JPH0671154B2 - 電磁波シールド用スライドファスナーチェーンの製造方法 - Google Patents
電磁波シールド用スライドファスナーチェーンの製造方法Info
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- JPH0671154B2 JPH0671154B2 JP63328008A JP32800888A JPH0671154B2 JP H0671154 B2 JPH0671154 B2 JP H0671154B2 JP 63328008 A JP63328008 A JP 63328008A JP 32800888 A JP32800888 A JP 32800888A JP H0671154 B2 JPH0671154 B2 JP H0671154B2
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- Japan
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- plating
- nickel
- electromagnetic wave
- fastener tape
- slide fastener
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- G21F—PROTECTION AGAINST X-RADIATION, GAMMA RADIATION, CORPUSCULAR RADIATION OR PARTICLE BOMBARDMENT; TREATING RADIOACTIVELY CONTAMINATED MATERIAL; DECONTAMINATION ARRANGEMENTS THEREFOR
- G21F1/00—Shielding characterised by the composition of the materials
- G21F1/02—Selection of uniform shielding materials
- G21F1/10—Organic substances; Dispersions in organic carriers
- G21F1/103—Dispersions in organic carriers
- G21F1/106—Dispersions in organic carriers metallic dispersions
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
- A44B19/00—Slide fasteners
- A44B19/24—Details
- A44B19/34—Stringer tapes; Flaps secured to stringers for covering the interlocking members
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K9/00—Screening of apparatus or components against electric or magnetic fields
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S174/00—Electricity: conductors and insulators
- Y10S174/11—Zipper tubes
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- Dispersion Chemistry (AREA)
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Slide Fasteners (AREA)
- Chemically Coating (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、外乱電波や漏洩電波のような電磁波を遮蔽す
るシールド体の連結等に用いる電磁波シールド用スライ
ドファスナーにおけるそのチェーンの製造方法に関す
る。
るシールド体の連結等に用いる電磁波シールド用スライ
ドファスナーにおけるそのチェーンの製造方法に関す
る。
