JPH067051B2 - 半導体位置検出器 - Google Patents

半導体位置検出器

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JPH067051B2
JPH067051B2 JP16298286A JP16298286A JPH067051B2 JP H067051 B2 JPH067051 B2 JP H067051B2 JP 16298286 A JP16298286 A JP 16298286A JP 16298286 A JP16298286 A JP 16298286A JP H067051 B2 JPH067051 B2 JP H067051B2
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  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光源から被測定物体方向に、光を投射した光
源から一定距離離れた位置に配置された半導体位置検出
器で反射光の入射位置を検出することにより、被測定物
体までの距離を測定する能動距離検出装置等に用いる改
良された半導体位置検出器に関する。
(従来の技術) 第4図は、能動方式の一般的な距離検出装置の光学系を
示す略図である。
光源41からの光束は投光レンズ42で被測定物の表面
45に集光させられる。
表面45からの反射光は一定基線長離れて配置された受
光レンズ43により半導体位置検出器44に集光させら
れる。
基線長をB,被測定物までの距離をL,受光レンズ43
と半導体位置検出器44の間隔(結像距離)をf,受光
レンズ43の光軸から半導体位置検出器44上の集光中
心位置までの距離(スポット光の移動量)をXとする
と、(1)式に示す関係が成り立つ。
X=(f・B)/L …(1) 前記(1)式の両辺を距離Lで微分すると次の(2)式が得ら
れる。
dx/dL=−f・B/L…(2) (2)式より、半導体位置検出器上でのスポット光の移動
変化量(dx/dL)は被測定物までの距離の逆数の2
乗に比例する。
第4図に示されている従来の一般的な距離検出装置で
は、半導体位置検出器として1次元の半導体位置検出器
(例えば浜松ホトニクス(株)のS2153−02)が
用いられている。
第5図は、このような半導体位置検出器を示す断面構造
図である。
高抵抗半導体(シリコン基板)61の表面が均一な抵抗
層58により形成されており、この層の両端に信号取り
出し用の1対の電極56,57が設けられている。
表面層はPN接合を形成しており、光電効果を呈する。
同図において、電極56(A)および電極57(B)間
の距離をC,その間の抵抗をRcとし、電極56(A)
より光入射位置までの距離をx,その点までの抵抗をR
xとする。
光入射位置で発生した光生成電荷は、光の入射エネルギ
ーに比例する光電流としてP形抵抗層58に到達し、そ
れぞれの電極までの抵抗値に逆比例するように分割さ
れ、電極56,57より取り出される。
入射光により生成された光電流をIとし、電極56お
よび57に取り出される電流をIA,IBとすると(3)
式が得られる。
IA=I・(RC−RX)/RC, IB=I・RX/RC …(3) P形抵抗層は均一であり、長さと抵抗値が比例するか
ら、(3)式は(4)式に書換えられる。
IA=I・(C−x)/C, IB=I・x/C …(4) (4)式の電流値の演算を行なうと、次の(5)式が得られ
る。
(IA−IB)/(IA+IB)=1−2x/C…(5) (5)式より、IA,IBの値から入射光の強度に無関係
に光の入射位置を知ることのできることが理解できる。
また、これの関係をグラフ化すると第6図のグラフが得
られる。
スポット光の移動量xに対して 電流演算値(IA−IB)/(IA+IB)は座標値
(0,+1),(C/2,0),(C,−1)を結ぶ直
線上を変化する。
(1)式を(5)式に代入すると次の(6)式が得られる。
(IA−IB)/(IA+IB) =1−2f・B/C・L …(6) また(6)式の両辺を距離Lで微分すると(7)式が得られ
る。
d〔(IA−IB)/(IA+IB)〕/dL =2f・B/C・L…(7) (7)式より、 電流演算値(IA−IB)/(IA+IB)の変化量は
(2)式の時と同様に距離Lの逆数の2乗に比例している
ことがわかる。
(発明が解決しようとする問題点) 前述したように、従来の半導体位置検出器の電流演算値
の変化量は距離の逆数の2乗に比例している。
そのため、この半導体位置検出器を距離検出装置に利用
して、距離に比例した出力を得るためにはコンピュータ
等を用いてリニア補正テーブルを作成し、出力値の変換
をする必要がある。
また、これに伴い距離検出装置の構成が複雑・高価とな
り、高速応答の距離検出装置は実現不可能となる。
