JPH052288B2 - - Google Patents

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JPH052288B2
JPH052288B2 JP58209491A JP20949183A JPH052288B2 JP H052288 B2 JPH052288 B2 JP H052288B2 JP 58209491 A JP58209491 A JP 58209491A JP 20949183 A JP20949183 A JP 20949183A JP H052288 B2 JPH052288 B2 JP H052288B2
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JP
Japan
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tube
rotary blade
operating
branch
cut
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JP58209491A
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Sakuji Yamada
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Yamada Kikai Kogyo KK
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Yamada Kikai Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、枝打機に関し、詳しくは、立木に登
攀せずとも相当高所にある枝をその基部から幹に
沿つて迅速、軽快かつ確実に打落すことができ、
かつ小さい操作力しか必要としない枝打機に関す
る。
林業の分野においては、節目のない良質の柾目
材を得るために、樹木の育成過程でその樹木の上
部の枝葉を残し、下枝を打落す枝打作業が行なわ
れている。この枝打作業は、切かぶ状の突起を幹
表面に残さないように枝をその基部から幹に沿つ
て完全に打落すことが要求される。突起を残す
と、その後この突起を覆うように変曲した年輪が
形成され、これが建築用木材としての品質を低下
させることになるからである。
伝統的な枝打作業では、作業者がナタにより枝
を打落していた。しかしながら、このような伝統
的な作業では、上記のように枝を基部から完全に
打落すために、幹に沿うようにしてナタを枝の根
元に作用させるという困難な作業を樹木上に登攀
して枝を抱えた状態で行なわねばならず、きわめ
て困難かつ危険であるとともに、樹木毎にその樹
木上に登攀せねばならないことから、非能率的
で、作業者が疲労が激しく、このため長時間にわ
たつて作業を続行することができなかつた。
また、従来から、枝を打落すためと力を動力に
より得るようにした動力式の枝打機も種々開発さ
れており、その代表的なものとして、たとえば、
実開昭57−23158号公報に記載された枝打機があ
る。この枝打機は、丸鋸を枝の根元に対して樹皮
に沿うようにして作用させるため、丸鋸の周縁を
円弧状に覆い、かつ丸鋸の一側面とほぼ同一の平
面内に位置するガイド面を有するU字状のガイド
部材を設けたことを特徴としている。この枝打機
は、上記公報の第5図に示されているように、上
記U字状のガイド部材の一対のガイド部を切断す
べき枝を幹の上下方向に挟むようにして樹皮に当
接させ、そきまま丸鋸を横方向に移動させると、
上記ガイド部材のガイド面とほぼ同一平面上の側
面を有する丸鋸が、枝をその根元からこぶ上の突
起を残すことなく切断するようにしたものであ
る。
しかしながら、このような枝打機では、丸鋸が
枝の断面を横方向に切り進んでゆくため、仮に枝
が風などで丸鋸側に揺れたような場合、枝の幹に
対してつながつている部分を支点とするテコ作用
により、切り進んだ丸鋸を挟んで対向する枝の根
元の切断面が強大な力で丸鋸を挟左し、丸鋸の回
転を止めてしまつて作業が続行できなくなるばか
りか、丸鋸が途中まで切り進んだ状態で切り口に
食い込み、この丸鋸を抜き取ることができなくな
るという現象が頻繁に発生する。
枝を切落す場合、刃物がその枝を上から下へと