家電製品や電気的精密測定機、高周波応用機器等のよう
な電気装置、電線、ケーブル等は、外乱電波による弊害
を防止する目的や、機器で発生した高周波が外部に漏洩
することを防止する目的で、電気装置を金網等の電磁波
シールド体で作られたシールドケージ内に収納したり、
電線、ケーブルの周囲に電磁波シールド体で作られたカ
バーを設けることが行なわれている。また、近年、OA機
器等により発生する電磁波による障害が問題化されつつ
あり、これを防ぐためにOA機器等を被う電磁波シールド
ルーム等が開発されている。
な電気装置、電線、ケーブル等は、外乱電波による弊害
を防止する目的や、機器で発生した高周波が外部に漏洩
することを防止する目的で、電気装置を金網等の電磁波
シールド体で作られたシールドケージ内に収納したり、
電線、ケーブルの周囲に電磁波シールド体で作られたカ
バーを設けることが行なわれている。また、近年、OA機
器等により発生する電磁波による障害が問題化されつつ
あり、これを防ぐためにOA機器等を被う電磁波シールド
ルーム等が開発されている。
このようなシールドケージやシールドルームの開閉、シ
ールドカバーの取付け、取外しを容易にするためには、
スライドファスナーを使用すると好適であり、また、こ
のような電磁波シールド体の連結に用いるスライドファ
スナーは、それ自体が電磁波シールド機能を有すること
が望ましい。
ールドカバーの取付け、取外しを容易にするためには、
スライドファスナーを使用すると好適であり、また、こ
のような電磁波シールド体の連結に用いるスライドファ
スナーは、それ自体が電磁波シールド機能を有すること
が望ましい。
このような電磁波シールド体の連結を直接の目的とした
ものではないが、電磁波シールド機能を有するスライド
ファスナーとして、例えば特公昭56-32921号公報に記載
されているような金属製繊維からなるファスナーテープ
にファスナーエレメントを取り付けたスライドファスナ
ーがある。また、本出願人自身は、電磁波シールド体の
連結を直接の目的としたスライドファスナーチェーンを
開発し、既に出願している(実開昭58-164290号公報参
照)。すなわち、電磁波シールド体の一端に折返し部を
形成し、該折返し部の内側に柔軟性を有する芯材を設け
て芯紐部を形成し、導電性ファスナーエレメントを上記
シールド体と電気的に接続した状態に上記芯紐部に固着
して電磁波シールド用スライドファスナーチェーンを形
成するものである。
ものではないが、電磁波シールド機能を有するスライド
ファスナーとして、例えば特公昭56-32921号公報に記載
されているような金属製繊維からなるファスナーテープ
にファスナーエレメントを取り付けたスライドファスナ
ーがある。また、本出願人自身は、電磁波シールド体の
連結を直接の目的としたスライドファスナーチェーンを
開発し、既に出願している(実開昭58-164290号公報参
照)。すなわち、電磁波シールド体の一端に折返し部を
形成し、該折返し部の内側に柔軟性を有する芯材を設け
て芯紐部を形成し、導電性ファスナーエレメントを上記
シールド体と電気的に接続した状態に上記芯紐部に固着
して電磁波シールド用スライドファスナーチェーンを形
成するものである。
前記のような金属製繊維からなるファスナーテープを用
いたものは、柔軟性に劣ると共にコスト高となり、また
エレメント(務歯)の取付け強度が弱いためエレメント
が安定せず、しかもエレメントの取付けピッチを一定に
しにくいという問題がある。一方、前記実開昭58-16429
0号公報に記載のスライドファスナーチェーンにおいて
は、細い針金で緯編にした金網等のシールド体の折返し
部内側に芯紐部を形成し、これにエレメントを固着する
ものであるため、その取付けが面倒であると共に、同様
に充分な柔軟性を有しないという問題がある。
いたものは、柔軟性に劣ると共にコスト高となり、また
エレメント(務歯)の取付け強度が弱いためエレメント
が安定せず、しかもエレメントの取付けピッチを一定に
しにくいという問題がある。一方、前記実開昭58-16429
0号公報に記載のスライドファスナーチェーンにおいて
は、細い針金で緯編にした金網等のシールド体の折返し
部内側に芯紐部を形成し、これにエレメントを固着する
ものであるため、その取付けが面倒であると共に、同様
に充分な柔軟性を有しないという問題がある。
従って、本発明の目的は、通常のスライドファスナーチ
