JPH0668912A - バッテリとバッテリ課金方法 - Google Patents
バッテリとバッテリ課金方法Info
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- JPH0668912A JPH0668912A JP4241229A JP24122992A JPH0668912A JP H0668912 A JPH0668912 A JP H0668912A JP 4241229 A JP4241229 A JP 4241229A JP 24122992 A JP24122992 A JP 24122992A JP H0668912 A JPH0668912 A JP H0668912A
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/36—Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
- G01R31/3644—Constructional arrangements
- G01R31/3648—Constructional arrangements comprising digital calculation means, e.g. for performing an algorithm
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/36—Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
- G01R31/396—Acquisition or processing of data for testing or for monitoring individual cells or groups of cells within a battery
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- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10S320/18—Indicator or display
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- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 交換型のバッテリの残存電力量を把握して機
器の使用安全性を確保でき、しかも正しい電気料金を把
握する。 【構成】 残存電力量を検知するために、充放電回数の
計測手段14と、充放電回数に関する情報を表示する表
示手段16と、充放電回数に関する情報を出力する出力
手段18と、を備える。
器の使用安全性を確保でき、しかも正しい電気料金を把
握する。 【構成】 残存電力量を検知するために、充放電回数の
計測手段14と、充放電回数に関する情報を表示する表
示手段16と、充放電回数に関する情報を出力する出力
手段18と、を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリとバッテリの
課金方法に関するものである。
課金方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、機器には、バッテリに充電されて
いる電力を利用する形式のものがある。このバッテリに
は、据え付けタイプのバッテリと、交換タイプのバッテ
リいわゆるカートリッジバッテリがある。この機器を作
動するために据え付けタイプのバッテリを使用する場合
には、据え付けたバッテリにおける使用電力量は、使用
後そのバッテリに充電するのに要する電力量をもって簡
単に知ることができる。したがって、使用者に要求する
電気料金は、このバッテリに充電するのに要する電力量
に金額を掛ければ求められる
いる電力を利用する形式のものがある。このバッテリに
は、据え付けタイプのバッテリと、交換タイプのバッテ
リいわゆるカートリッジバッテリがある。この機器を作
動するために据え付けタイプのバッテリを使用する場合
には、据え付けたバッテリにおける使用電力量は、使用
後そのバッテリに充電するのに要する電力量をもって簡
単に知ることができる。したがって、使用者に要求する
電気料金は、このバッテリに充電するのに要する電力量
に金額を掛ければ求められる
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、機器を作動
するために交換タイプのカートリッジバッテリを使用す
る場合には、使用後のカートリッジバッテリの電力量を
完全に使い切った状態であるとは限らず残存電力量があ
る。 たとえば、放送機器や電気自動車などの移動体用
のカートリッジバッテリを使用する場合には、使用安全
性を考慮してカートリッジバッテリの電力量を全部使い
切るまで使用しないのが常である。したがって、交換タ
イプのカートリッジバッテリを使用する場合には、使用
者に要求する電気料金を求めるいわゆる電気代課金シス
テムは容易には構築できない。特にカートリッジバッテ
リの供給者と使用者が異なる場合にこの問題は交換タイ
プのカートリッジバッテリの普及を妨げるので深刻であ
る。
するために交換タイプのカートリッジバッテリを使用す
る場合には、使用後のカートリッジバッテリの電力量を
完全に使い切った状態であるとは限らず残存電力量があ
る。 たとえば、放送機器や電気自動車などの移動体用
のカートリッジバッテリを使用する場合には、使用安全
性を考慮してカートリッジバッテリの電力量を全部使い
切るまで使用しないのが常である。したがって、交換タ
イプのカートリッジバッテリを使用する場合には、使用
者に要求する電気料金を求めるいわゆる電気代課金シス
テムは容易には構築できない。特にカートリッジバッテ
リの供給者と使用者が異なる場合にこの問題は交換タイ
プのカートリッジバッテリの普及を妨げるので深刻であ
る。
【0004】もし、充電一回につき一律いくらとする
と、あまり使ってないうちにカートリッジバッテリの交
換をしてしまった場合に、正しい電気料金を要求できず
しかもコストがかさむことにもなる。このため使用者は
カートリッジバッテリの電気代節約とバッテリ切れのリ
スクの葛藤に悩むという欠点があった。
と、あまり使ってないうちにカートリッジバッテリの交
換をしてしまった場合に、正しい電気料金を要求できず
しかもコストがかさむことにもなる。このため使用者は
カートリッジバッテリの電気代節約とバッテリ切れのリ
スクの葛藤に悩むという欠点があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであって、使用者は交換型のバッテリの残存電力
量を把握して機器の使用安全性を確保でき、しかも正し
い電気料金を把握しながら場合によっては交換時にバッ
テリの償却費まで換算して使用できるバッテリとバッテ
リの課金方法を提供することを目的としている。
たものであって、使用者は交換型のバッテリの残存電力
量を把握して機器の使用安全性を確保でき、しかも正し
い電気料金を把握しながら場合によっては交換時にバッ
テリの償却費まで換算して使用できるバッテリとバッテ
リの課金方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、 残存電力量を検知するために、充放電回数の
計測手段を備えたバッテリにより、達成される。
っては、 残存電力量を検知するために、充放電回数の
計測手段を備えたバッテリにより、達成される。
【0007】また、上記目的は、本発明にあっては、残
存電力量を検知するために、充放電回数の計測手段と、
充放電回数に関する情報を表示する表示手段と、を備え
たバッテリにより、達成される。
存電力量を検知するために、充放電回数の計測手段と、
充放電回数に関する情報を表示する表示手段と、を備え
たバッテリにより、達成される。
