JPH0670795U - 玩 具 - Google Patents

玩 具

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JPH0670795U
JPH0670795U JP1344893U JP1344893U JPH0670795U JP H0670795 U JPH0670795 U JP H0670795U JP 1344893 U JP1344893 U JP 1344893U JP 1344893 U JP1344893 U JP 1344893U JP H0670795 U JPH0670795 U JP H0670795U
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JP
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connecting pipe
movable part
outer covering
covering material
base
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JP1344893U
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English (en)
Inventor
長吉 中島
Original Assignee
株式会社ナカジマコーポレーション
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Abstract

(57)【要約】 【目的】厳しい寸法精度が要求されることなく、基体部
に対する可動部の組み付け作業性が著しく簡単に行える
玩具を提供せしめる。 【構成】頭部を構成する可動部1と、胴体を構成する基
体部2と、該基体部2に内蔵された駆動装置3とを備
え、かつ、該駆動装置3に突設された偏心回転軸3aの
外周囲に連結パイプ5を遊嵌せしめると共に、その上か
らキャップ状の外被材6を被装する。また、該外被材6
の裾部6aを前記基体部へ固着させ、斯かる外被材6を
被装した状態で、前記連結パイプ5の上端部側に前記可
動部1を支持する。尚、前記外被材6には伸縮性を有す
る布材を用いるのが好ましく、更には、前記連結パイプ
5を、前記可動部1内に挿着される内挿管5aと、該内
挿管5aと前記基体部2との間に介在されるスペーサー
管5bとで構成するのが良い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、頭部或いは手、足等の可動部が基体部に設けられたゼンマイ或いは モーター等の駆動力により所定の偏心回転軸を介して揺動する人形等の玩具に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の揺動する人形等の玩具の考案としては、例えば、実公昭61− 2628号公報に開示された構成のものが従来例として周知である。
【0003】 この従来例の玩具は、基体部から外方に突出されると共に先端部が回転軸心の 回りを回転する偏心回転軸と、この偏心回転軸の回転を許容しつつ該偏心回転軸 の外周囲に遊嵌され且つ一端部を前記基体部に固着すると共に他端部に前記可動 部を固着してなる可撓管とを具備した構成を有している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の玩具にあっては、基体部と可動部とが可撓管に よって固定された構成であり、しかも、連結固定において基体部と可撓管及び可 動部と可撓管との夫々の間に方向性が限定され、かつ、ガタツキをなくすために 厳しい寸法精度が要求されている。
【0005】 このような方向性の限定と厳しい寸法精度の中で、可撓管を先に基体部に取り 付けると、その基体部から突出した長さの中で可動部の方向付けされた嵌合孔( 鍵穴)に可撓管の先端(鍵状部)を限定された方向性をもって押圧嵌合しなけれ ばならず、その押圧嵌合の位置合わせ作業が厄介である。また、逆に可撓管を先 に可動部に連結させると、可撓管の内部に偏心回転軸を挿着させる作業が厄介で あり、同時に可動部が偏心回転軸の取り付けられている駆動部と一緒になって嵩 張り、この嵩張った可動部の方向性と、駆動部の方向性とを揃えて基体部の取付 位置に装着させなければならず、しかも、厳しい寸法精度の中でそれらの位置合 わせ及び取付の作業に著しい困難性を有し、それによって生産性が低下しコスト 高になるという問題点を有している。