ェーンと同様に簡単に取付け可能で、しかも柔軟性、電
磁波遮蔽性に優れた電磁波シールド用スライドファスナ
ーチェーンを比較的簡単に製造できる方法を提供するこ
とにある。
ェーンと同様に簡単に取付け可能で、しかも柔軟性、電
磁波遮蔽性に優れた電磁波シールド用スライドファスナ
ーチェーンを比較的簡単に製造できる方法を提供するこ
とにある。
前記目的を達成するため、本発明によれば、合成繊維も
しくは天然繊維製のファスナーテープに触媒活性ないし
活性付与の処理を施した後、無電解メッキによりニッケ
ル、銅及びニッケルを順次被着させてNi/Cu/Niの3層状
のメッキ層で被覆し、次いで該ファスナーテープに導電
性務歯を植え付けることを特徴とする電磁波シールド用
スライドファスナーチェーンの製造方法が提供される。
しくは天然繊維製のファスナーテープに触媒活性ないし
活性付与の処理を施した後、無電解メッキによりニッケ
ル、銅及びニッケルを順次被着させてNi/Cu/Niの3層状
のメッキ層で被覆し、次いで該ファスナーテープに導電
性務歯を植え付けることを特徴とする電磁波シールド用
スライドファスナーチェーンの製造方法が提供される。
さらに本発明によれば、合成繊維もしくは天然繊維製の
ファスナーテープに感応性ないし敏感性付与の処理を施
し、次いで触媒活性ないし活性付与の処理を施した後、
無電解メッキによりニッケル、銅及びニッケルを順次被
覆させてNi/Cu/Niの3層状のメッキ層で被覆し、次いで
該ファスナーテープに導電性務歯を植え付けることを特
徴とする電磁波シールド用スライドファスナーチェーン
の製造方法が提供される。
ファスナーテープに感応性ないし敏感性付与の処理を施
し、次いで触媒活性ないし活性付与の処理を施した後、
無電解メッキによりニッケル、銅及びニッケルを順次被
覆させてNi/Cu/Niの3層状のメッキ層で被覆し、次いで
該ファスナーテープに導電性務歯を植え付けることを特
徴とする電磁波シールド用スライドファスナーチェーン
の製造方法が提供される。
本発明によれば、ファスナーテープに触媒活性ないし活
性付与の処理を施した後、無電解メッキによりニッケ
ル、銅及びニッケルを順次被着させてNi/Cu/Niの3層状
のメッキ層で被覆し、次いでこれに導電性務歯を植え付
ける。従って、ファスナーテープの素材である繊維の柔
軟性を損なうことなく導電性を付与でき、電磁波シール
ド性に優れると共に柔軟性にも優れたスライドファスナ
ーチェーンが得られる。
性付与の処理を施した後、無電解メッキによりニッケ
ル、銅及びニッケルを順次被着させてNi/Cu/Niの3層状
のメッキ層で被覆し、次いでこれに導電性務歯を植え付
ける。従って、ファスナーテープの素材である繊維の柔
軟性を損なうことなく導電性を付与でき、電磁波シール
ド性に優れると共に柔軟性にも優れたスライドファスナ
ーチェーンが得られる。
そして、前述の製造方法における触媒活性ないし活性付
与の処理の前に、感応性ないし敏感性付与の処理を施す
ことにより、さらに電磁波シールド性に優れると共に柔
軟性にも優れたスライドファスナーチェーンが得られ
る。
与の処理の前に、感応性ないし敏感性付与の処理を施す
ことにより、さらに電磁波シールド性に優れると共に柔
軟性にも優れたスライドファスナーチェーンが得られ
る。
他方、ファスナーテープに金属製務歯を植え付けた後に
無電解メッキする方法も考えられるが、この場合、務歯
の成分がメッキ液中に溶出したり、またこれによりメッ
キ液組成のバランスがくずれる、などの問題があるため
好ましくない。従って、ファスナーテープの無電解メッ
キの後に務歯の植付けを行なう工程を採用する必要があ
る。繊維への無電解メッキが適用できる金属としては導
電性のある金属であればよいが、大別すると、(イ)触
媒性の強い周期表第VIII族金属、例えばニッケル、コバ
ルト、パラジウム等及びそれらをベースとする合金な
ど、及び(ロ)触媒性は弱いが比較的貴の電位を持つIb
族金属、例えば銅、銀、金などが好適に使用できる。但
し、前者(イ)の場合、還元剤として還元力の強いも
の、後者(ロ)の場合還元力の弱い還元剤を用いること
が望ましい。
無電解メッキする方法も考えられるが、この場合、務歯
の成分がメッキ液中に溶出したり、またこれによりメッ
キ液組成のバランスがくずれる、などの問題があるため
好ましくない。従って、ファスナーテープの無電解メッ
