JPH0669437U - ジャーナル軸受装置 - Google Patents

ジャーナル軸受装置

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Publication number
JPH0669437U
JPH0669437U JP009182U JP918293U JPH0669437U JP H0669437 U JPH0669437 U JP H0669437U JP 009182 U JP009182 U JP 009182U JP 918293 U JP918293 U JP 918293U JP H0669437 U JPH0669437 U JP H0669437U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
journal bearing
sleeve
radius
curvature
circular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP009182U
Other languages
English (en)
Inventor
明夫 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP009182U priority Critical patent/JPH0669437U/ja
Publication of JPH0669437U publication Critical patent/JPH0669437U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジャーナル軸受とスリーブとの接触面積を大
きくして、潤滑不足をなくし、さらに摩擦熱による焼付
きを防止する。 【構成】 ジャーナル軸受1に遊嵌状に支持されるスリ
ーブ2の外周側の横断面形状を、上記ジャーナル軸受1
の内周面1aの曲率半径Rよりも小さい曲率半径R1
(R2)(R3)の複数の円弧面4(14)(24)が
それぞれ周方向に等配された位置で径方向外方へすべり
面として突出する非円形に設定している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、立軸ポンプなどの各種回転機械に適用されるジャーナル軸受装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、立軸ポンプなどに用いられるジャーナル軸受装置では、セラミックな どからなるジャーナル軸受に対して回転軸のジャーナルをスリーブを介して支承 させるようになっている。即ち、従来では、図4に示すように、内周面101a の横断面形状が円形のジャーナル軸受101に対して、ジャーナル102に嵌着 された外周面101bの横断面形状が円形のスリーブ103を遊嵌状に支持させ ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記したような構成の従来のジャーナル軸受装置では、スリーブ103の外周 面の横断面形状が円形であるため、このスリーブ103の外周面103aがジャ ーナル軸受101の内周面101aに対して周方向の1個所Pで線接触して、両 者101、103間の局所に大きな接触面圧が作用することになる。このため、 両者101,103間に介在された潤滑油膜も上記線接触部位Pで分断されて、 この部分の潤滑性が悪化するうえ、摩擦熱によって両者101,103間に焼付 きが発生して焼損などを招きやすいものであった。
【0004】 本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、ジャーナル軸受に対するスリーブ の接触面積を大きくして、潤滑油膜を良好に保持させることができるとともに、 摩擦熱による焼付きを確実に防止して耐久性の向上を図ることができるジャーナ ル軸受装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため、本考案に係るジャーナル軸受装置は、ジャーナル軸 受と、このジャーナル軸受に遊嵌状に支持されるスリーブとを備え、上記スリー ブの外周側の横断面形状を、上記ジャーナル軸受の内周面の曲率半径よりも小さ い曲率半径の複数の円弧面がそれぞれ周方向に等配された位置で径方向外方へす べり面として突出する非円形に設定したものである。
【0006】
【作用】
本考案によれば、スリーブの横断面形状を、複数の円弧面が径方向外方へ突出 する非円形としたので、ジャーナル軸受の内周面に対してスリーブの外周面は周 方向の複数個所で接触する機会が多くなり、それによって接触面積が増大し、両 者間の接触面圧を小さくさせることができる。このため、両者間に介在された潤 滑油膜が分断されにくく、周方向で良好な潤滑性が保持されるとともに、摩擦熱 が抑制されて焼付きなどの発生が有効に防止される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。 図1は本考案の一実施例によるジャーナル軸受装置の概略構成を示す横断面図 である。
【0008】 図1において、1はその内周面1aの横断面形状が円形のジャーナル軸受、2 は上記ジャーナル軸受1に遊嵌状に支持されるスリーブである。このスリーブ2 は回転軸のジャーナル3上に嵌着されて該ジャーナル3を上記ジャーナル軸受1 に回転自在に支承させている。
