JP2725518B2 - ラジオ受信機 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヨーロッパで実用化さ
れているラジオデータシステム(RDS)に使用するラ
ジオ受信機に関する。
れているラジオデータシステム(RDS)に使用するラ
ジオ受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパで実用化されているRDS
は、FM放送に各種データを多重伝送し、受信側では多
重伝送されたデータを利用して各種のサービスを享受で
きるシステムであり、各種データとして放送局識別コー
ド(PIコード)、同一ネットワークの代替周波数リス
ト(AFリスト)などがある。図1はRDS用ラジオ受
信機の要部の概要を示している。図1において、1はF
M多重放送波を受信するアンテナ、2は希望の局を選局
し中間周波数(IF)に変換するためのフロントエン
ド、3はIF信号を増幅するIFアンプ、4はPLLシ
ンセサイザであり、このPLLシンセサイザ4内の可変
分周器に設定する分周比データを変更するすることによ
り希望の局を選局することができる。5はFM検波回路
であり、このFM検波回路5の出力が復調回路6に供給
され左右のステレオ信号に分離される。7はFM検波回
路5の検波出力からラジオデータ信号を抽出するフィル
タであり、このフィルタ7の出力が復調回路8で復調さ
れデコーダ9でコード化されたラジオデータが生成され
る。10はマイクロコンピュータ等からなるコントロー
ラであり、デコーダ9で生成されたラジオデータがコン
トローラ10内のメモリに記憶され各種制御に利用され
る。またコントローラ10にはIFアンプ3の出力が入
力され、受信レベルが判定される。11は複数のプリセ
ット釦を有する選局部であり、所定のプリセット釦を操
作すると、このプリセット釦に対応してメモリされた受
信周波数関連データに基づき所定の周波数に同調するよ
うにPLLシンセサイザ4の可変分周器に分周比データ
が設定される。
は、FM放送に各種データを多重伝送し、受信側では多
重伝送されたデータを利用して各種のサービスを享受で
きるシステムであり、各種データとして放送局識別コー
ド(PIコード)、同一ネットワークの代替周波数リス
ト(AFリスト)などがある。図1はRDS用ラジオ受
信機の要部の概要を示している。図1において、1はF
M多重放送波を受信するアンテナ、2は希望の局を選局
し中間周波数(IF)に変換するためのフロントエン
ド、3はIF信号を増幅するIFアンプ、4はPLLシ
ンセサイザであり、このPLLシンセサイザ4内の可変
分周器に設定する分周比データを変更するすることによ
り希望の局を選局することができる。5はFM検波回路
であり、このFM検波回路5の出力が復調回路6に供給
され左右のステレオ信号に分離される。7はFM検波回
路5の検波出力からラジオデータ信号を抽出するフィル
タであり、このフィルタ7の出力が復調回路8で復調さ
れデコーダ9でコード化されたラジオデータが生成され
る。10はマイクロコンピュータ等からなるコントロー
ラであり、デコーダ9で生成されたラジオデータがコン
トローラ10内のメモリに記憶され各種制御に利用され
る。またコントローラ10にはIFアンプ3の出力が入
力され、受信レベルが判定される。11は複数のプリセ
ット釦を有する選局部であり、所定のプリセット釦を操
作すると、このプリセット釦に対応してメモリされた受
信周波数関連データに基づき所定の周波数に同調するよ
うにPLLシンセサイザ4の可変分周器に分周比データ
が設定される。
【0003】図2はコントローラ10内のメモリに記憶
される各種データを示している。メモリ内には現在受信
中の放送の受信周波数f00、現在受信中の放送の放送局
識別コード(PIコード)PI0、現在受信中の放送と
同一のネットワークの代替周波数リスト(AFリスト)
f01、f02、f03、f04、f05・・・・、他のネットワ
ークのPIコードとAFリスト(PI1、f10、f11、
f12、f13・・・)、(PI2、f20、f21、f22、f
23、f24、・・・)、・・・・等が記憶されている。
される各種データを示している。メモリ内には現在受信
中の放送の受信周波数f00、現在受信中の放送の放送局
識別コード(PIコード)PI0、現在受信中の放送と
同一のネットワークの代替周波数リスト(AFリスト)
f01、f02、f03、f04、f05・・・・、他のネットワ
ークのPIコードとAFリスト(PI1、f10、f11、
f12、f13・・・)、(PI2、f20、f21、f22、f
