JPH0669572A - 光増幅素子 - Google Patents

光増幅素子

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JPH0669572A
JPH0669572A JP22110492A JP22110492A JPH0669572A JP H0669572 A JPH0669572 A JP H0669572A JP 22110492 A JP22110492 A JP 22110492A JP 22110492 A JP22110492 A JP 22110492A JP H0669572 A JPH0669572 A JP H0669572A
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JP
Japan
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optical
light
amplified
amplification element
signal light
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JP22110492A
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English (en)
Inventor
Yukinobu Nakabayashi
幸信 中林
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】不要な増幅された自然放出光(ASE)を光増
幅素子内部で除去する事により、SN比が良好で増幅効
率の高い光増幅素子を提供する。 【構成】入力信号光及び励起光はともに、光入力部24
から入力され、鋸歯状光導波路23中で信号光の増幅か
行われる。増幅の過程で発生した、増幅されたASE
は、光導波路23の曲折部26に設けられた光反射フィ
ルタ10を透過して光経路14を通って光増幅素子1か
ら除去される。一方、励起光及び増幅された信号光は光
反射フィルタ10で反射され、光導波路23を通って、
さらに増幅が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ通信分野な
どで用いられる光増幅素子に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ通信においては、より長距離
の通信や多くの加入者への通信の分配を行うために、減
衰した信号光強度を回復するための光増幅機能が必要と
されている。
【0003】この光増幅機能を実現するために、従来は
信号光を受光素子で受けて電気信号に変換した後に、こ
の電気信号を増幅し、その出力で半導体レーザを駆動し
て信号レベル再生が行われてきた。
【0004】また最近では、波長1.55μm帯におい
てエルビウムドープ光ファイバを用いて信号光を光のま
ま増幅する事が可能になってきている(例えば、電子情
報通信学会誌,74巻,3号,200−204ページ
(1991年))。光ファイバに添加する元素は、信号
光の波長が1.55μm帯の場合にはエルビウムが、ま
た1.31μm帯ではプラセオジウムやネオジムが検討
されている(例えば、電子情報通信学会,光通信システ
ム研究会予稿集OCS91−27,1991年)。
【0005】一方、光ファイバの他にガラスや誘電体結
晶に希土類元素を添加した光導波路を用いる導波路型の
光増幅素子も提案されている(例えば、Electro
nics Letters誌,26巻,22号,191
0−1912ページ(1990年))。この導波路型の
光増幅素子では、ファイバ型と比較して、小型でかつ高
性能な光増幅器を実現できる可能性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、光増幅器で
は、増幅された自然放出光(以下ASE)が発生する。
これは、上準位に励起された電子が下準位に緩和する際
に発生する自然放出光が、光増幅媒体の増幅作用により
増幅を受けるものであり、光増幅器のSN比劣化の主要
因になる。さらにASE強度が高い場合には、反転分布
がASEのために消費され、信号光の増幅効率が低くな
る。
【0007】特に、活性種にネオジムを用いた場合に
は、波長1.06μmに強いASEが発生し、信号光の
増幅効率の劣化が顕著にあらわれる。これを解決する手
段としては、多くの短い光増幅素子を縦続接続して用
い、その間にそれぞれASEを取り除く光フィルタを設
けることが考えられる。しかし、この従来の方法では導
波路型の光増幅素子を用いた場合でも、光増幅器の構成
が複雑になり、導波路型の光増幅素子が小型である特徴
を十分に生かすことができないという問題点がある。
【0008】本発明の目的は、光増幅素子において不要
なASEの発生を抑制することによって、増幅効率やS
N比が良好であり、さらに、光増幅器を構成する際にそ
の小型化が可能な光増幅素子を提供する事にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の光増幅素子は、
希土類イオンが添加された、鋸歯状構造の光導波路と、
前記鋸歯状構造の光導波路の少なくとも一箇所以上の曲
折部で雑音光を除去するための光反射フィルタとを有し
ている。
【0010】
【作用】本発明は、鋸歯状光導波路を用い、その曲折部
で信号光と励起光はほとんど損失なく導波させるが、A
SEは除去を行う機能を有するものである。次に、図1
を用いて、本発明の原理を詳しく説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例の鋸歯状光導波路
の曲折部の一部を示した模式図である。
【0012】図1において、信号光と励起光はともに光
導波路11を伝搬して曲折部12に達する。このとき、
曲折部12に、信号光及び励起光に対しては高反射率を
有し、かつASEに対しては低反射率を有する光反射フ
ィルタ10を形成すれば、信号光と励起光は曲折部12
で反射されて光導波路13を伝搬する。一方、ASEは
曲折部12で反射されることなく、光経路14を通って
光増幅素子1から除去される。
【0013】ここで、上記のような光反射フィルタ10
は、例えば屈折率が異なる誘電体を交互に積層させた誘
電体多層膜で実現でき、その特性は、膜の材料あるいは
繰り返し周期を変更することにおり種々の設計が可能で
ある。
【0014】本発明の光増幅素子1では、光導波路1
1,13が鋸歯状構造となっており、上記のような光フ
