JPH0671320U - モ−ルディング - Google Patents
モ−ルディングInfo
- Publication number
- JPH0671320U JPH0671320U JP018189U JP1818993U JPH0671320U JP H0671320 U JPH0671320 U JP H0671320U JP 018189 U JP018189 U JP 018189U JP 1818993 U JP1818993 U JP 1818993U JP H0671320 U JPH0671320 U JP H0671320U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic body
- base body
- base
- molding
- portions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リサイクル時に金属製の基体と弾性体の分離
が容易であり、使用中に両者が脱落せず、製造工程も簡
易な自動車用モ−ルディングを提供すること。 【構成】 金属製の基体11と、該基体11に装着される弾
性体21とから成り;基体11は車体側の被取付部位に略適
合する長尺形状を成し、前記弾性体21が装着される面に
当該基体11の長手方向に沿って断面が中拡がりの溝部11
a,11b,11c を形成されて成り;前記弾性体21は、前記基
体11に装着される面に前記溝部11a,11b,11c に入り込む
ように突出部21a,21b,21c を形成されて成り;前記溝部
11a,11b,11c と、該溝部11a,11b,11c に嵌入された前記
突出部21a,21b,21c とによって一体化されたモ−ルディ
ング。
が容易であり、使用中に両者が脱落せず、製造工程も簡
易な自動車用モ−ルディングを提供すること。 【構成】 金属製の基体11と、該基体11に装着される弾
性体21とから成り;基体11は車体側の被取付部位に略適
合する長尺形状を成し、前記弾性体21が装着される面に
当該基体11の長手方向に沿って断面が中拡がりの溝部11
a,11b,11c を形成されて成り;前記弾性体21は、前記基
体11に装着される面に前記溝部11a,11b,11c に入り込む
ように突出部21a,21b,21c を形成されて成り;前記溝部
11a,11b,11c と、該溝部11a,11b,11c に嵌入された前記
突出部21a,21b,21c とによって一体化されたモ−ルディ
ング。
Description
【0001】
本考案は、金属製の基体に樹脂・ゴム等の弾性体が一体化されて成る自動車用 のモ−ルディングに関する。詳しくは、前記基体と前記弾性体の分離を容易にす ることで、リサイクル性を向上させたモ−ルディングに関する。
【0002】
自動車用のウエザ−ストリップを備えたモ−ルディングとして、図4に断面形 状を示すモ−ルディングが提供されている。 このモ−ルディングは、金属(例:ステンレス)製の基体10と、該基体10の表 面に接着剤30によって一体化された弾性体(例:PVC)20とから成る。弾性体 20からは、不図示の窓ガラス面に摺接して、雨水・ゴミ等の侵入を防ぐための上 リップ201 及び下リップ202 が、モ−ルディングの長手方向(図の紙面に垂直な 方向)に沿って立設されている。
【0003】 図4では、基体10と弾性体20とが接着剤30によって一体化された場合が示され ているが、図5のように、接着剤ではなく、クリップ40によって両者が一体化さ れたモ−ルディングも提供されている。
【0004】
製造過程で発生するモ−ルディングの不良品・端材、或いは、自動車の廃車時 に回収されるモ−ルディングに関して、金属製の基体と、樹脂・ゴム製の弾性体 とを分離して、各材料を各々リサイクルすることが望まれている。
【0005】 しかし、図4のモ−ルディングでは、接着剤30によって基体10と弾性体20とが 一体化されているため、両者の分離が困難である。 一方、図5のモ−ルディングでは、クリップ40で両者が一体化されているため 分離は容易であるが、モ−ルディングの使用中にクリップ40が脱落して機能不全 を生ずる恐れがある。また、クリップ装着の手間が必要であるため、製造時の工 数が増えて、コストアップの原因ともなる。
【0006】 本考案は上記の事情に鑑みたものであり、リサイクル時に金属製の基体と弾性 体の分離が容易であり、使用中にクリップが脱落する等の不具合を生ずる恐れも なく、さらに、製造工程も簡易なモ−ルディングの提供を目的とする。
【0007】
本考案は、金属性の基体と該基体に装着される弾性体とから成り、前記基体は 前記弾性体が装着される面に係合部を形成され、前記弾性体は前記基体に装着さ れる面に前記係合部に係合されるように受け部を形成され、前記係合部と該係合 部に係合された前記受け部とによって一体化されたモ−ルディングである。
【0008】
基体と弾性体とは、基体側に形成される係合部と、この係合部に対応するよう に弾性体側に形成される受け部とが係合されることで、一体化される。
【0009】
