JPH0670692B2 - 光−光変換素子 - Google Patents

光−光変換素子

Info

Publication number
JPH0670692B2
JPH0670692B2 JP63037800A JP3780088A JPH0670692B2 JP H0670692 B2 JPH0670692 B2 JP H0670692B2 JP 63037800 A JP63037800 A JP 63037800A JP 3780088 A JP3780088 A JP 3780088A JP H0670692 B2 JPH0670692 B2 JP H0670692B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical member
conversion element
wavelength range
wavelength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63037800A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01213619A (ja
Inventor
稜雄 高梨
新太郎 中垣
浩彦 篠永
伝 浅倉
正人 古屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP63037800A priority Critical patent/JPH0670692B2/ja
Priority to US07/313,073 priority patent/US4920417A/en
Publication of JPH01213619A publication Critical patent/JPH01213619A/ja
Priority to US07/485,933 priority patent/US5054892A/en
Publication of JPH0670692B2 publication Critical patent/JPH0670692B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/03Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on ceramics or electro-optical crystals, e.g. exhibiting Pockels effect or Kerr effect
    • G02F1/0338Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on ceramics or electro-optical crystals, e.g. exhibiting Pockels effect or Kerr effect structurally associated with a photoconductive layer or having photo-refractive properties
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/135Liquid crystal cells structurally associated with a photoconducting or a ferro-electric layer, the properties of which can be optically or electrically varied

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は撮像装置や光書込み投影装置などに好適な光ー
光変換素子に関する。
(従来の技術) 光学像を入力し、出力としても光学像が出力できるよう
に構成されている光ー光変換素子としては、例えば液晶
型光変調器、光伝導電性ポッケルス効果素子、マイクロ
チャンネル型光変調器などのような空間変調素子、ある
いはフォトクロミック材を用いて構成された素子という
ように各種の構成形態のものが、例えば、光書込み投影
装置、光コンピュータの光並列処理のための素子、画像
の記録用の素子などとして従来から注目されて来てお
り、また、本出願人会社では光ー光変換素子を用いた高
解像度の撮像装置について提案も行っている。
第7図は従来の光ー光変換素子の構成例を示す側断面図
であり、この第7図に示されている光ー光変換素子にお
いて1,2はガラス板、3,4は透明電極、5,6,11は端子、7
は光導電層、12は遮光層、8は誘電体ミラー、9は印加
された電界の強度分布に応じて光の状態を変化させる光
学部材(例えば、ニオブ酸リチウム単結晶のような光変
調材層、あるいはネマチック液晶層)、WLは書込み光、
RLは読出し光、ELは消去光である。
第7図に示す光ー光変換素子において、それの端子5,6
間に電源10と切換スイッチSWとからなる回路を接続し、
切換スイッチSWにおける切換制御信号の入力端子11に供
給された切換制御信号により、切換スイッチSWの可動接
点を固定接点WR側に切換えた状態にし、前記した透明電
極3,4間に電源10の電圧を与えて、印加された電界の強
度分布に応じて光の状態を変化させる光学部材(例え
ば、ニオブ酸リチウム単結晶のような光変調材層、ある
いはネマチック液晶層)9の両端間に電界が加わるよう
にしておき、また、光ー光変換素子におけるガラス板1
側から書込光WLを入射させて、その入射した書込み光WL
をガラス板1と透明電極3とに透過させて光導電層7に
到達させると、光導電層7の電気抵抗値はそれに到達し
た入射光による光学像と対応して変化するために、光導
電層7と遮光層12との境界面には光導電層7に到達した
入射光による光学像と対応した電荷像が生じる。
また、前記のように切換スイッチSWの可動接点が固定接
点WR側に切換えられている状態において、電源10の電圧
が端子5,6を介して印加されている透明電極1,2間に、前
記した光導電層7に対して遮光層12と誘電体ミラー8な
どとともに直列的な関係に設けられているニオブ酸リチ
ウム単結晶のような光変調材層(あるいはネマチック液
晶層)9には、光導電層7と遮光層12との境界面に前記
のように書込み光によって生じている電荷像と対応した
強度分布の電界が加わるために、ガラス板2側から入射
した読出し光RLは前記した光変調材層9の電気光学効果
により、光変調材層9に加わる電界強度に応じた画像情
報を含んでいる状態の反射光となって、ガラス板2側か
ら出射する。
そして、前記のようにガラス板2側に投射され、透明電
極4→光変調材層9→誘電体ミラー8→遮光層12のよう
に進行して行く読出し光RLの内で誘電体ミラー8で反射
されなかった光は遮光層12により光導電層7側には進行
しないように遮光されるために、読出し光RLがガラス板
2側に投射されても、それにより光導電層7の電気抵抗
値が変化するようなことはないから、読出し光RLの投射
によっても光導電層7と遮光層12との境界面に入射光に
よる光学像と対応して生じている電荷像を変化させるこ
とがない。
ところで、前記した第7図示の光ー光変換素子では、書
込み光WLにより光ー光変換素子に書込まれた情報を消去
するのに、前記した切換スイッチSWにおける切換制御信
号の入力端子11に切換制御信号を供給して切換スイッチ
