JPH0669321U - 排気マニホールド - Google Patents
排気マニホールドInfo
- Publication number
- JPH0669321U JPH0669321U JP1604393U JP1604393U JPH0669321U JP H0669321 U JPH0669321 U JP H0669321U JP 1604393 U JP1604393 U JP 1604393U JP 1604393 U JP1604393 U JP 1604393U JP H0669321 U JPH0669321 U JP H0669321U
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- JP
- Japan
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- branch pipe
- exhaust
- exhaust branch
- manifold
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 排気マニホールドにおける排気抵抗を軽減す
る。 【構成】 排気枝管2が、その軸線Xを傾斜させてマニ
ホールド本体1に結合される。 連通穴5は、排気枝管
の軸方向から見るとき、排気枝管の内径と略相似で、し
たがってマニホールド本体の壁面4に垂直の方向から見
ると長円形状とされている。 そして、連通穴の径Dは
排気枝管の内径dより大きく、上記排気枝管の軸方向か
ら見るとき、連通穴の縁部5aが排気枝管の内径面延長
より半径で0.5〜1.0mm外側に位置する。これに
より、圧力損失の低い高効率の排気ガス導出が行なわれ
る。
る。 【構成】 排気枝管2が、その軸線Xを傾斜させてマニ
ホールド本体1に結合される。 連通穴5は、排気枝管
の軸方向から見るとき、排気枝管の内径と略相似で、し
たがってマニホールド本体の壁面4に垂直の方向から見
ると長円形状とされている。 そして、連通穴の径Dは
排気枝管の内径dより大きく、上記排気枝管の軸方向か
ら見るとき、連通穴の縁部5aが排気枝管の内径面延長
より半径で0.5〜1.0mm外側に位置する。これに
より、圧力損失の低い高効率の排気ガス導出が行なわれ
る。
Description
【0001】
本考案は、エンジンの排気マニホールドに係わり、とくにその排気枝管集合部 の構造に関する。
【0002】
車両用のエンジンにはその排気ガスを消音器などへ導出するため排気マニホー ルドが設けられる。そしてこの排気マニホールドの構造として、例えば図3に示 されるように、これを構成する排気枝管12をパイプ材で形成するものが提案さ れている。 すなわち、この場合、マニホールド本体11もまたパイプ材で形成され、エン ジンからの排気ガスを導く複数本の排気枝管12のそれぞれの一端側がこのマニ ホールド本体11に溶接により結合され集合される構成とされる。
【0003】 排気枝管12の他端側には、図示省略したエンジンのシリンダーヘッドへの取 り付けのための接続フランジ20が溶接されている。なおここでは、マニホール ド本体11も排気枝管の1つを兼ねている。 そして、マニホールド本体11の端部には排気管との接続のための接続フラン ジ21が同じく溶接されている。 これにより、排気マニホールドの軽量化が図られる。
【0004】
ところで、このような従来のパイプ材結合による排気マニホールドにおいては 、結合部のマニホールド本体に設けられる連通穴は、排気枝管の内径と略同一の 径とされることがあった。しかしこれでは、排気ガスがマニホールド本体におけ る排気の導出方向に指向しやすいよう、排気枝管がマニホールド本体に対して傾 斜して接続されるとき、排気枝管の軸方向から見る連通穴は、傾斜の分だけその 開口面積が狭くなる問題があった。 この結果、排気枝管の通路内に連通穴の縁 部が突出する状態となり、流れに対する抵抗が大きくなる。
【0005】 この対策として、排気枝管とマニホールド本体の結合部の断面図である図4に 示されるように、排気枝管12の軸線X’方向から見るとき排気枝管12の内径 d’と一致する開口となるように、マニホールド本体11上の連通穴15は長円 形状とされている。 しかしながら、上記のように排気枝管12通路内への連通穴15の縁部の突出 がなくなったにもかかわらず、排気ガスの流れに対してなお抵抗のあることを発 明者は見出だした。 したがって本考案は、パイプ材排気枝管をマニホールド本体に結合して構成さ れる排気マニホールドにおいて、より一層排気抵抗を軽減した排気マニホールド を提供することを目的とする。
【0006】
発明者の研究によれば、排気ガスが排気枝管からマニホールド本体内に流入す るとき、マニホールド本体側の空間が格段に大きいため、排気枝管内では平行で あった排気ガスの流線が広がることとなり、連通穴の縁部は、目視では突出して いないにも係わらず、この拡大する流線に対しては依然として突出効果を生じて いる可能性があり、上記の問題はこの点にその原因があるものと考えられる。
【0007】 そこで実験を行ない測定したところ、図2に示すような結果が得られた。ここ では、マニホールド本体に相当する管Aに傾斜角48°で排気枝管に相当する管 Bを接続し、接続部の管Aに形成された連通穴の縁部の管B内壁面延長上からの 突出量を変化させて、管Bと管A間の圧力損失を計測したものである。なお、計 測時の流量は、6m3 /minである。 これによれば、見掛け上の突出量sが0ではなくさらに引っ込んだマイナス側 の点から、圧力損失が増大し始めていることが認められ、s=0ではすでに急激 な増大の過程にあることがわかった。
【0008】 このため、本考案は、上記知見に基づいて、エンジンの排気ガスを導く複数本 の排気枝管をマニホールド本体に形成された連通穴部にそれぞれ結合した排気マ ニホールドにおいて、連通穴は排気枝管の内径より大きく、排気枝管の軸線方向 から見て前記の連通穴の縁部が排気枝管の内径面延長より半径で0.5mm以上 外側に位置しているものとした。
【0009】
エンジンからの排気ガスは、排気枝管から連通穴を経てマニホールド本体内へ 流れる。連通穴は排気枝管の内径より大きなものとされ、排気枝管の軸線方向か ら見て、連通穴の縁部が排気枝管の内径面延長より半径で0.5mm以上外側に 位置しているから、圧力損失の急激な増大過程からはずれて、低い圧力損失で排 気ガスの導出が行なわれる。