23、f24、・・・)、・・・・等が記憶されている。
【0004】図3はある受信地点における受信周波数と
その受信レベルとの関係を示している。図3に示すよう
に、この地点においては、受信周波数f1(PIコー
ド:PI1)、受信周波数f2(PIコード:PI1)、
受信周波数f3(PIコード:PI2)、受信周波数f4
(PIコード:PI1)、受信周波数f5(PIコード:
PI3)、受信周波数f6(PIコード:なし)、・・・
・・、受信周波数f9(PIコード:PI4)の局が受信
可能である。
その受信レベルとの関係を示している。図3に示すよう
に、この地点においては、受信周波数f1(PIコー
ド:PI1)、受信周波数f2(PIコード:PI1)、
受信周波数f3(PIコード:PI2)、受信周波数f4
(PIコード:PI1)、受信周波数f5(PIコード:
PI3)、受信周波数f6(PIコード:なし)、・・・
・・、受信周波数f9(PIコード:PI4)の局が受信
可能である。
【0005】図7は図3に示す受信状態の地点において
オートプリセット動作を行った場合に従来のラジオ受信
機のコントローラ内のプリセットメモリに記憶されるデ
ータを表形式で示したものである。従来のラジオ受信機
におけるオートプリセット動作は、受信周波数を最低周
波数(fMIN)から最高周波数(fMAX)まで所定周波数
づつ順次増加させてシーク動作を行って、受信可能局を
探すととともに、その受信レベルを検出し、受信レベル
が高い上位6局を選択して、各プリセット釦に対応して
メモリにその周波数関連データを記憶させるものであ
り、図3に示す受信状態では、図7に示すように、プリ
セット釦「1」に対応するチャンネル1には受信周波数
f1(PIコード:PI1)の周波数関連データが記憶さ
れ、チャンネル2には受信周波数f4(PIコード:P
I1)、チャンネル3には受信周波数f6(PIコード:
なし)、チャンネル4には受信周波数f2(PIコー
ド:PI 1)、チャンネル5には受信周波数f5(PIコ
ード:PI3)、チャンネル6には受信周波数f3(PI
コード:PI2)の周波数関連データがそれぞれ記憶さ
れるものである。従って、プリセット釦「1」を操作す
ると、受信周波数f1の局が受信でき、またプリセット
釦「3」を操作すると、受信周波数f6の局が受信でき
るものである。
オートプリセット動作を行った場合に従来のラジオ受信
機のコントローラ内のプリセットメモリに記憶されるデ
ータを表形式で示したものである。従来のラジオ受信機
におけるオートプリセット動作は、受信周波数を最低周
波数(fMIN)から最高周波数(fMAX)まで所定周波数
づつ順次増加させてシーク動作を行って、受信可能局を
探すととともに、その受信レベルを検出し、受信レベル
が高い上位6局を選択して、各プリセット釦に対応して
メモリにその周波数関連データを記憶させるものであ
り、図3に示す受信状態では、図7に示すように、プリ
セット釦「1」に対応するチャンネル1には受信周波数
f1(PIコード:PI1)の周波数関連データが記憶さ
れ、チャンネル2には受信周波数f4(PIコード:P
I1)、チャンネル3には受信周波数f6(PIコード:
なし)、チャンネル4には受信周波数f2(PIコー
ド:PI 1)、チャンネル5には受信周波数f5(PIコ
ード:PI3)、チャンネル6には受信周波数f3(PI
コード:PI2)の周波数関連データがそれぞれ記憶さ
れるものである。従って、プリセット釦「1」を操作す
ると、受信周波数f1の局が受信でき、またプリセット
釦「3」を操作すると、受信周波数f6の局が受信でき
るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のRDS用ラジオ受信機のオートプリセット動作は、
シーク動作により検出された受信可能局を、その受信レ
ベルが高い方から所定数メモリするものであるため、同
一の放送局識別コードの局(従って同一内容の放送局)
が複数局メモリされることになり(図7に示す例では、
チャンネル1,2,4に記憶された局は同一のPIコー
ドの局)、使い勝手が悪い問題があった。
来のRDS用ラジオ受信機のオートプリセット動作は、
シーク動作により検出された受信可能局を、その受信レ
ベルが高い方から所定数メモリするものであるため、同
一の放送局識別コードの局(従って同一内容の放送局)
が複数局メモリされることになり(図7に示す例では、
チャンネル1,2,4に記憶された局は同一のPIコー
ドの局)、使い勝手が悪い問題があった。
【0007】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であり、同一の放送局識別コードを有する受信可能局が
