JPH066947B2 - スクロール形流体機械 - Google Patents
スクロール形流体機械Info
- Publication number
- JPH066947B2 JPH066947B2 JP8853588A JP8853588A JPH066947B2 JP H066947 B2 JPH066947 B2 JP H066947B2 JP 8853588 A JP8853588 A JP 8853588A JP 8853588 A JP8853588 A JP 8853588A JP H066947 B2 JPH066947 B2 JP H066947B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scroll
- orbiting
- orbiting scroll
- casing
- fixed scroll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C27/00—Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C27/008—Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids for other than working fluid, i.e. the sealing arrangements are not between working chambers of the machine
- F04C27/009—Shaft sealings specially adapted for pumps
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、真空ポンプおよび圧縮機等の回転式空気機械
の技術分野で利用され、特に、スクロール形流体機械に
関するものである。
の技術分野で利用され、特に、スクロール形流体機械に
関するものである。
（従来の技術） 般に、固定スクロールと、この固定スクロールに対し偏
心回転可能に設けられた旋回スクロールとからなるスク
ロール形流体機械は公知である。
心回転可能に設けられた旋回スクロールとからなるスク
ロール形流体機械は公知である。
（発明が解決しようとする課題） しかし、従来のスクロール形流体機械は、旋回スクロー
ルの自転を規制するための自転防止機構と、流体機械の
内圧（例えば真空）を外部の大気圧に対して遮断シール
するためのシール手段とをそれぞれ別個に必要とするの
で、部品点数が多くなってコストが嵩むばかりでなく、
保守管理も煩雑になるという不具合がある。
ルの自転を規制するための自転防止機構と、流体機械の
内圧（例えば真空）を外部の大気圧に対して遮断シール
するためのシール手段とをそれぞれ別個に必要とするの
で、部品点数が多くなってコストが嵩むばかりでなく、
保守管理も煩雑になるという不具合がある。
本発明はかかる課題に鑑み、単一の構造物でシールと自
転防止とができるようにしたスクロール形流体機械を提
供することにある。
転防止とができるようにしたスクロール形流体機械を提
供することにある。
（課題を解決するための手段） 本発明の上記課題を解決するための手段は、第１図に示
すように、ケーシング（２）に設けられた固定スクロー
ル（３）と、該固定スクロール（３）に該固定スクロー
ル（３）とによって流体通路（８）を形成するように噛
合せしめられクランク軸（５ａ）付き回転軸（５）の該
クランク軸（５ａ）により上記固定スクロール（３）に
対して旋回可能に設けられた旋回スクロール（４）とを
備えたスクロール形流体機械を前提とする。そして、上
記旋回スクロール（４）の背面と該背面に相対するケー
シング（２）との間には、弾性材料よりなる円筒部材
（１３）と該円筒部材（１３）内に積層埋設された環状
板（１４）とからなり上記旋回スクロール（４）を固定
スクロール（３）に対して所定の間隔を保って離隔させ
た状態で旋回可能とするとともに該間隔により上記流体
通路（８）が大気と連通するのを遮断シールするように
上記旋回スクロール（４）とケーシング（２）とを伸縮
可能に連結する環状の弾性シール手段（６）が介装され
ている。上記環状板（１４）の少なくとも一部は上記円
筒部材（１３）よりも径方向に突出しており、該突出部
に係合孔（１７）が形成されている。一方、ケーシング
（２）の上記係合孔（１７）に相対位置する部位に、上
記旋回スクロール（４）の旋回動作を許容するように上
記係合孔（１７）が遊嵌合する棒状の係止部材（１８）
が立設されており、上記係合孔（１７）と係止部材（１
８）とによって上記旋回スクロール（４）の自転を規制
するための自転防止手段（７）が構成されているものと
する。
すように、ケーシング（２）に設けられた固定スクロー
ル（３）と、該固定スクロール（３）に該固定スクロー