切り進むようにすべきであることは、従来のナタ
による伝統的な作業において、ナタは、かならず
上から下へと振り下ろされることから明らかであ
る。仮に、ナタを下または横から作用させても、
このナタは、枝の自重あるいは横方向に揺れによ
り、切り口に食い込んでしまう。
上記公報に示された枝打機を使用する作業者
は、この枝打機の使用法通りの用い方をすると、
丸鋸が枝の切り口に食い付くことが多いため、や
むなく枝を上から下へと切り進むように丸鋸を作
用せざるをえなくなる。このようにすると、一対
のガイド部が切断すべき枝を上下に挟むようにし
てこそ丸鋸を幹に沿うように位置させることがで
きる上記U字状のガイド部材の存在意義がなくな
つてしまう。上記枝打機の丸鋸を、枝を上から下
へと切り進むように作用させると、上記ガイド部
材の一対のガイド部は、枝を左右に挟むように位
置することとなるが、幹の表面は、円筒状となつ
ていることから、このようにしてもこの丸鋸は、
幹の表面に沿うような格好にはならないからであ
る。
また、その他の枝打ちのための動力機械とし
て、いわゆるチエンソーが用いられることがある
が、この場合においても、従来のナタによる伝統
的な作業と同様、道具たるチエンソーを携えて樹
木上に登攀せねばならず、総合的な効率の点で不
満が残る。
前にも若干述べたが、樹木の枝は、その付け根
を上から下へと切り進むようにし、枝がそれ自体
の重さによつて徐々に下方に傾き、切り口が拡開
しこそすれ、縮小して刃物がその切り口を挟み込
まれることがないようにすべきである。また、枝
打作業をさらに効率よく行なうためには、一々樹
木上に登攀して作業を行なうのではなく、地上に
立つたまま作業を行なえるようにすることが好ま
しい。
本発明は、上記のことを考慮してなされたもの
で、その目的は、迅速、軽快、確実かつ容易に、
しかも地上に立つたままで、かなり高位置にある
枝までも根元から完全に打落すことができる枝打
機を提供することである。
このような目的を達成するため、本発明では、
次の技術的手段を講じている。
すなわち、本発明は、背負枠に支持したエンジ
ンの出力を、フレキシブルチユーブないし操作管
に通挿された伝動軸を介して上記操作管の先端部
に取付けられた回転刃に伝達するように構成され
た枝打機において、 上記操作管における上記回転刃よりも上記操作
管の基端側に位置する部位に、ほぼ上記回転刃を
含む平面内に位置するガイド部を設けることによ
り、上記ガイド部を幹に接触させながら上記操作
管を下方に移動させると上記回転刃が切断すべき
枝の根本を上から下へと切り進むように構成する
一方、 上記フレキシブルチユーブと操作管とを着脱可
能に接続するとともに、これらフレキシブルチユ
ーブと操作管との間に介在させうる補助管を用意
し、この補助管を上記フレキシブルチユーブと操
作管との間に適宜介在させることにより、操作管
の全長を延長しうるようにしたことを特徴として
いる。
本発明の枝打機は、基本的には、操作管の先端
部に設けたガイド部に幹に接触させながら操作管
を下方に引き下ろすだけで、回転刃が切断すべき
枝の基部を幹に沿つて上から下へと切り進むよう
にしているから、枝を切断する、という操作は簡
単である。そして、本発明では、枝打機の全重量
の大部分を占めるエンジンを背負枠を介して作業
者の肩ないし背中で支承するようにしているか
ら、腕で支えるべき重量は、フレキシブルチユー
ブとこれに接続された操作管ないし回転刃の重量
のみの、長時間支承することが可能な、きわめて
軽い重量である。したがつて、操作管を把持しな
がら上記のように回転刃を操り、枝を切断する作
業を軽快に行なうことができる。また、本発明の
枝打機は、基本的に、地上に立つて作業を行なう
ようになつているので、ナタやチエンソーを用い
て枝打ち作業をする場合のように、一々樹木上に
登攀する必要がなく、作業効率が非常に良い。さ
らに、本発明の枝打機の操作管は、補助操作管を
継ぎ足すことにより、容易に延長することができ
るので、かなり高所にある枝をも地上から打ち落
とすことができる。この場合、なんらの手当ても
なければ、全長が延長されることにより剛性の落
ちた操作管の先端の回転刃の位置がふらつき、枝
の切断操作が困難となることが予測されるが、本
発明では、上述したように、操作管にガイド部を
設け、このガイド部を幹に接触させながら操作管
を下方へ引き下ろすだけで、回転刃が幹ないし枝
