JPH0670820U - 生物脱臭装置 - Google Patents
生物脱臭装置Info
- Publication number
- JPH0670820U JPH0670820U JP017484U JP1748493U JPH0670820U JP H0670820 U JPH0670820 U JP H0670820U JP 017484 U JP017484 U JP 017484U JP 1748493 U JP1748493 U JP 1748493U JP H0670820 U JPH0670820 U JP H0670820U
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- Japan
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- peripheral wall
- tank
- peat
- aeration tank
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Treating Waste Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 曝気槽から発生する臭気成分を排気ファンを
使用せずにピート状繊維の充填層により除去する。 【構成】 曝気槽10の上面の覆蓋11により覆われて
いない開放部12の槽壁上に通気性支持材14を底とす
る脱臭用周囲壁13を載置、固定し、この周囲壁内に繊
維状ピートの充填層14を設け、充填層上に多孔性粒状
物の保護層15を積層する。
使用せずにピート状繊維の充填層により除去する。 【構成】 曝気槽10の上面の覆蓋11により覆われて
いない開放部12の槽壁上に通気性支持材14を底とす
る脱臭用周囲壁13を載置、固定し、この周囲壁内に繊
維状ピートの充填層14を設け、充填層上に多孔性粒状
物の保護層15を積層する。
Description
【0001】
この考案は、曝気槽等の水処理施設の水槽で発生する悪臭を脱臭用微生物で脱 臭する生物脱臭装置に関する。
【0002】
本出願人は、曝気槽の、上面が覆蓋で覆われていない開放部の槽壁上に、通気 性支持材を底とする脱臭用周囲壁を載置し、該周囲壁の内部に脱臭用微生物を坦 持した繊維状ピートの充填層を設けた生物脱臭装置を実開平1−170428号 で提案した。
【0003】
上記従来装置では充填層のピート繊維が風などで散逸したり、直射日光によっ て乾燥したりするのを防止するため排気口を有する上壁で脱臭用周囲壁の上面を 塞ぎ、その排気口に排気ファンを取付け、脱臭した処理ガスを外に放出するよう にしている。従って、排気ファンを設備する分、コスト高になると共に、排気す るのに電力を消費しなければならない。
【0004】
本考案は、上記問題点を解消するために開発されたもので、上面の一部を開放 し、残部を覆蓋で覆った曝気槽等の水処理施設の水槽の前記開放部の槽壁上に、 通気性支持材を底とする脱臭用周囲壁を載置し、該周囲壁の内部に脱臭用微生物 を坦持した繊維状ピートの充填層を設けた生物脱臭装置において、上記繊維状ピ ートの充填層の上に多孔性粒状物の保護層を積層したことを特徴とする。
【0005】
図示の実施例において、10は曝気槽、11は曝気槽の上面の大部分を上から 覆う分割式の覆蓋を示す。図示の曝気槽は長方形で、短辺は例えば4m、長辺は 20〜50mもあり、その上面の8/9を8枚のカマボコ形をしたFRP製の覆 蓋が覆う。
【0006】 曝気槽の上面の、覆蓋で覆われていない開放部12の槽壁10´上には通気性 支持材、例えば格子状のグリーティング14を底とする脱臭用周囲壁13を載置 固定し、該周囲壁13の内部に脱臭用微生物を坦持した繊維状ピートの充填層1 5を設けると共に、その上に多孔性粒状物の保護層16を積層する。
【0007】 ピートの充填層15は、繊維長が8mm以下のものを篩って除去した長繊維で 構成し、圧密化を防止すると共に、空隙率を高く保持し、圧力損失は10mmA q以下であることが好ましい。 尚、脱臭用微生物は、運転の当初に活性汚泥処理水や、河川水を充填層15に 散布し、馴養、増殖させる。又、充填層の層高は約300〜700mm程度とす る。
【0008】 保護層16の多孔性粒状物は、例えば粒径5〜20mmの焼成硅藻土、軽石、 発泡セラミック等、風で散逸しない範囲で充填層15のピート繊維を圧密化しな いよう軽量なものを使用する。尚、保護層の層高は50〜100mmである。
【0009】 これにより曝気槽の底部に敷設した散気管17から槽内水中に供給されるブロ ワーからの空気の余圧で、槽内に発生した臭気成分(主に硫化メチル、メチルメ ルカプタン、二硫化メチル等)は空気と一緒に充填層15を下から上に吹抜ける 際に繊維状ピートが坦持する脱臭用微生物により酸化分解して除去され、臭気濃 度1000〜5000ppmは300ppm以下に低減する。尚、空塔速度は3 00〔1/H〕以下である。 曝気槽の水面から上昇する空気は湿度が非常に高く、臭気成分の濃度は通常、 低いので、充填層中に生じる分解生成物を除去するため、保護層を通して充填層 に散水する散水機構は、臭気成分の濃度が高い場合を除いて設ける必要はない。
【0010】 又、充填層15の圧密化を防止するには、充填層を前述の繊維状ピートと、平 均直径150mm程度で、大きな開口を有する曲面片と平板片とが複雑に結合し た状態にプラスチックで球状に成形された空隙率約97%の市販のプラスチック 充填材、例えば商品名バイオス(日南産業株式会社製)とで構成する。 その場合は、脱臭用周囲壁の底14の上に最下段のプラスチック充填材18を 敷き詰め、その最下段の各充填材の開口の中、及び充填材の隣接間隙に繊維状ピ ートを詰めて最下段のピート層を作り、その上に2段目の充填材を敷き詰めたの ち、同様に充填材の開口と隣接間隙に繊維状ピートを詰め、これを所要層高にな るまで繰返すのである。尚、脱臭用微生物はこのプラスチック充填材の表面にも 付着して増殖する。
【0011】
以上で明らかなように、本考案によれば脱臭用周囲壁の内部の繊維状ピートに よる充填層15の上に多孔性粒状物からなる保護層を設けたため、充填層の繊維 状ピートは風などで散逸することがない。そして、充填層を下から上に吹抜ける 際に脱臭されたガスは、保護層の多孔性粒状物の間隙から大気に放出されるので 排気ファンを使用する必要はない。従って、装置はコスト安になり、ランニング コストもかからない。
【図1】曝気槽の全体の平面図である。
【図2】図1のA−A線での拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線での拡大断面図である。
10 曝気槽 11 覆蓋 12 開放部 13 脱臭用周囲壁 14 グリーティング 15 繊維状ピートの充填層 16 多孔性粒状物の保護層
Claims (1)
- 【請求項1】 上面の一部を開放し、残部を覆蓋で覆っ
た曝気槽等の水処理施設の水槽の前記開放部の槽壁上
に、通気性支持材を底とする脱臭用周囲壁を載置し、該
周囲壁の内部に脱臭用微生物を坦持した繊維状ピートの
充填層を設けた生物脱臭装置において、上記繊維状ピー
トの充填層の上に多孔性粒状物の保護層を積層したこと
を特徴とする生物脱臭装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP017484U JPH0670820U (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 生物脱臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP017484U JPH0670820U (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 生物脱臭装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0670820U true JPH0670820U (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=11945281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP017484U Pending JPH0670820U (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 生物脱臭装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0670820U (ja) |
-
1993
- 1993-03-17 JP JP017484U patent/JPH0670820U/ja active Pending
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