【0009】 上記スリーブ2の外周側の横断面形状は、非円形の一例として、複数、たとえ ば3つの特定の円弧面4A,4B,4Cを有する略三角形に形成されている。具 体的には、上記3つの円弧面4A,4B,4Cは、各曲率半径R1が上記ジャー ナル軸受1の内周面1aの曲率半径Rより小さく設定されており、それぞれ周方 向の等配された位置でスリーブ基体2Aの外周より径方向外方へ突出してすべり 面として構成されている。なお、各円弧面4A,4B、4B,4C、4C,4A 間は、たとえば直線面5A,5B,5Cで接続させている。
【0010】 このように構成されたジャーナル軸受装置においては、ジャーナル3と共にス リーブ2が回転した際に、スリーブ2における3つの円弧面4A,4B,4Cが 2個所P,Pでジャーナル軸受1の内周面1aに接触する。このため、スリーブ 2のジャーナル軸受1の内周面1aに対する接触面積が増大し、両者1,2間の 接触面圧が小さくなる。したがって、両者1,2間に介在された潤滑油膜が上記 接触部分P,Pで分断されにくくなり、潤滑不足が起りにくくなる。とくに、上 記接触面圧が小さくなることにより、ジャーナル軸受1とスリーブ2との間での 摩擦熱による焼付きが防止され、もって、スリーブ2などが焼損するおそれを解 消することができる。
【0011】 なお、上記の実施例では、スリーブ2の外周側の横断面形状として略三角形と したが、これに限られるものではなく、例えば図2に示すように、曲率半径R2 を有する6つの円弧面14A,14B,14C,14D,14E,14Fを直線 面15A,15B,15C,15D,15E,15Fで接続させた略六角形であ ってもよい。
【0012】 また、上記スリーブ2の外周側の横断面形状としては、上記のような略多角形 に限らず、非円形であれば、図3に示すように、比較的小さい曲率半径R3を有 する複数の円弧面24A,24B,24Cを円弧面25A,25B,25Cで接 続させたものや、さらには、楕円形に設定したものであってもよい。
【0013】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、ジャーナル軸受に遊嵌状に支持されるスリー ブの外周側の横断面形状を、周方向で複数の特定の円弧面をもった非円形とした ことにより、ジャーナル軸受の内周面に対するスリーブの接触面積を増して、両 者間の潤滑不足を抑制することができるとともに、摩擦熱による焼付きを防止し て、スリーブなどが焼損するおそれを解消し、もって、耐久性の向上を図ること ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるジャーナル軸受装置を
示す概略横断面図である。
【図2】スリーブの変形例を示す概略横断面図である。
【図3】スリーブの他の変形例を示す概略横断面図であ
る。
【図4】従来のジャーナル軸受装置を示す概略横断面図
である。
【符号の説明】
1 ジャーナル軸受 1a ジャーナル軸受の内周面 2 スリーブ 4A,4B,4C 円弧面 14A,14B,14C,14D,14E,14F 円
弧面 24A,24B,24C 円弧面 R ジャーナル軸受の内周面の曲率半径 R1,R2,R3 円弧面の曲率半径

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジャーナル軸受と、このジャーナル軸受
    に遊嵌状に支持されるスリーブとを備え、上記スリーブ
    の外周側の横断面形状を、上記ジャーナル軸受の内周面
    の曲率半径よりも小さい曲率半径の複数の円弧面がそれ
    ぞれ周方向に等配された位置で径方向外方へすべり面と
    して突出する非円形に設定したことを特徴とするジャー
    ナル軸受装置。
JP009182U 1993-03-08 1993-03-08 ジャーナル軸受装置 Pending JPH0669437U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP009182U JPH0669437U (ja) 1993-03-08 1993-03-08 ジャーナル軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP009182U JPH0669437U (ja) 1993-03-08 1993-03-08 ジャーナル軸受装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0669437U true JPH0669437U (ja) 1994-09-30

Family

ID=18528973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP009182U Pending JPH0669437U (ja) 1993-03-08 1993-03-08 ジャーナル軸受装置

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JP (1) JPH0669437U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009257351A (ja) * 2008-04-11 2009-11-05 Nippon Steel Corp すべり軸受機構

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009257351A (ja) * 2008-04-11 2009-11-05 Nippon Steel Corp すべり軸受機構

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