に対する位置が規定されながら上から下へ移動す
ることになるので、高所にある枝の切断もきわめ
て簡便に行えるのである。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ具体
的に説明する。
第1図は、本発明に係る枝打機1の全体を示
す。
この枝打機1駆動するための動力源たるエンジ
ン2は、作業者の背中に背負いうるように構成さ
れた背負枠3に支持されている。この背負枠3
は、エンジン2を載置する水平部3aと背当てパ
ツド4を取付けられた垂直部3bとを有した側面
視ほぼL字状を呈している。水平部3aには、エ
ンジン2がほぼ垂直軸回りに回動可能に支持さ
れ、また、垂直部3bの上部および下部には、肩
掛けバンド5の上下両端部が取付けられている。
この肩掛けバンド5には、肩当てパツド6が取付
げられている。
エンジン2の回転出力は、フレキシブルチユー
ブ7内に通挿されたフレキシブルワイヤー8(第
4図)、ないし、フレキシブルチユーブの先端に
接続された剛性を有する操作管9の内部に通挿さ
れた剛性伝動軸10を介して、操作管9の先端部
9aに取付けられた回転刃11に伝達され、これ
を回転させるようになつている。本発明では、上
記フレキシブルチユーブ7の先端部7aと操作管
9の基部9bとは着脱可能に接続されており、ま
た、これら、フレキシブルチユーブ7と操作管9
との間に、剛性伝動軸12が通挿された補助管1
3を介装接続すると、剛性を有する操作管9管部
の全長が延長されるようになつている。
回転刃11を備えた、操作管9の先端部の詳細
を第2図および第3図に示す。
操作管9の先端部9aには、ギヤハウジング1
4が固着されており、これの内部において、操作
管9に対してほぼ直交するように支持された回転
刃支持軸15と操作管9の内部に通挿された剛性
伝動軸10とを一対の傘歯車16,17で連繁し
ている。上記支持軸15の先端部は、回転刃11
が取付けられている。なお、上記伝動軸10と支
持軸15とを互いにほぼ直角をなすようにする結
果、回転刃11は上記操作管9に対してほぼ平行
をなすようになる。また、第3図に表れているよ
うに、回転刃11の中央部を陥没させてこの部に
明けた支孔18を上記支持軸15の先端部に通挿
支持させることにより、この支持軸15およびこ
れに螺合すべき締め付けナツト19が回転刃の外
側面11aから突出しないようにしてある。
本例では、次の構成を採用することにより、幹
に沿うようにして容易に回転刃を枝の基部に誘導
できるようにしている。
すなわち、上記ギヤハウジング14には、回転
刃11の外側面11aとほぼ一致する平面P内に
位置し、かつ、回転刃11のほぼ前半分(第2図
および第3図に示す回転刃の上半分)における外
周縁に対して回転刃11の半径方向外方に若干離
れて位置する第一ガイド部20を設ける一方、操
作管9には、上記回転刃11の後方(第2図およ
び第3図に示す回転刃の下方)において、回転刃
11の外側面11aとほぼ一致する平面P内に位
置し、かつ、上記操作管9とほぼ一致する方向に
延びる第二ガイド部21を設けている。
上記第一ガイド部20としては、たとえば、第
2図および第3図に示されているように、ギヤハ
ウジング14に設けた鍔22に基部23aを固定
され、これから回転刃11の側面に沿うようにし
て半径方向外方に回転刃11の周縁部まで延びる
板状のカバー23の周縁部に偏倚させ、この偏倚
部を回転刃11の半径方向に一定幅を有する円弧
状のガイド部20として機能させるようにすると
よい。図示例では、この第一ガイド部20が形成
する円弧は、操作管9の方向に対して左右に90°
ずつ振り分けた180°の中心角αを有するようにし
てある。なお、この中心角αは、180°より若干変
動しても差支えない。また、図示例では、上記カ
バー23の半径方向の縁を半円状に大きくえぐり
こんである。これは、枝をこのえぐりこんだ部分
に逃がすことにより、相当太い枝をも不都合なく
切断しうるようにするためである(第6図参照)。
また、第二ガイド部21としては、第2図に良
く表れているように、一定幅を有する短冊状の板
材24を複数個の支持部材25によつて操作管9
に固着することにより構成することができる。な
お、この第二ガイド部21としては、図示例のよ
うに板状とする必要はとくになく、ロツド状のも
のを操作管9に取付けてもよい。
こうした、上記第一ガイド部20、回転刃11
