JPH0669764A - ラジオ受信機 - Google Patents

ラジオ受信機

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JPH0669764A
JPH0669764A JP21941992A JP21941992A JPH0669764A JP H0669764 A JPH0669764 A JP H0669764A JP 21941992 A JP21941992 A JP 21941992A JP 21941992 A JP21941992 A JP 21941992A JP H0669764 A JPH0669764 A JP H0669764A
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radio
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Shinsuke Tomiyoshi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車に搭載されたRDSラジオ放送受信時
に、トンネル内走行などで電波が遮断したのちに、再度
受信する際、PIコードの一致の程度の大きいラジオ放
送を短時間で選択し、受信する。 【構成】 現在受信中のラジオ放送の受信電界強度が微
弱になったときは、受信周波数のサーチを行い、受信可
能な受信周波数の一巡中に、RDS放送のPIコード3
3と、その受信周波数と、受信電界強度とをストアして
おき、PIコード33の最初受信していたラジオ放送の
PIコード33との一致の程度の高いラジオ放送のう
ち、受信電界強度の大きいものを選ぶ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、RDS(ラ
ジオ・データ・システム)と称される周波数変調(略称
FM)ラジオ放送を受信するためなどに好適なラジオ受
信機に関し、さらに詳しくは受信状態の変化する自動車
などに搭載して使用するのに好適なラジオ受信機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】このようなRDS放送は、たとえば、ヨ
ーロッパなどにおいて行われており、このラジオ放送の
高周波信号は、音声信号とラジオ放送に関する情報を表
すデータ信号とを含み、そのデータ信号が一致または近
似しているラジオ放送は、その音声信号による放送内容
が一致または近似している。典型的な先行技術では、自
動車に搭載されたラジオ受信機は、その自動車がトンネ
ル内に入ってラジオ放送の受信電界強度が低くなったと
きに、そのトンネルに入る直前の受信周波数などをメモ
リにストアしておき、トンネルを抜出た後に受信周波数
を前記メモリにストアしてある受信周波数で再度受信す
る。もしもその受信周波数の受信電界強度が予め定める
弁別レベル未満であるときは、ラジオ受信機による受信
可能な周波数範囲全域にわたって一巡して走査を行い、
その走査中にデータ信号が一致している強い電界強度を
有するラジオ放送を受信するようにし、もしもそのよう
なデータ信号が一致するラジオ放送が受信できなかった
ときには、再度一巡して走査を行い、データ信号が近似
しているラジオ放送を見付ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなラジオ受信
機の走査は、一巡するのに約2分程度の時間を要する。
最初の走査が一巡するまでにデータ信号が一致したラジ
オ放送が見付からなかったときには、第2回目の、デー
タ信号が近似したラジオ放送を見付けるための走査を行
うことになり、たとえば、ラジオ放送を受信するまでに
約5分もの時間を要し、ラジオ放送聴取者にとっては長
い中断時間に感じられてしまう。
【0004】本発明の目的は、RDS放送などをラジオ
受信機に受信中、自動車がトンネル内を走行すると、受
信電界強度が小さくなり受信不能になるが、自動車がト
ンネル内を抜出た後に、受信電界強度が小さくなる直前
のラジオ放送と同一またはそれに近似したラジオ放送を
短時間で選択することができるようにしたラジオ受信機
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、音声信号とラ
ジオ放送に関する情報を表すデータ信号とを含む高周波
信号を受信周波数可変で受信する受信手段と、受信手段
の出力に応答して音声信号を音響化する音響化手段と、
受信手段の出力に応答してデータ信号を識別する識別手
段と、受信手段の出力に応答して受信電界強度を予め定