【0010】
図1は本考案の実施例を示す断面図である。 略円形断面のパイプ材で形成された排気枝管2が、その軸線Xを傾斜させてマ ニホールド本体1に結合されている。 排気枝管2の結合部端部には、マニホー ルド本体1の外壁面に面一に添うフランジ3が形成されており、このフランジ3 の外周縁においてマニホールド本体1と溶接され結合される。 この結合部において、マニホールド本体1には、排気枝管2とマニホールド本 体内とを連通する連通穴5が形成されている。
【0011】 連通穴5は、排気枝管2の軸線X方向から見るとき、排気枝管2の内径dと略 相似で、したがってマニホールド本体1の壁面4に垂直の方向から見ると長円形 状とされている。 そして、連通穴5の径Dは排気枝管2の内径dより大きく、上記排気枝管2の 軸線方向から見るとき、半径で0.5〜1.0mm大きな開口とされている。
【0012】 実施例はこのように構成され、マニホールド本体1に形成される連通穴5の縁 部5aが、排気枝管2の内径面延長より0.5mm以上引っ込んでいるから、図 2に示されるように、圧力損失の急激な増大開始点以下となり、圧力損失の低い 高効率の排気ガス導出が行なわれる。
【0013】 なおまた、上記連通穴5の径Dの最大限は、排気枝管2の内径dより半径で1 .0mm大きいものとしてあるから、排気枝管2とマニホールド本体1の溶接な ど組み付け時の誤差が発生することがあっても、連通穴5が排気枝管のフランジ 3の外側に開口してしまうようなおそれがなく、とくに困難な作業を要せず組付 けができるという利点がある。 なお、実施例では排気枝管2を略円形断面のものとしたが、これに限定される ことなく、例えば基本形が角型断面であっても同様に適用される。
【0014】
以上のとおり、本考案は、マニホールド本体の連通穴を排気枝管の内径より大 きくし、排気枝管の軸線方向から見て、連通穴の縁部が排気枝管の内径面延長よ り半径で0.5mm以上外側に位置するものとしたから、圧力損失の低い高効率 の排気ガス導出が行なわれるという効果を有する。
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】連通穴縁部の突出量と圧力損失の関係を示す図
である。
である。
【図3】排気マニホールドを示す外観図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
1 マニホールド本体 2 排気枝管 3 フランジ 4 壁面 5 連通穴 5a 縁部 11 マニホールド本体 12 排気枝管 15 連通穴 20、21 接続フランジ
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンの排気ガスを導く複数本の排気
枝管(2)をマニホールド本体に形成された連通穴
(5)部にそれぞれ結合した排気マニホールドにおい
て、前記連通穴(5)は前記排気枝管(2)の内径より
大きく、排気枝管の軸線方向から見て前記連通穴の縁部
(5a)が排気枝管の内径面延長より半径で0.5mm
以上外側に位置していることを特徴とする排気マニホー
ルド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1604393U JPH0669321U (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 排気マニホールド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1604393U JPH0669321U (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 排気マニホールド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0669321U true JPH0669321U (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=11905550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1604393U Pending JPH0669321U (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 排気マニホールド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0669321U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7669412B2 (en) | 2003-12-01 | 2010-03-02 | Nissan Motor Co., Ltd. | Exhaust manifold for internal combustion engine |
JP2010196500A (ja) * | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Nissan Motor Co Ltd | 排気マニホールド及び排気装置 |
-
1993
- 1993-03-09 JP JP1604393U patent/JPH0669321U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7669412B2 (en) | 2003-12-01 | 2010-03-02 | Nissan Motor Co., Ltd. | Exhaust manifold for internal combustion engine |
US8459016B2 (en) | 2003-12-01 | 2013-06-11 | Nissan Motor Co., Ltd. | Exhaust manifold for internal combustion engine |
JP2010196500A (ja) * | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Nissan Motor Co Ltd | 排気マニホールド及び排気装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991130 |