SWの可動接点を固定接点E側に切換え、光ー光変換素子
における端子5,6の電位を同じにして透明電極3,4間に電
界が生じないようにしてから、書込み光WLの入射側とさ
れている前記したガラス板1側から一様な強度分布の消
去光ELを入射させることにより、前記した消去光ELをガ
ラス板1と透明電極3とを介して光導電層7に与え、光
導電層7の電気抵抗値を低下させた状態にして光導電層
7と遮光層12との境界面に生じていた電荷像を消去させ
るようにしていた。
このように、第7図示の従来の光ー光変換素子におい
て、既に書込まれている情報の消去を行う際に用いられ
る消去光の入射側が書込み光WLの入射側と同じにされて
いるのは、読出し光RLの入射側と光導電層7との間には
遮光層12があるために、読出し光RLが入射される側から
消去光を入射させたところで、その消去光は前記した遮
光層12で阻止されてしまって光導電層7には到達し得
ず、したがって、読出し光RLが入射される側から消去光
を入射させたところで、光導電層7と遮光層12との境界
面に生じている電荷像を消去できないからである。
前記の点は、例えば、書込み光WLが入射される側に撮像
光学系を設けることが必要とされているような構成の撮
像装置、その他、書込み光WLが入射される側に消去光の
入射装置を設けることが困難な事情のある構成態様の装
置に、光ー光変換素子が用いられる際に大きな問題にな
る。
前記の問題点を解決できる光ー光変換素子として、本出
願人会社では先に第8図に示すような構成の光ー光変換
素子、すなわち、ガラス板1と透明電極3と、光導電層
7と、読出光の波長域の光を反射させるとともに、消去
光の波長域の光を透過させうるような波長選択性を有す
る光学部材8Rと、印加された電界の強度分布に応じて光
の状態を変化させる光学部材9と、透明電極4と、ガラ
ス板2とを積層してなる光ー光変換素子を提案した。
第8図において1,2はガラス板、3,4は透明電極、5,6は
端子、7は光導電層であり、また、8Rは読出光の波長域
の光を反射させるとともに、消去光の波長域の光を透過
させうるような波長選択性を有する光学部材であって、
この光学部材8Rとしては例えばSiO2の薄膜とTiO2の薄膜
との多層膜によるダイクロイック・フィルタによって構
成させたものが使用できる。
また、9は印加された電界の強度分布に応じて光の状態
を変化させる光学部材(例えば、ニオブ酸リチウム単結
晶のような電気光学効果結晶、あるいはネマチック液晶
層によって構成させた光学部材)であり、図中でWLは書
込み光、RLは読出し光、ELは消去光をそれぞれ示してい
る。
第9図は、前記した読出光の波長域の光を反射させると
ともに、消去光の波長域の光を透過させうるような波長
選択性を有する光学部材8Rの波長選択性を例示した曲線
図であり、第9図において第9図の(a)に示されてい
る特性を有する光学部材8Rは光学的低域通過濾波器とし
て構成されていることを表わしており、また、第9図の
(b)に示されている特性を有する光学部材8Rは光学的
高域通過濾波器として構成されていることを表わしてお
り、さらに、第9図の(c)に示されている特性を有す
る光学部材8Rは光学的帯域通過濾波器として構成されて
いることを表わしており、さらにまた第9図の(d)に
示されている特性を有する光学部材8Rは光学的帯域消去
濾波器として構成されていることを表わしている。
すなわち、第8図に示されている既提案の光ー光変換素
子において、それの構成部分の一部として使用されてい
る光学部材8R、すなわち、読出光の波長域の光を反射さ
せるとともに、消去光の波長域の光を透過させうるよう
な波長選択性を有する光学部材8Rは、第9図の(a)〜
(d)に波長選択特性が例示されているような波長選択
性を有する光学部材8Rが使用できるのである。
第9図の(a)〜(d)に例示されているような波長選
択特性を有する光学部材8Rを備えている既提案の光ー光
変換素子においては、それに入射させるべき読出し光と
して光学部材8Rにおける光の透過率の低い波長領域の光
を用い、また、それに入射させるべき消去光としては光
学部材8Rにおける光の透過率の高い波長領域の光を用い
るのであり、それにより、既提案の光ー光変換素子にお
いては読出し光の入射側から消去光を入射させるように
することを可能にしたのである。
第8図に示されている構成を有する既提案の光ー光変換
素子に光学的な情報の書込みを行う場合には、光ー光変
換素子の端子5,6に電源10と切換スイッチSWとからなる
回路を接続し、切換スイッチSWにおける切換制御信号の
入力端子11に供給された切換制御信号により、切換スイ
ッチSWの可動接点を固定接点WR側に切換えた状態にし、
前記した透明電極3,4間に電源10の電圧を与えて、光導
電層7の両端間に電界が加わるようにしておいて、光ー
光変換素子におけるガラス板1側から書込光WLを入射さ
せると光ー光変換素子に対する光学的情報の書込みが行
われるのである。
すなわち、前記のように光ー光変換素子に入射した書込
み光WLがガラス板1と透明電極3とを透過して光導電層
7に到達すると、光導電層7の電気抵抗値がそれに到達
した入射光による光学像と対応して変化するために、光
導電層7と光学部材8R(読出光の波長域の光を反射させ
るとともに、消去光の波長域の光を透過させうるような
波長選択性を有する光学部材8R)との境界面には光導電
層7に到達した入射光による光学像と対応した電荷像が
生じる。
前記のようにして入射光による光学像と対応する電荷像
の形で書込みが行われた光学的情報を光ー光変換素子か
ら再生するのには、切換スイッチSWの可動接点を固定接
点WR側に切換えた状態として、電源10の電圧が端子5,6
を介して透明電極1,2間に印加されている状態にしてお
いて、ガラス板2側より図示されていない光源からの一
定の光強度の読出し光RLを投射することによって行うこ
とができる。
すなわち、既述のように入射光による光情報の書込みが
行われた光ー光変換素子における光導電層7と光学部材
8R(読出光の波長域の光を反射させるとともに、消去光
の波長域の光を透過させうるような波長選択性を有する
光学部材8R)との境界面には光導電層7に到達した入射
光による光学像と対応した電荷像が生じているから、前
記した光導電層7に対して光学部材8Rとともに直列的な
関係に設けられている光学部材9(例えばニオブ酸リチ
ウム単結晶9)には、入射光による光学像と対応した強
度分布の電界が加わっている状態になされている。
そして、前記したニオブ酸リチウム単結晶9の屈折率は
電気光学効果により電界に応じて変化するから、入射光
による光学像と対応した強度分布の電界が加わっている
状態に前記した光導電層7に対して光学部材8Rとともに
直列的な関係に設けられているニオブ酸リチウムの結晶
9の屈折率は、既述した入射光による光情報の書込みに
より光ー光変換素子における光導電層7と光学部材8R
(読出光の波長域の光を反射させるとともに、消去光の
波長域の光を透過させうるような波長選択性を有する光
学部材8R)との境界面に光導電層7に到達した入射光に
よる光学像と対応して生じた電荷像に応じて変化してい
るものになる。
それで、ガラス板2側に読出し光RLが投射された場合に
は、前記のようにガラス板2側に投射された読出し光RL
が、透明電極4→ニオブ酸リチウム単結晶9→光学部材