キの後に務歯の植付けを行なう工程を採用する必要があ
る。繊維への無電解メッキが適用できる金属としては導
電性のある金属であればよいが、大別すると、(イ)触
媒性の強い周期表第VIII族金属、例えばニッケル、コバ
ルト、パラジウム等及びそれらをベースとする合金な
ど、及び(ロ)触媒性は弱いが比較的貴の電位を持つIb
族金属、例えば銅、銀、金などが好適に使用できる。但
し、前者(イ)の場合、還元剤として還元力の強いも
の、後者(ロ)の場合還元力の弱い還元剤を用いること
が望ましい。
繊維への無電解メッキの代表例を示すと、 i)無電解Niメッキ、 ii)無電解Cuメッキ+無電解Niメッキ、 iii)無電解Niメッキ+無電解Cuメッキ+無電解Niメッ
キ が挙げられる。上記i)の無電解Niメッキのみの場合導
電性がやや劣るが、ii)のCuメッキ+Niメッキの場合、
Cuメッキによって導電性を付与し、しかもその上にNiメ
ッキ層が存在するために耐蝕性に優れたものとなるけれ
ども、上記iii)のNiメッキ+Cuメッキ+Niメッキの3
層状メッキの場合は、最下層のNiメッキによって繊維に
対するメッキ層の密着性を付与し、中間層のCuメッキに
よって導電性を付与し、さらにその上のNiメッキ層によ
って耐蝕性が向上するので、繊維からなるファスナーテ
ープへのメッキ及び導電性の付与のいずれの観点から
も、電磁波シールドを目的としたファスナーテープへの
処理として最適の方法といえる。
キ が挙げられる。上記i)の無電解Niメッキのみの場合導
電性がやや劣るが、ii)のCuメッキ+Niメッキの場合、
Cuメッキによって導電性を付与し、しかもその上にNiメ
ッキ層が存在するために耐蝕性に優れたものとなるけれ
ども、上記iii)のNiメッキ+Cuメッキ+Niメッキの3
層状メッキの場合は、最下層のNiメッキによって繊維に
対するメッキ層の密着性を付与し、中間層のCuメッキに
よって導電性を付与し、さらにその上のNiメッキ層によ
って耐蝕性が向上するので、繊維からなるファスナーテ
ープへのメッキ及び導電性の付与のいずれの観点から
も、電磁波シールドを目的としたファスナーテープへの
処理として最適の方法といえる。
無電解メッキ自体は公知であり、従来公知の各メッキ法
が適用可能である。通常、整面、中和、水洗等の前処理
の後、触媒的皮膜を析出し易くするために行なわれる感
応性付与ないし敏感性付与(通常、塩化第一スズ系の感
応性付与剤が用いられる)、及び触媒活性ないし活性付
与(一般に、触媒化付与剤ないし活性付与剤としてはパ
ラジウムに代表されるプラチナ属金属、及び金、銀など
が用いられる)の一連の処理の後に無電解メッキ浴でメ
ッキが行なわれる。
が適用可能である。通常、整面、中和、水洗等の前処理
の後、触媒的皮膜を析出し易くするために行なわれる感
応性付与ないし敏感性付与(通常、塩化第一スズ系の感
応性付与剤が用いられる)、及び触媒活性ないし活性付
与(一般に、触媒化付与剤ないし活性付与剤としてはパ
ラジウムに代表されるプラチナ属金属、及び金、銀など
が用いられる)の一連の処理の後に無電解メッキ浴でメ
ッキが行なわれる。
上記無電解メッキされたファスナーテープに植え付けら
れる務歯としては、導電性材料から製作された務歯であ
れば全て使用可能である。例えば、丹銅、アルミ、洋白
(ニッケル)、銅等の金属製務歯の他、樹脂製務歯に上
記のような金属をメッキしたものでもよい。
れる務歯としては、導電性材料から製作された務歯であ
れば全て使用可能である。例えば、丹銅、アルミ、洋白
(ニッケル)、銅等の金属製務歯の他、樹脂製務歯に上
記のような金属をメッキしたものでもよい。
以下、実施例を示して本発明について具体的に説明す
る。
る。
実施例1 ポリエステル繊維製ファスナーテープを苛性ソーダ水溶
液により40〜55℃で1〜3分エッチング処理により整面
し、次いで水洗後、4〜6%塩酸水溶液で常温で1〜2
分中和し、さらに水洗後、スズ含有感応性付与剤により
30〜35℃で3〜5分処理した。これを水洗後、パラジウ
ム含有触媒化処理剤により36℃近傍で2〜4分処理し、
水洗後、pH9〜10、温度35〜38℃のニッケルメッキ浴中
で1〜2分無電解ニッケルメッキを行ない、水洗した。
次いで30〜35℃の銅メッキ浴中で4〜7分、無電解銅メ
ッキを行ない、次いで水洗した後、さらにパラジウム含
有触媒化処理剤により25℃で30秒処理し、水洗後、pH9.
