JPH066890Y2 - 耐スコーチ性フッ素ゴム包装体 - Google Patents

耐スコーチ性フッ素ゴム包装体

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JPH066890Y2
JPH066890Y2 JP17872687U JP17872687U JPH066890Y2 JP H066890 Y2 JPH066890 Y2 JP H066890Y2 JP 17872687 U JP17872687 U JP 17872687U JP 17872687 U JP17872687 U JP 17872687U JP H066890 Y2 JPH066890 Y2 JP H066890Y2
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JP
Japan
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film
aluminum
fluororubber
package
scorch
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JP17872687U
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JPH0183508U (ja
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泰義 古川
豊 植田
隆茂 淵脇
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、耐スコーチ性フッ素ゴム包装体に関し、更に
詳しくは、加硫剤を含むフッ素ゴムフルコンパウンドの
スコーチを長期間にわたつて防止することができる包装
体に関する。
［従来の技術］ フッ素ゴムフルコンパウンドは、加硫剤、特にポリアミ
ン系加硫剤またはポリオール系加硫剤を含んでいる場
合、空気中の水分と接触するとスコーチを起こし、成型
性が劣化する。これを防止する為にフッ素ゴムのフルコ
ンパウンドは、従来合成樹脂、たとえばポリエチレン、
ポリプロピレンなどにより包装されていたが、水分の遮
断性は十分ではなく、スコーチを完全に防止することが
できなかった。
［考案の目的］ 本考案の目的は、フッ素ゴムフルコンパウンドのスコー
チを十分長期間にわたって防止することができる包装体
を提供することにある。
［考案の構成］ 上記目的は、アルミニウムラミネートフィルムによりフ
ッ素ゴムフルコンパウンドを包装することにより達成さ
れる。
アルミニウムラミネートフィルムは、アルミニウム箔と
合成樹脂フィルム（ポリエチレンフィルム、ポリエチレ
ンテレフタレートなど）とのラミネートフィルムであ
る。就中、ポリエチレンフィルムにアルミニウム箔をラ
ミネートし、その上にポリエチレンフィルムおよびポリ
エチレンテレフタレートフィルムをラミネートしたラミ
ネートフィルムが好ましい。アルミニウム蒸着フィルム
は、上記合成樹脂フィルム、とくにポリエチレンフィル
ムにアルミニウムを蒸着したフィルムである。
本考案で包装の対象となるフッ素ゴムフルコンパウンド
は、加硫可能なフッ素ゴムのフルコンパウンドならばい
ずれでもよい。
本考案においてフッ素ゴムとは、フッ素化された弾性状
重合体であり、従来公知のフッ素ゴムはいずれも含ま
れ、代表的なフッ素ゴムとしては、ビニリデンフルオラ
イド／ヘキサフルオロプロピレン系、ビニリデンフルオ
ライド／テトラフルオロエチレン／ヘキサフルオロプロ
ピレン系、ビニリデンフルオライド／クロロトリフルオ
ロエチレン系、テトラフルオロエチレン／プロピレン
系、ヘキサフルオロプロプレン／エチレン系、パーフル
オロアルキルビニルエーテル（複数個のエーテル結合を
含むものも包含する）／オレフィン（テトラフルオロエ
チレン，エチレンなど）系、フルオロシリコン系、フル
オロフォスファゼン系などのフッ素ゴムが挙げられ、ま
たこれらフッ素ゴムのあるものは加硫反応性を高めるた
めにそのポリマー鎖にヨウ素原子や臭素原子を結合する
もの（例えば特開昭５３−１２５４９１号、特公昭５３
−４１１５号、特開昭５９−２０３１０号を参照）であ
っても良い。
フッ素ゴムフルコンパウンドに添加される加硫剤として
は、有機パーオキサイド化合物、ポリチオール化合物、
ポリオール化合物および加硫促進剤、ポリアミン化合物
などフツ素ゴムの加硫剤としてよく知られているものが
使用される。本考案は、中でも水分に対する感受性の強
いポリアミン系加硫剤およびポリオール系加硫剤を含む
フルコンパウンドに付いて特に効果的である。
本考案の包装体は、第１図に示すように、フッ素ゴムの
フルコンパウンド１の一定量をアルミニウムラミネート
フィルム２により包装し、フィルム周囲をヒートシール
して密封することにより製造される。密封する前に、フ
ィルムにより作られた袋の内部を乾燥空気または不活性
ガス（たとえば、窒素など）により置換し、あるいは脱
気しておくと、耐スコーチ性が更に向上する。
実施例 次に実施例および比較例を示して、本考案を更に具体的
に説明する。
実施例 ポリエチレンフィルム、アルミニウム箔、ポリエチレン
フィルムおよびポリエチレンテレフタレートフィルムを
順次積層したラミネートフィルムにより以下の組成のフ
ッ素ゴムフルコンパウンドを密封包装した； フッ素ゴム（ダイエルＧ−７６３：ポリオール系加硫剤
練り込み品）、酸化マグネシウム、水酸化カルシウムお
よびミディアムサーマルカーボン。
この包装体を、温度５０℃、湿度１００％ＲＨの条件で
放置したところ、１ケ月以上たってもスコーチは起こら
なかった。
比較例 実施例と同じフッ素ゴムフルコンパウンドをポリエチレ
ンフィルムにより密封包装し、同じ温度湿度条件で放置
したところ、３日で完全にスコーチした。
【図面の簡単な説明】
第１図は、本考案のフッ素ゴム包装体の断面図である。 １……フッ素ゴムフルコンパウンド、２……アルミニウ
ムラミネートフィルム。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】加硫剤を含むフッ素ゴムフルコンパウンド
    をアルミニウムラミネートフィルムまたはアルミニウム
    蒸着フィルムにより包装したことを特徴とする耐スコー
    チ性フッ素ゴム包装体。
  2. 【請求項２】アルミニウムラミネートフィルムが、アル
    ミニウム箔と合成樹脂フィルムとのラミネートフィルム
    である実用新案登録請求の範囲第１項記載の包装体。
  3. 【請求項３】アルミニウムラミネートフィルムが、ポリ
    エチレンフィルムにアルミニウム箔をラミネートしたも
    のである実用新案登録請求の範囲第２項記載の包装体。
  4. 【請求項４】アルミニウム蒸着フィルムが、合成樹脂フ
    ィルムにアルミニウムを蒸着したものである実用新案登
    録請求の範囲第１項記載の包装体。
  5. 【請求項５】合成樹脂フィルムが、ポリエチレンフィル
    ムである実用新案登録請求の範囲第４項記載の包装体。
JP17872687U 1987-11-24 1987-11-24 耐スコーチ性フッ素ゴム包装体 Expired - Lifetime JPH066890Y2 (ja)

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JPH0183508U JPH0183508U (ja) 1989-06-02
JPH066890Y2 true JPH066890Y2 (ja) 1994-02-23

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