8R(読出光の波長域の光を反射させるとともに、消去光
の波長域の光を透過させうるような波長選択性を有する
光学部材8R)→のように進行して行く。
前記した読出し光RLは読出光の波長域の光を反射させる
とともに、消去光の波長域の光を透過させうるような波
長選択性を有する光学部材8Rによって反射してガラス板
2側に反射光として戻って行くが,ニオブ酸リチウム単
結晶9の屈折率は電気光学効果によって電界に応じて変
化するから、読出し光RLの反射光はニオブ酸リチウム単
結晶9の電気光学効果によりニオブ酸リチウム単結晶9
に加わる電界の強度分布に応じた画像情報を含むものと
なって、ガラス板2側に入射光による光学像に対応した
再生光学像を生じさせる。
前記した再生動作においてガラス板2側から投射された
読出し光RLは、既述のように、透明電極4→ニオブ酸リ
チウム単結晶9→光学部材8R(読出光の波長域の光を反
射させるとともに、消去光の波長域の光を透過させうる
ような波長選択性を有する光学部材8R)→のように光導
電層7の方に進行して行くが、前記の読出し光はそれが
光導電層7に到達する以前に前記の光学部材8R(読出光
の波長域の光を反射させるとともに、消去光の波長域の
光を透過させうるような波長選択性を有する光学部材8
R)によって反射されることにより、ニオブ酸リチウム
単結晶9→透明電極4→ガラス板2のような光路を辿る
から、前記した読出し光RLが光導電層7に到達して書込
まれた入射光による電荷像に悪影響を与えるようなこと
はない。
このように、既提案の光ー光変換素子では、ガラス板1
側から書込み光WLを入射させることにより書込み動作が
行われ、また、ガラス板2側に読出し光RLを入射させる
ことにより光学像の再生が行われるが、次に、第8図示
の既提案の光ー光変換素子に書込まれた情報の消去光に
ついて説明すると次のとおりである。
第8図示の既提案の光ー光変換素子に書込まれた情報を
消去する場合には、光ー光変換素子の端子5,6間に接続
されている切換スイッチSWにおける切換制御信号の入力
端子11に供給された切換制御信号により、切換スイッチ
SWの可動接点を固定接点E側に切換えた状態にし、前記
した透明電極3,4間を電気的に短絡して透明電極3,4を同
電位にし、光導電層7の両端間に電界が加わらないよう
にしてから、光ー光変換素子におけるガラス板2側から
消去光ELを入射させるのである。
前記のように光ー光変換素子のガラス板2側に入射した
消去光ELは、ガラス板2→透明電極4→ニオブ酸リチウ
ム単結晶9→光学部材8R(読出光の波長域の光を反射さ
せるとともに、消去光の波長域の光を透過させうるよう
な波長選択性を有する光学部材8R)→光導電層7のよう
な経路で光導電層7に到達して、その消去光ELにより光
導電層7の電気抵抗値を低下させ、光導電層7と光学部
材8R(読出光の波長域の光を反射させるとともに、消去
光の波長域の光を透過させうるような波長選択性を有す
る光学部材8R)との境界面に形成されていた電荷像を消
去させる。
このように、第8図示の既提案の光ー光変換素子では書
込み動作時に光導電層7と光学部材8R(読出光の波長域
の光を反射させるとともに、消去光の波長域の光を透過
させうるような波長選択性を有する光学部材8R)との境
界面に形成されていた電荷像が、光ー光変換素子におけ
る読出し光の入射側から光ー光変換素子に入射される消
去光によって消去させるようにしているから、書込み光
WLが入射される側に撮像光学系を設けることが必要とさ
れているような構成の撮像装置、その他、書込み光WLが
入射される側に消去光の入射装置を設けることが困難な
事情のある構成態様の装置にも容易に適用することがで
き、第7図を参照して既述した従来の光ー光変換素子に
おける従来の問題点を良好に解決することができる。
(発明が解決しようとする問題点) 前記のように、第8図を参照して説明した既提案の光ー
光変換素子では、ガラス板1側からの入射光による光情
報の書込みを、光ー光変換素子における光導電層7と光
学部材8R(読出光の波長域の光を反射させるとともに、
消去光の波長域の光を透過させうるような波長選択性を
有する光学部材8R)との境界面に光導電層7に到達した
入射光による光学像と対応する電荷像を生じさせること
によって行い、また、ガラス板2側に投射された読出し
光RLは、透明電極4→ニオブ酸リチウム単結晶9→光学
部材8R(読出光の波長域の光を反射させるとともに、消
去光の波長域の光を透過させうるような波長選択性を有
する光学部材8R)→のように進行して行くが、第8図示
の光ー光変換素子には読出光の波長域の光を反射させる
とともに、消去光の波長域の光を透過させうるような波
長選択性を有する光学部材8Rが設けられていることによ
り、再生光RLが前記の光学部材8Rで反射してニオブ酸リ
チウム単結晶9の層を戻ってガラス板2側に入射光によ
る光学像に対応した再生光情報を生じさせ、さらに、ガ
ラス板2側から投射された消去光ELが、透明電極4→ニ
オブ酸リチウム単結晶9→光学部材8R(読出光の波長域
の光を反射させるとともに、消去光の波長域の光を透過
させうるような波長選択性を有する光学部材8R)→のよ
うに光導電層7の方に進行して行って、光導電層7の電
気抵抗を低下させて光導電層7と光学部材8R(読出光の
波長域の光を反射させるとともに、消去光の波長域の光
を透過させうるような波長選択性を有する光学部材8R)
との境界面に形成されていた電荷像を消去させるように
しているものであるが、ガラス板1側から入射される光
は、一般に、可視光の波長域の光よりも広い波長域の光
を含んでいるものであるために、ガラス板1側から入射
される光には消去時にガラス板2側から入射される消去
光ELの波長域の光を含んでいる。
そして、前記のようにガラス板1側から光ー光変換素子
に入射されている光に、消去光として用いられるように
定められている波長域の光が含まれていた場合には、そ
の光が読出光の波長域の光を反射させるとともに消去光
の波長域の光を透過させうるような波長選択性を有する
光学部材8Rを透過してニオブ酸リチウム単結晶9→透明
電極4→ガラス板2→のような経路で光ー光変換素子か
ら出射することになる。
それで、光ー光変換素子に再生動作を行わせるためにガ
ラス板2側に再生光RLを入射させている状態において、
ガラス板1側から光ー光変換素子に入射されている光
に、消去光Lとして用いられるように定められている波
長域の光が含まれていた場合には、その光が読出光の波
長域の光を反射させるとともに消去光の波長域の光を透
過させうるような波長選択性を有する光学部材8Rを透過
してニオブ酸リチウム単結晶9→透明電極4→ガラス板
2→のような経路で光ー光変換素子から出射するため
に、光ー光変換素子からの再生光情報は、光ー光変換素
子に再生動作を行わせるためにガラス板2側に入射させ
た再生光RLが、ガラス板2→ニオブ酸リチウム単結晶9
→光学部材8R(読出光の波長域の光を反射させるととも
に、消去光の波長域の光を透過させうるような波長選択
性を有する光学部材8R)→ニオブ酸リチウム単結晶9→
透明電極4→ガラス板2→のような経路で光ー光変換素
子から出射される本来の再生光情報の他に、ガラス板1
側から入射されている光に含まれている消去光ELの波長
域の光によるものが付加されているものになって、正し
い再生動作が行われないという問題が生じる。また、前