および第二ガイド部21は、操作管9とほぼ平行
な平面内に操作管9の方向に並んで位置すること
になる。
次に、フレキシブルチユーブ7の先端部7a
と、操作管9の基部9bまたは補助管13の基部
13bとの着脱可能な接続部26の構造、およ
び、補助管13の先端部13aと操作管9の基部
9bとの着脱可能な接続部27の構造の詳細を第
4図および第5図に示す。
第4図に示されているように、フレキシブルチ
ユーブ7の先端部7aには、接続すべき操作管9
の基部9bを収容保持しうる受け孔33を有する
接続パイプ28が回転可能に套挿され、かつこの
接続パイプ28の内部には、上記フレキシブルチ
ユーブ7に挿通されたフレキシブルワイヤー8の
先端部に固着されたワイヤコネクタ29がベアリ
ング30により軸転可能に支持されている。ま
た、ワイヤコネクタ29の先端部には、軸方向の
スプライン孔31が設けられ、接続すべき操作管
9の内部の剛性伝動軸10の基部に形成されたス
プライン軸32を嵌合保持しうるようになつてい
る。かくして、上記接続パイプ28の受け孔33
に操作管9の基部9bを挿入してフレキシブルチ
ユーブ7と操作管9とを接続すると、これらの内
部のフレキシブルワイヤ8と剛性伝動軸10も上
記ワイヤコネクタ29を介して接続される。
なお、操作管9の全長を延長するために上記接
続パイプ28に接続される補助管13の基部13
bも上記操作管9の基部と同様の構造になつてお
り、接続パイプ28から操作管9を抜き取つて、
代わりに補助管13の基部13bを挿入すると、
フレキシブルチユーブ7に対して補助管13を接
続することができるようになつている。
一方、補助管13の先端部13aには、第5図
に示されているように、操作管9の基部9bを収
容保持しうる受け孔34を有する接続パイプ35
が固着されており、補助管13の内部で回転可能
な剛性伝動軸12の先端部に固着された、スプラ
イン孔36を有する軸コネクタ37が、上記接続
パイプ35の内部に位置している。かくして、上
記接続パイプ35の受け孔34内に、上記操作杆
9の基部9bを挿入すると、補助管13内の剛性
伝動軸12と操作管9内の剛性伝動軸10も、上
記軸コネクタ37によつて接続される。
こうして、本発明の枝打機では、フレキシブル
チユーブ7の先端に操作管9の基部9bを直接接
続すること、および、フレキシブルチユーブ7の
先端部に所定長さの補助管13を介して操作管9
を接続すること、を選択することにより、フレキ
シブルチユーブ7の先端部から回転刃11にいた
る剛性の操作管の長さを変更することができる。
なお、補助管13の数を増やすと、さらに剛性の
操作管の延長を図ることができる。
次に、本発明の枝打機の使用法を第7図以下の
図面を参照して説明する。第7図ないし第9図
は、本発明にかかる枝打機において、幹Aあるい
は枝Bに対して直接接触する部材あるいは部分、
すなわち、第一ガイド部20、回転刃11および
第二ガイド部21のみ模式的に示している。
第7図は、操作管9を最も立てるようにして枝
打ち作業をする場合を示している。まず、実線で
示すように、回転刃11が切断すべき枝Bの上方
に位置し、かつ、第一ガイド部20と第二ガイド
部21の双方が、上記枝Bを含む側線C上におい
て幹Aに接触するようにする。このとき回転刃1
1の幹Aに対する関係が決定される。すなわち、
回転刃11の上部または下部が幹に近付くように
揺動することはなく、この回転刃11が不用意に
樹皮をけずり、傷付けるといつたことはない。こ
のとき、図示されているように、第二ガイド部2
1を切断しようとする枝Bに立て掛けるようにす
ると、操作管9のスライド方向が枝Bにより案
内、決定されるので作業を行いやすい。
次いで、操作管9をその軸方向(矢印Q方向)
にスライドさせると、仮想線が示すように、回転
刃11は枝Bの根元を上から下へと切り込むこと
になり、さらに矢印Q方向に操作管9をスライド
させると、ついには枝Bを完全に切断する。
第8図は、操作管9を第7図に示す状態よりさ
らに傾けた状態でも全く同様に枝Bを打落しうる
ことを示している。すなわち、本例では、第一ガ
イド部20を回転刃11のほぼ前分部の外周を覆
うように、広い範囲にわたつて設けてあるので、
第8図のように操作管9をかなり傾けても、第一
ガイド20と第二ガイド部21の双方が切断すべ
き枝Bを含む側線C上で幹Aに接触するようにす
ることができるのである。
