の角度で交差するようにし、回転刃11と
操作管9との間に10°ないし30°の角度で交差角が生じ
るようにしてもよい。また、回転刃支持軸15に対する回
転刃11の支持構造として、第3図に表れているように、
回転刃支持軸15の先端部に固着された、回転刃11の中央
部付近上側面(図の右側面)の比較的広い面積をバック
アップする大径の取付け用座金18を介するようにする
と、高速回転時における回転刃11のぶれを極力少なくす
ることができるので好都合である。
本例では、操作管9の先端部の回転刃11支持部まわりに
次の構成を採用することにより、回転刃11を幹に沿うよ
うにして容易に枝の基部に誘導することができるように
してある。
次の構成を採用することにより、回転刃11を幹に沿うよ
うにして容易に枝の基部に誘導することができるように
してある。
すなわち、上記ギヤハウジング14には、回転刃11の下側
面11aとほぼ一致する平面P内に位置し、かつ、回転刃1
1のぼぼ前半分(第2図および第3図に示す回転刃の上
半分)における外周縁に対して回転刃11の半径方向外方
に若干離れて位置する第一ガイド部20を設ける一方、操
作管9には、上記回転刃11の後方(第2図および第3図
に示す回転刃の下方)において、回転刃11の下側面11a
とほぼ一致する平面P内に位置し、かつ、上記操作管9
とほぼ一致する方向に延びる第二ガイド部21を設けてい
る。
面11aとほぼ一致する平面P内に位置し、かつ、回転刃1
1のぼぼ前半分(第2図および第3図に示す回転刃の上
半分)における外周縁に対して回転刃11の半径方向外方
に若干離れて位置する第一ガイド部20を設ける一方、操
作管9には、上記回転刃11の後方(第2図および第3図
に示す回転刃の下方)において、回転刃11の下側面11a
とほぼ一致する平面P内に位置し、かつ、上記操作管9
とほぼ一致する方向に延びる第二ガイド部21を設けてい
る。
上記第一ガイド部20としては、たとえば、第2図および
第3図に示すように、ギヤハウジング14に設けた鍔22に
基部23aを固定され、これから回転刃11の上側面に沿う
ようにして半径方向外方に回転刃11の周縁部まで延びる
扇形板状のカバー23の周縁部を偏倚させ、この偏倚部を
回転刃11の半径方向に一定幅を有する円弧状のガイド部
20として機能させるようにするとよい。図示例では、こ
の第一ガイド部20が形成する円弧は、操作管9の方向に
対して左右に90°ずつ振り分けた180°の中心角αを有
するようにしてある。なお、この中心角αは、180°よ
り若干変動しても差支えない。また、図示例では、上記
カバー23の半径方向の縁を半円状に大きくえぐりこんで
ある。これは、第2図に仮想線で示すように枝をこのえ
ぐりこんだ部分に逃がすことにより、相当太い枝をも不
都合なく切断しうるようにするためである。
第3図に示すように、ギヤハウジング14に設けた鍔22に
基部23aを固定され、これから回転刃11の上側面に沿う
ようにして半径方向外方に回転刃11の周縁部まで延びる
扇形板状のカバー23の周縁部を偏倚させ、この偏倚部を
回転刃11の半径方向に一定幅を有する円弧状のガイド部
20として機能させるようにするとよい。図示例では、こ
の第一ガイド部20が形成する円弧は、操作管9の方向に
対して左右に90°ずつ振り分けた180°の中心角αを有
するようにしてある。なお、この中心角αは、180°よ
り若干変動しても差支えない。また、図示例では、上記
カバー23の半径方向の縁を半円状に大きくえぐりこんで
ある。これは、第2図に仮想線で示すように枝をこのえ
ぐりこんだ部分に逃がすことにより、相当太い枝をも不
都合なく切断しうるようにするためである。
また、第二ガイド部21としては、たとえば、第2図によ
く表れているように、操作管9の太さより若干広幅の板
状のガイド部材24をこれより一体に延びる複数のステー
25を介して操作管9に取付け、かつ上記ガイド部材の少
なくとも回転刃11と隣接する部位の下面を上記第一ガイ
ド部20と同様、回転刃11の下側面11aを含む平面P内に
位置させることにより構成することができる。なお、こ
の第二ガイド部21は、後に詳述するが、主としてこれを
