JPH0670497U - 織機の運転回路 - Google Patents

織機の運転回路

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JPH0670497U
JPH0670497U JP545393U JP545393U JPH0670497U JP H0670497 U JPH0670497 U JP H0670497U JP 545393 U JP545393 U JP 545393U JP 545393 U JP545393 U JP 545393U JP H0670497 U JPH0670497 U JP H0670497U
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正幸 郡山
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日産テクシス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】織機の運転回路におけるコンタクタ(接触器)
の寿命の向上を図ることを目的とする。 【構成】各電源11,12の出力端子11a,12aと
織機駆動用モータ13の入力端子13aとを、相互に直
列の関係にある複数のコンタクタ14,15(17)又
はコンタクタ16,15(17)を介して接続し、各コ
ンタクタ14,15(17)又はコンタクタ16,15
(17)を同時に接近・離間させて、モータ13の駆動
と停止を切り換えるようにした結果、コンタクタにおけ
る電極間のアーク時間が短くなり、電食の進行を抑制で
き、コンタクタの寿命の向上を図れるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、織機の運転回路に関し、特に、運転回路に使用されるコンタクタ( 接触器)の寿命の向上を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
織機にあっては、通常運転中に糸切れ、緯入れミス等の問題が生じた場合等に おいて、織機を停止させた後に織機を寸動運転、所謂インチングさせて問題点を 除き易い位置まで移動させるようにしている。 この場合、従来では、通常運転時とインチング時で織機駆動用モータの駆動速 度を切り換えるべく、商用電源と低周波電源(インバータ電源)を切り換えるよ うにした運転回路を設けるようにしている(実開昭58−9099号公報参照) 。
【0003】 この運転回路の一例を図6に示すと、商用電源(AC200V,50〜60H z)1には、正転(FWD)切換用の複数のコンタクタ(電磁接触器)2を介し てモータ3が接続される。又、商用電源1とモータ3との間の回路には、正転切 換用の複数のコンタクタ2と並列して逆転(REV)切換用の複数のコンタクタ 4が接続されている。一方、インバータ電源(AC50V,5Hz)5には、正 転切換用の複数のコンタクタ6を介してモータ3が接続されると共に、インバー タ電源5とモータ3との間の回路には、正転切換用の複数のコンタクタ6と並列 して逆転切換用の複数のコンタクタ7が接続されている。
【0004】 そして、商用電源1側とインバータ電源5側夫々の正転切換用の複数のコンタ クタ2,6と逆転切換用の複数のコンタクタ4,7の何れかを選択してON動作 させることにより、通常運転時とインチング時でモータ3の駆動速度を切り換え ると共に、正転・逆転を切り換える。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の織機の運転回路にあっては、次のような問題 点があった。 即ち、各コンタクタ2,4,6,7のON・OFF動作により、各コンタクタ 2,4,6,7の電極が離間する際に、電極間にアーク(放電)が生起する。こ のため、各コンタクタ2,4,6,7のON・OFF動作を頻繁に行うと、電食 が進行し、コンタクタ2,4,6,7の交換を余儀なくされる。特に、インバー タ電源5側に切り換えて、電源周波数を低くした時には、高い場合に比してコン タクタ6,7のON・OFF動作時の極性の反転が遅くなり、インバータ電源5 の2次側に設けたコンタクタ6,7の接点のアーク時間が平均的に長くなるため 、コンタクタの寿命がより短くなるという問題がある(図7参照)。
【0006】 そこで、本考案は以上のような従来の問題点に鑑み、織機の運転回路における コンタクタの接続構造等の改良により、コンタクタの寿命の向上を図ることを目 的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案の織機の運転回路は、所定周波数の電力を出力する電源の出 力端子と織機駆動用モータの入力端子とを、相互に直列の関係にある複数のコン タクタを介して接続し、少なくとも各コンタクタを略同時に離間させて、前記モ ータの駆動と停止を切り換えるようにした。
【0008】
【作用】
かかる構成において、複数のコンタクタを直列に接続して、これらを略同時に 離間させるようにすると、コンタクタの離間(OFF)時には、単一のコンタク タの場合に比べて、全体のコンタクタ接点間距離が長くなる。言い換えれば、コ ンタクタにおいて電極の離れる速度が速くなり、アークが発生しない距離に迅速 に到達することになる。
【0009】 このように、コンタクタにおいて電極間のアーク時間が短くなる結果、電食の 進行を抑制でき、コンタクタの寿命の向上を図れ、頻繁なコンタクタ交換を解消 できる。
【0010】
【実施例】
以下、添付された図面を参照して本考案を詳述する。 図1において、商用周波数の電力を出力する電源、即ち、商用電源11と、該 商用電源11の商用周波数より低い周波数の電力を出力する電源、即ち、インバ ータ電源12と、が設けられている。
【0011】 そして、織機駆動用モータ13の入力端子に、織機の通常運転時には商用電源 11の出力を、インチング時には前記インバータ電源12の出力を夫々接続する 切換回路が設けられている。 即ち、前記商用電源11の出力端子11aには、商用電源切換用の複数のコン タクタ14と、該コンタクタ14と直列の関係にある正転(FWD)切換用の複 数のコンタクタ15を介してモータ13の入力端子13aが接続される。
【0012】 一方、インバータ電源12の出力端子12aには、インバータ電源切換用の複 数のコンタクタ16と、該コンタクタ16と直列の関係にある前記正転切換用の 複数のコンタクタ15を介してモータ13の入力端子13aが接続される。又、 商用電源切換用の複数のコンタクタ14及びインバータ電源切換用の複数のコン タクタ16夫々とモータ13との間の回路には、正転切換用の複数のコンタクタ 15と並列して逆転切換用の複数のコンタクタ17が接続されている。