ル（３）とによって流体通路（８）を形成するように噛
合せしめられクランク軸（５ａ）付き回転軸（５）の該
クランク軸（５ａ）により上記固定スクロール（３）に
対して旋回可能に設けられた旋回スクロール（４）とを
備えたスクロール形流体機械を前提とする。そして、上
記旋回スクロール（４）の背面と該背面に相対するケー
シング（２）との間には、弾性材料よりなる円筒部材
（１３）と該円筒部材（１３）内に積層埋設された環状
板（１４）とからなり上記旋回スクロール（４）を固定
スクロール（３）に対して所定の間隔を保って離隔させ
た状態で旋回可能とするとともに該間隔により上記流体
通路（８）が大気と連通するのを遮断シールするように
上記旋回スクロール（４）とケーシング（２）とを伸縮
可能に連結する環状の弾性シール手段（６）が介装され
ている。上記環状板（１４）の少なくとも一部は上記円
筒部材（１３）よりも径方向に突出しており、該突出部
に係合孔（１７）が形成されている。一方、ケーシング
（２）の上記係合孔（１７）に相対位置する部位に、上
記旋回スクロール（４）の旋回動作を許容するように上
記係合孔（１７）が遊嵌合する棒状の係止部材（１８）
が立設されており、上記係合孔（１７）と係止部材（１
８）とによって上記旋回スクロール（４）の自転を規制
するための自転防止手段（７）が構成されているものと
する。
（作用） これにより、本発明では、旋回スクロール（４）と固定
スクロール（３）との相対移動によって流体通路（８）
が真空に減圧されるとき、旋回スクロール（４）は、弾
性円筒部材（１３）と環状板（１４）とからなる弾性シ
ール手段（６）により、固定スクロール（３）に対して
適正な間隔を保って旋回動作が行われるとともに、流体
通路（８）も旋回スクロール（４）の旋回動作に追随す
る弾性シール手段（６）によりクランク軸（５ａ）付き
回転軸（５）まわりの大気と遮断シールされる。一方、
旋回スクロール（４）は、上記環状板（１４）に設けた
係合孔（１７）とケーシング（２）に設けた係止部材
（１８）とからなる自転防止手段（７）によって、クラ
ンク軸（５ａ）付き回転軸（５）に追随しようとする自
転動作が規制される。この場合、上記自転防止手段
（７）は上記弾性シール手段（６）の構成の一部（環状
板（１４））を利用して構成できるので、両手段（６）
（７）が単一の構造物で済む。
スクロール（３）との相対移動によって流体通路（８）
が真空に減圧されるとき、旋回スクロール（４）は、弾
性円筒部材（１３）と環状板（１４）とからなる弾性シ
ール手段（６）により、固定スクロール（３）に対して
適正な間隔を保って旋回動作が行われるとともに、流体
通路（８）も旋回スクロール（４）の旋回動作に追随す
る弾性シール手段（６）によりクランク軸（５ａ）付き
回転軸（５）まわりの大気と遮断シールされる。一方、
旋回スクロール（４）は、上記環状板（１４）に設けた
係合孔（１７）とケーシング（２）に設けた係止部材
（１８）とからなる自転防止手段（７）によって、クラ
ンク軸（５ａ）付き回転軸（５）に追随しようとする自
転動作が規制される。この場合、上記自転防止手段
（７）は上記弾性シール手段（６）の構成の一部（環状
板（１４））を利用して構成できるので、両手段（６）
（７）が単一の構造物で済む。
（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第１図に示すスクロール形流体機械１はドライ形真空ポ
ンプに適用したものであって、ケーシング２、固定スク
ロール３、旋回スクロール４、クランク軸５ａ付きの回
転軸５、及び自転防止手段７付きの弾性シール手段６を
主要部として構成されている。
ンプに適用したものであって、ケーシング２、固定スク
ロール３、旋回スクロール４、クランク軸５ａ付きの回
転軸５、及び自転防止手段７付きの弾性シール手段６を
主要部として構成されている。
すなわち、上記ケーシング２の上面には、該ケーシング
２の蓋体を兼ねる本体２ａに下向きのラップ３ｂを突設
してなる固定スクロール３が該本体２ａにて適宜の手段
で密に連結固定されている。また、上記旋回スクロール
４は、本体４ａから上記固定スクロール３のラップ３ｂ
に噛合する上向きのラップ４ｂが突設されて成り、固定
スクロール３と旋回スクロール４との相対移動で形成さ
れる流体通路８の両端には、吸入口Ｓおよび吐出口Ｅが
機外に向って開口している。
２の蓋体を兼ねる本体２ａに下向きのラップ３ｂを突設
してなる固定スクロール３が該本体２ａにて適宜の手段
で密に連結固定されている。また、上記旋回スクロール
４は、本体４ａから上記固定スクロール３のラップ３ｂ
に噛合する上向きのラップ４ｂが突設されて成り、固定
スクロール３と旋回スクロール４との相対移動で形成さ
れる流体通路８の両端には、吸入口Ｓおよび吐出口Ｅが
機外に向って開口している。
上記クランク軸５ａ付き回転軸５は、回転用ラジアル軸