4、温度35〜38℃のニッケルメッキ浴中で3〜7分無電
解ニッケルメッキを行なった。得られたファスナーテー
プに丹銅製務歯を植え付けた。
液により40〜55℃で1〜3分エッチング処理により整面
し、次いで水洗後、4〜6%塩酸水溶液で常温で1〜2
分中和し、さらに水洗後、スズ含有感応性付与剤により
30〜35℃で3〜5分処理した。これを水洗後、パラジウ
ム含有触媒化処理剤により36℃近傍で2〜4分処理し、
水洗後、pH9〜10、温度35〜38℃のニッケルメッキ浴中
で1〜2分無電解ニッケルメッキを行ない、水洗した。
次いで30〜35℃の銅メッキ浴中で4〜7分、無電解銅メ
ッキを行ない、次いで水洗した後、さらにパラジウム含
有触媒化処理剤により25℃で30秒処理し、水洗後、pH9.
4、温度35〜38℃のニッケルメッキ浴中で3〜7分無電
解ニッケルメッキを行なった。得られたファスナーテー
プに丹銅製務歯を植え付けた。
このようにした得られたスライドファスナーチェーン
は、電磁波シールド性、耐蝕性に優れ通常の繊維製ファ
スナーテープと同様の柔軟性を有していた。また、メッ
キ層の繊維への密着性に優れ、使用によってもメッキの
はがれ等の問題もなかった。
は、電磁波シールド性、耐蝕性に優れ通常の繊維製ファ
スナーテープと同様の柔軟性を有していた。また、メッ
キ層の繊維への密着性に優れ、使用によってもメッキの
はがれ等の問題もなかった。
実施例2 実施例1と同様に整面、水洗、中和、水洗、感応性付
与、水洗、触媒活性、水洗の各処理を行なった後、30〜
35℃の銅メッキ浴中で4〜7分無電解銅メッキを行な
い、さらに水洗後pH9.4、温度35〜38℃のニッケルメッ
キ浴中で3〜7分無電解ニッケルメッキを行なった。得
られたファスナーテープに丹銅性務歯を植え付け、電磁
シールド性、柔軟性、耐蝕性に優れたスライドファスナ
ーチェーンを得た。
与、水洗、触媒活性、水洗の各処理を行なった後、30〜
35℃の銅メッキ浴中で4〜7分無電解銅メッキを行な
い、さらに水洗後pH9.4、温度35〜38℃のニッケルメッ
キ浴中で3〜7分無電解ニッケルメッキを行なった。得
られたファスナーテープに丹銅性務歯を植え付け、電磁
シールド性、柔軟性、耐蝕性に優れたスライドファスナ
ーチェーンを得た。
以上のように本発明の方法によれば、合成繊維もしくは
天然繊維製のファスナーテープに触媒活性ないし活性付
与の処理を施した後、無電解メッキによりニッケル、銅
及びニッケルを順次被着させてNi/Cu/Niの3層状のメッ
キ層で被覆し、次いで該ファスナーテープに導電性務歯
を植え付けるものであるため、電磁波シールド性に優れ
ると共に柔軟性に優れたファスナーチェーンが得られ
る。
天然繊維製のファスナーテープに触媒活性ないし活性付
与の処理を施した後、無電解メッキによりニッケル、銅
及びニッケルを順次被着させてNi/Cu/Niの3層状のメッ
キ層で被覆し、次いで該ファスナーテープに導電性務歯
を植え付けるものであるため、電磁波シールド性に優れ
ると共に柔軟性に優れたファスナーチェーンが得られ
る。
そして、前述の製造方法における触媒活性ないし活性付
与の処理の前に、感応性ないし敏感性付与の処理を施す
ことにより、さらに電磁波シールド性に優れると共に柔
軟性、耐蝕性、テープへの密着性にも優れたスライドフ
ァスナーチェーンが得られる。
与の処理の前に、感応性ないし敏感性付与の処理を施す
ことにより、さらに電磁波シールド性に優れると共に柔
軟性、耐蝕性、テープへの密着性にも優れたスライドフ
ァスナーチェーンが得られる。
また、務歯の植え付けも通常のファスナーテープに対す
るのと全く同様に行なうことができる。しかも、務歯に
はメッキされていないので、スライダーの開閉等による
メッキのはがれ等の問題もほとんどない。
るのと全く同様に行なうことができる。しかも、務歯に
はメッキされていないので、スライダーの開閉等による
メッキのはがれ等の問題もほとんどない。
Claims (2)
- 【請求項1】合成繊維もしくは天然繊維製のファスナー
テープに触媒活性ないし活性付与の処理を施した後、無
電解メッキによりニッケル、銅及びニッケルを順次被着
させてNi/Cu/Niの3層状のメッキ層で被覆し、次いで該
ファスナーテープに導電性務歯を植え付けることを特徴
とする電磁波シールド用スライドファスナーチェーンの
製造方法。 - 【請求項2】合成繊維もしくは天然繊維製のファスナー
テープに感応性ないし敏感性付与の処理を施し、次いで
触媒活性ないし活性付与の処理を施した後、無電解メッ
キによりニッケル、銅及びニッケルを順次被着させてNi
/Cu/Niの3層状のメッキ層で被覆し、次いで該ファスナ
ーテープに導電性務歯を植え付けることを特徴とする電
磁波シールドファスナーチェーンの製造方法。
Priority Applications (11)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63328008A JPH0671154B2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | 電磁波シールド用スライドファスナーチェーンの製造方法 |
AU46913/89A AU629274B2 (en) | 1988-12-27 | 1989-12-18 | Slide fastener chain for shielding the electromagnetic wave and method for production thereof |