同一のプリセット釦にプリセットできるラジオ受信機を
提供するものである。
であり、同一の放送局識別コードを有する受信可能局が
同一のプリセット釦にプリセットできるラジオ受信機を
提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、受信可能局を探すシーク手段と、上記シ
ーク手段で検出された受信可能局の放送局識別コードを
検出する放送局識別コード検出手段と、放送局識別コー
ドに対応した複数のプリセット釦と、上記シーク手段で
検出された受信可能局の受信周波数関連データを上記放
送局識別コード検出手段で検出された放送局識別コード
に対応して複数局分記憶可能な記憶手段と、上記プリセ
ット釦を操作した際に、このプリセット釦に対応して記
憶手段に記憶された同一の放送局識別コードの複数の局
の内で最も受信レベルの高い局を選局する選局手段とを
具備したことを特徴とするものである。
成するために、受信可能局を探すシーク手段と、上記シ
ーク手段で検出された受信可能局の放送局識別コードを
検出する放送局識別コード検出手段と、放送局識別コー
ドに対応した複数のプリセット釦と、上記シーク手段で
検出された受信可能局の受信周波数関連データを上記放
送局識別コード検出手段で検出された放送局識別コード
に対応して複数局分記憶可能な記憶手段と、上記プリセ
ット釦を操作した際に、このプリセット釦に対応して記
憶手段に記憶された同一の放送局識別コードの複数の局
の内で最も受信レベルの高い局を選局する選局手段とを
具備したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明は上記のような構成であり、シーク手段
で検出された受信可能局の放送局識別コードを放送局識
別コード検出手段で検出し、この検出された放送局識別
コードに対応して周波数関連データをプリセット釦に対
応して自動的にプリセットできるものであり、このため
に同一の放送局識別コードを有する放送局の選局は同一
のプリセット釦操作で行えるものである。
で検出された受信可能局の放送局識別コードを放送局識
別コード検出手段で検出し、この検出された放送局識別
コードに対応して周波数関連データをプリセット釦に対
応して自動的にプリセットできるものであり、このため
に同一の放送局識別コードを有する放送局の選局は同一
のプリセット釦操作で行えるものである。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例について説明する。
本実施例のラジオ受信機のハード構成は図1に示す構成
と同様であり、コントローラ10で行うオートプリセッ
トの機能が従来例と異なる。
本実施例のラジオ受信機のハード構成は図1に示す構成
と同様であり、コントローラ10で行うオートプリセッ
トの機能が従来例と異なる。
【0011】次に上記実施例のラジオ受信機におけるオ
ートプリセット動作について図4とともに説明する。図
4はコントローラ10におけるオートプリセットメモリ
動作を示している。図4において、ステップaでメモリ
をクリアする。次にステップbでバンド内の最低周波数
(fMIN)に対応する分周比データをPLLシンセサイ
ザ4に設定しシーク動作を開始する。ステップcではシ
ーク動作が一周したか、すなわち設定周波数が最低周波
数(fMIN)から最高周波数(fMAX)まで行ったか判定
する。このステップcの判定でシーク動作が一周したと
判定されるとオートメモリ動作を終了する。ステップc
でシーク動作が一周していないと判定されるとステップ
dに進み、ステップbで設定された周波数の受信レベル
が所定値以上か判定される。ステップdで局無しと判定
されると、ステップeに進み、受信周波数を所定周波数
だけ増加しステップcに戻る。以上のステップa,b,
c,d,eにより受信周波数を最低周波数fMINから所
定周波数づつ増加させながら受信レベルが所定値以上の
局を探すことになる。受信周波数が図3におけるf 1に
設定された際にステップdで局有りと判定されステップ
fに進み、受信周波数f1の受信により得られたラジオ
データのPIコードをチェックするとともに、受信レベ
ルをチェックする。次にステップgでPIコードが得ら
れたか判定される。ここでPIコードが得られない場合
にはステップlに進み、PIコードが得られたと判定さ
れるとステップhに進み、ステップgで得られたPIコ
ードが図5に示すプリセットメモリに既にあるか否か判
定される。このステップhで″No″と判定されるとス
テップlに進み、またステップhで″Yes″と判定さ
