JPH0670483U - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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JPH0670483U
JPH0670483U JP009818U JP981893U JPH0670483U JP H0670483 U JPH0670483 U JP H0670483U JP 009818 U JP009818 U JP 009818U JP 981893 U JP981893 U JP 981893U JP H0670483 U JPH0670483 U JP H0670483U
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JP
Japan
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stator
spring
preload
composite
stepping motor
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JP009818U
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English (en)
Inventor
典禎 西山
悟史 玉木
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0670483U publication Critical patent/JPH0670483U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般、産業用ステッピングモータにおいて、
樹脂等のケースとステータとの固定を部品点数の増加
や、寸法の増大なく行うことができる小型で優れた特性
を持つステッピングモータを提供する。 【構成】 軸受を挿入したスリーブを荷重を与えるバネ
部8bと、軸受に予圧を与えるバネ部8aとの2種類の
バネ特性を有する複合予圧バネ8を用い、バネ部8aは
従来の予圧バネと同様の作用をし、バネ部8bにてステ
ータ3に嵌合されたスリーブ7に軸方向の予圧を与え、
ステータの固定を行うことにより、樹脂ケースとステー
タとの固定を部品点数の増加や寸法の増大なく行うこと
ができ、小型で優れた特性を持つステッピングモータが
得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一般、産業用に使用されるステッピングモータに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
近年、カーエレクトロニクスの発展とともに自動車用にはアクチュエータとし 、様々なモータが搭載されるようになった。その中でも自動車用の各種制御をア クティブかつ細かくコントロールするために、ハイブリッドタイプのステッピン グモータも搭載されだしている。また機器の軽量化に伴い、部品であるモータに も同様の要望があり、小型化、樹脂化等により対応している。
【0003】 この種のモータは、コイルを巻装した固定子(ステータ)と、その内部に回転 可能に軸支持された回転子(ロータ)を備え、コイルに通電することでロータに トルクが発生し回転する。
【0004】 従来このハイブリッドタイプのステッピングモータは、ステータとロータの隙 間(以下エアギャップと称す)を50μm前後と、大変小さくしていることが構 造上の特徴の一つである。そのために、ロータとステータの軸ズレが大きいとモ ータの発生トルクの不均一、振動、ステータとロータがあたる、ロックするなど 様々な弊害の発生が考えられる。また、ステータがケースに対して回転したり、 ガタがあって動いたりすると正常な動作ができなくなる。
【0005】 特に、軽量化によりモータケースに樹脂を用いる場合、この軸ズレが大きくな らず前述の50μm程度のエアギャップを保つこと、また金属のステータと樹脂 製のケースとの確実な固定に留意する必要がある。
【0006】 以下に従来のステッピングモータについて説明する。図8は従来のステッピン グモータのモータ構造を示すものである。(a)は正面図、(b)は(a)のX −0断面図である。21は樹脂ケース、22はカバー、23はステータ、25は ロータである。24はこのロータ25の軸受である。26は軸方向にバネ性のあ る予圧バネである。
【0007】 以上のように構成されたステッピングモータについて、以下その構造について 説明する。まず、本モータは樹脂ケース21にステータ23を圧入することによ りステータとケースの固定を行っている。そして、ロータ25は軸受24を介し て樹脂ケース21とカバー22に支持されてステータ23との50μm程度のエ アギャップを保っている。なお、予圧バネ26は軸受24に軸方向に予圧を与え ることにより、軸受内部のガタを減少させ適切な動作を行うために必要なもので ある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のステッピングモータの構造においてステータの固定を樹 脂ケースに金属のステータを圧入することにより実現すると、ケースの強度確保 のために樹脂ケースに肉厚が必要となり、モータの外形寸法が大きくなり、小型 化に反する結果となる。
【0009】 またモータの温度上昇や使用環境の温度差により、金属のステータと樹脂ケー スの熱膨張率の違いにより、しめ代寸法が大きいとケースにクラックの発生や割 れ、しま代寸法が小さいとケースとステータにガタが生じる。このガタが、ロー タとステータの軸ズレとなり前述の様々な弊害を起こし、モータが正常な動作が できなくなることが考えられる。このように自動車などの用途では、温度差や振 動等の苛酷な条件下で信頼性が低いという問題点を有していた。
