JPH055619A - 半導体位置検出素子 - Google Patents

半導体位置検出素子

Info

Publication number
JPH055619A
JPH055619A JP15633291A JP15633291A JPH055619A JP H055619 A JPH055619 A JP H055619A JP 15633291 A JP15633291 A JP 15633291A JP 15633291 A JP15633291 A JP 15633291A JP H055619 A JPH055619 A JP H055619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
distance
resistance
distribution
proportional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15633291A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Kumada
清 熊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP15633291A priority Critical patent/JPH055619A/ja
Publication of JPH055619A publication Critical patent/JPH055619A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 PSD素子の近点側の分解能を上げる。 【構成】 抵抗層(p-層)の比抵抗分布をある関数に
従って、一端からの距離に比例して大となるよう設定す
る。 【効果】 距離の逆数の2乗に比例する位置信号が得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ等において被写
体までの距離を測定するために投光方式の自動焦点(A
F)機構の受光素子として用いられる半導体位置検出素
子の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体位置検出素子(Posit
ion Sensitive Device:PSD素
子)は、図4の如く、平板状シリコンの表面に高比抵抗
のp-層、裏面にn+層、そしてその中間にあるi層の3
層から構成されており、PSD素子の表面に光スポツト
φを照射したとき、生成された電荷(キャリアー)は、
抵抗層(p-層)で光の入射位置と取出電極A,Bまで
の距離に逆比例して分割され、各々の電極A,Bから電
流として取り出される。
【0003】今、光電流I0、電極A,Bの中点から光
入射位置P点までの距離をx、入射位置P点から電極A
までの抵抗値をR1、入射位置P点から電極Bまでの抵
抗値をR2、電極A,B間の距離をL、電極A,B間の
抵抗値をRT、電極A,B間に接続される負荷の抵抗値
をRL、電極A,Bから取り出される電流をそれぞれ
1,I2とすると、電流I1,I2は以下の(1)(2)
式で表される。
【0004】
【数1】
【0005】なお、光電流I0は次式で表される。
【0006】 I0=I1+I2 (3)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のPSD素子は、
図5の如く、表面抵抗層(p-層)の比抵抗Riの分布
が一様であるので、抵抗R1,R2は入射位置P点から電
極A,Bまでの距離に比例し、次式で表される。
【0008】
【数2】
【0009】これを(1)(2)式に代入すると、電極
A,Bから取り出される電流I1,I2は次式となる。
【0010】
【数3】
【0011】ここで、入射光強度に依存せず、しかし測
定のダイナミツクレンジを広くして光点位置情報を得る
ためには、一般に電流I1,I2を対数変換し、その差を
とる方法が用いられている。これを次式に示す。
【0012】
【数4】
【0013】ここで、RT≫RL、(2/L)・x≪1、
すなわちPSD素子の中心付近に光スポツトが入射した
とき、
【0014】
【数5】
【0015】となる。
【0016】一方、測距光学系は、図6に示す構成とな
っており、LED素子1側のレンズ2から被写体までの
距離をD、基線長をLs、PSD素子3側に使用するレ
ンズ4の焦点距離をf、PSD素子3上での光点位置を
xとすると、次式の関係が成立つ。
【0017】
【数6】
【0018】これを(9)式に代入すると、位置信号V
は、
【0019】
【数7】
【0020】となり、位置信号Vは距離の逆数に比例す
ることが分かる。
【0021】このように、比抵抗が均一な従来のPSD
素子では、位置信号Vは距離の逆数に比例している程度
であり、さらに近点側の分解能を上げるには困難であ
る。