れるとステップiに進み、ステップfで検出された受信
レベルが図5に示すプリセットメモリに既に記憶されて
いる受信レベルより大きいか否か判定される。このステ
ップiで″No″と判定されるとステップkに進み、ま
た″Yes″と判定されるとステップjに進む。ステッ
プjでは、プリセットメモリに既に記憶されている所定
のメモリ領域、すなわちステップfで得られたPIコー
ドに対応する周波数メモリ領域の先頭に周波数f1を書
き込み、さらにプリセットメモリに既に記憶されている
受信レベルを、ステップfで検出された受信レベルに更
新する。ステップkでは、プリセットメモリの内で同一
のPIコードを持つ周波数メモリ領域に受信周波数を書
き込む。この際周波数メモリ領域が一杯で書き込み可能
なメモリ領域がない場合には周波数の書き込みは行わな
い。ステップlでは、プリセットメモリの空いているチ
ャンネル(Ch)の周波数メモリ領域に周波数を書き込
む。なおステップlで空いているチャンネル(Ch)が
無い場合には、受信レベルを比較して受信レベルの高い
受信周波数を書き込む。ステップj,k,lの処理が終
了すると、ステップmに進み、プリセットメモリに書き
込まれた受信レベルを比較し受信レベルによるソーティ
ングを行い、チャンネル(Ch)1側ほど受信レベルが
高くなるように並び換えを行う。ステップmのソーティ
ングが終了するとステップeに戻り、受信周波数を1ス
テップアップし、以降前記と同様の処理を行う。
ートプリセット動作について図4とともに説明する。図
4はコントローラ10におけるオートプリセットメモリ
動作を示している。図4において、ステップaでメモリ
をクリアする。次にステップbでバンド内の最低周波数
(fMIN)に対応する分周比データをPLLシンセサイ
ザ4に設定しシーク動作を開始する。ステップcではシ
ーク動作が一周したか、すなわち設定周波数が最低周波
数(fMIN)から最高周波数(fMAX)まで行ったか判定
する。このステップcの判定でシーク動作が一周したと
判定されるとオートメモリ動作を終了する。ステップc
でシーク動作が一周していないと判定されるとステップ
dに進み、ステップbで設定された周波数の受信レベル
が所定値以上か判定される。ステップdで局無しと判定
されると、ステップeに進み、受信周波数を所定周波数
だけ増加しステップcに戻る。以上のステップa,b,
c,d,eにより受信周波数を最低周波数fMINから所
定周波数づつ増加させながら受信レベルが所定値以上の
局を探すことになる。受信周波数が図3におけるf 1に
設定された際にステップdで局有りと判定されステップ
fに進み、受信周波数f1の受信により得られたラジオ
データのPIコードをチェックするとともに、受信レベ
ルをチェックする。次にステップgでPIコードが得ら
れたか判定される。ここでPIコードが得られない場合
にはステップlに進み、PIコードが得られたと判定さ
れるとステップhに進み、ステップgで得られたPIコ
ードが図5に示すプリセットメモリに既にあるか否か判
定される。このステップhで″No″と判定されるとス
テップlに進み、またステップhで″Yes″と判定さ
れるとステップiに進み、ステップfで検出された受信
レベルが図5に示すプリセットメモリに既に記憶されて
いる受信レベルより大きいか否か判定される。このステ
ップiで″No″と判定されるとステップkに進み、ま
た″Yes″と判定されるとステップjに進む。ステッ
プjでは、プリセットメモリに既に記憶されている所定
のメモリ領域、すなわちステップfで得られたPIコー
ドに対応する周波数メモリ領域の先頭に周波数f1を書
き込み、さらにプリセットメモリに既に記憶されている
受信レベルを、ステップfで検出された受信レベルに更
新する。ステップkでは、プリセットメモリの内で同一
のPIコードを持つ周波数メモリ領域に受信周波数を書
き込む。この際周波数メモリ領域が一杯で書き込み可能
なメモリ領域がない場合には周波数の書き込みは行わな
い。ステップlでは、プリセットメモリの空いているチ
ャンネル(Ch)の周波数メモリ領域に周波数を書き込
む。なおステップlで空いているチャンネル(Ch)が
無い場合には、受信レベルを比較して受信レベルの高い
受信周波数を書き込む。ステップj,k,lの処理が終
了すると、ステップmに進み、プリセットメモリに書き
込まれた受信レベルを比較し受信レベルによるソーティ
ングを行い、チャンネル(Ch)1側ほど受信レベルが
高くなるように並び換えを行う。ステップmのソーティ
ングが終了するとステップeに戻り、受信周波数を1ス
テップアップし、以降前記と同様の処理を行う。