める弁別レベルでレベル弁別する弁別手段と、受信手段
および弁別手段の各出力に応答して受信中のラジオ放送
のデータ信号をストアし、受信電界強度が前記弁別レベ
ル未満になったときには、そのときのストア内容を保持
したままにする第1メモリと、第2メモリを有し、弁別
手段の出力に応答し、受信電界強度が前記弁別レベル未
満であるとき、受信手段によって受信周波数を走査して
一巡し、その走査中に、ラジオ放送の受信周波数と、デ
ータ信号とを含む1または複数の各組合せを第2メモリ
にストアし、その走査後に、第2メモリにストアしてあ
るデータ信号と第1メモリにストアしてあるデータ信号
との一致の程度が高いラジオ放送を選択し、その選択さ
れたラジオ放送の第2メモリにストアしてある受信周波
数となるように受信手段を同調させる制御手段とを含む
ことを特徴とするラジオ受信機である。
【0006】また本発明は、第2メモリはさらに、ラジ
オ放送の受信電界強度を各組合せ毎に含み、制御手段
は、データ信号の前記一致の程度が同一であるラジオ放
送が複数であるとき、受信電界強度が大きいラジオ放送
を選択することを特徴とするラジオ受信機である。
【0007】
【作用】本発明に従えば、ラジオ受信機は、ラジオ放送
に関する情報を表すデータ信号と音声信号とを含む高周
波信号を、受信周波数可変で受信する受信手段と、受信
手段の出力に応答して音声信号を音響化する音響化手段
と、受信手段の出力に応答してデータ信号を識別する識
別手段と、受信手段の出力に応答して受信電界強度を予
め定める弁別レベルでレベル弁別する弁別手段と、第1
メモリと、第2メモリと、制御手段とを含んで構成され
る。前記第1メモリは、受信手段および弁別手段の各出
力に応答して受信中のラジオ放送のデータ信号をストア
し、受信電界強度が前記弁別レベル未満になったときに
は、そのときのストア内容を保持する。前記第2メモリ
は、受信電界強度が前記弁別レベル未満になったとき、
受信手段が受信周波数を走査して一巡する間に、ラジオ
放送の受信周波数と、データ信号とを含む1または複数
の各組合せをストアする。前記制御手段は、その走査後
に、第2メモリにストアしてあるデータ信号と、第1メ
モリにストアしてあるデータ信号との一致の程度が高い
ラジオ放送を選択し、その選択されたラジオ放送の第2
メモリにストアしてある受信周波数となるように受信手
段を同調させる。したがって、受信中のラジオ放送の受
信電界強度が弁別レベル未満になったときには放送内容
の一致の程度が高いラジオ放送を受信することができ
る。
【0008】また請求項1記載の本発明に従えば、第2
メモリはさらに、ラジオ放送の受信電界強度を各組合せ
毎に含み、制御手段は、データ信号の前記一致の程度が
同一であるラジオ放送が複数であるとき、受信電界強度
が大きいラジオ放送を選択するので、受信中のラジオ放
送の受信電界強度が弁別レベル未満になった場合にも、
受信中の放送内容と一致度の程度が高く、受信レベルの
高いラジオ放送を受信することができる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のブロック図であ
る。ラジオ受信機1は、自動車に搭載されて使用され、
RDS周波数変調ラジオ放送を受信する。このRDS放
送は、音声信号とデータ信号とを含むFM(周波数変
調)高周波信号であり,各放送局から放送されている。
【0010】図2は、データ信号2の構成を示す図であ
る。データ信号2は、4つの主要なコードであるPIコ
ード33と、PTYコード30と、AFコード31と、
PSコード32とを含む。PIコード33は、合計4桁
D1〜D4から成り、第1桁D1は、ラジオ放送局の国
籍を表す。第2桁D2は、受信サービスエリアを表す。
第3桁D3、第4桁D4は、親局すなわちキー局である
かまたはその親局からの信号を主として放送する子局、
あるいは、地域的な番組のみを放送する、いわゆるロー
カル局であるのかなどを表す。こうして第3および第4
桁D3およびD4は、共通のネットワークを構成するラ
ジオ放送局のグループであるかどうかを表す。
【0011】PIコード33の第1〜第4桁D1〜D4
の全てが一致するラジオ放送は、全く同一の音声信号の
放送内容であることになり、また、第1〜第3桁D1〜
D3が一致しており、第4桁D4が異なるラジオ放送の
音声信号による内容はほとんど一致しているけれどもわ
ずかに違う番組が含まれることになる。
【0012】PTYコード30はニュースや、スポー
ツ、音楽、交通情報など番組の種類を表すコードであ
る。AFコード31はその放送局が放送している放送内
容と同一の放送内容を放送している、いわゆるネット局