以下、本考案の実施例を説明する。なお、下記の実施例品は、周面に所定の凹 凸を有する(但し周方向での凹凸は無い)多数のロ−ラ(隣接するロ−ラの凹凸 形状は徐々に変化される)間を順送されて連続的に通過されることで徐々に横断 面形状を所望の形状に加工される金属製の基体に、略所望の形状に押出成形され る樹脂製の弾性体を一体化させることで得られる。即ち、別々に製造された弾性 体と基体とを、別の後工程によって一体化するのでは無い。
【0010】 また、下記実施例品で、金属としては、例えば、ステンレス,圧延鋼板,塗装 鋼板,メッキ鋼板等を用いることができ、また、樹脂としては、例えば、PVC ,塩素化オレフィン,ゴム,TPO等を用いることができる。
【0011】 〔1〕第1実施例 図1は、第1実施例のベルトモ−ルの断面を示す。 図示のモ−ルディングは、金属製の基体11と、該基体11に装着された弾性体21 とから成る。
【0012】 基体11は、図の紙面方向に垂直な長尺形状を成し、横断面が図示の如く中拡が りの溝部11a,11b,11c を、長手方向に沿って形成されている。 弾性体21は、基体11の図の左半分(自動車のドアガラスに摺接される側と、外 部に露出される上部側)に被着されている。この弾性体21には、上記溝部11a,11 b,11c に対応するように、突出部21a,21b,21c が長手方向に沿って形成されてお り、これらの突出部21a,21b,21c は、本実施例品の製造時に於いて、各々上記溝 部11a,11b,11c に嵌入される。これにより、両者が一体化される。 なお、211 、212 は、各々上リップ、下リップであり、ドアガラスとの摺接部 から雨水・ゴミ等が侵入するのを防ぐための部材である。
【0013】 〔2〕第2実施例 図2は、第2実施例のモ−ルディングの一部を示し、(a)は略上面側から見 た図、(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は(a)を矢印C方向から見た 側面図である。この第2実施例品は、例えばウインドモ−ルであり、金属製の基 体13と、該基体13に装着された弾性体23とから成る。
【0014】 基体13は長尺形状を成し、長手方向に所定の間隔で複数の凹部13a を形成され ている。また、各凹部13a は、長手方向の両端を貫通孔13b とされている。 弾性体23は、図2の(a)での上面側に、図中2点鎖線で示すように被着され ている。この弾性体23の下面側には、基体13の各凹部13a に入り込むように突出 部23a が各々形成されており、さらに、隣接する各突出部23a は、基体13の平板 部13c の裏面側で、各々連結部23b によって連結されている。 つまり、第2実施例では、基体13の凹部13a に弾性体23の突出部23a が入り込 み、隣接する各突出部23a が連結部23b によって基体13の平板部13c の裏面側で 連結されることで、基体13と弾性体23とが一体化されている。
【0015】 〔3〕第3実施例 図3は、第3実施例のベルトモ−ルの断面を示す。 図示のモ−ルディングは、金属製の基体15と、該基体15に装着された硬質の弾 性体26と、該硬質の弾性体26の表面に一体に形成された軟質の弾性体25とから成 る。硬質の弾性体26としては、例えば、硬質PVC,ABS,塩化ビニル,PP 等を用いることができる。また、軟質の弾性体25としては、例えば、軟質PVC ,TPO,ゴム等を用いることができる。
【0016】 基体15は、図の紙面方向に垂直な長尺形状を成し、長手方向に沿う上縁部に係 合用の凹部15a を形成されている。なお、下縁部15b は平板状とされている。 弾性体26は、凹部15a に対応する凸部26a を上縁部に長手方向に沿って形成さ れるとともに、下縁部を、図示の如く基体15の下縁部15b を囲むように「コ」の 字に折り返すように形成されている。つまり、第3実施例では、凹部15a と凸部 26a との係合と、下縁部15b と「コ」の字部26b との係合により、基体15と弾性 体26とが一体化されている。 なお、硬質の内層26と軟質の外層25とは、押出成形時に一体化されている。ま た、251 、252 は、各々上リップ、下リップであり、ドアガラスとの摺接部から 雨水・ゴミ等が侵入するのを防ぐための部材である。
【0017】
以上、本考案では、弾性体と基体とが、各々に形成された係合部−係合受け部 によって係合されることで、両者が一体化されている。このため、両者の分離が 容易である。したがって、リサイクル処理を速やかに行うことができ、また、回 収効率も良い。また、使用中に弾性体が基体から脱落する恐れも無い。 なお、本考案は、ベルトモ−ル,ウインドモ−ル,ル−フモ−ル等、金属部と 樹脂部とが一体化されている全てのモ−ルに適用できる。
【図1】第1実施例のベルトモ−ルの断面図である。
【図2】第2実施例のモ−ルディングの一部を示し、
(a)は略上面側から見た図、(b)は(a)のB−B
線断面図、(c)は(a)を矢印C方向から見た側面図
である。
(a)は略上面側から見た図、(b)は(a)のB−B
線断面図、(c)は(a)を矢印C方向から見た側面図
である。
【図3】第3実施例のベルトモ−ルの断面図である。
【図4】従来のベルトモ−ルの断面図である。
【図5】従来のベルトモ−ルの斜視図である。
10,11,13,15 基体 20,21,23,25 弾性体
Claims (4)
- 【請求項1】 金属性の基体と、該基体に装着される弾
性体とから成るモ−ルディングであって、 前記基体は、前記弾性体が装着される面に係合部を形成
されて成り、 前記弾性体は、前記基体に装着される面に前記係合部に
係合されるように受け部を形成されて成り、 前記係合部と、該係合部に係合された前記受け部とによ
って一体化されたモ−ルディング。 - 【請求項2】 金属製の基体(11)と、該基体(11)に装着
される弾性体(21)とから成るモ−ルディングであって、 前記基体(11)は、車体側の被取付部位に略適合する長尺
形状を成し、前記弾性体(21)が装着される面に、当該基
体(11)の長手方向に沿って断面が中拡がりの溝部(11a,1
1b,11c) を形成されて成り、 前記弾性体(21)は、前記基体(11)に装着される面に前記
溝部(11a,11b,11c) に入り込むように突出部(21a,21b,2
1c) を形成されて成り、 前記溝部(11a,11b,11c) と、該溝部(11a,11b,11c) に嵌
入された前記突出部(21a,21b,21c) とによって一体化さ
れたモ−ルディング。 - 【請求項3】 金属製の基体(13)と、該基体(13)に装着
される弾性体(23)とから成るモ−ルディングであって、 前記基体(13)は、車体側の被取付部位に略適合する長尺
形状を成し、前記弾性体(23)が装着される面に、当該基
体(13)の長手方向に沿って所定の間隔で複数の凹部(13
a) を各々形成されるとともに、各凹部(13a) の長手方
向での両端を貫通孔(13b) として形成されて成り、 前記弾性体(23)は、前記基体(13)に装着される面に前記
複数の凹部(13a) に入り込むように各々突出部(23a) を
形成されるとともに、隣接する突出部(23a) 間を連結す
る連結部(23b) を前記凹部(13a) 間の各平板部(13c) の
背面側に各々形成されて成り、 前記複数の凹部(13a) と、各凹部(13a) に各々嵌入され
た前記複数の突出部(23a) 及び前記各平板部(13c) の背
面側に各々形成された前記連結部(23b) とによって一体
化されたモ−ルディング。 - 【請求項4】 金属製の基体(15)と、該基体(15)に装着
される弾性体(25,26) とから成るモ−ルディングであっ
て、 前記基体(15)は、車体側の被取付部位に略適合する長尺
形状を成し、前記弾性体(25,26) が装着される面の両縁
部に、各々当該基体(15)の長手方向に沿うように係合部
(15a,15b) を形成されて成り、 前記弾性体(25,26) は、前記基体(15)に装着される硬質
の内層(26)と、その表面に一体に形成される軟質の外層
(25)から成り、前記内層(26) は、前記基体(15)に装着
される面に前記係合部(15a,15b) に係合されるように各
々受け部(26a,26b) を形成されて成り、 前記係合部(15a,15b) と、該係合部(15a,15b) に各々係
合された前記受け部(26a,26b) とによって一体化された
モ−ルディング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP018189U JPH0671320U (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | モ−ルディング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP018189U JPH0671320U (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | モ−ルディング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0671320U true JPH0671320U (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=11964678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP018189U Pending JPH0671320U (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | モ−ルディング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0671320U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022038760A (ja) * | 2020-08-27 | 2022-03-10 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ドア |
-
1993
- 1993-03-18 JP JP018189U patent/JPH0671320U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022038760A (ja) * | 2020-08-27 | 2022-03-10 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ドア |
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