【0008】また、上記目的は、本発明にあっては、残
存電力量を検知するために、充放電回数の計測手段と、
充放電回数に関する情報を表示する表示手段と、充放電
回数に関する情報を出力する出力手段と、を備えたバッ
テリにより、達成される。
存電力量を検知するために、充放電回数の計測手段と、
充放電回数に関する情報を表示する表示手段と、充放電
回数に関する情報を出力する出力手段と、を備えたバッ
テリにより、達成される。
【0009】好ましくは前記計測手段には、充放電回数
を充放電の深度にもとずいてカウントするカウント補正
手段を備えている。
を充放電の深度にもとずいてカウントするカウント補正
手段を備えている。
【0010】好ましくは前記計測手段には、温度センサ
を備え、しかもこの温度センサで検知された温度の表示
手段と温度の出力手段の少なくとも一方を備えている。
を備え、しかもこの温度センサで検知された温度の表示
手段と温度の出力手段の少なくとも一方を備えている。
【0011】好ましくは前記計測手段には、電圧の測定
手段を備え、しかもこの測定手段で検知された電圧の表
示手段と電圧の出力手段の少なくとも一方を備えてい
る。
手段を備え、しかもこの測定手段で検知された電圧の表
示手段と電圧の出力手段の少なくとも一方を備えてい
る。
【0012】好ましくは 前記計測手段は、前記電圧、
温度、および充放電回数から残存電力量を演算するため
の演算手段を備え、この残存電力量の表示手段と残存電
力量の出力手段の少なくとも一方を備えている。
温度、および充放電回数から残存電力量を演算するため
の演算手段を備え、この残存電力量の表示手段と残存電
力量の出力手段の少なくとも一方を備えている。
【0013】好ましくはバッテリの種類を識別するため
の識別信号を出力する識別信号出力手段を備える。
の識別信号を出力する識別信号出力手段を備える。
【0014】好ましくは前記出力手段に接続するための
接続装置を備える。
接続装置を備える。
【0015】好ましくは前記接続装置は、バッテリの種
類を識別するための識別信号を出力する識別信号出力手
段を備える。
類を識別するための識別信号を出力する識別信号出力手
段を備える。
【0016】上記目的は、本発明にあっては、バッテリ
の残存電力量を検知するために充放電回数を計測し、得
られた充放電回数にもとずいてバッテリの残存電力量を
検知して使用電力量の使用料金を設定するバッテリ課金
方法により、達成される。
の残存電力量を検知するために充放電回数を計測し、得
られた充放電回数にもとずいてバッテリの残存電力量を
検知して使用電力量の使用料金を設定するバッテリ課金
方法により、達成される。
【0017】好ましくは、交換式のバッテリである
【0018】好ましくは、リチウムイオン二次電池であ
る。
る。
【0019】
【作用】上記構成によれば、計測手段によりバッテリの
充放電回数ともいう使用回数を検知する。必要により充
放電回数に関する情報を表示手段で表示し、出力手段に
より出力する。充放電回数は、好ましくは充放電の深さ
に応じて数える。温度センサにより温度に関する情報
と、電圧の測定手段により電圧に関する情報を得ること
により、より正確な残存電力量を得る。
充放電回数ともいう使用回数を検知する。必要により充
放電回数に関する情報を表示手段で表示し、出力手段に
より出力する。充放電回数は、好ましくは充放電の深さ
に応じて数える。温度センサにより温度に関する情報
と、電圧の測定手段により電圧に関する情報を得ること
により、より正確な残存電力量を得る。
【0020】バッテリの残存電力量に課金するには、バ
ッテリの充放電回数を計測し、得られた充放電回数にも
とずいて残存電力量を検知して使用した電力量の使用料
金を設定する。
ッテリの充放電回数を計測し、得られた充放電回数にも
とずいて残存電力量を検知して使用した電力量の使用料
金を設定する。
【0021】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様に限られるものではない。
基づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様に限られるものではない。
【0022】図1は、本発明のバッテリの好ましい実施
例の構成を示している。バッテリ10は、バッテリ本体
12、計測手段14、出力手段18、測定部20などを
有している。
例の構成を示している。バッテリ10は、バッテリ本体
12、計測手段14、出力手段18、測定部20などを
有している。
【0023】バッテリ本体12は、いわゆる交換式のカ
ートリッジバッテリであり、好ましくはリチウムイオン
二次電池が採用できる。リチウムイオン二次電池は、後
で述べるようにその放電特性が他のバッテリと異なり電
圧が放電とともに比較的なだらかに低下する特徴があ
り、たとえば放電初期では電圧が4,2ボルトで放電終
期を3ボルトとすることができる。このバッテリ本体1
2は、たとえば電気自動車Aの駆動用に使用する。以下
の実施例では電気自動車AMのための交換用のバッテリ
を対象にして話を進めることにする。
ートリッジバッテリであり、好ましくはリチウムイオン
二次電池が採用できる。リチウムイオン二次電池は、後
で述べるようにその放電特性が他のバッテリと異なり電
圧が放電とともに比較的なだらかに低下する特徴があ
り、たとえば放電初期では電圧が4,2ボルトで放電終
期を3ボルトとすることができる。このバッテリ本体1
2は、たとえば電気自動車Aの駆動用に使用する。以下
の実施例では電気自動車AMのための交換用のバッテリ
を対象にして話を進めることにする。
【0024】バッテリ本体12には計測手段14と接続
装置28が接続されている。この計測手段14には、表
示手段16、出力手段18、測定部20がそれぞれ接続
されている。測定部20は電圧計22、温度センサ2
4、時計26、電流計29を有している。
装置28が接続されている。この計測手段14には、表
示手段16、出力手段18、測定部20がそれぞれ接続
されている。測定部20は電圧計22、温度センサ2
4、時計26、電流計29を有している。
【0025】計測手段14は、演算手段30を有してい
る。この計測手段14は、後で詳しく述べるようにバッ
テリ本体12の残存電力量を検知するためにバッテリ本
体12の充放電回数Nを計測をする。電圧計22は、バ
ッテリ本体12の電圧もしくはバッテリ本体12の各セ
ルの電圧を測定して電圧に関する情報を与える。温度セ
ンサ24は、バッテリ本体12もしくはバッテリ本体1
2の周囲の温度を測定して、温度に関する情報を与え
る。時計26は時間を知らせる。
る。この計測手段14は、後で詳しく述べるようにバッ
テリ本体12の残存電力量を検知するためにバッテリ本
体12の充放電回数Nを計測をする。電圧計22は、バ
ッテリ本体12の電圧もしくはバッテリ本体12の各セ
ルの電圧を測定して電圧に関する情報を与える。温度セ
ンサ24は、バッテリ本体12もしくはバッテリ本体1
2の周囲の温度を測定して、温度に関する情報を与え
る。時計26は時間を知らせる。
【0026】演算手段30は、電圧計22からの電圧に
関する情報、温度センサ24からの温度に関する情報、
電流計29からの電流に関する情報、およびバッテリ本
体12の充放電回数Nにもとずいてバッテリ本体12の
残存電力量を演算する。接続装置28は出力手段18に
接続されており、バッテリの識別信号出力部32を有し
ている。このバッテリの識別信号出力部32は、バッテ
リ本体12の種類を識別するためのものである。この実
施例では、識別信号出力部32はバッテリ本体12を交
換式のリチウムイオン二次電池と識別する。
関する情報、温度センサ24からの温度に関する情報、
電流計29からの電流に関する情報、およびバッテリ本
体12の充放電回数Nにもとずいてバッテリ本体12の
残存電力量を演算する。接続装置28は出力手段18に
接続されており、バッテリの識別信号出力部32を有し