の周波数を表す。PSコード32はいわゆるアスキーコ
ードを用いて、放送局名を表すコードである。
【0013】再び図1を参照して、ラジオ放送局からの
音声信号とデータ信号2とを含む高周波信号は、ラジオ
受信機1のアンテナ3で受信され、高周波増幅回路4で
増幅され、混合回路5、フェイズロックループ周波数シ
ンセサイザ6と、中間周波増幅回路7とによってスーパ
ーヘテロダイン方式で受信され、復調回路8で復調さ
れ、音声信号はライン9から低周波増幅回路10で増幅
され、スピーカ11で音響化される。同調され、受信さ
れているラジオ放送の受信電界強度は、中間周波増幅回
路7からライン12を介して受信電界強度検出回路13
に与えられ、その受信電界強度は、デジタル値に変換さ
れ、ライン14からマイクロコンピュータなどによって
実現される処理回路15に与えられる。復調回路8から
の信号は、ライン16からRDSデコーダ17に与えら
れ、前述の図2に示されるデータ信号2を表す信号は、
ライン18から処理回路15に与えられる。
【0014】フェイズロックループ周波数シンセサイザ
6は、予め定める一定の基準周波数を有する信号を発生
する発振回路19と、分周比が可変である分周回路20
と、発振回路19と分周回路20との各出力の位相の比
較を行い、その位相差に対応し、かつ位相差が0となる
ようにするための電圧を出力する位相比較回路21と、
位相比較回路21の出力が与えられるローパスフィルタ
22と、ローパスフィルタ22の出力が与えられて、そ
の電圧に対応した周波数で発振動作を行い、前述の位相
差が0となるように発振周波数が変化する電圧制御形発
振回路23とを含み、電圧制御形発振回路23の出力
は、分周回路20に与えられる。なお、ローパスフィル
タ22の出力は高周波増幅回路4に与えられ、また、電
圧制御形発振回路23の出力は、混合回路5に与えら
れ、それぞれ同調のために用いられる。処理回路15
は、分周回路20の分周比を設定する信号をライン24
を介して分周回路20に与える。キー入力手段25で入
力走査されたラジオ放送の受信周波数となるように処理
回路15はシンセサイザ6に含まれる分周回路20の分
周比を設定し、その希望するラジオ放送を受信して聴取
することができる。現在受信中のラジオ放送のPIコー
ド33は、処理回路15に備えられる第1メモリM1の
ストア領域26にストアされる。第1メモリM1のスト
ア領域27には現在受信中のラジオ放送の受信周波数が
ストアされる。ストア領域27にストアされるデータ
は、受信周波数に代えて、その受信周波数に対応する分
周比などであってもよい。
【0015】図3は、処理回路15の動作を説明するた
めのフローチャートである。ステップn1において、現
在受信しているラジオ放送の受信電界強度検出回路13
によって検出された受信電界強度を読込んで、第1メモ
リM1のストア領域28にストアする。ステップn2で
は、受信電界強度検出回路13によって検出された受信
電界強度が、予め定める弁別レベルに達しているかどう
かを判断し、受信電界強度が予め定める弁別レベルに達
している場合には、ステップn3に移り、その受信状態
を継続する。受信電界強度検出回路13によって検出さ
れる受信電界強度が、自動車のトンネル内走行などによ
って、弁別レベル未満になったときには、ステップn4
に移り、トンネルに入る前、すなわち、受信電界強度
が、前記弁別レベル未満になる直前に受信していたラジ
オ放送の音声信号による放送内容と同一あるいは近似し
たラジオ放送を見付けるための受信周波数の走査をステ
ップn4で行い、このようなラジオ放送の受信周波数の
走査は、いわば、PIサーチと呼ぶことができる。処理
回路15には、PIサーチの動作を行うために用いられ
るメモリM2が設けられる。この第2メモリM2は、サ
ーチ用メモリM2aと、4桁一致用メモリM2b、3桁
一致用メモリM2cとを含む。各メモリM2a,M2
b,M2cはPIコードをストアするストア領域M2a
1,M2b1,M2c1と、受信周波数をストアするス
トア領域M2a2,M2b2,M2c2と、受信電界強
度をストアするストア領域M2a3,M2b3,M2c
3を有する。
【0016】図4は、図3のステップn4のPIサーチ
の動作を示すフローチャートである。前述の図3のステ
ップn2に関連して説明したように、現在受信中のラジ
オ放送の受信電界強度が前記弁別レベル未満になったと
きには、処理回路15は、ライン24を介して分周回路
20に受信周波数を順次的に変化するための分周比を表
す信号を与え、こうして、高周波増幅回路4および混合
回路5によって、受信可能な周波数、たとえば、87.
5〜108MHzの全域にわたって受信周波数の順次的
な走査を一巡するまで行う。ステップs1では、この周
波数の一巡走査が終了したかどうかが判断され、終了し
ている場合には、ステップs12に移る。ステップs1
において、受信周波数の一巡走査が終了していなけれ
ば、ステップs2にうつる。
【0017】ステップs2では、前記弁別レベル以上の
受信電界強度を有するラジオ放送の受信すべき高周波信
号の分周波回路20のための分周比、すなわち、N値を
出力して、分周回路20に与える。さらに、このように
して設定される受信周波数を、サーチ用メモリM2aの
受信周波数をストアするストア領域M2a2にストアす
る。ステップs3では、ステップs2で設定した分周比
Nの受信周波数を有するラジオ放送のRDSデコーダ1
7で識別されたPIコード33を検出して読出し、PI
コード33をストアするストア領域M2a1にストアす
る。受信電界強度検出回路13で検出された受信電界強
度は、サーチ用メモリM2aの受信電界強度をストアす
るストア領域M2a3にストアされる。
【0018】ステップs4では、それぞれ4桁D1〜D
4からなる第1メモリM1のストア領域26にストアさ
れているPIコード33と、サーチ用メモリM2aのス
トア領域M2a1にストアされているPIコード33と
を、各桁D1〜D4を比較して照合し、4桁D1〜D4
の全てが一致しているかどうかをステップs5で判断す
る。第1メモリM1内のストア領域26にストアされて
いるPIコード33の4桁D1〜D4とサーチ用メモリ
M2a内のストア領域M2a1にストアされているPI
コード33の4桁D1〜D4とが全て一致していること
が判断されると、ステップs5からステップs6に移
り、PIコード33の4桁D1〜D4のうち、一致しな
い桁があれば、ステップs8にうつる。
【0019】次のステップs6では、サーチ用メモリM
2aのストア領域M2a3に、ストアされている受信電
界強度と、4桁一致用メモリM2bのストア領域M2b
3にストアされている受信電界強度とを比較し、サーチ
用メモリM2aのストア領域M2a3にストアされてい
る受信電界強度が4桁一致用メモリM2bのストア領域
M2b3にストアされている受信電界強度の値より大き
いときには、ステップs7に移る。4桁一致用メモリM
2bのストア領域M2b3にストアされている受信電界
強度以下である場合には、ステップs11にうつる。ス
テップs7では、サーチ用メモリM2aのストア領域M
2a1、ストア領域M2a2、ストア領域M2a3のス
トア内容を、4桁一致用メモリM2bの各ストア領域M
2b1〜M2b3に各々転送してストアする。こうし
て、4桁一致用メモリM2bには、PIサーチ中におい
て、そのサーチ途中で、PIコード33が第1メモリM
1のストア領域26にストアされているPIコード33
と、4つの桁D1〜D4の全てが一致するラジオ放送の
うちで、受信電界強度が大きいラジオ放送のラジオ放送
に関するデータすなわちPIコード33、周波数、受信
電界強度がストアされることになる。
【0020】次に、ステップs11に移り、処理回路1
5は、ライン24を介して分周回路20に分周比、すな
わち、N値を表す信号を与え、受信周波数を順次的に変
化し、次にPIチェックを行うべき受信周波数を設定し
て、ステップs1に戻る。
【0021】ステップs5で、第1メモリM1のストア
領域26にストアされているPIコード33の4桁D1
〜D4と、サーチ用メモリM2aのストア領域M2a1
にストアされているPIコード33の4桁D1〜D4と
が、1桁でも一致しないときには、ステップs8に移
り、第1メモリM1のストア領域26にストアされてい
るPIコード33と、サーチ用メモリM2aのストア領
域M2a1にストアされているPIコード33の各々4
桁D1〜D4のうちの、3桁、すなわち、D1〜D3が
一致するかどうかが判断される。このPIコード33の
3桁D1〜D3が一致すれば、ステップs9に移る。P
Iコード33の3桁D1〜D3が一致しなければ、ステ
ップs11に移る。
【0022】ステップs9では、3桁一致用メモリM2
cのストア領域M2c3にストアされている受信電界強
度と、サーチ用メモリM2aのストア領域M2a3にス
トアされている受信電界強度とを比較し、サーチ用メモ
リM2aのストア領域M2a3にストアされている受信
電界強度が、3桁一致用メモリM2cのストア領域M2
c3にストアされている受信電界強度より大であるとき
には、ステップs10に移り、サーチ用メモリM2aの
ストア領域M2a3にストアされている受信電界強度が
3桁一致用メモリM2cのストア領域M2c3にストア
されている受信電界強度以下であるときは、ステップs
11に移る。
【0023】ステップs10では、サーチ用メモリM2
aの各ストア領域M2a1〜M2a3のストア内容をそ
れぞれ3桁一致用メモリM2cの各ストア領域M2c1
〜M2c3にそれぞれ転送してストアする。こうして、
3桁一致用メモリM2cには、PIサーチ中において、
PIコード33の4桁D1〜D4のうち3桁D1〜D3
が一致するラジオ放送のうちで受信電界強度が大である
ラジオ放送に関するデータ、すなわち、PIコード3
3、受信周波数、受信電界強度の値がストアされること
になる。ステップs11では、分周比(N値)を増加
し、次にPIチェックすべき受信周波数を設定して、ス
テップs1に戻る。
【0024】ステップs1において、受信周波数の一巡
走査が終了したと判断されると、ステップs12に移
る。ステップs12では、第1メモリM1のストア領域
26にストアされているPIコード33の4桁D1〜D
4の全てが一致するラジオ放送が受信可能かどうかが判
断され、受信可能であればステップs13に移り、受信
不能であれば、すなわち、4桁一致用メモリM2bの各
ストア領域M2b1〜M2b3にデータがなければステ
ップs14に移る。ステップs13では、処理回路15
は、4桁一致用メモリM2bのストア領域M2b2にス
トアされている受信周波数を掃引するための分周比を出
力して所定のラジオ放送を受信し、PIサーチを終了す
る。
【0025】ステップs14では、第1メモリM1のス
トア領域26にストアされているPIコード33の4桁
D1〜D4のうち、3桁D1〜D3が一致するラジオ放
送が受信可能かどうかを判断し、受信可能であれば、ス
テップs15に移り、受信不能であれば、すなわち、3
桁一致用メモリM2cの各ストア領域M2c1〜M2c
3にデータがなければ、ステップs16にうつる。
【0026】ステップs15では、ラジオ受信機1は、
3桁一致用メモリM2cのストア領域M2c2にストア
されている受信周波数を掃引して受信し、PIサーチを
終了する。
【0027】ステップs16では、処理回路15は、再
度一巡して走査を行うために、分周比を初期化して分周
回路20に与える。再びステップs2に戻り、再度、受
信可能な周波数、たとえば、87.5〜108MHzの
全域にわたって受信周波数の順次的な走査をさらに一巡
するまで行う。
【0028】以上のように、図4のフローチャートで示
される処理が終了したときには、4桁一致用メモリM2
bの各ストア領域M2b1〜M2b3には、各々第1メ
モリM1のストア領域26にストアされているPIコー
ド33の4桁D1〜D4と、PIコード33の4桁の全
てが一致するラジオ放送のうちで受信電界強度が大であ
るラジオ放送に関するデータすなわち、PIコード3
3、周波数、受信電界強度の値がストアされ、3桁一致
用メモリM2cの各ストア領域M2c1〜M2c3に
は、各々、第1メモリM1のストア領域26にストアさ
れているPIコード33の4桁D1〜D4のうちの3桁
D1〜D3が一致するラジオ放送のうちで、受信電界強
度が大であるラジオ放送に関するデータ、すなわち、P
Iコード33、周波数、受信電界強度がストアされてい
る。したがって、PIサーチを一巡すると、第2メモリ
M2には、受信不能となる直前に聴取していたラジオ放
送と同一あるいは類似した放送内容で、受信電界強度の
大きいラジオ放送に関するデータがストアされているこ
とになり、受信不能となってから短時間で、受信状態の
よい放送内容が同一あるいは類似したラジオ放送を受信
することができる。
【0029】図5は、本実施例のラジオ受信機1のPI
サーチの一例を示すグラフである。図6は、図5に示す
棒グラフの種別を示す図である。グラフの縦軸に受信し
たラジオ放送の受信電界強度、横軸に受信周波数をと
り、基準受信電界強度L0を2点鎖線で示す。このグラ
フにおいて、ラジオ受信機1で受信可能な周波数、たと
えば、87.5〜108MHzについてPIサーチを行
ったところ、各棒グラフの幅で示されるそれぞれの周波
数帯域に、棒グラフの高さで示される受信電界強度を持
った各局のラジオ放送が受信されたとする。受信された
ラジオ放送の受信電界強度が、弁別レベル未満となっ
て、PIサーチが開始される以前に受信中のラジオ放送
のPIコード33、受信周波数、受信電界強度のそれぞ
れの値は第1メモリM1にストアされている。その第1
メモリM1にストアされているPIコード33と4桁と
も同一のPIコード33を持つラジオ放送を示す棒グラ
フには、図6(1)に示すように斜線を付して表わし、
第1メモリM1にストアされているPIコード33の4
桁D1〜D4のうち、3桁D1〜D3までは同一である
PIコード33を持つ受信電波を示す棒グラフには、図
6(2)に示すように網線を付す。また、受信したラジ
オ放送のうち、受信電界強度が弁別レベル未満であっ
て、PIチェックが行われなかったラジオ放送、また
は、受信電界強度が弁別レベルに達してはいるが、PI
コード33の一致が2桁以下であるラジオ放送は、図6
(3)に示す棒グラフで表わす。
【0030】また、さらに、表1に、4桁一致用メモリ
M2bに、サーチが一巡する間にストアされる放送デー
タを示す。同様に、表2に、3桁一致用メモリM2cに
ストアされる放送データを示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】現在受信中のラジオ放送が、トンネルなど
で遮られ、受信電界強度が弁別レベル未満となると、処
理回路15は、図3、図4に示すようなPIサーチを開
始する。PIサーチを開始してラジオ放送を受信する
と、まず処理回路15は、ラジオ放送の受信電界強度を
読込み、ラジオ放送の受信電界強度が基準となる受信電
界強度(弁別レベル)、たとえば、L0に達しているも
のについてPIチェックを行い、基準値L0に達してい
ないラジオ放送についてはPIチェックを行わない。最
初に受信したラジオ放送は、受信電界強度が、弁別レベ
ルL0に達していないので、次のサーチに移る。次に受
信したラジオ放送Pは、受信電界強度L1が、弁別レベ
ルL0に達しているので、PIチェックを行う。PIチ
ェックの結果、第1メモリM1にストアされているPI
コード33の4桁D1〜D4と、サーチされたラジオ放
送のPIコード33が4桁とも一致するので、サーチさ
れたラジオ放送のPIコード33、受信周波数f1、受
信電界強度L1のそれぞれの値を、4桁一致用メモリM
2bのそれぞれのストア領域にストアして次のサーチに
移る。次に受信したラジオ放送Qは、たとえば受信電界
強度がL4であり、基準値L0に達しており、PIチェ
ックを行う。その結果、PIコード33の4桁D1〜D
4のうち3桁D1〜D3までが一致するラジオ放送であ
ったとする。そのラジオ放送QのPIコード33、受信
周波数f2、受信電界強度L4のそれぞれの値は、3桁
一致用メモリM2cの各ストア領域にそれぞれ対応して
ストアされる。次に受信されるラジオ放送は、受信電界
強度が基準値に達しているので、PIチェックを行う
が、一致するPIコード33の桁数が3桁未満であり、
そのラジオ放送の放送データはストアされず、次のサー
チに移る。次に受信されたラジオ放送Rは、受信電界強
度L2が基準値L0に達しており、PIチェックの結
果、4桁一致するラジオ放送であることが判断されたと
する。すでに4桁一致用メモリの各ストア領域にストア
されている放送データのうち、ストア領域M2b3にス
トアされているラジオ放送Pの受信電界強度L1と、一
旦サーチ用メモリM2aのストア領域M2a3にストア
されているラジオ放送Rの受信電界強度L2の値が比較
され、ラジオ放送Rの受信電界強度L2の方がラジオ放
送Pの受信電界強度L1より大きいので、ラジオ放送P
の放送データがストアされている4桁一致用メモリM2
bにストアされている各値は、ラジオ放送Rの放送デー
タの値でそれぞれ書換えられる。同様にして順次PIサ
ーチが行われ、PIサーチが一巡して行われたときに
は、4桁一致用メモリM2bにはラジオ放送Rの放送デ
ータが、3桁一致用メモリM2cには、ラジオ放送Uの
放送データがそれぞれ書込まれている。このようにして
4桁一致用メモリM2b、3桁一致用メモリM2c、そ
れぞれにデータが書込まれるが、PIコード33が3桁
一致するラジオ放送Uの受信電界強度が大であるにもか
かわらず、実際に受信されるのは、PIコード33が4
桁とも一致するラジオ放送Rである。したがって、PI
コード33の4桁一致放送と3桁一致放送がいずれも受
信可能である場合には、その受信電界強度の大きさにか
かわらず、4桁一致放送が選択されて受信される。ま
た、4桁一致の放送が、全く受信不能である場合にはす
なわち、どの4桁一致放送も受信電界強度が基準値L0
に達しない場合には、PIコード33が3桁一致するラ
ジオ放送が受信される。また、PIコード33が、第1
メモリM1のストア領域26にストアされているPIコ