記した消去光ELとしては、通常、可視光よりも長波長の
光が使用されるが、前記のように再生光情報中に可視光
よりも長波長の光が含まれることは人間の眼に対して危
険なことでもあるので、それの解決策が求められた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は入射光における可視光の波長域の書込み光を透
過させるとともに、前記した可視光の波長域の書込み光
よりも長い波長を有する消去光を反射または吸収しうる
ような波長選択性を有する第1の光学部材と、第1の透
明電極と、光導電層と、可視光の波長域の読出光を反射
させるとともに、前記した消去光を透過させうるような
波長選択性を有する第2の光学部材と、印加された電界
の強度分布に応じて光の状態を変化させる光学部材と、
第2の透明電極とを積層してなる光ー光変換素子を提供
するものである。
(実施例) 以下、添付図面を参照しながら、本発明の光ー光変換素
子、すなわち、入射光における可視光の波長域の書込み
光を透過させるとともに、前記した可視光の波長域の書
込み光よりも長い波長を有する消去光を反射または吸収
しうるような波長選択性を有する第1の光学部材と、第
1の透明電極と、光導電層と、可視光の波長域の読出光
を反射させるとともに、前記した消去光を透過させうる
ような波長選択性を有する第2の光学部材と、印加され
た電界の強度分布に応じて光の状態を変化させる光学部
材と、第2の透明電極とを積層してなる光ー光変換素子
の具体的な内容を詳細に説明する。
第1図は本発明の光ー光変換素子の一実施例の側断面図
であり、また、第2図乃至第5図は第1図示の構成の光
ー光変換素子の構成に使用される光学部材の光の波長に
対する光の透過率特性例図であり、さらに第6図は光ー
光変換素子を用いて構成した撮像装置の斜視図である。
第1図に示されている光ー光変換素子において1,2はガ
ラス板、3は第1の透明電極、4は第2の透明電極、5,
6は端子、7は光導電層であり、また、13は入射光にお
ける可視光の波長域の書込み光を透過させるとともに、
前記した可視光の波長域の書込み光よりも長い波長を有
する消去光を反射または吸収しうるような波長選択性を
有する第1の光学部材、14は可視光の波長域の読出光を
反射させるとともに、前記した消去光を透過させうるよ
うな波長選択性を有する第2の光学部材である。
第2図乃至第5図は、前記した第1の光学部材13と第2
の光学部材14とにおける光の波長に対する光の透過率特
性例を示しているものであり、第3図乃至第5図中にお
いて符号14で示されている特性曲線は第2の光学部材14
における光の波長に対する光の透過率特性例を示したも
のであり、また、第2図及び第4図ならびに第5図中に
おいて符号13で示されている特性曲線は第1の光学部材
13における光の波長に対する光の透過率特性例を示した
ものである。
前記した第1,第2の光学部材13,14は、それぞれ例えばS
iO2の薄膜とTiO2の薄膜との多層膜によるダイクロイッ
ク・フィルタによって構成させたものが使用できる。
また、9は印加された電界の強度分布に応じて光の状態
を変化させる光学部材(例えば、ニオブ酸リチウム単結
晶のような電気光学効果結晶、あるいはネマチック液晶
層によって構成させた光学部材)であり、図中でWLは書
込み光、RLは読出し光、ELは消去光をそれぞれ示してい
る。
第1図に示されている構成を有する本発明の光ー光変換
素子に光学的な情報の書込みを行う場合には、光ー光変
換素子の端子5,6に電源10と切換スイッチSWとからなる
回路を接続し、切換スイッチSWにおける切換制御信号の
入力端子11に供給された切換制御信号により、切換スイ
ッチSWの可動接点を固定接点WR側に切換えた状態にし、
前記した透明電極3,4間に電源10の電圧を与えて、光導
電層7の両端間に電界が加わるようにしておいて、光ー
光変換素子におけるガラス板1側から書込光WLを入射さ
せると光ー光変換素子では次のようにして光学的情報の
書込みが行われる。
書込み動作時にガラス板1側から光ー光変換素子に入射
する光は、可視光の波長域の光を含む広い波長域の光で
あるが、前記した光ー光変換素子に入射した光の内でガ
ラス板1→第1の光学部材13→第1の透明電極3→光導
電層7→の光路を通過して光導電層7に達する光は、前
記したガラス板1から光導電層7までの光路中に設けら
れている第1の光学部材13が第3図乃至第5図中の曲線
13に示されているような波長選択特性、すなわち、書込
み光となされる可視光の波長域の光の波長よりも長い波
長を有する光を反射あるいは吸収しうるような波長選択
性を有しているものであるために、光導電層7を透過し
て第2の光学部材14に達する光は可視光の波長域の書込
み光WLであり、光導電層7から第2の光学部材14には前
記のように可視光の波長域の光の波長よりも長い光は到
達し得ない。
ところで、前記した第2の光学部材14は、第2図及び第
4図ならびに第5図中に曲線14で示されているように、
可視光の波長域の読出し光を反射させるとともに、可視
光の波長よりも長い波長の消去光を反射しうるような波
長選択性を有するものとして構成されているから、既述
した第1の光学部材13を透過した可視光の波長域の書込
み光、すなわち、書込み動作時にガラス板1側から光ー
光変換素子に入射した光の内でガラス板1→第1の光学
部材13→第1の透明電極3→光導電層7→第2の光学部
材14に到達した光、すなわち、前記したガラス板1から
光導電層7までの光路中に設けられている第1の光学部
材13を透過した可視光の波長域の書込み光WLは第2の光
学部材14を透過し得ないのである。
前記のように光ー光変換素子に入射した書込み光WLがガ
ラス板1と第1の光学部材13と第1の透明電極3とを透
過して光導電層7に到達すると、光導電層7の電気抵抗
値がそれに到達した書込み光による光学像と対応して変
化するために、光導電層7と第2の光学部材(可視光の
波長域の読出光を反射させるとともに、可視光よりも長
い波長の消去光の波長域の光を透過させうるような波長
選択性を有する光学部材)14との境界面には光導電層7
に到達した可視光の波長域の書込み光WLによる光学像と
対応した電荷像が生じる。
前記のようにして書込み光WLによる光学像と対応する電
荷像の形で書込みが行われた光学的情報を光ー光変換素
子から再生するのには、切換スイッチSWの可動接点を固
定接点WR側に切換えた状態として、電源10の電圧が端子
5,6を介して第1,第2の透明電極1,2間に印加されている
状態にしておいて、図示されていない光源から光ー光変
換素子におけるガラス板2側に一定の光強度の読出し光
RLを投射することによって行うことができる。
すなわち、既述のように書込み光WLによる光情報の書込
みが行われた光ー光変換素子における光導電層7と第2
の光学部材(可視光の波長域の読出光を反射させるとと
もに、可視光よりも長い波長の消去光の波長域の光を透
過させうるような波長選択性を有する光学部材)14との
境界面には光導電層7に到達した書込み光による光学像
と対応した電荷像が生じているから、前記した光導電層
7に対して第2の光学部材14とともに直列的な関係に設
けられている光学部材9(例えばニオブ酸リチウム単結
晶9)には、書込み光による光学像と対応した強度分布
の電界が加わっている状態になされている。
そして、前記したニオブ酸リチウム単結晶9の屈折率は
電気光学効果により電界に応じて変化するから、書込み
光による光学像と対応した強度分布の電界が加わってい
る状態に前記した光導電層7に対して第2の光学部材14
とともに直列的な関係に設けられているニオブ酸リチウ
ムの結晶9の屈折率は、既述した書込み光による光情報
の書込みにより光ー光変換素子における光導電層7と第
2の光学部材(可視光の波長域の読出光を反射させると
ともに、可視光よりも長い波長の消去光の波長域の光を
透過させうるような波長選択性を有する光学部材)14と
の境界面に光導電層7に到達した書込み光による光学像
と対応して生じた電荷像に応じて変化しているものにな
る。
それで、ガラス板2側に読出し光RLが投射された場合に
は、前記のようにガラス板2側に投射された読出し光RL
が、第2の透明電極4→ニオブ酸リチウム単結晶9→第
2の光学部材(可視光の波長域の読出光を反射させると
ともに、可視光よりも長い波長の消去光の波長域の光を
透過させうるような波長選択性を有する光学部材)14→
のように進行して行く。
前記した読出し光RLは可視光の波長域の読出光を反射さ
せるとともに、可視光よりも長い波長の消去光の波長域
の光を透過させうるような波長選択性を有する第2の光
学部材14によって反射してガラス板2側に反射光として
戻って行くが、ニオブ酸リチウム単結晶9の屈折率は電
気光学効果によって電界に応じて変化するから、読出し
光RLの反射光はニオブ酸リチウム単結晶9の電気光学効
果によりニオブ酸リチウム単結晶9に加わる電界の強度
分布に応じた画像情報を含むものとなって、ガラス板2
側に入射光による光学像に対応した再生光学像を生じさ
せる。
前記した再生動作においてガラス板2側から投射された
読出し光RLは、既述のように、第2の透明電極4→ニオ
ブ酸リチウム単結晶9→第2の光学部材(可視光の波長
域の読出光を反射させるとともに、可視光よりも長い波
長の消去光の波長域の光を透過させうるような波長選択
性を有する光学部材)14→のように光導電層7の方に進
行して行くが、前記の読出し光はそれが光導電層7に到
達する以前に前記の第2の光学部材14(可視光の波長域
の読出光を反射させるとともに、可視光よりも長い波長
の消去光の波長域の光を透過させうるような波長選択性
を有する光学部材14)によって反射されることにより、
ニオブ酸リチウム単結晶9→第2の透明電極4→ガラス
板2のような光路を辿るから、前記した読出し光RLが光
導電層7に到達して書込まれた入射光による電荷像に悪
影響を与えるようなことはない。
このように、本発明の光ー光変換素子では、ガラス板1
側から書込み光WLを入射させることにより書込み動作が
行われ、また、ガラス板2側に読出し光RLを入射させる
ことにより光学像の再生が行われるが、次に、光ー光変
換素子に書込まれた情報の消去光について説明すると次
のとおりである。
第1図示の本発明の光ー光変換素子に書込まれた情報を
消去する場合には、光ー光変換素子の端子5,6間に接続
されている切換スイッチSWにおける切換制御信号の入力
端子11に供給された切換制御信号により、切換スイッチ
SWの可動接点を固定接点E側に切換えた状態にし、第1,
第2の透明電極3,4間を電気的に短絡して、前記した第
1,第2の透明電極3,4を同電位にし、光導電層7の両端
間に電界が加わらないようにしてから、光ー光変換素子
におけるガラス板2側から消去光ELを入射させるのであ
る。
前記のように光ー光変換素子のガラス板2側に入射した
消去光ELは、ガラス板2→第2の透明電極4→ニオブ酸
リチウム単結晶9→第2の光学部材14(可視光の波長域
の読出光を反射させるとともに、可視光よりも長い波長
の消去光の波長域の光を透過させうるような波長選択性
を有する光学部材14)→光導電層7のような経路で光導
電層7に到達して、その消去光ELにより光導電層7の電
気抵抗値を低下させ、光導電層7と第2の光学部材14
(可視光の波長域の読出光を反射させるとともに、可視
光よりも長い波長の消去光の波長域の光を透過させうる
ような波長選択性を有する光学部材14)との境界面に形
成されていた電荷像を消去させる。
このように、本発明の光ー光変換素子では書込み動作時
に光導電層7と第2の光学部材14(可視光の波長域の読
出光を反射させるとともに、可視光よりも長い波長の消
去光の波長域の光を透過させうるような波長選択性を有
する光学部材14)との境界面に形成されていた電荷像
が、光ー光変換素子における読出し光の入射側から光ー
光変換素子に入射される消去光によって消去させるよう
にしているから、書込み光WLが入射される側に撮像光学
系を設けることが必要とされているような構成の撮像装
置、その他、書込み光WLが入射される側に消去光の入射
装置を設けることが困難な事情のある構成態様の装置に
も容易に適用することができるのであり、また、可視光
の波長域の書込み光は第2の光学部材14(可視光の波長
域の読出光を反射させるとともに、可視光よりも長い波
長の消去光の波長域の光を透過させうるような波長選択
性を有する光学部材14)を透過できず、さらに、第2の
光学部材14は可視光の波長域の書込み光や読出し光より
も長い波長域の消去光を透過させうるような波長選択性
を有しているが、ガラス板1側に入射した入射光におけ
る可視光の波長域の書込み光よりも長い波長域の光は、
可視光の波長域の書込み光よりも長い波長域の光を反射
または吸収しうるような波長選択性を有する第1の光学
部材13の存在によって第2の光学部材14には到達しない
から、光ー光変換素子が読出し動作を行っている状態に
おいて、ガラス板1側から広い波長域の入射光が光ー光
変換素子に入射していたとしてもその光によって読出さ
れる情報に悪影響を与えることはなく、また、前記の可
視光の波長よりも長波長の光によって人間の眼に障害を
与えるようなことも起こらない。
次に、第6図は第1図乃至第5図を参照して説明したよ
うな構成を有する本発明の光ー光変換素子PPCを用いて
構成させた撮像装置の斜視図であり、この第6図におい
てPPCは本発明の光ー光変換素子を示しているが、第6
図に示す光ー光変換素子PPCにおいては、第1図中で図
面符号WLで示してある書込み光WLが入射されるガラス板
1の表面側に図面符号1を付し、また、第1図で図面符
号RLで示している読出し光RL及び図面符号ELで示されて
いる消去光ELが入射されるガラス板2の表面側に図面符
号2を付して、第1図と第6図に示されている光ー光変
換素子PPCとの対応関係を明らかにしているが、第6図
においては図示の簡略化のために光ー光変換素子PPCに
おける他の構成部分の具体的な図示記載は省略してあ
る。
第6図においてOは被写体、Lは撮影レンズ、BS1,BS2
はビーム・スプリッタ、PSrは読出し光RLの光源(読出
し光の光源PSrとしては、例えば、レーザ光による飛点
走査機を用いることができるのであり、以下の記載にお
いては読出し光の光源PSrとして、レーザ光による飛点
走査機が用いられているものとされている)、PSeは消
去光ELの光源、PLPは偏光板、PDは光検出器であり、第
6図に例示されている光ー光変換素子PPCを用いて構成
されている撮像装置において、被写体Oの光学像は撮像
レンズLによって光ー光変換素子PPCに対して書込み光
としてガラス板1側から入射される。
書込みモード及び読出しモードになされているときの光
ー光変換素子PPCにおける第1,第2の透明電極3,4には、
第1図に示すように可動接点が固定接点WR側に切換えら
れている状態の切換スイッチSWを介して電源10の電圧が
加えられているから、被写体Oの光学像と対応する光が
撮影レンズLを介してガラス板1側に与えられる光ー光
変換素子PPCでは、第1図を参照して既述したように、
書込み動作時にガラス板1側から光ー光変換素子に入射
する光が、可視光の波長域の光を含む広い波長域の光で
あるが、前記した光ー光変換素子に入射した光の内でガ
ラス板1→第1の光学部材13→第1の透明電極3→光導
電層7→の光路を通過して光導電層7に達する光は、前
記したガラス板1から光導電層7までの光路中に設けら
れている第1の光学部材13が第3図乃至第5図中の曲線
13に示されているような波長選択特性、すなわち、書込
み光となされる可視光の波長域の光の波長よりも長い波
長を有する光を反射あるいは吸収しうるような波長選択
性を有しているものであるために、光導電層7を透過し
て第2の光学部材14に達する光は可視光の波長域の書込
み光WLであり、光導電層7から第2の光学部材14には前
記のように可視光の波長域の光の波長よりも長い光は到
達し得ないから、光ー光変換素子における光導電層7と
第2の光学部材14との境界面に光導電層7に到達した入
射光による光学像と対応した電荷像を生じる。
前記のようにガラス板1側から光情報の書込みが行われ
て、光ー光変換素子PPCの光導電層7と第2の光学部材1
4との境界面に、書込み光による光学像と対応した電荷
像が生じている状態の光ー光変換素子PPCにおける第1,
第2の透明電極3,4間に切換スイッチSWを介して電源10
の電圧が加えられている状態において、レーザ光の飛点
走査機として構成されている読出し光の光源PSrから放
射された可干渉光の読出し光RLをビーム・スプリッタBS
1を透過させた後にビーム・スプリッタBS2で反射せて光
ー光変換素子PPCにおけるガラス板2の側から投射する
と、第1図を参照して既述したように、ガラス板2側に
投射された読出し光RLは、第2の透明電極4→ニオブ酸
リチウムの結晶9→第2の光学部材14→のように進行し
て行く。
前記した読出し光RLは読出光の波長域の光を反射させる
とともに、消去光の波長域の光を透過させうるような波
長選択性を有する第2の光学部材14により反射してガラ
ス板2側に反射光として戻って行くが、ニオブ酸リチウ
ムの結晶9の屈折率は電気光学効果によって電界に応じ
て変化するから、読出し光RLの反射光はニオブ酸リチウ
ムの結晶9の電気光学効果によりニオブ酸リチウムの結
晶9に加わる電界の強度分布に応じた画像情報を含むも
のとなって、ガラス板2側に入射光による光学像に対応
した再生光学像を生じさせる。
前記した読出し光RLの光源PSrとしてレーザ光による飛
点走査機が用いられている場合に光ー光変換素子PPCに
おけるガラス板2側に現れる再生光学像は飛点走査によ
って構成されたものになっているから、その再生光学像
の光がビーム・スプリッタBS2と偏光板PLPとを透過して
光検出器PDに与えられることにより、光検出器PDからは
被写体Oの光学像に対応している映像信号が出力される
ことになる。
第6図示の撮像装置では時間軸上で予め定められた時間
長毎に、それぞれ異なる被写体の画像を書込み、読出し
て映像信号を発生させることが必要とされるが、前記の
ように時間軸上で予め定められた時間長毎に、それぞれ
異なる被写体の画像を書込み、読出すようにするために
は、前記の時間軸上で予め定められた時間長毎に新らた
な被写体の光学像が書込まれる前に、それまでに書込ま
れていた光学像と対応する電荷像を消去することが必要
とされる。
そして、撮像装置における前記した消去動作は、時間軸
上で相次ぐ新らたな光学像の書込みが行われる以前にお
ける予め定められた時間中に行われるのであり、それは
光検出器PDから出力させる映像信号における垂直帰線消
去期間と対応して行われるように、光検出器PDから出力
される映像信号における垂直帰線消去期間と対応して、
第6図について既述したように光ー光変換素子の端子5,
6間に接続されている切換スイッチSWにおける切換制御
信号の入力端子11に供給された切換制御信号により、切
換スイッチSWの可動接点を固定接点E側に切換えた状態
にし、前記した透明電極3,4間を電気的に短絡して透明
電極3,4を同電位にし、光導電層7の両端間に電界が加
わらないようにするとともに、消去光の光源PSeから消
去光ELを放射させ、その消去光ELがビームスプリッタBS
1,BS2を介して光ー光変換素子PPCにおけるガラス板2側
から入射されるようにするのである。
前記のように光ー光変換素子のガラス板2側に入射した
消去光ELは、第1図について既述したようにガラス板2
→第2の透明電極4→ニオブ酸リチウムの結晶9→第2
の光学部材14→光導電層7のような経路で光導電層7に
到達して、その消去光ELにより光導電層7の電気抵抗値
を低下させ、光導電層7と第2の光学部材14との境界面
に形成されていた電荷像が消去される。
なお、編集、トリミング、その他の画像信号処理が容易
であるとともに、既記録信号を消去できる可逆性を有す
る記録部材を使用して記録再生が容易に行えるという特
徴を有している映像信号を発生させるための撮像装置と
して、光ー光変換素子を使用して構成された撮像装置
は、従来から一般的に使用されて来ている撮像装置、す
なわち、撮像レンズによって撮像管や固体撮像素子のよ
うな撮像素子における光電変換部に結像された被写体の
光学像を映像信号に変換するようにしている撮像装置に
比べて、容易に高画質・高解像度の再生画像が得られる
のである。
すなわち、高画質・高解像度の再生画像を再生させうる
ような映像信号を発生させることのできる撮像装置にお
いて、撮像素子として撮像管が使用されている撮像装置
においては、撮像管における電子ビーム径の微小化に限
界があるために、電子ビーム径の微小化による高解像度
化が望めないこと、及び、撮像管のターゲット容量はタ
ーゲット面積と対応して増大するものであるために、タ
ーゲット面積の増大による高解像度化も実現することが
できないこと、また、例えば動画の撮像装置の場合には
高解像度化に伴って映像信号の周波数帯域が数十MHz〜
数百MHz以上にもなるためにS/Nの点で問題になる、等の
理由によって、撮像装置により高画質・高解像度の再生
画像を再生させうるような映像信号を発生させることは
困難である。
前記の点を具体的に説明すると次のとおりである。撮像
素子として撮像管が使用されている撮像装置により高画
質・高解像度の再生画像を再生させうるような映像信号
を発生させるのには、撮像管における電子ビーム径を微
小化したり、ターゲットとして大面積のものを使用した
りすることが考えられるが、撮像管の電子銃の性能、及
び集束系の構造などにより撮像管の電子ビーム径の微小
化には限界があるために電子ビーム径の微小化による高
解像度化には限界があり、また、撮像イメージサイズの
大きな撮像レンズを使用した上で、ターゲットの面積の
増大によって高解像度を得ようとした場合には、ターゲ
ット面積の増大による撮像管のターゲット容量の増大に
よる撮像管の出力信号における高域信号成分の低下によ
って、撮像管出力信号のS/Nの低下が著るしくなること
により、撮像管を使用した撮像装置によっては高画質・
高解像度の再生画像を再生させうるような映像信号を良
好に発生させることはできないのである。
また、撮像素子として固体撮像素子を使用した撮像装置
により高画質・高解像度の再生画像を再生させるのに
は、画素数の多い固体撮像素子を使用することが必要と
されるが、画素数の多い固体撮像素子はそれを駆動する
ためのクロックの周波数が高くなる(例えば、動画カメ
ラの場合における固体撮像素子の駆動のためのクロック
の周波数は数百MHzとなる)とともに、駆動の対象にさ
れている回路の静電容量値は画素数の増大によって大き
くなっているために、そのような固体撮像装置は、固体
撮像素子のクロックの周波数の限界が20MHzといわれて
いる現状からすると実用的なものとして構成できないと
考えられる。
このように、従来の撮像装置はそれの構成のために不可
欠な撮像素子の存在によって、高画質・高解像度の再生
画像を再生させうるような映像信号を良好に発生させる
ことはできなかったのであるが、光ー光変換素子を用い
た撮像装置においては、前記した従来の撮像装置におけ
る問題点がなく高画質・高解像度の再生画像が得られる
映像信号を容易に発生させ得るのである。
光ー光変換素子を使用して構成した撮像装置について
は、本出願人会社が昭和61年12月30日に特許出願した
「撮像装置」(特願昭61−311333号)を参照されるとよ
い。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明の光ー光変換素子は入射光における可視光の波長域の
書込み光を透過させるとともに、前記した可視光の波長
域の書込み光よりも長い波長を有する消去光を反射また
は吸収しうるような波長選択性を有する第1の光学部材
と、第1の透明電極と、光導電層と、可視光の波長域の
読出光を反射させるとともに、前記した消去光を透過さ
せうるような波長選択性を有する第2の光学部材と、印
加された電界の強度分布に応じて光の状態を変化させる
光学部材と、第2の透明電極とを積層してなる光ー光変
換素子であるから、この本発明の光ー光変換素子では書
込み動作時に光導電層7と第2の光学部材14(可視光の
波長域の読出光を反射させるとともに、可視光よりも長
い波長の消去光の波長域の光を透過させうるような波長
選択性を有する光学部材14)との境界面に形成されてい
た電荷像が、光ー光変換素子における読出し光の入射側
から光ー光変換素子に入射される消去光によって消去さ
せるようにしているから、書込み光WLが入射される側に
撮像光学系を設けることが必要とされているような構成
の撮像装置、その他、書込み光WLが入射される側に消去
光の入射装置を設けることが困難な事情のある構成態様
の装置にも容易に適用することができるのであり、ま
た、可視光の波長域の書込み光は第2の光学部材14(可
視光の波長域の読出光を反射させるとともに、可視光よ
りも長い波長の消去光の波長域の光を透過させうるよう
な波長選択性を有する光学部材14)を透過できず、さら
に、第2の光学部材14は可視光の波長域の書込み光や読
出し光よりも長い波長域の消去光を透過させうるような
波長選択性を有しているが、ガラス板1側に入射した入
射光における可視光の波長域の書込み光よりも長い波長
域の光は、可視光の波長域の書込み光よりも長い波長域
の光を反射または吸収しうるような波長選択性を有する
第1の光学部材13の存在によって第2の光学部材14には
到達しないから、光ー光変換素子が読出し動作を行って
いる状態において、ガラス板1側から広い波長域の入射
光が光ー光変換素子に入射していたとしてもその光によ
って読出される情報に悪影響を与えることはなく、ま
た、前記の可視光の波長よりも長波長の光によって人間
の眼に障害を与えるようなことも起こらないのであり、
本発明によれば既述した従来の光ー光変換素子及び既提
案の光ー光変換素子における諸問題点は、すべて良好に
解決できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光ー光変換素子の一実施例の側断面
図、第2図乃至第5図は第1図示の構成の光ー光変換素
子の構成に使用される光学部材の光の波長に対する光の
透過率特性例図、第6図は光ー光変換素子を用いて構成
した撮像装置の斜視図、第7図は従来の光ー光変換素子
の側断面図、第8図は既提案の光ー光変換素子の側断面
図、第9図は第8図示の既提案の光ー光変換素子の構成
に使用される光学部材の光の波長に対する光の透過率特
性例図である。 1,2……ガラス板、3,4……第2の透明電極、5,6……端
子、7……光導電層、8……誘電体ミラー、8R……読出
光の波長域の光を反射させるとともに、消去光の波長域
の光を透過させうるような波長選択性を有する光学部
材、9……印加された電界の強度分布に応じて光の状態
を変化させる光学部材、10……電源、11……端子、12…
…遮光層、WL……書込み光、RL……読出し光、EL……消
去光、SW……切換スイッチ、13……入射光における可視
光の波長域の書込み光を透過させるとともに、前記した
可視光の波長域の書込み光よりも長い波長を有する消去
光を反射または吸収しうるような波長選択性を有する第
1の光学部材、14……可視光の波長域の読出光を反射さ
せるとともに、前記した消去光を透過させうるような波
長選択性を有する第2の光学部材、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅倉 伝 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 古屋 正人 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−820(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入射光における可視光の波長域の書込み光
    を透過させるとともに、前記した可視光の波長域の書込
    み光よりも長い波長を有する消去光を反射または吸収し
    うるような波長選択性を有する第1の光学部材と、第1
    の透明電極と、光導電層と、可視光の波長域の読出光を
    反射させるとともに、前記した消去光を透過させうるよ
    うな波長選択性を有する第2の光学部材と、印加された
    電界の強度分布に応じて光の状態を変化させる光学部材
    と、第2の透明電極とを積層してなる光ー光変換素子
JP63037800A 1986-12-30 1988-02-21 光−光変換素子 Expired - Lifetime JPH0670692B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63037800A JPH0670692B2 (ja) 1988-02-21 1988-02-21 光−光変換素子
US07/313,073 US4920417A (en) 1986-12-30 1989-02-21 Photo-to-photo conversion element and its applied system