ている。このバッテリの識別信号出力部32は、バッテ
リ本体12の種類を識別するためのものである。この実
施例では、識別信号出力部32はバッテリ本体12を交
換式のリチウムイオン二次電池と識別する。
【0027】表示手段16は、上記バッテリ本体12の
充放電回数N,温度、電圧、電流値およびバッテリ本体
12の種類のうちの少なくとも1つを表示できる。この
表示手段16は、たとえば液晶表示装置やCRTディス
プレイである。入出力手段18は、上記バッテリ本体1
2の充放電回数N,温度、電圧、電流値およびバッテリ
本体12の種類のうちの少なくとも1つを、外部のたと
えばプリンタ34やホストコンピュータ101に出力も
しくはホストコンピュータ101に入力可能である。こ
れらの表示手段16と入出力手段18は、必要によりも
しくは仕様により少なくとも一方があればよい。
充放電回数N,温度、電圧、電流値およびバッテリ本体
12の種類のうちの少なくとも1つを表示できる。この
表示手段16は、たとえば液晶表示装置やCRTディス
プレイである。入出力手段18は、上記バッテリ本体1
2の充放電回数N,温度、電圧、電流値およびバッテリ
本体12の種類のうちの少なくとも1つを、外部のたと
えばプリンタ34やホストコンピュータ101に出力も
しくはホストコンピュータ101に入力可能である。こ
れらの表示手段16と入出力手段18は、必要によりも
しくは仕様により少なくとも一方があればよい。
【0028】計測手段14は、好ましくはマイクロコン
ピュータである。計測手段14には、バッテリ本体12
の固有の過去の使用実績から得られるバッテリ本体12
の劣化度を記憶させてある。たとえば、このバッテリ本
体12の劣化度とは、バッテリ本体12の温度、と充放
電回数Nと、により決まる。
ピュータである。計測手段14には、バッテリ本体12
の固有の過去の使用実績から得られるバッテリ本体12
の劣化度を記憶させてある。たとえば、このバッテリ本
体12の劣化度とは、バッテリ本体12の温度、と充放
電回数Nと、により決まる。
【0029】バッテリ本体12はリチウムイオン二次電
池であるが、リチウムイオン二次電池は、図2に示す放
電特性を有している。図2において放電曲線Lは例え
ば、負極にリチウムをドープ、脱ドープできる炭素質材
料を正極にはリチウムと遷移金属の複合酸化物を用いる
リチウムイオン二次電池を示しており、比較のためにさ
らにニッケルーカドミウム二次電池を放電曲線Mで示し
ている。放電曲線Mで示すように、ニッケルーカドミウ
ム二次電池は放電容量が増加していっても電圧はほとん
ど変わらない。しかも電圧が低い。
池であるが、リチウムイオン二次電池は、図2に示す放
電特性を有している。図2において放電曲線Lは例え
ば、負極にリチウムをドープ、脱ドープできる炭素質材
料を正極にはリチウムと遷移金属の複合酸化物を用いる
リチウムイオン二次電池を示しており、比較のためにさ
らにニッケルーカドミウム二次電池を放電曲線Mで示し
ている。放電曲線Mで示すように、ニッケルーカドミウ
ム二次電池は放電容量が増加していっても電圧はほとん
ど変わらない。しかも電圧が低い。
【0030】これに対して、リチウムイオン二次電池で
は、既に説明したように放電曲線Lで示すように、ニッ
ケルーカドミウム二次電池などのほかの電池とは異な
り、例えば、放電初期では4,2ボルトで放電終期では
3ボルトとなり変動が大きい。しかもリチウムイオン二
次電池は、ニッケルーカドミウム二次電池などのほかの
電池に比べて電圧が高い。リチウムイオン二次電池は完
全に放電してしまうと劣化が大きくなるので、使用限度
の電圧をきめることが好ましい。そこで、例えば使用限
度の電圧を3,5ボルトに決める。3,5ボルトであれ
ば、残存電力量ともいう残存有効電力量は、例えば放電
終期を3ボルトとすると斜線部Sで示すように、放電に
伴う電圧降下が大きいという特性から、ニッケルーカド
ミウム二次電池などのほかの電池に比べて、容易に推測
できるのである。即ち、放電曲線Mを示す二次電池でも
電池電圧から残存電力量を推定できるが、放電曲線Lを
示す二次電池の方が電池電圧から残存電力量を推定し易
い。
は、既に説明したように放電曲線Lで示すように、ニッ
ケルーカドミウム二次電池などのほかの電池とは異な
り、例えば、放電初期では4,2ボルトで放電終期では
3ボルトとなり変動が大きい。しかもリチウムイオン二
次電池は、ニッケルーカドミウム二次電池などのほかの
電池に比べて電圧が高い。リチウムイオン二次電池は完
全に放電してしまうと劣化が大きくなるので、使用限度
の電圧をきめることが好ましい。そこで、例えば使用限
度の電圧を3,5ボルトに決める。3,5ボルトであれ
ば、残存電力量ともいう残存有効電力量は、例えば放電
終期を3ボルトとすると斜線部Sで示すように、放電に
伴う電圧降下が大きいという特性から、ニッケルーカド
ミウム二次電池などのほかの電池に比べて、容易に推測
できるのである。即ち、放電曲線Mを示す二次電池でも
電池電圧から残存電力量を推定できるが、放電曲線Lを
示す二次電池の方が電池電圧から残存電力量を推定し易
い。
【0031】図2に示した放電特性は基本的な特性であ
るが、この放電特性は、温度によってかなり変わってく
る。つまりリチウムイオン二次電池を電圧だけの監視で
残存有効電力量を推定するのには無理がある。図3に示
すように、摂氏20度のときの温度特性と摂氏マイナス
20度のときの温度特性を比べると、3、5ボルトのと
きを見てもかなり異なっている。そのために、バッテリ
本体12の温度が幾らになっているかは重要である。図
1に示した温度センサ24は好ましくはバッテリ本体1
2の各セルに対応して設けるのがよいが、各セルの構造
もしくは構成が同じであれば1つのセルに対応して1つ
の温度センサを設けて、ほかのセルの温度を代表するよ
うにしてもよい。
るが、この放電特性は、温度によってかなり変わってく
る。つまりリチウムイオン二次電池を電圧だけの監視で
残存有効電力量を推定するのには無理がある。図3に示
すように、摂氏20度のときの温度特性と摂氏マイナス
20度のときの温度特性を比べると、3、5ボルトのと
きを見てもかなり異なっている。そのために、バッテリ
本体12の温度が幾らになっているかは重要である。図
1に示した温度センサ24は好ましくはバッテリ本体1
2の各セルに対応して設けるのがよいが、各セルの構造
もしくは構成が同じであれば1つのセルに対応して1つ
の温度センサを設けて、ほかのセルの温度を代表するよ
うにしてもよい。
【0032】充放電回数Nは、使用回数であるので使用
回数ともいう。この使用回数が異なると、やはりリチウ
ムイオン二次電池の放電特性が異なる。図4に示すよう
に、たとえば200回使用したものと、1200回使用
したものとは放電特性が異なる。領域V1と領域V2と
では、1200回使用した領域V2のほうが早く放電し
てしまう。よって、使用回数を知ることにより残存電力
量の推定がより確かとなる上に、使用回数を知るだけで
も電池の寿命を予想できる。通常二次電池では初期の充
電電力量の6割ないし8割を保証してこれをサイクル寿
命としている。
回数ともいう。この使用回数が異なると、やはりリチウ
ムイオン二次電池の放電特性が異なる。図4に示すよう
に、たとえば200回使用したものと、1200回使用
したものとは放電特性が異なる。領域V1と領域V2と
では、1200回使用した領域V2のほうが早く放電し
てしまう。よって、使用回数を知ることにより残存電力
量の推定がより確かとなる上に、使用回数を知るだけで
も電池の寿命を予想できる。通常二次電池では初期の充
電電力量の6割ないし8割を保証してこれをサイクル寿
命としている。
【0033】図4において、3ボルトないし3、3ボル
ト付近の電圧降下率dv/dAHは使用回数の大きさで
異なる。これらの電圧降下率dv/dAHは図5に拡大
して示す。放電曲線L3は使用回数が200のときであ
り、放電曲線L4は使用回数が1200のときである。