産業用ロボットの視覚センサーとして距離検出装置を用
いる場合、その出力値が距離に比例した形にしておくこ
とは必要不可欠な条件である。
本発明の目的は、被測定距離の変化量に比例した距離情
報を有する信号電流を取り出すことができる半導体位置
検出器を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明による3角測量法の
距離検出装置に使用される半導体位置検出器は、前記半
導体位置検出器の基線長方向の単位長さ当りの抵抗値を
光源から離れるにしたがって次第に減少させて、被測定
距離の変化量に比例した距離情報を有する信号電流を取
り出すように構成されている。
前記半導体位置検出器の構成はシリコン基板の裏側にN
層,表側にP形抵抗層,中間に高抵抗のi層よりなる
3層構造でN層に共通電極,P形抵抗層の両端に信号
取り出し用電極を配置した3端子構成でP形抵抗層の単
位長さ当りの抵抗値ΔR(x)はa/(x+b)であ
る。
ただしa,bは定数、xは光源から離れる方向を正とす
る座標上の点である。
前記P形抵抗層の単位長さ当りの抵抗値ΔR(x)の変化
は、前記P形抵抗層に注入する不純物濃度を変化させる
ことにより形成できる。
また、前記P形抵抗層の単位長さ当りの抵抗値ΔR(x)
の変化は、前記P形抵抗層の断面積の大きさを変化させ
ることにより達成できる。
(実施例) 以下、図面等を参照して本発明をさらに詳しく説明す
る。
第1図は、本発明による半導体位置検出器の第1の実施
例とその特性を示す図である。
同図(a)は半導体位置検出器の平面図、同図(b),(c)は
特性を示すグラフである。
第2図は、前記半導体位置検出器を用いた距離検出装置
の被測定距離と電流演算値の関係を示すグラフである。
この実施例半導体位置検出器を用いた距離検出装置の測
距範囲を、Ln(近距離側)からLf(遠距離側)まで
とする。
先に説明した第4図に示すような光学系と組み合わせて
距離Lfにある被測定物からの反射光束が受光レンズに
より集光されるスポット光位置を第1図(a)に示す半導
体位置検出器の電極12(A)側に、また、Lnのスポ
ット光位置を電極13(B)側に設定する。
基線長をB,受光レンズから半導体位置検出器の光電面
(P形抵抗層)までの距離をfとする時、距離Lxにお
けるスポット光位置xは次の(8)式で与えられる。
x=f・B・(1/Lx−1/Lf)…(8) また、電極間隔Cは次の(9)式で規定される。
C=f・B・(1/Ln−1/Lf)…(9) 第1図(a)に示すP形抵抗部14において、電極間抵抗
をRcとするとき、電極Aから距離xまでの抵抗値R
(x)が次の(10)式の条件を満たしていれば、被測定距離
と半導体位置検出器の電流演算値の関係は直線的にな
る。
R(x)=(Lf)・Rc/(Lf−Ln) ・x/(Lf・x+f・B) …(10) (10)式の一般式に対して、光学系の設定条件をf・B=
Lfに設定すると、(10)式は(11)式になる。
R(x)=〔Lf・Rc/(Lf−Ln)〕 ・x/(x+1)…(11) 第4図(a)のP形抵抗部14において、x方向の単位長
さ当りの抵抗値ΔR(x)は次の(12)式より与えられる。
ΔR(x) =〔R(x)−R(x−Δx)〕/Δx =〔Lf・Rc/(Lf−Ln)〕/(x+1)…(1
2) (11)式および(12)式をグラフ化すると、それぞれ第1図
(b)および(c)になる。
(12)式をさらに一般化するとΔR(x)は次のように表さ
れる。ただしa,bは定数である。
ΔR(x)=a/(x+b) (10)式に(8)式を代入すると、(13)式になる。
R(x)=Rc・{(Lf−Lx)/(Lf−Ln)}…(13) (13)式において、Lf,LnおよびRcは定数であるか
ら、抵抗値R(x)と被測定物までの距離Lxはリニアー
な関係になる。
一方、(3)式のRxを抵抗値R(x)に置き換えると、電流
演算値は(15)式になる。
(IA−IB)/(IA+IB) =1−2・(Lf−Lx)/(Lf−Ln)…(15) すなわち、抵抗値R(x)が(10)式の条件を満たしている
場合、(15)式より電流演算値は測距範囲LnからLfの
間で距離Lxに対して直線的に変化する。
第2図は、(15)式をグラフ化したものである。
P形抵抗層の抵抗値R(x)が(10)式の条件を満たす様な
半導体位置検出器を製作するには2つの方法がある。
第1の方法は、P形抵抗層形成時、イオン注入される不
純物濃度を変化させることにより実現できる。
すなわち、第1図(a)のP形抵抗部において、電極13
(B)側の不純物濃度を高くし、電極12(A)側を低
くし、その間の不純物濃度はΔR(x)に逆比例する様に
制御すればよい。
第2の方法は、不純物濃度およびイオン注入機の加速電
圧を一定に保ち、均一なP形抵抗層を形成し、その断面
積S(x)をΔR(x)に逆比例するように変化させるもので