US07/485,933 US5054892A (en) 1988-02-21 1990-02-27 Photo-to-photo conversion element and its applied system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63037800A JPH0670692B2 (ja) 1988-02-21 1988-02-21 光−光変換素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01213619A JPH01213619A (ja) 1989-08-28
JPH0670692B2 true JPH0670692B2 (ja) 1994-09-07

Family

ID=12507583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63037800A Expired - Lifetime JPH0670692B2 (ja) 1986-12-30 1988-02-21 光−光変換素子

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5054892A (ja)
JP (1) JPH0670692B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5191408A (en) * 1990-02-28 1993-03-02 Victor Company Of Japan, Ltd. Color imaging system with selectively openable optical shutter
JPH07104524B2 (ja) * 1990-03-27 1995-11-13 日本ビクター株式会社 空間光変調素子
US5212585A (en) * 1990-04-03 1993-05-18 American Optical Corporation Laser protective device
US5264951A (en) * 1990-04-09 1993-11-23 Victor Company Of Japan, Ltd. Spatial light modulator system
US5299042A (en) * 1990-05-30 1994-03-29 Victor Company Of Japan, Ltd. Light-to-light conversion method, display unit using the same, and light-to-light conversion element incorporated therein
JPH0436742A (ja) * 1990-05-31 1992-02-06 Victor Co Of Japan Ltd オーバヘッドプロジェクタ
US5325137A (en) * 1991-08-28 1994-06-28 Victor Company Of Japan, Ltd. Overhead projector with a spatial light modulator
US5812109A (en) * 1994-08-23 1998-09-22 Canon Kabushiki Kaisha Image input/output apparatus
US7535524B2 (en) * 2005-04-18 2009-05-19 Avago Technologies Ecbu Ip (Singapore) Pte. Ltd. Display panel with wavelength converting material and control interface to switchably control independent projection or non-projection of primary and secondary IMAGES
JP4628407B2 (ja) * 2007-09-10 2011-02-09 京セラ株式会社 スライド式携帯電話機

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58134578A (ja) * 1982-02-05 1983-08-10 Nippon Kogaku Kk <Nikon> テレビジヨンカメラ用フイルタ装置
JPH0712210B2 (ja) * 1982-06-02 1995-02-08 株式会社日立製作所 撮像表示装置
US4831452A (en) * 1986-12-30 1989-05-16 Victor Company Of Japan Ltd. Image pickup device having a photoconductive optical modulator element
US4920417A (en) * 1986-12-30 1990-04-24 Victor Company Of Japan, Ltd. Photo-to-photo conversion element and its applied system

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01213619A (ja) 1989-08-28
US5054892A (en) 1991-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR940010415B1 (ko) 광-광 변환 소자와 영상 표시 장치
JPH0229081A (ja) 撮像装置
JPH0670692B2 (ja) 光−光変換素子
KR920010035B1 (ko) 촬상 장치
US5150226A (en) Method and apparatus for repeatedly recording optical image information and image pickup device
JPH0664268B2 (ja) 撮像装置
US4920417A (en) Photo-to-photo conversion element and its applied system
KR930000514B1 (ko) 광학 정보 기록매체 및 기록/재생 시스템
JP2990828B2 (ja) 情報記録媒体
JPH068935B2 (ja) 光―光変換素子
EP0326347A2 (en) Image pickup device
JPH0463320A (ja) 光―光変換素子
US5055936A (en) Charge latent image recording medium and recording/reproducing apparatus thereof
JPH01319384A (ja) カラー撮像装置
JPH01218270A (ja) 撮像装置
US5144415A (en) Apparatus for processing information carried by electro-magnetic radiation beam
JPH01213620A (ja) 光−光変換素子
JPH02177676A (ja) 撮像装置
JPH0648330B2 (ja) 光−光変換素子
JPH02111173A (ja) 光学像情報の繰返し記録方法及び撮像装置
JP2677051B2 (ja) 情報記録媒体
JPH02250029A (ja) 光―光変換素子及び撮像装置
JPH01286685A (ja) 撮像装置
JPH01314478A (ja) 撮像装置
JPH03246560A (ja) 記録方法