幹表面に当接させることにより回転刃11を幹表面に沿い
かつ幹と平行に位置させる機能を果たすものであるが、
本例では、第2図に示すようにその幅を操作管9の太さ
より若干広幅として結果、このガイド部材24の側部を切
断すべき枝に立て掛けるように当接させながらスライド
させ、操作管9ないし回転刃11の移動方向を規定する役
割をも果たしている。図示例では、上記第二ガイド部材
24の下面全面を第二ガイド部21として、上記回転刃11の
下側面11aとほぼ同一の平面P内にあるようにしている
が、第二ガイド部材24の下面全面をこのように上記平面
P内に位置させなくても、この第二ガイド部材24の前端
部、すなわち、回転刃11に最も近い部分のみ上記平面P
内に位置させ、その他の部分をたとえば操作管9に近づ
くように傾斜させても図示例と同様の効果を発揮させる
ことができる。これは、回転刃11がまさに枝に切り込も
うとしているときに幹に当接する第二ガイド部材の部
分、すなわち第二ガイド部材の回転刃至近の部分が上記
平面P内に位置しておれば、幹に沿うようにして枝を根
元から切断するように回転刃11を誘導することができる
からである。
く表れているように、操作管9の太さより若干広幅の板
状のガイド部材24をこれより一体に延びる複数のステー
25を介して操作管9に取付け、かつ上記ガイド部材の少
なくとも回転刃11と隣接する部位の下面を上記第一ガイ
ド部20と同様、回転刃11の下側面11aを含む平面P内に
位置させることにより構成することができる。なお、こ
の第二ガイド部21は、後に詳述するが、主としてこれを
幹表面に当接させることにより回転刃11を幹表面に沿い
かつ幹と平行に位置させる機能を果たすものであるが、
本例では、第2図に示すようにその幅を操作管9の太さ
より若干広幅として結果、このガイド部材24の側部を切
断すべき枝に立て掛けるように当接させながらスライド
させ、操作管9ないし回転刃11の移動方向を規定する役
割をも果たしている。図示例では、上記第二ガイド部材
24の下面全面を第二ガイド部21として、上記回転刃11の
下側面11aとほぼ同一の平面P内にあるようにしている
が、第二ガイド部材24の下面全面をこのように上記平面
P内に位置させなくても、この第二ガイド部材24の前端
部、すなわち、回転刃11に最も近い部分のみ上記平面P
内に位置させ、その他の部分をたとえば操作管9に近づ
くように傾斜させても図示例と同様の効果を発揮させる
ことができる。これは、回転刃11がまさに枝に切り込も
うとしているときに幹に当接する第二ガイド部材の部
分、すなわち第二ガイド部材の回転刃至近の部分が上記
平面P内に位置しておれば、幹に沿うようにして枝を根
元から切断するように回転刃11を誘導することができる
からである。
こうして、上記第一ガイド部20、回転刃11の下側面11a
および第二ガイド部21は、操作管9とほぼ平行な平面P
内に操作管9の方向に並んで位置することになる。
および第二ガイド部21は、操作管9とほぼ平行な平面P
内に操作管9の方向に並んで位置することになる。
本発明では、上記のような基本的な構成を有する枝打機
の回転刃支持部に、さらに、次の構成を付加することに
より、回転刃の切断機能を高めている。
の回転刃支持部に、さらに、次の構成を付加することに
より、回転刃の切断機能を高めている。
すなわち、上記回転刃11の上側面11bの至近に位置する
とともに切断中の枝に当接しうる枝案内部26を有する枝
案内部材27を設けている。この枝案内部材27は、枝の切
断中において回転刃11の移動方向を規定するとともに回
転刃11をスムースに移動させる定規としての役割を果た
すほか、回転刃11が枝を切り進む際に生じるせんだん力
をこの案内部材27に有効に支承させ、回転刃の切断機能
を高める役割を果たすものである。この枝案内部材27
は、たとえば、携帯用電動鋸において、本体を板状材料
の表面上を円滑に滑らせるために設けられたガイド板に
似た機能を果たす。もし、切断中に回転刃の移動方向を
規定することができないと、切断時、回転刃が極めて不
安定になり切断対象を有効に切り進むことができなくな
るばかりか、切断対象にビビリ振動が生じたりする。上
記第二ガイド部21の側部21aあるいは操作管9の横側部
が回転刃11が枝を切り込むまでの回転刃11の移動方向を
規定する役割を果たすものであることを想起すれば、回
転刃11が枝を切り込んだ後の回転刃11の移動方向を規定
する枝案内部材27の機能がより明瞭に理解されるであろ
う。
とともに切断中の枝に当接しうる枝案内部26を有する枝
案内部材27を設けている。この枝案内部材27は、枝の切
断中において回転刃11の移動方向を規定するとともに回
転刃11をスムースに移動させる定規としての役割を果た
すほか、回転刃11が枝を切り進む際に生じるせんだん力
をこの案内部材27に有効に支承させ、回転刃の切断機能
を高める役割を果たすものである。この枝案内部材27
は、たとえば、携帯用電動鋸において、本体を板状材料
の表面上を円滑に滑らせるために設けられたガイド板に
似た機能を果たす。もし、切断中に回転刃の移動方向を
規定することができないと、切断時、回転刃が極めて不
安定になり切断対象を有効に切り進むことができなくな
るばかりか、切断対象にビビリ振動が生じたりする。上
記第二ガイド部21の側部21aあるいは操作管9の横側部
が回転刃11が枝を切り込むまでの回転刃11の移動方向を
規定する役割を果たすものであることを想起すれば、回
転刃11が枝を切り込んだ後の回転刃11の移動方向を規定
する枝案内部材27の機能がより明瞭に理解されるであろ
う。
さて、本例では、上記の役割を果たす枝案内部材27を次
のように構成している。
のように構成している。
すなわち、第2図に示すように、回転刃11の中央部近
傍、すなわちギヤハウジング14から操作管9の延びる方
向に回転刃11の周縁付近までのび、かつ両側が操作管9
の横側部から若干突出する、操作管9の太さより若干広
幅の平面視形状を有し、かつその下面27aは、第3図に
示すように回転刃11の上側面11bに対して僅かなすきま
を介して平行に位置するように適宜の材料によって形成
された部材で構成される。さらに具体的には、本例で
は、この枝案内部材27は、金属板を板金加工することに
より形成され、第4図および第5図に示すように、平面
状の上記下面27aと、両側部を立ち上がり状の折り曲げ
ることにより形成した側部枝案内部26とを有している。
なお、この側部枝案内部26は、上記第二ガイド部材21の
側部21aに対して連続性をもつように形成される。そし
て、この枝案内部材27の取付けは、第3図ないし第5図
によく表れているように、前部を上方に膨出させた取付
け部28をギヤハウジング14の筒胴部下側面に形成した取
付け座29に対してねじ30を用いて固定するとともに、後
端部の上面を第二ガイド部材24の前端部を偏倚延出させ
て形成した取付け座31に対してねじ32を用いて固定する
ことにより行なっている。
傍、すなわちギヤハウジング14から操作管9の延びる方
向に回転刃11の周縁付近までのび、かつ両側が操作管9
の横側部から若干突出する、操作管9の太さより若干広
幅の平面視形状を有し、かつその下面27aは、第3図に
示すように回転刃11の上側面11bに対して僅かなすきま
を介して平行に位置するように適宜の材料によって形成
された部材で構成される。さらに具体的には、本例で
は、この枝案内部材27は、金属板を板金加工することに
より形成され、第4図および第5図に示すように、平面
状の上記下面27aと、両側部を立ち上がり状の折り曲げ
ることにより形成した側部枝案内部26とを有している。
なお、この側部枝案内部26は、上記第二ガイド部材21の
側部21aに対して連続性をもつように形成される。そし
て、この枝案内部材27の取付けは、第3図ないし第5図
によく表れているように、前部を上方に膨出させた取付
け部28をギヤハウジング14の筒胴部下側面に形成した取
付け座29に対してねじ30を用いて固定するとともに、後
端部の上面を第二ガイド部材24の前端部を偏倚延出させ
て形成した取付け座31に対してねじ32を用いて固定する
ことにより行なっている。
なお、上記枝案内部材27の具体的形状、材料、および、
取付け構造は、種々変更可能である。要するに、この部