この現象を利用して残存電力量の予測に使用するのであ
る。つまり、図1の電圧計22の電圧が3、3ボルトな
いし3ボルトに下がった時点で、計測手段14の演算手
段30は電圧降下率dv/dAHの値を計算しサンプリ
ングする。サンプリングした電圧降下率dv/dAHの
値を、予め得られている電圧降下率dv/dAHの値と
使用回数Nとの対比表に対比させることで使用回数が何
回かを求めることもできる。
ト付近の電圧降下率dv/dAHは使用回数の大きさで
異なる。これらの電圧降下率dv/dAHは図5に拡大
して示す。放電曲線L3は使用回数が200のときであ
り、放電曲線L4は使用回数が1200のときである。
この現象を利用して残存電力量の予測に使用するのであ
る。つまり、図1の電圧計22の電圧が3、3ボルトな
いし3ボルトに下がった時点で、計測手段14の演算手
段30は電圧降下率dv/dAHの値を計算しサンプリ
ングする。サンプリングした電圧降下率dv/dAHの
値を、予め得られている電圧降下率dv/dAHの値と
使用回数Nとの対比表に対比させることで使用回数が何
回かを求めることもできる。
【0034】充放電回数ともいう使用回数Nは、たとえ
ば図6に示す手順で図1の計測手段14の演算手段30
が決定する。図1の計測手段14には第一メモリと第二
メモリ(図示せず)がある。第一メモリには、各温度毎
の電圧降下率dv/dAHの値と使用回数Nとの相関デ
ータが記憶されている。第二メモリには以前の古い使用
回数Noldがすでに記憶されている。
ば図6に示す手順で図1の計測手段14の演算手段30
が決定する。図1の計測手段14には第一メモリと第二
メモリ(図示せず)がある。第一メモリには、各温度毎
の電圧降下率dv/dAHの値と使用回数Nとの相関デ
ータが記憶されている。第二メモリには以前の古い使用
回数Noldがすでに記憶されている。
【0035】バッテリ本体12の電圧が、電圧計22に
おいてたとえば3、3ボルトを下回ったときに、現時点
での計測手段14で計算されたバッテリ本体12の電圧
降下率dv/dAHの値と、温度センサ24で得られる
温度Tとを、計測手段14の演算手段30に与える。こ
れにより、計測手段14の演算手段30は、第一メモリ
に記憶されている上記相関データから,現時点での電圧
降下率dv/dAHの値と温度Tに対応した使用回数N
newを抽出する。この得られた使用回数Nnewを古
い使用回数Noldと比較する。比較の結果、得られた
使用回数Nnewが大きい場合には決定使用回数Nを使
用回数Nnewとする。もし古い使用回数Noldが大
きい場合には決定使用回数Nを古い使用回数Noldと
する。このようにして決定された決定使用回数Nを第二
メモリに格納する。
おいてたとえば3、3ボルトを下回ったときに、現時点
での計測手段14で計算されたバッテリ本体12の電圧
降下率dv/dAHの値と、温度センサ24で得られる
温度Tとを、計測手段14の演算手段30に与える。こ
れにより、計測手段14の演算手段30は、第一メモリ
に記憶されている上記相関データから,現時点での電圧
降下率dv/dAHの値と温度Tに対応した使用回数N
newを抽出する。この得られた使用回数Nnewを古
い使用回数Noldと比較する。比較の結果、得られた
使用回数Nnewが大きい場合には決定使用回数Nを使
用回数Nnewとする。もし古い使用回数Noldが大
きい場合には決定使用回数Nを古い使用回数Noldと
する。このようにして決定された決定使用回数Nを第二
メモリに格納する。
【0036】ところで、バッテリ本体12の残存電力量
WHは、使用回数N、温度T,および現在の電圧Vの関
数である。つまり数式1で表すことができる。
WHは、使用回数N、温度T,および現在の電圧Vの関
数である。つまり数式1で表すことができる。
【数1】 この使用回数N、温度T,および現在の電圧Vが、それ
ぞれ異なる各場合の測定データが十分にあるとした場合
には、バッテリ本体12の残存電力量WHは、数式2の
多項次近似式で表される。
ぞれ異なる各場合の測定データが十分にあるとした場合
には、バッテリ本体12の残存電力量WHは、数式2の
多項次近似式で表される。
【数2】 数式2を展開して測定データを代入してやり、最小2乗
法により、a,b,c,...α、β、γ、....
A,B,C,...の各定数を決定すれば、バッテリ本
体12の残存電力量WHの値を求めるための関数f
(N,T,V)が決定される。
法により、a,b,c,...α、β、γ、....
A,B,C,...の各定数を決定すれば、バッテリ本
体12の残存電力量WHの値を求めるための関数f
(N,T,V)が決定される。
【0037】次に、図1に示したバッテリ10の構成の
一例を詳しく説明する。まず、図7を参照する。
一例を詳しく説明する。まず、図7を参照する。
【0038】図1に示したバッテリ本体12は、図7に
示すように複数のセルCE1,CE2,..CEnを有
している。これらのセルは直列接続されている。セルC
E1のプラス極には端子+EBが接続されているととも
に、CEnのマイナス極には端子−EBが接続されてい
る。これらの端子には電気自動車Aのモータが接続され
る。ライン70にはパワーダウンスイッチ74が設けら
れているとともに、ライン72には充放電スイッチ76
が設けられている。
示すように複数のセルCE1,CE2,..CEnを有
している。これらのセルは直列接続されている。セルC
E1のプラス極には端子+EBが接続されているととも
に、CEnのマイナス極には端子−EBが接続されてい
る。これらの端子には電気自動車Aのモータが接続され
る。ライン70にはパワーダウンスイッチ74が設けら
れているとともに、ライン72には充放電スイッチ76
が設けられている。
【0039】図1の計測手段14は、図7に示すように
演算手段30、バスライン80、電圧計22、電流計2
9、入出力制御部86、パワーダウン制御部88、起動
回路90、電池バランス92、スイッチ制御器94、過
電流検出器96、パワーダウンスイッチ74、外部I/
O98、および充電検出器100を有している。上記演
算手段30は、CPU110とプログラム部112を有
している。電流計29は、電池バランス92、スイッチ
制御器94、過電流検出器96、パワーダウンスイッチ
74、および充放電検出器100を有している。
演算手段30、バスライン80、電圧計22、電流計2
9、入出力制御部86、パワーダウン制御部88、起動
回路90、電池バランス92、スイッチ制御器94、過
電流検出器96、パワーダウンスイッチ74、外部I/
O98、および充電検出器100を有している。上記演
算手段30は、CPU110とプログラム部112を有
している。電流計29は、電池バランス92、スイッチ
制御器94、過電流検出器96、パワーダウンスイッチ
74、および充放電検出器100を有している。
【0040】バスライン80には、CPU110とプロ
グラム部112、A/Dコンバータ82,入出力制御部
86、パワーダウン制御部88、外部I/O98、およ
び表示部61、温度センサ24などが接続されている。
端子+EBと−EBに充電源(図示せず)を接続して使
用済みのバッテリを充電する場合に、充電検出器100
が所定の充電電力量の値を越える値に充電されていると
判断すると、起動回路90はパワーダウン制御部88起
動してパワーダウンスイッチ74をオンすることによ
り、バッテリ本体12をパワーダウンできる。さらに、
充電検出器100が所定の充電電力量の値に達していな
いと判断すると、起動回路90はスイッチ制御器94を
制御して充放電スイッチ76をオンする。これにより充
電源から端子+EBと−EBを介してバッテリ本体12
に強制充電することができる。また過電流検出器96が
過電流を検出すると、入出力制御部86に伝えられる。
グラム部112、A/Dコンバータ82,入出力制御部
86、パワーダウン制御部88、外部I/O98、およ
び表示部61、温度センサ24などが接続されている。