【0012】以上のように、上記実施例では、受信周波
数を順次変更しながら、受信レベルが所定値以上の受信
可能局を捜し、受信可能局が有った場合には、その局の
PIコード及び受信レベルを調べ、同一のPIコードを
有する局の周波数を同一のチャンネルに対応してプリセ
ットメモリに記憶させるものであり、プリセット釦毎に
異なったPIコードの局が割り付けられる。図5は図3
に示す局が存在する場合に、プリセットメモリに記憶さ
れるデータを表形式で示したものであり、プリセット釦
に対応するチャンネル(Ch)1,2,3,4,5,6
に対して異なるPIコード(PI1、−、PI3、P
I2、PI4)が割り付けられ、同一のPIコードの局の
周波数は同一のチャンネル(Ch)に記憶され、さらに
各チャンネル(Ch)に対応するPIコードの局の中で
受信レベルが最も高い局の周波数を先頭に記憶させると
ともに、最も高いレベル値を各チャンネル(Ch)に対
応して記憶させている。例えば図5においてチャンネル
1(プリセット釦1に対応)にはPIコード(PI1)
が割り付けられ、PIコード(PI1)の局の受信可能
局の周波数f1、f2、f4をチャンネル1に対応して記
憶させ、かつ受信周波数f1、f2、f4の中で最も受信
レベルが高い局の周波数(f1)を先頭に記憶させ、そ
のレベル(l1)もチャンネル1に対応させて記憶させ
るものである。
数を順次変更しながら、受信レベルが所定値以上の受信
可能局を捜し、受信可能局が有った場合には、その局の
PIコード及び受信レベルを調べ、同一のPIコードを
有する局の周波数を同一のチャンネルに対応してプリセ
ットメモリに記憶させるものであり、プリセット釦毎に
異なったPIコードの局が割り付けられる。図5は図3
に示す局が存在する場合に、プリセットメモリに記憶さ
れるデータを表形式で示したものであり、プリセット釦
に対応するチャンネル(Ch)1,2,3,4,5,6
に対して異なるPIコード(PI1、−、PI3、P
I2、PI4)が割り付けられ、同一のPIコードの局の
周波数は同一のチャンネル(Ch)に記憶され、さらに
各チャンネル(Ch)に対応するPIコードの局の中で
受信レベルが最も高い局の周波数を先頭に記憶させると
ともに、最も高いレベル値を各チャンネル(Ch)に対
応して記憶させている。例えば図5においてチャンネル
1(プリセット釦1に対応)にはPIコード(PI1)
が割り付けられ、PIコード(PI1)の局の受信可能
局の周波数f1、f2、f4をチャンネル1に対応して記
憶させ、かつ受信周波数f1、f2、f4の中で最も受信
レベルが高い局の周波数(f1)を先頭に記憶させ、そ
のレベル(l1)もチャンネル1に対応させて記憶させ
るものである。
【0013】図6は、オートプリセットされた局を選局
する処理を示している。図6において、ステップaで所
定のプリセット釦を操作すると、ステップbで操作され
たプリセット釦に対応するチャンネル(Ch)にPIコ
ードがメモリされているか判定される。この判定でPI
コードがメモリされていると判定されると、ステップc
に進みメモリされている周波数のレベルを調べ、レベル
の高い上位4局を選択しステップdに進む。ステップd
では選択された上位4局の中で最もレベルの高い局のP
Iコードを調べ、ステップeに進む。ステップeではス
テップdで検出されたPIコードが、操作されたプリセ
ット釦に対応してメモリされているPIコードに一致す
るか判定され、PIコードが一致したと判定されると、
ステップgに進み、ステップdで対象となっている周波
数に同調する処理を行って選局処理を終了する。ステッ
プeでPIコードが一致しないと判定されると、ステッ
プfにおいて、ステップcで選択された上位4局のPI
コードの比較が終了したか判定され、終了したと判定さ
れた場合にはステップhに進み、操作されたプリセット
釦に対応してメモリされている周波数の先頭の周波数に
同調する処理を行って選局処理を終了する。一方、ステ
ップfで上位4局のPIコードの比較が終了していない
と判定されると、ステップdに戻り、次にレベルの高い
局のPIコードを調べ、以降前記同様の動作を繰り返
す。なおステップbで対応するチャンネル(Ch)にP
Iコードがメモリされていないと判定された場合には、
ステップhに進みメモリされている先頭の周波数に同調
するようにPLLシンセサイザ4の可変分周器に分周比
データが設定され処理を終了する。
する処理を示している。図6において、ステップaで所
定のプリセット釦を操作すると、ステップbで操作され
たプリセット釦に対応するチャンネル(Ch)にPIコ
ードがメモリされているか判定される。この判定でPI