【0022】本発明は、上記に鑑み、近点側の分解能を
上げることができる半導体位置検出素子の提供を目的と
する。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1ないし図3の如く、光スポットφが入射する
と、入射位置に光エネルギーに比例した電荷が発生し、
発生した電荷が光電流として抵抗層(p-層)を通り電
極A,Bより出力される半導体位置検出素子において、
前記抵抗層(p-層)の比抵抗の分布が、ある一定の関
数に従って、一端からの距離に比例して分布されたもの
である。
【0024】
【作用】上記課題解決手段において、PSD素子に光ス
ポットφが入射すると、入射位置には光エネルギーに比
例した電荷が発生する。発生した電荷は、光電流として
抵抗層(p-層)を通り電極A,Bより出力される。
【0025】このとき、表面抵抗層(p-層)の比抵抗
Rの分布が、ある一定の関数に従って、一端からの距離
に比例しているため、距離の逆数の2乗に比例する位置
信号が得られ、近点側での分解能を上げることが可能と
なる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本発明に係る半導体位置検出素子の構造を
示す断面図、図2は同じくその抵抗層の比抵抗分布を示
す図である。
【0027】半導体位置検出素子(Position
Sensitive Device:PSD素子)は、
シリコンフォトダイオードを応用した光スポットφの位
置検出用センサで、ヒジコン、CCD等と異なり非分割
型の素子であるから、連続した電気信号(X,Y座標)
が得られ、位置分解能、応答性に優れている。
【0028】本実施例のPSD素子3は、図1の如く、
平板状シリコンの表面にp-層、裏面にn+層、そしてそ
の中間にあるi層の3層から構成されており、入射した
光が光電変換され、光電流として抵抗層(p-層)に付
けられた電極A,Bから分割出力する。そして、表面抵
抗層(p-層)の比抵抗Rpの分布は、図2の如く、あ
る一定の関数に従って、一端からの距離に比例して大と
なるよう設定されている。
【0029】上記構成において、PSD素子3に光スポ
ットφが入射すると、入射位置には光エネルギーに比例
した電荷が発生する。発生した電荷は、光電流として表
面抵抗層(p-層)を通り電極A,Bより出力される。
【0030】このとき、表面抵抗層(p-層)の比抵抗
Rpの分布が、一端からの距離に比例して大となるよう
設定しているため、各電極A,Bから光スポツト位置a
までの抵抗値R1,R2、および電極A,B間の抵抗値R
Tはそれぞれ次式となる。
【0031】
【数8】
【0032】これにより、各電極A,Bから取り出され
る電流I1,I2は次式となる。
【0033】
【数9】
【0034】ここで、
【0035】
【数10】
【0036】とおくと、位置信号Vは次式となる。
【0037】
【数11】
【0038】このように、距離の逆数の2乗に比例する
位置信号Vが得られるから、比抵抗が均一な従来のPS
D素子に比べ、近点側での分解能を上げることが可能と
なる。
【0039】ここで、比抵抗の分布を一端からの距離に
比例させる手段としては、図3の如く、抵抗層(p
-層)のパターンの形状を変化させている。すなわち、
シリコン基板上にn+層、i層を順次拡散成長させた
後、図3の斜線部を除いてマスキングしておき、斜線部
にp-層を拡散成長させて抵抗層(p-層)のパターンの
形状を変化させることで、抵抗層(p-層)の比抵抗の
分布を一端からの距離に比例して大となるようにしてい
る。
【0040】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0041】例えば、比抵抗の分布を一端からの距離に
比例させる手段として、抵抗層(p-層)の不純物濃度
をコントロールしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、表面抵抗層の比抵抗の分布を一様ではなく、あ
る一定の関数に従って、例えば比抵抗の分布を一端から
の距離に比例させることにより、位置信号は距離の2乗
に比例するようになるから、投光型AF機構において従
来の半導体位置検出素子よりもさらに近点側での分解能
を上げることが可能となるといった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る半導体位置検出素子の構造
を示す断面図である。
【図2】図2は同じくその抵抗層の比抵抗分布を示す図
である。
【図3】図3は抵抗層のパターンの形状を示す図であ
る。
【図4】図4は従来の半導体位置検出素子の構造を示す
断面図である。
【図5】図5は同じくその抵抗層の比抵抗分布を示す図
である。
【図6】図6は投光型AF機構の原理図である。
【符号の説明】
3 PSD素子 A,B 電極 p-層 抵抗層 φ 光スポット

