JPH06686U - ロボットの把持装置 - Google Patents

ロボットの把持装置

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JPH06686U
JPH06686U JP9680591U JP9680591U JPH06686U JP H06686 U JPH06686 U JP H06686U JP 9680591 U JP9680591 U JP 9680591U JP 9680591 U JP9680591 U JP 9680591U JP H06686 U JPH06686 U JP H06686U
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gripping
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賢二 進通
芳彦 松野
悟 阿部
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Kikkoman Corp
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Kikkoman Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】包装された被把持物を傷つけることなく掴み、
移送させること。 【構成】ロボット3の先端部に、平行開閉フィンガー6
介して、1対で円筒形を形成する把持装置5を設置す
る。把持装置5の内周面にゴム等の弾性部材8を装着さ
せ、摩擦係数の少ないシート材で包装された非把持物2
でも、容易に把持できるよう構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案はロッボトの把持装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロボットの把持装置において、被把持物を破損させることなく確実に掴むため 、把持部を弾性材で構成したり覆ったりする出願として、「ロボットハンド」( 特開昭60−146695)、「マニプレータの指構造」(実開昭61−187 690)、「把持装置」(実開平1−106186)等を挙げることができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし前記従来の技術においては、把持部が人間の指のように構成されている もので、形が一定の者を掴むのには構造が複雑で、装置が高価なものになってい る。
【0004】 一方本出願人は先に、粉粒状をしたキノコ培地を包装する装置として、「きの こ用培地の充填包装装置」(特開平1−167006)を出願した。この出願に おいては、摩擦係数の少ないプラスチック製のシート材で、粉粒状のキノコ培地 を円筒状に包装するのであるが、包装されたキノコ培地は形状が一定であるため 、それを掴む装置としては前述したような複雑な装置を、必ずしも必要とするも のではない。
【0005】 それよりむしろ滑りやすいシート材でもって、水分を含有して比較的重いキノ コ培地を包装しているため、それを傷つけることなく掴むことができ、かつ簡単 な構造で安価に製作できるロボットの把持装置の開発が望まれていたのである。 かかる現状に鑑み本願考案者は鋭意研究の結果、ロボットの把持装置において 、該装置を被把持物の形状に合わせて形成し、その内面にゴム等の摩擦係数の大 きい弾性部材を装着すれば、重量物を滑りやすいシート材で包装したものでも、 破損させることなく掴むことができることを知見し、本願考案を完成させた。
【0006】 即ち本願考案は、筒状部材を軸方向に2分割しそれらを相対向して配置して成 る把持部材、および該把持部材の各々に装着された弾性部材より構成されること を特徴とするロボットの把持装置である。
【0007】
【課題を解決するための具体的手段】
図1において1はベルトコンベアあるいはローラーコンベア等で構成される搬 送機で、2は該搬送機1により運ばれる被把持物で、例えば包装されたキノコ培 地等を挙げることができる。
【0008】 3は被把持物2を掴んで包装箱4に整列搬入させるロボットで、その先端部に は、本願考案にかかる把持装置5が、平行開閉フィンガー6を介して装着されて いる。把持装置5は図3に示すごとく一対の相対向する半円筒形をした把持部材 7と、該部材7に装着される例えばゴムパイプのような弾性部材8とより構成さ れる。
【0009】 把持部材7は、その軸方向に円筒を2分割して形成されるもので、従って両者 を合わせると円筒形になり、各々独立して平行開閉フィンガー6に装着されてお り、該フィンガー6の作用により、相対する面9の稜線が常に平行を保つ状態で 、それらは開閉する。そして把持部材7の全面には、前記弾性部材8が挿通設置 される弾性部材装着孔10が穿設されている。
【0010】 弾性部材8は弾性部材装着孔10に図2〜図3に示すごとく、内側と外側より 交互に挿通させ、ちょうど布を織るごとく把持部材7と係合させる。なお両端部 は、ネジ等により固定する。 弾性部材8としてゴムパイプを用いる場合は、図4に示すごとく中心部に中空 室11が形成され、該中空室11がクッションとなり、ゴム材の摩擦係数の大な ることと相まって、被把持物2を傷つけることなく掴むことができるのである。
【0011】 またさらに円弧を構成する把持部材7に、図3のごとく弾性部材10が係合さ れているため、把持部材7の内面12と弾性部材8との間に空間13が形成され 、この空間13も弾性部材8の性質、とりわけゴムパイプの場合はその引張力に よりやはりクッション作用をする。
【0012】 その他弾性部材8を図5のように、把持部材7の内面に貼着してもよく、ある いは図6のように、ネジ14で断続的に固定してもよい。図6の実施例では弾性 部材8が多角形となり、やはり直線部15がクッションの作用をする。さらに弾 性材を細断し、それらを把持部材7の内面全体に点在貼着させてもよい。
【0013】 弾性部材8としては、その他帯状あるいは平板状のゴム材、さらには平板状の 弾性を有する部材例えばスポンジ材あるいは発泡スチロール等を挙げることがで きる。 さらに把持部材7として、一対で円筒形を形成するものについて説明してきた が、その他被把持部材2の形状に応じて、角筒形あるいは多角形等を形成するも ので把持部材7を構成してもよい。 本願考案は、その他把持装置の構成が、アンギューラオープニング型のロボッ トにも応用できる。
【0014】
【考案の効果】
本願考案は以上のごとく構成されており、滑りやすく薄いシート材で、水分を 含み重いキノコ培地を包装したごとく、掴みにくいものでも、弾性部材のクッシ ョン作用により、それらを傷つけることなく掴むことができる。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】ロボットによる搬出装置の正面図
【図2】図1の2−2視展開図
【図3】図1の3−3視断面図
【図4】図3の4−4視断面図
【図5】弾性部材の他の実施例図
【図6】弾性部材の固定手段の他の実施例図
【0016】
【符号の説明】
1 搬送装置 2 被把持物 3 ロボット 5 把持装置 6 平行開閉フィンガー 7 把持部材 8 弾性部材 10 弾性部材挿通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状部材を軸方向に2分割しそれらを相対
    向して配置して成る把持部材、および該把持部材の各々
    に装着された弾性部材より構成されることを特徴とする
    ロボットの把持装置
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013167385A (ja) * 2012-02-15 2013-08-29 Sanki Eng Co Ltd ダンパの開度調整ハンドル操作装置
JP2018012156A (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 大和製罐株式会社 把持装置

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JPH0326487A (ja) * 1989-06-23 1991-02-05 Fujikura Ltd 軟質柱状体の把持装置

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