コードがメモリされていると判定されると、ステップc
に進みメモリされている周波数のレベルを調べ、レベル
の高い上位4局を選択しステップdに進む。ステップd
では選択された上位4局の中で最もレベルの高い局のP
Iコードを調べ、ステップeに進む。ステップeではス
テップdで検出されたPIコードが、操作されたプリセ
ット釦に対応してメモリされているPIコードに一致す
るか判定され、PIコードが一致したと判定されると、
ステップgに進み、ステップdで対象となっている周波
数に同調する処理を行って選局処理を終了する。ステッ
プeでPIコードが一致しないと判定されると、ステッ
プfにおいて、ステップcで選択された上位4局のPI
コードの比較が終了したか判定され、終了したと判定さ
れた場合にはステップhに進み、操作されたプリセット
釦に対応してメモリされている周波数の先頭の周波数に
同調する処理を行って選局処理を終了する。一方、ステ
ップfで上位4局のPIコードの比較が終了していない
と判定されると、ステップdに戻り、次にレベルの高い
局のPIコードを調べ、以降前記同様の動作を繰り返
す。なおステップbで対応するチャンネル(Ch)にP
Iコードがメモリされていないと判定された場合には、
ステップhに進みメモリされている先頭の周波数に同調
するようにPLLシンセサイザ4の可変分周器に分周比
データが設定され処理を終了する。
【0014】例えば図5に示すようにプリセットメモリ
に各種データがメモリされている状態でプリセット釦
「1」を操作した場合、チャンネル1に対応してPIコ
ード(PI1)がメモリされているため、ステップbの
判定は″Yes″となり、ステップcで周波数f1、
f2、f4の受信レベルを調べ、ステップdで最も受信レ
ベルの高い局(周波数f1の局)のPIコードを調べ
る。ステップdでPIコードがPI1であった場合、こ
のPIコードPI1がメモリに記憶されているPIコー
ドPI1と一致するか判定する。この判定は″Yes″
となり、ステップgで周波数f1に同調するように、P
LLシンセサイザ4の可変分周器に分周比データが設定
される。一方、プリセット釦「2」を操作した場合に
は、図5からも明らかなようにチャンネル2にはPIコ
ードが記憶されていないため、図6のステップbにおい
て″No″と判定されてステップhに進み、チャンネル
2の先頭にメモリされている周波数f6に同調するよう
にPLLシンセサイザ4の可変分周器に分周比を設定し
て処理を終了する。
に各種データがメモリされている状態でプリセット釦
「1」を操作した場合、チャンネル1に対応してPIコ
ード(PI1)がメモリされているため、ステップbの
判定は″Yes″となり、ステップcで周波数f1、
f2、f4の受信レベルを調べ、ステップdで最も受信レ
ベルの高い局(周波数f1の局)のPIコードを調べ
る。ステップdでPIコードがPI1であった場合、こ
のPIコードPI1がメモリに記憶されているPIコー
ドPI1と一致するか判定する。この判定は″Yes″
となり、ステップgで周波数f1に同調するように、P
LLシンセサイザ4の可変分周器に分周比データが設定
される。一方、プリセット釦「2」を操作した場合に
は、図5からも明らかなようにチャンネル2にはPIコ
ードが記憶されていないため、図6のステップbにおい
て″No″と判定されてステップhに進み、チャンネル
2の先頭にメモリされている周波数f6に同調するよう
にPLLシンセサイザ4の可変分周器に分周比を設定し
て処理を終了する。
【0015】
【発明の効果】本発明は、上記のような構成であり、同
一の放送局識別コードを有する放送局の受信周波数関連
データは、放送局識別コードに対応して設定されたプリ
セット釦にメモリされる利点を有するものである。ま
た、本発明は、シーク手段で検出された受信可能局の受
信周波数関連データを上記放送局識別コード検出手段で
検出された放送局識別コードに対応して複数局分記憶可
能な記憶手段と、上記プリセット釦を操作した際に、こ
のプリセット釦に対応して記憶手段に記憶された同一の
放送局識別コードの複数の局の内で最も受信レベルの高
い局を選局する選局手段を具備しているため、同一の放
送局識別コードの他局への切換えを早く行うことができ
る利点を有するものである。
一の放送局識別コードを有する放送局の受信周波数関連
データは、放送局識別コードに対応して設定されたプリ
セット釦にメモリされる利点を有するものである。ま
た、本発明は、シーク手段で検出された受信可能局の受
信周波数関連データを上記放送局識別コード検出手段で
検出された放送局識別コードに対応して複数局分記憶可