【0006】 従って、この従来例においては、製造過程における組み付けの作業性及びコス トの面において解決しなければならない課題を有している。
【0007】 本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、従来例のような厳 しい寸法精度が要求されないスペーサー的な連結パイプを用い、基体部に対する 可動部の組み付けが簡単な玩具を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記従来の問題点を解決し、所期の目的を達成するため本考案の要旨とする構 成は、基体部から外方に突出し先端部が回転軸心の回りを回転する偏心回転軸で 揺動可能な頭部或いは手、足等の可動部を動かす人形等の玩具において、前記偏 心回転軸の外周囲に遊嵌させて連結パイプを設け、該連結パイプを被装させるキ ャップ状の外被材を設け、該外被材を被装した状態で前記連結パイプの上端部側 に前記可動部を支持させ、前記外被材の裾部を前記基体部へ固着した玩具に存し 、延いては、可動部の支持が、外被材を被装した連結パイプの上端部側に接着剤 を塗布して可動部に設けた嵌合孔に挿着し、嵌合孔と外被材との接着支持である 玩具に存する。
【0009】 また、前記外被材には伸縮性を有する布材を用いるのが好ましく、更には、前 記連結パイプを、前記可動部内に挿着される内挿管と、該内挿管と前記基体部と の間に介在されるスペーサー管とで構成するのが良い。
【0010】 更に、前記連結パイプは、外被材が被装される内挿管と、該内挿管に着脱自在 に嵌合されて可動部内に挿着されるアダプター管とで構成しても良い。
【0011】
【作用】
このように構成される本考案の玩具は、前記偏心回転軸の外周囲に遊嵌させて 連結パイプを設け、該連結パイプを被装させるキャップ状の外被材を設け、該外 被材を被装した状態で前記連結パイプの上端部側に前記可動部を支持させて前記 外被材の裾部を前記基体部へ固着したことによって、寸法精度が要求されること なく、基体部に対する可動部の組み付けが簡単に行えることとなる。
【0012】 しかも、前記外被材の中にあって、前記連結パイプが自由に前記偏心回転軸上 を摺動変位し得ることから、偏心回転軸の傾斜角度に応じた同パイプの遊びが生 まれることとなり、更には、前記偏心回転軸がいくら回転しても、前記可動部が 、前記外被材の固着により、前記基体部に位置決めされることから、基体部と可 動部とが異なった方向、例えば、前後に反転するなどの不自然な動きが阻止され ることとなり、前記偏心回転軸から連結パイプが安易に抜け落ちることもない。
【0013】 また、前記外被材に伸縮性を有する布材を用いれば、前記連結パイプの変位摺 動がより助長され、前記偏心回転軸の回転に応じた前記可動部の揺動運動が更に 円滑になされることとなる。
【0014】 更に、前記連結パイプを、前記可動部内に挿着される内挿管と該内挿管と前記 基体部との間に介在されるスペーサー管とで構成すれば、前記内挿管が傾斜した 際に外被材の所望位置(詳しくは、同連結パイプの下端と前記基体部との間隙) に生じる凹みが前記スペーサー管の介在で阻止されることとなり、また、前記偏 心回転軸の偏心運動に応じて傾斜した内挿管の下端縁が、常時、スペーサー管の 上端面に当接して、同上端面を水平軌道盤とすべく旋回することとなる。
【0015】 また、前記連結パイプを、外被材が被装される内挿管と該内挿管に着脱自在に 嵌合されて可動部内に挿着されるアダプター管とで構成すれば、前記内挿管とア ダプター管との間に前記外装材を挟持固定することが可能となる。また、前記ア ダプター管の嵌合により、可動部内へ挿着させる同連結パイプの接続部が拡径す ることから、前記可動部と前記連結パイプとの接触面が拡大して両者の接続状態 がより良好となる。
【0016】
【実施例】
次に、本考案のいくつかの実施例を図面を参照しながら説明する。図1〜図5 に示した第1実施例において、Aは、本考案に係る玩具の具体例を示す首振り人 形であり、この人形Aは、頭部を構成する可動部1と、胴体を構成する基体部2 と、該基体部2に内蔵された駆動装置3とを備えている。
【0017】 前記可動部1は、頭の形状に模して作られた所望大きさの発泡スチロール体1 a(図4参照)の表面に、髪の毛1bと顔1cとを一体的に縫合させた袋状の布 材(図示せず)を被装してなるもので、首部に相当する位置に、後述する連結パ イプを挿着するための嵌合孔1dが形成されている。