ある。
イオン注入機の加速電圧が一定の場合、P形抵抗層の厚
さdは一定である。P形抵抗層の幅W(x)を次式のよう
にする。
W(x)=k/ΔR(x) …(16) 第3図は、本発明による半導体位置検出器の実施例を示
す平面図である。
この例では、基準距離をLとする時、測距範囲はL±
0.5×Lに設定した。
それゆえ、Lf=1.5×L,Ln=0.5×Lとな
り、光学系の設定条件をf・B=Lfに選ぶと、(9)式
より電極間隔Cが決まり、(11)式よりR(x)が決定され
る。
C=2 …(17) R(x)=1.5・Rc・X/(X+1)…(18) また、ΔX=C/100=0.02とすると、単位長さ
(0.02)当りの抵抗値ΔR(x)は(12)式より決ま
る。
ΔR(x)=1.5・Rc・{X/(X+1) −(X−0.02)/(X+0.98)}…(19) よって、P形抵抗層の幅W(x)は(20)式の条件を満たし
ていればよい。
W(x)=k・{X/(X+1) −(X−0.02)/(X+0.98)}−1…(20) ただしkは比例定数 第3図において、電極15(A)および、電極16
(B)間のP形抵抗部(斜線部)の幅W(x)は(20)式の
条件を満たしており、電流演算値は被測定距離に対して
リニアー(線形)になる。
(発明の効果) 以上詳しく説明したように、本発明による3角測量法の
距離検出装置に使用される半導体位置検出器は、前記半
導体位置検出器の基線長方向の単位長さ当りの抵抗値を
光源から離れるにしたがって次第に減少させて、被測定
距離の変化量に比例した距離情報を有する信号電流を取
り出すように構成されている。
したがって、受光素子より得られる電流演算値が被測定
距離に対して、リニアーな関係を実現できるため、従来
の距離検出装置よりも、安価で小形軽量な距離検出装置
が実現できる。
さらに、簡素なアナログ演算回路だけで、電流演算値が
得られるため、コンピュータを介しては実現できない高
速応答の距離検出装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】第1図は、本発明による半導体位
置検出器の第1の実施例とその特性を示す図であって、
同図(a)は半導体位置検出器の平面図、同図(b),(c)は特
性を示すグラフである。 第2図は、前記半導体位置検出器を用いた距離検出装置
の被測定距離と電流演算値の関係を示すグラフである。 第3図は、本発明による半導体位置検出器の第2の実施
例を示す平面図である。 第4図は、3角測量法による距離検出装置の光学系を示
す略図である。 第5図は、従来の一般的な半導体位置検出器の断面構造
図である。 第6図は、従来の半導体位置検出器によるスポット光位
置と電流演算値のグラフである。 14…P形抵抗部 17…P形抵抗面 41…光源 42…投光レンズ 43…受光レンズ 44…半導体位置検出器 45…被測定物 56,12,15…電極(A) 57,13,16…電極(B) 58…P形抵抗層 59…N層 60…共通電極 61…高抵抗層(i層)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投光式の3角測量法の距離検出装置に使用
    される半導体位置検出器において、前記半導体位置検出
    器の基線長方向の単位長さ当りの抵抗値を光源から離れ
    るにしたがって次第に減少させて、被測定距離の変化量
    に比例した距離情報を有する信号電流を取り出すように
    構成した半導体位置検出器。
  2. 【請求項2】前記半導体位置検出器の構成はシリコン基
    板の裏側にN層,表側にP形抵抗層,中間に高抵抗の
    i層よりなる3層構造でN層に共通電極,P形抵抗層
    の両端に信号取り出し用電極を配置した3端子構成でP
    形抵抗層の単位長さ当りの抵抗値ΔR(x)が下記の式で
    与えられる特許請求の範囲第1項記載の半導体位置検出
    器。 記 ΔR(x)=a/(x+b) ただしa,bは定数、xは光源から離れる方向を正とす
    る。
  3. 【請求項3】前記P形抵抗層の単位長さ当りの抵抗値Δ
    R(x)の変化は、前記P形抵抗層は注入する不純物濃度
    を変化させることにより形成される特許請求の範囲第2
    項記載の半導体位置検出器。
  4. 【請求項4】前記P形抵抗層の単位長さ当りの抵抗値Δ
    R(x)の変化は、前記P形抵抗層の断面積の大きさを変
    化させることにより変化させたものである特許請求の範
    囲第2項記載の半導体位置検出器。
JP16298286A 1986-07-11 1986-07-11 半導体位置検出器 Expired - Fee Related JPH067051B2 (ja)

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