ィルタ機能をもつ曲折部12を複数含み、効率的にAS
Eの除去を行う。また、曲折部12の角度を鋭角にする
ことにより、光導波路の所有面積を低減できる。この結
果、本発明では、増幅効率やSN比が良好で、かつ小型
化が可能な光増幅素子が得られるという利点がある。
【0015】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0016】図2は、本発明による光増幅素子の一実施
例を示す斜視図である。
【0017】図2において、本実施例の光増幅素子1
は、ネオジムをドープしたシリカガラス薄膜22と、シ
リカガラス薄膜32を加工した光導波路23と、シリカ
ガラス薄膜を支持するための光増幅素子基板21と、光
反射フィルタ10と、信号光及び励起光の光入力部24
及び出力部25とからなっている。
【0018】シリカガラス薄膜22の成膜はRFスパッ
タ装置を用いて、ガラスからなる光増幅素子基板21上
に形成されている。シリカガラス薄膜22は、イオン交
換法を用いて光導波路33が加工され、光増幅素子基板
21の側面を鏡面研磨した後に、光反射フィルタ10が
構成されている。
【0019】光反射フィルタ13は、チタニア及びシリ
カよりなり、真空蒸着法により成膜されている。
【0020】図3は本実施例における光反射フィルタ1
0のエネルキー反射率の波長依存性を示す特性図であ
る。
【0021】図3において、1.31μmと励起光の波
長である0.8μmの光に対しては99%以上の反射率
をもつ一方、ASEのピーク波長である1.06μmで
は反射率は10%程度である。
【0022】図4は本実施例を適用する光増幅器の一例
を示すブロック図である。
【0023】図4において、この光増幅器は、励起光源
である0.8μm半導体レーザ41と、信号光源である
1.31μm半導体レーザ42と、光アッテネータ43
と、信号光と励起光を合波するための光合波器44と、
励起光を遮断するための励起光遮断フィルタ45と、光
検出器46とを備えて構成している。
【0024】信号光は光アッテネータ43により−40
dBmから−20dBmの範囲で強度を変化させたが、
いずれの強度においても、25dBの増幅を確認した。
またこの際に励起光の出力は100mWに固定したが、
必要な増幅率によっては本実施例と異なる出力値に設定
する事には何等問題がない。本光増幅素子の特徴である
光フィルタ機能のために雑音光は1.31μmで−36
dBm,1.06μmで−20dBmと良好な値を得る
事が出来た。また増幅効率は0.25dB/mWであっ
た。
【0025】一方、本実施例の効果を確認するために、
鋸歯状構造と光フィルタ機能を持たない直線状導波路型
光増幅素子からなる光増幅器を試作した。この光増幅素
子の作製方法は、上記の実施例に示したものとほぼ同様
である。この光増幅素子からなる光増幅器の増幅率は、
励起光の出力100mWで8dBであり、増幅効率は
0.08dD/mWであった。このように増幅効率が劣
化した理由は、1.06μmのASEの発生によるもの
であり、この実施例では、5dBmのASEが観測され
た。このことにより、本発明になる光フィルタ機能によ
って、ASEの低減効果や増幅効率をあげる効果が実現
することが明らかになった。
【0026】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明の光増幅素子はこの実施例に限られる事なく
多くの変形が考えられる。例えば、母材はシリカガラス
に限らず、その形状も示した例に限られるものではな
く、光導波路の作製方法や添加する元素,あるいは活性
種やその濃度も増幅が可能であれはいかなるものでも良
い。励起光の波長は、導波路に添加した活性種を励起で
きる波長であればいかなる波長でも良く、信号光の波長
も増幅可能な波長であればいかなる波長でも良い。ま
た、ここであげた例は信号光の励起光が同一方向に進む
場合であったが、信号光の入出力を反転させて、信号光
と励起光が逆方向に進むような構成であってもよい。さ
らに、信号光と励起光の結合手段やその他の機能を兼ね
備えても良い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、鋸歯
状光導波路の曲折部の少なくとも一箇所で、信号光と励
起光はほとんど損失なく導波させ、不要なASEを除去
する光反射フィルタを有することにより、増幅効率やS
N比が良好であり、さらに、光増幅器の構成を簡単にす
るために小型化が可能な光増幅素子を得ることができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の鋸歯状光導波路の曲折部の
一部を示した模式図である。
【図2】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図3】本実施例における光反射フィルタのエネルギー
反射率の波長依存成を示す図である。
【図4】本実施例を適用する光増幅器の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 光増幅素子 10 光反射フィルタ 11,13 光導波路 12 曲折部 14 光経路 21 光増幅素子基板 22 シリカガラス薄膜 23 光導波路 24 光入力部 25 光出力部 26 曲折部 41 励起光用半導体レーザ 42 信号光用半導体レーザ 43 光アッテネータ 44 光合成器 45 励起光遮断フィルタ 46 光検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 希土類イオンが添加された、鋸歯状構造
    の光導波路と、前記鋸歯状構造の光導波路の少なくとも
    一箇所以上の曲折部で雑音光を除去するための光反射フ
    ィルタとを有することを特徴とする光増幅素子。
JP22110492A 1992-08-20 1992-08-20 光増幅素子 Withdrawn JPH0669572A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6480647B1 (en) 1998-06-04 2002-11-12 Nec Corporation Waveguide-type wavelength multiplexing optical transmitter/receiver module
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Effective date: 19991102