CA002006329A CA2006329C (en) | 1988-12-27 | 1989-12-21 | Slide fastener chain for shielding the electromagnetic wave and method for production thereof |
US07/455,174 US5023394A (en) | 1988-12-27 | 1989-12-22 | Slide fastener chain for shielding the electromagnetic wave |
KR1019890020285A KR920003401B1 (ko) | 1988-12-27 | 1989-12-26 | 전자파를 차폐하는 슬라이드 파스너 체인 및 그의 제조방법 |
EP89313587A EP0376677B1 (en) | 1988-12-27 | 1989-12-27 | Slide fastener chain for blocking electromagnetic radiation and method for production thereof |
BR898906883A BR8906883A (pt) | 1988-12-27 | 1989-12-27 | Metodo de fabricacao de tiras de fechos de correr para protecao contra ondas eletromagneticas |
ES198989313587T ES2040474T3 (es) | 1988-12-27 | 1989-12-27 | Cadena de cierre de cremallera apta para bloquear la radiacion electromagnetica y metodo de su produccion. |
MYPI89001865A MY104696A (en) | 1988-12-27 | 1989-12-27 | Slide fastener chain for shielding the electromagnetic wave and method for production thereof |
DE89313587T DE68906522T2 (de) | 1988-12-27 | 1989-12-27 | Reissverschlusskette zum Absperren von elektromagnetischen Ausstrahlungen und Verfahren zum Herstellen von dieser Reissverschlusskette. |
HK1296A HK1296A (en) | 1988-12-27 | 1996-01-04 | Slide fastener chain for blocking electromagnetic radiation and method for production thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63328008A JPH0671154B2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | 電磁波シールド用スライドファスナーチェーンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02174297A JPH02174297A (ja) | 1990-07-05 |
JPH0671154B2 true JPH0671154B2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=18205482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63328008A Expired - Fee Related JPH0671154B2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | 電磁波シールド用スライドファスナーチェーンの製造方法 |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5023394A (ja) |
EP (1) | EP0376677B1 (ja) |
JP (1) | JPH0671154B2 (ja) |
KR (1) | KR920003401B1 (ja) |
AU (1) | AU629274B2 (ja) |
BR (1) | BR8906883A (ja) |
CA (1) | CA2006329C (ja) |
DE (1) | DE68906522T2 (ja) |
ES (1) | ES2040474T3 (ja) |
HK (1) | HK1296A (ja) |
MY (1) | MY104696A (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5522602A (en) * | 1992-11-25 | 1996-06-04 | Amesbury Group Inc. | EMI-shielding gasket |
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