受９，１０，１１を介してケーシング２の下端部に枢支
され、かつケーシング２から下方に突出した入力端には
モータ等の駆動手段（図示省略）が連結されている。一
方、回転軸５のクランク軸５ａは、旋回用ラジアル軸受
１２を介して旋回スクロール４の本体４ａに枢支されて
いる。
受９，１０，１１を介してケーシング２の下端部に枢支
され、かつケーシング２から下方に突出した入力端には
モータ等の駆動手段（図示省略）が連結されている。一
方、回転軸５のクランク軸５ａは、旋回用ラジアル軸受
１２を介して旋回スクロール４の本体４ａに枢支されて
いる。
上記旋回スクロール４の本体４ａ周縁部の背面４ｃと、
該背面４ｃに相対する上記ケーシング２の支持面２ａと
の間には、該両者を伸縮可能に連結する環状の弾性シー
ル手段６が、回転軸５を囲繞して介装されている。
該背面４ｃに相対する上記ケーシング２の支持面２ａと
の間には、該両者を伸縮可能に連結する環状の弾性シー
ル手段６が、回転軸５を囲繞して介装されている。
上記弾性シール手段６は、旋回スクロール４の旋回動作
によって流体通路８が真空に減圧されるとき、該流体通
路８に大気が吸引されるのを遮断シールするとともに、
旋回スクロール４が真空力で固定スクロール３側に引き
寄せられて接触するのを防止するように、旋回スクロー
ル４を固定スクロール３から適正な間隔Ｃを保って離隔
させるためのものであり、第２図〜第４図に示すように
ゴム等の高分子弾性材料よりなる円筒部材１３の内部
に、該円筒部材１３よりも硬質の材料（例えば、金属、
セラミックおよびプラスチック等）よりなる複数個の環
状板１４が各々円筒部材１３の直径方向に平行にかつ互
いに軸方向に間隔を保って積層状に埋め込み成形されて
構成されている。そして、上記環状板１４の内周縁は円
筒部材１３の内周縁と同心状でかつ円筒部材１３よりも
内側に突出している。さらに、円筒部材１３の上側およ
び下側には、それぞれ金属材料よりなるスクロール側フ
ランジ１５およびケーシング側フランジ１６が固着され
ており、該各フランジ１５，１６は止めねじ（図示省
略）等によつて旋回スクロール４の背面４ｃと、ケーシ
ング２の支持面２ａとに固定される。
によって流体通路８が真空に減圧されるとき、該流体通
路８に大気が吸引されるのを遮断シールするとともに、
旋回スクロール４が真空力で固定スクロール３側に引き
寄せられて接触するのを防止するように、旋回スクロー
ル４を固定スクロール３から適正な間隔Ｃを保って離隔
させるためのものであり、第２図〜第４図に示すように
ゴム等の高分子弾性材料よりなる円筒部材１３の内部
に、該円筒部材１３よりも硬質の材料（例えば、金属、
セラミックおよびプラスチック等）よりなる複数個の環
状板１４が各々円筒部材１３の直径方向に平行にかつ互
いに軸方向に間隔を保って積層状に埋め込み成形されて
構成されている。そして、上記環状板１４の内周縁は円
筒部材１３の内周縁と同心状でかつ円筒部材１３よりも
内側に突出している。さらに、円筒部材１３の上側およ
び下側には、それぞれ金属材料よりなるスクロール側フ
ランジ１５およびケーシング側フランジ１６が固着され
ており、該各フランジ１５，１６は止めねじ（図示省
略）等によつて旋回スクロール４の背面４ｃと、ケーシ
ング２の支持面２ａとに固定される。
ちなみに、弾性シール手段６は上述の構造によって圧縮
（もしくは引張）および曲げに対するばね定数が極めて
大きくなるとともに、捩りおよび剪断に対するばね定数
が小さくなる特性を具備しており、真空側が１ないし１
／１０００トルに減圧される定常運転において、旋回ス
クロール４をケーシング２側へ付勢するために必要な軸
方向のばね定数ｋ（kgｆ／mm）は次式に基づいて設定さ
れる。
（もしくは引張）および曲げに対するばね定数が極めて
大きくなるとともに、捩りおよび剪断に対するばね定数
が小さくなる特性を具備しており、真空側が１ないし１
／１０００トルに減圧される定常運転において、旋回ス
クロール４をケーシング２側へ付勢するために必要な軸
方向のばね定数ｋ（kgｆ／mm）は次式に基づいて設定さ
れる。
いま、真空圧で旋回スクロール４のラップ４ｂ側に加わ
る力と、大気圧でその背面４ｃに加わる力とで合成され
る旋回スクロール４の上向きの軸方向力をＦｓ（kgｆ）
とし、旋回スクロール４の軸方向の移動距離、すなわち
固定スクロール３との適正な間隔Ｃを０．５mmとすれ
ば、 Ｆｓ≦Ｃ・ｋ ｋ≦２Ｆｓ を満たすことによって、旋回スクロール４は固定スクロ
ール３に接触するのが回避される。
る力と、大気圧でその背面４ｃに加わる力とで合成され
る旋回スクロール４の上向きの軸方向力をＦｓ（kgｆ）
とし、旋回スクロール４の軸方向の移動距離、すなわち
固定スクロール３との適正な間隔Ｃを０．５mmとすれ
ば、 Ｆｓ≦Ｃ・ｋ ｋ≦２Ｆｓ を満たすことによって、旋回スクロール４は固定スクロ
ール３に接触するのが回避される。
上記自転防止手段７は旋回スクロール４の自転動作を規
