JPH0669261B2 - 成形プロテクタ - Google Patents

成形プロテクタ

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JPH0669261B2
JPH0669261B2 JP1032894A JP3289489A JPH0669261B2 JP H0669261 B2 JPH0669261 B2 JP H0669261B2 JP 1032894 A JP1032894 A JP 1032894A JP 3289489 A JP3289489 A JP 3289489A JP H0669261 B2 JPH0669261 B2 JP H0669261B2
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JP
Japan
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protector
lid
cover
opening
wire harness
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功 増田
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は成形プロテクタに関し、特に、ワイヤハーネス
の立体的分岐を有する部分に使用される成形プロテクタ
に関するものである。
〔従来の技術〕
ワイヤハーネスを立体的に分岐配索し、プロテクタで分
岐部を保護する場合、従来は第4図に示すような形状の
プロテクタBを使用している。同図において、本体20
は断面がコ字型をして、両側壁間に、蓋体21を係止し
て架設している。蓋体21には開口部22が形成され、
その周囲を一側を開放部23′とするコ字型の分岐筒2
3が囲っている。そして本体20の側壁から立設された
突設片24が分岐筒23の開放部23′の一部を覆って
いる。
この成形プロテクタB内にワイヤハーネスを収容するに
は、従来は以下の手順によっている。まず、布線板の治
具上にワイヤハーネスを平面的に配索する。配索終了後
にワイヤハーネスのプロテクタ装着部位を持ち上げてプ
ロテクタ本体20を該装着部位の下に位置させ、プロテ
クタ本体20内にワイヤハーネスの幹線部を入れる。次
にプロテクタ本体20上に蓋体21を嵌合し、その分岐
筒23にワイヤハーネスの分岐部を垂直に屈曲してプロ
テクタの開口部22へ挿通する。その結果、プロテクタ
本体の突設片24が該開口部22を閉じ、分岐部の屈曲
状態を保持する。次に、周壁23と分岐部をテープ等で
固定する。
しかし、この方法は手間がかかるものであった。そこ
で、プロテクタBの突設片24およびこれに連設する側
壁の部分を第5図のように削除してプロテクタ本体20
の側壁に切欠部25を形成する方法も考えられる。この
場合には、第6図の治具13の間に配置して、その上で
ワイヤハーネス14の配索を行うことが可能となる。そ
の場合には配索作業中を分岐線14aをプロテクタ本体
20の切欠部25に挿通しておき、配索作業が終了する
と同時に蓋体21を取付け、ワイヤハーネス14の分岐
線14aを該蓋体21の開口部22に垂直に屈曲して装
着しテープ巻き26をもって垂直に保持させる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、この場合であっても、突設片24と側壁の削除
によってプロテクタ本体20の強度が低下し、また、削
除した部分のワイヤハーネスの保護もできなくなるとい
う問題があった。
本考案は上記の事実に鑑みてなされたもので、ワイヤハ
ーネスの配索とプロテクタへの収容が能率よくでき、し
かも、強度低下も生じない成形プロテクタを提供するこ
とを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案の成形プロテクタ
は、底面とその両側に立設された側壁とからなるプロテ
クタ本体と、前記両側壁の先端間に架設される蓋体と、
前記蓋体の一側端から切開して形成された開口部と、該
開口部に連通して前記プロテクタ本体の一方の側壁に穿
設された切欠部と、前記切欠部を覆うカバーとから構成
され、該カバーには係止部材が、側壁または蓋体には該
係止部材と係止する被係止部材が設けられた構成として
いる。
〔実施例〕
次に本考案の実施例について説明する。第1図は、本考
案の成形プロテクタAの斜視図である。同図において、
1はプロテクタ本体で、底面2とその両側に立設された
側壁3とからなり、断面がコ字型になっている。4は蓋
体で、プロテクタ本体1の両側壁3の先端間に架設さ
れ、両側端が折曲していて、プロテクタ本体1の側壁の
外側から嵌まり込み、上記コ字型の開放面を覆う。本考
案の実施例では、プロテクタ本体1と蓋体4は別個に形
成され、係止具5,6で係止されるが、ヒンジでつない
で一体のものとしてもよい。
蓋体4の一側端から中央に向かって開口部7が穿設さ
れ、又、プロテクタ本体1の側壁3の先端からは、この
開口部7と連通して切欠部8が穿設される。切欠部8の
底辺にはヒンジ10で結合されたカバー9が設けられ、
カバー9の先端近傍には係止部材11が突設されてい
る。
蓋体4に形成された開口部7の周囲には、切欠部8の延
長面を開放部12′とする断面がコ字型の分岐筒12
が、分岐したワイヤハーネスを囲い又、分岐方向を固定
するために立設されている。この分岐筒12の基端部に
は、被係止部材13が形成され、カバー9の係止部材1