端子+EBと−EBに充電源(図示せず)を接続して使
用済みのバッテリを充電する場合に、充電検出器100
が所定の充電電力量の値を越える値に充電されていると
判断すると、起動回路90はパワーダウン制御部88起
動してパワーダウンスイッチ74をオンすることによ
り、バッテリ本体12をパワーダウンできる。さらに、
充電検出器100が所定の充電電力量の値に達していな
いと判断すると、起動回路90はスイッチ制御器94を
制御して充放電スイッチ76をオンする。これにより充
電源から端子+EBと−EBを介してバッテリ本体12
に強制充電することができる。また過電流検出器96が
過電流を検出すると、入出力制御部86に伝えられる。
【0041】次に、図8は電圧計22の構成を詳しく示
している。電圧計22は、A/Dコンバータ82、入力
切換器120、制御部130、電源132およびフォト
カプラ140を有している。
している。電圧計22は、A/Dコンバータ82、入力
切換器120、制御部130、電源132およびフォト
カプラ140を有している。
【0042】各単セルCE毎の電圧の監視が可能なよう
に、各単セルCEから端子が出されている。これらの端
子に入力切換器120ともいう入力切換スイッチが接続
されている。入力切換器120が切り換えられたとき
に、切り換えられた出力電圧が各単セルCE電圧となる
ようにスイッチSW1とSW2が連動して切り換わるよ
うになっている。A/Dコンバータ82はスイッチSW
1とSW2の電位差、すなわち単セルCEの電圧をデジ
タルデータに変換する。A/Dコンバータ82の内部
は、スイッチSW1をGNDレベルとして比較電圧を作
りスイッチSW1の電圧を変換するようになっている
(図示せず)。スイッチSW1とSW2が順次連動して
切り換わることにより、直列になった各セルの端子電圧
データを時間的に順次監視できる。セルの容量と電圧の
関係が予め分かっていれば、電圧データから残存電気容
量を知ることができる。
に、各単セルCEから端子が出されている。これらの端
子に入力切換器120ともいう入力切換スイッチが接続
されている。入力切換器120が切り換えられたとき
に、切り換えられた出力電圧が各単セルCE電圧となる
ようにスイッチSW1とSW2が連動して切り換わるよ
うになっている。A/Dコンバータ82はスイッチSW
1とSW2の電位差、すなわち単セルCEの電圧をデジ
タルデータに変換する。A/Dコンバータ82の内部
は、スイッチSW1をGNDレベルとして比較電圧を作
りスイッチSW1の電圧を変換するようになっている
(図示せず)。スイッチSW1とSW2が順次連動して
切り換わることにより、直列になった各セルの端子電圧
データを時間的に順次監視できる。セルの容量と電圧の
関係が予め分かっていれば、電圧データから残存電気容
量を知ることができる。
【0043】バッテリ本体12もしくは各セルCEの残
存電力量は、基本的には図2に示すようになっている
が、この残存電力量はすでに述べたように温度により図
3に示すように変化してしまう。そこで図7の温度セン
サ24により温度データを得る必要がある。温度は、各
セル毎または複数のセルを代表することができる場所に
温度センサ24を設定することで測定する必要がある。
温度センサ24ともいう温度計測素子からの出力は、ア
ナログ出力の場合はA/Dコンバータによりデジタル信
号に変換する。A/Dコンバータは電圧測定用のA/D
コンバータ82を流用してもよいし、別途設けてもよ
い。
存電力量は、基本的には図2に示すようになっている
が、この残存電力量はすでに述べたように温度により図
3に示すように変化してしまう。そこで図7の温度セン
サ24により温度データを得る必要がある。温度は、各
セル毎または複数のセルを代表することができる場所に
温度センサ24を設定することで測定する必要がある。
温度センサ24ともいう温度計測素子からの出力は、ア
ナログ出力の場合はA/Dコンバータによりデジタル信
号に変換する。A/Dコンバータは電圧測定用のA/D
コンバータ82を流用してもよいし、別途設けてもよ
い。
【0044】バッテリ本体12もしくは各セルCEの残
存電力量は、基本的には温度Tと端子電圧Vが主なファ
クタであるが、充放電回数Nにも密接に関係している。
この充放電回数N、充放電の深さ、過放電や過充電、各
セルCEのバラツキなどは寿命予測に役立つ重要なデー
タである。これらのデータは図7の演算手段30のCP
U110により演算され必要とされる処理を行う。この
処理としては、詳しくは説明しないがバッテリ本体12
の保護、残存電力量や附帯項目表示、各種経歴の記憶、
システム制御、I/O制御などがある。
存電力量は、基本的には温度Tと端子電圧Vが主なファ
クタであるが、充放電回数Nにも密接に関係している。
この充放電回数N、充放電の深さ、過放電や過充電、各
セルCEのバラツキなどは寿命予測に役立つ重要なデー
タである。これらのデータは図7の演算手段30のCP
U110により演算され必要とされる処理を行う。この
処理としては、詳しくは説明しないがバッテリ本体12
の保護、残存電力量や附帯項目表示、各種経歴の記憶、
システム制御、I/O制御などがある。
【0045】図7の外部I/O98とマルチコネクタ9
9は図1の入出力手段18である。使用したバッテリ本
体12の電力量の使用料金は、次のような課金方法によ
り求める。すなわち、図7の外部I/O98にはマルチ
コネクタ99を介してホストコンピュータ101に対し
て課金に必要な情報を送る。この課金に必要な計算は、
単価の変更、寿命の予測、その他の要因で変更が多く、
統計的に処理等複雑であるので、ホストコンピュータ1
01で行うのが実用的である。また後述するニューラル
ネットワーク等を外部にもち高度な処理で得られた経験
値等で内部CPU演算の較正、変更等も有効である。一
例として、数式3に示すように、有効な残存電力量WH
はバッテリ本体12の劣化度に対して、図7の電圧計2
2により得られる電圧から推定される残存電力ともいう
電力残量を掛けることで得られる。なお、バッテリ同志
で交換するときは、使用したバッテリ本体12の使用電
力量の使用料金は、数式4に示すように、交換しようと
する新しいバッテリ本体12の有効な残存電力量WHか
ら交換される古いバッテリ本体12の有効な残存電力量
WHを差し引いて、その得られた値にある定数を掛ける
ことにより求めるようにしてもよい。この定数とは、電
力供給者が手数料として課金する為のものであり、また
充電システムを運用する為の運用費、バッテリの償却費
を加算する為のものである。なお、運用システムが会員
制等により保証されない場合には交換バッテリの新旧に
よりユーザが損得しかねないので、バッテリの劣化度に
応じて交換前後のバッテリの償却度の差を料金へ加算し
てもよい。
9は図1の入出力手段18である。使用したバッテリ本
体12の電力量の使用料金は、次のような課金方法によ
り求める。すなわち、図7の外部I/O98にはマルチ
コネクタ99を介してホストコンピュータ101に対し
て課金に必要な情報を送る。この課金に必要な計算は、
単価の変更、寿命の予測、その他の要因で変更が多く、
統計的に処理等複雑であるので、ホストコンピュータ1
01で行うのが実用的である。また後述するニューラル
ネットワーク等を外部にもち高度な処理で得られた経験
値等で内部CPU演算の較正、変更等も有効である。一
例として、数式3に示すように、有効な残存電力量WH
はバッテリ本体12の劣化度に対して、図7の電圧計2
2により得られる電圧から推定される残存電力ともいう
電力残量を掛けることで得られる。なお、バッテリ同志
で交換するときは、使用したバッテリ本体12の使用電
力量の使用料金は、数式4に示すように、交換しようと
する新しいバッテリ本体12の有効な残存電力量WHか
ら交換される古いバッテリ本体12の有効な残存電力量
WHを差し引いて、その得られた値にある定数を掛ける
ことにより求めるようにしてもよい。この定数とは、電
力供給者が手数料として課金する為のものであり、また
充電システムを運用する為の運用費、バッテリの償却費
を加算する為のものである。なお、運用システムが会員
制等により保証されない場合には交換バッテリの新旧に
よりユーザが損得しかねないので、バッテリの劣化度に
応じて交換前後のバッテリの償却度の差を料金へ加算し
てもよい。
【数3】
【数4】
【0046】バッテリ本体12が通常目につきにくいと
ころに配置してあるので、図7の外部I/O98は、操
作者がバッテリ本体12の状態を確認できる便利な場所
に、たとえば操作パネル等に表示する表示手段16を接
続することもできる。そして、図7の外部I/O98
は、バッテリ本体12で駆動しようとする負荷、たとえ
ば電気自動車AMのモータに対してバッテリ本体12の
状況に応じた制限情報を伝えたりすることに用いる。計
測手段14の内部の表示部61と、外部の表示手段16
は同じ情報を表示することができる。この制限情報はた
とえば電気自動車のモータの制御部に送られて、たとえ
ばバッテリ本体12の残存電力量WHが少なくなってき
たときに、電気自動車のモータに供給する最大電流値等
を下げることで完全放電状態に達するまでの時間を長く
するなどに有効である。
ころに配置してあるので、図7の外部I/O98は、操
作者がバッテリ本体12の状態を確認できる便利な場所
に、たとえば操作パネル等に表示する表示手段16を接
続することもできる。そして、図7の外部I/O98
は、バッテリ本体12で駆動しようとする負荷、たとえ
ば電気自動車AMのモータに対してバッテリ本体12の
状況に応じた制限情報を伝えたりすることに用いる。計
測手段14の内部の表示部61と、外部の表示手段16
は同じ情報を表示することができる。この制限情報はた
とえば電気自動車のモータの制御部に送られて、たとえ
ばバッテリ本体12の残存電力量WHが少なくなってき
たときに、電気自動車のモータに供給する最大電流値等
を下げることで完全放電状態に達するまでの時間を長く
するなどに有効である。
【0047】直列接続した電池ともいうセルCEの数が
多くなり電圧が多くなると、回路の耐電圧が問題とな
る。特にICは数Vないし十数Vで使用するものが多い
ので、図8に示すように、数十Vを越えるときには別途
電源132を用いる。このA/Dコンバータ82等のた
めの端子P,G間は、定電圧(数V)に保つように、グ
ランドが端子−EBと絶縁された電源(スイッチング電
源)から供給する。
多くなり電圧が多くなると、回路の耐電圧が問題とな
る。特にICは数Vないし十数Vで使用するものが多い
ので、図8に示すように、数十Vを越えるときには別途
電源132を用いる。このA/Dコンバータ82等のた
めの端子P,G間は、定電圧(数V)に保つように、グ
ランドが端子−EBと絶縁された電源(スイッチング電
源)から供給する。
【0048】入力切換器120が切り換わると、当然に
端子Gの端子−EBに対する電圧は変動することにな
る。また制御部130には端子−EBをグランドとする
定電圧が電源132から供給される。
端子Gの端子−EBに対する電圧は変動することにな
る。また制御部130には端子−EBをグランドとする
定電圧が電源132から供給される。
【0049】A/Dコンバータ82と制御部130の間
にフォトカプラ140を設けている。つまり、A/Dコ
ンバータ82の出力は、フォトカプラ140を介して制
御部130に伝えられるので、端子Gでの電圧の変動は
遮断されて制御部130には影響しない。このフォトカ
プラ140は、デジタルデータおよび制御データを一方
向、ものによっては双方向に伝達する必要がある。この
信号の伝達は、並列処理(パラレルデータ)として各デ
ータ毎に1つずつフォトカプラを設けることもできる
し、直列処理(シリアルデータ)としてコーディングし
て1つのフォトカプラで伝達することもできる。
にフォトカプラ140を設けている。つまり、A/Dコ
ンバータ82の出力は、フォトカプラ140を介して制
御部130に伝えられるので、端子Gでの電圧の変動は
遮断されて制御部130には影響しない。このフォトカ
プラ140は、デジタルデータおよび制御データを一方
向、ものによっては双方向に伝達する必要がある。この
信号の伝達は、並列処理(パラレルデータ)として各デ
ータ毎に1つずつフォトカプラを設けることもできる
し、直列処理(シリアルデータ)としてコーディングし
て1つのフォトカプラで伝達することもできる。
【0050】入力切換器120のスイッチSW1,SW
2は、たとえばリレーやロータリスイッチ等を使用すれ
ば容易に実現できる。なお、切り換えに要する電力は、
バッッテリ本体12の放電電流の一部であるので、でき
るだけ小電流であるのが好ましいい。そのためリレーと
しては自己保持型のもので、ロータリスイッチは間欠駆
動型のものを採用するのが好ましい。同様に、構成回路
は省電力となるようにする。たとえば、CPUのクロッ
ク周波数はできるだけ低くおさえ、表示は液晶等を用い
る。比較的大電流を要するA/Dコンバータ82は、測
定時だけ電流を流すようにするなど、構成上またはソフ
ト上の考慮をする。
2は、たとえばリレーやロータリスイッチ等を使用すれ
ば容易に実現できる。なお、切り換えに要する電力は、
バッッテリ本体12の放電電流の一部であるので、でき
るだけ小電流であるのが好ましいい。そのためリレーと
しては自己保持型のもので、ロータリスイッチは間欠駆
動型のものを採用するのが好ましい。同様に、構成回路
は省電力となるようにする。たとえば、CPUのクロッ
ク周波数はできるだけ低くおさえ、表示は液晶等を用い
る。比較的大電流を要するA/Dコンバータ82は、測
定時だけ電流を流すようにするなど、構成上またはソフ
ト上の考慮をする。
【0051】このようなシステムを交通システムに使用
した場合には、バッテリ稼働時に過放電となることは稀
であるが、万が一の場合や放置時を考えると、図7に示
したようにパワーダウンモード等の手段を備えているこ
とが好ましい。パワーダウンモード時に今までのデータ
を保持するために必要に応じてメモリバックアップ手段
を備える。
した場合には、バッテリ稼働時に過放電となることは稀
であるが、万が一の場合や放置時を考えると、図7に示
したようにパワーダウンモード等の手段を備えているこ
とが好ましい。パワーダウンモード時に今までのデータ
を保持するために必要に応じてメモリバックアップ手段
を備える。
【0052】図9は、充放電回数Nのカウントをするた
めの構成を示す図である。充放電回数Nもしくは充電回
数もしくは使用回数は、寿命予測に与える影響が大きい
のであるが、深い充放電、浅い充放電を一律に一回と数
えると正確な寿命予測にならない。しかも正確な課金を
することができない。そこで、充電開始の時にまず充電
開始電圧を記憶しておき、充電終了時の電圧を記憶し、
両者を比較して電圧差を知る。
めの構成を示す図である。充放電回数Nもしくは充電回
数もしくは使用回数は、寿命予測に与える影響が大きい
のであるが、深い充放電、浅い充放電を一律に一回と数
えると正確な寿命予測にならない。しかも正確な課金を
することができない。そこで、充電開始の時にまず充電
開始電圧を記憶しておき、充電終了時の電圧を記憶し、
両者を比較して電圧差を知る。
【0053】このようにして得られた電圧差の大小を充
放電回数に換算する。この充放電回数をいままでの充放
電回数に積算する。たとえば得られた電圧差が完全放電
と完全充電との電圧差であれば、充電1回と定めうる。
そうでなく電圧差が小さいときは0、何回(小数点以
下)と数える。この1回や0、何回と言う数字は、充放
電回の深度を表すnとする。得られた電圧差が完全放電
と完全充電との電圧差であれば、深度nは1である。ま
た電圧差が小さいときは0、何回(小数点以下)、たと
えば0、2であればこの時の深度nは0、2であり、深
度nが1に比べて小さい。図7の計測手段14のCPU
110にはこのようにして充放電回数をカウントし、そ