制するためのものであり、上記弾性シール手段６の環状
板１４の内周部で円周方向の等間隔位置に３個所穿設さ
れた係合孔１７と、該係合孔１７を遊嵌合せしめるため
に係合孔１７と相対する位置でケーシング２の支持面２
ａに立設された棒状の係止部材１８とからなっている。
上記係合孔１７は弾性シール手段６の自由状態におい
て、直径が下段の環状板１４のものから上段の環状板１
４のものに向って同心状で次第に拡大するように形成さ
れている。
制するためのものであり、上記弾性シール手段６の環状
板１４の内周部で円周方向の等間隔位置に３個所穿設さ
れた係合孔１７と、該係合孔１７を遊嵌合せしめるため
に係合孔１７と相対する位置でケーシング２の支持面２
ａに立設された棒状の係止部材１８とからなっている。
上記係合孔１７は弾性シール手段６の自由状態におい
て、直径が下段の環状板１４のものから上段の環状板１
４のものに向って同心状で次第に拡大するように形成さ
れている。
１９，２０は軸受保持具、２１はバランスウェイトであ
る。
る。
次に、本実施例の作用について説明する。
クランク軸付き回転軸５が回転駆動されると、旋回スク
ロール４の旋回動作で吸入口Ｓに取り込まれた流体（例
えば真空槽からの油気ガス）は、固定スクロール３と旋
回スクロール４とによる圧縮作用によって流体通路８内
を移動したのち、吐出口Ｅを経て機外に排出される。
ロール４の旋回動作で吸入口Ｓに取り込まれた流体（例
えば真空槽からの油気ガス）は、固定スクロール３と旋
回スクロール４とによる圧縮作用によって流体通路８内
を移動したのち、吐出口Ｅを経て機外に排出される。
上記の流体移送時に、旋回スクロール４はそのラップ４
ｂ側に加わる真空圧と、背面４ｃ側に加わる大気圧との
合成作用によって固定スクロール３側に引き寄せられる
力が働いていても、弾性シール手段６が旋回スクロール
４をケーシング２側に引き戻して固定スクロール３との
間隔Ｃを適正に維持しているので、スクロール形流体機
械１は高性能で稼働するとともに摩耗作用が発生するお
それもなく、また、スクロール側フランジ１５が旋回ス
クロール４に追随して第４図に示す旋回運動を行うこと
ができるので、流体通路８は機外と完全に遮断シールさ
れている。したがって、クランク軸付き回転軸５まわり
を外気に開放されることができるので、軸受等は空冷も
しくは油冷等の簡単な冷却機構を適用することができる
ようになる。
ｂ側に加わる真空圧と、背面４ｃ側に加わる大気圧との
合成作用によって固定スクロール３側に引き寄せられる
力が働いていても、弾性シール手段６が旋回スクロール
４をケーシング２側に引き戻して固定スクロール３との
間隔Ｃを適正に維持しているので、スクロール形流体機
械１は高性能で稼働するとともに摩耗作用が発生するお
それもなく、また、スクロール側フランジ１５が旋回ス
クロール４に追随して第４図に示す旋回運動を行うこと
ができるので、流体通路８は機外と完全に遮断シールさ
れている。したがって、クランク軸付き回転軸５まわり
を外気に開放されることができるので、軸受等は空冷も
しくは油冷等の簡単な冷却機構を適用することができる
ようになる。
一方、旋回スクロール４が旋回運動を行うとき、弾性シ
ール手段６の環状板１４はその係合孔１７が係止部材１
８と点接触をしながら旋回するので、旋回スクロール４
の自転動作が規制される。
ール手段６の環状板１４はその係合孔１７が係止部材１
８と点接触をしながら旋回するので、旋回スクロール４
の自転動作が規制される。
（発明の効果） 本発明は上記の構成により、流体通路の真空をシールす
る機能と、旋回スクロールの自転動作を規制する機能と
は弾性シール手段によって同時に充足されるので、部品
点数が少なくなってコストが大幅に節減されるばかりで
なく、保守管理も容易となるという効果がある。
る機能と、旋回スクロールの自転動作を規制する機能と
は弾性シール手段によって同時に充足されるので、部品
点数が少なくなってコストが大幅に節減されるばかりで
なく、保守管理も容易となるという効果がある。
図面は本発明の実施例を例示し、第１図はスクロール形
流体機械の中央縦断面図、第２図は弾性シール手段を一
部断面で示す外形斜視図、第３図は弾性シール手段の一
部を示す断面図、第４図は自転防止手段の縦断面図であ
る。 １…スクロール形流体機械、２…ケーシング、３…固定
スクロール、４…旋回スクロール、４ｃ…背面、５…ク
ランク軸付き回転軸、５ａ…クランク軸、６…弾性シー
ル手段、７…自転防止手段、８…流体通路、１３…円筒
部材、１４…環状板、１７…係合孔、１８…係止部材。
流体機械の中央縦断面図、第２図は弾性シール手段を一
部断面で示す外形斜視図、第３図は弾性シール手段の一
部を示す断面図、第４図は自転防止手段の縦断面図であ
る。 １…スクロール形流体機械、２…ケーシング、３…固定
スクロール、４…旋回スクロール、４ｃ…背面、５…ク
ランク軸付き回転軸、５ａ…クランク軸、６…弾性シー
ル手段、７…自転防止手段、８…流体通路、１３…円筒
部材、１４…環状板、１７…係合孔、１８…係止部材。
Claims (1)
- 【請求項１】ケーシング（２）に設けられた固定スクロ
ール（３）と、該固定スクロール（３）に該固定スクロ
ール（３）とによって流体通路（８）を形成するように
噛合せしめられクランク軸（５ａ）付き回転軸（５）の
該クランク軸（５ａ）により上記固定スクロール（３）
に対して旋回可能に設けられた旋回スクロール（４）と
を備えたスクロール形流体機械において、 上記旋回スクロール（４）の背面と該背面に相対するケ
ーシング（２）との間には、弾性材料よりなる円筒部材
（１３）と該円筒部材（１３）内に積層埋設された環状
板（１４）とからなり上記旋回スクロール（４）を固定
スクロール（３）に対して所定の間隔を保って離隔させ
た状態で旋回可能とするとともに該間隔により上記流体
通路（８）が大気と連通するのを遮断シールするように
上記旋回スクロール（４）とケーシング（２）とを伸縮
可能に連結する環状の弾性シール手段（６）が介装され
ており、 上記環状板（１４）の少なくとも一部は上記円筒部材
（１３）よりも径方向に突出しており、該突出部に係合
孔（１７）が形成されている一方、ケーシング（２）の
上記係合孔（１７）に相対位置する部位に、上記旋回ス
クロール（４）の旋回動作を許容するように上記係合孔
（１７）が遊嵌合する棒状の係止部材（１８）が立設さ
れており、上記係合孔（１７）と係止部材（１８）とに
よって上記旋回スクロール（４）の自転を規制するため
の自転防止手段（７）が構成されていることを特徴とす
るスクロール形流体機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8853588A JPH066947B2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | スクロール形流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8853588A JPH066947B2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | スクロール形流体機械 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01262391A JPH01262391A (ja) | 1989-10-19 |
| JPH066947B2 true JPH066947B2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=13945531
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8853588A Expired - Lifetime JPH066947B2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | スクロール形流体機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH066947B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CH683552A5 (de) * | 1991-06-22 | 1994-03-31 | Aginfor Ag | Verdrängungspumpe. |
| US5489198A (en) * | 1994-04-21 | 1996-02-06 | Copeland Corporation | Scroll machine sound attenuation |
| FR2731051B1 (fr) * | 1995-02-24 | 1997-04-30 | Mecanique De Normandie Soc | Pompe a vide a cycle de translation circulaire |
| JP2008255795A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | Anest Iwata Corp | スクロール式流体機械 |
| JP5076242B2 (ja) * | 2007-03-30 | 2012-11-21 | アネスト岩田株式会社 | スクロール式流体機械 |
-
1988
- 1988-04-11 JP JP8853588A patent/JPH066947B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01262391A (ja) | 1989-10-19 |
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