ード33と、PIコード33が4桁とも一致するラジオ
放送と、PIコード33が3桁一致する放送とのいずれ
もが受信不能である場合には、再度、受信可能な周波数
全域を一巡して、PIサーチが行われる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ラジオ受
信機は、第1メモリに受信中のラジオ放送のデータ信号
をストアする。受信中のラジオ放送の受信電界強度が予
め定める弁別レベル未満になったときには、受信手段に
よって、受信周波数を走査して一巡し、その走査中に、
ラジオ放送の周波数とデータ信号とを含む1または複数
の各組合わせを第2メモリにストアし、その走査後に、
第2メモリにストアしてあるデータ信号と、第1メモリ
にストアしてあるデータ信号との一致の程度が高いラジ
オ放送を選択し、受信する。これによって、受信中のラ
ジオ放送の受信電界強度が、弁別レベル未満になったと
きには、受信していたラジオ放送と一致度の高いラジオ
放送を選択し、受信することができる。
【0035】また、請求項2記載の本発明によれば、ラ
ジオ受信機は、第2メモリにラジオ放送の受信電界強度
を各データ信号の組合わせに含んでストアし、データ信
号の一致の程度が同一であるラジオ放送が複数であると
き、受信電界強度が大きい方のラジオ放送を選択するの
で、受信中のラジオ放送の受信電界強度が、弁別レベル
未満になったときには、受信していたラジオ放送と一致
度が高く、受信電界強度が大きいラジオ放送を受信する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】データ信号の構成を示す図である。
【図3】処理回路15の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図4】図3に示すステップn4のPIサーチの動作を
示すフローチャートである。
【図5】本実施例のラジオ受信機1のPIサーチの一例
を示すグラフである。
【図6】図5に示す棒グラフの種別を表す図である。
【符号の説明】
1 ラジオ受信機 3 アンテナ 4 高周波増幅回路 5 混合回路 6 フェイズロックループ周波数シンセサイザ 7 中間周波増幅回路 8 復調回路 10 低周波増幅回路 11 スピーカ 13 受信電界強度検出回路 15 処理回路 M1 第1メモリ M2 第2メモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号とラジオ放送に関する情報を表
    すデータ信号とを含む高周波信号を受信周波数可変で受
    信する受信手段と、 受信手段の出力に応答して音声信号を音響化する音響化
    手段と、 受信手段の出力に応答してデータ信号を識別する識別手
    段と、 受信手段の出力に応答して受信電界強度を予め定める弁
    別レベルでレベル弁別する弁別手段と、 受信手段および弁別手段の各出力に応答して受信中のラ
    ジオ放送のデータ信号をストアし、受信電界強度が前記
    弁別レベル未満になったときには、そのときのストア内
    容を保持したままにする第1メモリと、 第2メモリを有し、弁別手段の出力に応答し、受信電界
    強度が前記弁別レベル未満であるとき、受信手段によっ
    て受信周波数を走査して1巡し、その走査中に、ラジオ
    放送の受信周波数と、データ信号とを含む1または複数
    の各組合せを第2メモリにストアし、その走査後に、第
    2メモリにストアしてあるデータ信号と第1メモリにス
    トアしてあるデータ信号との一致の程度が高いラジオ放
    送を選択し、その選択されたラジオ放送の第2メモリに
    ストアしてある受信周波数となるように受信手段を同調
    させる制御手段とを含むことを特徴とするラジオ受信
    機。
  2. 【請求項2】 第2メモリはさらに、ラジオ放送の受信
    電界強度を各組合せ毎に含み、 制御手段は、データ信号の前記一致の程度が同一である
    ラジオ放送が複数であるとき、受信電界強度が大きい方
    のラジオ放送を選択することを特徴とする請求項1記載
    のラジオ受信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04167610A (ja) * 1990-10-26 1992-06-15 Fujitsu Ten Ltd 受信機

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