【0010】 本考案は上記課題を解決するもので、小型軽量な樹脂ケースを用い、温度変化 等に対して十分な信頼性を備えたステッピングモータを提供することを目的とし ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本考案のステッピングモータは、ロータ軸受とステ ータとに挿圧保持する2種類のバネ特性を有する複合予圧バネを配した構成とし ている。
【0012】
【作用】
この構成によって、軸受に与えるいわゆる予圧とステータの固定に対する予圧 を1枚の複合予圧バネで兼ね備えることにより、部品点数の増加や寸法の増大を することなく、樹脂ケースにてステータの固定を行い高い信頼性を得ることがで きる。
【0013】
【実施例】
(実施例1) 以下、本考案の一実施例について図1を参照しながら説明する。
【0014】 図1において1は樹脂ケース、2はカバーである。3はステータ、5はロータ である。4はこのロータ5の軸受である。7は異なる2つの外径を有し、内径と 外径の同軸度の精度が良いリング形状のスリーブである。8はスリーブ7の軸方 向に作用するバネ部8bと、軸受4にいわゆる予圧を与えるバネ部8aとの2種 類のバネ部を有する複合予圧バネである。
【0015】 図2は図1のA−A′断面図である。6はステータ3の湾曲部である。 図3は図1のB−B′断面図で、複合予圧バネ8を軸方向から表したものであ る。8aは軸受に予圧を与えるバネ部、8bはスリーブに予圧を与えるバネ部で ある。
【0016】 複合予圧バネ8は、図3より明らかなように2種類のスリットサラバネから構 成されており、バネの外周が同じで荷重ポイント2ヵ所を合せ持っている。
【0017】 軸受に予圧を与えるバネ部8aは、スリーブ7に挿入してあるロータ軸受4に 適切な予圧を与えるバネであり、ロータ組立の軸方向のスラストガタを吸収する 。また、バネ部8bはスリーブに荷重を与えるように設定してある。
【0018】 スリーブ7は、図1のように段つきの構造をしており、ステータ3の内径部と 嵌合し段つきのツバ部でステータに止る形状をしている。
【0019】 従ってバネ部8bがスリーブ7に荷重を与えることで、最終的にステータを軸 方向に荷重を与えることになり、ステータの軸方向の固定を行うことができる。 また、図2のステータの湾曲部6と樹脂ケース1の湾曲部とを嵌合することによ って、ステータの回転を防ぎ、ステータを周方向に固定している。
【0020】 なお、図4(a),図4(b)は複合予圧バネ8の固定に関する一例として図 1の断面C−C′を示している。8は複合予圧バネ、2はカバー、9,10はカ バー2の突起部である。
【0021】 以上のように構成された図4(a)の複合予圧バネの固定方法は、カバー2の 予圧バネ部を予圧バネの外周寸法よりわずかに大きな円筒形状とする。その端面 の全周、あるいは少なくとも一箇所に予圧バネ外径寸法よりわずかに大きくなる ように突起部9を設ける。この突起部9にて、カバー2に予圧バネの動作に影響 なく仮固定を行うことができる。
【0022】 図4(b)の複合予圧バネの固定方法は、カバー2のピン形状の突起部10を 予圧バネのスリットの部分にて、少なくとも一箇所先端をかしめることにより、 予圧バネの動作に影響なく仮固定を行うことができる。
【0023】 このように、複合予圧バネ8をカバー2に仮固定することにより、組立が容易 となることは明らかである。また、樹脂ケース1とカバー2とを超音波溶着する 際に、振動等で予圧バネがセット位置からずれることにより、バネがこじれて正 しく動作しなくなるということなく、複合予圧バネをカバーに固定することがで きる。
【0024】 以上のように本実施例によれば、ステータ内径に嵌合され、軸受を挿入支持し ている段つき形状のスリーブに荷重を与えることで、ステータを固定するための 予圧と、軸受に荷重を与える予圧とを1枚の複合予圧バネで行い、ステータの軸 方向の固定を行い、また、外周部に湾曲部を有するステータコアと、このステー タコアの湾曲部の少なくとも一箇所とを嵌合するケースによりステータの回転を 防ぎ、ステータと樹脂ケースとの固定を行い、その結果ロータの回転を確実にし 高い信頼性を得ることができる。
【0025】 (実施例2) 以下、本考案の第2の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0026】 図5において11は樹脂ケース、12はカバー、13はステータ、15はロー タである。14はこのロータ15の軸受である。17は異なる2つの外径を有し 、内径と外径の同軸度の精度が良いリング形状のスリーブで、以上は図1の構成 と同様なものである。図1の構成と異なるのは、スリットサラバネ式複合予圧バ ネ8を片持ち式複合予圧バネ18に変えた点である。
【0027】 片持ち式複合予圧バネ18は、スリーブの軸方向に作用するバネ部18bと、 軸受にいわゆる予圧を与えるバネ部18aとの2種類のバネ部を有する片持ち式 複合予圧バネである。
【0028】 図6は図5のG−G′断面図で、複合バネを軸方向から表したものである。前 述のとおり、18aは軸受に予圧を与えているバネ部で、スリーブ17に挿入し てあるロータ軸受14に適切な予圧を与えるバネであり、ロータ組立の軸方向の スラストガタを吸収する。18bはスリーブに予圧を与えているバネ部であり、 スリーブ17に荷重を与えるように設定してある。
【0029】 実施例1のスリットサラバネからなる複合予圧バネと同様の効果を、片持ち式 の複合予圧バネでも実現することができる。
【0030】 なお、図7に複合予圧バネ18の固定に関する一例として、図5の断面F−F ′を示している。18は複合予圧バネ、12はカバー、19はカバー12の突起 部である。
【0031】 以上のように構成された図7の複合予圧バネの固定方法は、複合予圧バネの内 径部にカバー12の突起部19を前述の固定の一例と同様に、ピン形状の突起部 に複合予圧バネの内径部分に突起部先端をかしめる、あるいは、はめることによ り、複合予圧バネの動作に影響なく仮固定を行うことができる。
【0032】 このように、複合予圧バネ18をカバー12に仮固定することにより、実施例 1と同様の効果が得られる。
【0033】 以上のように本実施例によれば、片持ち式複合予圧バネにより、実施例1と同 様の効果を得、高い信頼性を得ることができる。
【0034】 なお第1の実施例において、カバー2のピン形状の突起部10の先端をかしめ るとしたが、突起部10の先端をかしめたものと同様の形状に、つまりピン形状 の寸法よりも少し大きくしておき、複合予圧バネをはめることでも同じ効果が得 られることはいうまでもない。また、第2の実施例でもカバー12の突起部19 の先端をかしめるとしたが、突起部19の先端をかしめたものと同様の形状に、 つまりピン形状の寸法よりも少し大きくしておき、複合予圧バネをはめることで も同じ効果が得られることはいうまでもない。
【0035】
【考案の効果】 以上のように本考案は、軸受に与えるいわゆる予圧と、ステータの固定に対す る予圧を1枚の複合予圧バネで兼ね備えることにより、部品点数の増加や、寸法 の増大をすることなく樹脂ケースにてステータの固定を行うことができ、信頼性 の高い優れたステッピングモータを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示すステッピングモー
タ断面図
【図2】同部分断面図
【図3】同部分断面図
【図4】複合予圧バネの固定に関する断面図
【図5】本考案の第2の実施例を示すステッピングモー
タ断面図
【図6】同部分断面図
【図7】複合予圧バネの固定に関する断面図
【図8】従来のステッピングモータの断面図
【符号の説明】
1,21 樹脂ケース 2,12,22 カバー 3,23 ステータ 4,14,24 軸受 5,15,25 ロータ 6 ステータの湾曲部 7,17 スリーブ 8,18 複合予圧バネ 8a,18a 軸受に予圧を与えるバネ部 8b,18b スリーブの軸方向に作用するバネ部 9,10,19 カバーの突起部 11 ケース 13 ステータコア 26 予圧バネ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線を巻回したステータと、ケースと、
    カバーと、ロータと、ロータ軸受とを備えたステッピン
    グモータにおいて、ロータ軸受とステータとに挿圧保持
    する2種類のバネの特性を有する複合予圧バネを備えた
    ことを特徴とするステッピングモータ。
  2. 【請求項2】 外周部に湾曲部を有するステータコア
    と、このステータコアの湾曲部の少なくとも一箇所と嵌
    合するケースを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    ステッピングモータ。
  3. 【請求項3】 ロータ軸受を挿入した軸受組立と、ステ
    ータの内径を嵌合し、前記軸受組立と、ロータ軸受とに
    作用する2種類のバネの特性を有する複合予圧バネを備
    えたことを特徴とする請求項1記載のステッピングモー
    タ。
  4. 【請求項4】 モータカバー内に前記複合予圧バネを仮
    固定している請求項1記載のステッピングモータ。
JP009818U 1993-03-09 1993-03-09 ステッピングモータ Pending JPH0670483U (ja)

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JP009818U JPH0670483U (ja) 1993-03-09 1993-03-09 ステッピングモータ

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JP009818U JPH0670483U (ja) 1993-03-09 1993-03-09 ステッピングモータ

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JPH0670483U true JPH0670483U (ja) 1994-09-30

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ID=18529230

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JP009818U Pending JPH0670483U (ja) 1993-03-09 1993-03-09 ステッピングモータ

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JP (1) JPH0670483U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012224262A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Jtekt Corp 電動パワーステアリング装置
JP2016501507A (ja) * 2012-12-18 2016-01-18 スパル オートモーティブ ソチエタ レスポンサビリタ リミテ 電気機械

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JP2012224262A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Jtekt Corp 電動パワーステアリング装置
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