【0018】 また、前記基体部2は、図2に示すように、所望大きさに形成され中に前記駆 動装置3を着脱自在に搭載した発泡スチロール体2aと、該発泡スチロール体2 aの表面に被装される上衣2b並びにズボン2cとから構成されている。
【0019】 一方、前記駆動装置3は、ねじ4で巻き上げられるゼンマイ(図示せず)と、 斯かるゼンマイの巻き戻り力で作動するオルゴール装置(図示せず)とが内蔵さ れており、頂面に、外方に向けて突出した偏心回転軸3aを備えている。
【0020】 この偏心回転軸3aは、前記基体部2を構成する発泡スチロール体2aの頂部 から所定の長さで屈曲する曲成部3a1 を設けてその先端部3a2 が該回転軸3 aの回転軸心S(図5参照)の回りを回転するようになっており、前記オルゴー ル装置の演奏ドラムの回転に応じて一体的に回転する。
【0021】 他方、前記可動部1と前記基体部2との間(首部)には、前記駆動装置3の偏 心回転軸3aを介して連結パイプ5が装着されている。この連結パイプ5は、中 空円筒状に成形された硬質の発泡スチロール管からなるもので、上端部側に後述 する外被材を介して前記可動部1が連結されている。
【0022】 この連結パイプ5は、下端部側が前記基体部2から遊離できるように前記偏心 回転軸3aへ変位自在に遊嵌挿着されるものであり、その外周面を包み込むよう にキャップ状の外被材6が被装される。
【0023】 該外被材6は、伸縮性を有した布材からなるものであり、図2に示すように、 袋状部6aと裾部6bとを有し、前記袋状部6aで前記連結パイプ5を外観から 見えないよう被装すると共に、同外被材6の前記裾部6bを前記基体部2(詳し くは、発泡スチロール体2a)の上面に接着剤等で貼着したり、或いは図3に示 すように、接着テープ7を使用して固着することにより、前記連結パイプ5の抜 け止めの役割をもなしている。
【0024】 更に、斯かる外被材6を被装させた前記連結パイプ5の上端部には、前記可動 部1の嵌合孔1dが嵌合されている。この可動部1と前記連結パイプ5とは前記 外被材6を介して圧接状態に嵌合されるものであるが、前記可動部1が安易に外 れたり或いは空回りしないように、同外被材6の表面に接着剤8を塗布して前記 可動部1との挿通固定をするのが好ましい(図3(c)参照)。
【0025】 この場合の可動部1の組み付けは、図3(c)に示したように、連結パイプ5 に外被材6の袋状部6aを被装し、裾部6bを基体部2に固定した状態において 、基体部2に対する連結パイプ5の方向を予め設定した方向に向けてセットし、 その基体部2を多数並べておき、袋状部6aの先端に接着剤8を塗布し、可動部 1を摘んで大略の方向を決めて袋状部6aの先端が嵌合孔1dに嵌まるようにポ ンポンと差し込むだけで簡単に組み付けることができるのである。
【0026】 このように構成される本考案の玩具は、前記駆動装置3内のゼンマイを前記ね じ4で巻き上げれば、同駆動装置3内のオルゴール装置が作動してメロディーを 奏で始めると共に、同装置の演奏ドラムの回転に応じて前記偏心回転軸5aを回 動させ、前記可動部1(頭)を揺動するものである。また、その際、前記連結パ イプ5の下端側が前記基体部2から遊離できることから、特に、前記可動部1が 一番傾斜した位置での前記偏心回転軸3aへ懸かる負担が軽減され、しかも、こ の偏心回転軸3aの傾斜に応じて前記連結パイプ5が回転軸3a上を多少なりと も変位摺動し、同回転軸3a上での遊びが生まれることから、前記可動部1がい くら回転し、また、どの位置になっても、同可動部1が基体部2側へ引っ張られ ることがなく、揺動運動が円滑になされるものである。
【0027】 また、前記外被材6の固着により前記可動部1と前記基体部2との相対的な位 置決めがなされることから、基体部2と可動部1とが全く異なった方向、例えば 、前後に反転するなどの不自然な組み付けが阻止されるものであり、前記連結パ イプ5が前記偏心回転軸3aから安易に抜け落ちることもない。
【0028】 次に、本考案の第2実施例を図6を参照しながら説明する。尚、前述した第1 実施例と同一部分は同一符号で示し、構成の異なる処を新たに番号を付して以下 に説明する。図6は、可動部1と基体部2との連結状態を示す要部縦断面図であ り、前記偏心回転軸3aに連結パイプ5を遊嵌している。
【0029】 この連結パイプ5は、前記可動部1内に挿着される内挿管5aと、該内挿管5 aと前記基体部2との間に介在されるスペーサー管5bとで構成されているもの で、前記偏心回転軸3aが傾斜した際に外被材6の所望位置(詳しくは、同連結 パイプ5の下端と前記基体部2との間隙)に生じる凹みが前記スペーサー管5b の介在で阻止されるものである。
【0030】 また、斯かる連結パイプ5が、内挿管5aとスペーサー管5bとに分離された ことによって、前記偏心回転軸3aの偏心運動に応じて傾斜した前記内挿管5a の下端縁が、常時、前記スペーサー管5bの上端面に当接して、同上端面を水平 軌道盤とすべく旋回することから、前記可動部1の無用な上下運動を阻止するも のである。
【0031】 更に、図7に示した第3実施例は、前記連結パイプ5を、前記可動部1内に挿 着される内挿管5aと、該内挿管5aに嵌合されるアダプター管5cとで構成し た例を示すものであり、前記内挿管5aとアダプター管5cとの間に前記外装材 6をより強固に挟持固定することができると共に、可動部1のモデルチェンジや 予め形成されている他の形状のものを付け替えることができ、アダプター管5c の大きさを選択するだけで直ちにそれに対応でき、基体部2に汎用性をもたせる ことができる。この場合でも、前記可動部1と前記基体部2との位置決めが略正 確になされるものである。
【0032】 更に、前記アダプター管5cを前記可動部1内に嵌合することにより、同連結 パイプ5の接続部が拡径し、前記可動部1の嵌合孔1c(詳しくは、同嵌合孔1 cの空洞面積)が必然的に大きくなるため、同可動部1の重さを減らすことも可 能となり、その結果、前記偏心回転軸3aへの負担がより軽減され、更には、前 記可動部1と前記連結パイプ5との接触面が拡大することから、両者の接続状態 がより良好になるといった利点をも有するものである。
【0033】 また、本実施例にあっては、前記駆動装置3を発泡スチロール体2aで被装し ているが、これに限定されることなく、図8に示すように、この発泡スチロール 体2aを不要とすべく前記駆動装置3を直接、前記外被材6で被装してスポンジ 等の弾性材9に貼着固定させても良い。
【0034】 尚、本実施例にあっては、首振り人形について説明しているが、これに限定さ れることなく、本考案が、ゼンマイやモーター等の駆動装置で揺動する可動部を 具備した、全ての玩具を包摂するものであることは云うまでもない。
【0035】
【考案の効果】
本考案は上述のように構成され、前記偏心回転軸の外周囲に遊嵌させて連結パ イプを設け、該連結パイプを被装させるキャップ状の外被材を設け、該外被材を 被装した状態で前記連結パイプの上端部側に前記可動部を支持させ、前記外被材 の裾部を前記基体部へ固着したことによって、従来の如き厳しい寸法精度が要求 されることなく、基体部に対する可動部の組み付け作業性が著しく簡単に行える といった効果を奏するものである。
【0036】 しかも、前記外被材の中にあって、前記連結パイプが自由に前記偏心回転軸上 を摺動変位し得ることから、同偏心回転軸の傾斜角度に応じた同パイプの遊びが 生まれ、その結果、前記可動部がいくら回転し、また、どの傾斜位置にあっても 、同可動部が基体部側へ無理に引っ張られることがなく、前記偏心回転軸の回転 に基づく揺動運動がより円滑になされるばかりでなく、連結パイプに対する可動 部の取り付けが全て画一的ではなく、角度的に微妙にずれたものも出現し、それ によって首振りのしぐさも多少異なるようになり、バラエティに富んだ玩具が得 られるといった効果をも兼備するものである。
【0037】 また、前記偏心回転軸がいくら回転しても、前記可動部が、外被材の固着によ り、前記基体部に位置決めされることから、基体部と可動部とが異なった方向、 例えば、前後に反転するなどの不自然な動きが阻止できるといった効果をも兼備 するものであり、更には、斯かる外被材の裾部を前記基体部に固着させるだけで 、連結パイプの取り付け保持が簡単かつ確実に行えるものであり、前記偏心回転 軸から連結パイプが安易に抜け落ちることもない。
【0038】 更に、前記外被材に伸縮性を有する布材を用いれば、前記連結パイプの変位摺 動がより助長されるため、前記偏心回転軸の回転に応じた前記可動部の揺動運動 が更に円滑になされるといった効果を奏するものである。
【0039】 また、前記連結パイプを、前記可動部内に挿着される内挿管と該内挿管と前記 基体部との間に介在されるスペーサー管とで構成すれば、前記偏心回転軸が傾斜 した際に外被材の所望位置(詳しくは、同連結パイプの下端と前記基体部との間 隙)に生じる凹みが前記スペーサー管の介在で阻止されるため、玩具としての商 品価値を高めることができ、また、前記偏心回転軸の偏心運動に応じて傾斜した 内挿管の下端縁が、常時、スペーサー管の上端面に当接して、同上端面を水平軌 道盤とすべく旋回するため、前記可動部の無用な落込み運動が阻止できると共に 、同可動部の重量が前記スペーサー管の上端面にかかり、また、その際、前記内 挿管の下端縁と前記スペーサー管の上端面との間に摩擦力が生じることも相俟っ て、可動部が意味なく反転するのを防止できることとなった。
【0040】 また、前記連結パイプを、外被材が被装される内挿管と該内挿管に嵌合されて 可動部内に挿着されるアダプター管とで構成すれば、アダプター管の大きさを選 択するだけで、可動部のモデルチェンジや予め形成されている他の形状のものと の付け替えができ、基体部に汎用性をもたせることができる他、前記内挿管とア ダプター管との間に前記外装材を強固に挟持固定することができるため、前記可 動部と前記基体部との位置決めがより正確にできるといった効果を奏するもので あり、更には、前記アダプター管を前記可動部内に嵌合することにより、同連結 パイプの接続部が拡径し前記可動部の嵌合孔(詳しくは、同嵌合孔の空洞面積) が必然的に大きくなるため、同可動部の重さを減らすことが可能になると共に、 前記偏心回転軸への負担をより軽減でき、また、前記可動部と前記連結パイプと の接触面が拡大することも相俟って、両者の接続状態がより良好になるといった 効果をも兼備するものである。
【0041】 尚、本考案に係る玩具は、構成が単純であるため大量生産に適し、価格も低廉 なものとして需要者に供給できる等、本考案を実施することはその実益的価値が 甚だ大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る玩具の第1実施例である首振り人
形を示す斜視図である。
【図2】同人形の組立分解斜視図である。
【図3】基体部と可動部との組み付けを示す簡略説明図
である。
【図4】可動部と基体部との連結状態を示す要部縦断面
図である。
【図5】同実施例で使用する駆動装置と発泡スチロール
体との組み付け状態を示す説明図である。
【図6】本考案に係る第2実施例を示す要部縦断面図で
ある。
【図7】本考案に係る第3実施例を示す要部縦断面図で
ある。
【図8】同実施例で使用する駆動装置の他の組み付け状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 可動部 1a 発泡スチロール体 1b 髪の毛 1c 顔 1d 嵌合孔 2 基体部 2a 発泡スチロール体 2b 上衣 2c ズボン 3 駆動装置 3a 偏心回転軸 3a1 曲成部 3a2 先端部 4 ねじ 5 連結パイプ 5a 内挿管 5b スペーサー管 5c アダプター管 6 外被材 6a 袋状部 6b 裾部 7 接着テープ 8 接着剤 9 弾性材
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10F 1/06 A 6821−5H

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体部から外方に突出し先端部が回転軸心
    の回りを回転する偏心回転軸で揺動可能な頭部或いは
    手、足等の可動部を動かす人形等の玩具において、前記
    偏心回転軸の外周囲に遊嵌させて連結パイプを設け、該
    連結パイプを被装させるキャップ状の外被材を設け、該
    外被材を被装した状態で前記連結パイプの上端部側に前
    記可動部を支持させ、前記外被材の裾部を前記基体部へ
    固着したことを特徴とする玩具。
  2. 【請求項2】可動部の支持は、外被材を被装した連結パ
    イプの上端部側に接着剤を塗布して可動部に設けた嵌合
    孔に挿着し、嵌合孔と外被材との接着支持である請求項
    1又は2に記載の玩具。
  3. 【請求項3】前記外被材は、伸縮性を有する布材である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の玩具。
  4. 【請求項4】前記連結パイプは、前記可動部内に挿着さ
    れる内挿管と、該内挿管と前記基体部との間に介在され
    るスペーサー管とからなることを特徴とする請求項1に
    記載の玩具。
  5. 【請求項5】前記連結パイプは、外被材が被装される内
    挿管と、該内挿管に着脱自在に嵌合されて可動部内に挿
    着されるアダプター管とからなることを特徴とする請求
    項1に記載の玩具。
JP1344893U 1993-03-23 1993-03-23 玩 具 Pending JPH0670795U (ja)

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