能な記憶手段と、上記プリセット釦を操作した際に、こ
のプリセット釦に対応して記憶手段に記憶された同一の
放送局識別コードの複数の局の内で最も受信レベルの高
い局を選局する選局手段を具備しているため、同一の放
送局識別コードの他局への切換えを早く行うことができ
る利点を有するものである。
【図1】本発明の一実施例におけるラジオ受信機の要部
のブロック図
のブロック図
【図2】同ラジオ受信機のメモリに記憶される各種デー
タを示す図
タを示す図
【図3】受信周波数と受信レベルとの関係を示す図
【図4】同ラジオ受信機のオートプリセット動作のフロ
ーチャート
ーチャート
【図5】同ラジオ受信機のオートプリセットによる記憶
状態を示す図
状態を示す図
【図6】同ラジオ受信機の選局動作のフローチャート
【図7】従来のラジオ受信機のオートプリセットによる
記憶状態を示す図
記憶状態を示す図
1 アンテナ 2 フロントエンド 3 IFアンプ 4 PLLシンセサイザ 5 FM検波回路 6 復調回路 7 フィルタ 8 復調回路 9 デコーダ 10 コントローラ 11 選局部
Claims (2)
- 【請求項1】 受信可能局を探すシーク手段と、上記シ
ーク手段で検出された受信可能局の放送局識別コードを
検出する放送局識別コード検出手段と、放送局識別コー
ドに対応した複数のプリセット釦と、上記シーク手段で
検出された受信可能局の受信周波数関連データを上記放
送局識別コード検出手段で検出された放送局識別コード
に対応して複数局分記憶可能な記憶手段と、上記プリセ
ット釦を操作した際に、このプリセット釦に対応して記
憶手段に記憶された同一の放送局識別コードの複数の局
の内で最も受信レベルの高い局を選局する選局手段とを
具備してなるラジオ受信機。 - 【請求項2】 各プリセット釦に対し、放送局識別コー
ド、この放送局識別コードに属する受信可能な1つ又は
複数の局の受信周波数データ、及びこの複数の受信可能
な局の中で最も受信レベルの高い局の受信レベルを記憶
手段に記憶させることを特徴とする請求項1記載のラジ
オ受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4066757A JP2725518B2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | ラジオ受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4066757A JP2725518B2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | ラジオ受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05275980A JPH05275980A (ja) | 1993-10-22 |
JP2725518B2 true JP2725518B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=13325078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4066757A Expired - Fee Related JP2725518B2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | ラジオ受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2725518B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2770973B2 (ja) * | 1989-02-15 | 1998-07-02 | 富士通テン株式会社 | ラジオ受信機のオートプリセット装置 |
JPH0779224B2 (ja) * | 1989-03-31 | 1995-08-23 | シャープ株式会社 | 受信装置 |
JPH0738570B2 (ja) * | 1990-09-17 | 1995-04-26 | アルパイン株式会社 | ラジオ受信機のオートメモリ方法 |
-
1992
- 1992-03-25 JP JP4066757A patent/JP2725518B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05275980A (ja) | 1993-10-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |