JP3047802U - 簡易閉口機能付袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】スナック菓子や食品に多く使用される防湿性の
袋は 原形復帰力が強く閉口不可の為、その袋のままで
残り物を一時的であれ保存する時には、留め道具が必要
となり日常的に不便を感じる。幼児などに取り扱いが難
しい凹凸を利用したジッパー式のように取り扱いが複雑
でなく、誰にでも道具も力も技術も使わず、何時でも何
処でも折り曲げたり巻き込んだりして、簡単に袋の開閉
が出来るようにする事を目的で考案した。 【構成】袋自体（１）にワイヤーのように屈伸変形自在
の特性を持つ材質（Ａ）を袋の糊代（２）や閉口に効果
的な部分に埋め込んだり貼り付けるなどして袋自体に開
閉機能のある袋に改善し、折り込む、巻く、ひねるなど
の簡易操作で閉開口を可能にした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、袋自体が折り込んでもすぐ原形復帰して自然開封してしまう性質の 袋に屈伸や変形自在の特性を持つ材質を起用し、輪ゴムやクリップなどの留具を 使わずに、袋自体が閉口機能を備え持つ袋に関するものである

【０００２】

【従来の技術】

袋自体が有する開閉機能として窪みと突起の噛み合わを利用して開閉を実施す るジッパー式の物が知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたジッパー式は密閉力は長けているが、使用面では思いの外 指先に強い力が必要であったり、ジッパーの溝を噛み合わせるにも、ある程度の 技術を要し手間取る。また、内容物に依ってはジッパー部分に引っかかり出し入 れがやりにくく、残量にあった大きさに収納出来ないなど、使用勝手や簡易性に 関して様々な不便な点を有している。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記欠点を解消するもので自力閉口不可の袋（１）の糊代（２）や閉 口に当たって効果的な部分にワイヤーなどのような屈伸性や、変形自在の特性を 持つ材質を（Ａ）組み込んだり、貼り付けたりして、袋自体に閉口力を備える事 で課題の解消を計った。

【０００５】

【作 用】

開封した袋から必要な内容分量を取り出した後、開口部分を巻き込んだり、折 り込む、あるいは捩るなどして簡単に閉口し中身を取り出す時は広げ伸ばして開 口する。

【０００６】

【実施例】

図面を参照して説明する。裏面斜図１より袋（１）の開口部分（３）を閉じて 合わせて持ち、紙の袋同様に折り込んだり巻き込んだり捩ったりなどで閉口し逆 の手順で開口する。

【０００７】

【考案の効果】

スナック菓子や一時的に保存したい食品の包装袋として利用する事で日常頻繁 に直面する不便を解消し、何時でもその場で閉口可能なため、衛生面や品質保持 又うっかりこぼしの防止や留具を気にする煩わしさも省きスムースな作業となる 。

【図面の簡単な説明】

【図１】袋の開口部分に対して垂直に効果材を組み込ん
だ一例裏面斜図

【図２】閉口状態 応用１の表面斜視図

【図３】捩り閉口状態、応用２の斜視図

【図４】開口部分平行に効果材を取り入れた場合の一例

【図５】効果材を開口部分に平行に取り付けた応用例

【符号の説明】

（１） 袋本体 （２）（２’） 閉口効果財の取り入れ箇所 （Ａ）（Ａ’） 閉口機能効果材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】留める道具無しでは閉口不可の袋に、繰り
   返し屈伸可能な材質や、巻き込み、あるいは捩り込みの
   可能な材質を開口部分に対し垂直・平行・斜めのいずれ
   かの方向に、組み込んだり貼り付けたりして、取り入れ
   袋自体の閉口を可能にした袋。