1と係合する。すなわちカバー9は切欠部8の底辺から
分岐筒12の開放部12′の中間までを覆う。
なお、上記の実施例では蓋体4に分岐筒12を形成した
が、この成形プロテクタAは、蓋体に形成された開口部
7があれば分岐筒12はなくてもよく、また被係止部材
13はプロテクタ本体1の側壁3または開口部7の周辺
の蓋体4に形成する構成としてもよい。また、カバー9
の大きさは、必ずしも分岐筒12の開放面12′まで達
しなくてもよい。
次に、第1図,第2図によって本考案の作用を説明す
る。成形プロテクタAをワイヤハーネス配索用治具13
の間に置く。成形プロテクタAは、予め蓋体4を外し、
プロテクタ本体1の側壁3のカバー9を開けた状態にし
ておく。治具13によってワイヤハーネス14を成形プ
ロテクタAの上で配索する。側壁3のカバー9が開いて
切欠部8が開放されているので、ワイヤハーネス14の
立体的な配索を行う分岐線14aを切欠部8内に挿通し
て平面的に配索することができる。
ワイヤハーネスAの配索が終わったら蓋体4をプロテク
タ本体1に嵌合し、ワイヤハーネスの分岐線14aを垂
直に折り曲げて蓋体4の開口部7に挿通し、側壁のカバ
ー9を閉じる。側壁のカバー9は先端の係止部材11が
相手側の被係止部材13に嵌入して係止される。必要に
応じて分岐筒12あるいはカバー9の上からテープを巻
いて分岐線14aを固定する。
第3図は、他の実施例を示す。この実施例では、カバー
9を切欠部8の周辺または開放部12′に面する分岐筒
12にヒンジ10で取付けている。係止部材11はカバ
ー9のヒンジ10と対向する端部に設け、被係止部材1
3はプロテクタ本体1の側壁3及び分岐筒12に形成さ
れている。
なお、第3図の実施例において、カバー9を別個に作
り、分岐筒12とプロテクタ本体1の側壁3に被係止部
材を形成し、プロテクタ本体1と蓋体4に対し着脱自在
にする構成としてもよい。
成形プロテクタ本体1には、切欠部8ができるが、カバ
ー9で覆い、係止部材11および被係止部材13でこの
カバー9を係止する構成なので、強度は低下しない。ま
たカバー9のヒンジや係止部材11、および相手側の被
係止部材13などの取付け場所を、蓋体4とプロテクタ
本体1の適当な位置に設定することによって、カバー9
がプロテクタ本体1と蓋体4とを結合する構成とするこ
とができ、プロテクタ本体1と蓋体4との結合が一層強
力になる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、ワイヤハーネスの
立体的な折曲部にプロテクタを使用する場合、ワイヤハ
ーネスを平面的に配索する治具上で、プロテクタの装着
ができる。したがって、作業能率が向上し、かつ精度の
良いプロテクタ装着ができる。
さらに、カバーがプロテクタ本体と蓋体とを結合する構
成とすることができ、蓋体とプロテクタ本体の固定強度
を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の成形プロテクタの斜視図、 第2図はワイヤハーネスの配索状態を示す斜視図、 第3図は他の実施例の斜視図、 第4図は従来の成形プロテクタの斜視図、 第5図は他の従来例の斜視図、 第6図は従来のワイヤハーネスの配索状態を示す斜視図
である。 A…成形プロテクタ、1…プロテクタ本体、2…底面、
3…側壁、4…蓋体、7…開口部、8…切欠部、9…カ
バー、11…係止部材、12…分岐筒、12′…開放
部、13…被係止部材、14…ワイヤハーネス。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底面とその両側に立設された側壁とからな
    るプロテクタ本体と、前記両側壁の先端間に架設される
    蓋体と、前記蓋体の一側端から切開して形成された開口
    部と、該開口部に連通して前記プロテクタ本体の一方の
    側壁に穿設された切欠部と、前記切欠部を覆うカバーと
    から構成され、該カバーには係止部材が、側壁または蓋
    体には該係止部材と係止する被係止部材が設けられたこ
    とを特徴とする成形プロテクタ。
  2. 【請求項2】開口部の周囲に分岐筒を立設し、該分岐筒
    に切欠部を延長する開放部を形成したことを特徴とする
    請求項1記載の成形プロテクタ。
  3. 【請求項3】カバーをプロテクタ本体にヒンジ結合した
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の成形プロテク
    タ。
  4. 【請求項4】カバーを蓋体或いは分岐筒にヒンジ結合し
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の成形プロテク
    タ。
JP1032894A 1989-02-14 1989-02-14 成形プロテクタ Expired - Lifetime JPH0669261B2 (ja)

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JPH02214406A JPH02214406A (ja) 1990-08-27
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JP5153098B2 (ja) * 2006-08-01 2013-02-27 矢崎総業株式会社 ワイヤーハーネス布線治具

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