【0013】 かかる構成において、織機の通常運転時には、商用電源切換用の複数のコンタ クタ14と、正転切換用の複数のコンタクタ15或いは逆転切換用の複数のコン タクタ17とを同時に接・離(ON・OFF)して、モータ13の駆動・停止を 切り換える。 又、織機の通常運転中に糸切れ、緯入れミス等の問題が生じた場合等において 、織機を停止させた後に織機を寸動運転、所謂インチングさせる際には、インバ ータ電源切換用の複数のコンタクタ16と、正転切換用の複数のコンタクタ15 或いは逆転切換用の複数のコンタクタ17とを同時に接・離(ON・OFF)し て、モータ13の駆動・停止を切り換える。
【0014】 図2は、織機の通常運転時とインチング運転時におけるコンタクタの動作のタ イムチャートを示している。 かかる構成によると、各電源11,12の出力端子11a,12aと織機駆動 用モータ13の入力端子13aとを、相互に直列の関係にある複数のコンタクタ 14,15(17)又はコンタクタ16,15(17)を介して接続し、各コン タクタ14,15(17)又はコンタクタ16,15(17)を同時に接・離さ せて、モータ13の駆動・停止を切り換えるようにした結果、次のような作用・ 効果を奏する。
【0015】 即ち、上記実施例のように、例えば、商用電源切換用のコンタクタ14と、正 転又は逆転切換用のコンタクタ15の2つのコンタクタを直列の関係に接続する と、例えば、コンタクタの離間(OFF)時には、単一のコンタクタの場合に比 べて、全体のコンタクタ接点間距離が長くなる(2倍)(図3参照)。言い換え れば、コンタクタ電極の離れる速度が2倍に速くなり、アークが発生しない距離 に迅速に到達することになる。
【0016】 このように、電極間のアーク時間が短くなる結果、電食の進行を抑制でき、コ ンタクタの寿命の向上を図れ、頻繁なコンタクタ交換を解消できる。 本考案者らの実験結果を図4及び図5に示す。 図4は、3.7kwの容量のモータを使用した場合のインバータ設定電圧とア ーク時間との関係の実験結果を示しており、コンタクタ1つの場合(ア)よりも 、コンタクタ2つの場合(イ)の方がアーク時間は短縮される。
【0017】 又、図5は上記と同じ条件で、インバータ設定電圧とコンタクタ推定寿命との 関係の実験結果を示しており、コンタクタ1つの場合(ア)よりも、コンタクタ 2つの場合(イ)の方が寿命回数が多く、約3〜8倍の寿命となる。 このように、2つのコンタクタを直列に接続した場合には、アーク時間を短縮 でき、これにより、約3〜8倍の寿命が得られる。この場合、2つのコンタクタ が消耗するが、例えば寿命が3倍では、コンタクタとして3/2の延命効果が得 られることになる。
【0018】 上記実施例においては、商用電源11とインバータ電源12とを設け、織機駆 動用モータ13の入力端子13aに、織機の通常運転時には前記商用電源11の 出力を、インチング時には前記インバータ電源12の出力を夫々接続する切換回 路に本考案を適用したが、要は所定周波数の電力を出力する電源の出力端子と織 機駆動用モータの入力端子とを、相互に直列の関係にある複数のコンタクタを介 して接続し、各コンタクタを略同時に接近・離反させたが少なくとも各コンタク タを略同時に離間させて、前記モータの駆動を停止を切り換えるようにした構成 であれば良く、各コンタクタの接近時期は略同時ではなくとも良い。
【0019】 以上のように、特定の実施例を参照して本考案を説明したが、本考案はこれに 限定されるものではなく、当該技術分野における熟練者等により、本考案に添付 された実用新案登録請求の範囲から逸脱することなく、種々の変更及び修正が可 能であるとの点に留意すべきである。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の織機の運転回路は、所定周波数の電力を出力する 電源の出力端子と織機駆動用モータの入力端子とを、相互に直列の関係にある複 数のコンタクタを介して接続し、少なくとも各コンタクタを略同時に離間させて 、前記モータの駆動を停止に切り換えるようにしたから、コンタクタの電極間の アーク時間が短くなる結果、電食の進行を抑制でき、コンタクタの寿命の向上を 図れ、頻繁なコンタクタ交換を解消できる実用的効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る織機の運転回路の一実施例の構
成図
【図2】 同上実施例における各コンタクタの動作のタ
イムチャート
【図3】 コンタクタの数による全体接点距離の違いを
説明する特性図
【図4】 インバータ設定電圧とアーク時間との関係の
実験結果を示す図
【図5】 インバータ設定電圧とコンタクタ推定寿命と
の関係の実験結果を示す図
【図6】 従来の織機の運転回路の一例の構成図
【図7】 電源時周波数とアーク時間との関係を説明す
る図
【符号の説明】
11 商用電源 12 インバータ電源 13 織機駆動用モータ 14 商用電源切換用のコンタクタ 15 正転切換用のコンタクタ 16 インバータ電源切換用のコンタクタ 17 逆転切換用のコンタクタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定周波数の電力を出力する電源の出力端
    子と織機駆動用モータの入力端子とを、相互に直列の関
    係にある複数のコンタクタを介して接続し、少なくとも
    各コンタクタを略同時に離間させて、前記モータの駆動
    と停止を切り換えるようにしたことを特徴とする織機の
    運転回路。
JP1993005453U 1993-02-19 1993-02-19 織機の運転回路 Expired - Lifetime JP2598689Y2 (ja)

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JPH0670497U true JPH0670497U (ja) 1994-09-30
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019026125A1 (ja) * 2017-07-31 2020-03-19 三菱電機株式会社 電動機駆動装置及び冷凍サイクル適用機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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