材は、回転刃11の上側面11b至近において切断中の枝に
当接して、切断中の回転刃11の移動方向を規定するよう
にすればよいのであり、その平面視幅を操作管9の太さ
とほぼ同一としても所期の機能を発揮するであろうし、
また、ギヤハウジング14のみに対して取付けること、操
作管9のみに対して取付けること、または、第二ガイド
部材24のみに対して取付けることも勿論可能である。さ
らに、第12図に示すように、第一ガイド部20を構成する
ためにギヤハウジング14に取付けられたカバー23に対し
てその前部を固定すること、または、図示を省略する
が、カバー23から一体的に延出してこの枝案内部材27を
形成することも勿論可能である。
取付け構造は、種々変更可能である。要するに、この部
材は、回転刃11の上側面11b至近において切断中の枝に
当接して、切断中の回転刃11の移動方向を規定するよう
にすればよいのであり、その平面視幅を操作管9の太さ
とほぼ同一としても所期の機能を発揮するであろうし、
また、ギヤハウジング14のみに対して取付けること、操
作管9のみに対して取付けること、または、第二ガイド
部材24のみに対して取付けることも勿論可能である。さ
らに、第12図に示すように、第一ガイド部20を構成する
ためにギヤハウジング14に取付けられたカバー23に対し
てその前部を固定すること、または、図示を省略する
が、カバー23から一体的に延出してこの枝案内部材27を
形成することも勿論可能である。
次に、本例では、操作管9に補助管13を継ぎ足して操作
管9の全長を延長しうるように構成されているのである
が、このための具体的構成、すなわち、フレキシブルチ
ューブ7の先端部7aと、操作管9の基部9bまたは補助管
13の基部13bとの着脱可能な接続部33の構造、および、
補助管13の先端部13aと操作管9の基部9bとの着脱可能
な接続部34の構造の詳細を第6図および第7図に示す。
管9の全長を延長しうるように構成されているのである
が、このための具体的構成、すなわち、フレキシブルチ
ューブ7の先端部7aと、操作管9の基部9bまたは補助管
13の基部13bとの着脱可能な接続部33の構造、および、
補助管13の先端部13aと操作管9の基部9bとの着脱可能
な接続部34の構造の詳細を第6図および第7図に示す。
第6図に示すように、フレキシブルチューブ7の先端部
7aには、接続すべき操作管9の基部9bを収容保持しうる
受け孔35を有する接続パイプ36が回転可能に套挿され、
かつこの接続パイプ36の内部には、上記フレキシブルチ
ューブ7に通挿されたフレキシブルワイヤー8の先端部
に固着されたワイヤコネクタ37がベアリング38を介して
軸転可能に支持されている。また、ワイヤコネクタ37の
先端部には、軸方向にスプライン孔39が設けられ、接続
すべき操作管9の内部の剛性伝動軸10の基部に形成され
たスプライン軸40を嵌合保持しうるようになっている。
かくして、上記接続パイプ36の受け孔35に操作管9の基
部9bを挿入してフレキシブルチューブ7と操作管9とを
接続すると、これらの内部のフレキシブルワイヤ8と剛
性伝動軸10も上記ワイヤコネクタ37を介して接続され
る。
7aには、接続すべき操作管9の基部9bを収容保持しうる
受け孔35を有する接続パイプ36が回転可能に套挿され、
かつこの接続パイプ36の内部には、上記フレキシブルチ
ューブ7に通挿されたフレキシブルワイヤー8の先端部
に固着されたワイヤコネクタ37がベアリング38を介して
軸転可能に支持されている。また、ワイヤコネクタ37の
先端部には、軸方向にスプライン孔39が設けられ、接続
すべき操作管9の内部の剛性伝動軸10の基部に形成され
たスプライン軸40を嵌合保持しうるようになっている。
かくして、上記接続パイプ36の受け孔35に操作管9の基
部9bを挿入してフレキシブルチューブ7と操作管9とを
接続すると、これらの内部のフレキシブルワイヤ8と剛
性伝動軸10も上記ワイヤコネクタ37を介して接続され
る。
なお、操作管9の全長を延長するための上記接続パイプ
36に接続される補助管13の基部13bも上記操作管9の基
部と同様の構造となっており、接続パイプ36から操作管