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 光スポットが入射すると、入射位置に光
    エネルギーに比例した電荷が発生し、発生した電荷が光
    電流として抵抗層を通り電極より出力される半導体位置
    検出素子において、前記抵抗層の比抵抗の分布が、ある
    一定の関数に従って分布されていることを特徴とする半
    導体位置検出素子。 【請求項2】 請求項1記載の抵抗層の比抵抗の分布
    が、一端からの距離に比例していることを特徴とする半
    導体位置検出素子。
JP15633291A 1991-06-27 1991-06-27 半導体位置検出素子 Pending JPH055619A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15633291A JPH055619A (ja) 1991-06-27 1991-06-27 半導体位置検出素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15633291A JPH055619A (ja) 1991-06-27 1991-06-27 半導体位置検出素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH055619A true JPH055619A (ja) 1993-01-14

Family

ID=15625468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15633291A Pending JPH055619A (ja) 1991-06-27 1991-06-27 半導体位置検出素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH055619A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000022680A1 (fr) * 1998-10-13 2000-04-20 Hamamatsu Photonics K.K. Detecteur de position a semiconducteurs
US6529281B2 (en) * 1998-12-28 2003-03-04 Hamamatsu Photonics K.K. Position sensitive detectors and distance measuring apparatus using them
US9262530B2 (en) 2003-04-04 2016-02-16 Yahoo! Inc. Search system using search subdomain and hints to subdomains in search query statements and sponsored results on a subdomain-by-subdomain basis

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000022680A1 (fr) * 1998-10-13 2000-04-20 Hamamatsu Photonics K.K. Detecteur de position a semiconducteurs
EP1071140A1 (en) * 1998-10-13 2001-01-24 Hamamatsu Photonics K.K. Semiconductor position sensor
EP1071140A4 (en) * 1998-10-13 2002-08-21 Hamamatsu Photonics Kk SEMICONDUCTOR POSITION DETECTOR
US6573488B1 (en) 1998-10-13 2003-06-03 Hamamatsu Photonics K.K. Semiconductor position sensitive detector
US6529281B2 (en) * 1998-12-28 2003-03-04 Hamamatsu Photonics K.K. Position sensitive detectors and distance measuring apparatus using them
US9262530B2 (en) 2003-04-04 2016-02-16 Yahoo! Inc. Search system using search subdomain and hints to subdomains in search query statements and sponsored results on a subdomain-by-subdomain basis
US9323848B2 (en) 2003-04-04 2016-04-26 Yahoo! Inc. Search system using search subdomain and hints to subdomains in search query statements and sponsored results on a subdomain-by-subdomain basis

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5106734B2 (ja) 共焦点顕微鏡のための統合ピンホールを有する超高感度光検出器
US20160056310A1 (en) Tetra-Lateral Position Sensing Detector
US6297488B1 (en) Position sensitive light spot detector
Petersson et al. Position sensitive light detectors with high linearity
JP2007225565A (ja) 光学式測距センサ
JPH055619A (ja) 半導体位置検出素子
US4039824A (en) Focus detecting photoelectric device
JPS6116580A (ja) 光検知半導体装置
JP2931122B2 (ja) 一次元光位置検出素子
JPS60241277A (ja) 半導体装置
JPS6097681A (ja) モノリシツク集積回路
JPH06100480B2 (ja) 相対運動センサ
CN207380239U (zh) 感光元件及tof距离传感器
JPH03202732A (ja) カラーセンサ
JPH065832A (ja) 位置検出装置および位置検出方法
JPS6136161B2 (ja)
CN114582993B (zh) 光电传感器及其制备方法、图像传感器中的应用
RU2169412C1 (ru) Способ изготовления фотодиода
JPS5956774A (ja) 粒子線等の入射位置検出用半導体装置
Tabbert et al. The structure and physical properties of ultra-thin, multi-element Si pin photodiode arrays for medical imaging applications
JP2676814B2 (ja) マルチ型受光素子
JP2655207B2 (ja) 2次元ポジションセンサ
JP3229083B2 (ja) 光電変換素子
JPH0964400A (ja) 光電変換装置
JPS6418010A (en) Distance detector