の際にカウント値を深度nで補正するカウント補正手段
を備えている。
放電回数に換算する。この充放電回数をいままでの充放
電回数に積算する。たとえば得られた電圧差が完全放電
と完全充電との電圧差であれば、充電1回と定めうる。
そうでなく電圧差が小さいときは0、何回(小数点以
下)と数える。この1回や0、何回と言う数字は、充放
電回の深度を表すnとする。得られた電圧差が完全放電
と完全充電との電圧差であれば、深度nは1である。ま
た電圧差が小さいときは0、何回(小数点以下)、たと
えば0、2であればこの時の深度nは0、2であり、深
度nが1に比べて小さい。図7の計測手段14のCPU
110にはこのようにして充放電回数をカウントし、そ
の際にカウント値を深度nで補正するカウント補正手段
を備えている。
【0054】さらに、充放電回数Nの換算は、各セルの
バラツキ、高温や低温状態での充電、放電、セル電圧が
高いところと低いところで充放電を繰り返す場合等も考
慮して補正するのが好ましい。このように各種要素が関
係して寿命が決まることになるので、統計的処理等が有
効な手段となる。簡易的にはもしくは実用的には、各種
要素を何段階かに分解して、たとえば充放電の電位差を
10分割するなど、それぞれの条件における換算定数を
定めて寿命の目安としてもよい。
バラツキ、高温や低温状態での充電、放電、セル電圧が
高いところと低いところで充放電を繰り返す場合等も考
慮して補正するのが好ましい。このように各種要素が関
係して寿命が決まることになるので、統計的処理等が有
効な手段となる。簡易的にはもしくは実用的には、各種
要素を何段階かに分解して、たとえば充放電の電位差を
10分割するなど、それぞれの条件における換算定数を
定めて寿命の目安としてもよい。
【0055】これらの計算は内部のCPU110で処理
することもできるし、外部のホストコンピュータのCP
Uで処理することもできる。外部のCPUで処理する場
合には、別の寿命予測手段、たとえばバッテリ本体のイ
ンピーダンス等で正確な予測をして、内部のCPUでそ
の予測を校正することもできる。
することもできるし、外部のホストコンピュータのCP
Uで処理することもできる。外部のCPUで処理する場
合には、別の寿命予測手段、たとえばバッテリ本体のイ
ンピーダンス等で正確な予測をして、内部のCPUでそ
の予測を校正することもできる。
【0056】図10は、充放電回数(充電回数)Nと寿
命の関係を示す概念図である。カーブAは完全充放電の
繰り返しをしたときのバッテリ本体の残存電力量(容
量)の変化を示している。たとえばバッテリ本体の残存
電力量が半分になるまでの充放電回数を寿命とする。カ
ーブBは、浅い充放電を繰り返したときの時バッテリ本
体の残存電力量の変化を示している。カーブBでは当然
カーブAよりも繰り返し回数は増加する。たとえば完全
充放電の時の半分の回数の充放電では回数は2倍以上に
なる。
命の関係を示す概念図である。カーブAは完全充放電の
繰り返しをしたときのバッテリ本体の残存電力量(容
量)の変化を示している。たとえばバッテリ本体の残存
電力量が半分になるまでの充放電回数を寿命とする。カ
ーブBは、浅い充放電を繰り返したときの時バッテリ本
体の残存電力量の変化を示している。カーブBでは当然
カーブAよりも繰り返し回数は増加する。たとえば完全
充放電の時の半分の回数の充放電では回数は2倍以上に
なる。
【0057】上述したようにバッテリ本体12の劣化度
を計測してしかも表示するために、図1と図7に示すよ
うに、温度センサ24、電圧計22、電流計29などを
搭載している。図11は、これらのモニタ機器から得ら
れる情報によりバッテリ本体12の劣化度を計測しよう
とするさいに、たとえば電圧に関しては、上述したよう
に前回使用時の単位電力当たりの電圧降下率を見て劣化
度を予測する。つまり使用回数の多いものほど電圧降下
率が大きい。バッテリ本体が複数のセルからできている
場合には、各セルの電圧のバラツキをチェックして通常
の寿命よりも早く寿命がきたものがないか判断する。
を計測してしかも表示するために、図1と図7に示すよ
うに、温度センサ24、電圧計22、電流計29などを
搭載している。図11は、これらのモニタ機器から得ら
れる情報によりバッテリ本体12の劣化度を計測しよう
とするさいに、たとえば電圧に関しては、上述したよう
に前回使用時の単位電力当たりの電圧降下率を見て劣化
度を予測する。つまり使用回数の多いものほど電圧降下
率が大きい。バッテリ本体が複数のセルからできている
場合には、各セルの電圧のバラツキをチェックして通常
の寿命よりも早く寿命がきたものがないか判断する。
【0058】劣化度を計測するためには、考慮すべきパ
ラメータが多いので、たとえば図7の計測手段14のプ
ログラム部112におけるプログラムのニューラルネッ
トワークにより各パラメータを経験的に重みずけをする
こともできる。メモリ140は過去の使用状況や、現在
の劣化度あるいは製造年月日を記憶しておき、計測手段
14のニューラルネットワークにフィードバックするよ
うにする。表示手段16は劣化度、充放電回数N(使用
回数)、残存電力量WHを表示する。
ラメータが多いので、たとえば図7の計測手段14のプ
ログラム部112におけるプログラムのニューラルネッ
トワークにより各パラメータを経験的に重みずけをする
こともできる。メモリ140は過去の使用状況や、現在
の劣化度あるいは製造年月日を記憶しておき、計測手段
14のニューラルネットワークにフィードバックするよ
うにする。表示手段16は劣化度、充放電回数N(使用
回数)、残存電力量WHを表示する。
【0059】図12は、使用電力量wと電圧vの関係を
示している。初回使用時と前回使用時を比べてみると、
前回使用時の方がdv/dwの傾きdv/dt(図13
参照)が大きく劣化度が大きい。ポイントR1,R2は
使用限界電圧を示している。このように傾きdv/dt
を劣化度の目安として採用することで、バッテリ本体の
劣化度に対する信頼性が向上するため、バッテリ本体の
故障による事故を防止できる。バッテリ本体の劣化度が
判明すると、バッテリ本体に蓄えられている残存電力量
も精度良く予測できる。しかも使用電力量に対して課金
する場合に、適正な料金の設定ができる。
示している。初回使用時と前回使用時を比べてみると、
前回使用時の方がdv/dwの傾きdv/dt(図13
参照)が大きく劣化度が大きい。ポイントR1,R2は
使用限界電圧を示している。このように傾きdv/dt
を劣化度の目安として採用することで、バッテリ本体の
劣化度に対する信頼性が向上するため、バッテリ本体の
故障による事故を防止できる。バッテリ本体の劣化度が
判明すると、バッテリ本体に蓄えられている残存電力量
も精度良く予測できる。しかも使用電力量に対して課金
する場合に、適正な料金の設定ができる。
【0060】なお、使用者が誤った使い方をした時(例
えばショートさせてしまったり、定格以上の大電力を放
出させたりした時)劣化が早まるのを考慮するためにd
Ah/dtを見てある程度以上であれば劣化度に加算す
る方法も追加すれば信頼性は更に向上する。
えばショートさせてしまったり、定格以上の大電力を放
出させたりした時)劣化が早まるのを考慮するためにd
Ah/dtを見てある程度以上であれば劣化度に加算す
る方法も追加すれば信頼性は更に向上する。
【0061】ところで本発明は上述した実施例に限定さ
れない。たとえば、劣化度の計測を内蔵のマイクロコン
ピュータのような計測手段で行ったが、それには限らな
い。すなわち、バッテリ本体に充電源から充電する場合
に、充電状況により劣化度が図れる訳であり、最後に充
電した時の状態から劣化度を割り出して、バッテリ本体
に記載しておくようにしてもよい。たとえばリチウムイ
オン二次電池の場合には、インピーダンスを測定するこ
とにより劣化度を推定してもよい。また、単に充放電さ
れた回数をメモリしておいて、それを劣化度とみなして