9を抜き取って、代わりに補助管13の基部13bを挿入す
ると、フレキシブルチューブ7に対して補助管13を接続
することができるようになる。
36に接続される補助管13の基部13bも上記操作管9の基
部と同様の構造となっており、接続パイプ36から操作管
9を抜き取って、代わりに補助管13の基部13bを挿入す
ると、フレキシブルチューブ7に対して補助管13を接続
することができるようになる。
一方、補助管13の先端部13aには、第7図に示すよう
に、操作管9の基部9bを収容保持しうる受け孔41を有す
る接続パイプ42が固着されており、補助管13の内部で回
転可能な剛性伝動軸12の先端部に固着された、スプライ
ン孔43を有する軸コネクタ44が上記接続パイプ42の受け
孔41内に位置している。かくして、上記接続パイプ42の
受け孔41内に操作管9を挿入すると、補助管13内に剛性
伝動軸12と操作管9内の剛性伝動軸10も上記コネクタ44
によって接続される。
に、操作管9の基部9bを収容保持しうる受け孔41を有す
る接続パイプ42が固着されており、補助管13の内部で回
転可能な剛性伝動軸12の先端部に固着された、スプライ
ン孔43を有する軸コネクタ44が上記接続パイプ42の受け
孔41内に位置している。かくして、上記接続パイプ42の
受け孔41内に操作管9を挿入すると、補助管13内に剛性
伝動軸12と操作管9内の剛性伝動軸10も上記コネクタ44
によって接続される。
こうして、本例の枝打機では、フレキシブルチューブ7
の先端に操作管9の基部を直接接続すること、および、
フレキシブルチューブ7の先端部に所定長さの補助管13
を介して操作管9を接続すること、を選択することによ
り、フレキシブルチューブ7の先端部から回転刃11に至
る操作管の全長を変更することができる。なお、補助管
13の数を増やすと、さらに操作管を延長することができ
る。
の先端に操作管9の基部を直接接続すること、および、
フレキシブルチューブ7の先端部に所定長さの補助管13
を介して操作管9を接続すること、を選択することによ
り、フレキシブルチューブ7の先端部から回転刃11に至
る操作管の全長を変更することができる。なお、補助管
13の数を増やすと、さらに操作管を延長することができ
る。
次に、本発明の枝打機の使用法を第8図ないし第11図を
参照して説明する。第8図は、枝Bを切断する直前の操
作管9先端部の状況を樹木の側方から見た図である。こ
の図において網状の影を付した部分は、幹Aに対して直
接的に接触する部材あるいは部分、すなわち、第一ガイ
ド部20、および第二ガイド部21である。前にも説明した
ように、これら第一ガイド部20および第二ガイド部21
は、回転刃11の下側面1aとほぼ同一の平面内に位置して
いる。
参照して説明する。第8図は、枝Bを切断する直前の操
作管9先端部の状況を樹木の側方から見た図である。こ
の図において網状の影を付した部分は、幹Aに対して直
接的に接触する部材あるいは部分、すなわち、第一ガイ
ド部20、および第二ガイド部21である。前にも説明した
ように、これら第一ガイド部20および第二ガイド部21
は、回転刃11の下側面1aとほぼ同一の平面内に位置して
いる。
まず、回転刃11が切断すべき枝Bの上方に位置し、か
つ、第一ガイド部20と第二ガイド部21の双方が、上記枝
Bを含む側線Cにおいて幹Aに接触するようにする。こ
のとき回転刃11の幹Aに対する関係が決定される。すな
わち、回転刃11は、これの上部または下部が幹Aに近付
くように揺動することはなく、この回転刃11が不用意に
樹皮をけずり、傷付けるといったことはない。
つ、第一ガイド部20と第二ガイド部21の双方が、上記枝
Bを含む側線Cにおいて幹Aに接触するようにする。こ
のとき回転刃11の幹Aに対する関係が決定される。すな
わち、回転刃11は、これの上部または下部が幹Aに近付
くように揺動することはなく、この回転刃11が不用意に
樹皮をけずり、傷付けるといったことはない。
このとき、図示されているように、第二ガイド部21の側
部を切断しようとする枝Bに立て掛けるようにすると、
操作管9のスライド方向が、枝Bがこの第二ガイド部21
