JPH06689Y2 - 機械部品の接合部構造 - Google Patents

機械部品の接合部構造

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JPH06689Y2
JPH06689Y2 JP13885388U JP13885388U JPH06689Y2 JP H06689 Y2 JPH06689 Y2 JP H06689Y2 JP 13885388 U JP13885388 U JP 13885388U JP 13885388 U JP13885388 U JP 13885388U JP H06689 Y2 JPH06689 Y2 JP H06689Y2
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JP
Japan
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flange portion
flange
joint structure
bolt
mechanical part
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JP13885388U
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JPH0259360U (ja
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保 小峰
正文 野田
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フランジを介してシールをするフライホール
ハウジングや、トランスファハウジング等の機械部品の
接合部構造に関する。
〔従来の技術〕
第5図の(イ)に示すように、機械部品1のフランジ1
aは、機械部品2の接合面に複数個のボルト3で締めつ
けられるが、前記フランジ1aの接合面が平坦な場合に
は、各ボルト3の軸力(締付力)は軸心方向が最大で、
ボルト3の頭部3aの座面からΘ=45°の角度で離反
するにしたがって減少する。
従って、ボルトスパンを長く取ると、第5図の(ロ)の
実線Iで示すように、シールするのに必要なフランジの
面圧は、ボルト3の軸心方向が最大で、隣接するボルト
3との間の中央部では、シールするのに必要な最低の面
圧Aを確保することができず、フランジ部分から油漏れ
等の不都合を生じる。このようにボルトスパンは制限を
受けるので設計上不利となる。
そこで、上記のような欠点を解決するため、従来、第6
図乃至第8図に示すような実開昭58−149552号
公報の考案が成されている。
すなわち、第6図及び第7図に示すように、エンジンの
オイルパン1のフランジ部2を、そのボルト通孔部3で
は低く、ボルト通孔部のピッチ間中央部では高くなるよ
うに波形状に連続的に変化させて形成したものである。
そして、第8図に示すように、前記オイルスパン1はフ
ランジ部2よりシールパッキング4,座金5を介してシ
リンダブロック6にボルト7で固定される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記実開昭58−149552号公報の考案で
は、オイルパン1は板材で形成されているため、プレス
によりフランジ部2を波形状にするのは容易であるが、
フランジ部がフライス盤で加工する機械部品、例えば、
フライホールハウジングのようなダイキャスト製の場合
には、波形状に応じて切削バイトを上下に移動させる必
要があり、高度な加工技術が要求されるとゝもに、加工
時間も非常に増大するという問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記の如き従来の問題点を解決するために、
フランジ部のボルト挿通孔間に該フランジ部の材質より
硬質材からなる膨出部を形成することによって、切削加
工が容易で、ボルト間の面圧を向上させることができる
接合部構造をて提供することを目的としたものであり、
その要旨は、フランジ部に形成した隣接するボルト挿通
孔間に、フランジ部より硬質材からなる膨出部を設ける
とゝもに、該膨出部の外周をフランジ部の上面と段差が
ないように形成したことを特徴とする機械部品の接合部
構造にある。
〔実施例〕
以下、本考案を第1図乃至第5図に示す実施例により詳
細に説明する。なお、第1図は本考案に係る接合部構造
を適用した機械部品の要部の斜視図で、第2図は第1図
のII-II線断面図、第3図は第1図のIII-III線断面図、
第4図は同接合部構造を適用した機械部品と他の機械部
品との接合状態を示す要部の側面図、第5図の(イ)は
接合部におけるボルトの軸力分布図、同図の(ロ)は同
接合部の面圧特性を示す。
上記の図面において、1はフライホールハウジング等の
ダイキャスト製の機械部品で、そのフランジ部2には所
定の間隔毎にボルト3の挿通孔4が形成されている。
5は前記フランジ部2の上面2aにおいて、隣接する挿
通孔4との間の中央部に形成した蒲鉾形状の膨出部で、
フランジ部2の成型材より高い硬度の材料で形成したも
のであり、フランジ部2の上面2aよりTだけ高くなる
ように形成するとゝもに、その外周部5のみを組付け時
における油漏れを防止する目的で、フランジ部2の上面
2aと段差がないように形成されている。
この蒲鉾形状の膨出部5は、機械部品1の鋳造時に、該
機械部品の材質より硬質な金属をフランジ部2の上面2
aに鋳込むことにより形成したものであり、通常行って
いるように、フライス盤によりフランジ部2の上面2a
をバイトで切削加工したときに、前記膨出部5に至る
と、該膨出部5がフランジ部2の材質より硬質の材料で
形成されているためバイトが逃げ、僅かに膨出部5の外
周部5aがフランジ部2の上面2aと段差なく切削され
る。
このため、膨出部5は中央部分が盛り上がった蒲鉾形状
となるが、図示の実施例に示すように、平面形状を菱形
に形成し、その長軸が隣接する挿通孔4の中心を通る直
線A上に一致させた先細り形状とすることにより、バイ
トで切削加工したときに、膨出部5の外周部5aのみが
フランジ部2の上面2aと段差なく切削されるようにし
たものである。
而して、第4図に示すように、前記フランジ部2の上面
2aにパッキング6を介して他方の機械部品7の接合面
を接合し、フランジ部2の挿通孔4に挿入したボルト3
により固定すると、隣接の挿通孔4間には、フランジ部
2の上面2aより盛り上がった膨出部5が形成されてい
るので、第5図の(ロ)の破線IIで示すように、シール
するのに充分な面圧が確保でき、油漏れ等の不都合を解
決することができる。
〔考案の効果〕
本考案に係る機械部品の接合部構造は、上記のように、
フランジ部に形成した隣接するボルト挿通孔間に、フラ
ンジ部より硬質材からなる膨出部を設けるとゝもに、該
膨出部の外周をフランジ部の上面と段差がないように形
成したものであるので、フランジ部を介して他の機械部
品に組み付けたときに、挿通孔間に充分な面圧を確保す
ることができて水や油漏れ等の不都合を解決することが
できると共に、ボルトスパンが長く取れるので設計上有
利となる。また、フランジ部2の上面2aの切削加工
は、フライス盤により通常の加工方法で行うことができ
るので、加工も容易であるといった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る接合部構造を適用した機械部品の
要部の斜視図、第2図は第1図のII-II線断面図、第3
図は第1図のIII-III線断面図、第4図は同接合部構造
を適用した機械部品の他の機械部品との接合状態を示す
要部の側面図、第5図(イ)はボルトの軸力分布説明
図、同図(ロ)はボルトによる接合部の面圧特性を示す
図、第6図は従来のオイルバン及びシールパッキングの
分解斜視図、第7図は同オイルバンのフランジ部の部分
拡大図、第8図はオイルバンをシリンダブロックに取り
つけた状態の部分側面図である。 1,7・・・機械部品、2・・・フランジ部、3・・・
ボルト、4・・・挿通孔、5・膨出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フランジ部に形成した隣接するボルト挿通
    孔間に、フランジ部より硬質材からなる膨出部を設ける
    とゝもに、該膨出部の外周をフランジ部の上面と段差が
    ないように形成したことを特徴とする機械部品の接合部
    構造。
JP13885388U 1988-10-25 1988-10-25 機械部品の接合部構造 Expired - Lifetime JPH06689Y2 (ja)

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JP13885388U JPH06689Y2 (ja) 1988-10-25 1988-10-25 機械部品の接合部構造

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JPH0259360U JPH0259360U (ja) 1990-04-27
JPH06689Y2 true JPH06689Y2 (ja) 1994-01-05

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ID=31401577

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