第9図は、操作管9を第7図または第8図の場
合と逆の方向に傾けても全く同様に枝Bを切断し
うることを示している。この結果、作業者は、一
定の場所に立ちながらも、たとえば樹木の表側と
裏側かち延びる枝を、操作管を持ち替えることに
より容易に切断することが可能となり、作業効率
がきわめて良くなる。このような樹木が植林され
ているのは、かなり傾斜の急な山の斜面であるこ
とが多いが、本例の枝打機においては、たとえ
ば、その樹木を通る等高線上に立つたまま山側と
谷側に延びる枝の双方を切断することができるの
で、作業が非常にしやすい。
また、第10図に示されているように、比較的
低い位置にある枝の場合は、フレキシブルチユー
ブ7の先端に直接操作管9の基部9bを直接接続
して、枝打ち作業を行なえる一方、比較的高い位
置の枝を切断する場合には、第1図に示すよう
に、フレキシブルチユーブ7と操作管9との管に
補助管13を継ぎ足して、剛性のある操作管9の
全長を延長して作業を行なうことができるので、
地上に立つたまま、低い位置にある枝から高い位
置にある枝まで、上下に幅広い範囲の枝を打ち落
とすことができる。しかも、本発明の枝打機は、
その全重量の大部分を占めるエンジンが背負枠を
介して作業者の肩ないし背中で支持され、比較的
軽い操作管ないし回転刃のみを腕により支えれば
よいので、作業者の疲労が少なく長時間にわたつ
て作業を続行することができ、また、回転刃の狙
いを定めるのも容易で操作しやすい。
以上の結果、本発明の枝打機は、長い間、伝統
的に行なわれてきた、ナタおよびこれを操る作業
者の熟練に頼らざるをえなかつた非能率的な枝打
作業を、きわめて容易で効率的な作業に置き換え
ることができる。
なお、本発明の範囲は、図面に示した実施例に
限定されないことは勿論である。とくに、回転刃
の取付け部の構成、およびフレキシブルチユーブ
と操作管の接続部の構成は、種々の公知の構造を
採用することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は、全
体構成図、第2図は、回転刃取付け部の正面図、
第3図は、その部分断面側面図、第4図は、フレ
キシブルチユーブと操作管あるいは補助管との接
続部の詳細を示す断面図、第5図は、補助管と操
作管との接続部の詳細を示す断面図、第6図は作
用説明正面図、第7図ないし第9図は、使用方法
および作用を説明するための摸式図、第10図
は、補助管を継ぎ足す前の本発明の枝打機の全体
図、第11図は、補助管を継ぎ足した後の本発明
の枝打機の全体図である。 1……枝打機、7……フレキシブルチユーブ、
9……操作管、10……(剛性)伝動軸、11…
…回転刃、13……補助管、26……(フレキシ
ブルチユーブと操作管との)接続部、27……
(補助管と操作管との)接続部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 背負枠に支持したエンジンの出力を、フレキ
    シブルチユーブないし操作管に通挿された伝動軸
    を介して上記操作管の先端部に取付けられた回転
    刃に伝達するように構成された枝打機において、 上記操作管における上記回転刃よりも上記操作
    管の基端側に位置する部位に、ほぼ上記回転刃を
    含む平面内に位置するガイド部を設けることによ
    り、上記ガイド部を幹に接触させながら上記操作
    管を下方に移動させると上記回転刃が切断すべき
    枝の根本を上から下へと切り進むように構成する
    一方、 上記フレキシブルチユーブと操作管とを着脱可
    能に接続するとともに、これらフレキシブルチユ
    ーブと操作管との間に介在させうる補助管を用意
    し、この補助管を上記フレキシブルチユーブと操
    作管との間に適宜介在させることにより、操作管
    の全長を延長しうるようにしたことを特徴とす
    る、枝打機。
JP20949183A 1983-11-07 1983-11-07 枝打機 Granted JPS60102122A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5789450U (ja) * 1980-11-20 1982-06-02
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