もよい。劣化によるバッテリ本体の充電電力量の変化が
小さいものであれば、純粋に電圧計測によってのみ残存
電力量を推定して、数式4により課金することもでき
る。さらにバッテリの運用の仕方によっては、数式4に
さらにバッテリの償却費を上乗せすることもできる。
れない。たとえば、劣化度の計測を内蔵のマイクロコン
ピュータのような計測手段で行ったが、それには限らな
い。すなわち、バッテリ本体に充電源から充電する場合
に、充電状況により劣化度が図れる訳であり、最後に充
電した時の状態から劣化度を割り出して、バッテリ本体
に記載しておくようにしてもよい。たとえばリチウムイ
オン二次電池の場合には、インピーダンスを測定するこ
とにより劣化度を推定してもよい。また、単に充放電さ
れた回数をメモリしておいて、それを劣化度とみなして
もよい。劣化によるバッテリ本体の充電電力量の変化が
小さいものであれば、純粋に電圧計測によってのみ残存
電力量を推定して、数式4により課金することもでき
る。さらにバッテリの運用の仕方によっては、数式4に
さらにバッテリの償却費を上乗せすることもできる。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、使
用者は交換型のバッテリの残存電力量を把握して機器の
使用安全性を確保でき、しかも正しい電気料金を把握し
ながら使用できる。
用者は交換型のバッテリの残存電力量を把握して機器の
使用安全性を確保でき、しかも正しい電気料金を把握し
ながら使用できる。
【図1】本発明のバッテリの好ましい実施例の構成を示
す図。
す図。
【図2】本発明におけるバッテリの放電特性を示す図。
【図3】本発明において放電特性の温度依存性を示す分
解斜視図。
解斜視図。
【図4】本発明における放電電圧の使用回数による変化
を示す図。
を示す図。
【図5】本発明における電圧降下率を示す図。
【図6】本発明における充放電回数(使用回数)を求め
るための流れ図。
るための流れ図。
【図7】本発明における図1のバッテリをより詳しく示
した図。
した図。
【図8】本発明における図7の一部を詳しく示す図。
【図9】本発明における充放電回数(使用回数)のため
の深度を求めるための図。
の深度を求めるための図。
【図10】本発明における浅い放電と深い放電を示す平
面図。
面図。
【図11】本発明におけるバッテリの劣化度を求める際
の構成を示す図
の構成を示す図
【図12】本発明における電圧降下率を示す図。
【図13】本発明における図13における傾きを示す
図。
図。
10 バッテリ 12 バッテリ本体 14 計測手段 22 電圧計 24 温度センサ 29 電流計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 美緒 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 江口 安仁 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内
Claims (14)
- 【請求項1】残存電力量を検知するために、充放電回数
の計測手段を備えたことを特徴とする、バッテリ。 - 【請求項2】残存電力量を検知するために、充放電回数
の計測手段と、 充放電回数に関する情報を表示する表示手段と、を備え
たことを特徴とする、バッテリ。 - 【請求項3】残存電力量を検知するために、充放電回数
の計測手段と、 充放電回数に関する情報を表示する表示手段と、 充放電回数に関する情報を出力する出力手段と、を備え
たことを特徴とする、バッテリ。 - 【請求項4】前記計測手段には、充放電回数を充放電の
深度にもとずいてカウントするカウント補正手段を備え
ている、請求項1ないし3のいずれか1つに記載のバッ
テリ。 - 【請求項5】前記計測手段には、温度センサを備え、し
かもこの温度センサで検知された温度の表示手段と温度
の出力手段の少なくとも一方を備えている、請求項1な
いし4のいずれか1つに記載のバッテリ。 - 【請求項6】前記計測手段には、電圧の測定手段を備
え、しかもこの測定手段で検知された電圧の表示手段と
電圧の出力手段の少なくとも一方を備えている、請求項
1ないし5のいずれか1つに記載のバッテリ。 - 【請求項7】前記計測手段は、前記電圧、温度、および
充放電回数から残存電力量を演算するための演算手段を
備え、この残存電力量の表示手段と残存電力量の出力手
段の少なくとも一方を備えている、請求項1ないし6の
いずれか1つに記載のバッテリ。 - 【請求項8】バッテリの種類を識別するための識別信号
を出力する識別信号出力手段を備える、請求項1ないし
3のいずれか1つに記載のバッテリ。 - 【請求項9】前記出力手段に接続するための接続装置を
備える、請求項7に記載のバッテリ。 - 【請求項10】前記接続装置は、バッテリの種類を識別
するための識別信号を出力する識別信号出力手段を備え
る、請求項9に記載のバッテリ。 - 【請求項11】バッテリの残存電力量を検知するために
充放電回数を計測し、得られた充放電回数にもとずいて
バッテリの残存電力量を検知して使用電力量の使用料金
を設定することを特徴とするバッテリ課金方法。 - 【請求項12】前記バッテリは、交換式のバッテリであ
る、請求項11に記載のバッテリ課金方法。 - 【請求項13】前記バッテリは、リチウムイオン二次電
池である請求項1、2、3のいずれか1つに記載のバッ
テリ。 - 【請求項14】前記バッテリは、リチウムイオン二次電
池である請求項11に記載のバッテリ課金方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24122992A JP3371146B2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | バッテリとバッテリ課金方法 |
DE69320903T DE69320903T2 (de) | 1992-08-18 | 1993-07-30 | Akkumulatoreinheit |
EP93306073A EP0583906B1 (en) | 1992-08-18 | 1993-07-30 | Battery unit |
US08/101,768 US5525890A (en) | 1992-08-18 | 1993-08-04 | Battery unit and battery energy billing method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24122992A JP3371146B2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | バッテリとバッテリ課金方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0668912A true JPH0668912A (ja) | 1994-03-11 |
JP3371146B2 JP3371146B2 (ja) | 2003-01-27 |
Family
ID=17071127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24122992A Expired - Fee Related JP3371146B2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | バッテリとバッテリ課金方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5525890A (ja) |
EP (1) | EP0583906B1 (ja) |
JP (1) | JP3371146B2 (ja) |
DE (1) | DE69320903T2 (ja) |
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