の側部をスライドすることにより決定、案内されるの
で、作業を行ないやすい。
部を切断しようとする枝Bに立て掛けるようにすると、
操作管9のスライド方向が、枝Bがこの第二ガイド部21
の側部をスライドすることにより決定、案内されるの
で、作業を行ないやすい。
次いで、操作管9をその軸方向(矢印Q方向)にスライ
ドさせると、第9図に仮想線で示すように、回転刃11は
枝Bの根元を上から下へと切り進むこととなり、さらに
矢印Q方向に操作管9をスライドさせると、ついには枝
を完全に切断する。
ドさせると、第9図に仮想線で示すように、回転刃11は
枝Bの根元を上から下へと切り進むこととなり、さらに
矢印Q方向に操作管9をスライドさせると、ついには枝
を完全に切断する。
また、本発明では、枝案内部材27を設けてあるので、第
9図および第10図に示すように、回転刃11が枝Bに切り
込む前に第二ガイド部材24の側部をスライドした枝B
が、回転刃11がこの枝Bに切り込んでからは枝案内部材
27の側部案内部26をスライドし、このため、枝Bを切り
込んでからも回転刃11はその移動方向(矢印Q方向)が
規定され、極めて安定した状態で効果的に枝切断を行
い、また、ビビリ振動やぶれが起こらない。
9図および第10図に示すように、回転刃11が枝Bに切り
込む前に第二ガイド部材24の側部をスライドした枝B
が、回転刃11がこの枝Bに切り込んでからは枝案内部材
27の側部案内部26をスライドし、このため、枝Bを切り
込んでからも回転刃11はその移動方向(矢印Q方向)が
規定され、極めて安定した状態で効果的に枝切断を行
い、また、ビビリ振動やぶれが起こらない。
また、第8図および第9図では、操作管9を右方に傾
け、回転刃11の右半分で枝Bを切断するように使用して
いるが、これとは逆に、操作管9を左方に傾け、回転刃
11の左半分で枝を切断するように使用することもでき
る。このことは、たとえば、樹木の生える位置を通る山
の斜面の等高線上に立ちながら、操作管を持ち変えるこ
とにより、山側に延びる枝と谷側に延びる枝の双方を、
立つ位置を変えることなく切断しうることを意味し、こ
の結果、枝打作業の効率が飛躍的に高まる。
け、回転刃11の右半分で枝Bを切断するように使用して
いるが、これとは逆に、操作管9を左方に傾け、回転刃
11の左半分で枝を切断するように使用することもでき
る。このことは、たとえば、樹木の生える位置を通る山
の斜面の等高線上に立ちながら、操作管を持ち変えるこ
とにより、山側に延びる枝と谷側に延びる枝の双方を、
立つ位置を変えることなく切断しうることを意味し、こ
の結果、枝打作業の効率が飛躍的に高まる。
第10図は、本発明の枝打機の使用状態を示す全体図であ
る。図から明らかなように、本発明の枝打機は、切断す
べき枝の高さに合せて補助管13を適宜接続することによ
り、地上に立ちながら枝打作業を手際よく遂行すること
ができる。
る。図から明らかなように、本発明の枝打機は、切断す
べき枝の高さに合せて補助管13を適宜接続することによ
り、地上に立ちながら枝打作業を手際よく遂行すること
ができる。
以上の結果、本発明の枝打機は、長い間伝統的に行なわ
れてきた、ナタおよびこれを操る作業者の熟練を頼らざ
るをえなかった非能率的な枝打作業を、きわめて容易で
効率的な作業に置き換えることができる。
れてきた、ナタおよびこれを操る作業者の熟練を頼らざ
るをえなかった非能率的な枝打作業を、きわめて容易で
効率的な作業に置き換えることができる。
第1図は、本発明の一実施例の全体構成図、第2図は、
回転刃取付け部の正面図、第3図は、その部分断面側面
図、第4図は、第2図のIV−IV線断面図、第5図は、枝
案内部材およびこれの第二ガイド部材に対する取付け部
の詳細を示す分解斜視図、第6図は、フレキシブルチュ
ーブと操作管(補助管)の接続部の例の詳細を示す断面
図、第7図は、補助管と操作管の接続部の例の詳細を示
す断面図、第8図は、使用法説明図、第9図および第10
図は、作用説明図、第11図は、作業状態を示す全体図、
第12図は、枝案内部材の他の実施例を示す斜視図であ
る。 9…操作管、11…回転刃、11a…(回転刃の)下側面、1
1b…(回転刃の)上側面、20…(第一)ガイド部、21…
(第二)ガイド部、26…枝案内部、27…枝案内部材
回転刃取付け部の正面図、第3図は、その部分断面側面
図、第4図は、第2図のIV−IV線断面図、第5図は、枝
案内部材およびこれの第二ガイド部材に対する取付け部
の詳細を示す分解斜視図、第6図は、フレキシブルチュ
ーブと操作管(補助管)の接続部の例の詳細を示す断面
図、第7図は、補助管と操作管の接続部の例の詳細を示
す断面図、第8図は、使用法説明図、第9図および第10
図は、作用説明図、第11図は、作業状態を示す全体図、
第12図は、枝案内部材の他の実施例を示す斜視図であ
る。 9…操作管、11…回転刃、11a…(回転刃の)下側面、1
1b…(回転刃の)上側面、20…(第一)ガイド部、21…
(第二)ガイド部、26…枝案内部、27…枝案内部材
Claims (1)
- 【請求項1】所定長さを有する操作管の先端部に平坦な
下側面を有する回転刃を取付けるとともに、この回転刃
の上記操作管の方向に関して前方に位置する部位に、ほ
ぼ上記回転刃の下側面を含む平面内において所定中心角
をもって上記回転刃の外周を囲むガイド部を有する第一
ガイド部材を設ける一方、上記回転刃の上記操作管の方
向に関して後方に位置する部位に、ほぼ上記回転刃の下
側面を含む平面内にガイド部を有するとともに上記操作
管に沿って所定長さを有する第二ガイド部材を取付け、
かつ、上記回転刃の上側面の至近に、上記第二ガイド部
材の幅方向側縁と連続するとともに切断中の枝に当接し
うる枝案内部を有する枝案内部材を設けたことを特徴と
する、枝打機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59034921A JPH0671394B2 (ja) | 1984-02-24 | 1984-02-24 | 枝打機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59034921A JPH0671394B2 (ja) | 1984-02-24 | 1984-02-24 | 枝打機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60180526A JPS60180526A (ja) | 1985-09-14 |
JPH0671394B2 true JPH0671394B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=12427673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59034921A Expired - Fee Related JPH0671394B2 (ja) | 1984-02-24 | 1984-02-24 | 枝打機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0671394B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB201615290D0 (en) * | 2016-09-08 | 2016-10-26 | Soederberg Ramon | Improved branch cutter |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS602965Y2 (ja) * | 1980-06-05 | 1985-01-28 | トヨタ自動車株式会社 | 自動車用空調装置 |
JPS5723158U (ja) * | 1980-07-16 | 1982-02-05 |
-
1984
- 1984-02-24 JP JP59034921A patent/JPH0671394B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60180526A (ja) | 1985-09-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |